JP4876816B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、記録シートの両面に画像を形成する画像形成装置に関する。
記録シートの第1面、第2面の両面に印刷可能な画像形成装置が従来から広く普及している。このような両面印刷においては、記録シートが転写ローラを通過する際に第1面にトナー画像が転写され、その後定着ローラに搬送されて加熱、加圧されることにより当該トナー像が記録シートの第1面に定着される。さらに、表裏を反転させるように記録シートを転写ローラまで搬送し、転写ローラで記録シートの第2面にトナー像を転写し、その後定着ローラに搬送して加熱、加圧することによって、当該トナー像を記録シートの第2面に定着して、記録シートの両面に画像が形成される。なお、通常、トナーはマイナスに帯電しており、記録シートにトナーを転写させる際には、転写ローラにプラスの電圧を印加することによりトナー像が記録シートに転写されるように構成されている。
このような画像形成装置においては、転写ローラ通過後の記録シートを除電するため、当該転写ローラの下流側であって、搬送される記録シート裏面に近接する位置に除電シートを配設するように構成される。
一方、近年、画質向上の要請により様々な技術が開発されており、そのひとつとして特許文献1および特許文献2には、転写ローラと定着ローラとの間で記録シートにループを形成する技術が提案されている。
記録シートが定着ローラと転写ローラのそれぞれのローラ対のニップに挟持された状態で搬送されている際に、定着ローラの搬送速度がわずかでも定着ローラの搬送速度よりも速いと定着ローラからの記録シートの引っ張り等が生じて転写画像にズレやこすれが生じるおそれがある。しかし、上述のように転写ローラと定着ローラとの間の記録シートに意図的にループを形成すれば、記録シートを介して定着ローラの搬送速度が転写ローラの回転に悪影響を与えることがなくなり、画質の向上を図れる。
特開2006−106257号公報 特開2006−139150号公報
しかしながら、上述のような構成において、多数枚の画像形成後、記録シートの第2面に形成された画像に筋状のいわゆる白キズが発生して画像が劣化してしまうという問題が起こっていた。
本発明は、記録シートの両面に画像形成可能な画像形成装置において、第2面に形成される白キズなどの画像の劣化を抑止することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
本願発明者は、なぜ所定枚数経過後の第2面の画像形成時だけ白キズが発生するかについて鋭意研究したところ、次のような事実が判明した。
すなわち、転写ローラの下流にある除電シートが装置の使用経過により、耐久性の点から布の先端の繊維がほころび、そのほころびた繊維が上方に反り、記録シートのループ部分で部分的に接触する。これにより、従来、非接触により記録シートをある程度一様に除電を行っていたものが、ほころびが接触した部分のみ極端に除電される結果になる。この部分的な除電は、第1面の画像形成時にはほとんど画像劣化を引き起こさないが、第2面への画像形成時には上述のように白キズが惹起してしまうのである。
図10を参照しながら、そのメカニズムについて考察する。
同図(a)は、記録シートSの第1面へのトナー転写後における除電シート110による除電状態を示す模式図である。同図において、記録シートSは紙面に対して垂直な方向(手前側)に搬送されるものとする。
同図に示すように、第1面にトナー101を転写する際には、転写ローラによって、記録シートSはプラスに帯電される。トナー101が転写された後に、除電シート110によって記録シートSは一様に除電されるが、除電シート110のほころび部分110aが記録シートSに接触すると、その部分だけ、プラスの電荷が局所的に少なくなる。
しかしながら、転写されたトナー101は、それぞれマイナスに帯電しているので、相互の電気的反発力のためその場にとどまり、トナーの飛び散りはほとんど生ぜず、白キズは発生しない。
これに対し、第2面へのトナー転写時には、記録シートSは第1面に転写されたトナー101の定着のため定着ローラを一度通過して加熱されており、記録シート内部に含有されていた水分が蒸発して抵抗値が高くなっている。そのため、従来から第2面の転写時には、第1面の転写時よりも転写ローラ25の転写電圧を高くしてプラスの電荷が多くなるように制御されている。
図10(b)は、記録シートSの第2面へのトナー転写後の除電シート110による除電状態を示す模式図である。なお、簡略化のため第1面(図の下側)に定着されているトナーの図示は省略している。
同図に示すように、除電シート110のほころび部分110aが記録シートSと接触すると、当該箇所は局所的にプラスの電荷がなくなる。しかし、第2面の転写の場合には上述のように記録シートSのプラスの帯電量が多いため、ほころび110aが接触していない部分に残留しているプラス電荷の量も多く、トナー102が、隣接するトナーのマイナス同士の反発力に抗して当該残留するプラス電荷の方に引き寄せられ、いわゆるトナーの飛び散りが発生する。これにより、第2面に形成された画像に筋状の白キズが生じていたと考えられる。
そこで、本発明に係る画像形成装置は、記録シートの第1面に画像を形成した後に、記録シートの第2面に画像を形成して、記録シートの両面に画像形成可能な画像形成装置であって、像担持体上の静電潜像を現像して形成されたトナー画像を、搬送される記録シートの所定面に転写する転写手段と、前記転写手段よりも記録シートの搬送方向の下流側に配設され、トナー画像を記録シートに定着させる定着手段と、前記転写手段から前記定着手段に至る搬送路の途中に配設され、布または紙からなり、記録シートから帯電した電荷を除去する導電性の除電シートと、記録シートの第2面にトナー画像を転写するときには、記録シートの第1面にトナー画像を転写するときよりも、記録シートと前記除電シートとの距離が大きくなるように制御する距離制御手段とを備えることを特徴としている。
上記構成により、記録シートの第2面に画像を形成するときには、記録シートと除電シートとの距離が大きくなるので、記録シートと除電シートのほころび部分との接触がなくなって白キズの発生を抑制することができる。なお、ここで除電シートとは、導電性のシートであって、たとえば、導電性の繊維からなる布、導電性物質が混入された紙等を含むものである。
また、上記において、前記転写手段又は前記定着手段の少なくとも一方における搬送速度を制御して、前記転写手段と前記定着手段との間を搬送されている記録シートに、前記除電シート側に湾曲するループを形成させるループ形成手段を備え、前記距離制御手段は、記録シートの第2面にトナー画像を転写するときの第2のループ量が、記録シートの第1面にトナー画像を転写するときの第1のループ量よりも小さくなるように前記ループ形成手段によって形成されるループ量を制御することが望ましい。
記録シートの第2面に画像を形成するときには、記録シートのループ量を少なくすることによって記録シートと除電シートとの距離を大きくすることができるので、記録シートと除電シートのほころび部分との接触を低減させて白キズの発生を抑制することができる。
ここで、上記において前記第1、第2のループ量のうち少なくとも第1のループ量の値は、使用する記録シートの種類に応じて異なっていることが望ましい。
これにより記録シートの種類によって異なる腰の強さに合わせて最適なループ量の形成が可能となる。
また、上記において、前記距離制御手段は、除電シートの使用開始時からの画像形成枚数を累積して計数する計数手段を備え、画像形成枚数が所定の枚数に到達した後に、記録シートの第2面にトナー画像を転写するときに、記録シートの第1面にトナー画像を転写するときよりも、記録シートと前記除電シートとの距離が大きくなるように制御することが望ましい。
除電シートが新しいときには、除電シートはほころびていないが、画像形成枚数が増大するにつれて除電シートがほころびていってはじめて上記の課題が生じるからである。
なお、前記除電シートは、ポリエチレンテレフタレート繊維の不織布にアクリル樹脂のバインダーにカーボンを分散した導電塗料を塗装して成形した除電布であることを特徴とすることが好ましい。
以下、本発明に係る画像形成装置について、プリンタを例にして図面を参照しながら説明する。
<構成>
図1は、本実施の形態に係るプリンタ1の全体の構成を示す図である。
同図に示すように、プリンタ1は、画像プロセス部10、給送部20、定着部30および制御部60などを備えており、ネットワーク、ここではLANに接続されて、外部の端末装置(不図示)からのプリント指示を受け付けると、その指示に基づいてカラーの画像形成を実行するものである。プリンタ1は、片面印刷、両面印刷のいずれも実行可能な構成となっており、以下では、両面印刷をする場合についての動作について説明する。
画像プロセス部10は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)およびブラック(K)の各色のそれぞれに対応する作像部2Y,2M,2C,2Kと、無端状の中間転写ベルト11などを備える。
作像ユニット2Yは、図示しないモータの駆動力を受けて矢印A方向に回転駆動される感光体ドラム3のほか、帯電部4、露光部5、現像部6、一次転写ローラ7、クリーニング部8などからなる。帯電部4は、例えばスコロトロン方式による帯電装置であり、制御電極としてのグリッドを有し、感光体ドラム3の表面を均一に帯電させる。作像ユニット2Yは、ユニット化されて装置本体に対し挿抜可能に構成され、プリンタ1のユーザによって交換することができる構成になっている。他の作像ユニット2M〜2Kについても作像ユニット2Yと同様の構成である。
中間転写ベルト11は、駆動ローラ12、従動ローラ13、テンションローラ14に張架されており、矢印B方向に回転駆動される。クリーニング部16は、中間転写ベルト11の表面の残留トナーなどを清掃する。
給送部20は、記録シートSを収容する給紙カセット21と、給紙カセット21内の記録シートSを1枚ずつ繰り出す繰り出しローラ22と、繰り出された記録シートを搬送する搬送ローラ対23と、二次転写位置15に記録シートSを送り出すタイミングを取るためのタイミングローラ対24と、二次転写ローラ25と搬送ローラ27、28、29などを備えている。
制御部60は、外部の端末装置からプリント指示を受けると、送信されて来る画像信号を受信して、これをY〜K色用のデジタル画像信号に変換し、画像プロセス部10、給送部20等を制御して、プリント動作を実行させる。
具体的には、作像部2Y〜2Kにおいて、矢印A方向に回転する感光体ドラム3が帯電部4により一様に帯電され、帯電された感光体ドラム3の表面が露光部5より露光されて静電潜像が形成される。形成された静電潜像は、現像部6によって現像されてトナー像として顕像化される。
現像された各色トナー像は、各一次転写ローラ7による静電力の作用により感光体ドラム3から中間転写ベルト11に一次転写される。この際、各色の作像動作は、そのトナー像が中間転写ベルト11上の同じ位置に重ね合わせて一次転写されるようにタイミングをずらして実行される。中間転写ベルト11上の各色トナー像は、中間転写ベルト11の回転により二次転写位置15に移動する。
一方、中間転写ベルト11の各色トナー像の移動タイミングに合わせて、給送部20からは、タイミングローラ対24を介して記録シートSが給送されて来ており、その記録シートSは、回転する中間転写ベルト11と二次転写ローラ25の間に挟まれて搬送され、二次転写位置15において静電力により中間転写ベルト11上のトナー像が記録シートSの第一面上に二次転写される。
二次転写位置15の下流には、記録シートSを除電する除電部材26が配設されている。図2は除電部材26の構成を示す図であって、図2(a)は、除電部材26の平面図、図2(b)は、除電部材26の配設位置を説明するための図である。図2(a)に示すように、除電部材26は、除電シート26aと除電板26bとからなり、除電シート26aの長手方向の長さは、当該プリンタ1で画像形成が可能な最大サイズの記録シートの主走査方向における長さとほぼ同じであり、導電性の接着剤などにより除電板26bに取着されている。この除電シート26aは、たとえばポリエチレンテレフタレート繊維の不織布にアクリル樹脂のバインダーにカーボンを分散した導電塗料を塗装して成形した除電布であって、その厚みは、約1.0mmで、表面抵抗は、10〜10Ω程度である。除電板26bは、アルミニウムなどの金属からなり、不図示の金属製フレームによって図2(b)に示すような位置に保持されており、当該金属製フレームを介して接地されている。
ここで、除電手段として除電シート26aを採用したのは、除電針や除電ブラシに比べて、記録シートSを一様に除電しやすいからである。
図2(b)に示すように、除電部材26は、二次転写ローラ25から定着部30に至る搬送路のすぐ下流側に位置し、記録シートSにループが形成されていないときに、除電シート26aの記録シートS側の縁と記録シートSの裏面との距離hがほぼ2cmとなる位置に配設されている。
図1に戻って、二次転写位置15を通過した記録シートSは、除電部材26によって除電された後に定着部30に搬送され、ここでトナー像が高温で加圧されて記録シートSの第1面に定着される。そして、記録シートSは排出ローラ対40へ送られ、記録シートSの後端が排出ローラ対40に近付いたことが不図示のセンサによって検知されると、排出ローラ対40は逆回転し、記録シートSを再給紙搬送路のC方向へ送り出す。
記録シートSは搬送ローラ対27,28,29,23を介して搬送され、タイミングローラ対24へ送られる。このとき、記録シートSは第1面転写時とは表裏が反対になっている。その後、記録シートSは二次転写位置15に搬送され、第2面にトナー像が二次転写された後、定着部30で高温で加圧されて記録シートの第2面に定着され、排出ローラ対40を介して排出トレイ41上に排出される。このようにして、記録シートSの第1面と第2面の両面に画像が形成される。
また、除電部材26から定着部30に至る搬送路の途中の位置には、ループセンサ部50が配設されている。このループセンサ部50の詳細については、後述する。
図3は、制御部を含めたプリンタ1全体の構成を示すブロック図である。同図に示すように、プリンタ1は、主な構成要素として画像プロセス部10、給送部20、定着部30、ループセンサ部50、制御部60、操作部70、タイマー80を備えている。
画像プロセス部10、給送部20および定着部30については上述した通りである。
制御部60は、主な構成要素として、CPU61、インターフェース(I/F)部62、RAM63、ROM64を備えている。
CPU(Central Processing Unit)61は、ROM64から必要なプログラムを読み出して、タイミングを計りながら各種動作を統一的に制御して円滑な動作を実行させる。
インターフェース(I/F)部62は、CPU61とLAN等のネットワークとを接続するためのLANカード、LANボード等であり、LAN等を介して、クライアント端末から送信されてくるプリントジョブを受信してCPU61へ送る。
RAM(Random Access Memory)63は、揮発性のメモリであって、CPU61におけるプログラム実行時のワークエリアとなる。
ROM(Read Only Memory)64には、画像プロセス部10における画像形成処理に関するプログラム等の各種プログラムや、第1面と第2面の転写時のループ量に関するデータ等が格納されている。
操作部70は、テンキー、スタートキー、液晶画面等を有しており、ユーザからの指示の入力を受け付ける。ユーザによって各キーが押下されると、その情報がCPU61へ伝達される。
タイマー80は、CPU61の指示に基づき、所定の時点から計時を開始する。
次に、図4を参照しながら、ループセンサ部50の一例について説明する。
この図4は、図1における破線領域の拡大詳細図であって、記録シートSの通過とそのループ量を検知するループセンサ部50の構成を示す図である。同図では、定着部30における搬送速度Vと二次転写位置15における搬送速度Vが等しく、記録シートSにループが形成されていない状態が示されている。
ループセンサ部50は、アクチュエータ51と扇状の遮光板52を一体に形成し、これを支軸54により揺動可能にフレーム53に保持すると共に、遮光板52の円周部分の軌跡に沿うように三つのフォトインタラプタ55、56、57が配設されてなる。ここで各フォトインタラプタ55〜57は、一対の発光素子と受光素子とからなる公知の検出素子であって、本明細書では、発光素子からの光が受光素子で検出されているときに「ON」、遮蔽板52で遮蔽されているときに「OFF」であるとする。
このループ検知部50は、記録シートSがアクチュエータ51の先端に当接しないときは、遮蔽板52がフォトインタラプタ55,56,57の全てを遮蔽する角度になるようにアクチュエータ51の重量と遮光板52の重量が調整されている。もっともアクチュエータ51、遮蔽板52の重さを調整する代わりに当該傾き方向に付勢する渦巻きばねを支軸54と同軸上に配し、上記角度で停止するように適当な位置にストッパーを設けるようにしてもよい。
アクチュエータ51が記録シートSに当接して、そのループ量に応じて揺動していくと、それに応じて遮光板52が回転して、フォトインタラプタ55,56,57の光の遮断が次々にオープンになり(解放され)、これによりアクチュエータ51の回転角を4つの準位で検知できるように構成されている。
したがって、ループセンサ部50は、フォトインタラプタ55,56,57の設置角度を適切に決定することにより、フォトインタラプタ55,56,57のすべてが遮光板52によって遮光されている場合(図の破線の場合)には、搬送路に記録シートSが搬送されていないと検知され、また、フォトインタラプタ56,57が遮光板52によって遮光され、フォトインタラプタ55がオープンになったとき(図の実線の場合)には、搬送路に記録シートSが搬送され始めたと検知する。さらにフォトインタラプタ57が遮光板52によって遮光され、フォトインタランプ55,56がオープンになった場合(図5の場合)、記録シートSのループ量がたとえば10mm程度であると検知する。さらにループ量が増大してたとえば30mmになると、フォトインタラプタ55,56,57のすべてが遮光板52によって遮光されずにオープンとなる。
なお、フォトインタラプタの数を増やせばさらに細かな準位でアクチュエータ51の回転角を検知することができ、これにより記録シートSのループ量をより詳細に検知することができる。
図5は、記録シートSがループを形成しているときのループセンサ部50の様子を示す図である。二次転写ローラ25と駆動ローラ12のニップ部における接面は定着部30のニップと二次転写位置15のニップとを直線的に結ぶ仮想一点鎖線Lよりもやや右側に傾くように構成されており、そのため記録シートSのループは必ずループセンサ部50側に形成される。
ここで、定着部30における搬送速度Vが、二次転写位置15における搬送速度Vよりも遅くなるように制御すると、記録シートSに図のようにループが形成される。このループ量dは、記録シートSのたわみが最大となる位置の仮想一点鎖直線との距離で示される。なお、記録シートSが普通紙である場合には、ループ量dはたとえば30mm程度が望ましい。
ループセンサ部50のフォトインタラプタ56,57からの検知信号により、記録シートSのループ量dを検知することができ、制御部60は、ループセンサ部50の検知結果に基づいて、ループ量dが所定量になるように制御する。
<ループ量制御動作>
続いて、両面印刷が設定されている場合における制御部60によるループ量制御動作の内容について、図6、図7のフローチャートに基づき説明する。
プリンタ1は、ネットワーク接続された端末装置からインターフェース部62を介して両面印刷のプリントジョブを受信すると(ステップS11:YES)、画像形成処理を開始する(ステップS12)。
通常、プリントジョブのデータは、制御情報などを含むヘッダ部と、画像データを含むデータ本体部とからなり、ヘッダ部には制御情報として、プリント指示のコマンドのほかに両面印刷の指示や記録シートのサイズ、プリント部数などのプリントモードの指示が含まれている。制御部60はこのプリントジョブを受信してROM64に格納されている画像形成のプログラムに基づき各部の動作を制御して両面印刷を実行させるようになっている。
二次転写位置15でトナー像が転写された記録シートSの先端が、記録シートSの先端が定着部30のニップ部の5mm手前まで到達したら(ステップS13:YES)、定着部30の搬送速度をVにする(ステップS14)。ここで、Vは、ループを形成するため、
転写ローラ25による搬送速度Vよりも若干遅い速度であって、例えば3%遅い0.97Vに設定される。
ここで、ステップS13における判断は、たとえば、二次転写位置15の上流に光電センサなどからなるシート位置検知センサを配設して、二次転写位置15における搬送速度Vとシート位置検知センサに検知されたときを起算点として、この起算点からの経過時間Tとの積VTとを算出し、この算出された送り量と、起算点と定着部30のニップ間の搬送路の長さから判断することができる。また、給紙ローラの駆動源がステッピングモータの場合には、起算点からの駆動パルス数をカウントして、予め求められている所定のカウント値になったときに定着部30のニップ部の5mm手前であると判断するようにしてもよい。
続いて図7に移り、タイマー80によってカウントを開始し、時間T1が経過したら(ステップS15:YES)、現在第1面の画像形成中か第2面の画像形成中かに応じて、ループセンサ部50のフォトインタラプタ56もしくは57の出力を判定する。ここで、定着部30における搬送速度をVに設定してから時間T1を待って、ループセンサ50の出力を判定するのは、当該定着ローラの回転速度がVに到達して安定するのを待つためであって、それまで記録シートSの状態が落ち着かずループセンサ部50により誤検出されてしまうおそれがあるからである。なお、この時間T1はたとえば100ms程度である。
さて、定着部30の搬送速度をVに設定することにより徐々にループが形成されていくが、第1面の画像形成時においては(S16で「第1面」)、フォトインタラプタ57のON・OFFの変化の有無を判定して(S17)、当該フォトインタラプタがOFFからONしたのであれば(S17で「YES」、S19で「ON」)、もうそれ以上ループを形成する必要がないので定着部30の搬送速度Vxを転写ローラ25の搬送速度Vよりも早いV(例えば1.03V)に設定する(S21)。そして、記録シートSの後端が二次転写位置15を通過したか否かを判定する(S22)。具他的には、記録シートSの後端が、転写ローラ25のニップ部を5mm抜けたか否かを上記ステップS13と同じような方法で検知する。もし、後端が通過していなければ続けてループ量を制御をする必要があるので、ステップS16に戻る。ステップS16を経てステップS17で、フォトインタラプタ57のON・OFFの変化の有無を判定して、当該フォトインタラプタがONからOFFに変化したのであれば(S19で「OFF」)、まだループを形成する必要があるので、定着部30の搬送速度VxをVに設定する。このようにして第1面の画像形成時においては、フォトインタラプタ57のON/OFFに応じて、定着部30の搬送速度を切り換えるので、記録シートのループ量がほぼ30mmに維持される。
上記ループ量制御を繰り返している間に、記録シートSの後端が二次転写位置15を通過したら(ステップS22:YES)、もはやループ制御をする必要がないので、ステップS23に移り、プリントジョブの全てが終了したか否かを判定し(ステップS23)、終了していなければ図6のステップS13に戻り、上記と同じ処理を繰り返すが、それが第2面の画像形成である場合には(S16:「第2面」)、ステップS18で、フォトインタラプタ56のON・OFFの変化の有無を判定して、当該フォトインタラプタがONからOFFの変化に応じて、定着部30の搬送速度Vxの速度をVかVに交互に切り換える(S18〜S21など)ので、第2面の画像形成の際の記録シートのループ量が、約10mmに維持される。
すなわち、上記フローチャートの実行により第1面への転写時には、そのループ量がほぼ30mmに制御され、第2面への転写時には、ループ量が10mmに制御されることになる。
これにより、たとえ、除電シート26aの先端にほころびが生じたとしても第2面への転写時にはループ量が第1面の転写のときよりも小さく押さえられているので、当該除電シート26aのほころび部分が記録シートSの裏面に接触することがなくなり、上述したような白キズの発生が抑止される。
画像の劣化が生じないようにするため、形成するループ量は適度の余裕をもたせるのが望ましい。しかし、仮に、第2面の画像形成時にループ量を10mmに減少することにより画像に多少劣化が生じたとしても、従来のように白キズが発生するのに比べれば、ほとんど問題にならない程度であり、また、両面画像形成はそれほど頻繁に使用されるものでもないので、本発明により得られる効果は大きいといえる。
なお、上記においては、記録シートSが普通紙である場合について説明したが、これに限定されず、たとえば、記録シートSが厚紙やOHPシート(オーバ・ヘッド・プロジェクタ用の透明な樹脂シート)であってもよい。記録シートが厚紙やOHPシートである場合には、腰が強いため普通紙の場合よりも、ややループ量を少なくようにすることが望ましい。使用する記録シートの腰が強い場合に無理にループを形成しようとするとその反発力により却って二次転写位置で転写ずれが生じるおそれがあるからである。
したがって、この場合には、ループセンサ部50におけるフォトカプラーの数を多くして、たとえばループ量が25mm、20mmの場合も検出可能として、厚紙の場合には第1面の転写時にはループ量を25mm程度に制御し、第2面の転写時にはループ量が10mm程度になるように制御するようにしてもよい。さらに記録シートがOHPシートの場合には厚紙の場合には第1面の転写時にはループ量を20mm程度に制御し、第2面の転写時にはループ量が10mm程度になるように制御してもよい。なお、使用する記録シートの種類の区別は、操作パネル70から指定可能としてもよいし、プリントジョブのヘッダ部における制御情報として使用する記録シートの種類を指示する情報を含むようにしておき、これらの指示された情報にしたがって制御部60においてループの制御量を変更すればよい。
<変形例>
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明の内容が、上記実施の形態に示された具体例に限定されないことは勿論であり、例えば、以下のような変形例を考えることができる。
(1)上記実施の形態では、異なるループ量を検出可能なループセンサを用いて、第1面転写時と第2面転写時のループ量を制御したが、一のループ量を検出するのみの安価なセンサを用いてもループ量の制御は可能である。
図8および図9のフローチャートに基づき、この場合のループ量制御動作を簡単に説明する。なお、ここでは、ループセンサ部50は、図4のフォトインタラプタ56しか有さず、ループ量が10mmの場合しか検知できないものとする。
図8において、制御部50は、端末装置からプリントジョブを受信すると(ステップS101:YES)、画像形成処理を開始する(ステップS102)。
そして、ステップS103において第1面の画像形成であると判断されたときには、ステップS104においてV、VがそれぞれV1、V2に設定され、第2面の画像形成のときには、ステップS105においてV、VがそれぞれV3、V4に設定される。
次の表1は、転写ローラの搬送速度をVとした場合のV1〜V4の値の例をVとの比で示すテーブルである。
Figure 0004876816
記録シートSの先端が定着部30のニップ部の5mm手前まで到達したら(ステップS106:YES)、定着部30の搬送速度をVにする(ステップS107)。
続いて図7へ移行し、タイマー80によってカウントを開始して定着部30の搬送側が安定するための時間T1が経過したら(ステップS108:YES)、ループセンサ部50によってループの検出がOFF(フォトインタラプタ56がOFF)からONに切り換わったかを判定する(ステップS109)。
ステップS109でYESの場合には、その時点からT2秒は、搬送速度Vを維持する。この時間T2の値は、ループセンサ部50でループが検出された後、搬送速度V1を維持した場合にそのループ量が30mmになるまでの時間であって、組立時などにおいて予め求められROM64内に格納されている。
T2経過後、搬送速度VxをVに切り換える(S110:YES、S111)。これによりループ量が徐々に減少していくので、T3秒後にまた搬送速度VxをVに切り換えてループ量を増加させ(S112:YES、S113)、T4秒経過後に、記録シートSの後端が二次転写位置15を通過したか否かを判定する(S114:YES、ステップS115)。ここで、T3は搬送速度V=V2に切り換えたときにループ量がたとえば5mm程度減少するのに要する時間であり、反対にT4は搬送速度をV=V1に切り換えたときにループ量が5mm増加する時間であり、組立時などにおいて予め最適値が求められ、ROM64内に格納されている。
ステップS115で記録シートSの後端が二次転写位置15を通過していなければ、ステップS111に戻って、搬送速度Vを再びVに切り換えてループ量を減少させ、以下ステップS112〜S115を繰り返す。
ステップS115で記録シートの後端が二次転写部15を通過したと判定された場合には(ステップS115:YES)、もはやループ量を制御する必要がないのでステップS116へ移行してプリントジョブの終了を確認する。プリントジョブが終了していなければ、ステップS103に戻って上記動作を繰り返す。
上述のようなループ制御動作においては、ループセンサがONになってからの時間T2でループ量が決定されるので、そのときの定着部搬送速度VAが小さいほどループ量が多くなる。ステップS103において第1面の画像形成と判断されたときには、VAがV1(=0.97V)に設定され(S104)、第2面の画像形成と判断された場合にはVAがV3(=0.98V)に設定されているので(S105)、第2面に画像形成する際の方がループ量が少なくなる。
この変形例においても、使用する記録シートが、厚紙やOHPシートの場合には、制御すべきループ量の大きさを普通紙の場合よりもやや少なめにするのが望ましい。そこで、たとえば記録シートとして厚紙を使用する場合には、表1における定着部30における搬送速度V1=0.975V、V3=0.985V程度に設定し、それに合わせて適宜V2、V4も変更してループ量を普通紙の場合より少なくすることが望ましい。
なお、第1面転写時のループ量は、第2面転写時のループ量よりも少なくなるように制御されるので、厚紙やOHPシートを使用する場合には、少なくとも第1面の転写時におけるループ量を普通紙の場合よりも少なくするだけでもよい。
また、上記変形例のようにV、Vの値を第1面と第2面の転写時において変更する以外にも送り時間T2〜T4の方を制御して第2面の転写時の方が第1面の転写時のループ量を少なくなるように構成することも可能である。
(2)上記においては、両面印刷のときは、第2面の転写時におけるループ量が常時第1面の転写時におけるループ量よりも少なくなるように制御しているが、第2面に白キズが発生するのは、除電シートのほころびが原因であるから、最初の使用開始時もしくは除電シートの交換時(双方をまとめて「除電シートの使用開始時」という。)からの画像形成の累積枚数を記憶する不揮発性のメモリを設けて、このカウント値が所定の値(たとえば6万枚:この値は、事前に除電シートの使用開始時からほころびが発生するまでの累積画像形成枚数を求め、安全のためその枚数よりやや少なめの値に設定されるものであって、実際に使用する除電シートの耐久性や、装置の設計に応じても異なる。)に達すると、上記のように第2面のループ量が少なくなるようにするようにしてもよい。
この場合におけるループ量制御のフローチャートについて特に図示しないが、たとえば、図7のフローチャートにおいて、ステップS15とS16の間に、プリンタの最初の使用開始時もしくは除電シートの交換時からの画像形成の累積枚数が6万枚に達したか否かを上記不揮発性メモリのカウント値を読み出して判断するステップが挿入され、もし、達していれば、ステップS17以下のループ量制御を実行する。この際、操作パネル70などに除電シートの交換時期である旨表示させるようにしてもよい。もし、6万枚に達していなければ、ステップS16をスキップしてステップS17に移るように制御される。
(3)上記実施の形態では、二次転写位置15と定着部30間にループを形成するため定着部30における搬送速度Vを制御するようにした。もっとも、当該ループを形成するためには、可能性として二次転写位置15における搬送速度Vを制御することも考えられる。この場合には、画像プロセス部10のシステム速度などをそれに合わせて変更する必要があるので、定着部30における搬送速度を制御する方が容易である。
(4)なお、上記実施の形態においては、第2面の転写時のループ量を第1面の転写時のループ量よりも小さくすることにより白キズの発生を抑制したが、除電シートを記録シートSから後退させる機構を設けて、第2面転写時にループ量を減らすのではなく、当該除電シートを後退させて、記録シートと除電シートと距離を制御するようにしてもよい。
ただし、この場合には除電シートを後退させるための機構が必要となるので、多少コストアップする可能性がある。しかし、上記実施の形態によれば、制御内容(ソフトウェア)の変更だけで対処できるので、既存の機種での実行も容易であり、コストもほとんどかからないので好都合である。
(5)除電シートは上述の除電布のほか導電性の紙なども含まれる。耐用枚数を超えると、ほころび等が生じるおそれがあり、本発明が適用され得るからである。
(6)上記において、ループセンサ部50は、アクチュエータ51と遮光板52とフォトインタラプタ55,56,57等からなる構成について説明したが、これに限定されず、たとえば、記録シートのループ量に応じて、連続的に磁気量を出力して記録シートのループ量を検知する磁気量センサを備える構成としてもよい。
(7)上記においては、画像形成装置として、タンデム型のカラープリンタについて説明したが、中間転写ドラムを用いたいわゆる4サイクル型のカラープリンタ、モノクロプリンタであってもよい。また、プリンタの他に複写機、FAX、これらの複合機(MFP:Multiple Function Peripheral)などであってもよい。
(8)なお、本発明は、画像形成装置に限られず、画像形成方法であるとしてもよい。さらに、その方法をコンピュータが実行するプログラムであるとしてもよい。また、当該プログラムは、例えば磁気テープ、フレキシブルディスク等の磁気ディスク、DVD−ROM、DVD−RAM、CD−ROM、CD−R、MO、PDなどの光記録媒体、フラッシュメモリ系記録媒体等、コンピュータ読み取り可能な各種記録媒体に記録することが可能であり、当該記録媒体の形態で生産、譲渡等がなされる場合もあるし、プログラムの形態でインターネットを含む有線、無線の各種ネットワーク、放送、電気通信回線、衛星通信等を介して伝送、供給される場合もある。
また、上記プログラムは、上記に説明した処理をコンピュータに実行させるための全てのモジュールを含んでいる必要はなく、例えば通信プログラムやオペレーティングシステム(OS)に含まれるプログラムなど、別途情報処理装置にインストールすることができる各種汎用的なプログラムを利用して、本発明の各処理をコンピュータに実行させるようにしても良い。したがって、上記した記録媒体に必ずしも上記全てのモジュールを記録している必要はないし、また必ずしも全てのモジュールを伝送する必要もない。さらに専用ハードウェアを利用して、所定の処理を実行させるようにすることができる場合もある。
本発明は、画像形成装置に広く適用することができる。また、本発明は、記録シートの両面に画像形成される場合に第2面転写時に生じるいわゆる白キズの発生を抑制できる画像形成装置を提供することができるので、その産業的利用価値は極めて高い。
本発明の実施の形態に係るプリンタ(画像形成装置)1の全体の構成を示す図である。 上記プリンタ1の除電部材26の構成を示す図であって、図2(a)は、除電部材26の平面図、図2(b)は、除電部材26の配設位置を説明するための図である。 プリンタ1の構成を示すブロック図である。 図1における破線領域の詳細図であって、記録シートSの通過とそのループ量を検知するループセンサ部50の構成を示す図である。 記録シートがループを形成しているときのループセンサ部50の様子を示す図である。 プリンタ1の制御部におけるループ量の制御動作を示すフローチャートである。 図6のフローチャートの続きを示す図である。 プリンタ1の制御部におけるループ量の制御動作の変形例を示すフローチャートである。 図8のフローチャートの続きを示す図である。 従来技術の問題点を説明するため、(a)は第1面の転写時における記録シートの除電状態を示し、(b)は第2面の転写時における記録シートの除電状態を示す模式図である。
符号の説明
1 プリンタ
10 画像プロセス部
20 給送部
26 除電部材
26a 除電シート
25 転写ローラ
30 定着部
50 ループセンサ部
60 制御部

Claims (5)

  1. 記録シートの第1面に画像を形成した後に、記録シートの第2面に画像を形成して、記録シートの両面に画像形成可能な画像形成装置であって、
    像担持体上の静電潜像を現像して形成されたトナー画像を、搬送される記録シートの所定面に転写する転写手段と、
    前記転写手段よりも記録シートの搬送方向の下流側に配設され、トナー画像を記録シートに定着させる定着手段と、
    前記転写手段から前記定着手段に至る搬送路の途中に配設され、布または紙からなり、記録シートから帯電した電荷を除去する導電性の除電シートと、
    記録シートの第2面にトナー画像を転写するときには、記録シートの第1面にトナー画像を転写するときよりも、記録シートと前記除電シートとの距離が大きくなるように制御する距離制御手段と
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写手段又は前記定着手段の少なくとも一方における搬送速度を制御して、前記転写手段と前記定着手段との間を搬送されている記録シートに、前記除電シート側に湾曲するループを形成させるループ形成手段を備え、
    前記距離制御手段は、記録シートの第2面にトナー画像を転写するときの第2のループ量が、記録シートの第1面にトナー画像を転写するときの第1のループ量よりも小さくなるように前記ループ形成手段によって形成されるループ量を制御することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記第1、第2のループ量のうち少なくとも第1のループ量の値は、使用する記録シートの種類に応じて異なっていることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記距離制御手段は、除電シートの使用開始時からの画像形成枚数を累積して計数する計数手段を備え、画像形成枚数が所定の枚数に到達した後に、記録シートの第2面にトナー画像を転写するときに、記録シートの第1面にトナー画像を転写するときよりも、記録シートと前記除電シートとの距離が大きくなるように制御することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 前記除電シートは、ポリエチレンテレフタレート繊維の不織布にアクリル樹脂のバインダーにカーボンを分散した導電塗料を塗装して成形した除電布であることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の画像形成装置。
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