JP4876146B2 - 水栓 - Google Patents
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Description
前記カバー体の破損を防止するための緩衝材を、
前記キャップと前記カバー体との間、又は、
前記固定部材と前記カバー体との間に設けている(請求項1)。
また、この発明は、吐水管の吐水口部が前方側に位置する状態で、後面開口を有する陶磁性材料からなるカバー体で前記吐水管を覆うとともに、前記後面開口を覆うキャップを設け、さらに、カバー体内に設置された前記吐水管を固定するための固定部材が設けられ、この固定部材に前記キャップが接続されている水栓であって、前記カバー体の破損を防止するための緩衝材が、前記キャップの内周面と、前記カバー体の前記後面開口を形成する端面部との間に挟まれていることを特徴とする水栓(図4参照)を提供する(請求項2)。この場合、前記緩衝材は、縦断面コ字型のリング体で、径方向内向きに突出したリング状の一対の鍔部と、これら両部をつなぐ周面部とを有する一方、前記端面部は、前記緩衝材が嵌合可能な環状溝を有するのが好ましい(請求項3)。
また、この発明は、吐水管の吐水口部が前方側に位置する状態で、後面開口を有する陶磁性材料からなるカバー体で前記吐水管を覆うとともに、前記後面開口を覆うキャップを設け、さらに、カバー体内に設置された前記吐水管を固定するための固定部材が設けられ、この固定部材に前記キャップが接続されている水栓であって、前記カバー体の破損を防止するための緩衝材を、前記固定部材の外面間と前記カバー体の内面との間に設けたことを特徴とする水栓(図9参照)を提供する(請求項4)。
さらに、この発明は、吐水管の吐水口部が前方側に位置する状態で、後面開口を有する陶磁性材料からなるカバー体で前記吐水管を覆うとともに、前記後面開口を覆うキャップを設け、さらに、カバー体内に設置された前記吐水管を固定するための固定部材が設けられ、この固定部材に前記キャップが接続されている水栓であって、前記カバー体の破損を防止するための緩衝材を、前記固定部材の外面間と前記カバー体の内面との間に設けたことを特徴とする水栓(図16参照)を提供する(請求項5)。この場合、前記カバー体の内周面に補強材を設けることにより、補強材内に吐水管を設置する組み立てのときにおいて、特にカバー体の端から吐水管を設置する場合にカバー体のエッジにキャップ97,98が当たって生じる衝撃に対して前記カバー体が割れ難くなるとともに、仮に前記カバー体が割れたとしても破片を飛散し難くでき、安全面で好ましい。
更に、前記補強材は金属製の薄いパイプであるとともに、前記カバー体の内周面と補強材の外周面をメタアクリル酸エステルを主成分とする接着液を用いて貼付けてある請求項5に記載の水栓を提供する(請求項6)。カバー体の内周面に前記補強材を設けた状態でカバー体を前記メタアクリル酸エステルを含浸した前記接着液に浸漬すると、カバー体の内周面と補強材の外周面間に発生する隙間に前記接着液が十二分に行き渡るとともに、90℃以上に加熱すると、この接着液は90℃以上で100%反応硬化するため、カバー体の内周面と補強材の外周面との間に前記接着液の硬化してなる膜が形成されることになる。よって、はけを用いて通常の接着剤を前記補強材の外周面に塗布する場合に比して塗布量の均一性を向上できて、前記カバー体が破損した場合でも前記カバー体の破片を更に飛散し難くできるとともに、カバー体の外周面にも前記膜が形成される。この膜は無色透明であるので、前記カバー体の表面の意匠的効果は損なわれることはなく、また、前記膜は前記接着液が硬化して形成されているので、高温下を除く通常の使用時においては水や湯水によって溶けだすことはなく、更に、前記膜によって前記カバー体の外周面に傷が付いたりするのを防止できる。
図1、図2は、シングルレバー1を備えており、陶磁性材料からなるカバー体(以下、陶器カバー体という)2の左右一対の側方開口3,4のいずれかから筒状の胴5よりなる水栓本体が挿入された後、この胴5を陶器カバー体2内に固定してある第1の参考例の湯水混合水栓Rを示す。
一方、30は、筒状の陶磁性材料からなるカバー体(以下、陶器カバー体という)で、軸芯Zまわりに回動自在に構成された吐水管29を覆っている。陶器カバー体30は、陶器カバー体30の前面開口31を覆うキャップ32と陶器カバー体30の後面開口33を覆うキャップ34を有する。35は、吐水管29の吐水口部で、陶器カバー体30の吐水口部35に対応する位置に設けた孔37を介して陶器カバー体30から下向きに突出するよう設置されている。
前記胴5の外周面の左右の所定位置には、それぞれ湯配管用継手8に設けた湯穴100に連通する湯配管用継手取り付け穴6および水配管用継手9に設けた水穴101に連通する水配管用継手取り付け穴7が形成されている。湯配管用継手取り付け穴6は、胴5内に形成される湯通水孔6aを介して弁体Vの構成部材の一つであるセラミック製固定ディスクの湯通水孔に連通するとともに、水配管用継手取り付け穴7は、胴5内に形成される水通水孔7aを介して前記固定ディスクの水通水孔に連通している。そして、弁体Vのもう一つの構成部材であるセラミック製の可動ディスクは、シングルレバー1の回動操作により前記固定ディスク上を摺動するようシングルレバー1に連動連結されており、吐水時には前記可動ディスクに形成されている導出孔に前記湯通水孔および/または前記水通水孔が連通する結果、例えば混合湯水が導出流路iを通って吐水管Tから吐水する。
そして、湯配管用継手8は、湯配管用継手8の湯穴100に湯配管用継手取り付け穴6が連通するよう前記挿通丸穴H’を介して胴2に取り付けられる。また、水配管用継手9は、水配管用継手9の水穴101に水配管用継手取り付け穴7が連通するよう前記挿通丸穴h’を介して胴5に取り付けられる。
そして、この第2の参考例でも、図1に示す第1の参考例で示したような、胴5に取り付けられる湯配管用継手8および水配管用継手9間のピッチを可変にできる可変手段と同一構成のものを有している。
続いて、左右の固定部材75,76に、それぞれ栓棒54を回動操作するための操作部材(ハンドル)50,51を回動可能に取り付ける。
また、前記環状溝77bと同様の環状溝77cが操作部材50の操作部77’にも形成されており、この環状溝77cに図4で示した緩衝材12’が嵌合している。操作部77’は操作部77と同一構成のものである。また、操作部材50の化粧部79’も化粧部79と同一構成である。
なお、緩衝材12a”を前記薄いパイプP’と吐水管29との間、すなわち、前記薄いパイプP’の内周面に当接するよう吐水管29の外周面に設けてもよい。
図10において、202は一端に胴5に対する接続部203、他端に給湯配管に対する接続部204を形成し、両接続部203,204の中心が例えば5mm程度ずれるように配置されてなる偏心管本体であって、205は2つの半割り体206,207に分離可能であると共に、偏心管本体202の外側面202aに沿う形状のガイド溝207aを有することで、偏心管本体202に対して摺動自在に被覆する合成樹脂からなるカバーである。
上記構成の偏心管200を用いることにより、偏心管本体を用いて配管の間隔が異なっていても湯水混合栓を取付け可能であると共に、壁面に対する配管の深さ位置が異なる場合であっても、カバーを適宜摺動させて、壁面との間に隙間を無くすことができる。加えて、カバーは樹脂製であるから熱伝導率が低く、カバーの表面は高温になることがない。したがって、使用者は給湯側のカバーに触れることがあってもやけどを負うことがない。
前記胴5は、洗面台の上面設置部399’上に、取付部材403を介して立設されている。取付部材403の下流端は下小径部5hに連結されている。前記取付部材403は、胴5内に形成された混合水供給路E’と湯水混合室Eを連通する縦方向に長尺の連通路402を形成する。前記湯水混合室Eは、上面設置部399’下方に位置する導入管404内に形成されており、導入管404の両端は前記弁体53を介して湯用配管、水用配管に接続されている。
湯水混合水栓R1 の胴5を覆う陶器カバー体2は、外観が上下の方向(両矢印A’で示す長手方向)に長い直方体の形状をなし、長手方向の長さが胴5の長手方向の長さよりも若干長くなるよう形成されている。陶器カバー体2の内部には、胴5が挿入可能な縦断面円形の貫通穴SがA’方向に沿って形成されている。
この実施形態では、前記陶器カバー体2の強度を確保するために前記陶器カバー体2の内周面に金属製の薄いパイプPを接着剤などの接着手段を用いて貼付け、この薄いパイプP内に前記胴5を挿入により設置するとともに、陶器カバー体2の破損を防止するためのリング状の緩衝材12’’’’が前記薄いパイプPの内周面gに当接するようリング状の緩衝材12’’’を前記胴5の大径部5gの外周面5aに形成した環状の溝X1 に設けてある。更に、陶器カバー体2は、上方開口を閉塞するキャップ502cと下方開口を閉塞するキャップ501aを有する。391は、ポップアップ棒である。
更に、この参考例では、前記側面Vのほぼ中央位置からシングルレバー1が縦・横方向に回動自在に突出しており、図17(B)で二点鎖線で示すように縦方向における最も上側の位置までシングルレバー1を操作すると最大量の吐水状態となり、縦方向における最も下側の位置までシングルレバー1を操作すると止水状態となり、横方向に操作した場合は、正面向かって手前側にシングルレバー1を回動させると水のみの吐水状態となり、正面向かって向こう側にシングルレバー1を回動させると湯のみの吐水状態となる。このように、直方体の形状の前記陶器カバー体2の前記側面Vのほぼ中央位置にシングルレバー1を突出状態で設けるという斬新な構成を採用しており、この点でも見栄えがするとともに、高級感が味わえる。また、シングルレバー1を上方向に操作すると吐水状態になるよう構成したので、シングルレバーを下方向に操作すると吐水状態になる場合のように止水状態にあるのにシングルレバーに上から外力が加わり吐水状態になるおそれはなく、節水効果がある。
29 吐水管
35 吐水口部
33 後面開口
34,411 キャップ
34a,411a 固定部材
12’,12a’’’,410 緩衝材
R,R’’,R 1 湯水混合水栓
Claims (6)
- 吐水管の吐水口部が前方側に位置する状態で、後面開口を有する陶磁性材料からなるカバー体で前記吐水管を覆うとともに、前記後面開口を覆うキャップを設け、さらに、カバー体内に設置された前記吐水管を固定するための固定部材が設けられ、この固定部材に前記キャップが接続されている水栓であって、
前記カバー体の破損を防止するための緩衝材を、
前記キャップと前記カバー体との間、又は、
前記固定部材と前記カバー体との間に設けた
ことを特徴とする水栓。 - 吐水管の吐水口部が前方側に位置する状態で、後面開口を有する陶磁性材料からなるカバー体で前記吐水管を覆うとともに、前記後面開口を覆うキャップを設け、さらに、カバー体内に設置された前記吐水管を固定するための固定部材が設けられ、この固定部材に前記キャップが接続されている水栓であって、
前記カバー体の破損を防止するための緩衝材が、前記キャップの内周面と、前記カバー体の前記後面開口を形成する端面部との間に挟まれていることを特徴とする水栓。 - 前記緩衝材は、縦断面コ字型のリング体で、径方向内向きに突出したリング状の一対の鍔部と、これら両部をつなぐ周面部とを有する一方、前記端面部は、前記緩衝材が嵌合可能な環状溝を有する請求項2に記載の水栓。
- 吐水管の吐水口部が前方側に位置する状態で、後面開口を有する陶磁性材料からなるカバー体で前記吐水管を覆うとともに、前記後面開口を覆うキャップを設け、さらに、カバー体内に設置された前記吐水管を固定するための固定部材が設けられ、この固定部材に前記キャップが接続されている水栓であって、
前記カバー体の破損を防止するための緩衝材を、前記固定部材の外面間と前記カバー体の内面との間に設けたことを特徴とする水栓。 - 吐水管の吐水口部が前方側に位置する状態で、後面開口を有する陶磁性材料からなるカバー体で前記吐水管を覆うとともに、前記後面開口を覆うキャップを設け、さらに、カバー体内に設置された前記吐水管を固定するための固定部材が設けられ、この固定部材に前記キャップが接続されている水栓であって、
前記カバー体の強度を確保するために前記カバー体の内周面に補強材を設け、この補強材内に前記吐水管を設置するとともに、
前記カバー体の破損を防止するためのリング状の緩衝材を前記固定部材と前記補強材との間に設けたことを特徴とする水栓。 - 前記補強材は金属製の薄いパイプであるとともに、前記カバー体の内周面と前記補強材の外周面をメタアクリル酸エステルを主成分とする接着液を用いて貼付けてある請求項5に記載の水栓。
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