JP4874322B2 - 粉体吹き込みノズル - Google Patents

粉体吹き込みノズル Download PDF

Info

Publication number
JP4874322B2
JP4874322B2 JP2008313349A JP2008313349A JP4874322B2 JP 4874322 B2 JP4874322 B2 JP 4874322B2 JP 2008313349 A JP2008313349 A JP 2008313349A JP 2008313349 A JP2008313349 A JP 2008313349A JP 4874322 B2 JP4874322 B2 JP 4874322B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
nozzle
thickness
intermediate layer
inner layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2008313349A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009133007A (ja
Inventor
利一 青木
和久 福田
明 延本
宏之 熊澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2008313349A priority Critical patent/JP4874322B2/ja
Publication of JP2009133007A publication Critical patent/JP2009133007A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4874322B2 publication Critical patent/JP4874322B2/ja
Expired - Lifetime legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)
  • Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)

Description

本発明は、粉体吹き込みノズルに関する。さらに詳しくは、溶融金属中に、磨耗性粉体を含む非酸化性流体を吹き込むための粉体吹き込みノズルに関する。
従来、溶融金属中に、磨耗性粉体を含む非酸化性流体を吹き込む際には、粉体吹き込みノズルが用いられているが、その内管には磨耗性粉体が高速で流れるため、該内管の内面が磨耗するという問題がある。
そこで、かかる問題を解決するために、粉体吹き込みノズルとして、内管の内面にセラミック皮膜を溶射によって形成させたノズル(特許文献1)、内管の内面にセラミックパイプが嵌挿されたノズル(特許文献2)などが提案されている。
しかしながら、前者のノズルの内管の内面に溶射によって形成されたセラミック皮膜は、機械的強度に劣るため、剥離しやすく、長期耐久性に劣るという問題がある。
また、後者のノズルは、内管を構成している金属パイプの熱膨張率がセラミックパイプの熱膨張率よりも大きいため、使用中に金属パイプがセラミックパイプの保持力を失い、ガスおよび粉体の搬送時に発生するセラミックパイプを押し出す力がセラミックパイプと金属パイプの界面に生じる摩擦力を上回り、セラミックパイプの抜け現象が発生し、耐磨耗材であるセラミックパイプを失ったノズルは、磨耗により長期間にわたって使用することができなくなるという問題がある。
前記ノズルが有する問題点を解決するノズルとして、一方向性形状記憶合金からなる金属管の内側に、緩衝層を介装してセラミックス管を挿入し、金属管の形状回復力でセラミックス管が固着された複合管からなる粉粒体吹込みノズルが提案されている(特許文献3)。
前記粉粒体吹込みノズルは、確かに、内管の内面が耐磨耗性にすぐれ、しかも機械的強度が大きいものであるが、使用中に金属管が高温に過熱され、金属管の形状記憶性が失われ、セラミックス管が金属管によって保持されなくなり、セラミックス管の抜けが生じ、長期間にわたって使用することができなくなるという問題がある。
特開昭58−100613号公報 特開昭58−100616号公報 特開平3−137068号公報
本発明は、前記従来技術に鑑みてなされたものであり、内面が耐磨耗性にすぐれ、機械的強度が大きく、しかもノズルを構成している各層が使用中においても強固に固着している粉体吹き込みノズルを提供することを目的とする。
本発明は、その内面側から順に、焼成セラミックからなる内層、緩衝材からなる中間層およびステンレス鋼もしくは一方向性形状記憶合金からなる外層が積層された三層構造を有するノズルであって、前記外層および中間層を貫通し、前記内層に穿孔されているが、前記内層の内面にまでは貫通していない取付孔に、前記外層と同一材質の取付ピンが挿入固定され、前記取付孔の深さが、外層の厚さと中間層の厚さと内層の厚さ×0.5との和以上であり、かつ外層の厚さと中間層の厚さと内層の厚さ×0.8との和以下である
ことを特徴とする粉体吹き込みノズルに関する。
本発明の粉体吹き込みノズルは、内管の内面が耐磨耗性にすぐれ、機械的強度が大きく、しかもノズルを構成している内管の各層が使用時においても強固に固着しているので、耐久性にすぐれ、長寿命化が図られたものである。
とくに、本発明においては、取付ピンによって内層、中間層および外層が一体化されており、従来の焼嵌めによって作製されたノズルと対比して、ノズルの温度変化による影響をほとんど受けず、各層の保持力の低下による層間剥離が防止されるので、内層の焼成セラミックの圧縮破損を防止することができるという効果が奏される。
本発明には、内面側から順に、焼成セラミックからなる内層、緩衝材からなる中間層および難燃性金属からなる外層が積層された三層構造を有するノズルが用いられる。
本発明に用いられるノズルは、このような三層構造を有するので、内面が耐磨耗性にすぐれ、機械的強度が大きく、しかも各層が使用中においても強固に固着しているという利点がある。
前記焼成セラミックからなる内層は、その組織が緻密であるため、従来の溶射によって形成されたセラミック皮膜と対比して、耐磨耗性、機械的強度および耐剥離性にすぐれるという利点を有する。
前記内層の内径は、粉体供給量および搬送ガス流量によって決定されるものであり、とくに限定がなく、通常、これら粉体供給量および搬送ガス流量に応じて適宜設定することが好ましい。
前記焼成セラミックとしては、たとえばケイ素およびアルミニウムを主成分とするアルミナ系セラミック、サイアロンなどがあげられる。
前記焼成セラミックからなる内層としては、通常、焼成セラミックパイプが用いられる。前記焼成セラミックパイプのなかでも、たとえばサイアロンなどからなる高耐磨耗性セラミックパイプは、本発明において好適に使用しうるものである。
前記緩衝材からなる中間層は、後述する外層による締めつけが行なわれる際に、変形し、焼成セラミックからなる内層に過剰な応力が加わらないようにするために用いられる。
前記中間層に用いられる緩衝材としては、たとえば銅、鉛、各種樹脂などがあげられる。
前記中間層は、帯状、紐状または糸状の緩衝材を、内層の外周に所定の厚さとなるように巻きつけて形成させてもよく、またあらかじめ緩衝材を筒状に形成させ、その筒状体を内層の外周に挿入することによって形成させてもよい。これらのなかでは、あらかじめ緩衝材を筒状に形成させた中間層は、長さ方向において精度よく製造することができるという利点がある。これらのことから、本発明に用いられる中間層としては、銅、鉛、樹脂などの緩衝材からなるパイプが好ましい。
前記中間層の厚さは、内層が圧壊されるのを防止し、また外層による締めつけ力を充分に発現させるために、0.5〜1mm程度であることが好ましい。
前記難燃性金属からなる外層は、分割成形された内層および中間層を一体化させ、つなぎ目に間隙が生じないようにして固定するために用いられる。
外層を構成する難燃性金属としては、たとえばステンレス鋼、一方向性形状記憶合金などがあげられる。これらのなかでは、一方向性形状記憶合金は、その形状記憶による締めつけ力を呈するので、内層、中間層および外層を強固に結合させることができるという利点がある。
前記一方向性形状記憶合金からなる外層としては、たとえば一方向性形状記憶合金からなる金属管が用いられる。前記金属管は、加熱することにより、その径が縮小するように形状記憶処理が施されたものである。
前記外層の厚さは、機械的強度および冷却性の点から、3〜5mm程度であることが好ましい。また、外層の内径と中間層の外径との差(クリアランス)は、外層と中間層との積層時においては、0.2mm以下であることが好ましい。
本発明においては、前記内層の外面に設けられた外周溝および前記外層の内面に設けられた内周溝にそれぞれ中間層の一部が埋め込まれている。
前記外周溝の深さは、内層と中間層とを強固に一体化させるために、0.2mm以上であることが好ましく、また中間層を変形させて外周溝に完全に埋め込むのを容易にするために、中間層の厚さの半分以下であることが好ましい。また外周溝の幅は、中間層の変形による噛み込みを容易にするために、0.5〜1.5mm程度であることが好ましい。外周溝の断面形状については、とくに限定がなく、たとえば四角形状であってもよく、三角形状であってもよく、あるいは半円形状であってもよい。
前記外周溝は、通常、内層の外面の周方向に設けられていることが好ましいが、内層の軸方向に設けられていてもよい。また、前記外周溝が設けられる個数は、とくに限定がないが、たとえば長手方向に50〜100mmごとに1カ所の頻度で設けられていることが、先端からの損傷が進行することが予想されるノズルにおいて、常時前記外周溝によって内層が抜け落ちる現象を防止する点で好ましい。
前記内層の外面に外周溝を設ける方法としては、たとえば内層の外面にエッチングを施して外周溝を形成させる方法、内層を鋳造や鍛造によってつくる際に、外周溝を形成させる方法、内層の外面に旋盤などを用いて切削加工を施し、外周溝を形成させる方法などがあげられるが、本発明はかかる方法によって限定されるものではない。
また外層の内面に設けられた内周溝の深さ、幅および断面形状は、前記内層の外面に設けられた外周溝のそれらと同様であればよい。
すなわち、前記内周溝の深さは、外層と中間層とを強固に一体化させるために、0.2mm以上であることが好ましく、また中間層を該内周溝に完全に埋め、密着性を高めるために、中間層の厚さの半分以下であることが好ましい。また内周溝の幅は、中間層の外周溝への密着性の確保と、加工性の点から、1〜2mm程度であることが好ましい。内周溝の断面形状については、とくに限定がなく、たとえば四角形状であってもよく、三角形状であってもよく、あるいは半円形状であってもよい。
前記内周溝は、外周溝と同様に、通常、外層の周方向に設けられていることが好ましいが、外層の軸方向に設けられていてもよい。また、前記内周溝が設けられている個数は、とくに限定がないが、たとえば長さ50〜100mmごとに1カ所の頻度で設けられていることが、ノズルの長手方向に均一な固定力がえられるので好ましい。
前記外層の内面に内周溝を設ける方法としては、たとえば外層の内面にエッチングを施して内周溝を形成させる方法、外層を鋳造や鍛造によってつくる際に、内周溝を形成させる方法などがあげられるが、本発明はかかる方法によって限定されるものではない。
前記内層の外面に設けられた外周溝および前記外層の内面に設けられた内周溝にそれぞれ中間層の一部を埋め込む方法としては、たとえば図1に示されるように、外層として、一方向性形状記憶合金からなる金属管1を用い、外層(金属管)1、中間層2および内層3を重ね合わせたのち、前記外層(金属管)1を加熱することにより、その径を縮小させ、そのときに発生する締めつけ力によって中間層2を圧縮させ、図2に示されるように、内層3の外面に設けられた外周溝5および外層(金属管)1の内面に設けられた内周溝4に中間層2を埋め込む方法などがあげられる。
前記したように、内層の外面に設けられた外周溝および外層の内面に設けられた内周溝にそれぞれ中間層の一部が埋め込まれた三層構造を有する粉体吹き込みノズルは、内層、中間層および外層が強固に固着したものとなる。
本発明においては、前記外層および中間層を貫通し、前記内層の内面にまでは貫通していない取付孔に、前記外層と同一材質の取付ピンが挿入固定されている。
前記取付孔の深さは、浅すぎるばあいには、外層が熱膨張したばあい、取付ピンの引っかかりが充分でなくなって充分に固定されがたくなる傾向があるので、外層の厚さと中間層の厚さと内層の厚さ×0.5との和以上であることが好ましく、また深すぎるばあいには、内層にまで届く貫通孔が形成されてしまい、粉体の吹き込み時に取付ピンに磨耗が生じ、また靭性が低いセラミックを薄く削るのに高度な加工精度が要求されることから、外層の厚さと中間層の厚さと内層の厚さ×0.8との和以下であることが好ましい。
また取付孔の孔径は、式:
[取付孔の孔径]=(D×T−T20.5/K
(式中、Dは内層の外径(mm)、Tは取付孔の深さ(mm)、Kは2〜4の係数を示す)を満足することが好ましい。前記係数Kは、ノズルの大きさによって異なり、ノズルの直径が小さいときには2となり、また大きいときには4となる。
前記取付孔を設ける方法としては、たとえば内層、中間層および外層を重ね合わせたのち、所定の位置に、たとえばドリルなどの加工装置を用いて形成させる方法、内層、中間層および外層を作製する際に、あらかじめ取付孔を形成させる方法などがあげられるが、本発明はかかる方法によって限定されるものではない。
前記取付孔に挿入される取付ピンの大きさは、その直径が前記取付孔の孔径よりも0〜0.5mm程度小さいことが好ましい。
前記取付ピンの材質は、外層の熱膨張に対して変形が追従する必要があることから、外層と同一とされる。
また、前記取付ピンの取付位置は、とくに限定がないが、内層、中間層および外層を強固に固着させるために、均一に分散した状態であることが好ましい。その一例として、たとえば取付ピンの取付位置は、長手方向に50〜150mmごとに1カ所の頻度で設けられていることが好ましい。なお、前記取付ピンの配列は、1列であってもよく、また2列以上の複数列であってもよい。
取付ピンは、取付孔に挿入したのち、固定されるが、かかる固定の方法としては、たとえば溶接による方法などがあげられる。
かくして本発明の粉体吹き込みノズルがえられるが、前記粉体吹き込みノズルは、図3に示されるように、外層1および中間層2を貫通し、内層3の内面にまでは貫通していない取付孔に前記外層1と同一材質の取付ピン6が挿入固定されているので、内層3、中間層2および外層1が強固に固着されている。
なお、本発明においては、図4に示されるように、内層3、中間層2および外層1を取付ピン6で挿入固定するのみならず、内層3の外面に外周溝5を設け、また外層1の内面に内周溝4を設け、外周溝5および内周溝4それぞれに中間層2の一部が埋め込まれるように構成されていてもよい。このような構成をとるばあい、取付ピン6のみならず、内周溝4および外周溝5に埋め込まれた中間層2により、内層3、中間層2および外層1がより一層強固に固着されるという利点がある。
図5は、本発明の粉体吹き込みノズル7である。
つぎに本発明の粉体吹き込みノズルを実施例にもとづいてさらに詳細に説明するが、本発明はかかる実施例のみに限定されるものではない。
実施例1
図2に示されたノズルを作製した。すなわち、内径15.5mm、厚さ2mmの焼成セラミックパイプ(材質:サイアロン、外周面:深さ0.2mm、幅1mmの外周溝5が50mmピッチで配設)を内層3として用い、該焼成セラミックパイプの外周に、緩衝材として厚さ0.5mmの銅板を加工し、パイプ状にすることにより、中間層2を形成させた。中間層2の外径は20.5mmであった。
つぎに、外層1として鉄系一方向性形状記憶合金からなるパイプ(材質:マンガン28重量%、ケイ素6重量%、クロム6重量%、残部鉄、内径:20.5mm、外径:24.5mm、形状記憶保持上限温度:約550〜600℃、内周面:深さ0.2mm、幅1mmの内周溝4が50mmピッチで配設)を用い、該パイプを加熱してその径を拡大させたのち、該パイプ内に前記内層3と中間層2との積層物を挿入し、ついで冷却して前記パイプをもとの径に縮径させて前記一方向性形状記憶合金の形状記憶による締めつけ力により、内層3、中間層2および外層1を一体化させてノズルをえた。
えられたノズルを転炉型溶解炉の炉底に設置し、チッ素ガスを搬送流体として微粉炭を20〜120kg/minの搬送速度で内層3の内側の通路から吹き込み、ノズルを稼働させ、該ノズルの特性を以下の方法にしたがって調べた。その結果を表1に示す。
(A)平均ノズル寿命
ノズルを稼働させ、定期的にノズル内に検寸棒を挿入し、ノズルの使用限界(初期長さの20%)に達するまでに要する時間を測定する。
(B)ノズルの内面の磨耗状況
3000時間稼働させたのち、ノズルを輪切りにし、その内径と初期の内径との差を調べる。
(C)ノズルの内層の離脱の有無
3000時間稼働させているあいだに、ノズルに設置された圧力計に示された圧力に変動がないかどうかを調べる。
なお、内層が離脱したばあい、ノズルの直径が急激に増大するので、急激な圧力の低下が認められる。
実施例2
図3に示されたノズルを作製した。すなわち、内径15.5mm、厚さ2mmの焼成セラミックパイプ(材質:サイアロン)を内層3として用い、該焼成セラミックパイプの外周に、緩衝材として厚さ0.5mmの銅パイプを中間層2として用いた。中間層2の外径は20.5mmであった。
つぎに、外層1として鉄系一方向性形状記憶合金からなるパイプ(形状回復処理後の内径:20.5mm、外径:24.5mm、形状記憶保持上限温度:約550〜600℃)を用い、該パイプを加熱してその径を拡大させたのち、該パイプ内に前記内層3と中間層2との積層物を挿入し、ついで冷却して前記パイプをもとの径に縮径させて前記一方向性形状記憶合金の形状記憶による締めつけ力により、内層3、中間層2および外層1を一体化させてノズルをえた。
つぎに、外層1および中間層2を貫通する直径3mmの孔を軸中心方向に加工し、内層3のセラミックパイプに深さ1mm程度の溝を貫通しないように加工して取付孔を形成させた。そののち、外層1と同一材料からなる取付ピン6(直径:2.8mm、長さ:3.5mm)を取付孔に挿入し、溶接して固定させた。取付ピン6は、長手方向100mmごとに1カ所の割合で1列に配列させた。
えられたノズルを実施例1と同様にして稼動させ、該ノズルの特性を実施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
実施例3
実施例1と同様にしてノズルを作製した。
つぎに、えられたノズルに実施例2と同様にして取付ピンを設けた。
えられたノズルを実施例1と同様にして稼動させ、該ノズルの特性を実施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
比較例1
実施例1において、外層1として、鉄系一方向性形状記憶合金からなるパイプのかわりに、ステンレス鋼(SUS304)製パイプ(内径:20.5mm、外径:22.5mm)を用い、また内層3として、外周溝が設けられていないものを用いた。
つぎに前記パイプを加熱し、内径を拡大させたのち、中間層2(外径20.5mm、厚さ0.5mmの銅パイプ)および内層3を前記パイプに挿入し、冷却させて焼嵌めにより、内層3、中間層2および外層1が一体化されたノズルをえた。
えられたノズルの特性を実施例1と同様にして調べた。その結果を表1に示す。
Figure 0004874322
表1に示された結果から、実施例1〜3でえられたノズルは、いずれも内層の離脱がなく、溶損速度が小さく、長寿命を有するものであることがわかる。
本発明の粉体吹き込みノズルに用いられる内層、中間層および外層が積層された状態における概略断面図である。 本発明の粉体吹き込みノズルの概略拡大断面図である。 本発明の粉体吹き込みノズルの概略拡大断面図である。 本発明の粉体吹き込みノズルの概略拡大断面図である。 本発明の粉体吹き込みノズルの概略斜視図である。
符号の説明
1 外層
2 中間層
3 内層
4 内周溝
5 外周溝
6 取付ピン
7 粉体吹き込みノズル

Claims (2)

  1. その内面側から順に、焼成セラミックからなる内層、緩衝材からなる中間層およびステンレス鋼もしくは一方向性形状記憶合金からなる外層が積層された三層構造を有するノズルであって、
    前記外層および中間層を貫通し、前記内層に穿孔されているが、前記内層の内面にまでは貫通していない取付孔に、前記外層と同一材質の取付ピンが挿入固定され、
    前記取付孔の深さが、外層の厚さと中間層の厚さと内層の厚さ×0.5との和以上であり、かつ外層の厚さと中間層の厚さと内層の厚さ×0.8との和以下である
    ことを特徴とする粉体吹き込みノズル。
  2. 前記取付孔の孔径が、式:[取付孔の孔径]=(D×T−T20.5/K(式中、Dは内層の外径(mm)、Tは取付孔の深さ(mm)、Kは2.49の係数を示す)を満たすものであることを特徴とする請求項1に記載の粉体吹き込みノズル。
JP2008313349A 2008-12-09 2008-12-09 粉体吹き込みノズル Expired - Lifetime JP4874322B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313349A JP4874322B2 (ja) 2008-12-09 2008-12-09 粉体吹き込みノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008313349A JP4874322B2 (ja) 2008-12-09 2008-12-09 粉体吹き込みノズル

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005221503A Division JP4291802B2 (ja) 2005-07-29 2005-07-29 粉体吹き込みノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009133007A JP2009133007A (ja) 2009-06-18
JP4874322B2 true JP4874322B2 (ja) 2012-02-15

Family

ID=40865147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008313349A Expired - Lifetime JP4874322B2 (ja) 2008-12-09 2008-12-09 粉体吹き込みノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4874322B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009133007A (ja) 2009-06-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6521958B2 (ja) 結合層を備えたシリンダーライナー
US20070256345A1 (en) A Rigid Composite Structure with a Superhard Interior Surface
US6309762B1 (en) Replaceable wear resistant surfaces
SE464064B (sv) Pilgerskiva foer roertillverkning
US8261767B1 (en) Powdered metal inlay
JP4874322B2 (ja) 粉体吹き込みノズル
JPWO2014109180A1 (ja) 熱間製管用プラグ
JP4291802B2 (ja) 粉体吹き込みノズル
JP3718258B2 (ja) 粉体吹き込みノズル
JP5093754B2 (ja) 超硬合金部材と鋼部材との高接合強度を有する複合材料およびこの複合材料からなる切削工具用複合素材および切削工具
JP5659530B2 (ja) 圧延ロールおよび圧延ロールの再利用方法
US20120318448A1 (en) Method for manufacturing a composite surface
JP6332078B2 (ja) 円筒形スパッタリングターゲットの製造方法
CN100393434C (zh) 硬质合金复合轧辊环的生产方法
JP4931549B2 (ja) 搬送用ローラ
JP6489405B2 (ja) 超硬合金製複合スリーブロール
JP6354504B2 (ja) 超硬合金複合ロール及びその製造方法
CN103203363A (zh) 无缝钢管轧机用改性延伸芯棒及其生产方法
EP3318655A1 (en) Laminated tube and manufacturing method therefor
JPH03137068A (ja) 複合管及び粉粒体吹込みノズル
JP2016176322A (ja) 掘削チップおよび掘削ビット
US10835953B2 (en) Molten metal feed pipe for molten nonferrous alloy, assembly of molten metal feed pipes, and nonferrous alloy casting system
KR102020127B1 (ko) 다층형 열차폐 코팅막 및 이러한 코팅막이 코팅된 고온 가스터빈 설비 부품
JP2011236939A (ja) 配管内面のセラミックスライニング方法とセラミックスピース
JPH093520A (ja) 二重管式粉体吹き込みノズル

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20100618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100618

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111115

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term