JP4874095B2 - 高強度黒色ポリウレタンフォーム - Google Patents

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Description

(本発明の技術分野)
この発明は、黒色着色剤における付属物の増加の必要なくより高強度の黒色着色を示す黒色ウレタンフォームに関する。そのように得られる真黒な(jetter)黒色フォーム物品が、特定の測定可能な外観特性を示す少量の特定のトナー化合物または組合せを予想外に効果的な導入を通じて可能になる。そのようなトナーは、特定の波長領域内(例えば、約560〜610nm)および特定の半高さバンド幅(half-height bandwidth)領域(40〜130nm)で少なくとも1つの吸収ピークを示す。さらに、そのような化合物または化合物の組合せは、好ましくは本質的に液体(室温)または分散形態であり、その結果黒色顔料(またはその分散体)、黒色ポリマー性(液体)着色剤のいずれか、またはその両方との混合物として目的のポリウレタン前駆体組成物の中に、容易に導入され得る。上記のように、高強度の黒色ポリウレタンフォームの製造方法、並びに必要なトナー化合物および/または組合せを含むそのようなタイプの別の着色および液体ポリマー性着色フォームも、本発明の範囲内に包含される。
(従来技術の背景)
黒色ポリウレタンスラブ材フォーム[例えば、可視電磁スペクトル(400−700ナノメーター)における光の実質的にすべてが吸収される時のフォームカラー(foam colors)]は、様々な物品、例えば限定されないが、ハイファイスピーカー、イヤホン等で利用される。そのような黒色着色は、顔料または顔料混合物、またはポリマー性着色剤混合物(様々な色、例えば青、黄色、赤の着色剤の混合物)によって一般に提供される。黒色着色剤組成物は、個別の顔料または他の顔料(特に他の黒色顔料)との混合物または2、3種以上の個別のポリマー性着色剤の混合物であってよい。そのような混合物は、互いに補完して可視スペクトルに渡って光を吸収する。例えば、オレンジおよび青;黄色、赤およびブルーおよび紫、黄色、赤および青は、黒色組成物を創り得るカラーコンビネーションを代表する。一般的に、1種以上の黒色顔料または2種以上の染料またはポリマー性着色剤の組合せである黒色着色組成物は、全可視スペクトルに渡って電磁放射線を吸収するが、各波長での吸光度は均一ではないかもしれない。従って、そのような組成の吸光度は、可視スペクトルに渡って一連のピークと谷間によって表わされ、その結果成分吸光度レベルのいずれかの損失または変更が黒さの変化や目的の黒色着色の色調の変化を与えるかもしれない。
ポリマー性着色剤は着色ポリウレタン製品、例えばフォーム、樹脂等にとって産業において好ましい着色方法になってきている。本来液体であるので、これらのポリマー性着色剤はヒドロキシル末端ポリオキシアルキレン鎖を含んでおり、実際に重合の間にウレタンとまたはウレタン中で反応する傾向がある。結果として、色がフォーム内部に拡散され、物品全体に渡って優れた均一性および深さを提供する。一般にこれらの着色は、フォーム、樹脂など形成中にその場で行われる。例えば、ポリマー性着色剤(ポリオキシアルキル化着色剤)、具体的にはCrossらの米国特許4,284,279に開示されているもの、スラブ材フォーム製造中にポリオール組成内に導入された。次いで「着色された」ポリオールは、イソシアネート組成物と反応して所望の着色フォームを形成する。そのようなフォーム化生成物は、ポリオールとイソシアネート成分との間で所望の反応を達成するために触媒の存在を要求する。
潜在的な黒さの変化は、成分着色剤の不適切な混合、視検(viewing)用の不規則な照明、光照射(従って、例えば成分のUV分解)等によってもたらされ得る。本質的には、深く、暗く、真黒な色相(shades)は、個々の色相についての潜在性のために、その中の各着色性成分による不安定な吸収が(黄色性、赤色性または両方の増加を通して)制限された黒さの外観を実質的に与え得る範囲において、不十分に吸収するかまたは最大波長で過剰に吸収することのいずれかのためにそのようなウレタンフォーム物品内に提供するのが一般に難しい。
黒色顔料については、着色は(異なる黒色顔料の混合物が存在しないならば)単一源(single sources)によってほとんど提供される。しかしながら、そのような着色剤は、それらの各顔料自体によって本質的に提供される吸収レベルに多くの場合基づいて色の深さに限界を示す。例えばそのような顔料材料によって典型的に示される広い吸収ピークは、ある種の目的物品、個々で最も顕著には黒色ポリウレタンスラブ材フォーム内で制限された黒色性を与える。制限された黒色外観は、特定の顔料粒子の吸収スペクトル内の特定の波長が、視界から「マスクされ(masked)」または阻止されるか、または余りに強く肉眼に認識されるかのいずれかの結果である。この結果は、一般的に余りに黄色、あるいは赤すぎて目的の黒色フォーム内に深く暗い色を付与できない認識色となる。結果として、得られた黒色の黄色性または赤色性が、所望の黒さに妥協を与え、制限された黒色外観(実験的な)を示す黒色着色を強制する。
従って、論じるようにおよび/または前記に言及したように、黒色着色(顔料またはポリマー性着色剤のいずれかによって提供される)は典型的には、目的のフォーム内の黒色着色の深さが、そのような制限された黒外観による美学的に欠如している範囲で、特に有限量の着色剤の存在の点から、強さ(strength)の欠如が存在する。改良は、典型的には、添加される顔料(例えば、カーボンブラック)またはポリマー性黒色着色剤(例えばMilliken & CompanyからのREACTINT(登録商標)X77)の量の増加によって試みられた。しかしながら、そのような方法では、製造のコストが増加し、色の強度における相対的な比例的によくならない。従って、そのような本質的に異なる結果は、同一の美学的に不快な低い色の濃さの黒色結果で優位に用いられている特定のより低いレベルの顔料またはポリマー性着色剤へ戻ってしまう。
また、当業者の分散技術の現状の制限により、液状媒体に分散され得る顔料(例えば、カーボンブラック)の量は、非常に高粘度のために制限されている。従って、市販のカーボンブラック分散は、目的フォーム中に顔料分散またはポリマー性着色剤の混合物の最高配合量であっても、最終的なウレタンフォームパフォーマンスに影響せずに、それらの前に製造された黒色ポリウレタンフォーム中で測定された高い不必要な黄色および、可能であれば、赤色レベルに主として基づいて着色強度(例えば、L値)に制限されている。
前述のポリマー性着色剤混合物内の改良は、主として大量の総黒色着色剤が目的のスラブ材フォーム内に導入されるときに、各成分色の適切なレベルの色測定が変更され得るので、提供することが困難である。従って、フレアリング(flairing)外観、または少なくとも赤色および/または黄色における改良は、だいたい可能であり、その結果所望の高い色の濃さの黒色フォームが達成することは困難である。従って、そのような所望の高い色の強さの結果を提供するための単純化された手順および/または配合は必要であるが、残念ながら現在までそのような配合は黒色ポリウレタンスラブ材フォーム産業に提供されていない。
(発明の詳細な説明)
従って、本発明の目的は、少なくとも1つのトナー化合物を含むポリウレタン物品の着色について新規な黒色着色性組成物を提供することである。さらに本発明の目的は、ポリウレタンスラブフォーム内で黒さレベルを高く付与するポリマー性着色剤または顔料または両者、若しくはポリマー着色剤または顔料単独を含有する新規な黒色着色性組成物を提供することである。さらに目的は、その中へトナー化合物の存在を通じて、着色単調さ(color dullness)、劣化および/または色相の変化を効果的に減少および/または除去して、認識される黒さを改善するポリウレタン製造のための黒色着色方法を提供することである。本発明の目的は、黒色ポリウレタン、好ましくは必ずしもそうではないが、黒色ポリウレタンスラブ材フォーム用のトナー剤(例えば、青味剤)として単一の化合物または化合物の組合せを提供することである。また、ポリウレタン製造用のプレカーサー組成物としてトナー化合物を含有するポリオールまたはイソシアネート組成物を提供することが本発明の目的である。
従って、本発明は前記ポリウレタンに黒色着色を付与する少なくとも1種の顔料、少なくとも1種のポリマー性着色剤のコンビネーション、それらの混合物または組合せの群から選択された少なくとも1種の黒色着色剤および前記物品内に暗色効果を付与する少なくとも1種のトナー化合物を含有する、黒色に着色されたポリウレタンフォーム物品であって、要すれば少なくとも1種のトナー化合物が、前記ポリウレタン物品中で少なくとも1つの吸収ピークおよびλmax560〜610nmを示し、前記少なくとも1種のトナー化合物が少なくとも1つの吸収ピークに関して半高さバンド幅範囲40〜130nmを示し、かつさらに要すれば、前記少なくとも1種のトナー化合物が単一の吸収ピークおよびλmax560〜575nmを示す第一の化合物および単一の吸収ピークおよびλmax576〜610nmを示す第二の化合物を含有する化合物の組合せである、黒色に着色されたポリウレタン物品に関する。さらに、本発明は少なくとも1つのポリオールまたは少なくともイソシアネートのいずれか、上記の少なくとも1つの着色剤および上記の少なくとも1つのトナー化合物を含有する液状溶液または分散体であって、要すれば前記少なくとも1つのトナー化合物が、上記と同じ吸収特性を示すものも包含する。
また、本発明はa)ポリオール組成物を提供する段階;
b)イソシアネート組成物を提供する段階;その場合、前記段階「a」および「b」の少なくとも1つが、少なくとも1種のトナー化合物または化合物のコンビネーションを含有する黒色着色配合を含有する;および
c)好適な触媒の存在下に段階「a」および「b」からの組成物を反応して前記ポリウレタン物品を生成する段階、
を含む、黒色ポリウレタン物品の製造方法を包含する。これらの方法によって製造されたおよび/または全体に実質上均一な黒色着色を示す、必ずしもフォーム物品ではない、ポリウレタン物品もまた本発明に包含される。
一般に、ポリウレタンフォームは、ポリオールおよびイソシアネートの反応生成物の触媒化重合を通して製造される。そのような反応は、ポリウレタン工業においてよく知られており、長く実施されてきた。本発明において使用されるポリオールの潜在的な数およびタイプは豊富である。そのような化合物は、少なくとも2つのアルコール基、好ましくは少なくとも3つのアルコール基を有するものとして定義される。遊離のヒドロキシル基は、イソシアネートとよく反応してウレタン成分を形成し、それが重合して所望のポリウレタンを形成する。重合段階に存在する発泡剤は、必要なフォーム形成能を提供する。従って、好ましいポリオールは、3〜6個のアルコール基を有し、アルコール基1つにつき1〜6個の炭素原子を有する。最も好ましいのは、典型的な三官能ポリオール、例えばBayer社から市販のF3022ポリオールである。
イソシアネート、最も好ましいイソシアネートは、そのようなポリウレタンフォームの既知の成分であって、少なくとも1つの遊離シアネート反応性基および最も好ましくは2つの基(より以上も用いられるが)を有するいかなる化合物も包含する。そのような化合物はまた、本質的に脂肪族または芳香族であってもよい。最も主として用いられるイソシアネート、すなわち本発明に最も好ましいタイプ(要求はされないが)は、トルエンジイソシアネート(TDI)、ジフェニルメタンジイソシアネート(MDI)(別名メチレンジイソシアネート)(他のもの、例えば脂肪族イソシアネートも他の芳香族タイプも同様に用いても良い)。ポリオールは、一般に少し過剰のイソシアネートと反応(1:0.85〜1:1.25の比)して柔軟で可撓性のフォーム製品を提供する。比率が大きければ大きいほど、製造されたフォームは硬い。剛性のフォームについて、過剰のイソシアネートインデックスが実質上より高い(1:2.0〜1:4.0)。実際には、液体の2つの分離した流れ(一方がポリオールで、他方がイソシアネート)を重合触媒および発泡剤の存在下に共に混合して所望のポリウレタンフォーム製品を製造する。上述のように、本発明は一般にポリウレタンに関し、最も好ましくはフォーム物品に関する。ラミネート、固体物品および他のタイプの着色ポリウレタンも本発明に包含される。
用語「三級アミンベース触媒」は、少なくとも1つのアミン構成成分を含有するポリウレタン製造中に用いられるゲル化/発泡触媒を含む反応性アミン触媒を包含することを意図している。上述のように、アミンベース触媒、より特別には三級アミン触媒は、そのような特定のフォーム製造方法に広く用いられている。2つの触媒、特にDABCO33LVおよびDMEAが、この目的のために優れたゲル化/発泡触媒である。所望のウレタン重合を行うのに必要な三級アミン触媒の量は極端に低く、全体のフォーム形成組成物の0.05〜約1.00phpである。
用語「黒色着色剤」は、顔料、顔料分散体、ポリマー性着色剤、染料、色素、それらの混合物等を包含することを意図し、それが目的のポリウレタンフォーム物品に所望の黒色着色を提供する。一般にそのような黒色着色剤をポリオール流に(イソシアネートとの反応前に)約0.001〜約10phpの範囲の量で添加される。より高い着色配合量は経済的に許容されず、それらがある種の移行、クロッキングおよび/またはブリーディングの問題となる可能性があることは言うまでもない。本発明にとって好適な黒色顔料は限定されないが、カーボンブラック、ランプブラック等を包含し、そのような顔料はある種の粘度変性剤(プロピレンカーボネート、ブチロラクトン等)、例えばPCT公開番号01/94474および94484(Xiaらによる)に記載されたものを包含する。この目的のために好適な黒色ポリマー性着色剤は、Ragsdaleらによる米国特許5,731,398号に記載されており、これもやはり限定ではなく単なる例示である。
他の添加剤または溶媒がフォーム形成組成物中に存在してもよい。補助的発泡剤を、必要なフォーム発泡能および燃焼の機会の減少のために要求する。そのような化合物は、塩化メチレン、アセトン、二酸化炭素(それは水とイソシアネートとの反応中に発生してもよい)等が挙げられ、全体のフォーム形成組成物の約1.0〜10phpの量で存在してもよい。従って、水も発泡目的のための二酸化炭素を提供するために比較的低い量(すなわち、約1.5〜約10php、最も好ましくは約3〜5.5php)で加えてもよい。シリコーンも所望のセル構造およびフォーム安定性を提供するために加えてもよく、全体のフォーム形成組成物の約0.1〜約2php、好ましくは約0.5〜約1.6phpの量で存在する。
トナーは過去にある種の樹脂、最も重要的には透明タイプ、例えばポリエステル中の黄化を阻止もしくは中和する目的のために用いられてきた。しかしながら、そのような化合物のいずれもポリウレタン、特に黒色ポリウレタン、例えばスラブ材フォーム中の適当な添加剤として開示されていないか、またはほとんど提案されていない。ある種の筆記および/または印刷インキは、調色目的のために青味剤を含んでいるが、そのような配合は外観において均一で、その理由のためにそのような方法において調色を一般に容易に行う。フォームは一般に個々のレベルにおいて異なる外観を潜在的に示すポリウレタンの個々のセルからなる。従って、調色は過去にそのような物品内で行われなかった。
そのようなトナー(顔料またはポリマー性着色タイプ自体である)は、光、湿度、温度および他のポリウレタンフォーム製造時に付随する過酷な条件にさらされたときに、少なくとも許容される安定性を示す。そのような青味剤はまた、ポリウレタン製造時、好ましくは製造のいかなる段階でも小さい程度の熱的劣化(または、逆に優れた熱安定性)を示すが、物品製造方法のいかなる段階でも許容される。
本発明の目的にとって、用語「青味剤」は「トナー化合物」と同意語である。従って、そのような用語は、目的の黒色ポリウレタン物品の黄化、赤味化または両方に抵抗または中和し、目的の黒色ポリウレタンフォーム物品中により暗いおよび真黒な黒色外観を付与する単一の化合物または化合物のコンビネーションを包含する。上述のように、そのような黄化および、たぶん赤味化は、目的の黒色ポリウレタン物品、最も顕著にはそれに限定されないが、黒色ポリウレタンスラム材フォーム物品に制限された黒さ効果を提供し、それにより物品中に美的問題をもたらすことが明らかになった。意図せずに発見されたこの目的のための本発明のトナーは、その中の黄色(およびたぶん赤)の着色に対して補足的な必要な波長範囲で吸収(λmax560〜610nm、より好ましくは560〜600nm、最も好ましくは約570〜595nmを示す少なくとも1種のトナー)する青味効果(例えば、b値の減少)、特に半高さバンド幅範囲約40〜130をも共に有して提供する。従って、そのようなトナー(青味剤)は、そのようなフォーム物品が同じ黒色着色剤でトナーの存在なしに着色された物品によって達成される大体のレベルに少なくとも匹敵する黒色強度に対応するL値を示す範囲で黄化に抵抗し、かつ必要であれば(必ずしも必要ではないが)赤味化に抵抗することによって、目的の黒色ポリウレタンフォームに暗色効果を付与する。従って、本発明のトナー添加剤が存在する場合に、b値は同じ非調色黒色サンプル(非調色物品より黒色着色剤の少ない量または同じ量のいずれかを含有するもの)に比べて減少する(従って、青色において増加し、黄色において減少を示す)。いくつかの場合、従って、ある種のトナー添加剤の場合、目的の黒色フォームの赤味、すなわちa値は、非調色黒色フォームサンプルの同じタイプと比較しても減少する。さらにL値は、製造(重合および着色)方法中にトナー添加剤の導入時に目的の黒色フォームサンプルについて減少する(しかし非調色サンプルと比べてL値の減少は上記所望の黒さの改善を達成するには必ずしも必要ではない)。
また、吸収のような変数がそのような暗色レベルを達成するために要求されるより低い量の黒色着色剤を有する目的のポリウレタンフォーム中に黒色効果(黒さ)をより暗くする最も全体的な青味特性を提供するのに要求されるたった1つだけの必要なトナー(青味剤)特性でないことは明確である。従って、そのようなトナー(または複数のトナー)によって示された単一のピークまたは狭い複数のピークが必要な最終の黒さの結果の追加または制御を促進する。等しく重要なことは、単一の吸収ピークが多くの理由のために特定の半高さバンド幅範囲を要求することは明らかであった。最も重要なことは、そのような特定の半高さバンド幅範囲が目的のポリウレタン物品中に重要な暗さ結果を提供し、(上述のようにその認識された黒さに影響する黄化、赤味化および/または他の変色における減少と信じられるものを通じて)黒色フォームの全体の黒さに増加を付与することが解った。典型的な筆記および/または印刷インク、ポリエステルおよび他のポリウレタンベースの物品用の最も標準的な青味剤は、目的媒体中に黄色の優れた中和を提供する傾向にあるが、一般的にある種の末端用途物品、例えば印刷インクまたはクリヤー、若しくは透明熱可塑性材料において特に、そのような添加剤の半高さバンド幅が非常に広く、その結果そのようなトナーが黄色を効果的に中和するばかりでなく、最終の筆記インクまたは最終のプラスチック物品を曇らせる(dull)範囲で吸収値が波長の広い範囲に渡って拡大する。本発明は、広い範囲では、目的の黒色ポリウレタン物品の調色用の青味剤の存在を包含するが、最良の効果は、上記特定のトナーの発明的添加を通して提供される。特に、顔料の単独の添加によって付与される制限された黒外観が、最初にトナーの利用およびより特定的に、かつ有用には、上記の狭い半高さバンド幅タイプの添加によって驚くべき程矯正された。しかしながら、あまりに狭い半高さバンド幅は、赤および/または黄色に完全に対抗するのに十分広い好適な補完的吸収能力の潜在的な欠如による最終物品内での不要な異なる色(例えば、緑色着色)を形成するかもしれないということも予想される。そのような場合における狭さの特定の制限は知られてないが、測定があまりに狭い時点での効果に対する制限が存在することが予想される。
ポリウレタンフォーム中の黒着色は、多くの異なる着色剤で与えられる。最も主として用いられるものは、ポリマー着色剤コンビネーション(上述)、例えばREACTINT(登録商標)BlackX77(Milliken&Company社から市販)または顔料、例えばカーボンブラック、ランプブラック等である。そのような顔料着色剤は、固体、粉体形態または分散体形態(処理および導入の容易性のため)のいずれかで存在してもよく、例えばカーボンブラック分散体90重量%(特にUnion Chemical社から市販のUNION BLACKTM3U−600)およびプロピレンカーボネート10%(RYVEC Black DR2100(Ryvec社から市販)、REBUS Black 2106およびREBUS Black 2125(ともにRebus社から市販))の混合物が挙げられる。多くの他の着色剤が本発明において、特に上記と同様の黒色顔料または顔料混合物のものが有用である。
そのようなトナー化合物は、目的のポリウレタンフォーム中に(またはそれに添加される)黒色着色剤の総部分の約0.1〜約15%(許容される発明の組合せ内における個々の成分の約0.05〜約7.5%、好ましくは各約0.5〜約6%、より好ましくは各約1〜約5%、最も好ましくは約1.5〜約4.5%)の量で加えてもよい。配合のレベルは、所望の抗黄色、赤色、黒色制限などの効果を提供するが、目的ポリウレタンに青または紫の過剰の変色に寄与しないのに必要な着色剤の強度に大きく依存する。そのような効果的および利益的組合せ特性を示す化合物のクラスは、上記狭い波長の所定の範囲内のものを含む。従って、約560〜610nmの最大吸収を示す紫または青みがかった紫の着色剤が、この目的のために好ましい。そのような効果的または利益的な特性を示す個々の化合物のクラスは、紫および紫青着色剤(上記吸収スペクトル範囲から所定のもの)、潜在的には液状または顔料分散体であるのが好ましく、最も好ましくは必ずしもそうではないが、本質的に液状であるものを含み、かつアルコール鎖につきアルキレンの少なくとも2モルのポリ(オキシアルキレン)ペンダント鎖を有する発色団を含む。そのような着色剤は一般的に、ポリマー性着色剤と呼ばれ、Milliken&Company社に譲渡された多くの特許内に一般的なベースとして開示され、例えばREACTITN(登録商標)およびLIQUITONE(登録商標)の名前で同じ会社から市販されている。好ましくは適当な範囲の波長内(すなわち好ましくは560〜610nm)にλmaxを示すポリマー性紫青着色剤である。そのような着色剤は、この範囲内に1つのピークを示し、並びに半高さバンド幅約40〜約130nm、より好ましくは120nm以下、なお好ましくは約50〜115nm、最も好ましくは約60〜約110nmを示すべきである。それは全て目的の黒色ポリウレタンフォーム内に高い黒色レベルを提供するとともに最良の全域の抗黄色能を提供することを目的とする。より好ましい着色剤タイプは、トリフェニルメタン−またはチオフェン−ベースの発色団および室温で、かつ非希釈、純粋状態において液状の着色剤を形成するポリマー鎖を有する紫青着色剤である。最も好ましいタイプは、式(I)または(II)の構造を有するもので全て青または紫の色相を提供するものから選択される(用語アルキルまたはアルキレンの使用は全て他に指示しない限り1〜18の炭素数を意味するものと理解される)。
Figure 0004874095
[式中、
、R およびR は、同一または異なって、独立して、水素、ヒドロキシル、直鎖状C −C 20 アルキル、C −C 20 アルコキシ、シアノ、スルホニル、ニトロ、フェニル、置換フェニル、シクロアルキル、カルボキシル、アミドおよび分岐状C −C 20 アルキル基からなる群から選択され、
RおよびR は、同一または異なって、水素、ヒドロキシル、直鎖状および分岐状C −C 20 アルキル、C −C 20 アルコキシ基からなる群から選択され、
およびR は、同一または異なって、水素、C −C 20 アルキル、C −C 20 アルコキシ、フェニルおよび置換フェニルならびに[ポリオキシアルキレン成分] R’からなる群から選択され、zは、1〜20(存在するオキシアルキレンの平均のモル数を示し、整数であることは必要とされない)であり、ポリオキシアルキレン成分は、少なくとも1種のC −C 20 アルキレンオキシ基、グリシジルまたはそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーからなる群から選択され、R’は、水素、C −C 20 アルキル、C −C 20 アルキルエステル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、スルファト、アリール、ニトロ、カルボキシル、C −C 20 アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、アクリルアミノ、C −C 20 アルキルチオ、アルキルスルホニル、C −C 20 アルコキシルカルボニルおよびフェニルチオからなる群から選択される]
最も好ましくは、R およびR は、ヒドロキシル末端C −C ポリ(オキシアルキレン)基(例えば、好ましくは、エチレンオキシド、プロピレンオキシドなどのモノマーならびにそれらの任意の組み合わせ)を示す。
Figure 0004874095
[式中、
およびR は、前記と同意義であり、
、R 、R およびR 10 は、同一または異なって、水素、C −C 20 アルキル、C −C 20 アルコキシ、フェニルおよび置換フェニルならびに[ポリオキシアルキレン成分] R’からなる群から選択され、zは、1〜20(存在するオキシアルキレンの平均のモル数を示し、整数であることは必要とされない)であり、ポリオキシアルキレン成分は、少なくとも1種のC −C 20 アルキレンオキシ基、グリシジルまたはそれらの混合物の少なくとも1種のモノマーからなる群から選択され、R’は、水素、C −C 20 アルキル、C −C 20 アルキルエステル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、スルファト、アリール、ニトロ、カルボキシル、C −C 20 アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、アクリルアミノ、C −C 20 アルキルチオ、アルキルスルホニル、C −C 20 アルコキシルカルボニルおよびフェニルチオからなる群から選択され;
Xは、F、Cl、Br、I、NO 、SO 、HSO 、PO 、HPO 、H PO およびR’’SO (この場合、各々のアニオンは、着色剤自体のカチオンの価数に正しく対応する数で存在する)からなる群から選択され、R’’は、C −C 20 アルキルまたはフェニルもしくは置換フェニルである]
そのようなポリアルキレン基に関する次の表中の比率は従って:エチレンオキシド(EO)/プロピレンオキシド(PO)/エチレンオキシド(EO)(第3の数が存在するならば、EOの別の基が存在する。そうでなければ、末端がPOでキャップされたEOの1種の基のみが存在する)を示す。次の表(表1)は最も好ましいタイプを示し、#1(FOMREZ(登録商標)11-225で希釈される時に色値(color value)24abs/g/l、Crompton Corporationからのポリエステル/ポリオールおよび半高さバンド幅98nmを有する)および#5(希釈されない状態で色値60abs/g/l、半高さバンド幅78nmを有する)がさらに好ましい態様である(以下のR/R、R/RおよびR/R10の数は、両基の合計であり、例えば2/15/5は、1基あたりEO 1モル、PO 7.5モルおよびEO 2.5モル;を示す;および5/5は、1基あたりEO 2.5モルおよびPO 2.5モルを示す):である。
Figure 0004874095
これらのポリマー性着色剤は、米国特許出願4,507,407および4,601,725に開示されているように、ポリウレタンのための個別の着色剤としておよび布地用の不安定な色付剤(ベース発色団(base chromophore)のポリオキシアルキレン化に依存するしたエンド用途))として過去において有用性が発見されていた。しかしながら、そのような着色剤は、ウレタンフォーム物品内の黒さの改善のための適切な調色剤(bluing agents)として教示されないか、または殆ど提案されていなかった。前記のように、目的の黒色ポリウレタンの範囲内で最も良好に全体的に黒さの特性を提供するために、そのような黒色ウレタンフォーム用の適切なトナー化合物は、必ず吸収波長範囲および狭い半高さバンド幅を示すことは本発明の範囲内で決定された。最も好ましい本発明の個別の調色剤、実施例トナー#5は、黒色ポリウレタンフォームの範囲内に約2000−3000ppmの使用量(例えば、黒色フォーム2php中、総量の黒色着色剤のレベル10−15%で存在する調色(toning)化合物、他の未着色ポリウレタンフォームの範囲内で実際に青みの紫着色剤を提供するのに十分な量)、および効果的な着色目的にとって必要なレベルより充分上だが、目的のポリウレタンフォーム中に低い配合量を用いて最初に使用することなしに、広いスケールで適切な着色剤を予想するために、適切な着色測定を行い得るレベルで存在する時に、目的の黒色フォーム物品に優れた調色特性を与える。以下のような測定は、所望の黒色ポリウレタントナーとして利用のために最も好ましい着色剤の優れた特徴を提供することを意図する。従って、個々のトナー化合物はλmax約590nm、および半高さバンド幅約78nmを示す。かかる化合物は、さらに以下に詳しく記述されるように、所望の黒色ポリウレタン物品の範囲内で優れた調色(暗色化)の結果を提供する。さらに、液体であることから、そのようなトナーは、ポリウレタン製造プロセスのいかなる段階にも容易に加えることができ、かつかかる製造手順内の同時および効果的な導入のために、ポリオールまたはイソシアネートのどちらかとの溶液または分散体中に都合良く貯蔵され得る。そのため、単に潜在的に作用可能なクラスのかかる着色剤の1つの例であるこの色調剤は、必要な前記必要条件をすべて満たす。
黒色ポリウレタンフォーム用のさらに可能なトナー化合物は、青色顔料および/または染料を含有する。最も好ましいタイプは、定式(III)または(IV)の構造に適合するものから選択され、すべてがブルーの色相を与える:
Figure 0004874095
Figure 0004874095
[式中、Mは金属、例えばNa、K、Li、Mg、Ca、Cu、Fe等(各カチオンは、アニオン種の原子価数に対応する数で)であり;R11、R12、R13は、同一または異なって、水素、C−C20アルキル、フェニルおよび置換フェニルからなる群から選択され;およびR14、R15、R16、R17、R18、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、R26、R27、R28、R29、R30、R31、R32、R33、R34、R35、R36およびR37は、同一または異なっておよび水素、C−C20アルキル、C−C20アルコキシル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、アリール、ニトロ、カルボキシル、アミノ、アルキルアミノ、アリールアミノ、アルキルスルホニル、アルコキシルカルボニル、アルキルチオおよびアリールチオからなる群から選択され、;式中、R28、R29、R30、R31およびR32の1つは、SO アニオンであり、およびR32、R33、R34、R35、R36およびR37の1つもまたSO アニオンである。]最も好ましいタイプはそれらに制限されないが、赤色調色相(reddish shade)Cl Pigment Blue 18(式IV、この場合M=Na;R11、R12、R13、R18、R19、R20、R21およびR22=H;R28、R29、R30、R31およびR32の1つはSO アニオンであり、残りは水素;R32、R33、R34、R35、R36およびR37の1つは、SO アニオンであり、および残りは水素である。)、緑色調色相(greenish shade)Cl Pigment 56(式III、この場合R11、R12、R13、R14、R16、R17、R18、R20、R21、R22、R23、R25、R26およびR27=H;R15、R19、およびR24=Me)、および中間色相(mid shade)Cl Pigment 56(式III、この場合R11、R12、R13、R14、R16、R17、R18、R20、R19、R20、R21、R22、R23、R24、R25、R26およびR27=水素)]を包含する。さらに、ポリウレタン黒色用の最も好ましいトナーは、これらの顔料を含む液体の分散体、例えば生成物のALKALIBLUETM Flushシリーズ(BASFより入手可能)である。および、ALKALIBLUETM FB4365-AB(BASFより入手可能であって、MeOH中λmax593nmであり、半高さバンド幅100nm)は、好ましい態様である。そのような組成は、前記のような制限された黒の可能性に効果的な能力を提供するために、赤い着色および黄色の着色に同様の相補的な吸収スペクトルを与える。
得られる黒色ポリウレタンフォームは、黒色顔料またはポリマー性着色剤(調色化合物と組合せた)の反応を通じて製造され得る。その目的のために、前に調製した顔料/トナーコンビネーション(例えば、分散体等)の混合物は、ポリオールまたはイソシアネートストリーム内への導入の前、またはそのようなストリーム内の導入と同時にまたはポリオール/イソシアネート混合へと同時もしくは後に、他の顔料(単体)または他の顔料/トナー混合物と混合され得る。またトナーは、ポリウレタン製造時に顔料(類)とは別々に加えられてもよい。同じことがポリマー性着色剤の組合せ/トナー混合物またはポリウレタン重合時にトナーと別に混合されたポリマー性着色剤の組合せの多くのものに可能である。
特に本発明の各トナーまたはコンビネーショントナーが発揮する別の基準は、熱安定性(重合プロセスの間に高温を受ける);加工中または最終生成物の製造後にポリウレタンの非劣化性;消費者にとってより高い価格にならないコスト有効性;よりよい加工条件を可能にするために許容される粘度;黒色ポリウレタン中のトナーの溶解の均一性;および実質的にトナーからおよび得られる黒色ポリウレタンフォーム生成物からおよび内のトナーの実質的な非移行性が挙げられる。本発明のトナー化合物は、適切な黒色ポリウレタン物品内への導入に適切なトナーを選択するために必要な注意および度合いおよび分析が示す、必要な特性をすべて示す。
黒色ポリウレタン組成物は、黒色着色剤約0.01〜約20重量%を含有する。好ましい黒色着色剤(顔料またはポリマー性着色剤組合せのいずれか)の量は、約0.05〜約10%および最も好ましくは約0.1〜約8%である。要すれば添加剤は可塑剤、例えばジブチルフタレート等、静電防止剤、安定剤、酸化防止剤、抗菌剤および他の同様の標準的なポリウレタン添加剤を包含する。
本発明のポリマー性トナーまたはトナー(別名、調色剤)プラス着色剤プラスポリオールまたはイソシアネート液体分散体はポリオール/イソシアネートの部比3:3〜7:3で、軟質フォームで好ましくは4:3、およびポリオールとイソシアネートの総量において0.1〜15%の量で存在する着色剤、および存在する着色剤(類)の総量の0.1〜15%の量で存在するトナーを包含する。好ましくは着色剤は、ポリオール/イソシアネートの0.2〜10%、および最も好ましくは0.5〜8で存在する。トナーは好ましくは着色剤の2−10重量%、および最も好ましくは3〜8%の量で存在する。
(本発明の好ましい態様)
特に好ましい黒色ポリウレタンの例を以下に示す。最初に、市販の黒色着色剤(顔料およびポリマー性着色剤混合物の両方)を、まず色の強度分析について、トナー化合物と顔料/ポリマー性着色剤混合物の本発明分散体に対して比較した。次の表は、この目的のためにテストされた本発明と比較組合せの両方の黒色着色剤の組合せを示す(特に明記しない限り最終的なポリウレタンフォーム2phpの量において全て存在する;実施例51−92および比較例99−112のブレンドは各記載の添加量における前記顔料および/またはポリマー性着色剤の50/50混合物であった)(本発明のトナーとトナーなしの市販のタイプと)(下記PCブラックは、前記プロピレンカーボネート分散体10重量%とUNION Black Paste 3U-600 90重量%を示し、ALKALI BLUETMは、BASFからのALKALI BLUE FB4365-ABを示す):
Figure 0004874095
Figure 0004874095
Figure 0004874095
Figure 0004874095
トナーは、RYVEC顔料添加製剤の7%として存在した
トナーは、REACTINT(登録商標)ポリマー性着色剤コンビネーションの7%として存在した
トナーは両製剤の混合前にRYVEC顔料およびREACTINTO(登録商標)ポリマー性着色剤コンビネーションの両方の7%として存在した
トナーは、PCブラック顔料添加製剤の7%として存在した
トナーは、REACTINT(登録商標)ポリマー性着色剤コンビネーションの7%として存在した
トナーは、両製剤の混合前にPCブラック顔料添加製剤およびREACTINTO(登録商標)ポリマー性着色剤コンビネーションの両方の7%として存在した
これらの着色剤例は、ポリウレタンフォーム製造方法の範囲内で利用し、最終の黒色フォームを形成した。そのようなポリウレタンフォーム物品は下記成分の反応を通じて製造された:
Figure 0004874095
反応容器内の混合時に、反応は「ヘルス(health)」バブル(十分なゲル化およびブローバランスを示す)を生成し、次いで容器を185℃で約10分間露出した(産業的製造レベル上で遭遇する実際の温度をシミュレートするために電子レンジ内で生成した)。得られたフォームバン(bun)を次いで半分にスライスし、実験的に分析した。黒色フォームの黒さを次いで各サンプルについて分析した。
次いで、各サンプルの各々の強さ(黒さレベル等)を目的のポリウレタンフォーム物品内で得られる着色の実際に測定された赤色/緑色(a)(aが大きければ大きい程、赤が大きく存在し、その結果aが小さければ小さい程緑が大きくなる)、青色性/黄色性(b)(b値が大きければ大きい程黄色が大きく存在し、その結果b値が小さければ小さい程、青が大きくなる)、および明るさ/暗さ(L)(L値が大きいと明るくなり、小さくなると暗くなる)においてポリウレタン黒色着色中でのそのような調色剤によって提供される改良の分析を通して各比較例に対して測定した。下記のように、フォームが形成された後、CIELAB(a、bおよびL)値を各々について標準方法で色彩計によって測定された。
(表4−1)
Figure 0004874095
(表4−2)
Figure 0004874095
(表4−3)
Figure 0004874095
(表4−4)
Figure 0004874095
従って、調色していない黒色着色剤の比較において、関連する調色されたフォームは、全体を通してより低いレベルのb値(青さの増加および黄色さの低減を同時に示す)を示し、より低いb値フォームの各々は、存在する着色剤の同一量またはそれよりも多い量を有する比較フォームよりも実験的な真黒な黒さを示すことが解った。本発明のフォームはまた、全て低いレベルの黒色着色剤であっても許容される黒さを示すのと同様に、少なくとも許容し得るL値レベルも示す。例えば、比較例104(PCブラック着色剤単独2phpレベルで)L値は、着色剤および調色成分両方で2phpを有する調色したPCブラックを含む発明の例12−16および36−39に匹敵またはより高い。さらに他の例として、比較例101のL値は、発明の例44−47について測定されたものに匹敵あるいはより高い。発明性のサンプルの殆どはまた、対応する非調色例と比較してより低いa値を示した。そのように実施例を通じて、低レベルの調色剤の単なる添加を通して、真黒な黒色ウレタンフォームが存在する黒色着色剤の少ない量で形成されるか、または少なくとも、比較可能な真黒な結果が存在する黒色着色剤のそのようなより低いレベルは可能であることは明らかである。同一の結果は、ポリマー性着色剤コンビネーション(存在する着色剤の同様の量で20−30%改善を有する)で認識され得る。
そのような予期しない結果はまた、特定の密度1.5pcfポリエーテルフォーム(前記表3の配合に従って製造した)(存在する添加トナー量で改良するL値変性に関する)である種の調色または非調色例についてビルドカーブ(build curve)するためにカーブを形成することによって分析される。次の表について、AはPCブラック単独を示し、Bは表1から#5の5%を添加したPCブラックを示し、Cは表1から#5の7%を添加したPCブラックを示し、DはREACTINT(登録商標)X77単独、Eは表1から#5の5%を添加したREACTINT(登録商標)X77を示し、かつFは表1から#5の7%を添加したREACTINT(登録商標)X77を示す。異なる添加剤配合量を有するそのような例についてL値の結果は以下に作表する:
Figure 0004874095
結果は図1にグラフ状に提供し、それにより実際の黒色着色剤のより低い量で真黒な黒色結果を提供することができることを示す。
Figure 0004874095
結果は図2にグラフ状に提供し、それにより実際の黒色ポリマー性着色剤のより低い量で真黒な黒色結果を提供することができることを示す。
(図面の詳細な説明)
図1では、前記表5のためのビルドカーブが提供され、トナー成分(青味剤)の増加量の導入を通じてそのような黒色ポリエーテルフォーム物品についてのL値の改良を示す。従って、各カーブに沿って採用された測定について変更しないままの顔料または顔料プラストナーの配合量について、トナーの増加量がカーブに対して各の測定されたポイントでより低いL値測定に意外にも変化することは明白である。従って、得られた調色黒色フォームは、より低い量の黒色顔料が存在しても、真黒な黒色外観を示す。
図2では、前記表6のためのビルドカーブが提供され、トナー成分(青味剤)の増加量の導入を通じてそのような黒色ポリエーテルフォーム物品についてのL値の改良を示す。従って、各カーブに沿って採用された測定について変更しないままのポリマー性着色コンビネーションまたはそのようなコンビネーションプラストナーの配合量について、トナーの増加量がカーブに対して各の測定されたポイントでより低いL値測定に意外にも変化することは明白である。従って、得られた調色黒色フォームは、より低い量の黒色顔料が存在しても、真黒な黒色外観を示す。従って、得られた調色黒色フォームは、より低い量の黒色顔料が存在しても、真黒な黒色外観を示す。
従って、トナー(青味剤)と黒色着色剤との発明的コンビネーションが、そのようなポリウレタンスラブストックフォーム物品のための新規な調色/黒色着色剤コンビネーションで可能な真黒性の同じ高いレベルを提供するために、大量の黒色着色剤が必要とされることは明白である。換言すると、トナーの存在は、トナーの存在なしで、同一の黒色ポリウレタンスラブ材フォーム物品と比較してそれらに黒色着色剤の特定量を含有する黒色ポリウレタンスラブ材フォーム物品についてのLおよびb値の低下を許容する。但し、目的の黒色ポリウレタンフォーム物品内で認知される真黒な黒色改良を提供するために単に要求される減少はb値の低減である。
本発明を詳細に記載したが、当業者は本発明の範囲を逸脱せずに、それに対して変更および改良を行うことができることは明らかである。従って、本発明の範囲はここに付随する特許請求の範囲によってのみ決定されるべきである。
前記表5の作表からの結果に対応するビルドされるカーブであり、従ってポリエーテルポリウレタンスラブ材フォーム用の黒色顔料単独に対する2種の異なるレベルの調色した黒色顔料着色配合に関する。 前記表6の作表からの結果に対応するビルドされるカーブであり、従ってポリエーテルポリウレタンスラブ材フォーム用の黒色顔料単独に対する2種の異なるレベルの調色したポリマー性着色剤コンビネーションである。

Claims (9)

  1. 色着色剤と、トナー化合物とを含有する、黒色に着色されたポリウレタンフォーム物品であって、
    前記トナー化合物は、トリフェニルメタンの発色団を含み、当該ポリウレタンフォーム物品において、前記トナー化合物は、吸収ピークを示し、なおかつ、λmaxが560〜610nmであり、
    記トナー化合物が、前記吸収ピークにおいて、半高さバンド幅範囲40〜130nmを示す、
    黒色に着色されたポリウレタンフォーム物品。
  2. 記黒色着色剤が、黒色顔料、黒色ポリマー性着色コンビネーション、黒色染料、およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1記載の物品。
  3. 前記トナー化合物が、式(II):
    Figure 0004874095
    [式中、
    およびRは、同一または異なって、水素、C−C20アルキル、C−C20アルコキシ、フェニルおよび置換フェニルならびに[ポリオキシアルキレン成分]R’からなる群から選択され、zは、1〜20(存在するオキシアルキレンの平均のモル数を示し、整数であることは必要とされない)であり、ポリオキシアルキレン成分は、少なくとも1種のC−C20アルキレンオキシ基、グリシジルまたはそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーからなる群から選択され、R’は、水素、C−C20アルキル、C−C20アルキルエステル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、スルファト、アリール、ニトロ、カルボキシル、C−C20アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、アクリルアミノ、C−C20アルキルチオ、アルキルスルホニル、C−C20アルコキシルカルボニルおよびフェニルチオからなる群から選択され;
    、R、RおよびR10は、同一または異なって、水素、C−C20アルキル、C−C20アルコキシ、フェニルおよび置換フェニルならびに[ポリオキシアルキレン成分]R’からなる群から選択され、zは、1〜20(存在するオキシアルキレンの平均のモル数を示し、整数であることは必要とされない)であり、ポリオキシアルキレン成分は、少なくとも1種のC−C20アルキレンオキシ基、グリシジルまたはそれらの混合物の少なくとも1種のモノマーからなる群から選択され、R’は、水素、C−C20アルキル、C−C20アルキルエステル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、スルファト、アリール、ニトロ、カルボキシル、C−C20アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、アクリルアミノ、C−C20アルキルチオ、アルキルスルホニル、C−C20アルコキシルカルボニルおよびフェニルチオからなる群から選択され;
    Xは、F、Cl、Br、I、NO、SO、HSO、PO、HPO、HPOおよびR’’SO(この場合、各々のアニオンは、化合物のカチオンの価数に正しく対応する数で存在する)からなる群から選択され、R’’は、C−C20アルキルまたはフェニルもしくは置換フェニルである]
    の構造を有するトリフェニルメタンの発色団を含む、請求項1記載の物品。
  4. 色着色剤と、トナー化合物とを含有する、黒色に着色されたポリウレタン物品であって、
    前記トナー化合物は、トリフェニルメタンの発色団を含み、当該ポリウレタン物品において、前記トナー化合物は、吸収ピークを示し、なおかつ、λmaxが560〜610nmであり、
    記トナー化合物が、前記吸収ピークにおいて、半高さバンド幅範囲40〜130nmを示す、黒色に着色されたポリウレタン物品。
  5. 記黒色着色剤が、黒色顔料、黒色ポリマー性着色コンビネーション、黒色染料、およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項4記載の物品。
  6. 前記トナー化合物が、式(II):
    Figure 0004874095
    [式中、
    およびRは、同一または異なって、水素、C−C20アルキル、C−C20アルコキシ、フェニルおよび置換フェニルならびに[ポリオキシアルキレン成分]R’からなる群から選択され、zは、1〜20(存在するオキシアルキレンの平均のモル数を示し、整数であることは必要とされない)であり、ポリオキシアルキレン成分は、少なくとも1種のC−C20アルキレンオキシ基、グリシジルまたはそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーからなる群から選択され、R’は、水素、C−C20アルキル、C−C20アルキルエステル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、スルファト、アリール、ニトロ、カルボキシル、C−C20アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、アクリルアミノ、C−C20アルキルチオ、アルキルスルホニル、C−C20アルコキシルカルボニルおよびフェニルチオからなる群から選択され;
    、R、RおよびR10は、同一または異なって、水素、C−C20アルキル、C−C20アルコキシ、フェニルおよび置換フェニルならびに[ポリオキシアルキレン成分]R’からなる群から選択され、zは、1〜20(存在するオキシアルキレンの平均のモル数を示し、整数であることは必要とされない)であり、ポリオキシアルキレン成分は、少なくとも1種のC−C20アルキレンオキシ基、グリシジルまたはそれらの混合物の少なくとも1種のモノマーからなる群から選択され、R’は、水素、C−C20アルキル、C−C20アルキルエステル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、スルファト、アリール、ニトロ、カルボキシル、C−C20アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、アクリルアミノ、C−C20アルキルチオ、アルキルスルホニル、C−C20アルコキシルカルボニルおよびフェニルチオからなる群から選択され;
    Xは、F、Cl、Br、I、NO、SO、HSO、PO、HPO、HPOおよびR’’SO(この場合、各々のアニオンは、化合物のカチオンの価数に正しく対応する数で存在する)からなる群から選択され、R’’は、C−C20アルキルまたはフェニルもしくは置換フェニルである]
    の構造を有するトリフェニルメタンの発色団を含む、請求項4記載の物品。
  7. 黒色ポリウレタン物品の製造方法であって、
    a)ポリオール組成物を提供する段階;
    b)イソシアネート組成物を提供する段階;その場合、前記段階「a」および「b」の組成物の少なくとも1つが、黒色着色剤と、トナー化合物とを含有する黒色着色配合を有し、前記トナー化合物は、トリフェニルメタンの発色団を含み、当該ポリウレタン物品において、前記トナー化合物は、吸収ピークを示し、なおかつ、λmaxが560〜610nmであり、前記トナー化合物が、前記吸収ピークにおいて、半高さバンド幅範囲40〜130nmを示すものである;および
    c)好適な触媒の存在下に段階「a」および「b」からの組成物を共に反応させてポリウレタン物品を生成する段階、
    を含む、黒色ポリウレタン物品の製造方法。
  8. 前記トナー化合物が、式(II):
    Figure 0004874095
    [式中、
    およびRは、同一または異なって、水素、C−C20アルキル、C−C20アルコキシ、フェニルおよび置換フェニルならびに[ポリオキシアルキレン成分]R’からなる群から選択され、zは、1〜20(存在するオキシアルキレンの平均のモル数を示し、整数であることは必要とされない)であり、ポリオキシアルキレン成分は、少なくとも1種のC−C20アルキレンオキシ基、グリシジルまたはそれらの混合物からなる群から選択される少なくとも1種のモノマーからなる群から選択され、R’は、水素、C−C20アルキル、C−C20アルキルエステル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、スルファト、アリール、ニトロ、カルボキシル、C−C20アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、アクリルアミノ、C−C20アルキルチオ、アルキルスルホニル、C−C20アルコキシルカルボニルおよびフェニルチオからなる群から選択され;
    、R、RおよびR10は、同一または異なって、水素、C−C20アルキル、C−C20アルコキシ、フェニルおよび置換フェニルならびに[ポリオキシアルキレン成分]R’からなる群から選択され、zは、1〜20(存在するオキシアルキレンの平均のモル数を示し、整数であることは必要とされない)であり、ポリオキシアルキレン成分は、少なくとも1種のC−C20アルキレンオキシ基、グリシジルまたはそれらの混合物の少なくとも1種のモノマーからなる群から選択され、R’は、水素、C−C20アルキル、C−C20アルキルエステル、ハロ、ヒドロキシ、チオ、シアノ、スルホニル、スルホ、スルファト、アリール、ニトロ、カルボキシル、C−C20アルコキシル、アミノ、アルキルアミノ、アクリルアミノ、C−C20アルキルチオ、アルキルスルホニル、C−C20アルコキシルカルボニルおよびフェニルチオからなる群から選択され;
    Xは、F、Cl、Br、I、NO、SO、HSO、PO、HPO、HPOおよびR’’SO(この場合、各々のアニオンは、化合物のカチオンの価数に正しく対応する数で存在する)からなる群から選択され、R’’は、C−C20アルキルまたはフェニルもしくは置換フェニルである]
    の構造を有するトリフェニルメタンの発色団を含む、請求項7記載の方法。
  9. 黒色に着色されたポリウレタンフォーム物品の製造方法であって、
    (a)ポリオール組成物を提供する段階;
    (b)イソシアネート組成物を提供する段階;
    (c)黒色ポリマー性着色コンビネーションと、トナー化合物とを含有する組成物を提供する段階であって、前記トナー化合物が、トリフェニルメタンの発色団を含み、当該ポリウレタンフォーム物品において、前記トナー化合物が、吸収ピークを示し、なおかつ、λmaxが560〜610nmであり、前記トナー化合物が、前記吸収ピークにおいて、半高さバンド幅範囲40〜130nmを示すものである、段階;および
    (d)触媒の存在下で段階「a」および「b」および「c」の各組成物を共に反応させてポリウレタンフォームを形成する段階;
    を含む、黒色に着色されたポリウレタンフォーム物品の製造方法。
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