JP4872133B2 - 加熱調理器 - Google Patents

加熱調理器 Download PDF

Info

Publication number
JP4872133B2
JP4872133B2 JP2008029768A JP2008029768A JP4872133B2 JP 4872133 B2 JP4872133 B2 JP 4872133B2 JP 2008029768 A JP2008029768 A JP 2008029768A JP 2008029768 A JP2008029768 A JP 2008029768A JP 4872133 B2 JP4872133 B2 JP 4872133B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
temperature
temperature detection
storage
storage portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008029768A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009187909A (ja
Inventor
伸一郎 川上
一男 加藤
怜 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Home Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Home Technology Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Home Technology Corp filed Critical Toshiba Home Technology Corp
Priority to JP2008029768A priority Critical patent/JP4872133B2/ja
Publication of JP2009187909A publication Critical patent/JP2009187909A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4872133B2 publication Critical patent/JP4872133B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B6/00Heating by electric, magnetic or electromagnetic fields
    • H05B6/02Induction heating
    • H05B6/06Control, e.g. of temperature, of power
    • H05B6/062Control, e.g. of temperature, of power for cooking plates or the like
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05BELECTRIC HEATING; ELECTRIC LIGHT SOURCES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; CIRCUIT ARRANGEMENTS FOR ELECTRIC LIGHT SOURCES, IN GENERAL
    • H05B2213/00Aspects relating both to resistive heating and to induction heating, covered by H05B3/00 and H05B6/00
    • H05B2213/07Heating plates with temperature control means

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Induction Heating Cooking Devices (AREA)
  • Commercial Cooking Devices (AREA)

Description

本発明は、加熱調理器に関する。
従来、加熱調理器の容器温度検出には、特許文献1にあるように、容器に電装部品を設け、本体側にも電装部品を設け、温度検出回路を構成していた(特許文献1)。
実開平6―46620号公報
しかし、この場合は容器に電装部品を設ける為、容器の清掃時に、水等の浸入対策を要し、使い勝手に問題があった。
また、本体側の他に容器側にも電装部品が必要で、コストの面でも高価であった。
さらに、容器の内容物等がこぼれて容器が汚れたり、焦付いたりした場合、赤外線検出手段の検知温度誤差がさらに大きくなるという不具合があった。
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、容器側に電装部品を具備する必要がなく、清掃時に容器の丸洗いが可能で、清掃性を向上し、また、容器側の電装部品を無くすことにより、安価な温度検知手段を備えた加熱調理器を提供することを目的とする。
また、本発明は、上記事情を考慮してなされたものであり、温度検知手段の検知温度のバラツキを小さくし、また容器に汚れや焦付きがあっても温度検知手段の検知温度誤差を小さくし、温度検知精度を向上できる加熱調理器を提供することを目的とする。
請求項1の発明の加熱調理器では、本体の傾斜させた収納部に傾斜状態で備えた容器と、前記容器を駆動させる駆動手段と、前記容器を加熱する加熱手段と、前記容器の温度を検知する温度検知手段と、前記本体内の状態を制御する制御手段を具備した加熱調理器であって、前記温度検知手段は、前記収納部に設けられ、赤外線を透過する窓部と、赤外線を検出する赤外線検出手段で構成され、前記温度検知手段を、前記傾斜させた収納部の最底部を除く落ち込んだ下側に設けたことを特徴とする。
請求項の発明の加熱調理器では、前記窓部を、周囲の壁面より凸としたことを特徴とする。
請求項の発明の加熱調理器では、前記容器の少なくとも一部を光沢面としたことを特徴とする。
請求項の発明の加熱調理器では、前記非光沢面は、塗膜形成又は所定処理皮膜形成によって設けられたことを特徴とする。
請求項の発明の加熱調理器では、前記非光沢面は、黒色、濃灰色、又は、濃褐色としたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、温度検知手段の構成部品を容器に設ける必要がなく、容器の丸洗いが可能なため清掃性が向上する。また、容器に取り付ける電装部品が削減されるので製造コストも低減される。さらに、容器の内容物が収納部にこぼれた場合、温度検知手段に溜まらず、温度検知の障害が発生しにくい。
請求項の発明によれば、容器の内容物が収納部にこぼれた場合、温度検知手段が汚れにくく、温度検知の障害が発生しにくい。
請求項の発明によれば、赤外線検出手段を用いた温度検知手段の容器表面の焦付きや汚れによる温度検知のバラツキを低減する。
請求項の発明によれば、容器の焦付きや汚れによる温度検知のバラツキを低減する。
請求項の発明によれば、容器の焦付きや汚れによる温度検知のバラツキを低減する。
図1乃至図6は本発明の第1実施例における加熱調理器を示すものである。
ここで、図1は加熱調理器の斜視図であり、図2は加熱調理器の断面図であり、図3は温度検知手段付近の断面図であり、図4は調理器本体の断面図であり、図5は図4を矢印A方向から見た図であり、図6は図4を矢印B方向から見た図である。
1は、電磁誘導加熱式の加熱調理器であり、容器2と、この容器2を保持する調理器本体3とを備えている。尚、容器2は、調理器本体3に着脱自在なものとして構成している。また、調理器本体3の外郭部分は筐体として構成されており、図示はしないが調理器本体3の外郭は複数の部材から構成されている。
容器2は、上部に容器側開口部4を有し、全体を有底円筒形状に形成されており、つまり、円筒形状の容器側側面部5と、この容器側側面部5の下部を閉塞する容器側底面部6とを備えている。また、容器側側面部5と容器側底面部6との間の境界部分に円弧状の曲面形状に形成された容器側円弧部7を備えている。
この容器2は、ステンレス鋼板等の磁性を有する磁性金属材料によって形成されている。
また容器2には、容器側開口部4を着脱自在に覆う蓋体9を備えている。10は、蓋体9の一部を開閉可能な開閉蓋である。
そして、開閉蓋10に第1の取手部11を備えると共に、蓋体9本体にも第2の取手部12を備えている。図2に示すように、第2の取手部12は、開閉蓋10を開いた状態でこの第2の取手部12に当接させると、開閉蓋10を立たせた状態で支持するストッパ機能を備えている。
13は、容器2の内容物を攪拌するための攪拌手段である。この攪拌手段13は、容器2の内側面に沿って容器側側面部5から容器側底面部6にかけて設けられた板状の羽根部材14を備えている。さらに攪拌手段13を容器2に対し着脱可能とするために、前記羽根部材14から延設して設けられた柄部15を、ボルト,ネジ等の雄ネジ部材からなるロック部材16によって容器側開口部4の周縁に着脱自在に設けている。
調理器本体3は、容器2を傾斜状態で回転可能に収納する容器収納部17と、容器2の加熱を行う加熱手段18と、容器2の温度を検知する温度検知手段19を備えている。
この容器収納部17は、容器2の容器側側面部5、容器側底面部6、そして容器側円弧部7を被覆可能、つまり、容器側開口部4を除く容器2全体を覆うように形成されている。
容器収納部17は、その中心軸を水平面に対して傾斜させた有底円筒形状を有しており、前記容器2を傾斜状態で収納可能に設けられている。また、容器収納部17は、容器2の外形と略相似形状に形成されたことにより容器2と同様な構成を備えるため、収納部側開口部20、収納部側側面部21、及び、収納部側底面部22とを備え、そして、収納部側側面部21と収納部側底面部22との間の境界部分を円弧状の曲面形状に形成された収納部側円弧部23を備えている。
ここで便宜上、傾斜した状態の容器2に対して、容器側側面部5及び容器側底面部6の水平面に対して落ち込んだ側について容器側側面部下側24及び容器側円弧部下側25と呼称すると共に、容器収納部17においても同様に、収納部側側面部21及び収納部側円弧部23の水平面に対して落ち込んだ側について収納部側側面部下側26及び収納部側円弧部下側27と呼称することとする。図2及び図3に示すように、容器収納部17の最底部である収納部側最底部28は、収納部側円弧部下側27に位置しており、同様に、傾斜した状態の容器2の最底部である容器側最底部29は、容器側円弧部下側25に位置している。
30は、容器収納部17に備えられた回転駆動手段である。回転駆動手段30は、収納部側底面部22の中心部分に形成された貫通部31に配置され、容器側底面部6に当接可能に形成された回転座32と、この回転座32と貫通部31との間にスラストベアリング等の軸受を備えた軸受部33と、回転座32に回転駆動力を付与する駆動源たるギヤードモータ等を備えた駆動部34とを備えている。
そして、回転座32は、容器収納部17の中心軸と略平行な軸方向を有する軸部材たるシャフト35(特に図2においては、容器収納部17の中心軸上にシャフト35を備えている)を介して、駆動部34に連結されている。この場合、容器収納部17に収納された容器2は、容器側底面部6に当接支持する回転座32によって駆動部34からの回転駆動力が伝達され、回転座32の回転方向と等しく回転可能に構成されている。
36は、収納部側側面部下側26に少なくとも容器2の中心軸方向に複数配置された回転支持部たるローラーである。ローラー36は、回転座32の回転軸であるシャフト35と同軸方向の回転軸36Aを備えており、容器収納部17に収納された状態の容器2を、回転座32の回転方向と等しい方向に回転支持可能に構成している。
これら回転座32及びローラー36によって、容器収納部17に容器2を収納した場合に、容器2の壁面たる容器側側面部5及び容器側円弧部7と、容器収納部17の壁面たる収納部側側面部21及び収納部側円弧部23との間にそれぞれ所定の間隔をあけた状態で、容器2を回転支持可能に構成している。
加熱手段18は、調理器本体3内部において、容器収納部17の壁面を介して、容器2と非接触な状態で配置されている。そして、加熱手段18には、収納部側円弧部下側27及び収納部側底面部22を介して、所定の間隔をあけた状態で容器側円弧部7及び容器側底面部6と対向させて配置された第1の加熱部37と、容器収納部17の収納部側側面部下側26を介して、所定の間隔をあけた状態で容器側側面部下側24と対向させて配置された第2の加熱部38を備えている。
第1の加熱部37は、収納部側円弧部下側27及び収納部側底面部22において、容器2と対向する面とは反対側を被覆可能に形成された第1の電磁誘導加熱コイル39を備えている。
第1の電磁誘導加熱コイル39は、収納部側円弧部下側27に位置した収納部側最底部28を略中心として、容器収納部17の壁面に沿って収納部側円弧部下側27を含む収納部側円弧部23の約半周部分にわたり、略鞍状に巻き回して形成されている。
第2の加熱部38は、収納部側側面部下側26の下方において、容器2と対向する面の反対面を被覆可能に形成された第2の電磁誘導加熱コイル40を備えている。
第2の電磁誘導加熱コイル40は、収納部側側面部21の壁面に沿って収納部側側面部下側26を含む収納部側側面部21の約半周部分にわたり、略鞍状に巻き回して形成されている。
図2に示すように、第1の電磁誘導加熱コイル39および第2の電磁誘導加熱コイル40は、傾斜した容器2内の被調理物の表面(液面)Lより下方に配置されたものである。
温度検知手段19は、容器2の最底部である容器側最低部29近傍の温度を非接触で検知可能に構成されたものである。以下に、温度検知手段19の具体的な構成について図3を参照して説明する。温度検知手段19は、収納部側円弧部下側27に位置する容器収納部17の略収納部側最底部28近傍に設けた貫通部31に、温度センサユニット42を備えている。ここで、温度検知手段19の温度センサユニット42は、容器収納部17における傾斜した状態の容器2の中心を回転移動した最下部をさけた位置、つまり、収納部側円弧部下側27に位置する容器収納部17の真に収納部側最底部28ではなく、この収納部側最底部28を除く収納部側円弧部下側27に配置されるのが好ましい。
温度センサユニット42は、上部に赤外線透過用開口部43を備えた筒状のユニット本体44と、このユニット本体44内部に備えた赤外線温度センサ45と、赤外線透過用開口部43を閉塞し、赤外線透過性を有するガラス、プラスチック等からなる板状の窓部46とを備えている。
ここで、窓部46を備えたユニット本体44上部は、容器収納部17を貫通して設けられ、貫通部31が形成された収納部側円弧部下側27の略収納部側最底部28近傍の壁面より凸状に隆起した凸部44Aを形成しており、そのため、このユニット本体44上部である凸部44Aに備えられた窓部46は、収納部側円弧部下側27の略収納部側最底部28近傍の壁面より一段高くして設けられている。
47は、調理器本体3内部に備えられた制御ユニットである。制御ユニット47には、マイクロコンピュータを搭載した制御基板48を備えている。
49は、調理器正面に備えられた操作・表示ユニットである。操作・表示ユニット4949には、調理器本体3内部前側に設けられた操作基板50と、調理器本体3正面に形成された凹部51に設けられた操作・表示パネル52を備えている。そして、操作基板50には、操作・表示パネル52側から操作可能な、例えば、電源スイッチ、温度設定スイッチ、調理メニュー設定スイッチ、時間設定スイッチ、調理スタートスイッチ等の各種操作手段53や、LED等の表示手段54や、ブザー等の報知手段(図示せず)等が搭載されている。
図7は、電気的な構成を示すブロック図である。同図において、55は、制御ユニット47に備えられたマイクロコンピュータなどで構成される制御手段であり、これは加熱手段18のみならず、駆動部34や表示手段54なども制御するものである。また、制御手段55は、温度検知手段19からの検出温度に基づいて、加熱手段18の出力を制御する加熱制御手段55を備えている。さらに、制御手段55は、駆動部34の回転速度を測定する回転センサ57を備えている。
以上の構成について、その作用を説明すると、本実施例の加熱調理器1は、傾斜して備えられた容器2にスープ等の被調理物を入れて、その容器2を回転させて攪拌しながら、電磁誘導加熱コイル39,40を備えた加熱手段18によって容器2を加熱して、被調理物を均一に加熱することができる。
以下に、制御手段55による加熱調理器1の動作について、図8に示すフローチャートに従い説明する。予め、電源スイッチを操作して、調理器1を起動させた状態から、操作・表示パネル52の各種操作手段53を操作して、温度設定、メニュー設定、時間設定等の各種設定入力を行い、調理メニューを選択する(ステップS1)。次いで、調理スタートスイッチを操作して、調理をスタートさせる(ステップS2)。選択された調理メニューに従い、駆動部34のモータを起動させて容器2を所定の速度で回転させると共に、電磁誘導加熱コイル39,40による加熱を開始する(ステップS3)。赤外線温度センサ45により容器2の温度を検出して容器2の温度制御を行う(ステップS4)と共に、駆動部34のモータの回転速度を回転センサ57により測定しモータの回転制御を行う(ステップS5)。その後、予め設定された所定時間を経過するまでステップS4及びS5を繰り返す。所定時間経過後、容器2の回転を停止させると共に、容器2の加熱を停止する(ステップS6)。最後に、調理の終了をランプ等の表示手段54やブザー等の報知手段(図示せず)によって報知して(ステップS7)、調理が終了する。
本発明の加熱調理器1は、容器2を水平面に対して傾斜して備え、この傾斜状態のまま容器2を回転させながら加熱するものであり、このため容器2の内容物たる被調理物の一部が、この容器2の回転に伴い容器側側面部5に沿って巻き上げられては、落とされることの繰り返しにより、容器2内部の被調理物全体が均一に攪拌される。
また、容器2に攪拌手段13を備えたことにより、容器2と同期して回転する羽根部材14によって、容器2内部の被調理物がかき上げられることにより、被調理物が攪拌され、被調理物全体を均一に加熱することができる。
また、容器収納部17にローラー36を備えたことにより、傾斜して設置された容器2の収納部側側面部下側26を支持して、容器2の回転をスムーズにしている。
本実施例の温度検知手段19は、容器収納部17に赤外線温度センサ45を備えた温度センサユニット42から構成されており、この温度検知手段19では、温度センサユニット42上部に備えられた窓部46より透過してくる容器2、特に、容器2の容器側最底部29に位置する容器側円弧部下側25の表面から放射される赤外線が、この赤外線温度センサ45に照射されると、容器2から放射される赤外線の大きさが測定され、容器2の温度(特に、容器側最底部29付近の温度)が非接触で測定可能である。そして、容器2の温度検知手段19を容器収納部17に備えた窓部46と、この窓部46を透過した赤外線を検出する赤外線温度センサ45を備えた構成としたことにより、容器2の外側表面から放射される赤外線を、容器収納部17に設けた窓部46を透過させて、その透過した赤外線を窓部46同様に容器収納部17側に設けた赤外線温度センサ45によって検知して、容器2の温度を検知する構成としている。従って、温度検知手段19の構成部品である電装部品等を容器2に設ける必要がなく、そのため容器2の丸洗いが可能となり、容器2の清掃性が向上する。また、容器2に取り付ける電装部品が削減されるので製造コストも低減される。
また、図3に示すように温度検知手段19の温度センサユニット42は、容器収納部17における傾斜した状態の容器2の中心を回転移動した最下部をさけた位置、つまり、収納部側円弧部下側27の真に収納部側最底部28にではなく、この収納部側最底部28を除く収納部側円弧部下側27に配置されている。
この場合、温度検知手段19がこの収納部側最底部28より高い位置に設けられたことにより、温度検知手段19は、収納部側最底部28に溜まった、例えば容器2からこぼれ出たスープ等の被調理物等の異物から避難させた位置に予め配設され、温度検知手段19、特に窓部46が異物によって汚れることを防ぐ。従って、収納部側最底部28に溜まった異物が温度検知手段19の窓部46を透過する容器2の外側表面からの赤外線の透過量に及ぼす影響を抑えるため、温度検知手段19による温度検知の障害が発生しにくい。
さらに、窓部46を備えたユニット本体44上部は、容器収納部17を貫通して設けられ、貫通部31が形成された収納部側円弧部下側27の略収納部側最底部28近傍の壁面より凸状に隆起した凸部44Aを形成しており、そのため、窓部46は、収納部側円弧部下側27の略収納部側最底部28近傍の壁面より一段高くして設けられている。
この場合、容器収納部17に設けた窓部46を、周囲の壁面より凸としたことにより、窓部46は、容器収納部17に溜まった、例えば容器2からこぼれ出たスープ等の被調理物等の異物から避難させた位置に予め配設され、窓部46が異物によって汚れることを防ぐ。従って、容器収納部17に溜まった異物が窓部46を透過する容器2の外側表面からの赤外線の透過量に及ぼす影響を抑えるため、温度検知手段19による温度検知の障害が発生しにくい。
図2に示すように、第1の電磁誘導加熱コイル39および第2の電磁誘導加熱コイル40は、容器2内の被調理物の表面(液面)Lより下方に配置されたものであり、容器2内の被調理物の表面Lより下方の部分が有効に加熱手段18により加熱されるので、被調理物の表面より上方の部分が異常に加熱して被調理物を焦がすという不具合を引き起こすことなく、ムラのない調理が可能である。
また、上記被調理物の表面Lが第2の電磁誘導加熱コイル40より下方にある場合には、制御手段55によって第1の電磁誘導加熱コイル39のみの加熱制御に切り替えることで、被調理物の焦がすという不具合を防ぐことが可能であり、このときの加熱手段18の制御について、容器2内の被調理物の表面Lの高さを検知手段(図示せず)によって自動で検知して、加熱手段18の制御を第1の電磁誘導加熱コイル39のみの加熱制御に切り替えるように構成してもよく、また、作業者が容器2内の被調理物の表面Lの高さを確認して、操作・表示パネル52に備えた表面Lの高さを入力する操作手段53(図示せず)を操作して、第1の電磁誘導加熱コイル39のみの加熱制御に切り替えるようにしてもよい。
また、容器側開口部4を除く容器2全体を容器収納部17によって被覆したことにより、容器2の熱が外気へと逃げにくい構成となり、容器2を設定温度に保つ加熱制御を容易にするとともに、容器2が調理器本体3から脱落することを防止し、安全性及び使い勝手が向上する。
以上のように本実施例では、本体たる調理器本体3の収納部である容器収納部17に所定状態である傾斜状態で備えた容器2と、容器2を駆動すなわち回転させる駆動手段としての回転駆動手段30と、容器2を加熱する加熱手段18と、容器2の温度を検知する温度検知手段19と、本体内の状態となる容器2の加熱と回転を制御する制御手段55を具備した加熱調理器1であって、温度検知手段19は、容器収納部17に設けられ、赤外線を透過する窓部46と、例えば窓部46を透過した赤外線を検出する赤外線検出手段たる赤外線温度センサ45で構成されている。
このようにすると、容器2の外側表面から放射される赤外線を、容器収納部17に設けた窓部46を透過させて、その透過した赤外線を窓部46同様に容器収納部17側に設けた赤外線検出手段たる赤外線温度センサ45によって検知して、容器2の温度を検知する構成としている。従って、温度検知手段19の構成部品である電装部品等を容器2に設ける必要がなく、そのため容器2の丸洗いが可能となり、容器2の清掃性が向上する。また、容器2に取り付ける電装部品が削減されるので製造コストも低減される。
また、前記温度検知手段19を、前記容器収納部17の最底部たる収納部側最底部28より高い位置に設けている。
このようにすると、温度検知手段19がこの収納部側最底部28より高い位置に設けられたことにより、温度検知手段19は、収納部側最底部28に溜まった被調理物等の異物から避難させた位置に予め配設され、温度検知手段19、特に窓部46が異物によって汚れることを防ぐ。従って、収納部側最底部28に溜まった異物が温度検知手段19の窓部46を透過する容器2の外側表面からの赤外線の透過量に及ぼす影響を抑えるため、温度検知手段19による温度検知の障害が発生しにくい。
さらに、窓部46を、周囲の壁面より凸としている。
このようにすると、収容部である容器収納部17に設けた窓部46を、周囲の壁面より凸としたことにより、窓部46は、容器収納部17に溜まった被調理物等の異物から避難させた位置に予め配設され、窓部46が異物によって汚れることを防ぐ。従って、容器収納部17に溜まった異物が窓部46を透過する容器2の外側表面からの赤外線の透過量に及ぼす影響を抑えるため、温度検知手段19による温度検知の障害が発生しにくい。
図9及び図10を参照しながら本発明の第2実施例を説明する。ここで、上記第1実施例と重複する箇所については、説明を省略する。
本実施例では、容器収納部17に備えられた温度検知手段19による温度検知の対象部である容器2の外側表面には、金属光沢となっていない非光沢面たる非金属光沢面58が形成されている。この非金属光沢面58は、容器2の容器側側面部5、容器側底面部6、及び、容器側円弧部7の外側表面にかけて形成されており(図9参照)、さらに図10に示すように容器側開口部4側の容器側側面部5の上方を除いた容器2の外側表面に形成されたものとしてもよい。
この非光沢面たる非金属光沢面58は、塗装によって形成された塗膜又は陽極酸化皮膜処理により形成された酸化皮膜からなる。ここでの酸化皮膜は、容器2の加工前の平板の状態で陽極酸化皮膜処理等により酸化皮膜を形成したものとしても良く、その場合の容器2は、酸化皮膜が形成された後の平板を容器2の形状に加工したものとしても良い。
また、この非金属光沢面58を、黒色、濃灰色、濃褐色、又は、これに類する色としている。
以上の構成によると、通常、焦付きや汚れが付着した容器2の表面では、赤外線放射強度が低くなっているが、容器2の外側表面を非金属光沢面58としたことにより、汚れや焦付きがある外側表面から放射される赤外線と、その他の正常な外側表面から放射される赤外線との窓部46を透過して赤外線検出手段たる赤外線温度センサ45に受光される赤外線の赤外線放射強度の格差を無くすことにより、容器2の汚れや焦付きによる温度検知誤差を抑え、温度検知手段19による温度検知の精度を向上させる。
また、非金属光沢面58を、黒色、濃灰色、濃褐色、又は、これに類する色としたことにより、容器2の色を容器2の外側表面に付着した焦付き又は汚れ等に近い色とし、汚れや焦付きがある外側表面から放射される赤外線と、その他の正常な外側表面より放射される赤外線との赤外線放射強度の格差を無くすことにより、温度検知手段19による温度検知の精度を向上させる。
以上のように本実施例では、前記容器46の一部である少なくとも外側表面又は温度検知対象部を光沢手段たる非金属光沢面58としている。
このようにすると、容器2の外側表面を非金属光沢面58としたことにより、汚れや焦付きがある外側表面から放射される赤外線と、その他の正常な外側表面から放射される赤外線との窓部46を透過して赤外線検出手段たる赤外線温度センサ45に受光される赤外線の赤外線放射強度の格差を無くすことにより、容器2表面の焦付きや汚れによる温度検知のバラツキを低減して、容器2の汚れや焦付きによる温度検知誤差を抑え、赤外線温度センサ45を用いた非接触温度検知手段19による温度検知の精度を向上させる。
また、前記非金属光沢面58は、塗膜形成又は酸化処理皮膜形成によって設けられている。
このようにすると、容器2の色を容器2の外側表面に付着した焦付き又は汚れ等に近い色として、汚れや焦付きがある外側表面から放射される赤外線と、その他の正常な外側表面より放射される赤外線との赤外線放射強度の格差を無くすことにより、容器2表面の焦付きや汚れによる温度検知のバラツキを低減して、容器2の汚れや焦付きによる温度検知誤差を抑え、赤外線検出手段たる赤外線温度センサ45を用いた非接触温度検知手段19による温度検知の精度を向上させる。また、容器2の外側表面に塗膜形成又は所定処理被膜形成すなわち酸化処理皮膜形成することにより、容易に非金属光沢面58を形成することが可能となる。
さらに、前記非金属光沢面58は、黒色、濃灰色、又は、濃褐色としている。
このようにすると、容器2の色を容器2の外側表面に付着した焦付き又は汚れ等に近い色とし、汚れや焦付きがある外側表面から放射される赤外線と、その他の正常な外側表面より放射される赤外線との赤外線放射強度の格差を無くすことにより、容器2表面の焦付きや汚れによる温度検知のバラツキを低減して、容器2の汚れや焦付きによる温度検知誤差を抑え、赤外線温度センサ45を用いた非接触温度検知手段19による温度検知の精度を向上させる。
本発明の加熱調理器1は、炒飯、ピラフ、野菜炒め、焼そば等の所謂、炒め物調理や、カレー、シチュー、味噌汁、スープ、お粥、鍋料理等の所謂煮込み調理に使用可能である。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではなく、種々の変形実施が可能である。例えば、加熱手段18はヒータ式であってもよく、電磁誘導加熱コイル39,40の形状についても、上記実施例に限られるものではない。さらに、容器2の形状、並びに容器収納部17の形状についても、容器2内に入れられる被調理物に合わせて、適宜その形状を変更可能である。
本発明の第1実施例を示す加熱調理器の斜視図である。 同上、加熱調理器の断面図である。 同上、温度検知手段付近の断面図である。 同上、調理器本体の断面図である。 同上、図4を矢印A方向から見た収納部の側面図である 同上、図4を矢印B方向から見た収納部の底面図である 同上、加熱調理器の電気的な構成を示すブロック図である。 同上、動作手順を示す制御フローチャートである。 本発明の第2実施例を示す容器の側面図である。 同上、容器の他の使用例を示す側面図である。
1 加熱調理器
2 容器
3 調理器本体(本体)
17 容器収納部(収納部)
18 加熱手段
19 温度検知手段
27 収納部側円弧部下側(下側)
28 収納部側最底部(最底部)
44A 凸部
45 赤外線温度センサ(赤外線検出手段)
46 窓部
55 制御手段
58 非金属光沢面(非光沢面)

Claims (5)

  1. 本体の傾斜させた収納部に傾斜状態で備えた容器と、
    前記容器を駆動させる駆動手段と、
    前記容器を加熱する加熱手段と、
    前記容器の温度を検知する温度検知手段と、
    前記本体内の状態を制御する制御手段を具備した加熱調理器であって、
    前記温度検知手段は、前記収納部に設けられ、赤外線を透過する窓部と、
    赤外線を検出する赤外線検出手段で構成され
    前記温度検知手段を、前記傾斜させた収納部の最底部を除く落ち込んだ下側に設けたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 前記窓部を、周囲の壁面より凸としたことを特徴とする請求項1記載の加熱調理器。
  3. 前記容器の少なくとも一部を非光沢面としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱調理器。
  4. 前記非光沢面は、塗膜形成又は所定処理皮膜形成によって設けられたことを特徴とする請求項記載の加熱調理器。
  5. 前記非光沢面は、黒色、濃灰色、又は、濃褐色としたことを特徴とする請求項3又は4に記載の加熱調理器。
JP2008029768A 2008-02-08 2008-02-08 加熱調理器 Expired - Fee Related JP4872133B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029768A JP4872133B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 加熱調理器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008029768A JP4872133B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 加熱調理器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009187909A JP2009187909A (ja) 2009-08-20
JP4872133B2 true JP4872133B2 (ja) 2012-02-08

Family

ID=41070932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008029768A Expired - Fee Related JP4872133B2 (ja) 2008-02-08 2008-02-08 加熱調理器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4872133B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101331289B1 (ko) * 2013-05-29 2013-11-20 김인호 드럼식 조리기
JP6997505B2 (ja) * 2016-08-23 2022-01-17 株式会社武蔵野ホールディングス 加熱調理システム
CN107157310A (zh) * 2017-07-03 2017-09-15 程依清 一种多方位出料的丸子烹煮设备
JP6933193B2 (ja) * 2018-07-02 2021-09-08 井関農機株式会社 洗米炊飯装置
DE102019211318A1 (de) * 2019-07-30 2021-02-04 BSH Hausgeräte GmbH Temperatursensoranordnung
KR102380887B1 (ko) * 2020-07-01 2022-05-11 와이즈 브라더스 주식회사 인덕션 장치 제어 방법 및 그 장치

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0631939B2 (ja) * 1987-12-25 1994-04-27 ヤマハ株式会社 電子楽器の鍵盤装置
JP4830658B2 (ja) * 2006-06-15 2011-12-07 パナソニック株式会社 加熱調理器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009187909A (ja) 2009-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4872133B2 (ja) 加熱調理器
US20200315389A1 (en) Cooking device and components thereof
EP3689206A1 (en) Cooking device and components thereof
US20200187697A1 (en) Cooking device and components thereof
JP5121798B2 (ja) 炊飯器
KR20110008423A (ko) 조리기기 및 그 제어방법
JP5328836B2 (ja) 炊飯器
JP2019066177A (ja) 加熱調理器
JP2005282893A (ja) 加熱調理器
JP2009008294A (ja) 加熱調理器
JP2011156023A (ja) 電気炊飯器
JP6109133B2 (ja) 温度センサプローブ、加熱調理器
JP6461656B2 (ja) 加熱調理器
JP5367042B2 (ja) 炊飯器
JP2012040404A (ja) 調理器
JP2012125467A (ja) 炊飯器
JP2006344455A (ja) 加熱調理器
JP5066063B2 (ja) 高周波加熱装置
JP2005034223A (ja) 電気炊飯器
JP2009213685A (ja) 加熱調理器
JP6584997B2 (ja) 加熱調理器
JP2020041798A (ja) 加熱調理器
JP2010135191A (ja) 誘導加熱調理器
JP2018175759A (ja) 炊飯器
KR102040696B1 (ko) 인덕션 가열 조리장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110719

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110913

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111024

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111106

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141202

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4872133

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees