JP4871072B2 - 冷却構造 - Google Patents

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Description

本発明は、室内に配置された装置から当該装置の外部に放出された熱を冷却するための冷却構造に関する。
工場等の室内に配置された各種の装置が正常に動作し得る動作環境を維持するためには、装置から当該装置の外部に放出される熱を処理する冷却構造が必要となる。従来、このような熱に対する冷却構造としては、室内全体を冷却対象とする包括的な空気温度調整を行う構造が一般的であった。すなわち、室内に複数の装置が配置されている場合であっても、これら装置に対して個別的な空気温度調整を行うのではなく、複数の装置から当該装置の外部に放出された排熱を一括的に処理するため、室内へ冷気を送風等する大型の空調機を設置する冷却構造が一般的であった。
このような従来の冷却構造の具体例としては、温度調整された空気を室内に送風する空調機と、室内に設置され暖熱または冷熱を放射する放射パネルとを備え、両者によって室内の空調を行う空調システムがある(例えば特許文献1参照)。
特開平8−200775号公報
近年、生産コスト低減および環境問題の観点から、各種の生産施設におけるエネルギー消費量を低減することが強く求められており、冷却構造についても同様に省エネルギー化を促進することが望まれている。しかしながら、従来の冷却構造では、複数の装置の排熱を生産施設の内部に一旦放出し、これを一括的に処理しているために、生産施設全体に対する空気循環系統の搬送動力が増大すると共に空調効率が低下し、生産施設の空調に要するエネルギー消費を低減することが困難であるという問題があった。また、この方式では、空気を冷却するのみでなく、広いスペース内で空気を循環させるためのファン動力が必要になり、この点においても空調全体のエネルギー効率が低下するという問題があった。
このような問題を解決する手段として、装置の各々の排熱を個別的に処理することで、生産施設の空調に対する影響を抑えてそのエネルギー消費を低減することが考えられる。
このように個別的な処理を行なう第1の方法として、装置の各々の内部に冷却水を循環させて熱交換を行うことが考えられる。しかしながら、既設の装置を冷却水にて直接冷却できるように仕様を変えることは、装置の内部に冷却水を循環させ熱交換する為のスペースを要したり、装置の歩留まり等のような装置本来の性能に影響を及ぼす可能性があり、その結果、装置全体の設計を総合的に検討し直す必要があるため、容易なことではない。
あるいは、個別的な処理を行なう第2の方法として、装置周囲を遮蔽材で覆うことによって温度調整領域を形成し、この温度調整領域内部を冷却手段にて冷却することが考えられる。この場合、温度調整領域の冷却構造としては、FCU(ファンコイルユニット)等の送風型冷却手段を用いて強制対流を発生させる方法、若しくは熱放射を利用した冷却パネルを使用する方法が挙げられる。ここで、半導体工場等における装置については精密な動作が要求されるものも多く、冷却構造に起因する外乱要因は極力排除することが好ましい。しかしながら、強制対流による冷却を行う場合、ファン動力が必要となるためにその分のエネルギー消費を要すること、および発生する強制対流に起因する音響振動が装置に悪影響を及ぼす可能性があり好ましくない。また、冷却パネルを使用する場合、その配置位置によっては、室内に生じる自然対流が大きく、装置の周辺の温度成層を乱してしまい、装置の周辺温度が安定しない可能性があった。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたものであり、送風動力を用いることなく、かつ、温度成層を安定的に維持可能とすることで、エネルギー効率が良く、かつ、装置への外乱要因とならない冷却構造を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1に記載の冷却構造は、室内に配置された装置から当該装置の外部に放出された熱を冷却するための冷却構造であって、前記装置の上方及び側方の空間を外部から区画する温度調整領域と、前記温度調整領域のうち、少なくとも前記装置の上面よりも上方の空間であって前記装置の垂直上方を除く空間に配置され、前記装置から当該装置の外部に放出された熱を冷却する冷却パネル又は冷却コイルである冷却手段と、前記温度調整領域のうち、前記装置の上面よりも上方の空間に形成されるもので、当該装置から放出される熱によって暖められた空気を滞留させる熱溜り空間部と、前記温度調整領域のうち、前記装置の側方に形成されるもので、前記冷却手段によって冷却された空気の自然対流を許容する対流空間部と、前記熱溜り空間部の下方近傍位置に配置され、前記温度調整領域における温度を測定する温度測定手段と、前記温度測定手段にて測定された前記温度調整領域における温度に基づいて、前記冷却手段を制御する温度制御手段とを備え、前記温度制御手段は、前記温度測定手段にて測定された前記温度調整領域における温度を所定の閾値と比較し、当該温度が当該閾値を上回っている場合には、前記冷却手段の冷却温度を下げるように当該冷却手段を制御し、当該温度が当該閾値を下回っている場合には、前記冷却手段の冷却温度を上げるように当該冷却手段を制御することにより、前記装置から放出される熱によって暖められた空気を前記熱溜り空間部に留める冷却構造である。
請求項1に記載の本発明によれば、室内に設置された装置の周囲に温度調整領域を形成することで、装置からの排熱を個別的に処理することを可能としている。これにより、装置を設置している室内全体に対する空調への影響を抑えることができると共に、装置から当該装置の外部に発せられた熱を室内全体に拡散させることなく高効率で冷却できる。従って、室内における冷却効率を総合的に高めることができ、エネルギー効率を向上させることができる。また、広い室内に空気を循環させるためのファン動力も不要になることから、空調エネルギー全体の効率を高めることができる。
また、装置からの排熱を自然対流により処理できるので、強制対流にて装置に悪影響がでることを防止できる。
さらに、温度調整領域内部における装置、冷却手段、及び、空間部の配置を最適化できるので、装置周囲において、均一かつ変動の小さい安定した温度環境を実現することができる。
また、冷却手段を、冷却パネル又は冷却コイルとしたので、送風による強制対流を伴うことなく冷却を行うことができると共に、冷却手段の表面に沿った滑らかな自然対流を形成できるので、温度成層を一層安定的に維持できる。
また、温度測定手段を熱溜り空間部の近傍下方に配置したので、熱溜り空間部に暖気を溜めて、装置周辺の温度成層を安定的に維持することができる。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る冷却構造の各実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念を説明した後、〔II〕各実施の形態の具体的内容について説明し、〔III〕最後に、各実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、各実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕各実施の形態に共通の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。本実施の形態に係る冷却構造は、室内に設置された装置から当該装置の外部に放出される熱を冷却するためのものであり、エネルギー効率が良く、かつ、装置への外乱要因とならない冷却構造を提供することを目的とする。
本実施形態に係る冷却構造の冷却対象は、室内に設置された装置によって発せられ当該装置の外部に放出された熱である。ここで、装置の設置環境や、装置の具体的種類及び構成は、特記する部分を除いて任意である。例えば、製造工場の内部に、半導体製造装置の如き生産装置を設置する場合や、コンピュータセンターの内部に、大型電子計算機の如き情報処理装置を設置する場合に、これら生産装置や情報処理装置から発せられた排熱を冷却対象とすることができる。
本冷却構造は、室内に設置された装置に設けられる温度調整領域と、温度調整領域内部の冷却を行う冷却手段とを備えた構成となっている。温度調整領域は、装置の上方及び側方上部の空間を外部から区画するものである。冷却手段は、強制対流を発生しない冷却パネルや冷却コイルから構成する。さらに、温度調整領域の内部における装置の周囲には、装置から発せられた熱を溜める空間部や、冷却手段にて冷却された空気と装置の熱にて暖められた空気との自然対流を許容する空間部を設ける。そして、これら装置、冷却手段、及び、空間部について、その形状や相互の位置関係を最適化することにより、装置に加熱された空気を装置上方に留め、かつ、冷却手段にて冷却された空気層を装置側方に自然対流させ、温度調整領域の内部に安定的な温度成層を形成する。
このような構成により、装置からの排熱を個別的に処理することが可能になり、装置から発せられた熱を室内全体に拡散させることなく高効率で冷却でき、室内における冷却効率を総合的に高めることができ、エネルギー効率を向上させることができる。また、冷却構造に起因する強制対流をなくし、装置に対する外乱要因の発生を防止できる。さらに、装置からの排熱量が変動しても、装置側方の空気温度変動を小さく抑えることで、安定した動作環境を維持することを可能としている。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、本発明に係る各実施の形態の具体的内容について説明する。
〔実施の形態1〕
まず実施の形態1について説明する。図1は、本実施の形態1に係る冷却構造の構成を示す斜視図である。この図1に示すように、本実施の形態1においては、工場の生産室1に複数の装置2が設置された状況を想定する。生産室1には、図示しない送風式の空調設備が設けられており、この生産室1の内部の空気を一括的に空調する。各装置2は、温度調整領域3によって個別的に覆われており、この温度調整領域3の内部において各装置2の排熱を処理する構成となっている。
図2は図1に示した1台の装置2を拡大した側断面図である。この図2に示すように、温度調整領域3の内部には、冷却パネル10と、熱溜り空間部20と、対流空間部30とを備える。
(冷却構造の構成−温度調整領域3)
温度調整領域3は、装置2の上方及び側方上部の空間を外部から区画することで、装置2からの排熱を生産室1に拡散させることなく、個別的に処理するための領域である。このため、温度調整領域3は、当該温度調整領域3の内外における空気の出入りを遮蔽するための遮蔽空間部として形成され、より好ましくは、当該温度調整領域3の内外における熱の出入りを防止するための断熱空間部として形成される。
このように温度調整領域3を遮蔽空間部として形成する場合、当該温度調整領域3は、空気を遮蔽するための遮蔽材4にて装置2を覆うことによって形成される。具体的には、装置2の上方に遮蔽材4を配置して温度調整領域3の頂壁5を形成し、装置2の側方に遮蔽材4を配置して温度調整領域3の側壁6を形成して、これら頂壁5と側壁6とによって装置2を四方から囲繞する。この遮蔽材4の材質は任意であり、例えば、木材、金属板、石膏ボードを用いることができる。一方、温度調整領域3を断熱空間部として形成する場合には、遮蔽材4に代えて断熱性部材を用いて形成することができる。この断熱性部材としては、例えばグラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、ウレタンフォーム、ポリスチレンフォーム、フェノールフォーム等の各種の断熱材を適用した断熱パネルや、真空断熱構造を適用した部材を用いることができる。
ここで、装置2からの排熱の拡散を防止するためには、温度調整領域3を完全な閉鎖構造として構成することが好ましい。しかしながら、後述するように、この排熱は、装置2の上方から側方に至る自然対流にて処理されるため、少なくとも装置2の上方及び側方の空間を区画可能であればよく、例えば、装置2の下方を開放状としてもよい。また、温度調整領域3内外間での微量な気体の通過を許容することや、多量の気体の通過を許容する開口部を温度調整領域3に形成することを除外するものではない。例えば、装置2の操作時やメンテナンス時における装置2へのアクセスを容易とするため、温度調整領域3の一部の側壁6を開閉可能なビニールシートとすることも可能である。図1では、温度調整領域3の前面を開放状とした例を示す。なお、温度調整領域3の形状は任意であり、例えば、立方体、直方体、球体を含む任意の形状を取り得る。しかしながら、温度調整領域3の形状は、装置2の周囲に、少なくとも熱溜り空間部及び対流空間部を確保するように決定され、さらに必要に応じて、装置2の操作スペースやメンテナンススペースを確保し得るように決定される。また、ここでは、装置2の各々を温度調整領域3にて1台毎に区画しているが、複数台の装置2を一つの温度調整領域3にて区画してもよい。
(冷却構造の構成−冷却パネル10)
冷却パネル10は、装置2から発せられて当該装置2の外部に放出される熱を冷却するために、温度調整領域3の内部に設置されるもので、特許請求の範囲における冷却手段に対応する。ここで、単なる冷却手段としては、送風機を備える強制対流型の冷却手段を採用することも考えられるが、精密な動作を行う装置2(例えば、半導体製造装置の如き生産装置)では、強制対流に伴う音響振動が、装置2に悪影響を与える外乱要因となる場合がある。従って、本実施の形態1では、強制対流を伴わない冷却手段、例えば、自然対流と放射による冷却手段である冷却パネル10を用いている。
この冷却パネル10は、公知の構造にて構成することができ、例えば冷熱を放射するためのパネル体11と、当該パネル体11を冷却するための冷却配管12とを備える。これらの冷却配管12は、循環管路13を介して温度調整領域3の外部に配置された冷凍機14と接続され、これら冷却パネル10と冷凍機14との相互間に冷水や冷媒等の熱搬送媒体が循環される。なお、図2には、複数の冷却パネル10に対して1台の冷凍機14を設けている場合を示しているが、1台の冷却パネル10に対して1台の冷凍機14を設けてもよく、あるいは、複数の温度調整領域3を1台の冷凍機14に割り当ててもよい。
このように構成された冷却パネル10によれば、その表面からの熱放射と、その表面における自然対流熱伝達とによって冷却を行うので、装置2に対する外乱要因となることを防止できる。ただし、類似の効果を奏する冷却手段として、冷却パネル10以外の冷却手段、例えば、冷却水配管の表面から直接冷熱を放射する冷却コイルを用いてもよい。また、冷却パネル10を用いる場合であっても、その表面積をさらに増加するために放熱フィンを設けることの如く、冷却手段が完全な平面や曲面以外の形状を成すことを除外しない。また、冷却パネル10の設計にあたっては、装置2への投入電力量と装置2の内部での熱交換量など、装置2の熱収支データをもとに、必要な冷却容量を算出して表面温度や面積を決定することが好ましい。なお、温度調整領域3内部における冷却パネル10の配置位置については、後述する。
(冷却構造の構成−熱溜り空間部20)
熱溜り空間部20は、装置2から発せられ装置2外部に放出された熱によって暖められた空気(以下、暖気)を、温度調整領域3の内部に溜めるための空間部である。特に、強制対流ではなく自然対流による熱交換を行うため、この熱溜り空間部20は、暖気が自然に溜る位置及び形状にて形成されることが好ましく、具体的には、装置2から上昇する暖気を留めるため、温度調整領域3の内部における装置2の上面2aよりも上方に設けられている。
ここで、「装置2の上面2aよりも上方」としているのは、暖気の温度変動による影響が装置2自体に及ぶことを回避するためである。すなわち、暖気を装置2の上面2aよりも上方に溜めることで、装置2に直接接触することを回避している。このための熱溜り空間部20の具体的な形状は、装置2からの排熱の熱量と冷却パネル10の冷却能力とに応じて決定され、例えば、排熱の熱量が少ない程、又は、冷却パネル10の冷却能力が大きい程、熱溜り空間部20が比較的狭くても暖気を装置2の上面2aより上方に留めることができる。一方、排熱の熱量が多い程、又は、冷却パネル10の冷却能力が小さい程、比較的広い熱溜り空間部20を設けることが必要になる。従って、これらの諸要因を考慮した実験等を通じて、熱溜り空間部20の具体的な形状を決定することができる。
(冷却構造の構成−対流空間部30)
対流空間部30は、冷却パネル10にて冷却された空気(以下、冷気)を、装置2の側方において自然対流させて熱交換を行うための空間部である。従って、対流空間部30は、側壁6に沿って下降する冷気が自然に流入して暖気との間で熱交換を行い得る位置及び形状にて形成されることが好ましく、具体的には、温度調整領域3の内部における装置2側方に設けられている。このような対流空間部30を設けることにより、冷気は対流空間部30に流入し、暖気は上昇して熱溜り空間部20へと流出する。
(冷却構造の構成−各部の位置関係)
次に、冷却構造の各部の位置関係について説明する。装置2の確実な動作を保証するために、安定した温度環境を実現することが重要である。図3〜5は、冷却パネル10の配置による温度環境への影響を説明するための概念図であり、図3は冷却パネル10を頂壁5の内面に沿って配置した図、図4は冷却パネル10を相互に対応する一対の側壁6の両方の上部内面に沿って配置した図、図5は冷却パネル10を一方の側壁6の全面の内面に沿って配置した図である(これら図3〜5には、等温線を細線にて示す)。
図3に示すように、温度調整領域3の頂壁5の内面に冷却パネル10を配置した場合、装置2にて暖められ頂壁5まで上昇した空気が冷却パネル10にて冷却されて下降するため、温度成層が生じにくく、温度調整領域3内部全体に自然対流場が形成されてしまう。一方、図4と図5に示すように、温度調整領域3の側壁6の内面に冷却パネル10を配置した場合、装置2にて暖められた空気は頂壁5付近に溜り、冷却パネル10で冷却された空気が下降することによって、温度成層が比較的安定に維持され、温度調整領域3内部の全体的な対流が減少する。このことから、冷却パネル10の配置位置は、頂壁5の内面よりも、側壁6の内面とすることがより好ましい。
また、図6には、温度調整領域3の頂壁5の内面に冷却パネル10を配置した場合における、装置2の発熱量による垂直温度分布を示し、図7には、温度調整領域3の側壁6の両側の上部に冷却パネル10を配置した場合における、装置2の発熱量による垂直温度分布を示す。ここで、縦軸には装置2の設置面からの高さ、横軸には各高さにおける温度の平均値を示す。また、各図では、装置2を低負荷時、中負荷時、高負荷時でそれぞれ運転した状態の温度分布を示す。これら図6、7から判るように、特に装置2の平均的な高さである約0.5〜1.5mの範囲においては、側壁6の両側の上部に冷却パネル10を配置した場合の方が、頂壁5の内面に冷却パネル10を配置した場合に比べて、低負荷時〜中負荷時〜高負荷時と負荷が変動した場合における温度分布の変化の幅が小さく、負荷変動に対して温度分布を安定的に維持できることが判る。このことからも、冷却パネル10の配置位置は、頂壁5の内面よりも、側壁6の内面とすることがより好ましい。
また、図8には、これら各冷却パネル10の配置状態における垂直温度分布を示す。ここでは、図4のように側壁6の両側の上部のみに冷却パネル10を配置した場合と、図5のように側壁6の片側の全面に冷却パネル10を配置した場合との垂直温度分布を示し、縦軸には装置2の設置面からの高さ、横軸には各高さにおける温度の平均値を示す。
まず、図5、8に示すように、温度調整領域3の側壁6の片側の全面に冷却パネル10を配置した場合、床面付近に冷気が溜り、装置2周囲の温度勾配が大きくなる。これに対して、図4、8に示すように、装置2の上面2aよりも上方において、温度調整領域3の側壁6の両側の上部に冷却パネル10を配置した場合には、装置2にて暖められた空気は装置2の上面2aよりも上方の空間に留まり、床面から装置2の上面2aまでの温度分布はほぼ均一となる。さらに、装置2の発熱が増加した場合でも、装置2の上面2aより上方では温度が上昇するものの、床面から装置2の上面2aまでは均一な温度分布を維持できる。特に、図8に示すように、装置2の平均的な高さである約0.5〜1.5mの範囲においては、側壁6の両側の上部に冷却パネル10を配置した場合に、温度平均値が極めて安定していることが判る。このことから、冷却パネル10の配置位置は、側壁6の片側の全面よりも、側壁6の両側の上部のみとすることがより好ましい。
これらのことから、本実施の形態1では、安定した温度環境の実現に最適な冷却パネル10の配置として、図4に示すように、装置2の上面2aよりも上方に熱溜り空間部20を設けると共に、装置2の上面2aよりも上方における温度調整領域3の側壁6の内面に冷却パネル10を配置している。ただし、側壁6の内面に密着する必要はなく、側壁6の内面から一定の間隔を置いて冷却パネル10を設置することも可能である。
(冷却構造の作用)
最後に、このような冷却構造によって得られる作用について説明する。図9〜12は、冷却構造の作用効果を説明するための概念図である。本冷却構造の作用効果は、(1)生産室1における全体的なエネルギー効率に対する作用効果と、(2)個別の温度調整領域3内部における、熱伝達および自然対流に対する作用効果との2点に大別することができる。
まず、全体的なエネルギー効率に対する作用効果について説明する。装置2によって当該装置2の外部に放出される熱は、温度調整領域3内部で個別的に高効率に処理されるため、装置2を設置した生産室1の総合的な冷却効率を高めることができ、全体的なエネルギー効率を向上させることができる。
次に、個別の温度調整領域3内部における作用効果について説明する。図9に示すように、装置2によって発せられた熱が装置2外部に放出されると、装置2の上方の空気がその熱により暖められ、上昇気流が発生する。上昇した空気は温度調整領域3の頂壁5の内面に達するが、この頂壁5には冷却パネル10を配置していないため、空気温度が維持され下降気流は発生しない。従って、図10に示すように、空気は熱溜り空間部20に留まり、頂壁5に沿うように流れる。温度調整領域3の頂壁5の内面を経由して側壁6の内面に到達した空気は、側壁6の内面に配置した冷却パネル10により冷却されることで温度が低下し、図11に示すように側壁6の内面に沿った下降気流が発生する。冷却された空気は、対流空間部30を側壁6の内面に沿って下降し、さらに、図12に示すように装置2側方において装置2にて暖められることで熱溜り空間部20まで上昇する。以降、同様のサイクルが連続的に行われる。以上により、本実施の形態1に係る冷却構造は、装置2に大きな外乱を与えることなく、安定した温度環境を高いエネルギー効率で提供することができる。これら図9〜12の作用効果を図13において一括して示す。
(実施の形態1の効果)
このように実施の形態1によれば、生産室1に設置された装置2の周囲を遮蔽材4で覆い、温度調整領域3を形成することで、装置2からの排熱を個別的に処理することを可能としている。これにより、装置2を設置している生産室1全体に対する空調への影響を抑えることができると共に、装置2から当該装置2の外部に発せられた熱を生産室1全体に拡散させることなく高効率で冷却できる。従って、生産室1における冷却効率を総合的に高めることができ、エネルギー効率を向上させることができる。また、広い生産室1に空気を循環させるためのファン動力も不要になることから、空調エネルギー全体の効率を高めることができる。また、装置2からの排熱を自然対流により処理できるので、強制対流にて装置2に悪影響がでることを防止できる。さらに、温度調整領域3内部における装置2、冷却パネル10、及び、空間部の配置を最適化できるので、装置2周囲において、均一かつ変動の小さい安定した温度環境を実現することができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2について説明する。実施の形態2は、冷却パネル10を、実施の形態1で示した位置に加えて、さらに温度調整領域3内部の他の位置に配置した形態である。なお、実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたのと同一の名称又は符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
図14は、実施の形態2に係る冷却構造の側断面図である。本実施の形態2における冷却構造では、冷却パネル10を、温度調整領域3の側壁6の上部のみでなく、頂壁5にも配置している。これにより温度調整領域3の内部の冷却能力を増強し、実施の形態1における冷却構造では冷却能力が不足する場合に対応することが可能となる。このように、冷却パネル10は、基本的には温度調整領域3の任意の位置に配置することができる。
しかしながら、上述したように、冷却パネル10を側壁6の上部以外に配置した場合には、温度成層が乱れる可能性がある。この問題を防止するため、及び、冷却能力の最適化を図るため、本実施の形態2に係る冷却構造は、運転状態取得部40と選択制御部41とを備えている。このうち、運転状態取得部40は、装置2の運転状態のうち、当該装置2から外部に放出される排熱の量に関連する状態(例えば、装置2の発熱部に対する入力電圧値又は入力電流値、装置2の主軸のモータの回転数等)を取得するもので、特許請求の範囲における状態取得手段及び運転状態取得手段に対応する。この運転状態取得部40は、例えば、装置2に外部出力端子として設けられており、選択制御部41に図示しない信号ケーブルを介して電気的に接続されている。
また、選択制御部41は、複数の冷却パネル10の中から、冷却を行う冷却パネル10を選択するもので、特許請求の範囲における制御手段又は選択制御手段に対応する。ここでは、温度調整領域3の側壁6の上部に配置した冷却パネル10と頂壁5に配置した冷却パネル10との運転系統が別系統とされており、各冷却パネル10を独立して運転させることができるものとする。そして、選択制御部41は、運転状態取得部40にて取得された運転状況を、自己に予め記憶された、第1閾値(側壁6の上部に配置した冷却パネル10の運転の要否を判定するための閾値)及び第2閾値(頂壁5に配置した冷却パネル10の運転の要否を判定するための閾値)と比較することで、各冷却パネル10の運転の要否を判定し、この判定結果に応じて各冷却パネル10の運転を制御する。なお、ここでは、側壁6の上部に配置した冷却パネル10を、頂壁5に配置した冷却パネル10に優先して運転させるものとする。なお、例えば、側壁6の下方にも冷却パネル10を配置した場合には、頂壁5に配置した冷却パネル10を、側壁6の下方に配置した冷却パネル10に優先して運転させることが好ましい。
次に、これら運転状態取得部40と選択制御部41とを用いた温度制御について説明する。図15には、選択制御部41の制御内容のフローチャートを示す。この選択制御部41は、所定のタイミングが到来した時(例えば、所定間隔が経過する毎、あるいは、所定時刻の到来時。以下同様。)に(ステップSA−1,Yes)、運転状態取得部40を介して運転状態を取得する(ステップSA−2)。そして、選択制御部41は、この運転状態を第1閾値と比較し(ステップSA−3)、運転状態が第1閾値以上である場合(例えば、装置の回転数が第1閾値として設定した回転数以上になった場合)にのみ、側壁6の上部に配置した冷却パネル10を運転させる(ステップSA−4)。また、選択制御部41は、この運転状態を第2閾値と比較し(ステップSA−5)、運転状態が第2閾値以上である場合(例えば、装置の回転数が第2閾値として設定した回転数以上になった場合)にのみ、さらに、頂壁5に配置した冷却パネル10を運転させる(ステップSA−6)。
例えば、選択制御部41は、運転させる冷却パネル10に対して熱搬送媒体を供給するためのバルブを開く。このようなバルブの開閉は、例えばバルブに設けられた電磁弁に制御信号を送信することで行うことができる。このことにより、例えば、装置2からの排熱が所定量以下の場合には、側壁6の上部に設けた冷却パネル10のみを運転させることで、実施の形態1と同様に、温度成層を安定的に維持し、装置2からの排熱が所定量を越えた場合にのみ、側壁6の上部に設けた冷却パネル10に加えて、頂壁5に設けた冷却パネル10を運転させて、温度調整領域3の内部の冷却能力を増強する。
(実施の形態2の効果)
このように実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、冷却パネル10を、温度調整領域3の側壁6の上部のみでなく、頂壁5及び側壁6の下方に配置したことで、温度調整領域3の内部の冷却能力を増強することが可能となる。また、運転状態取得部40を介して取得された運転状態に基づいて選択制御部41にて冷却パネル10を選択制御することで、装置2からの排熱の量に応じて、冷却能力を最適化でき、温度調整領域3の内部の温度成層を最大限に安定的に維持することができる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。実施の形態3は、実施の形態2の構成に加えて、熱溜り空間部20の近傍下方に温度センサを設置し、取得した温度データにより冷却パネル10の温度制御を行う温度調整機構を設けた形態である。なお、実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて実施の形態2の構成と略同一であり、実施の形態2の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態2で用いたのと同一の名称又は符号を必要に応じて付して、その説明を省略する。
図16は、実施の形態3に係る冷却構造の側断面図である。本実施の形態3における冷却構造は、実施の形態2の構成に加えて、さらに温度センサ50と温度制御部51とを備えて構成されている。温度センサ50は、温度調整領域3における温度を測定するためのもので、特許請求の範囲における状態取得手段及び温度測定手段に対応する。この温度センサ50の具体的構成は任意であるが、例えば、サーミスタを用いることができる。
ここで、温度センサ50は、暖気を熱溜り空間部20に留めるための温度制御を可能とするため、熱溜り空間部20の近傍下方に配置されている。このことにより、暖気が熱溜り空間部20の最下位置を超えて温度センサ50に触れる位置に下降してきた場合、冷却パネル10の冷却温度を下げることで暖気を押し上げ、暖気を熱溜り空間部20に留めることができる。ここで、「下方近傍位置」とは、熱溜り空間部20の最下位置の直下(例えば、熱溜り空間部20の最下位置を、装置2の上面2aの直近上方に位置させる場合には、装置2の上面2aと同一高さ)に配置する場合の他、熱溜り空間部20の最下位置の直下より若干下方に離れた範囲を含む。
また、温度制御部51は、温度センサ50にて測定された温度に基づいて、冷却パネル10の冷却温度を制御するもので、特許請求の範囲における温度制御手段に対応する。この温度制御部51は、例えば、CPU(Central Processing Unit)及びこのCPU上で動作するプログラムを備えて構成されている。また、温度制御部51は、所定の温度閾値(例えば20〜25度)を不揮発的に記憶するメモリを備える。そして、温度制御部51は、温度センサ50にて測定された温度を、メモリに記憶された閾値と比較し、この比較結果に応じて、冷却パネル10の冷却温度をフィードバック制御する。この制御は、例えば、冷却パネル10に対して熱搬送媒体を供給するためのバルブの電磁弁に制御信号を出力し、このバルブの開度を調節することにより、行うことができる。このような温度制御に伴って変化し得る熱溜り空間部を図17に概念的に示す。図17(a)に示すように、熱溜り空間部が温度センサ50の上方にある状態から、装置による排熱に起因する温度上昇により、図17(b)に示すように、熱溜り空間部が拡大してその下端が温度センサ50に接触する状態になり得る。この状態では、温度センサ50によって上昇温度が測定されることから、温度制御部51にて冷却パネル10の冷却能力が高められ、図17(c)に示すように、熱溜り空間部が縮小して、再び温度センサ50の上方にある状態に復帰する。
次に、これら温度センサ50と温度制御部51とを用いた温度制御について説明する。図18は、温度制御部51の制御内容のフローチャートである。この図18に示すように、温度制御部51は、所定のタイミングが到来した時に(ステップSB−1,Yes)、温度センサ50から出力される温度を取得し(ステップSB−2)、この温度を、メモリに記憶された閾値と比較する(ステップSB−3)。そして、温度が閾値以上である場合(ステップSB−3,Yes)、温度制御部51は、電磁弁に制御信号を出力してバルブの開度を上げることで、冷却パネルの温度を下げる(ステップSB−4)。一方、温度が閾値に満たない場合(ステップSB−3,No)、温度制御部51は、電磁弁に制御信号を出力してバルブの開度を下げることで、冷却パネルの温度を上げる(ステップSB−5)。以降、同様にこの処理を繰り返す。
(実施の形態3の効果)
このように実施の形態3によれば、実施の形態1と同様の効果に加えて、温度センサ50の計測結果に基づいて温度制御部51にて温度制御を行うことで、暖気を熱溜り空間部20に留めることができ、装置2からの排熱量が変動しても、装置2の側方の空気温度変動を小さく抑えることで、温度成層を一層安定的に維持することができる。
〔III〕各実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る各実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(解決しようとする課題や発明の効果について)
まず、発明が解決しようとする課題や発明の効果は、前記した内容に限定されるものではなく、本発明によって、前記に記載されていない課題を解決したり、前記に記載されていない効果を奏することもでき、また、記載されている課題の一部のみを解決したり、記載されている効果の一部のみを奏することがある。
(各実施の形態の相互の関係)
各実施の形態で示した構成や方法は、相互に適用することができる。
(構成又は制御処理について)
前記文書中や図面中で示した各部の構成や制御処理は、あくまで例示であり、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
この発明に係る冷却構造は、生産室に設置された装置から当該装置の外部に放出される熱を冷却することに利用でき、特に、冷却エネルギーの消費効率を向上させることや、装置に与える温度変化や振動の影響を抑制することに有用である。
本発明の実施の形態1に係る冷却構造の構成を示す斜視図である。 図1に示した1台の装置を拡大した側断面図である。 冷却パネルを頂壁の内面に沿って配置した図である。 冷却パネルを相互に対応する一対の側壁の両側の上部内面に沿って配置した図である。 冷却パネルを側壁の片側の全面の内面に沿って配置した図である。 温度調整領域の頂壁の内面に冷却パネルを配置した場合における、装置の発熱量による垂直温度分布を示す図である。 温度調整領域の両側の上部に冷却パネルを配置した場合における、装置の発熱量による垂直温度分布を示す図である。 各冷却パネルの配置状態における垂直温度分布を示す図である。 冷却構造の作用効果を説明するための概念図である。 図9に続く、冷却構造の作用効果を説明するための概念図である。 図10に続く、冷却構造の作用効果を説明するための概念図である。 図11に続く、冷却構造の作用効果を説明するための概念図である。 図9〜12の冷却構造の作用効果を一括して示す概念図である。 実施の形態2に係る冷却構造の側断面図である。 選択制御部の制御内容のフローチャートである。 実施の形態3に係る冷却構造の側断面図である。 温度制御に伴って変化し得る熱溜り空間部を概念的に示す図である。 温度制御部の制御内容のフローチャートである。
符号の説明
1 生産室
2 装置
2a 上面
3 温度調整領域
4 遮蔽材
5 頂壁
6 側壁
10 冷却パネル
11 パネル体
12 冷却配管
13 循環管路
14 冷凍機
20 熱溜り空間部
30 対流空間部
40 運転状態取得部
41 選択制御部
50 温度センサ
51 温度制御部

Claims (1)

  1. 室内に配置された装置から当該装置の外部に放出された熱を冷却するための冷却構造であって、
    前記装置の上方及び側方の空間を外部から区画する温度調整領域と、
    前記温度調整領域のうち、少なくとも前記装置の上面よりも上方の空間であって前記装置の垂直上方を除く空間に配置され、前記装置から当該装置の外部に放出された熱を冷却する冷却パネル又は冷却コイルである冷却手段と、
    前記温度調整領域のうち、前記装置の上面よりも上方の空間に形成されるもので、当該装置から放出される熱によって暖められた空気を滞留させる熱溜り空間部と、
    前記温度調整領域のうち、前記装置の側方に形成されるもので、前記冷却手段によって冷却された空気の自然対流を許容する対流空間部と、
    前記熱溜り空間部の下方近傍位置に配置され、前記温度調整領域における温度を測定する温度測定手段と、
    前記温度測定手段にて測定された前記温度調整領域における温度に基づいて、前記冷却手段を制御する温度制御手段とを備え、
    前記温度制御手段は、前記温度測定手段にて測定された前記温度調整領域における温度を所定の閾値と比較し、当該温度が当該閾値を上回っている場合には、前記冷却手段の冷却温度を下げるように当該冷却手段を制御し、当該温度が当該閾値を下回っている場合には、前記冷却手段の冷却温度を上げるように当該冷却手段を制御することにより、前記装置から放出される熱によって暖められた空気を前記熱溜り空間部に留める、
    冷却構造。
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