JP4868600B2 - 撮像装置の制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置の制御装置に係り、特に、電源投入やデータ切り換えの後、メモリした映像レベルデータ値からリモートコントローラユニットのボリュームがその可動範囲の全てでテレビジョンカメラ装置を制御することができる撮像装置の制御装置に関する。
撮影スタジオなどで使用されるテレビジョンカメラ装置は、カメラヘッド部において一部調整が可能となっているが、撮影場所から離れた調整室においても各種調整が可能になっている。
テレビジョンカメラ装置で撮影された撮像データはケーブルによって調整室に送られる。調整室にはカメラコントロールユニット、映像モニタ、リモートコントローラなどが備わっており、テレビジョンカメラ装置から送られてきた撮像データを処理して映像モニタに表示したり、処理された撮像データを更に外部へ出力する。
また、上記リモートコントローラはケーブルなどでカメラコントロールユニットに接続され、各種調整が遠隔操作できるようになっている。リモートコントローラによる操作信号はカメラコントロールユニットで処理され、一部の処理結果はテレビジョンカメラ装置に制御信号として送られる。更に、他のテレビジョンカメラ装置のカメラコントロールユニットとの信号やり取りが行われ、当該テレビジョンカメラ装置が制御される。
上記リモートコントローラには各種調整を行うための操作キー、調整値を連続的に可変するためのボリューム(可変抵抗器)、データ表示部などが備わっている。オートアイリス制御、γ補正、色調調整、その他連続的に制御量を変化させる必要がある各種画質調整などはリモートコントローラに備わるボリュームを使って調整が行われる。
なお、ボリュームによる調整方法には、ボリュームを動かしたときボリュームの調整位置に応じたデータを映像レベルデータに加算して出力する絶対値的な方法と、ボリュームの可変したその変化量を映像レベルデータに加算して出力する相対値的な方法がある。
撮影スタジオなどで使用されるテレビジョンカメラ、調整室に備わるカメラコントロールユニット、リモコン、映像モニタなどで構成されたテレビジョンカメラ制御装置の先行技術例が、特開2006−93927号公報(特許文献1)、特開2005−286673号公報(特許文献2)などに開示されている。また、テレビカメラのオートアイリス制御の調整にボリュームを使用した例が特開平6−205285号公報(特許文献3)に開示されている。
特開2006−93927号公報 特開2005−286673号公報 特開平6−205285号公報
ところで、撮影スタジオなどで使用されるテレビジョンカメラ装置のテレビジョンカメラ制御装置は、連続的に制御量を変化させる必要がある調整はボリュームを使って行われている。しかし、電源投入時やデータ切り換え時に、メモリした調整値である映像レベルデータ値を読み出したとき、意図した調整値とは異なった調整値として動作したり、ボリュームの調整範囲の一部分で調整不能になったりする不具合を生じる問題があった。
即ち、電源投入時やデータ切り換え時にはボリュームの調整位置が必ずしも調整値の中央にあるとは限らないので、例えば保存した映像レベルデータを読み出した際、ボリューム調整が絶対値的な調整方法であるときは、ボリュームの位置でのデータが加算され、実際に調整値として作用する値がメモリした時の値とは異なったものとなってしまう問題があった。また、ボリューム調整が相対値的な調整方法であるときは、ボリュームの可変したその変化量がメモリした映像レベルデータに加算されて出力されるため、電源投入やデータ切り換えが行われたときボリューム位置が中央位置から偏っていると、ボリュームが最大、又は最小の位置に来たときその位置を超えての調整が不可能となるという問題があった。
図3及び図4を参照して、この不具合を更に詳しく説明する。
図3aに示したものは、各種ボリュームが備わるリモートコントローラユニット5である。リモートコントローラユニット5のボリュームを動かしたときの映像信号の変化を以下に説明する。
図3bで示すように、リモートコントローラユニット5に備わる各ボリュームを符号20で代表して表し、そしてボリューム20は、−100から+100まで可変できるとする。即ち、ボリューム摘みの真上が調整の中央値0、右横が+100(最大値)、左横が−100(最小値)である。
例えば図3aに示したリモートコントローラユニット5の枠21で囲んで示したボリュームは、リモートコントローラユニット5に備わるボリュームの一部である色調調整用のR(赤)ボリューム22、G(緑)ボリューム23、B(青)ボリューム24である。図3cにこれら色調調整用のRボリューム22、Gボリューム23、Bボリューム24を拡大して示した。
ボリュームは図3bのように可変できるので、例えば、Rボリューム22、Gボリューム23、Bボリューム24の調整位置を図3cの位置に動かしたとする。すると、映像信号はボリュームの位置に応じて各々変化し、図4bのようになる(Rボリューム22、Gボリューム23、Bボリューム24が図4bのようにR>G>Bに調整された)。図4bで34はRボリューム22による特性、35はGボリューム23による特性、36はBボリューム24による特性を示している。
また、Rボリューム22、Gボリューム23、Bボリューム24が図4aのようにR>B>Gに調整され(図4aで31はRボリューム22による特性、32はGボリューム23による特性、33はBボリューム24による特性を示している)、そして、このような状態に調整されたときの映像信号の状態をメモリしたとすると、電源投入時やデータ切り換え時には、メモリを読み出したとき映像信号の状態が図4aの状態で立ち上がるのが理想である。
しかしながら、電源投入やデータ切り換えが行われたときボリュームが図3cの位置(R>G>B)になっていたとすると、ボリュームによる調整方法が絶対値的な方法ではボリュームの位置に応じてデータを出力してしまうため、メモリした映像レベルデータ値に、ボリュームの位置に応じた値を加算してしまい、保存した映像レベルデータ(図4a)とは異なる値で調整されてしまうことになる。
また、ボリュームによる調整方法が相対値的な方法ではボリュームの可変量を加算するため、電源投入やデータ切り換えが行われたとき、メモリを読み出したときなどは図4aの状態で立ち上がるが、ボリュームが図3cの位置になっていたとすると、ボリュームを動かしたとき図4cの点線のように可変する向きや量が偏ってしまう。これでは可変不可能な不感帯が生じてしまう。
即ち、図4cに示したように、Rボリューム22による特性37は符号38で示した特性の範囲でしか調整できず、Gボリューム23による特性39は符号40から符号41で示した特性の範囲でしか調整できず、Bボリューム24による特性44は符号42から符号43で示した特性の範囲でしか調整できない。
従来における先行技術は、電源投入時やデータ切り換え時に生じる上記不具合について何ら考慮されていない。
そこで、本発明の目的は、上記問題点に鑑み、メモリした映像レベルデータから制御を始められ、尚且つ、調整不可能なボリューム範囲が無いようにしたテレビジョンカメラ制御装置を提供することにある。
本発明による撮像装置の制御装置は、調整用ボリュームを備えた撮像装置の制御装置において、前記制御装置の電源起動時以降、またはデータ切り換え時以降のいずれかにおいて、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることを確認するボリューム中央値確認手段と、前記ボリューム中央値確認手段で前記調整用ボリュームの値が中央値付近にあることが確認された後、前記ボリュームの値に基づく調整値データを前記撮像装置に出力する手段を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、テレビジョンカメラ制御装置の電源投入時やデータ切り換え時に、メモリした映像レベルデータから制御を始められ、尚且つ、調整不可能なボリューム範囲が無いようにできる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照して具体的に説明する。
図1は本発明の実施の形態を示したテレビジョンカメラ制御装置(撮像装置の制御装置)18の構成図である。
撮影スタジオ16にはカメラヘッド1、このカメラヘッド1に装着されるレンズ部2が配置され、カメラマンにより操作されて被写体の映像が撮影される。
調整室17にはカメラコントロールユニット(以下CCUという)3、リモートコントロールユニット(以下RCUという)5、映像モニタ7が配置されている。
撮影スタジオ16に配置されたカメラヘッド1と調整室17に配置されたCCU3は、ケーブル4で接続され、カメラヘッド1から撮像されたデータやカメラヘッド1とCCU3間の制御信号が伝送される。また、調整室17に配置されたCCU3とRCU5はケーブル6で接続され、RCU5からの操作信号がCCU3に伝送される。カメラヘッド1からの撮像データは調整室17に配置されたCCU3で処理され、映像モニタ7により映像として表示される。
図2は、図1に示したテレビジョンカメラ制御装置18を機能ブロックにより示したものである。図2を参照してテレビジョンカメラ制御装置18の構成、およびその動作について説明する。
カメラヘッド1はCPU10、撮像素子11、映像信号処理部12などを含んで構成される。また、CCU3はCPU13、映像信号処理部14などを含んで構成される。カメラヘッド1の撮像素子11に対向してレンズ部2が装着されている。また、CCU3のCPU13にはRCU5が接続されている。なお、図示はしていないがRCU5もCPU(マイクロコンピュータを含み、RCU5の制御を行う制御回路)を具備している。CCU3の映像信号処理部14には映像モニタ7が接続され、更に映像信号処理部14の出力ケーブル15から撮像データが出力されている。
上記撮像素子11はCMOS撮像素子、あるいは「CCD(Charge Coupled Device)撮像素子+CDS(相関2重サンプリング)雑音低減回路+AGC(Automatic
Gain Control)可変利得回路+A/D変換器」などで構成されている。撮像素子11は被写体の像を電気信号に変換する機能、雑音を除去する機能、利得を調整する機能、アナログデータをデジタルデータに変換する機能を備えている。
被写体からの入射光がレンズ部2に入射すると、光量や焦点が調整されて結像し、撮像素子11に出力される。撮像素子11は結像した映像を電気信号に変換して映像信号処理部12に出力する。映像信号処理部12はγ補正、輝度調整、色調補正、その他画質に関する映像処理を行い、CCU3の映像信号処理部14へ出力する。また、映像信号処理部12はオートアイリス制御のための映像レベル信号を検出し、あるいはオートフォーカス制御のための調整量を検出しCPU10を介してレンズ部2へ出力する。CPU10はマイクロコンピュータを含み、CCU3のCPU13からの信号と映像信号処理部12からの信号を入力しカメラヘッド1全体の制御を行う制御回路である。オートアイリス制御、オートフォーカス制御は周知の技術を適用できる。
CCU3の映像信号処理部14はカメラヘッド1の映像信号処理部12からの映像信号を入力してダウンコンバート処理や映像信号を外部に出力するためパラレル/シリアル変換などを行う。映像信号処理部14で処理された映像信号は、映像モニタ7に出力されてモニタ表示され、また外部に撮像データ信号として出力される。
CCU3のCPU13はマイクロコンピュータを含み、RCU5に接続され、RCU5からの操作信号によりCCU3全体を制御する制御回路である。
RCU5はケーブル6でCCU3に接続され、各種調整が遠隔操作できるようになっている。RCU5による操作信号はCCU3のCPU13で処理され、一部の処理結果はカメラヘッド1のCPU10に制御信号として送られる。更に、図示はしていないがCCU3は他のテレビジョンカメラ装置のCCUと信号やり取りを行い、当該テレビジョンカメラ装置を制御する。
上記RCU5には各種調整を行うための操作キー、調整値を連続的に可変するためのボリューム(可変抵抗器)、データ表示部などが備わっている。オートアイリス制御(自動レンズ絞り制御)、γ補正、輝度調整、色調補正、その他連続的に制御量を変化させる必要がある各種画質調整などはRCU5に備わるボリュームを使って調整が行われる。
図3aに示したものは、各種操作キー、調整用のボリューム、表示器などが備わるRCU5である。RCU5に備わる各ボリューム20は、図3bのように−100から+100まで可変できるとする。即ち、ボリューム摘みの真上が調整の中央値0、右横が+100(最大値;100%)、左横が−100(最小値;−100%)である。
例えば図3aに示したRCU5の枠21で囲んで示したボリュームは、RCU5に備わるボリュームの一部である色調調整用のR(赤)ボリューム22、G(緑)ボリューム23、B(青)ボリューム24を囲んで示したものである。図3cにこれら色調調整用のRボリューム22、Gボリューム23、Bボリューム24を拡大して示した。
本発明の実施の形態におけるRCU5のこれらボリュームのハード構成は従来と変えずに実施できるが、本発明の実施の形態では、従来技術に対し、電源投入やデータ切り換えが行われたとき、下記の(1)(2)の点を変更している。
(1)電源投入やデータ切り換えが行われたとき、ボリュームの調整位置が、ボリュームの調整範囲の中央位置(図3bに示した0点)に無いときは、ボリュームからの調整位置に応じたデータがあっても無視する、あるいは0を加算する。
(2)ボリュームの調整位置が、ボリュームの調整範囲の中央位置に来たら、それ以降、ボリュームからの調整位置に応じたデータを調整信号として取り込む。
このようにすることにより、電源投入やデータ切り換えが行われたとき、ボリューム調整が絶対値的な調整方法であるときは、ボリュームの調整範囲の中央位置0になり実際に調整値として加算される値が0となってからボリュームからの調整位置に応じた動作が開始されるので、メモリした映像レベルデータと連続するようになる。また、ボリューム調整が相対値的な調整方法であるときは、ボリュームの調整範囲の中央位置0からボリュームからの調整位置に応じた動作が開始されるので、ボリュームの調整範囲の中央位置に対してボリュームの調整が対称になり、ボリューム調整範囲が偏るという問題がなくなる。これを図3、図4を参照して説明する。
符号20で代表して表した各ボリューム20は図3aのように可変できるので、例えば、Rボリューム、Gボリューム23、Bボリューム24の調整位置を図3cの位置に動かしたとする。すると、映像信号はボリュームの位置に応じて各々変化し、図4bのようになる(Rボリューム22、Gボリューム23、Bボリューム24が図4bのようにR>G>Bに調整された)。
電源投入やデータ切り換えが行われたとき、ボリュームが図3cの位置(R>G>B)になっていたとすると、ボリュームの調整位置が、ボリュームの調整範囲の中央位置(図3bに示した0点)に無いので、ボリュームからの調整位置に応じたデータがあってもこれらデータは無視されるか、または0が加算される。
したがって、ボリュームによる調整方法が絶対値的な方法では、保存した映像レベルデータ値に、ボリュームの位置に応じた値が加算されない。このとき、保存した映像レベルデータはメモリした値(図4a)で調整されることになる。
また、ボリュームによる調整方法が相対値的な方法でも、保存した映像レベルデータ値に、ボリュームの位置に応じた値が加算されない。このとき、保存した映像レベルデータはメモリした値(図4a)で調整されることになる。
ボリュームの位置を調整して、その位置が調整範囲の中央位置に一致すると、それ以降、ボリュームからの調整位置に応じたデータが調整信号として取り込まれ、ボリュームからの調整位置に応じた動作が開始される。
したがって、ボリュームによる調整方法が絶対値的な方法では、ボリュームの位置が調整範囲の中央位置0から動作が開始され、このときボリュームからの値が0なので、実質ボリュームの位置に応じた値が加算されず、調整値としてメモリした映像レベルデータに連続した値となる。それ以降、ボリュームの調整量に応じて調整することができるようになる。
また、ボリュームによる調整方法が相対値的な方法では、ボリュームの位置が調整範囲の中央位置から動作が開始されるため、ボリュームの調整範囲が0を中心に対称となる。したがって、可変する向きや量が偏らず、可変不可能な不感帯が生じないようになる。
次に、電源投入やデータ切り換えが行われたときのボリュームデータ出力処理を図5、図6を参照して説明する。
図5は、本実施の形態で、電源投入やデータ切り換えが行われたとき、ボリューム20から出力されるデータを処理する回路構成を示したものである。
図5において、13はCCU3のCPU、20はRCU5に備わるボリュームである。CPU13は、電源投入や遮断を検出する電源投入/遮断検出部51、データ切り換えが有ったことを検出するデータ切り換え検出部52、ボリューム20のデータを処理して出力するボリュームデータ処理部53、ボリュームの調整値を記憶する映像レベルデータ値メモリ55、ボリュームデータ処理部53の出力と映像レベルデータ値メモリ55の出力を加算する加算器54などを備える。
ボリュームデータ処理部53は、ボリューム20、電源投入/遮断検出部51、データ切り換え検出部52からの信号を入力して、電源投入やデータ切り換えが行われたときにボリューム20の調整位置が中央位置0の状態を検出し、その検出以前は0、その検出以降は、ボリュームによる調整方法が絶対値的な方法では、ボリュームの調整位置に応じたデータを加算器54に出力する。また、ボリュームによる調整方法が相対値的な方法ではボリュームの可変したその変化量を加算器54に出力する。なお、ボリューム20の調整位置が中央位置0の付近(実用上支障の無いとして予め決めた範囲)に来たときを中央位置0として検出しても良い。
加算器54はボリュームデータ処理部53の出力と映像レベルデータ値メモリ55の出力を加算して各調整処理部10、14に出力する。
各調整処理部10、14は、ボリュームデータ処理部53からの出力データに基づいて調整を行う。
図6は、ボリューム20、電源投入/遮断検出部51、データ切り換え検出部52からの信号を基に、ボリュームのデータを処理するフローチャートである。以下この処理を説明する。
(ステップS1)
ステップS1において、ボリュームデータ処理部53は電源投入/遮断検出部51の出力を基に電源が投入されたか否かを判定する。電源が投入されていないと判断されたとき(No)は処理を終了する。電源が投入されたと判断されたとき(Yes)はステップS2に処理を進める。
(ステップS2)
ステップS2において、ボリュームデータ処理部53はボリューム20から出力されているデータを読み取り、ステップS3に処理を進める。
(ステップS3)
ステップS3において、ボリュームデータ処理部53が、ボリューム20の調整位置は中央位置0でない(No)と判断したときステップS4に処理を進める。ボリュームデータ処理部53が、ボリューム20の調整位置は中央位置0である(Yes)と判断したときステップS5に処理を進める。
(ステップS4)
ステップS4では所定の待ち時間をとってステップS2に戻る。
(ステップS5)
ステップS5において、ボリュームデータ処理部53はボリューム20から出力されているデータを読み取り、ステップS6に処理を進める。
(ステップS6)
ステップS5において、ボリュームデータ処理部53は、ボリューム20から読み取ったデータを調整値として、ボリュームによる調整方法が絶対値的な方法では、ボリュームの調整位置に応じたデータを加算器54に出力する。また、ボリュームによる調整方法が相対値的な方法ではボリュームの可変したその変化量を加算器54に出力し、次に処理をステップS7に進める。
(ステップS7)
ステップS5において、データ切り換え検出部54からの入力を読み取り、データの切り換えが有ったか否かを判断する。データ切り換えが有った(Yes)と判断されたときは処理をステップS2に進め、上記説明したステップS2以降の処理を継続する。データ切り換えが無かった(No)と判断されたときは処理をステップS8に進める。
(ステップS8)
ステップS8において、ボリュームデータ処理部53は、電源投入/遮断検出部51の出力を読み取り、電源遮断処理の操作が有ったか否かを判断する。電源遮断処理の操作が有った場合(Yes)には本処理を終了して電源を遮断する。電源遮断処理の操作が無かった場合(No)には処理をステップS5に進め、上記説明したステップS5以降の処理を継続する。
以上、具体的な実施の形態により説明してきたが、同じボリュームでも映像信号の白バランスを合わせるオートホワイト機能や映像信号の黒バランスを合わせるオードブラック機能のように、ボリュームの可変量を加えた状態から自動調整するものは、ボリューム位置を中央位置0に戻すことなくその位置から可変することが必要である。また、画質に関係する項目を全て自動調整するフルオートセットアップ機能などでは、自動調整に関係するボリューム位置は中央位置0に戻した後、関係しないボリュームはその位置から可変させることが必要である。これは、機能の項目など状況に合わせて切り換えられるようにして実施することも可能である。なお、自動調整に関係するボリュームの調整位置が中央位置0の付近(実用上支障の無いとして予め決めた範囲)に来たときを中央位置0として検出しても良い。
また、上記図5に示した図6のフローチャートの処理を実行するCPU13は、図示していないRCU5に備わるCPUに代えることができる。
また、ボリュームの調整値は映像レベルデータ値に限定されず、各種調整値に適用できる。
また、本発明は、テレビジョンカメラの制御装置に限らず、家庭用ビデオカメラにおいて、調整値をボリュームで出力する行うような撮像装置にも適用することができる。
上記、本発明の実施の形態の説明を纏めると、次のような特徴を有する。
(1)調整用ボリュームを備えた撮像装置の制御装置において、前記制御装置の電源投入時以降、またはデータ切り換え時以降のいずれかにおいて、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることを確認するボリューム中央値確認手段と、前記ボリューム中央値確認手段で前記調整用ボリュームの値が中央値付近にあることが確認された後、前記ボリュームの値に基づく調整値データを前記撮像装置に出力する手段を備えたことを特徴とする。
(2)調整用ボリュームを備えた撮像装置の制御装置において、電源投入を検出する電源投入検出手段と、前記電源投入検出手段で電源投入が検出された検出時点以降において、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることが検出される以前は前記調整用ボリュームからのデータをメモリされた映像レベルデータに加算せず(0を加算しても良い)、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることが検出された時点以降は前記調整用ボリュームからのデータ又はデータ変化量をメモリされた映像レベルデータに加算して出力する映像レベルデータ出力手段を備えたことを特徴とする。
(3)調整用ボリュームを備えた撮像装置の制御装置において、データ切り換えを検出するデータ切り換え検出手段と、前記データ切り換え検出手段でデータ切り換えが検出された検出時点以降において、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることが検出される以前は前記調整用ボリュームからのデータをメモリされた映像レベルデータに加算せず(0を加算しても良い)、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることが検出された時点以降は前記調整用ボリュームからのデータ又はデータ変化量をメモリされた映像レベルデータに加算して出力する映像レベルデータ出力手段を備えたことを特徴とする。
(4)前記データ切り換え検出手段、および前記映像レベルデータ出力手段はCCU3に備わることを特徴とする。
(5)前記データ切り換え検出手段、および前記映像レベルデータ出力手段はRCU5に備わることを特徴とする。
以上、実施の形態で説明したものは本発明の例示であり、これには限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で変形して実施できることは勿論である。
本発明は、テレビジョンカメラなどの撮像装置の制御装置に限らず、ボリュームによる調整値を制御に用いている装置の制御装置に広く利用できる。
本発明が適用されるテレビジョンカメラ制御装置の、一実施の形態を示す構成図である。 図1に示したテレビジョンカメラ制御装置の機能ブロック図を示す。 リモートコントローラユニットのボリューム調整を説明する図である。 図3に示した図3a,bはリモートコントローラユニットのボリューム調整値を説明する図であり、また図3cは従来技術における調整値の不具合を説明する図である。 本発明の実施の形態による、テレビジョンカメラ制御装置のボリュームデータ処理回路の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態による、テレビジョンカメラ制御装置のボリュームデータ処理フローチャートである。
符号の説明
1・・・カメラヘッド
2・・・レンズ部
3・・・カメラコントロールユニット(CCU)
4、6・・・ケーブル
5・・・リモートコントロールユニット(RCU)
7・・・映像モニタ
10、13・・・CPU
11・・・撮像素子
12・・・映像信号処理部
14・・・映像信号処理部
18・・・テレビジョンカメラ制御装置(撮像装置の制御装置)
20、22、23、24・・・ボリューム
51・・・電源投入/遮断検出部
52・・・データ切り換え検出部
53・・・ボリュームデータ処理部
54・・・加算器
55・・・映像レベルデータ値メモリ

Claims (3)

  1. 調整用ボリュームを備えた撮像装置の制御装置において、前記制御装置の電源投入時以降、またはデータ切り換え時以降のいずれかにおいて、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることを確認するボリューム中央値確認手段と、前記ボリューム中央値確認手段で前記調整用ボリュームの値が中央値付近にあることが確認された後、前記ボリュームの値に基づく制御データを前記撮像装置に出力する手段を備えたことを特徴とする撮像装置の制御装置。
  2. 調整用ボリュームを備えた撮像装置の制御装置において、電源投入を検出する電源投入検出手段と、前記電源投入検出手段で電源投入が検出された検出時点以降において、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることが検出される以前は前記調整用ボリュームからのデータをメモリされた映像レベルデータに加算せず、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることが検出された時点以降は前記調整用ボリュームからのデータ又はデータ変化量をメモリされた映像レベルデータに加算して出力する映像レベルデータ出力手段を備えたことを特徴とする撮像装置の制御装置。
  3. 調整用ボリュームを備えた撮像装置の制御装置において、データ切り換えを検出するデータ切り換え検出手段と、前記データ切り換え検出手段でデータ切り換えが検出された検出時点以降において、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることが検出される以前は前記調整用ボリュームからのデータをメモリされた映像レベルデータに加算せず、前記調整用ボリュームの値が中央値付近または自動調整値付近のいずれかに在ることが検出された時点以降は前記調整用ボリュームからのデータ又はデータ変化量をメモリされた映像レベルデータに加算して出力する映像レベルデータ出力手段を備えたことを特徴とする撮像装置の制御装置。
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