JP4867825B2 - 光モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、光モジュールに関するものである。
波長分割多重方式(WDM:WavelengthDivision Multiplex)の光通信に使用される光モジュールとして、送信用の発光素子および受信用の受光素子を一つのパッケージ内に収容した双方向通信可能なものがある。このような光モジュールは、単独で送信および受信の双方を担うことができるので、通信装置の小型化及び低コスト化に寄与する。
図9は、このような光モジュールの構成の一例を示す側面断面図である。同図に示す光モジュール100は、レーザダイオード101、フォトダイオード102、CANパッケージ103、スリーブ104を備えている。レーザダイオード101は送信用の発光素子であり、フォトダイオード102は受信用の受光素子である。CANパッケージ103は、レーザダイオード101及びフォトダイオード102を収容する。スリーブ104は、CANパッケージ103を保持する。スリーブ104には、光を通過させるための開口104aが形成されている。また、スリーブ104は、開口104aと連通したファイバ挿入孔104bを有する。ファイバ挿入孔104bには、光ファイバ107が挿入される。
CANパッケージ103は、金属製のステム111及びキャップ112、台113、及び波長フィルタ114を有する。台113は、ステム111上に配置され、レーザダイオード101を搭載する。波長フィルタ114は、板材の表面に多層膜が形成されてなり、レーザダイオード101からの送信光を選択的に反射して光ファイバ107へ導くと共に、光ファイバ107から出射された受信光を選択的に透過してフォトダイオード102へ導く。
なお、双方向光モジュールに関する従来文献としては、例えば特許文献1がある。
特開2004−133463号公報
図9に示した構成の光モジュール100には、次のような課題がある。一般的に、波長フィルタ114としては、薄いガラス板の表面に多層膜を形成されたものが使用される。しかし、このような波長フィルタ114には経時変化によって反りが生じるので、レーザダイオード101(レーザダイオード及びフォトダイオードの配置が互いに逆である場合には、フォトダイオード)との光結合効率が次第に低下してしまう。
本発明は、上記した問題点を鑑みてなされたものであり、レーザダイオードやフォトダイオードなどの半導体光素子と波長フィルタとの光結合効率の低下を抑制できる光モジュールを提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために、本発明による光モジュールは、光ファイバに対して所定の軸線方向に光の入出力を行う光モジュールであって、所定の軸線と交差する表面および裏面を有し、レンズとなる曲面が表面に形成され、所定の軸線に対して傾斜したフィルタ設置面が裏面に形成された光学部材と、光学部材のフィルタ設置面に設けられ、フィルタ設置面と対向する第1の面、および第1の面とは反対側の第2の面を有する第1の波長フィルタと、第1の波長フィルタの第1の面と光学的に結合され、発光及び受光の一方を行う第1の半導体光素子と、第1の波長フィルタの第2の面と光学的に結合され、発光及び受光の他方を行う第2の半導体光素子とを備えることを特徴とする。
上記した光モジュールにおいては、光学部材が、レンズとなる曲面を表面に含んで構成される。このような光学部材は、従来の波長フィルタに用いられるガラス板より厚く形成されるので、光学部材の裏面に形成されたフィルタ設置面に第1の波長フィルタが設けられることにより、経時変化による第1の波長フィルタの反りが抑えられ、半導体光素子と第1の波長フィルタとの光結合効率の低下を抑制できる。また、光学部材はレンズを兼ねているので、単に波長フィルタのガラス板を厚くしただけの構成と比較して、より小型化を図ることができる。
また、光モジュールは、第1及び第2の半導体光素子を収容するパッケージと、光ファイバの先端に取り付けられたフェルールが挿入されるフェルール挿入孔を所定の軸線方向の一端側に有し、所定の軸線方向の他端側にパッケージが固定されているスリーブとを更に備え、スリーブが、フェルール挿入孔を有する第1の部分、及び第1の部分とパッケージとの間に配置された第2の部分を有し、第2の部分が光学部材と一体成形されてなることを特徴としてもよい。スリーブと光学部材とが別部材である場合、これらの光軸が一致するように互いの位置及び傾きを調整する必要があるが、この光モジュールによれば、スリーブの第2の部分が光学部材と一体成形されているので、スリーブの光軸と光学部材の光軸とを調整する作業が容易になり、製造工程を簡略化できる。
また、光モジュールは、光学部材がガラスからなることが好ましい。ガラスは、樹脂等と比較して温度変化等による変形が僅かである。従って、光学部材の材料としてガラスを採用することにより、温度変化による第1の波長フィルタと半導体光素子や光ファイバとの相対位置関係の変動を小さく抑え、広い温度範囲で光モジュールを使用することが可能となる。
また、光モジュールは、第1の波長フィルタが、フィルタ設置面上に成膜された複数層の膜からなることを特徴としてもよい。このように、第1の波長フィルタがフィルタ設置面上に成膜されることにより、光モジュールの組み立て時における第1の波長フィルタを組み込む工程を省略して製造工程を簡略化できる。
また、光モジュールは、第1の半導体光素子を支持する支持部材を更に備え、第2の半導体光素子が光学部材上に実装されていることを特徴としてもよい。これにより、光モジュールを組み立てる際に、光学部材上に第2の半導体光素子を実装した段階で、第1の半導体光素子を未設置のまま第2の半導体光素子と光ファイバとの光結合状態の検査が可能となる。そして、この検査の後に、第1の半導体光素子を支持した支持部材を組み込んで第1の半導体光素子と光ファイバとの光結合状態の検査を行うことにより、各半導体光素子と光ファイバとの光結合状態をそれぞれ独立して検査することができる。また、第1及び第2の半導体光素子が互いに別の部材上に配置されるので、第1の半導体光素子と第2の半導体光素子との間の電気的なクロストークを低減できる。
また、光モジュールは、第2の半導体光素子が受光素子であり、第2の半導体光素子と光学部材との間に第2の波長フィルタを備えることを特徴としてもよい。これにより、第2の半導体光素子は第2の波長フィルタ上に実装されることとなり、発光素子である第1の半導体光素子からの迷光を第2の波長フィルタが遮断できるので、受光素子である第2の半導体光素子への迷光の入射を効果的に防止できる。
本発明による光モジュールによれば、半導体光素子と波長フィルタとの光結合効率の低下を抑制できる。
以下、添付図面を参照しながら本発明による光モジュールの実施の形態を詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る光モジュールの第1実施形態の構成を示す側面断面図である。図1を参照すると、本実施形態の光モジュール1は、パッケージ3、スリーブ5、光学部材7、レーザダイオード(発光素子)12、フォトダイオード(受光素子)13、及びWDMフィルタ19を備えている。なお、本実施形態において、フォトダイオード13は第1の半導体光素子であり、レーザダイオード12は第2の半導体光素子であり、WDMフィルタ19は第1の波長フィルタである。
パッケージ3は、レーザダイオード12及びフォトダイオード13を収容するための容器である。パッケージ3は、光結合の光軸となる所定の軸線Aを中心とする略円柱形状を呈しており、いわゆる同軸型CANパッケージの構成を有する。パッケージ3は、ステム11、キャップ15、及び複数のリードピン33を有する。
ステム11は、レーザダイオード12及びフォトダイオード13を支持するための金属製の部材であり、略円盤状を呈している。レーザダイオード12は、ステム11の一方の面11a上に設けられた載置台14上に、軸線Aと交差する方向を光出射方向として軸線Aから間隔をおいて実装されている。また、フォトダイオード13は、ステム11の面11aの中心(軸線A上)に、その受光面がステム11とは反対側を向くように実装されている。
また、ステム11には該ステム11を貫通するように複数のリードピン33が取り付けられている。複数のリードピン33は、パッケージ3内のレーザダイオード12及びフォトダイオード13とパッケージ3の外部回路とを電気的に接続するための端子である。これらのうち、一本のリードピン33は、ステム11と電気的に接続されている。別のリードピン33は、絶縁材34を介してステム11に固定されており、図示しないワイヤを介してレーザダイオード12と電気的に接続されている。更に別のリードピン33は、絶縁材34を介してステム11に固定されており、フォトダイオード13の後段に設けられたプリアンプ等の回路部品16と電気的に接続されている。
キャップ15は、レーザダイオード12及びフォトダイオード13を覆うための部材である。キャップ15は、一端が塞がれた略円筒形状をしており、例えばステンレス、鉄、真鍮等の金属材料からなる。キャップ15は、その他端がステム11の一方の面11aに接するように固定されている。キャップ15の一端には、レーザダイオード12からの送信光及びフォトダイオード13への受信光を通過させる開口部15aが形成されている。
スリーブ5は、軸線Aの方向に延びる略円筒形状を呈している。スリーブ5は、軸線Aの方向の一端側にフェルール挿入孔5aを有する。また、スリーブ5の軸線Aの方向の他端側にはパッケージ3が固定されている。本実施形態のスリーブ5は、軸線Aの方向に並設された第1の部分51及び第2の部分52を有する。
第1の部分51は、例えばガラスや、ステンレス等の金属材料からなる円筒状の部分である。第1の部分51には、フェルール挿入孔5aが、その中心軸が軸線Aと一致するように形成されている。このフェルール挿入孔5aには、光モジュール1を使用する際に、光ファイバ41の端部を保持した略円柱状のフェルール43が挿入される。このとき、光ファイバ41の端部は、その光軸が軸線Aと一致するように保持される。
第2の部分52は、ガラス製の部分であり、軸線Aを中心軸線とする円筒状を呈している。第2の部分52は第1の部分51とパッケージ3との間に配置されており、第2の部分52の一方の端面52aには第1の部分51が接合され、他方の端面52bにはパッケージ3のキャップ15が接合されている。なお、キャップ15は金属製であり、第2の部分52はガラス製なので、これらを互いに接合させる為に低融点ガラスや樹脂といった接合材18がキャップ15と第2の部分52との間に設けられている。
光学部材7は、ガラス製の部材であり、スリーブ5の第2の部分52の内側(すなわち軸線Aと交差する位置)に設けられている。光学部材7は、軸線Aと交差しており光ファイバ41の端面に対向する表面7aと、軸線Aと交差しておりパッケージ3側に位置する裏面7bとを有する。表面7aにはレンズ71となる曲面が形成されており、レンズ71は、レーザダイオード12からの送信光を光ファイバ41へ向けて集光すると共に、光ファイバ41からの受信光をフォトダイオード13へ向けて集光する。また、裏面7bには、軸線Aに対して傾斜したフィルタ設置面72が形成されている。フィルタ設置面72はレーザダイオード12に背を向ける形で傾斜しており、このフィルタ設置面72にはWDMフィルタ19が設けられる。なお、フィルタ設置面72の傾斜角はレーザダイオード12の光出射方向と軸線Aとの相対角度に応じて決定され、例えばこの相対角度が直角である場合には、フィルタ設置面72の傾斜角は軸線Aに対して約45°とされる。
WDMフィルタ19は、レーザダイオード12からの送信光を選択的に反射して光ファイバ41へ導くと共に、光ファイバ41から出射された受信光を選択的に透過してフォトダイオード13へ導くための波長フィルタである。WDMフィルタ19は、フィルタ設置面72と対向する第1の面19aと、第1の面19aとは反対側の第2の面19bとを有する。第1の面19a及び第2の面19bは、軸線Aと交差している。そして、レーザダイオード12は第1の面19aと光学的に結合されており、フォトダイオード13は第2の面19bと光学的に結合されている。すなわち、レーザダイオード12から出射された送信光は、WDMフィルタ19の第1の面19aに入射し、光ファイバ41へ向けて反射する。また、光ファイバ41から出射された受信光は、WDMフィルタ19の第1の面19aに入射したのち、第2の面19bから出射してフォトダイオード13へ到達する。
WDMフィルタ19の形態としては、例えば次の二つの形態のいずれかが好適である。一つは、光学部材7のフィルタ設置面72上に複数層の膜が成膜された形態であり、WDMフィルタ19は、CVD等により光学部材7上に直接成膜して形成される。これにより、光モジュール1の組み立て時におけるWDMフィルタ19の組込工程を省略して製造工程を簡略化できる。また、他の一つは、図示しないガラス板等の板材の表面に複数層の膜が成膜された形態であり、WDMフィルタ19は、このガラス板と共に光学部材7のフィルタ設置面72に接着固定される。なお、この場合、WDMフィルタ19の反りを抑えるため、ガラス板は光学部材7に隙間無く強固に接着されることが好ましい。
ここで、光学部材7及びスリーブ5の第2の部分52の構成について、更に詳細に説明する。本実施形態の光学部材7及び第2の部分52は、各々がガラス製であり、互いに一体成形されて単一の部材(レンズ・プリズム一体型スリーブ)である一体化部材20を構成している。図2及び図3は、一体化部材20の外観を示す斜視図である。図2は、一体化部材20をレンズ71側から見た斜視図であり、図3は、一体化部材20をフィルタ設置面72側から見た斜視図である。
一体化部材20は、前述したように光学部材7とスリーブ5の第2の部分52とが一体成形されてなり、略円柱状を呈する。図2に示すように、一体化部材20の一方の端面52aの中心部には円形の凹部20aが形成されている。この凹部20aの底面は光学部材7の表面7aとなっており、表面7aにはレンズ71となる凸状の曲面が形成されている。
また、図3に示すように、一体化部材20の他方の端面52bの中心部にはプリズム73が突出して形成されている。このプリズム73は光学部材7の一部であり、その表面は光学部材7の裏面7bとなっている。そして、プリズム73の表面に含まれる一つの面が、フィルタ設置面72として端面52bに対し傾斜して設けられている。なお、前述したように、フィルタ設置面72にはWDMフィルタ19が設けられている。
以上の構成を備える光モジュール1の送信動作は次の通りである。レーザダイオード12は、光モジュール1の外部からリードピン33を介して入力された電気的な送信信号に応じたレーザ光(送信光)を生成する。この送信光は、光学部材7のプリズム73に入射し、WDMフィルタ19において軸線Aの方向に反射したのち、レンズ71によって収束し、光ファイバ41の端面に入射する。
また、光モジュール1の受信動作は次の通りである。光ファイバ41を伝搬された受信光は、光ファイバ41の端面から出射した後、レンズ71に入射する。受信光は、レンズ71によって収束しつつ、WDMフィルタ19を透過してフォトダイオード13の受光面に入射する。フォトダイオード13は、入射した受信光を光電流に変換してプリアンプ等の回路部品16へ送る。回路部品16は、光電流を電圧信号に変換・増幅し、この電圧信号を、リードピン33を介して光モジュール1の外部へ提供する。
本実施形態の光モジュール1による効果について説明する。本実施形態の光モジュール1においては、光学部材7が、レンズ71となる曲面を表面7aに含んで構成される。このような光学部材7は、図1〜図3に示したように、従来のWDMフィルタに用いられるガラス板より厚く形成される。従って、光学部材7の裏面7bに形成されたフィルタ設置面72にWDMフィルタ19が設けられることによって、経時変化によるWDMフィルタ19の反りが抑えられ、レーザダイオード12とWDMフィルタ19との光結合効率の低下を抑制できる。また、光学部材7はレンズ71を兼ねているので、単にWDMフィルタのガラス板を厚くしただけの構成と比較して、より小型化を図ることができる。
また、従来の双方向光モジュールを製造する際には、WDMフィルタを組み込むときにWDMフィルタと他の光学部品(レンズなど)との相対位置や傾きを調整しなければならず、手間がかかる。これに対し、本実施形態の光モジュール1によれば、レンズ71と一体化されたフィルタ設置面72にWDMフィルタ19を貼付または形成するだけで良く、製造工程を簡略化できる。
また、本実施形態のように、スリーブ5の第2の部分52と光学部材7とは互いに一体成形されていることが好ましい。スリーブ5と光学部材7とが別部材である場合、これらの光軸が一致するように互いの位置及び傾きを調整する必要がある。第2の部分52と光学部材7とが一体成形されることにより、スリーブ5の光軸と光学部材7の光軸とを調整する作業が容易になり、製造工程をより簡略化できる。
また、本実施形態のように、光学部材7はガラスからなることが好ましい。ガラスは、樹脂等と比較して温度変化等による変形が僅かである。従って、光学部材7の材料としてガラスを採用することにより、温度変化によるWDMフィルタ19とレーザダイオード12や光ファイバ41との相対位置関係の変動を小さく抑え、広い温度範囲で光モジュール1を使用することが可能となる。なお、光モジュール1の使用温度範囲が比較的狭い場合など、光学部材7を樹脂で形成するほうが好ましい場合もある。光学部材7を樹脂で形成することにより、光モジュール1をより安価に製造できる。
(第2の実施の形態)
図4は、本発明による光モジュールの第2実施形態の構成を示す側面断面図である。図4を参照すると、本実施形態の光モジュール2は、パッケージ4、スリーブ6、光学部材8、レーザダイオード(発光素子)22、フォトダイオード(受光素子)23、WDMフィルタ29、及び帯域フィルタ31を備えている。なお、本実施形態において、レーザダイオード22は第1の半導体光素子であり、フォトダイオード23は第2の半導体光素子であり、WDMフィルタ29は第1の波長フィルタであり、帯域フィルタ31は第2の波長フィルタである。
パッケージ4は、レーザダイオード22及びフォトダイオード23を収容するための容器である。パッケージ4は、光結合の光軸となる所定の軸線Bを中心とする略円柱形状を呈しており、同軸型CANパッケージの構成を有する。パッケージ4は、ステム21、キャップ27、及び複数のリードピン35を有する。
ステム21は、レーザダイオード22を支持するための支持部材である。ステム21は、金属製であり、略円盤状を呈している。また、ステム21の一方の面21aの略中央付近には凸状の載置台24がステム21と一体に形成されており、この載置台24の側面にはレーザダイオード22が実装されている。レーザダイオード22は、軸線Bの方向を光出射方向として軸線B上に実装されている。また、ステム21には、第1実施形態のリードピン33と同様の構成を有する複数のリードピン35が取り付けられている。なお、複数のリードピン35の一部は、絶縁材36を介してステム21に固定されている。
キャップ27は、レーザダイオード22及びフォトダイオード23を覆うための部材である。キャップ27は、第1実施形態のキャップ15と同様の形態を有している。すなわち、キャップ27の一端には送信光及び受信光を通過させる開口部27aが形成されており、キャップ27の他端は、ステム21の一方の面21aに接するように固定されている。
スリーブ6は、軸線Bの方向に延びる略円筒形状を呈している。スリーブ6は、軸線Bの方向の一端側にフェルール挿入孔6aを有する。また、スリーブ6の軸線Bの方向の他端側にはパッケージ4が固定されている。本実施形態のスリーブ6は、軸線Bの方向に並設された第1の部分61及び第2の部分62を有する。なお、第1の部分61の構成は、第1実施形態の第1の部分51と同様である。
第2の部分62は、ガラス製の部分であり、軸線Bを中心軸線とする円筒状を呈している。第2の部分62は第1の部分61とパッケージ4との間に配置されており、第2の部分62の一方の端面62aには第1の部分61が接合され、他方の端面62bにはパッケージ4のキャップ27が接合されている。なお、キャップ27と第2の部分62との間には低融点ガラスや樹脂といった接合材28が設けられている。
光学部材8は、ガラス製の部材であり、スリーブ6の第2の部分62の内側(すなわち軸線Bと交差する位置)に設けられている。光学部材8は、軸線Bと交差しており光ファイバ41の端面に対向する表面8aと、軸線Bと交差しておりパッケージ4側に位置する裏面8bとを有する。表面8aにはレンズ81となる曲面が形成されている。また、裏面8bには、軸線Bに対して傾斜したフィルタ設置面82と、軸線Bに沿って形成された素子設置面83とが形成されている。フィルタ設置面82は素子設置面83に背を向ける形で傾斜しており、このフィルタ設置面82にはWDMフィルタ29が設けられている。また、素子設置面83には、フォトダイオード23、帯域フィルタ31、及び回路部品26が設けられている。
WDMフィルタ29は、レーザダイオード22からの送信光を選択的に透過して光ファイバ41へ導くと共に、光ファイバ41から出射された受信光を選択的に反射してフォトダイオード23へ導くための波長フィルタである。このWDMフィルタ29の具体的な構成は、第1実施形態のWDMフィルタ19と同様である。但し、本実施形態では、レーザダイオード22は第2の面29bと光学的に結合されており、フォトダイオード23は第1の面29aと光学的に結合されている。
フォトダイオード23は、素子設置面83上における、WDMフィルタ29から反射した受信光が到達する位置に、受光面が素子設置面83と対向するように実装されている。また、フォトダイオード23と素子設置面83との間には帯域フィルタ31が配置されており、フォトダイオード23は帯域フィルタ31上に実装されている。これにより、レーザダイオード22からの迷光を帯域フィルタ31が遮断し、フォトダイオード23への迷光の入射を効果的に防止できる。
また、回路部品26は、素子設置面83上におけるフォトダイオード23の近傍に実装される。図5は、フォトダイオード23及び回路部品26が実装された素子設置面83をその正面から見た図である。図5に示すように、素子設置面83には基準電位線であるGNDパターン35aが設けられており、回路部品26はGNDパターン35a上に実装されている。また、回路部品26は電気信号を入力または出力するための複数のワイヤパッド26aを有しており、各ワイヤパッド26aは、必要に応じて、素子設置面83上に設けられた配線パターン35b〜35dにボンディングワイヤ等で接続される。配線パターン35b〜35dは、複数のリードピン35(図4参照)のうち対応するものに各々接続されている。
ここで、光学部材8及びスリーブ6の第2の部分62の構成について、更に詳細に説明する。本実施形態の光学部材8及び第2の部分62は、第1実施形態と同様、各々がガラス製であり、互いに一体成形されて単一の部材(レンズ・プリズム一体型スリーブ)30を構成している。図6及び図7は、一体化部材30の外観を示す斜視図である。図6は、一体化部材30をレンズ81側から見た斜視図であり、図7は、一体化部材30をフィルタ設置面82側から見た斜視図である。
一体化部材30は、光学部材8とスリーブ6の第2の部分62とが一体成形されてなる。図6に示すように、一体化部材30の一方の端面62aの中心部には円形の凹部30aが形成されている。この凹部30aの底面は光学部材8の表面8aとなっており、表面8aにはレンズ81となる凸状の曲面が形成されている。
また、図7に示すように、一体化部材30の他方の端面62bの中心部には、凸部84が形成されている。凸部84は光学部材8の一部であり、プリズム85及び素子実装部86が一体形成されて成る。プリズム85の表面は光学部材8の裏面8bとなっており、また、裏面8bに含まれる一つの面は、フィルタ設置面82として端面62bに対し傾斜して設けられている。なお、前述したように、フィルタ設置面82にはWDMフィルタ29が設けられている。また、素子実装部86は、プリズム85の背面側(WDMフィルタ29において反射した受信光が進む側)に形成されており、図4に示すように、軸線Bに沿って板状に延びている。この素子実装部86の板面は素子設置面83となっており、この素子設置面83にはフォトダイオード23及び回路部品26が実装されている。なお、本実施形態の素子実装部86はステム21に達する長さに形成されている。
以上の構成を備える光モジュール2の送信動作は次の通りである。レーザダイオード22は、光モジュール2の外部からリードピン35を介して入力された電気的な送信信号に応じたレーザ光(送信光)を生成する。この送信光は、軸線Bの方向に進み、WDMフィルタ29を透過したのち、レンズ81によって収束し、光ファイバ41の端面に入射する。
また、光モジュール2の受信動作は次の通りである。光ファイバ41を伝搬された受信光は、光ファイバ41の端面から出射した後、レンズ81に入射する。受信光は、レンズ81によって収束しつつWDMフィルタ29において反射し、プリズム85及び素子実装部86を透過し、帯域フィルタ31を通過してフォトダイオード23の受光面に入射する。フォトダイオード23は、入射した受信光を光電流に変換してプリアンプ等の回路部品26へ送る。回路部品26は、光電流を電圧信号に変換・増幅し、この電圧信号を、リードピン35を介して光モジュール2の外部へ提供する。
本実施形態の光モジュール2においても、第1実施形態の光モジュール1と同様に、光学部材8が、レンズ81となる曲面を表面8aに含んで構成される。そして、光学部材8の裏面8bに形成されたフィルタ設置面82にWDMフィルタ29が設けられることによって、経時変化によるWDMフィルタ29の反りが抑えられ、フォトダイオード23とWDMフィルタ29との光結合効率の低下を抑制できる。また、光学部材8はレンズ81を兼ねているので、より小型化を図ることができる。また、光モジュール2にWDMフィルタ29を組み込む際にも、予め用意されたフィルタ設置面82にWDMフィルタ29を貼付または形成するだけで良く、製造工程を簡略化できる。
また、本実施形態においても、スリーブ6の第2の部分62と光学部材8とは互いに一体成形されていることが好ましく、これによってスリーブ6の光軸と光学部材8の光軸とを調整する作業が容易になり、製造工程をより簡略化できる。また、光学部材8はガラスからなることが好ましく、これによって温度変化によるWDMフィルタ29とフォトダイオード23や光ファイバ41との相対位置関係の変動を小さく抑え、広い温度範囲で光モジュール2を使用することが可能となる。
また、第1実施形態の光モジュール1と異なり、本実施形態の光モジュール2においては、レーザダイオード22がステム21に支持される一方、フォトダイオード23が光学部材8上に実装されている。これにより、光モジュール2を組み立てる際に、光学部材8上にフォトダイオード23を実装した段階で、レーザダイオード22を未設置のままフォトダイオード23と光ファイバ41との光結合状態の検査が可能となる。そして、この検査の後に、レーザダイオード22を支持したステム21を組み込んでレーザダイオード22と光ファイバ41との光結合状態の検査を行うことにより、レーザダイオード22及びフォトダイオード23と光ファイバ41との光結合状態をそれぞれ独立して検査することができる。また、レーザダイオード22及びフォトダイオード23が互いに別の部材上に配置されるので、レーザダイオード22とフォトダイオード23との間の電気的なクロストークを低減できる。
なお、本実施形態ではレーザダイオード22からの迷光がフォトダイオード23に入射することを防ぐために帯域フィルタ31が設けられているが、この帯域フィルタ31に代えて、ハイパスフィルタやローパスフィルタが設けられてもよい。
(変形例)
図8は、第2実施形態に係る光モジュール2の一変形例として、一体化部材30とキャップ27との接合部分を示す拡大断面図である。同図に示すように、本変形例では、一体化部材30とキャップ27と間に金属製のリング37が配置されている。リング37は、軸線B(図4参照)を中心とする環状の部材である。そして、金属製のリング37とガラス製の一体化部材30とを互いに接合させる為に、低融点ガラスや樹脂といった接合材38がリング37と一体化部材30との隙間に設けられている。また、リング37及びキャップ27は共に金属製なので、これらは抵抗加熱溶接等により接合されている。一体化部材30とキャップ27とは、本変形例のように接合されてもよい。また、このような構成は、第1実施形態の光モジュール1にも適用可能である。
本発明による光モジュールは、上記した実施形態に限られるものではなく、他に様々な変形が可能である。例えば、上記各実施形態では光学部材とスリーブの第2の部分とが一体成形されているが、これらは別個に形成されてもよい。また、第1実施形態では第1の半導体光素子がフォトダイオードであり、第2の半導体光素子がレーザダイオードとなっているが、第1の半導体光素子がレーザダイオードであり、第2の半導体光素子がフォトダイオードであってもよい。また、第2実施形態においても、第1の半導体光素子がフォトダイオードであり、第2の半導体光素子がレーザダイオードであってもよい。但し、この場合、レーザダイオードは裏面照射型の面発光レーザダイオードであることが好ましい。
図1は、本発明に係る光モジュールの第1実施形態の構成を示す側面断面図である。 図2は、第1実施形態の一体化部材をレンズ側から見た斜視図である。 図3は、第1実施形態の一体化部材をフィルタ設置面側から見た斜視図である。 図4は、本発明による光モジュールの第2実施形態の構成を示す側面断面図である。 図5は、フォトダイオード及び回路部品が実装された素子設置面をその正面から見た図である。 図6は、第2実施形態の一体化部材をレンズ側から見た斜視図である。 図7は、第2実施形態の一体化部材をフィルタ設置面側から見た斜視図である。 図8は、第2実施形態の一変形例として、一体化部材とキャップとの接合部分を示す拡大断面図である。 図9は、従来の光モジュールの構成の一例を示す側面断面図である。
符号の説明
1,2…光モジュール、3,4…パッケージ、5,6…スリーブ、7,8…光学部材、11,21…ステム、12,22…レーザダイオード、13,23…フォトダイオード、15,27…キャップ、18,28…接合材、19,29…WDMフィルタ、20,30…一体化部材、31…帯域フィルタ、41…光ファイバ、43…フェルール、51,61…第1の部分、52,62…第2の部分、71,81…レンズ、72,82…フィルタ設置面、73,85…プリズム、83…素子設置面、86…素子実装部。

Claims (5)

  1. 光ファイバに対して所定の軸線方向に光の入出力を行う光モジュールであって、
    前記所定の軸線と交差する表面および裏面を有し、レンズとなる曲面が前記表面に形成され、前記所定の軸線に対して傾斜したフィルタ設置面が前記裏面に形成された光学部材と、
    前記光学部材の前記フィルタ設置面に設けられ、前記フィルタ設置面と対向する第1の面、および前記第1の面とは反対側の第2の面を有する第1の波長フィルタと、
    前記第1の波長フィルタの前記第1の面と光学的に結合され、発光及び受光の一方を行う第1の半導体光素子と、
    前記第1の波長フィルタの前記第2の面と光学的に結合され、発光及び受光の他方を行う第2の半導体光素子と
    前記第1及び第2の半導体光素子を収容するパッケージと、
    前記光ファイバの先端に取り付けられたフェルールが挿入されるフェルール挿入孔を前記所定の軸線方向の一端側に有し、前記所定の軸線方向の他端側に前記パッケージが固定されているスリーブと
    を備え
    前記スリーブが、前記フェルール挿入孔を有する第1の部分、及び前記第1の部分と前記パッケージとの間に配置された第2の部分を有し、
    前記第2の部分が前記光学部材と一体成形されてなることを特徴とする、光モジュール。
  2. 前記光学部材がガラスからなることを特徴とする、請求項1に記載の光モジュール。
  3. 前記第1の波長フィルタが、前記フィルタ設置面上に成膜された複数層の膜からなることを特徴とする、請求項1または2に記載の光モジュール。
  4. 前記第1の半導体光素子を支持する支持部材を更に備え、
    前記第2の半導体光素子が前記光学部材上に実装されていることを特徴とする、請求項1に記載の光モジュール。
  5. 前記第2の半導体光素子が受光素子であり、
    前記第2の半導体光素子と前記光学部材との間に第2の波長フィルタを備えることを特徴とする、請求項に記載の光モジュール。
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