JP4866003B2 - Light emitting device - Google Patents
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Description
本発明は、LED等の発光素子から発せられる光を波長変換して出射するLED発光装置等の発光装置に関するものである。 The present invention relates to a light-emitting device such as an LED light-emitting device that converts the wavelength of light emitted from a light-emitting element such as an LED.
LED発光装置等の発光装置は小型、軽量、省電力といった長所があり、現在、表示用光源、小型電球の代替、あるいは液晶パネル用光源等として広く用いられている。このような発光装置は、LED等の発光素子から構成されるが、必要に応じてこの発光素子から発せられる光を種々の蛍光体等の波長変換物質を通過させることにより、発光素子の元々の発光色とは異なる色合いの光を発する発光装置も開発されてきている。 Light-emitting devices such as LED light-emitting devices have advantages such as small size, light weight, and power saving, and are currently widely used as a light source for display, a substitute for a small light bulb, or a light source for a liquid crystal panel. Such a light-emitting device is composed of a light-emitting element such as an LED. If necessary, the light emitted from the light-emitting element is passed through various wavelength-converting substances such as phosphors so that the original light-emitting element can be used. A light emitting device that emits light of a color different from the emission color has also been developed.
特に近年、窒化ガリウム系化合物半導体による青色光、あるいは紫外線を放射するLEDチップが開発されており、これらの発光素子を種々の波長変換物質と組合わせることにより、白色を含め、種々の色合いの光を出す発光装置の開発が試みられている。 In recent years, LED chips that emit blue light or ultraviolet light using gallium nitride compound semiconductors have been developed. By combining these light emitting elements with various wavelength conversion materials, light of various colors including white can be obtained. Attempts have been made to develop light emitting devices that emit light.
このような発光装置における波長変換物質の固定方法としては、1個または複数個の発光素子を実装基板に搭載し、この発光素子の搭載部分に波長変換物質を分散して含有する樹脂等からなる波長変換層を配設して発光部を形成する方法が一般的である(特許文献1参照)。
しかし、発光素子から発せられる光が波長変換層を通過する際には、この波長変換層に分散されている波長変換物質によって光が散乱されやすく、このため十分な光量を確保することが困難な場合があり、発光素子からの光取り出し効率が低下するという問題があった。 However, when the light emitted from the light emitting element passes through the wavelength conversion layer, the light is easily scattered by the wavelength conversion material dispersed in the wavelength conversion layer, and thus it is difficult to secure a sufficient amount of light. In some cases, the light extraction efficiency from the light emitting element is reduced.
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、発光素子から発せられる光を波長変換して所望の色の発光を得ることができ、且つ十分な光取り出し効率を有する発光装置を提供することを目的とするものである。 The present invention has been made in view of the above points, and provides a light-emitting device capable of obtaining light of a desired color by converting the wavelength of light emitted from a light-emitting element and having sufficient light extraction efficiency. It is intended to do.
本発明に係る発光装置Aは、発光素子1と、この発光素子1から発せられる光を波長変換する波長変換物質を含有する波長変換層2とを備えた発光装置Aにおいて、前記波長変換層2が、波長変換物質を含有する波長変換区画3と、前記波長変換区画3よりも波長変換物質の含有量が少ない透明区画4とを有することを特徴とするものである。このため、発光素子1から発せられる光が波長変換層2を透過する際に、その一部が波長変換区画3を透過し、この際に更にその一部が波長変換物質により波長変換される。また前記光の他の一部は透明区画4を透過し、或いは透明区画4を経由して透明区画4と波長変換区画3との界面から波長変換区画3へ入射された後に、外部に取り出される。これにより波長変換層2を透過した後の光には、波長変換物質により波長変換がなされたものが含まれることとなって、発光素子1からの発光色とは異なる色合いの光を発光装置Aから発することができる。更に、透明区画4においては波長変換区画3を透過する場合よりも波長変換物質による光の散乱が生じにくくなり、これにより波長変換層2を透過する光の光量を向上することができる。
The light-emitting device A according to the present invention is a light-emitting device A including the light-emitting
上記の発光装置Aでは、上記波長変換区画3が波長変換物質を含有する波長変換相5を含み、且つ前記波長変換相5が、この波長変換相5よりも波長変換物質の含有量が少ない透明相6から構成される母基材7に設けられた複数の凹部8又は貫通部に波長変換物質を充填して形成される。この場合、凹部8又は貫通部に波長変換物質を充填するだけで波長変換相5を形成することができて生産性を向上することができる。
In the light emitting device A, the
また、上記の発光装置Aでは、母基材7における凹部8又は貫通部開口での波長変換相5の露出部分が、透明相6にて構成される蓋部材9にて閉塞される。この場合、凹部8又は貫通部に充填した波長変換物質の飛散や漏洩を蓋部材9により防止することができ、またそのために生産時の歩留まりを向上することができる。
このような発光装置Aでは、上記波長変換区画3が、前記波長変換相5と前記透明相6とを積層して形成されるようにすることができる。この場合、波長変換相5と透明相6とを積層成形するだけで波長変換区画3を形成することができ、生産性を向上することができる。
Further, in the light emitting device A described above , the exposed portion of the
In such a light emitting device A, the
上記のような波長変換層2においては、上記波長変換区画3の最小幅寸法が0.1mm以下となるようにすることが好ましい。このようにすると、微細な波長変換区画3が波長変換層2に分散することから、波長変換区画3を透過することにより波長変換された光が発光装置Aからの発光中に均一に分散して混在することとなり、色むらの発生を著しく低減することができる。
In the
また、上記波長変換層2の、波長変換区画3と透明区画4との、発光素子1からの光の取り出し方向への投影面積の比は5:1〜1:5の範囲となるようにすることが好ましい。このようにすると、透明区画4を透過する光、すなわち波長変換物質による散乱を受けずに波長変換層2を透過する光の光量を十分に確保して発光装置Aからの発光光量を十分に高く維持することができ、且つこの範囲で波長変換区画3と透明区画4との割合を変化させて発光色の調整をすることができる。
Moreover, the ratio of the projected area of the
本発明によれば、波長変換層に波長変換区画を設けることで発光色の色合いを変更し、発光素子からの発光色とは異なる色合いの光を発光装置から発することができるものであり、且つ透明区画を設けることで波長変換層における光の透過量を確保することができ、これにより発光装置からの光の取り出し効率を向上することができるものである。 According to the present invention, by providing a wavelength conversion section in the wavelength conversion layer, the hue of the emission color can be changed, and light having a hue different from the emission color from the light emitting element can be emitted from the light emitting device, and By providing the transparent section, it is possible to secure the amount of light transmitted through the wavelength conversion layer, thereby improving the light extraction efficiency from the light emitting device.
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。 Hereinafter, the best mode for carrying out the present invention will be described.
図1(a)に示す発光装置Aは、基板10に発光素子1と波長変換層2とを設けて構成することができる。
A light emitting device A shown in FIG. 1A can be configured by providing a
基板10としては適宜のものを適用することができるが、例えば樹脂基板やセラミックス基板を用いることができる。
As the
また、発光素子1としても適宜のものを用いることができるが、例えばLEDチップ等を用いることができる。
Moreover, although the appropriate thing can be used also as the
この発光素子1は基板10に一又は複数個搭載するものであり、図示の例では基板10の一面に凹所11を形成して、その底部に発光素子1を搭載している。また基板10には必要に応じて発光素子1への給電や制御信号の伝達等のための導体配線を形成する。
One or a plurality of the
波長変換層2は、発光素子1に対して、その光取り出し方向側に配置される。図示の例では、基板10における凹所11の開口側にその開口径が大きくなった配置部12が設けられており、波長変換層2はこの配置部12に配設されている。
The
波長変換層2は、波長変換区画3と透明区画4とを有している。この波長変換区画3と透明区画4とは、発光素子1からの光の取り出し方向と直交又は交差する方向、図示の例では波長変換層2の面方向で区分けされた区画である。
The
波長変換区画3は、発光素子1から発せられる光の波長を変換する波長変換物質を含有する。波長変換物質としては、発光素子1から発せられる光を吸収してその光とは異なる波長の光を発する蛍光体等を用いることができる。この波長変換物質としては、発光素子1から発せられる光の波長や、発光装置Aに求められる発光の色等に応じて適宜選択されるものであるが、例えば発光素子1として発光ピーク波長が450から470nm付近である青色LEDを用いる場合には、セリウムを付活したイットリウム・アルミニウム・ガーネット系蛍光体(YAG:Ce)を用いて黄色の発光を生じさせたり、前記YAG:Ceとユーロピウムを付活した硫化カルシウム蛍光体(CaS:Eu)を用いて赤色の発光を生じさせたりすることができ、また発光素子1として発光ピーク波長が365〜410nm付近である近紫外−紫色LEDを用いる場合にはBaMgAl10017Eu(BAM)を用いて青色の発光を生じさせたり、ZnS:Cu,Alを用いて緑色の発光を生じさせたり、Y2O2S:Euを用いて赤色の発光を生じさせたりすることができる。また、複数の波長変換材料を用いる場合には、波長変換区画3をそれら複数の波長変換材料を混合したもので形成しても良く、また波長変換材料の種類や含有量の異なる複数種の波長変換区画3を併設しても良い。
The
一方、透明区画4は、発光素子1から発せられる光が透過可能であり、且つ波長変換物質を含まないか、或いは波長変換物質を含む場合でもその含有量が波長変換区画3よりも少ないものである。
On the other hand, the
上記の波長変換区画3は、波長変換物質を含む波長変換相5にて構成することができる。波長変換相5は、波長変換物質のみで構成しても良く、また発光素子1から発せられる光が透過可能な母相中に波長変換物質を分散させて構成しても良い。前記母相としては、例えばガラスや、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、アクリル樹脂等のような透明樹脂の成形体を挙げることができる。
Said
また、この波長変換区画3は、上記のような波長変換相5のみで構成しても良く、またこの波長変換相5と透明相6とを、発光素子1からの光の取り出し方向に積層して構成しても良い。ここでいう透明相6とは、発光素子1から発せられる光を透過可能であり、且つ波長変換物質を含まないか、或いは波長変換相5よりも波長変換物質の含有量が少ない相である。前記透明相6は、例えばガラスや、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、シリコーンゴム、アクリル樹脂等のような透明樹脂の成形体にて形成することができる。
Further, the
波長変換区画3や波長変換相5における波長変換物質の含有量は、使用される波長変換物質の変換効率や発光色等に応じて変動するため、一概に規定できないが、例えば発光素子1として青色LEDを用い、波長変換物質としてYAG:Ce蛍光体を用いる場合には、波長変換層2の厚みを0.5mmとした場合、波長変換層2における波長変換区画3での波長変換物質の含有量の平均が好ましくは20〜40質量%の範囲となるように調整するものである。
The content of the wavelength conversion substance in the
また、透明区画4は波長変換物質を含有させないことが好ましいが、これが波長変換物質を含有する場合には、透明区画4における波長変換物質の、発光素子1からの光の取り出し方向への投影面積当たりの含有量が、波長変換区画3における含有量の50%以下であることが好ましい。このとき、波長変換区画3として波長変換物質の含有量が異なる複数種のものが設けられている場合には、その含有量の平均値を基準としてその50%以下となることが好ましい。
Moreover, it is preferable that the
また、透明相6についても波長変換物質を含有させないことが好ましいが、これが波長変換物質を含有する場合には、透明相6における波長変換物質の体積あたりの含有量が、波長変換相5における含有量の50%以下であることが好ましい。このとき、波長変換相5として波長変換物質の含有量が異なる複数種のものを設ける場合には、その含有量の平均値を基準としてその50%以下となることが好ましい。
Further, it is preferable that the
また、上記透明区画4は、上記透明相6のみで構成することができる。
Further, the
このように波長変換層2を波長変換区画3と透明区画4とで構成すると、発光素子1から発せられる光が波長変換層2を介して外部に取り出されるに際して、前記光が波長変換層2を透過する際に、その一部が波長変換区画3を透過し、更にそのうちの一部が波長変換物質により波長変換されて外部に取り出される。また前記光の他の一部は透明区画4を透過し、或いは透明区画4を経由して透明区画4と波長変換区画3との界面から波長変換区画3へ入射された後に、外部に取り出される。これにより波長変換層2を透過した後の光には、波長変換物質により波長変換がなされたものが含まれることとなり、発光素子1の発光色とは異なる色合いの光を発光装置Aから外部に発することができる。
When the
このとき、透明区画4を透過する光は波長変換区画3を透過する場合よりも波長変換物質による散乱が生じにくく、特に透明区画4に波長変換物質が含まれていない場合には波長変換物質による散乱が生じなくなり、このため、波長変換層2の全体に亘って波長変換物質が分散されている場合と比較して、波長変換層2における光の散乱を低減することができる。すなわち、波長変換区画3を設けることで発光色の色合いを変更すると共に、透明区画4を設けることで波長変換層2における光の透過量を確保することができ、これにより発光装置Aからの光の取り出し効率を向上することができるものである。
At this time, the light transmitted through the
以下、更に具体的な実施形態について説明する。 Hereinafter, more specific embodiments will be described.
図1(b)(c)に示す参考形態では、波長変換相5のみから形成されている複数の波長変換部材13と、透明相6のみから形成されている複数の透明部材14とを、それぞれ平面視矩形状(方形状)の板状体にて形成し、これらの部材の端面同士を接合することで、波長変換層2を形成している。これにより、波長変換部材13にて波長変換相5のみから構成される波長変換区画3が形成されると共に、透明部材14にて透明相6のみから構成される透明区画4が形成され、且つこの波長変換区画3と透明区画4とが平面状に配列している。このとき波長変換部材13と透明部材14とを同一形状に形成することで、波長変換区画3と透明区画4の割合が所望のものとなるように適宜のレイアウトで配列して波長変換層2を形成することができる。例えば波長変換区画3と透明区画4とを市松模様状に配列し、又はこれより更に波長変換区画3或いは透明区画4の割合を低減したりすることができる。
In the reference form shown in FIGS. 1B and 1C, a plurality of
波長変換部材13及び波長変換区画3を構成する波長変換相5は例えばガラスや透明樹脂などの母相に波長変換物質を分散させて形成されている。また、透明部材14及び透明区画4を構成する透明相6は例えばガラスや透明樹脂で形成され、或いはこれに波長変換相5よりも少ない含有量で波長変換物質が分散して含有されている。
Wavelength conversion phase constituting the
図2(a)(b)に示す実施形態では、波長変換相5よりも少ない含有量で波長変換物質を含有する透明相6のみから形成されている平板状の透明部材14に対して、波長変換相5のみにて形成されている複数の波長変換部材13を部分的に積層して接合することで、波長変換層2を形成している。波長変換部材13及び透明部材14としては、図1(b)(c)に示す形態と同様の材質にて形成されるものを用いることができる。このとき、波長変換層2における透明部材14に波長変換部材13を積層している区画が、透明相6と波長変換相5とが積層して構成される波長変換区画3として形成され、また波長変換部材13を積層していない区画が透明相6のみで構成された透明区画4として形成される。
In the embodiment shown in FIGS. 2 (a) and 2 (b), the wavelength relative to the flat
このような波長変換層2を形成する場合には、例えば透明部材14に対し、平面視矩形状(方形状)の板状体にて形成された複数の波長変換部材13を、波長変換区画3と透明区画4との割合が所望のものとなるように適宜のレイアウトで配列して接合することができる。例えば図示のように市松模様状に配列して透明部材14に接合することができ、或いはこれよりも更に波長変換部材13の割合を増大させたり低減させたりすることができる。
In the case of forming such a
また、図1(b)(c)に示す形態のように各部材の端面同士を接合する場合と比較して、図2に示すように透明部材14と波長変換部材13とを積層するように接合すると、部材同士の接合作業が容易なものとなり、生産性が向上するものである。
Further, as compared with the case of bonding the end faces of the respective members as in the embodiment shown in FIG. 1 (b) (c), so as to laminate the
図3(a)(b)及び図4(a)(b)に示す波長変換層2では、透明相6のみにて構成される平板状の透明部材14(母基材7)に複数の凹部8を形成し、この凹部8内に波長変換物質を充填することで、波長変換層2を形成している。母基材7としては、既述の実施形態における透明部材14と同様の材質のものを用いることができる。このとき、波長変換層2における凹部8が形成されていない区画、すなわち波長変換物質が充填されていない区画が、透明相6のみで構成される透明区画4として形成される。また凹部8が形成された区画では、凹部8に充填された波長変換物質にて波長変換相5が形成され、これにより波長変換相5と透明相6とが積層して構成される波長変換区画3が形成される。
In the
この形態において波長変換層2を形成する場合には、波長変換区画3と透明区画4との割合が所望のものとなるように、母基材7に対して凹部8を適宜のレイアウトで形成して、この凹部8を形成した箇所に波長変換相5を適宜のレイアウトで形成することができる。例えば凹部8及びこの凹部8に形成される波長変換相5を、図3に示すように母基材7に対して縦横複数列のマトリクス状に形成したり、図4に示すように並列な複数列の縞状に形成したりすることができる。
In the case of forming the
このようにして形成される波長変換層2では、凹部8が形成されている箇所において波長変換相5とその一面側に積層されている透明相6によって構成される波長変換区画3が形成され、また凹部8が形成されていない箇所において透明相6のみで構成される透明区画4が形成される。
In the
このようにすると、波長変換相5は凹部8に波長変換物質を充填するだけで形成することができ、生産性が向上するものである。
In this way, the
そして、本発明では、このように母基材7の凹部8に波長変換物質を充填して波長変換相5を形成する場合には、前記の母基材7の凹部8が開口している側の一面に、透明相6のみで構成される別の透明部材14(蓋部材9)を積層して設けるなどして、この蓋部材9にて前記凹部8の開口に露出している波長変換相5(波長変換材料)の露出部分を閉塞するものである。例えば図5(a)(b)に示す例では、図3に示すように波長変換相5をマトリクス状に形成したものにおいて、波長変換相5が設けられた凹部8を有する母基材7の、波長変換相5が露出する一面の全面に亘り蓋部材9を積層して接合することにより、前記波長変換相5の露出部分を閉塞している。このようにして形成される波長変換層2では、凹部8が形成されている箇所において波長変換相5とその両側に積層された透明相6によって構成される波長変換区画3が形成され、また凹部8が形成されていない箇所において透明相6のみで構成される透明区画4が形成される。
In the present invention, in the case of forming the
このようにすると、蓋部材9により、凹部8に充填した波長変換物質の飛散や漏洩を蓋部材9により防止することができ、またそのために生産時の歩留まりを向上することができるものである。
If it does in this way, the
また、図3(a)(b)及び図4(a)(b)に示すような波長変換層2において、上記凹部8に代えて母基材7を貫通する貫通部を母基材7に形成し、この貫通部内に波長変換物質を充填することで、波長変換層2を形成することもできる。この場合、凹部8に代えて貫通部を形成する以外は、図3,4に示すものと同様にして波長変換層2を形成することができる。
Further, in the
このようにして形成される波長変換層2では、貫通部が形成されている箇所において波長変換相5のみによって構成される波長変換区画3が形成され、また貫通部が形成されていない箇所において透明相6のみで構成される透明相6が形成される。
In the
このようにしても、波長変換相5は貫通部に波長変換物質を充填するだけで形成することができ、生産性が向上するものである。
Even in this case, the
そして、本発明では、このように母基材7の貫通部に波長変換物質を充填して波長変換相5を形成する場合には、前記母基材7の貫通部が開口している両面に、それぞれ透明相6のみで構成される別の透明部材14(蓋部材9)を積層して設けるなどして、この蓋部材9にて前記貫通部の開口に露出している波長変換相5(波長変換物質)の露出部分を閉塞するものである。例えば、波長変換相5が設けられた貫通部を有する母基材7の、波長変換相5が露出する両面の全面に亘りそれぞれ蓋部材9を積層して接合することにより、前記波長変換相5の露出部分を閉塞することができる。このようにして形成される波長変換層2では、貫通部が形成されている箇所において波長変換相5とその両側に積層された透明相6によって構成される波長変換区画3が形成され、また貫通部が形成されていない箇所において透明相6のみで構成される透明区画4が形成される。
And in this invention, when filling the wavelength conversion substance in the penetration part of the
このようにしても、図5に示す場合と同様に、貫通部に充填した波長変換物質の飛散や漏洩を蓋部材9にて防止することができ、またそのために生産時の歩留まりを向上することができるものである。
Even in this case, similarly to the case shown in FIG. 5, scattering and leakage of the wavelength conversion substance filled in the penetrating portion can be prevented by the
ところで、上記各実施形態のように波長変換区画3と透明区画4とを有する波長変換層2を形成する場合には、発光装置Aからの発光は、波長変換区画3を透過したものと透明区画4を透過したものとが混在することにより、発光素子1から発せられる光とは異なる色合いとなるものであるが、この発光が色むらなく均一になされるためには、波長変換層2の全体に亘って波長変換区画3を均一に分散させて形成することが好ましい。また、色むらを低減するためには、特に波長変換層2に形成される波長変換区画3の寸法を、好ましくはその最小幅寸法が0.1mm以下となるようにするものである。このようにすると、微細な波長変換区画3が波長変換層2に分散することから、波長変換区画3を透過することにより波長変換された光が発光装置Aからの発光中に均一に分散して混在することとなり、色むらの発生が著しく低減されるものである。前記波長変換区画3の寸法の下限は特に制限されず、波長変換区画3が形成可能な寸法であれば良いため、実質的には10nmとなる。
By the way, when the
また、波長変換層2における、波長変換区画3と透明区画4の割合も、所望の発光色が得られるように適宜調整されるが、好ましくは波長変換区画3と透明区画4との、発光素子1からの光の取り出し方向への投影面積の比が5:1〜1:5の範囲となるようにする。このようにすることで、透明区画4を透過する光、すなわち波長変換物質による散乱を受けずに波長変換層2を透過する光の光量を十分に確保して発光装置Aからの発光光量を十分に高く維持することができ、且つこの範囲で波長変換区画3と透明区画4との割合を変化させて発光色の調整をすることができるものである。すなわち、透明区画4の割合を前記範囲とすることで十分な発光光量を確保することができ、且つ、波長変換区画3の割合を前記範囲とすることで発光素子1から発せられる光が波長変換層2を透過する際にその色合いの変換を十分になすことができるものである。
Further, the ratio of the
尚、図示された本発明の実施形態における波長変換層2は、全体として平面状に形成されているが、曲面状等の適宜の形状に形成することもできる。
The
A 発光装置
1 発光素子
2 波長変換層
3 波長変換区画
4 透明区画
5 波長変換相
6 透明相
7 母基材
8 凹部
9 蓋部材
13 波長変換部材
14 透明部材
A
13 Wavelength conversion member
14 Transparent member
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