JP4865901B2

JP4865901B2 - 壁紙貼り具

Info

Publication number: JP4865901B2
Application number: JP2010228635A
Authority: JP
Inventors: 匠子石原
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2010-10-08
Filing date: 2010-10-08
Publication date: 2012-02-01
Anticipated expiration: 2028-01-25
Also published as: JP2011043045A

Description

本発明は壁紙を簡単に貼り付ける道具に関する。

ロール状に巻かれた壁紙は従来にもあるがこれらは巻紙の接着面が内側に向いているものである。

壁紙を貼り付ける際、空気が入ったり歪んだりしやすく、巾約１ｍのロールを操るのは素人には難しい。また、貼り付けた壁紙の端は角にぴったり合わせてカットしなければならないがこれも難しい作業である。本発明では素人でも簡単に貼ることが出来る道具を提供する。

接着面が外側を向いているローラー上の道具を考えた。現在市販されている掃除用の回転式粘着テープと類似の形状である。転がすことによって壁紙を貼り、同時に壁紙を抑えつけて接着させ、更に次々と必要な壁紙を丁度の速さで供給する事が出来る。
ローラーの端にはカッターを備え、先に貼り付けた壁紙との重なり部分に切り目を入れながら同時に貼り付ける仕組みを持たせる。
また貼り始めや貼り終わりの時に壁と床、あるいは天井の作る角でも壁紙を丁度良くカットできる様スライド式のカッターを備える。

１．回転式粘着テープ（通称コロコロ）を転がす要領で「貼る」と「切る」をほぼ同時進行できる。
２．貼り終わりは角まで転がしてから丁度の位置で壁紙をカットできる。
３．ロール端にセットしたカッターを使えば隣の壁紙との重なり部分を転がすと同時にカットできる。
４．まっすぐに貼りやすい。
５．少し壁紙が傷んだ時もその部分だけ貼り替えられる。
６．ロール部分の追加購入でリピーターも期待でき商品としての価値が高い。
７．ロール巾も何種類か提供することで手軽に室内リフォームが可能となる。

本発明は図１の様に巻紙状の壁紙とそれを取り付けるローラーとで構成される。巻紙状の壁紙はあらかじめ接着剤が塗布され、その接着面は外側に向いている。接着剤は片方の端約１ｃｍを塗布しない部分として残すことにより隣接する壁紙との重なり部分の処理が便利なこともある。

接着剤は開封後有る程度時間が経過したら固く接着する性質のものを使用する。貼り付ける作業では接着が強すぎると作業しにくく、また巻紙状態の時には軽く接着されているのであるから、これが強すぎると不都合である。この意味で巻紙は装着するまで密封状態にあり空気も遮断されていることが望ましい。空気に触れたら、あるいは水に漬けたら、あるいはクエン酸や重曹などをスプレーしたら、あるいはドライヤーなどで熱を加えたら接着力が発揮されるというものが望ましい。

使い方はまずローラーを壁と天井、あるいは壁と床の作る角に置き、その角ピッタリの位置で壁紙をカットする。そのまま回転させて（図２）貼り付けていき最後に端まできたらまた角ピッタリの位置で壁紙をカットする。

角ピッタリの位置でカットするためにローラーの横方向にスライドするカッターを用いる。線（イ）（８）と線（ロ）（９）の長さが等しくなる角度は壁紙の残量に関係なく水平から約５７．３度である。実際には壁紙の厚みや水分などによる膨張なども考慮し角度を決定する。
水平位置（ハ）（１０）の確認だけで水平位置から約５７度（１７）のカット位置（ニ）（１１）が自動的に決定される治具を組みこむ。この位置でカッターを外側壁との隙間をスライドさせてもよいし少し巻き戻してカットしても良い。

図３に示す様にローラーを転がしている時には必要に応じて左右端用カッター（１２）を同時に使用し隣に貼った壁紙と新しく貼った壁紙を同時にカットする。このカットは一般に壁紙を貼る際に行われている作業の一つであり隣同士の壁紙が端と端と重なる事なく隙間なく貼るために行われる。カットされた両方の壁紙の端くれはするすると引っ張って取り除く。本発明では壁紙貼りの作業と同時にこのカットを行える仕組みを持つ事が重要である。このカッターを支える治具は（１２）の刃の台にもなるしカッター（１３）及びそのスライダーの取付治具にもなるよう設計する。

カッターは残量に合わせて刃の位置をスライドさせる機構を持たせる。
角仕上げ用カッター（１３）及びスライダーは貼り付け作業中は邪魔になるので使用時に芯に差し込むなどの方法で装着すると良い。またハンドル側に待避させておき使用時に角へ移動させてから処理するという方法もある。いずれにせよ様々な既存の方法で設計できる。

ローラー式壁紙貼り具斜視図（ａ）回転させて壁紙を貼る様子の斜視図（ｂ）壁紙を貼付けながら既に貼った壁紙の右端と新しく貼った壁紙の左端を芯に取り取り付けたカッターで切っている様子を示す斜視図貼り始めとは貼り終わりの角とローラーの様子を示す断面図ローラー芯及びカッター治具の側面図

１．壁紙
２．壁
３．既に貼り付けられた壁紙
４．切り目
５．現在貼り付けられつつある壁紙
６．治具付きカッター
７．天井
８．線（イ）
９．線（ロ）
１０．水平位置（ハ）
１１．カット位置（ニ）
１２．左右端用カッター
１３．角仕上げ用カッター
１４．カッターのスライド向きを示す矢印
１５．ローラー芯
１６．ハンドル
１７．角度

Claims

巻紙状に何重にも巻いた壁紙をその外側の面を貼り付けながら回転させる事により壁紙の貼り付けを行う道具であって、回転の芯とハンドル部分を備え、貼り付け作業と同時に左右の一方または両方の端の不要部分をカットできる構造（１２）を芯あるいはハンドル部に装着でき、貼り始めと貼り終わりには、壁紙を貼り付ける面を垂直と見た場合に回転の中心を通り水平から約５７度（１７）前後の位置に横向きに移動して壁紙を切るカッター（１３）を位置させる事により角にピッタリ合う様に壁紙をカットできる機能を備えた壁紙貼り具。