JP4864360B2 - 握索機の握索力測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ロープウエイ、スキーリフト、または貨物索道等の索道搬器に用いる握索機
が、索条を握索するときの握索力を測定する装置に関する。
ロープウエイやスキーリフトあるいは貨物索道等の索道は、索道線路中に索条を張架し、該索条に搬器を懸垂した握索機を咬着させ、索条を駆動することにより搬器の運行を行うものである。そして、この索道に使用される前記握索機は、多少の索条径の増減に対しても追従して握索することができて信頼性が高いことから、握索機の握索力をバネで得るバネ式握索機が現在最も多く使用されている。
しかしながら、このようなバネ式握索機は、バネの不良や経年変化によるへたり、あるいは破損などにより握索力が低下すると、索条と握索機との間にスリップが生じたり、あるいは索条から握索機が外れるなどして索道の運行に支障をきたしてしまう。このため握索機の握索力は、索道の運転時は無論のこと保守点検時においても厳しく管理し、握索力の低下の兆候を事前に察知することが望ましい。
このような事情に鑑みて、従来より索道の運転時には、停留場に設置した機械装置内の握索機の通過箇所に、握索機の握索力を検出する装置を設け、握索力が一定値を下回ると危険と判断して運行を停止するようにしている。一方、保守点検時においても握索機の握索力を測定する装置が提案されている。特許文献1には、握索機が握索する索条と同一径のテストブロックを用い、握索機がこのテストブロックを咬着したときの歪みを検出して握索力を測定するようにしている。ここで開示されたテストブロックは、中央部の握索機が咬着する部分を板状に形成し、ここから両端部に向けて、前記板状の面に対し垂直方向のスリットを形成して、握索機が咬着したときに歪みを生じ易い形状としている。そして、このテストブロックの両端部に固着した歪みセンサにより歪みを検出して電気信号に変換し、この電気信号から握索力を計測するようにしている。
特開平11−139303号公報
上述したように、特許文献1に記載の発明は、テストブロックを握索機が咬着したときに、テストブロックの両端部に生じる歪みを測定するものであるが、前記スリットの幅を決定するのに難があった。すなわち、スリットの幅を小さくすればテストブロックの剛性が上がり、両端部での歪みが微小となり十分に検出することができず、また、スリットを大きくすると検出される歪みが不安定になるという問題があった。
本発明は、このような問題の改善になされたものであって、握索機の正確な握索力を測定することができ、構造が簡略で取扱容易な握索力測定装置を提供することを目的とするものである。
上記課題を解決するために本発明に係る握索機の握索力測定装置では、握索機の索条に対する握索力を測定する握索力測定装置であって、該握索力測定装置は、弾性体よりなる段付円柱形状の検出ブロックと、該検出ブロックの端面に固着する歪計と、該歪計に接続される指示計とを有し、前記検出ブロックには、握索機の握子が挟持する2箇所の握着部と、該握着部から端部にむけて長孔状に穿孔された貫通孔と、端部に該貫通孔の貫通方向と同方向に形成された溝とを有することを特徴としている。
本発明によれば、握索機が検出ブロックを挟持するだけの簡略な構成で握索力が測定できるので取扱いが容易である。そして、弾性体の検出ブロックに貫通孔と端部の溝を形成することで端部に生じる歪みが拡大され、また、測定する歪みと握索力の関係はほぼ比例した関係となるので、正確な握索力の測定結果を得ることができる。
以下、図面に基づき、本発明に係る握索機の握索力測定装置の具体的実施の形態を説明する。まず、図4に索道に用いられる握索機の構造の一例を説明する。握索機本体51には、先端部において索条55の円弧と同一の円弧で握索面を形成し、索条55の図面左方側に当接するようになした第1握子52が固着されている。この第1握子52の上部にはピン54を具えており、第2握子53を回動自在に枢支している。この第2握子53の下部には、前記第1握子の握索面と対向する位置に同様の握索面を形成しており、第2握子53が回動することにより、索条55を両握索面で挟持するようにしている。
第2握子53の右端上部にはピン57を具えており、このピン57にはリンクロッド56の一端部が枢支されている。一方、リンクロッド56の他端部は、バネシャフト59の左端部に具えたピン58に枢支されており、このようにしてバネシャフト59ないし第2握子53が連結された構成となっている。バネシャフト59は、左端部の直径を大きくした段付のシャフトであって、図面左右方向に摺動できるように、握索機本体51に左端部と右端部を支承されている。このバネシャフト59には、段付部と右端部の握索機本体51の支承部位との間に、複数のサラバネ60があらかじめ圧縮されて装着されている。
このような構成にあっては、サラバネ60の復元力がバネシャフト59を図面左方向へ押圧し、リンクロッド56を介して第2握子53の右端部を下方に回動するように作用する。そして、このように第2握子が回動することにより第2握子53の握索面が索条55を押圧し、固定位置にある第1握子の握索面とともに索条55を握索するのである。このときの索条51を両側から挟み込む力を握索力と呼び、この握索力を測定することによりサラバネ60が正常であるか異常であるか知ることができる。なお、ここに示した握索機は一例であって、索条をバネの作用力により挟み込む方式の握索機であれば本発明は適用可能である。
図1及び図2は、本発明の握索力測定装置を用いて握索力を検出する状態を示す側面図及び正面図である。図においては、握索機の第1握子52と第2握子53で検出ブロック10を挟持している。このとき第2握子には前記したように、握索機本体51に内蔵したサラバネ60のバネ力が作用して握索力を発生している。検出ブロック10は、複数の異なる直径からなる段付の円柱形状の弾性体であり、握索機の握索力により両端部に歪みが生じるようにしている。そして、この検出ブロック10の両端面には、歪計11が固着されており、検出ブロック10に生じた歪みを計測して電気信号に変換し出力するようにしている。歪計11からの信号は指示計12に入力され表示される。また、さらにプリンタ13等を接続して測定結果を印刷できるようにしてもよい。
つぎに、図3に検出ブロック10の平面図を示す。検出ブロック10は、前記したように複数の直径からなる段付の円柱形状をしており、長手方向に左右対称の形状である。検出ブロック10の中央部17の両端には、中央部17の直径よりも大きくして握着部18が形成されている。この握着部18は、握索機が使用される索条55と同一の直径であり、握索力の測定時に第1握子52と第2握子53が当接して挟持する部分である。また、この中央部17と両端の握着部18を加えた長手方向の長さは、図2に示した第2握子53の幅X2とほぼ同一の長さに設定されており、第2握子53の幅方向の両端部が当接するようにしている。このようにすることで、握索力が2箇所の握着部18に集中して作用し、片当たりによる測定不良を防止することができる。
つづいて、握着部18から端部に向けては、握着部18の直径よりやや小さい直径で延出し、端部においては大径のフランジ部19としている。この両端のフランジ部19間の長さは、図2に示した第1握子52の幅X1とほぼ同一にしており、この間に第1握子52が嵌合することにより検出ブロック10に対する握索機の位置決めが容易にできる。
このように形成された検出ブロック10には、握着部18から端部に向けてフランジ部19に掛からない位置までの間に貫通孔14が形成されており、この貫通孔14の貫通方向に平行してフランジ部19の端面側には溝15が形成されている。そして、フランジ部19の端面には、この溝15を挟んで両側にねじ穴16が形成されている。ねじ穴16には歪計11が固着される。歪計11には、指示計12により一定の電圧が加えられており、ねじ穴16間の微少な距離の変化により歪計11内部の電気抵抗が変化し、この抵抗の変化に対応した電圧を指示計12に出力する。そして、指示計12では測定された出力電圧を増幅し、この電圧値を演算して握索力に換算して表示するようにしている。
この検出ブロック10は、握索力の測定時には図1に示すように、握索機に対して貫通孔14が垂直方向となるようにセットされる。そして、この状態で第1握子52と第2握子53により握索力が検出ブロック10に負荷されると、図3に示すように握着部18に軸心方向に向けて力が作用し、矢印Y1方向への歪みが発生する。そして、フランジ部19には溝15を形成し基底部20を有する形状としたことにより、前記の握着部18の歪みに起因してフランジ部19においては、いわゆるテコの作用により矢印Y2方向へ歪みが拡大して発生する。また、このような形状としたことで、作用する握索力にほぼ比例した歪みを発生させることができる。このようにして発生した歪みは歪計11で検出し、前記したように指示計12に表示されるようにしている。
上記した構成においては、第1握子と第2握子で握索力を負荷するのと同様の状態で、あらかじめ万能試験機等により既知の荷重を負荷し、荷重と検出される電圧の関係が関連づけられて校正されており、指示計12には歪みから換算された握索力が表示されるようにしている。
握索力測定装置の側面図 握索力測定装置の正面図 検出ブロックの平面図 握索機の構造を示す一部断面視側面図
符号の説明
10 検出ブロック
11 歪計
12 指示計
13 プリンタ
14 貫通孔
15 溝
16 ねじ穴
17 中央部
18 握着部
19 フランジ部
20 基底部
51 握索機本体
52 第1握子
53 第2握子
54 ピン
55 索条
56 リンクロッド
57 ピン
58 ピン
59 バネシャフト
60 サラバネ
X1、X2 幅
Y1、Y2 矢印

Claims (1)

  1. 握索機の索条に対する握索力を測定する握索力測定装置であって、該握索力測定装置は、弾性体よりなる段付円柱形状の検出ブロックと、該検出ブロックの端面に固着する歪計と、該歪計に接続される指示計とを有し、前記検出ブロックには、握索機の握子が挟持する2箇所の握着部と、該握着部から端部にむけて長孔状に穿孔された貫通孔と、端部に該貫通孔の貫通方向と同方向に形成された溝とを有することを特徴とする握索機の握索力測定装置。
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