JP4862437B2 - 手書きシステム - Google Patents

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Description

本発明は、電子ペーパに手書きされた筆跡をデータ化する手書きシステムに関する。
近年、紙媒体に代わることが可能な媒体として、繰り返し書換えが可能で、表示画像を無電源で保持可能な電子ペーパが実用化されている。また、事務処理の効率化等のため、原稿に手書きされた文字のデータ化が提案されている。
このような事情から、電子ペーパを用いた従来のシステムとして、例えば、電子ペーパに手書きされた文字のデータ化を可能としてシステムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
このシステムは、処理部(書込装置)に着脱可能な光書き込み型電子ペーパと、表示画像上に追記された電子ペーパをスキャンニングして画像を読み取るスキャナと、表示画像と読取画像との差分をとって追記画像を抽出する差分処理部とを備える。この構成によれば、電子ペーパが書込装置に対して着脱可能であるので、電子ペーパに電圧を印加するための電源等を書込装置側に搭載できることから、電子ペーパの軽量化、低価格化を図ることができる。
特開2005−269483号公報
しかし、従来のシステムによると、電子ペーパ上に手書きされた筆跡をデータ化するためには、書込装置とスキャナなどの複数の専用装置の間を往復しなければならず、不便であり、効率的なデータ化を行えない。
また、画像の書き込みと手書きとは異なる装置を用いて行っているため、電子ペーパに書き込まれた画像と手書き可能範囲の位置合わせが難しい。例えば、書込装置を基準に電子ペンの位置を検出したとすると、電子ペーパが書込装置に対して傾いてセットされた場合、手書き可能範囲を外れて操作したときにもデータ取得が継続されてしまい、コントロールしているパソコン等の他の機能を誤って発生させてしまう場合がある。例えば、データ取得方式が、パーソナルコンピュータ(パソコン)と同様に左クリックを利用している場合には、ペン先の位置が手書き可能範囲外に出て、パソコン上のツールバーの位置に来た場合には、そこで左クリックが行われてしまい、手書きの目的とは異なる機能が発生してユーザに対して混乱を招くことになる。
従って、本発明の目的は、電子ペーパの軽量化、低価格化を図るとともに、電子ペーパ上の画像に対して位置ずれの少ない手書きのデータ化が可能な手書きシステムを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の一態様として、以下の手書きシステムを提供する。
[1]電子ペーパに手書き可能な電子ペンと、筐体、前記電子ペーパが着脱可能に装着される接続部、前記接続部に装着された前記電子ペーパに画像を書き込む書込手段、前記電子ペーパ上の前記電子ペンのペン先位置を検出する検出手段、及び前記電子ペーパが前記筐体上にセットされているかどうかを検出するセンサを有するプリンタと、前記検出手段によって検出された前記ペン先位置に基づいて、前記電子ペンにより前記電子ペーパに手書きされた筆跡データを取得する筆跡データ取得手段と、前記センサの検出に基づいて前記電子ペーパがセットされていない場合は、前記手書きされた跡のデータ化を禁止する制御部とを備えたことを特徴とする手書きシステム。
上記構成の手書きシステムによれば、電子ペーパは、接続部に着脱可能な構成を有するので、電子ペーパの軽量化、低価格化を図ることができる。電子ペーパを接続部に装着することで、接続部に対して電子ペーパの位置が定まり、接続部に装着された電子ペーパに電子ペンにより手書きすることにより、電子ペーパを基準として電子ペーパ上の画像に対して位置ずれの少ない手書きのデータ化が可能となる。
[2]前記電子ペーパに対して前記電子ペンにより指示され、前記検出手段によって検出された前記ペン先位置に基づいて手書き可能範囲を設定する設定手段を備え、前記筆跡データ取得手段は、前記設定手段によって設定された前記手書き可能範囲内の前記筆跡データを有効とすることを特徴とする前記[1]に記載の手書きシステム。この構成によれば、電子ペーパに対する電子ペンによる指示に基づいて手書き可能範囲を設定することにより、電子ペーパを基準として正確な手書きのデータ化が可能となる。
[3]前記設定手段は、前記電子ペーパ上の指示用マークに対して前記電子ペンにより指示され、前記検出手段によって検出された前記ペン先位置に基づいて前記手書き可能範囲を設定することを特徴とする前記[2]に記載の手書きシステム。指示用マークを用いることにより、電子ペーパに対する電子ペンの指示を正確に行うことができる。
[4]前記指示用マークは、前記書込手段によって前記電子ペーパに書き込まれたものであることを特徴とする前記[3]に記載の手書きシステム。この構成によれば、画像に対する手書きのデータ化をより高精度に行うことができる。
[5]前記電子ペンは、赤外線を送信する赤外線送信部と、超音波を送信する超音波送信部とを備え、前記検出手段は、前記赤外線送信部から送信された前記赤外線を受信する赤外線受信部と、前記超音波送信部から送信された前記超音波を受信する複数の超音波受信部とを備えたことを特徴とする前記[1]に記載の手書きシステム。この構成によれば、電子ペンの赤外線送信部送信された赤外線を送信するとともに、超音波送信部から超音波を送信すると、赤外線は、赤外線受信部で受信され、超音波は、複数(例えば、2つ)の超音波受信部で受信される。光の速さで伝搬する赤外線と音の速さで伝搬する超音波とでは、受信タイミングに差が生じる。従って、赤外線受信部が赤外線を受信してから、2つの超音波受信部がそれぞれ超音波を受信するまでの時間を測定することにより、超音波送信部から2つの超音波受信部までの距離が分かり、これらと2つの超音波受信部間距離とを用いて三角法の原理から超音波送信部の位置、すなわち電子ペンのペン先位置の座標を求めることができる。筆跡データ取得手段は、このペン先位置の座標を連続的に求めることにより、筆跡データを取得する。
[6]前記赤外線受信部および前記複数の超音波受信部は、前記接続部に設けられたことを特徴とする前記[5]に記載の手書きシステム。赤外線受信部および超音波受信部を電子ペーパが装着される接続部に設けることにより、電子ペーパを基準として手書き可能範囲を正確に設定することができる。
[7]前記電子ペンは、LC共振回路を備え、前記検出手段は、複数の縦コイルおよび複数の横コイルを有し、前記LC共振回路との間で電磁誘導を生じさせて前記ペン先位置を検出するタブレットと、ダブレットを駆動するタブレット駆動部とを備えたことを特徴とする前記[1]に記載の手書きシステム。この構成によれば、タブレット駆動部からLC共振回路の共振周波数に適合した電流(振幅信号)をタブレットの縦コイルに流すと、縦コイルに磁界が発生し、これによりLC共振回路と縦コイルの電磁誘導により、LC共振回路が共振し、電子ペンのLC共振回路から共振周波数に対応した磁界を発生する。この磁界は、電磁誘導によりタブレットの横コイルに電流(電磁誘導信号)を発生させる。これを他の縦コイルおよび横コイルについても行い、タブレット駆動部が縦コイルと横コイルの電磁誘導信号の強弱から電子ペンのペン際位置(座標)を検出する。筆跡データ取得手段は、このペン先位置の座標を連続的に求めることにより、筆跡データを取得する。
本発明によれば、電子ペーパの軽量化、低価格化を図るとともに、電子ペーパ上の画像に対して位置ずれの少ない手書きのデータ化が可能となる。
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る手書きシステムの外観を示す斜視図、図2は、手書きシステムの制御系を示すブロック図である。
(全体構成)
この手書きシステム1は、図1に示すように、電子ペーパ2Aに画像を書き込むプリンタ3と、電子ペーパ2Aに手書き可能な電子ペン4Aと、ケーブル5を介してプリンタ3を制御するとともに、電子ペン4Aによる手書きの筆跡データを取得する情報処理装置6とを備える。
(電子ペーパ)
電子ペーパ2Aは、略薄型矩形状を有し、無電源で表示画像を保持するメモリ性を有する。このようなメモリ性を有するものとして、本実施の形態では、光書込み型を用いる。電子ペーパ2Aは、表面2aに、画像を表示する表示領域2cと、表示領域2cの周辺に形成された枠部2dとを有する。なお、電子ペーパ2Aの層構成については、後述する。
(プリンタ)
プリンタ3は、略箱型の筐体30を有し、筐体30の上面の角部に電子ペーパ2Aが装着される接続部31を有する。接続部31は、電子ペーパ2Aの直交する2辺が当接する当接面31a,31bと、赤外線受信部32と、所定の間隔を有して配置された2つの超音波受信部33a,33bと、電子ペーパ2Aに電気的に接続される一対の給電端子34A,34Bとを備える。赤外線受信部32および超音波受信部33a,33bは、検出手段を構成する。
また、プリンタ3は、筐体30内に、電子ペーパ2Aの一対の受電端子206A,206B間に一対の給電端子34A,34Bを介して電圧を印加する電圧印加部35と、電子ペーパ2Aにミラー36を介して画像光37aを照射するプロジェクタ37とを備える。
ミラー36を介して画像光37aを照射することにより、プリンタ3の薄型化を図ることができる。なお、電圧印加部35およびプロジェクタ37は、書込手段を構成する。
なお、プロジェクタ37の代わりに、LCD(液晶ディスプレイ)等の表示装置と結像光学系とからなる投影装置を用い、表示装置からの画像光を電子ペーパに結像させてもよい。また、LCD(液晶ディスプレイ)、ELD(エレクトロルミネッセンスディスプレイ)、PDP(プラズマディスプレイ)、VFD(蛍光表示管ディスプレイ)、LED(発光ダイオード)ディスプレイ、FED(電界放出ディスプレイ)等のフラットディスプレイを電子ペーパ2Aに密着させて、画像光を電子ペーパ2Aに照射してもよい。
また、プリンタ3は、図1に示すような2次元のフラットベッド状に限られず、1次元バー状でもよく、形態を問わない。また、赤外線受信部32および超音波受信部33a,33bの設置場所は、接続部31に限られず、筐体30内でもよく、筐体30から離れた場所でもよい。
(電子ペン)
電子ペン4Aは、図1に示すように、ペンの形態を有するペン本体40と、ペン本体40の先端に設けられたフェルトペン41と、フェルトペン41による手書きを消去するための消去用フェルト42とを備える。なお、電子ペーパ2Aの表面2aに実際に手書きする必要がない場合には、電子ペン4Aは、フェルトペン41および消去用フェルト42を備えていなくてもよい。
また、電子ペン4Aは、図2に示すように、フェルトペン41の近傍に、赤外線受信部32に向けて赤外線を送信する赤外線送信部43と、超音波受信部33a,33bに向けて超音波を送信する超音波送信部44と、ペン本体40の頭部側に配置され、情報処理装置6の後述する表示部に対してポインティングデバイス(電磁誘導デバイス)として機能するLC共振回路45とを備える。
なお、電子ペン4Aは、情報処理装置6のポインティングデバイスとして、電磁誘導デバイスの他に、抵抗膜方式(感圧方式)のタッチペン部、光を発生して光源位置を計測する光計測デバイス等を備えていてもよい。また、電子ペン4Aの代わりにマウスを用いてもよい。
(情報処理装置)
情報処理装置6は、図1に示すように、略箱型の筐体60を有し、上面にタブレット方式の表示部61を有する。表示部61は、画像を表示するLCD(液晶ディスプレイ)610と、LCD610と同一のサイズを有してLCD610の下面側に重合配置されたタブレット611とからなる。
また、情報処理装置6は、図2に示すように、この装置6の各部を制御する制御部62と、赤外線受信部32および超音波受信部33a,33bからの受信信号に基づいて筆跡データを取得する筆跡データ取得部63と、筆跡データを記憶する筆跡データ記憶部64と、画像データを記憶する画像記憶部65と、LCD610を駆動するLCD駆動部66と、タブレット611を駆動するタブレット駆動部67とを備える。
なお、情報処理装置6としては、例えば、タブレット型のパーソナルコンピュータ(PC)やPDA、デスクトップ型あるいはノート型のPC等を用いることができ、プリンタ3と一体化したものでもよい。情報処理装置6は、これらの形態に限られるものではない。本実施の形態では、タブレット型PCを用いる。
(筆跡データの取得方法)
ここで、超音波を用いた筆跡データの取得方法について説明する。電子ペン4Aの赤外線送信部43から赤外線を所定の周期で送信するとともに、超音波送信部44から赤外線の送信と同じ周期で超音波を送信する。赤外線は、赤外線受信部32で受信され、超音波は、2つの超音波受信部33a,33bで受信される。光の速さで伝搬する赤外線と音の速さで伝搬する超音波とでは、受信タイミングに差が生じる。従って、赤外線受信部32が赤外線を受信してから、2つの超音波受信部33a,33bがそれぞれ超音波を受信するまでの時間を測定することにより、超音波送信部44から2つの超音波受信部33a,33bまでの距離が分かり、これらと2つの超音波受信部33a,33b間距離とを用いて三角法の原理から超音波送信部44の位置、すなわちフェルトペン41の座標を求めることができる。筆跡データ取得部63は、このフェルトペン41の座標を連続的に求めることにより、筆跡データを取得する。
(制御部)
制御部62は、CPU、ROM、RAM、HDD等を有して構成されており、CPUは、表示部61に対する入力・表示制御、プリンタ3に対する書込み制御、電子ペン4Aによる手書き可能範囲の設定、筆跡データの取得制御等を行う。これらのCPUの制御プログラムは、ROM、HDD等に格納されている。
また、制御部62は、設定された手書き可能範囲から外れた手書きの動作は、データ化を禁止するように構成されている。なお、プリンタ3が電子ペーパ2Aがセットされているかどうかのセンサを備え、そのセンサの検出に基づいて電子ペーパ2Aがセットされていない場合は、手書きのデータ化を禁止するようにしてもよい。これにより、プリンタ3上でのみ手書きを可能とすることができ、情報処理装置6に対する誤操作を防ぐことができる。
(情報処理装置の座標入力構造)
図3は、情報処理装置の座標入力構造を説明するための図である。
電子ペン4Aは、前述したように頭部側にLC共振回路45を内蔵しており、LC共振回路45は、図3に示すように、コイル450およびコンデンサ451からなる。LC共振回路45を用いるときは、LC共振回路45が下側に位置するように電子ペン4Aを持ち替える。
タブレット611は、基板上に複数の縦コイル611aと複数の横コイル611bからなるタブレット回路を形成したものであり、タブレット回路はタブレット駆動部67に接続されている。
タブレット駆動部67からLC共振回路45の共振周波数に適合した電流(振幅信号)を縦コイル611aに流すと、縦コイル611aに磁界が発生し、これによりLC共振回路45と縦コイル611aの電磁誘導により、LC共振回路45が共振し、電子ペン4A側から共振周波数に対応した磁界を発生する。この磁界は、電磁誘導により横コイル611bに電流(電磁誘導信号)を発生させる。これを他の縦コイル611aおよび横コイル611bについても行い、タブレット駆動部67が縦コイル611aと横コイル611bの電磁誘導信号の強弱から電子ペン4Aの位置(座標)を検出する。
(電子ペーパ)
図4(a),(b)は、それぞれタイプの異なる電子ペーパを示す。図4(a)に示す電子ペーパ2Aは、対向配置されたPET(ポリエチレンテレフタレート)フィルムからなる透明の第1および第2の基板200A,200Bと、第1および第2の基板200A,200Bの内側に形成されたITO(インジウム錫酸化物)からなる透明の第1および第2の電極201A,201Bと、第2の電極201Bの内側に設けられるとともに、印加される電圧に応じて反射率(透過率)が変化する液晶層202と、第1の電極201Aの内側に配置され、光の照射によって抵抗値が小さくなる光導電層203と、液晶層202と光導電層203との間に配置された光吸収層204と、第1の電極201Aに接続された受電端子206Aと、第2の電極201Bに延在部207を介して接続された受電端子206Bとを備える。
液晶層202は、コレステリック液晶が封入されたマイクロカプセル202aを有して構成されている。
光導電層203は、電荷輸送層と、この電荷輸送層の両側に積層された一対の電荷発生層とからなる。これにより、液晶層202への交流電圧の印加が可能となるため、液晶層202の劣化を抑えることができ、駆動電圧の低電圧化、電子ペーパ2Aの高寿命化を実現することができる。
図4(b)に示す電子ペーパ2Aは、図4(a)に示した電子ペーパ2Aにおいて、光吸収層204を第2の電極201Bの内側に配設し、液晶層202と光導電層203の間に隔離層205を追加したものであり、その他の構成は図4(a)と同様である。
(第1の実施の形態の動作)
次に、第1の実施の形態の動作を、場合を分けて説明する。
ユーザがプリンタ3および情報処理装置6の電源を投入する。情報処理装置6の制御部62は、表示部61にメニュー画面を表示する。ユーザが電子ペン4Aの頭部側を下にしてメニュー画面のうち手書き可能範囲の設定を選択すると、制御部62は、LC共振回路45とタブレット611との間の電磁誘導作用によってその手書き可能範囲の設定が選択されたことを認識し、表示部61のLCD610に手書き可能範囲の設定に必要なガイダンスを表示する。
(1)電子ペーパのセット
ユーザは、表示部61に表示されたガイダンスに従い、電子ペーパ2Aの上辺と左辺が接続部31の当接面31a,31bに当接するようにプリンタ3の上面にセットする。このとき、電子ペーパ2Aの表面2aが上側となるようにする。電子ペーパ2Aが正しくセットされると、電子ペーパ2Aの受電端子206A,206Bは給電端子34A,34Bに接触した状態となる。なお、セットする際に当接する辺は上辺と左辺に限らず下辺や右辺を含む2つ以上の辺であればよい。
なお、接続部31に電子ペーパ2Aを下方に押圧するバネ、ゴム等の弾性体を設けて、受電端子206A,206Bと給電端子34A,34Bとの密着性を高めてもよい。また、電子ペーパ2Aが正しくセットされたことを検出するマイクロスイッチやフォトセンサ等のセンサを設け、その結果を制御部62に通知するとともに、LED等のインジケータによって表示してもよい。
(2)手書き可能範囲の設定
図5(a),(b)は、手書き可能範囲の設定方法を説明するための平面図である。ユーザは、表示部61に表示されたガイダンスに従い、図5(a)に示すように、電子ペン4Aで電子ペーパ2Aの表示領域2cの4つの隅P〜Pを指示する。電子ペン4Aの赤外線送信部43から赤外線を送信するとともに、超音波送信部44から超音波を送信している。赤外線受信部32は、赤外線送信部43からの赤外線を受信し、赤外線受信信号を筆跡データ取得部63に出力する。2つの超音波受信部33a,33bは、超音波送信部44からの超音波を受信し、超音波受信信号を筆跡データ取得部63に出力する。筆跡データ取得部63は、赤外線受信部32および超音波受信部33a,33bからの受信信号の時間差から超音波送信部44の位置、すなわちフェルトペン41の座標を求める。制御部62は、このように求めた4つの座標に基づいて電子ペーパ2Aに対して手書き可能範囲を設定する。この場合は、4つの座標を角とする四角形の範囲が手書き可能範囲となる。これにより、電子ペーパ2Aを基準とした手書きのデータ化が可能となる。
なお、電子ペン4Aによる指示箇所は、表示領域2cの隅に限られず、電子ペーパ2Aの表面2aの枠部2dに設置された指示用マークでもよい。この場合、指示用マークと表示領域2cの位置関係を予め定めておくことにより、枠部2dに設置された指示用マークでも表示領域2cを手書き可能範囲として設定することができる。
また、図5(b)に示すように、電子ペーパ2Aに画像書込みした指示用マーク26でもよい。この場合、指示用マーク26で囲まれた四角形の範囲が手書き可能範囲となる。
また、電子ペーパ2Aに指示用マーク26を画像書込(プリント)し、位置合わせを行ってから原稿画像をプリントしてもよい。また、指示用マーク26および原稿画像をプリントした後に位置合わせを行ってもよい。この場合、プリント直後から手書きを開始することが容易となる。また、電子ペーパ2A上の原稿画像を一旦消去して指示用マーク26をプリントし、位置合わせが完了した時点で元の原稿画像をプリントしてもよい。指示用マーク26は、位置合わせ後に消去してもよい。
また、指示箇所の数は、上記4箇所に限定されず、3箇所以下、または5箇所以上であってもよい。3箇所以下とすることにより、簡易な設定が可能となり、5箇所以上とすることにより高精度な設定が可能となる。
また、電子ペン4Aで電子ペーパ2Aの複数の位置を指示することにより、手書き可能範囲を指定された位置に基づいて任意の形状の手書き可能範囲を設定してもよい。例えば、表示領域2cの内側の3箇所を指定した場合、3箇所で囲まれた領域を手書き可能範囲として設定してもよい。
(3)画像の書込み
ユーザが電子ペン4Aの頭部側を下にして表示部61に表示されているメニュー画面のうちプリントを選択すると、制御部62は、LC共振回路45とタブレット611との間の電磁誘導作用によってプリントが選択されたことを認識し、画像記憶部65に記憶されている複数の画像データのリストを読み出し、表示部61のLCD610に表示する。
ユーザは、LCD610に表示されたリストのうち電子ペーパ2Aに書き込むべき画像データを電子ペン4Aを用いて選択する。なお、複数のサムネイル画像を表示してその中から選択してもよく、画像のページ送り、スクロール表示により選択してもよい。
制御部62は、選択された画像データを画像記憶部65から読み出し、書込み制御を行う。すなわち、制御部62は、電圧印加部35を制御して給電端子34A,34Bを介して受電端子206A,206B間に電圧を印加させる。また、制御部62は、画像信号をプロジェクタ37に送信する。プロジェクタ37は、制御部62からの画像信号に基づいて画像光37aをミラー36を介して電子ペーパ2Aに投影する。
画像光37aが電子ペーパ2Aに照射すると、図4(a)に示す電子ペーパ2Aでは、画像光37aが、第1の基板200Aおよび第1の電極201Aを通過し、光導電層203に到達する。
光導電層203は、光が照射された部分の抵抗値が小さくなり、それにより、光導電層203とのインピーダンス比で決まる液晶層202の分圧が増加し、液晶層202における光反射率が大きくなる。従って、画像の書込みが終了した後、電子ペーパ2Aの表面2aに照明光が照射された場合に、液晶層202の画像光が照射された領域は、反射率が大きくなるために照明光が反射して白く見え、画像光が照射されなかった領域は、照明光が液晶層202を透過して光吸収層204で吸収されるために黒く見える。これを視線Eの方向から画像として見ることができる。この画像は、第1および第2の電極201A,201Bへの電圧印加が消失した後でも、長時間保持される。
図4(b)に示す電子ペーパ2Aの場合は、画像光37aは、第1の基板200A、第1の電極201A、液晶層202および隔離層205を順次通過し、光導電層203に到達する。
光導電層203は、光が照射された部分の抵抗値が小さくなり、それにより、光導電層203とのインピーダンス比で決まる液晶層202の分圧が増加し、液晶層202における光反射率が大きくなる。従って、電子ペーパ2Aの裏面2bに照明光が照射された場合、光が照射された領域は液晶層202で反射して白く見え、光が照射されていない領域は液晶層202を通過して光吸収層204で吸収されるために黒く見える。これを視線Eの方向から画像として見ることができる。この画像は、第1および第2の電極201A,201Bへの電圧印加が消失した後でも、長時間保持される。
(4)電子ペンによる手書き
ユーザがプリンタ3の上面にセットされている電子ペーパ2Aの表面2aの表示領域2c内、すなわち手書き可能範囲内で電子ペン4Aにより手書きをした場合、フェルトペン41によって電子ペーパ2Aの表面2aに描かれる。一方、電子ペン4Aの赤外線送信部43から赤外線を所定の周期で送信するとともに、超音波送信部44から赤外線の送信と同じ周期で超音波を送信する。赤外線受信部32は、赤外線送信部43からの赤外線を受信し、筆跡データ取得部63に出力する。2つの超音波受信部33a,33bは、超音波送信部44からの超音波を受信し、超音波受信信号を筆跡データ取得部63に出力する。筆跡データ取得部63は、赤外線受信部32および超音波受信部33a,33bからの受信信号に基づいて超音波送信部44の位置、すなわちフェルトペン41の座標を求める。そして筆跡データ取得部63は、このフェルトペン41の座標を連続的に求めることにより、筆跡データを取得し、筆跡データ記憶部64に記憶する。
制御部62は、筆跡データ記憶部64に記憶された筆跡データを、電子ペーパ2Aに書き込まれて表示されている画像に重畳されるように、プロジェクタ37を制御する。プロジェクタ37は、筆跡データの画像光をミラー36を介して電子ペーパ2Aに投影する。ユーザは、筆跡データが重畳された画像を視認することができる。
なお、電子ペーパ2Aの表面2aにフェルトペン41により手書きされた軌跡は、消去用フェルト42により消去することができる。
(第1の実施の形態の効果)
上述した第1の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(イ)電子ペーパ2Aを基準に手書き可能範囲を設定しているので、電子ペーパ2A上の画像に対する手書きを正確にデータ化することができる。
(ロ)電子ペン4Aは、頭部側にLC共振回路45を備えているので、情報処理装置6を操作する場合においても、手書き用のペンを兼用することができる。
[第2の実施の形態]
図6は、本発明の第2の実施の形態に係る手書きシステムの外観を示す斜視図、図7は、手書きシステムの制御系を示すブロック図である。
第1の実施の形態では、超音波を用いて電子ペンの筆跡データを取得したが、第2の実施の形態は、電磁誘導を用いて電子ペンの筆跡データを取得する。
この手書きシステム1は、図6に示すように、電子ペーパ2Aに画像を書き込むプリンタ3と、電子ペーパ2Aに手書き可能な電子ペン4Bと、ケーブル5を介してプリンタ3に接続された第1の実施の形態と同様の情報処理装置6とを備える。
(電子ペン)
本実施の形態の電子ペン4Bは、図6に示すように、ペンの形態を有するペン本体40と、ペン本体40の先端に設けられたフェルトペン41と、フェルトペン41による手書きを消去するための消去用フェルト42とを備える。
また、電子ペン4Bは、図7に示すように、フェルトペン41の近傍に、筆跡データの取得と情報処理装置6の表示部61に対するポインティングデバイス(電磁誘導デバイス)を兼ねたLC共振回路45とを備える。
(プリンタ)
プリンタ3は、略箱型の筐体30を有し、筐体30の上面の角部に電子ペーパ2Aを位置決めする接続部31を有する。接続部31は、電子ペーパ2Aの直交する2辺が当接する当接面31a,31bを有する。また、プリンタ3は、筐体30内に、電子ペーパ2Aの一対の受電端子206A,206B間に一対の給電端子34A,34Bを介して電圧を印加する電圧印加部35と、電子ペーパ2Aに画像光37aをミラー36を介して照射するプロジェクタ37と、電子ペーパ2Aに対向する位置に配置された、情報処理装置6のタブレット611と同様のタブレット38とを備える。なお、タブレット38は、検出手段を構成する。
(筆跡データの取得方法)
図8は、タブレットを用いた筆跡データの取得方法を説明するための図である。電子ペン4Bは、前述したようにフェルトペン41の近傍にLC共振回路45を内蔵しており、LC共振回路45は、図8に示すように、コイル450およびコンデンサ451からなる。
タブレット38は、基板上に複数の縦コイル380と複数の横コイル381からなるタブレット回路を形成したものであり、タブレット回路はタブレット駆動部39に接続されている。
タブレット駆動部39からLC共振回路45の共振周波数に適合した電流(振幅信号)を縦コイル380に流すと、縦コイル380に磁界が発生し、これによりLC共振回路45と縦コイル380の電磁誘導により、LC共振回路45が共振し、電子ペン4B側から共振周波数に対応した磁界を発生する。この磁界は、電磁誘導により横コイル381に電流(電磁誘導信号)を発生させる。これを他の縦コイル380および横コイル381についても行い、タブレット駆動部39が縦コイル380と横コイル381の電磁誘導信号の強弱から電子ペン4Bの位置(座標)を検出する。
(第2の実施の形態の動作)
次に、第2の実施の形態の動作を、場合を分けて説明する。
ユーザがプリンタ3および情報処理装置6の電源を投入する。情報処理装置6の制御部62は、表示部61にメニュー画面を表示する。ユーザが電子ペン4Bのフェルトペン41でメニュー画面のうち手書き可能範囲の設定を選択すると、制御部62は、LC共振回路45とタブレット611との間の電磁誘導作用によってその手書き可能範囲の設定が選択されたことを認識し、表示部61のLCD610に手書き可能範囲の設定に必要なガイダンスを表示する。
(1)電子ペーパのセット
ユーザは、表示部61に表示されたガイダンスに従い、電子ペーパ2Aの上辺と左辺が接続部31の当接面31a,31bに当接するようにプリンタ3の上面にセットする。このとき、電子ペーパ2Aの表面2aが上側となるようにする。電子ペーパ2Aが正しくセットされると、電子ペーパ2Aの受電端子206A,206Bは給電端子34A,34Bに接触した状態となる。なお、セットする際に当接する辺は上辺と左辺に限らず下辺や右辺を含む2つ以上の辺であればよい。
(2)手書き可能範囲の設定
ユーザは、表示部61に表示されたガイダンスに従い、電子ペン4Bで電子ペーパ2Aの表示領域2cの露出している4つの隅を指示する。タブレット駆動部39は、LC共振回路45の共振周波数に適合した電流(振幅信号)を縦コイル380に流すと、縦コイル380に磁界が発生し、これによりLC共振回路45と縦コイル380の電磁誘導により、LC共振回路45が共振し、電子ペン4B側から共振周波数に対応した磁界を発生する。この磁界は、電磁誘導により横コイル381に電流(電磁誘導信号)を発生させる。これを他の縦コイル380および横コイル381についても行い、タブレット駆動部39が縦コイル380と横コイル381の電磁誘導信号の強弱から電子ペン4Bの位置(座標)を検出する。制御部62は、このように求めた4つの座標に基づいて電子ペーパ2Aに対して手書き可能範囲を設定する。この場合は、4つの座標を角とする四角形の範囲が手書き可能範囲となる。これにより、電子ペーパ2Aを基準とした手書きのデータ化が可能となる。
(3)画像の書込み
ユーザが電子ペン4Bにより表示部61に表示されているメニュー画面のうちプリントを選択すると、制御部62は、LC共振回路45とタブレット611との間の電磁誘導作用によってプリントが選択されたことを認識し、画像記憶部65に記憶されている複数の画像データのリストを読み出し、表示部61のLCD610に表示する。
ユーザは、LCD610に表示されたリストのうち電子ペーパ2Aに書き込むべき画像データを電子ペン4Bを用いて選択する。なお、複数のサムネイル画像を表示してその中から選択してもよく、画像のページ送り、スクロール表示により選択してもよい。
制御部62は、選択された画像データを画像記憶部65から読み出し、第1の実施の形態で説明したのと同様に書込み制御を行う。
(4)電子ペンによる手書き
ユーザがプリンタ3の上面にセットされている電子ペーパ2Aの表面2aの表示領域2c内、すなわち手書き可能範囲内で電子ペン4Bにより手書きをした場合、フェルトペン41によって電子ペーパ2Bの表面2aに描かれる。一方、タブレット駆動部39のタブレット38の駆動により筆跡データ取得部63は、このフェルトペン41の座標を連続的に求めることにより、筆跡データを取得し、筆跡データ記憶部64に記憶する。
制御部62は、筆跡データ記憶部64に記憶された筆跡データを、電子ペーパ2Aに書き込まれて表示されている画像に重畳されるように、プロジェクタ37を制御する。プロジェクタ37は、筆跡データの画像光をミラー36を介して電子ペーパ2Aに投影する。ユーザは、筆跡データが重畳された画像を視認することができる。
(第2の実施の形態の効果)
上述した第2の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(イ)電子ペーパ2Aを基準に手書き可能範囲を設定しているので、電子ペーパ2A上の画像に対する手書きのを正確にデータ化することができる。
(ロ)電子ペン4Bは、フェルトペン41側にLC共振回路45を備えているので、情報処理装置6を操作する場合においても、手書き用のペンを兼用することができる。
[第3の実施の形態]
図9は、本発明の第3の実施の形態に係る手書きシステムの斜視図、図10は、手書きシステムの制御系を示すブロック図である。
本実施の形態は、第1の実施の形態において、電子ペーパを異なるタイプにし、接続部そのものをプリンタとしたものである。
この手書きシステム1は、図9に示すように、電子ペーパ2Bに装着された接続部31と、電子ペーパ2Bに手書き可能な第1の実施の形態と同様の電子ペン4Aと、ケーブル5を介して電子ペーパ2Bに画像を書き込むとともに、電子ペン4Aによる手書きの筆跡データを取得する情報処理装置6とを備える。
電子ペーパ2Bは、略薄型矩形状を有し、無電源で表示画像を保持するメモリ性を有する。このようなメモリ性を有するものとして、本実施の形態では、帯電粒子によって画像を表示するものを用いる。電子ペーパ2Aは、表面2aに、画像を表示する表示領域2cと、表示領域2cの周辺に形成された枠部2dとを有する。なお、電子ペーパ2Bの層構成については、後述する。
接続部31は、略断面コ字状を有し、電子ペーパ2Bの1辺が当接する当接面31cを有する。また、接続部31には、第1の実施の形態と同様に、赤外線受信部32と、所定の間隔を有して配置された2つの超音波受信部33a,33bとを備える。
また、接続部31は、図10に示すように、電子ペーパ2Bに設けた複数の受電端子206に接触する複数の給電端子34と、受電端子206に給電端子34を介して電子ペーパ2Bに画像書込みに必要な電圧を印加する電圧印加部35とを備える。
なお、図10では、受電端子206および給電端子34は、説明を簡単にするために各3つを図示しているが、実際は電子ペーパ2Bの後述する行電極および列電極の数に対応した数の受電端子206および給電端子34を有する。また、電子ペーパ2Bの行電極あるいは列電極を駆動する駆動ICを電子ペーパ2Bに設けてもよい。これにより、端子数を減らすことができる。
図11は、電子ペーパ2Bの断面図である。電子ペーパ2Bは、透光性を有する表面基板21と、背面基板22と、表面基板21と背面基板22とを対向させて保持するとともに、基板21、22間の空間を仕切って複数のセル23を形成する仕切部材24と、セル23に封入された色および帯電特性が異なる白色粒子25Aおよび黒色粒子25Bからなる2種類の粒子群とを有して構成されている。
表面基板21は、透明ガラス基板等からなる表面基板部材210と、表面基板部材210上に形成されたインジウム錫酸化物(ITO)等からなる透明な複数の帯状の列電極211と、列電極211を保護するとともに粒子25A、25Bの帯電特性を安定化させるポリカーボネート等からなる誘電体膜212とを積層して構成されている。
背面基板22は、エポキシ樹脂等からなる背面基板部材220と、背面基板部材220上に形成された銅等からなる複数の帯状の行電極221と、行電極221を保護するとともに粒子25A、25Bの帯電特性を安定化させるポリカーボネート等からなる誘電体膜222とを積層して構成されている。
行電極221は、図11では、1つのみを示しているが、実際には、複数の行電極221が紙面に平行に所定の間隔を有して配設されている。また、行電極221は、列電極211に直交するように形成されている。
図11では、2つのセル23を示したが、実際には、多数のセル23がマトリックス状に配列されている。また、本実施の形態では、1つのセル23が複数の画素を含むが、1つのセルで1画素を構成してもよい。ここで、1画素とは、列電極211と行電極221の交差する領域をいう。
(第3の実施の形態の動作)
次に、第3の実施の形態の動作を、場合を分けて説明する。
ユーザが情報処理装置6の電源を投入する。情報処理装置6の制御部62は、表示部61にメニュー画面を表示する。ユーザが電子ペン4Aの頭部側を下にしてメニュー画面のうち手書き可能範囲の設定を選択すると、制御部62は、LC共振回路45とタブレット611との間の電磁誘導作用によってその手書き可能範囲の設定が選択されたことを認識し、表示部61のLCD610に手書き可能範囲の設定に必要なガイダンスを表示する。
(1)電子ペーパのセット
ユーザは、表示部61に表示されたガイダンスに従い、電子ペーパ2Bの1辺が接続部31の当接面31cに当接するように接続部31にセットする。電子ペーパ2Bが正しくセットされると、電子ペーパ2Bの受電端子206は給電端子34に接触した状態となる。
(2)手書き可能範囲の設定
第1の実施の形態と同様に手書き可能範囲を設定する。
(3)画像の書込み
なお、白色粒子25Aは負に帯電し、黒色粒子25Bは正に帯電しているものとする。ユーザが電子ペン4Aの頭部側を下にして表示部61に表示されているメニュー画面のうちプリントを選択すると、制御部62は、LC共振回路45とタブレット611との間の電磁誘導作用によってプリントが選択されたことを認識し、画像記憶部65に記憶されている複数の画像データのリストを読み出し、表示部61のLCD610に表示する。
ユーザは、LCD610に表示されたリストのうち電子ペーパ2Bに書き込むべき画像データを電子ペン4Aを用いて選択する。
制御部62は、選択された画像データを画像記憶部65から読み出し、書込み制御を行う。すなわち、白色粒子25Aと黒色粒子25Bによる白黒画像の表示を行う場合は、制御部62は、画像記憶部65に記憶されている画像データに基づいて電圧印加部を制御する。電圧印加部は、制御部62の制御により、行電極221に選択電圧(例えば、−70Vまたは+70V)を順次印加し、各列電極211に表示用画像に応じた正又は負の画像電圧(例えば、+70V又は−70V)を所定の時間(例えば、30ms)印加する。
列電極211に正の電圧が印加された基板21、22間の領域(画素)では、負に帯電した白色粒子25Aは、正の電圧が印加された列電極211側に移動して表面基板21の内面に付着し、正に帯電した黒色粒子25Bは、これとは逆の行電極221側に移動して背面基板22の内面に付着する。一方、列電極211に負の電圧が印加された領域では、正に帯電した黒色粒子25Bは、負の電圧が印加された列電極211側に移動して表面基板21の内面に付着し、負に帯電した白色粒子25Aは、これとは逆の行電極221側に移動して背面基板22の内面に付着する。このようにして白黒画像が表面基板21を通して表示される。
(4)電子ペンによる手書き
ユーザが接続部31にセットされている電子ペーパ2Bの表面2aの表示領域2c内、すなわち手書き可能範囲内で電子ペン4Aにより手書きをした場合、フェルトペン41によって電子ペーパ2Bの表面2aに描かれる。一方、電子ペン4Aの赤外線送信部43から赤外線を所定の周期で送信するとともに、超音波送信部44から赤外線の送信と同じ周期で超音波を送信する。赤外線受信部32は、赤外線送信部43からの赤外線を受信し、筆跡データ取得部63に出力する。2つの超音波受信部33a,33bは、超音波送信部44からの超音波を受信し、超音波受信信号を筆跡データ取得部63に出力する。筆跡データ取得部63は、赤外線受信部32および超音波受信部33a,33bからの受信信号に基づいて超音波送信部44の位置、すなわちフェルトペン41の座標を求める。そして筆跡データ取得部63は、このフェルトペン41の座標を連続的に求めることにより、筆跡データを取得し、筆跡データ記憶部64に記憶する。
制御部62は、筆跡データ記憶部64に記憶された筆跡データを、電子ペーパ2Bに書き込まれて表示されている画像に重畳されるように、電圧印加部を制御する。電圧印加部は、電子ペーパ2Bに書き込む。ユーザは、筆跡データが重畳された画像を視認することができる。
(第3の実施の形態の効果)
上述した第3の実施の形態によれば、以下の効果が得られる。
(イ)電子ペーパ2Bを基準に手書き可能範囲を設定しているので、電子ペーパ2B上の画像に対する手書きを正確にデータ化することができる。
(ロ)プリンタとしての接続部31は、バー形状を有しているので、設置場所の制約がなく、携帯が容易であるので、手軽に電子ペーパに手書きを行うことができる。
なお、電子ペーパ2Bは、互いに直交する行電極と列電極を用いたが、各画素共通の全面電極と画素毎に設けられた複数の画素電極との組合せ等を用いることができる。この場合、互いに直交する複数のデータ線と複数の走査線との各交点にTFT等の複数のアクティブ素子を接続し、アクティブ素子を介して対応する画素を駆動するアクティブ・マトリックス駆動を行う。
また、電圧印加部35、給電端子34、受電端子206の代わりに、信号送信部、信号送信端子、信号受信端子を用いて、信号送信部から信号送信端子及び信号受信端子を介して電子ペーパに電流や光を送信して画像を書き込むようにしてもよい。
[他の実施の形態]
なお、本発明は、上記各実施の形態に限定されず、その要旨を変更しない範囲内で種々な変形が可能である。例えば、各実施の形態間の構成要素の組合せは任意に行うことができる。
例えば、第2の実施の形態で用いた電子ペン4Bにより、第3の実施の形態で用いた電子ペーパ2Bに手書きできるように、図7のプリンタ3を構成してもよい。この場合、プリンタ3に複数の受電端子34を設け、ミラー36およびプロジェクタ37を省いた構成にすればよい。
例えば、手書き可能範囲の設定や、筆跡データの取得方法は、光を用いてもよい。例えば、電子ペンに光信号を発生するLED(発光ダイオード)等の光信号発生素子を配置し、接続部あるいはプリンタ側に光信号発生素子からの光信号を受信する複数のフォトダイオード等の光信号受信素子を配置した構成のものを採用することができる。
具体的には、特開平10−9812号公報に開示されている位置検出デバイスを用いることができる。この位置検出デバイスは、所定の間隔を設けて配置され、光信号発生素子からの拡散光を受光する3つの光電変換素子を備え、各光電変換素子は直角をなす一対のフォトダイオードからなり、各フォトダイオードで受光した光量に応じた検出信号を出力するように構成されている。
また、特開2004−212328号公報に示されるようなカメラ等の他の手段を用いてもよい。すなわち、光信号発生素子からの光を透過して球面収差により光リングを形成する球面収差の大きい半球レンズ等の光学レンズと、光学レンズにより形成された光リングを検出する受光素子アレイと、光リングを検出する受光素子の位置に基づいて光信号発生素子の位置を計測する。
また、ペン先位置の検出方法として、上記電磁誘導方式や光を用いた方式の外に、抵抗膜方式(感圧方式),静電結合方式,超音波表面弾性波方式,赤外線遮光方式等を用いてもよい。
また、上記各実施の形態では、電子ペーパとして、光書込み型のものや、帯電粒子を用いたものについて説明したが、これらに限定されるものではない。例えば、電気泳動方式、ツイストボール式、コレステリック液晶,ゲストホスト型液晶等の液晶を用いた電子ペーパでもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る手書きシステムの外観を示す斜視図である。 本発明の第1の実施の形態に係る手書きシステムの制御系を示すブロック図である。 本発明の第1の実施の形態に係る情報処理装置の座標入力構造を説明するための図である。 (a),(b)は、それぞれタイプの異なる電子ペーパを示す断面図である。 (a),(b)は、本発明の第1の実施の形態に係る手書き可能範囲の設定方法を説明するための図である。 本発明の第2の実施の形態に係る手書きシステムの外観を示す斜視図である。 本発明の第2の実施の形態に係る手書きシステムの制御系を示すブロック図である。 タブレットを用いた筆跡データの取得方法を説明するための図である。 本発明の第3の実施の形態に係る手書きシステムの斜視図である。 本発明の第3の実施の形態に係る手書きシステムの制御系を示すブロック図である。 本発明の第3の実施の形態に係る電子ペーパの断面図である。
符号の説明
1 手書きシステム
2A,2B 電子ペーパ
2a 表面
2b 裏面
2c 表示領域
2d 枠部
3 プリンタ
4A,4B 電子ペン
5 ケーブル
6 情報処理装置
21 表面基板
22 背面基板
23 セル
24 仕切部材
25A 白色粒子
25B 黒色粒子
26 指示用マーク
30 筐体
31 接続部
31a,31b,31c 当接面
32 赤外線受信部
33a,33b 超音波受信部
34,34A,34B 給電端子
35 電圧印加部
36 ミラー
37 プロジェクタ
37a 画像光
38 タブレット
39 タブレット駆動部
40 ペン本体
41 フェルトペン
42 消去用フェルト
43 赤外線送信部
44 超音波送信部
45 LC共振回路
60 筐体
61 表示部
62 制御部
63 筆跡データ取得部
64 筆跡データ記憶部
65 画像記憶部
66 LCD駆動部
67 タブレット駆動部
200A 第1の基板
200B 第2の基板
201A 第1の電極
201B 第2の電極
202 液晶層
202a マイクロカプセル
203 光導電層
204 光吸収層
205 隔離層
206,206A,206B 受電端子
207 延在部
210 表面基板部材
211 列電極
212 誘電体膜
220 背面基板部材
221 行電極
222 誘電体膜
380 縦コイル
381 横コイル
450 コイル
451 コンデンサ
611 タブレット
611a 縦コイル
611b 横コイル

Claims (6)

  1. 電子ペーパに手書き可能な電子ペンと、
    筐体、前記電子ペーパが着脱可能に装着される接続部、前記接続部に装着された前記電子ペーパに画像を書き込む書込手段、前記電子ペーパ上の前記電子ペンのペン先位置を検出する検出手段、及び前記電子ペーパが前記筐体上にセットされているかどうかを検出するセンサを有するプリンタと、
    前記検出手段によって検出された前記ペン先位置に基づいて、前記電子ペンにより前記電子ペーパに手書きされた筆跡データを取得する筆跡データ取得手段と、
    前記センサの検出に基づいて前記電子ペーパがセットされていない場合は、前記手書きされた跡のデータ化を禁止する制御部とを備えたことを特徴とする手書きシステム。
  2. 前記電子ペーパに対して前記電子ペンにより指示され、前記検出手段によって検出された前記ペン先位置に基づいて手書き可能範囲を設定する設定手段を備え、
    前記筆跡データ取得手段は、前記設定手段によって設定された前記手書き可能範囲内の前記筆跡データを有効とすることを特徴とする請求項1に記載の手書きシステム。
  3. 前記設定手段は、前記電子ペーパ上の指示用マークに対して前記電子ペンにより指示され、前記検出手段によって検出された前記ペン先位置に基づいて前記手書き可能範囲を設定することを特徴とする請求項2に記載の手書きシステム。
  4. 前記指示用マークは、前記書込手段によって前記電子ペーパに書き込まれたものであることを特徴とする請求項3に記載の手書きシステム。
  5. 前記電子ペンは、赤外線を送信する赤外線送信部と、超音波を送信する超音波送信部と、LC共振回路とを備え、
    前記検出手段は、前記赤外線送信部から送信された前記赤外線を受信する赤外線受信部と、前記超音波送信部から送信された前記超音波を受信する複数の超音波受信部と、複数の縦コイルおよび複数の横コイルを有し、前記LC共振回路との間で電磁誘導を生じさせて前記ペン先位置を検出するタブレットと、ダブレットを駆動するタブレット駆動部とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の手書きシステム。
  6. 前記赤外線受信部および前記複数の超音波受信部は、前記接続部に設けられたことを特徴とする請求項5に記載の手書きシステム。
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