JP4858644B2 - 無線基地局、mbms無線基地局システム、送信電力決定方法および送信電力制御方法 - Google Patents

無線基地局、mbms無線基地局システム、送信電力決定方法および送信電力制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線基地局、MBMS無線基地局システム、送信電力決定方法および送信電力制御方法に関する。
近年、W−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)において、動画や音楽などのマルチメディアコンテンツを配信するためのMBMS(Multimedia Broadcast and Multicast Service)と呼ばれる技術が規格化されている。
MBMSは、マルチメディアサービスの需要増加に伴い、無線資源を節約するため、既存の共通チャネルとして使用されていたFACH(Forward Access Channel)を用いて、コンテンツの同報サービスが実現されていた。
このFACHとは、無線基地局から送信される下り方向の共通チャネルであり、制御情報及びユーザデータの送信に使用されるチャネルのことをいう。
従って、例えば、MBMSに関連するシステムとして、無線基地局と無線基地局制御装置とによってシステムが構成され、無線基地局が管轄するエリア内に複数のセルが存在する場合には、無線基地局は、その各セルに対してコンテンツ配信用FACHを設定し、それぞれのFACHに同じコンテンツを送信することができる。
ここで、関連する技術として、上述の例を用いて、MBMSで使用されていた共通チャネルのFACHについて説明する。
無線基地局制御装置は、無線基地局が管轄するセルのFACHごとに、最大送信電力値を、無線基地局に指示する。
そして、無線基地局制御装置は、FACHの送信電力制御方法として、送信電力を制御する情報となる最大送信電力値に対する相対値情報を、無線基地局に通知する。
無線基地局は、この相対値情報を受信すると、各FACHの送信電力値に、受信した相対値情報による電力値を加算することにより、それぞれ該当するFACHの送信電力を変化させることができる。
ここで、MBMSに関連するものとして、基地局装置が送信電力を制御する送信電力制御方法に関するものが、特許文献1乃至3に記載されている。
特開2003−209881号公報 特開2004−215305号公報 特開2006−254179号公報
しかしながら、上記文献に記載されたものは、以下の点で改善の余地を有していた。
MBMSが標準化されている3GPP(3rd Generation Partnership Project)の規格において、伝送路パスを共有化させたMBMSサービスで共有化されている各セルのSCCPCH(Secondary Common Control Physical Channel)の送信電力を、無線ネットワーク制御装置(RNC:Radio Network Controller)によって制御する場合には、無線ネットワーク制御装置は、1つの送信電力制御パケットを送信することにより、共有化されている全てのセルのSCCPCHの送信電力に、適用させることになっている。
このため、1つの送信電力制御パケットにより、各セルのSCCPCHの送信電力を制御しても、各セルのトラフィック量はセルそれぞれによって異なるので、適切に送信電力を制御することができない、という問題があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、リソースである送信電力をセルごとに最適に制御する無線基地局、MBMS無線基地局システム、送信電力決定方法および送信電力制御方法を提供することにある。
本発明によれば、共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する無線基地局であって、
複数のセルそれぞれに内在する移動局に前記データを送信する前記セルごとの総送信電力を検出するセル総送信電力検出手段と、
前記総送信電力を相対的に補正する相対値情報を無線基地局制御装置から受信する相対値情報受信手段と、
前記相対値情報受信手段によって受信された前記相対値情報と、前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力とに基づいて、前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する重付加補正電力決定手段と、
を備えることを特徴とする無線基地局が提供される。
本発明によれば、共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する無線基地局と、前記無線基地局の送信電力を制御する無線基地局制御装置と、前記無線基地局が管轄する複数のセルそれぞれに内在する移動局と、を備えたMBMS無線基地局システムであって、
前記無線基地局制御装置は、
前記無線基地局が前記伝送路パスによって前記セルごとに前記データを送信する総送信電力を相対的に補正する相対値情報を前記無線基地局に送信する相対値情報送信手段を備え、
前記無線基地局は、
前記移動局に前記データを送信する前記セルごとの前記総送信電力を検出するセル総送信電力検出手段と、
前記相対値情報送信手段によって送信された前記相対値情報を受信する相対値情報受信手段と、
前記相対値情報受信手段によって受信された前記相対値情報と、前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力とに基づいて、前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する重付加補正電力決定手段と、
を備えることを特徴とするMBMS無線基地局システムが提供される。
本発明によれば、共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する無線基地局と、前記無線基地局の送信電力を制御する無線基地局制御装置と、前記無線基地局が管轄する複数のセルそれぞれに内在する移動局と、を備えた送信電力決定方法であって、
前記無線基地局が、前記移動局に前記データを送信する前記セルごとの総送信電力を検出するセル総送信電力検出ステップと、
前記無線基地局制御装置が、前記無線基地局が前記伝送路パスによって前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を相対的に補正する相対値情報を前記無線基地局に送信する相対値情報送信ステップと、
前記無線基地局が、前記相対値情報送信ステップで送信された前記相対値情報を受信する相対値情報受信ステップと、
前記無線基地局が、前記相対値情報受信ステップで受信された前記相対値情報と、前記セル総送信電力検出ステップで検出された前記総送信電力とに基づいて、前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する重付加補正電力決定ステップと、
を含むことを特徴とする送信電力決定方法が提供される。
本発明によれば、共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する無線基地局における送信電力制御方法であって、
複数のセルそれぞれに内在する移動局に前記データを送信する前記セルごとの総送信電力を検出するセル総送信電力検出ステップと、
前記総送信電力を相対的に補正する相対値情報を無線基地局制御装置から受信する相対値情報受信ステップと、
前記相対値情報受信ステップで受信された前記相対値情報と、前記セル総送信電力検出ステップで検出された前記総送信電力とに基づいて、前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する重付加補正電力決定ステップと、
を備えることを特徴とする送信電力制御方法が提供される。
本発明によれば、リソースである送信電力をセルごとに最適に制御する無線基地局、MBMS無線基地局システム、送信電力決定方法および送信電力制御方法が提供される。
上述した目的、およびその他の目的、特徴および利点は、以下に述べる好適な実施の形態、およびそれに付随する以下の図面によってさらに明らかになる。
本実施の形態に係るMBMSシステムの全体構成を示した構成図である。 本実施の形態に係る無線基地局の構成を示したブロック図である。 本実施の形態に係る相対的送信電力補正量を各セルの送信中の総送信電力に加算した場合の一例を示した図である。 本実施の形態に係る相対的送信電力補正量に重み付けを行い、各セルの総送信電力を決定した場合の一例を示した図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
まず、本発明に係る実施の形態であるMBMSシステム400について、図1に示す。
図1は、本実施の形態におけるMBMSシステム400の全体構成を示したものである。
図1に示すMBMSシステム400は、無線基地局制御装置100と、無線基地局200と、セルAに位置する移動局端末300Aと、セルBに位置する移動局端末300Bと、セルCに位置する移動局端末300Cと、を備えている。
無線基地局制御装置100は、無線基地局200に対し、共通チャネルが伝送路パスによって共有されており、無線基地局200を介してマルチメディアコンテンツのデータ(以下、これをマルチメディアコンテンツデータという。)等を各セルに送信する。
また、無線基地局制御装置100は、無線基地局200が各セルに送信中の総送信電力に対して相対的に総送信電力を制御する相対値情報RIを送信する。
具体的には、無線基地局制御装置100は、無線基地局200が伝送路パスによってセルごとにマルチメディアコンテンツデータを送信する総送信電力に対して、送信中の当該総送信電力から、その総送信電力を相対的に補正する相対値情報RIを無線基地局200に送信する相対値情報送信部110を備えている。
なお、この相対値情報RIは、3GPPで規格されている共通チャネルが伝送路パスにより共有化されたMBMSサービスにおいて、無線基地局制御装置100が1つの送信電力制御パケットを無線基地局200に送信し、無線基地局200が全てのセル(図1では、セルAからセルCが該当する。)のSCCPCHにマルチメディアコンテンツデータ等の同一のデータを送信する送信電力に、適用されることになっている。
ここで、送信電力とは、無線基地局200がセル内の移動局端末300(移動局端末300Aから300Cを含む。)に、共通チャネルのSCCPCHにマルチメディアコンテンツデータを送信する電力のことをいう。
また、無線基地局制御装置100は、ハンドオーバーなどの無線回路網を制御する機能や、電話音声を処理する音声符号化装置等の機能などを備えている。
無線基地局200は、各セルの複数の移動局端末300に、共通チャネルのSCCPCHによって、動画や音楽などのマルチメディアコンテンツデータを送信する。すなわち、無線基地局200は、共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する。
また、無線基地局200は、無線基地局制御装置100から送信された相対値情報RIを基に、管轄する全てのセルに対し、現在の送信中の総送信電力から相対的に総送信電力を補正する補正量(相対的送信電力補正量ともいう。)を算出する。
なお、総送信電力とは、無線基地局200が各移動局端末300に送信している送信電力のうち、セルごとに送信している送信電力の総和のことをいう。
更に、本実施の形態の無線基地局200では、算出された相対的送信電力補正量に対して、後述する重みを付加し、現在の送信中の総送信電力に加算するようになっている。
移動局端末300Aから300Cは、無線基地局制御装置100から共有化された伝送路パスを利用して送信された共通チャネルの動画や音楽などのマルチメディアコンテンツデータを、無線基地局200を介して受信する携帯端末である。
なお、移動局端末300A、移動局端末300B及び移動局端末300Cにおいて、いずれかを限定する必要がないときは、単に、移動局端末300ということにする。
次に、本実施の形態に係る無線基地局200について、図2に示す。
図2は、本実施の形態における無線基地局200のブロック図を示したものである。
図2に示す無線基地局200は、信号多重分離回路10と、変調回路20と、拡散回路30と、送信電力制御回路40と、アンテナ50とを備えている。
無線基地局200を構成する各部は、以下のように動作する。
信号多重分離回路10は、無線基地局制御装置100から送信される信号が音声等を束ねた多重化信号になっているため、1通信チャネルずつ音声等の情報符号に分離する機能を有している。
変調回路20は、1通信チャネルずつの情報符号に、電波に乗せるための変調処理を施す機能を有している。
例えば、本実施の形態では、変調方式として、上りには、BPSK(Binary Phase Shift Keying:2相位相変調)方式を採用し、下りには、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying:4相位相変調)方式を採用することができる。なお、BPSKもQPSKも、一般的に普及している変調方式であるため、説明は省略する。
拡散回路30は、変調回路20によって変調された信号に、拡散符号を用いて拡散変調を行い、スペクトラム拡散を行う機能を有している。
ここで、スペクトラム拡散(Spread Spectrum:SS)とは、通信の信号を本来よりも広い帯域に拡散して通信する技術のことをいう。
送信電力制御回路40は、拡散回路30によってスペクトラム拡散された信号に対し、送信電力を増幅させる機能を有している。
送信電力制御回路40は、セル総送信電力検出部41、相対値情報受信部42および重付加補正電力決定部43を備えている。
セル総送信電力検出部41は、複数のセルそれぞれに内在する移動局300にマルチメディアコンテンツデータを送信するセルごとの総送信電力を検出する。
相対値情報受信部42は、セルごとにマルチメディアコンテンツデータを送信する総送信電力を相対的に補正する相対値情報RIを無線基地局制御装置100から受信する。
重付加補正電力決定部43は、相対値情報受信部42によって受信された相対値情報RIと、セル総送信電力検出部41によって検出された総送信電力とに基づいて、セルごとにマルチメディアコンテンツデータを送信する総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する。
したがって、送信電力制御回路40は、セル総送信電力検出部41の有する機能と、相対値情報受信部42の有する機能と、重付加補正電力決定部43の有する機能と、を備えている。
アンテナ50は、送信電力制御回路40によって送信電力が増幅されたスペクトラム拡散信号を、移動局端末300に送信する機能を有している。
なお、本実施の形態では、無線基地局200が、受信した相対値情報RIに、セルごとの総送信電力による重みを付加して、セルごとに総送信電力を決定することができることを示したものであり、無線基地局200が移動局端末300から送信される信号を復調する機能に関しては、一般的な技術であるので説明を省略する。
また、本実施の形態に係る送信電力制御回路40は、管轄する全てのセルに対して、総送信電力に上限値が設けられており、その上限値に対する送信中の総送信電力の比率を示す閾値(α)を備えている。
そして、送信電力制御回路40は、各セルの送信中の総送信電力が閾値(α)を超えた場合には、その総送信電力の閾値(α)を超えた度合いに応じて相対的送信電力補正量に重みを付加し、その重みが付加された相対的送信電力補正量を、現在の送信中の総送信電力に加算して、そのセルの総送信電力(すなわち、修正総送信電力である。)を決定する。
これに対し、各セルの総送信電力が所定の閾値(α)以下の場合には、送信電力制御回路40は、相対的送信電力補正量に重みを零として付加し(重みを与えない状態と同等)、現在の送信中の総送信電力に、相対的送信電力補正量をそのまま加算して、そのセルの総送信電力を決定する。
すなわち、重付加補正電力決定部43は、セル総送信電力検出部41によって検出された総送信電力が閾値を超えたときには、当該閾値を超えた度合いに応じて重みを変更し、セル総送信電力検出部41によって検出された総送信電力が閾値以下のときには、重みを零として相対値情報に付加する。
ここで、補正量である相対的送信電力補正量に重みを付加する具体例を、以下に説明する。
本実施の形態では、重付加補正電力決定部43は、セル総送信電力検出部41によって検出された総送信電力から相対値情報RIに付加する重みを算出し、算出されたその重みが付加された相対値情報RIを総送信電力に加算して、セルごとに送信する総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する。
まず図3は、本実施の形態に係る補正量である相対的送信電力補正量を、各セルの送信中の総送信電力に、そのまま付加した場合を示した一例である。
図3に示す各セルは、それぞれ図1で示したセルA、セルB及びセルCに相当するものであり、各セルの総送信電力は、内在する移動局端末300の数やトラフィック量によって変化する。
また、各セルに対応する補正量Vは、相対値情報RIによって、各セルの総送信電力に一律に加算されている。
また、図3には、各セルの総送信電力の上限値である総送信電力上限TPが記されており、本実施の形態では、現在の総送信電力と総送信電力上限TPとの差に応じて、後述するように重みを変更することができる。
ここで、図3のセルAの例では、無線基地局200からセルAに送信する総送信電力に、補正量Vである相対的送信電力補正量が加算されると、総送信電力上限TPに近づいてしまっている状態を示している。
また、図3のセルBの例では、無線基地局200からセルBに送信する総送信電力に、補正量Vである相対的送信電力補正量が加算されると、総送信電力上限TPを超えてしまった状態を示している。
また、図3のセルCの例では、無線基地局200からセルCに送信する総送信電力に、補正量Vである相対的送信電力補正量が加算されても、総送信電力上限TPまでまだ余裕がある状態を示している。
これらの状況において、相対的送信電力補正量を加算する前の各セルの現在の総送信電力は、それぞれ、セルAは総送信電力上限TPの60%とし、セルBは総送信電力上限TPの95%とし、セルCは総送信電力上限TPの40%とする。
そして、本実施の形態では、総送信電力上限TPに対して、例えば、50%の閾値(α)を設け、この閾値(α)を超えた場合には相対的送信電力補正量に重みを付加して、重み付けされた相対的送信電力補正量を各セルの現在の送信中の総送信電力に加算し、各セルの修正総送信電力を決定する。
ここで、相対的送信電力補正量に重みを付加する計算式の一例として、次式を適用することができる。
重み付き補正量=補正量×(100―(総送信電力(%)―α(%))×2) ・・・(1)
数式(1)は、重み付き補正量を計算する式の一例である。この数式(1)を用いて、相対的送信電力補正量に重み付けをした場合について、以下に説明する。なお、本実施の形態では、補正量Vにパーセント(%)を乗算して重み付き補正量を計算する。
図4は、本実施の形態において、数式(1)により重み付け補正量を算出し、現在の送信中の総送信電力に重み付き補正量(VX)を加算し、各セルの修正総送信電力を決定した場合の一例を示した図である。
まず、図4のセルAは、総送信電力が総送信電力上限TPの60%であるため、数式(1)から、重み付き補正量は80%の補正量が算出され、80%の重み付けされた重み付き補正量VAを現在の送信中の総送信電力に加算することによって、修正総送信電力が決定されている。
また、図4のセルBは、総送信電力が総送信電力上限TPの95%であるため、数式(1)から、重み付き補正量は、10%の補正量が算出され、10%の重み付けされた重み付き補正量VBを現在の送信中の総送信電力に加算することによって、修正総送信電力が決定されている。
また、図4のセルCは、総送信電力が総送信電力上限TPの40%であるため、本実施の形態では、閾値の50%以下なので、重みを零として(重み付けなし)、相対的送信電力補正量(補正量V)を現在の送信中の総送信電力にそのまま加算することによって、修正総送信電力が決定されている。
このように、本実施の形態によるMBMSシステム400は、各セルの総送信電力を、移動局端末300の使用端末数や各移動局端末300の利用サービスの状況を反映させて、制御することができる。
これにより、MBMSシステム400は、無線基地局200が各セルの総送信電力をトラフィック量と擬制して、セルごとにトラフィックに応じた総送信電力の制御を行うことができる。
以上説明したように本実施の形態によれば、MBMSシステム400の無線基地局200は、リソースである総送信電力をセルごとに最適に制御することができる。
なお、本実施の形態では、相対的送信電力補正量(補正量V)に重み付けをする実施の形態を示したものであり、閾値の値(α)や数式(1)に限定されるものではなく、各セルの状態に応じた重みを付けることができる。
また、重み付け補正量(VX)を各セルの総送信電力に加算するようになっているが、加算は正の加算に限定されるものではなく、当然負の加算も適用して、各セルの総送信電力を減算するように決定しても良い。
この場合、本実施の形態では、無線基地局200が、相対的送信電力補正量(補正量V)に負の重み付けを行うことができるので、MBMSサービスの全体の送信電力を減衰させることができる。
更に、この場合には、無線基地局200が送信するMBMSサービスの送信電力が全体として減衰するので、その減衰した分の送信電力を個別チャネルの電力に充当させることができ、セル端に位置する移動局端末300の通信品質を維持するだけでなく、受信品質を向上させることもできる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
この出願は、2008年 3月 7日に出願された日本出願特願2008−057485号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (10)

  1. 共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する無線基地局であって、
    複数のセルそれぞれに内在する移動局に前記データを送信する前記セルごとの総送信電力を検出するセル総送信電力検出手段と、
    前記総送信電力を相対的に補正する相対値情報を無線基地局制御装置から受信する相対値情報受信手段と、
    前記相対値情報受信手段によって受信された前記相対値情報と、前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力とに基づいて、前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する重付加補正電力決定手段と、
    を備えることを特徴とする無線基地局。
  2. 前記重付加補正電力決定手段は、
    前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力から前記相対値情報に付加する重みを算出し、算出された当該重みが付加された当該相対値情報を前記総送信電力に加算して、前記セルごとに送信する前記修正総送信電力を決定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記重付加補正電力決定手段は、
    前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力と当該総送信電力の上限値との差に応じて、前記重みを変更する
    ことを特徴とする請求項2に記載の無線基地局。
  4. 前記総送信電力に上限値が設けられており、当該上限値に対する送信中の前記総送信電力の比率を示す閾値を前記セルごとに備え、
    前記重付加補正電力決定手段は、
    前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力が前記閾値を超えたときには、当該閾値を超えた度合いに応じて前記重みを変更し、
    前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力が前記閾値以下のときには、前記重みを零として前記相対値情報に付加する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の無線基地局。
  5. 共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する無線基地局と、前記無線基地局の送信電力を制御する無線基地局制御装置と、前記無線基地局が管轄する複数のセルそれぞれに内在する移動局と、を備えたMBMS無線基地局システムであって、
    前記無線基地局制御装置は、
    前記無線基地局が前記伝送路パスによって前記セルごとに前記データを送信する総送信電力を相対的に補正する相対値情報を前記無線基地局に送信する相対値情報送信手段を備え、
    前記無線基地局は、
    前記移動局に前記データを送信する前記セルごとの前記総送信電力を検出するセル総送信電力検出手段と、
    前記相対値情報送信手段によって送信された前記相対値情報を受信する相対値情報受信手段と、
    前記相対値情報受信手段によって受信された前記相対値情報と、前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力とに基づいて、前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する重付加補正電力決定手段と、
    を備えることを特徴とするMBMS無線基地局システム。
  6. 前記重付加補正電力決定手段は、
    前記セル総送信電力検出手段によって検出された前記総送信電力から前記相対値情報に付加する重みを算出し、算出された当該重みが付加された当該相対値情報を前記総送信電力に加算して、前記セルごとに送信する前記修正総送信電力を決定する
    ことを特徴とする請求項5に記載のMBMS無線基地局システム。
  7. 共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する無線基地局と、前記無線基地局の送信電力を制御する無線基地局制御装置と、前記無線基地局が管轄する複数のセルそれぞれに内在する移動局と、を備えた送信電力決定方法であって、
    前記無線基地局が、前記移動局に前記データを送信する前記セルごとの総送信電力を検出するセル総送信電力検出ステップと、
    前記無線基地局制御装置が、前記無線基地局が前記伝送路パスによって前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を相対的に補正する相対値情報を前記無線基地局に送信する相対値情報送信ステップと、
    前記無線基地局が、前記相対値情報送信ステップで送信された前記相対値情報を受信する相対値情報受信ステップと、
    前記無線基地局が、前記相対値情報受信ステップで受信された前記相対値情報と、前記セル総送信電力検出ステップで検出された前記総送信電力とに基づいて、前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する重付加補正電力決定ステップと、
    を含むことを特徴とする送信電力決定方法。
  8. 前記重付加補正電力決定ステップは、
    前記セル総送信電力検出ステップで検出された前記総送信電力から前記相対値情報に付加する重みを算出し、算出された当該重みが付加された当該相対値情報を前記総送信電力に加算して、前記セルごとに送信する前記修正総送信電力を決定する
    ことを特徴とする請求項7に記載の送信電力決定方法。
  9. 共通チャネルを伝送路パスで共有し、同一のデータを送信する無線基地局における送信電力制御方法であって、
    複数のセルそれぞれに内在する移動局に前記データを送信する前記セルごとの総送信電力を検出するセル総送信電力検出ステップと、
    前記総送信電力を相対的に補正する相対値情報を無線基地局制御装置から受信する相対値情報受信ステップと、
    前記相対値情報受信ステップで受信された前記相対値情報と、前記セル総送信電力検出ステップで検出された前記総送信電力とに基づいて、前記セルごとに前記データを送信する前記総送信電力を補正し、修正総送信電力を決定する重付加補正電力決定ステップと、
    を備えることを特徴とする送信電力制御方法。
  10. 前記重付加補正電力決定ステップは、
    前記セル総送信電力検出ステップで検出された前記総送信電力から前記相対値情報に付加する重みを算出し、算出された当該重みが付加された当該相対値情報を前記総送信電力に加算して、前記セルごとに送信する前記修正総送信電力を決定する
    ことを特徴とする請求項9に記載の送信電力制御方法。
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