JP4856617B2 - 電気式脱イオン水製造装置及びその運転方法 - Google Patents
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Description
(1)カチオン交換膜と中間イオン交換膜とで区画された第一小脱塩室と、アニオン交換膜と中間イオン交換膜とで区画された第二小脱塩室とを設け、第一小脱塩室に「カチオン交換体」、第二小脱塩室に「アニオン交換体」を充填し、中間イオン交換膜を介してそれらの小脱塩室を隣接させ、第一小脱塩室と第二小脱塩室との間に濃縮室を挟まない。
(2)通水順序を、「カチオン交換体」から「アニオン交換体」の順序とする。
(3)第一小脱塩室と第二小脱塩室の間に配置する中間イオン交換膜は、「カチオン交換膜」、「アニオン交換膜」、「カチオン交換膜とアニオン交換膜とを組み合わせた複式膜」の3種類から選択される少なくとも1つとする。
(4)第一小脱塩室と第二小脱塩室との脱塩室ペアと濃縮室を交互に配置し、陰極と陽極で挟む。
(5)スケール発生防止及び電気抵抗低減等のため、濃縮室には「アニオン交換体」を充填する。
(6)中間イオン交換膜として「カチオン交換膜とアニオン交換膜とを組み合わせた複式膜」を用いた場合には、第二小脱塩室に「アニオン交換体とカチオン交換体をそれぞれ単床で充填した複層体」を充填してもよい。
(7)第一小脱塩室には「カチオン交換体」の代わりに、「アニオン交換体及びカチオン交換体の混合体とカチオン交換体との複層体」、「アニオン交換体とカチオン交換体との複層体」のうちの1つを充填してもよい。
(8)この場合、第一小脱塩室に充填される、「アニオン交換体及びカチオン交換体の混合体とカチオン交換体との複層体」における上流側の混合体、または「アニオン交換体とカチオン交換体との複層体」における上流側のアニオン交換体が、第一小脱塩室の被処理水の流入口から流出口までの全流路長のうち少なくとも10%以上の距離の間に充填されていることが好ましい。
図3に中間イオン交換膜12として、カチオン交換膜50を用いた場合の断面模式図を示す。図3及び後述する図4〜6中、第一小脱塩室d1に流入する被処理水の流れ方向及び第二小脱塩室d2に流入する第一小脱塩室d1の流出水の流れ方向は共に下降方向であり、濃縮水の流れ方向はその逆の上昇方向であるが、これに制限されない。被処理水が第一小脱塩室d1に流入すると、第一小脱塩室d1で被処理水中のカチオンがカチオン交換膜10を介して陰極(−)側の濃縮室20aに移動する。この場合、被処理水中のシリカ等のアニオンは被処理水中に含まれたままである。上記の通り、第一小脱塩室d1においてカチオン除去後の被処理水のpHは、酸性寄り(例えばpH5〜6)になる。次に、被処理水が第二小脱塩室d2に流入すると、第二小脱塩室d2で被処理水中のシリカ等のアニオンが、アニオン交換膜14を介して陽極(+)側の濃縮室20bに移動する。このとき、第二小脱塩室d2入口におけるpHが低いので、上記の通りシリカ等のアニオンの除去効率が向上する。一方、第一小脱塩室d1から濃縮室20aに移動したカチオンは、電場によってアニオン交換膜14近傍まで引き寄せられ濃縮される。このことによってアニオン交換膜14を隔てて隣り合う第二小脱塩室(希薄側)と濃縮室20a(濃厚側)との間にカチオンの急な濃度勾配が生じ、本来透過しないカチオンがアニオン交換膜14を透過して隣接する第二小脱塩室へ微量だけ濃度拡散(逆拡散)してしまうことがある。この点、本構造Iにおいては、中間イオン交換膜12をカチオン交換膜としたことで、陽極(+)側の濃縮室20bから第二小脱塩室d2へ逆拡散したカチオン(ナトリウムイオン(Na+)等)を、更に第一小脱塩室d1、陰極(−)側の濃縮室20aへ除去することが可能となる。
図4に中間イオン交換膜12として、アニオン交換膜52を用いた場合の断面模式図を示す。被処理水が第一小脱塩室d1に流入すると、第一小脱塩室d1で被処理水中のカチオンが、カチオン交換膜10を介して陰極(−)側の濃縮室20aに移動する。これによって、上記の通りカチオン除去後の被処理水のpHは酸性寄りとなる。しかし、一方で被処理水中のアニオンのうちで中間のアニオン交換膜52に接触したものだけが、第一小脱塩室d1のアニオン交換膜52面で第二小脱塩室d2に移動する。これにより、本来酸性寄りとなる第一小脱塩室d1の出口付近の被処理水のpHが中性寄りとなり、移動しやすい成分である水素イオンが少なくなり、他のカチオン(Na+等)が除去されやすくなる。従って、この構造IIでは、カチオンの除去率が構造Iより良い傾向となる。次に、被処理水が第二小脱塩室d2に流入すると、被処理水中のシリカ等のアニオンが、アニオン交換膜14を通過して陽極(+)側の濃縮室20bに移動する。このとき、第二小脱塩室d2入口のpHはやや中性寄りとなっているため、シリカの除去率は構造Iより劣ることになる。また、第一小脱塩室d1で除去することができなかったカチオンや隣接する濃縮室20bから逆拡散してくるカチオンがあった場合には、このカチオンを除去できず、処理水にリークする傾向にある。
図5に中間イオン交換膜12として、「アニオン交換膜52及びカチオン交換膜50の複式膜」を用いた場合の断面模式図を示す。この複式膜は、第二小脱塩室d2における被処理水の通水方向の上流側にアニオン交換膜52、下流側にカチオン交換膜50が配置されたものである。被処理水が第一小脱塩室d1に流入すると、被処理水中のカチオンが、カチオン交換膜10を介して陰極(−)側の濃縮室20aに移動する。一方で、第一小脱塩室d1のアニオン交換膜52部分においては、アニオンの一部が第二小脱塩室d2に移動するため、第一小脱塩室d1の出口付近の被処理水のpHが中性寄りとなる。次に、被処理水が第二小脱塩室d2に流入すると、被処理水中のシリカ等のアニオンが、アニオン交換膜14を介して陽極(+)側の濃縮室20bに移動する。このとき、第一小脱塩室d1の出口付近の被処理水のpHが中性寄りとなっているため、構造IIと同様にカチオン(Na+等)の除去率が構造Iより良い傾向となる。なお、第一小脱塩室d1で除去することができなかったカチオンや隣接する濃縮室20bから逆拡散してきたカチオンの一部は、カチオン交換膜50を介して第一小脱塩室d1または濃縮室20aまで移動して排除される。
図6に中間イオン交換膜12として、「アニオン交換膜52及びカチオン交換膜50の複式膜」を用い、第二小脱塩室d2に「アニオン交換体18とカチオン交換体54をそれぞれ単床で充填した複層体」を用いた場合の断面模式図を示す。この複式膜は、第二小脱塩室d2における被処理水の通水方向の上流側にアニオン交換膜52、下流側にカチオン交換膜50が配置されたものである。また、第二小脱塩室d2の上流側のアニオン交換膜52に対応する部分に前記アニオン交換体18が、第二小脱塩室d2の下流側のカチオン交換膜50に対応する部分の少なくとも一部に前記カチオン交換体54が配置されている。ここで、「複層体」は、「アニオン交換体とカチオン交換体の混合交換体(いわゆる「混床」)」とは異なるものであり、各交換体の単独の層を積層した構造のものをいう。以上の構成において、被処理水が第一小脱塩室d1に流入すると、被処理水中のカチオンが、カチオン交換膜10を介して陰極(−)側の濃縮室20aに移動する。また、第一小脱塩室d1のアニオン交換膜52面でアニオンの一部が第二小脱塩室d2に移動するため、第一小脱塩室d1の出口付近の被処理水のpHが中性寄りとなる。次に被処理水が第二小脱塩室d2に流入すると、被処理水中のシリカ等のアニオンがアニオン交換膜14を介して陽極(+)側の濃縮室20bに移動する。このとき、第一小脱塩室d1の出口付近の被処理水のpHが中性寄りとなっているため、構造IIと同様にカチオン(Na+等)の除去率が構造Iより良い傾向となる。一方、第一小脱塩室d1で除去することができなかったカチオンや隣接する濃縮室20bから逆拡散してきたカチオンは、第二小脱塩室d2の下流部のカチオン交換体54及びカチオン交換膜50を介して第一小脱塩室d1または濃縮室20aまで移動して排除される。このとき、第二小脱塩室d2の末端がカチオン交換体54なので、末端がアニオン交換体である構造IIIよりも、カチオンは濃縮室20aまで移動しやすく、構造IIIよりもさらに処理水へのカチオンのリークが少なくなる傾向となる。
図7に第一小脱塩室d1のイオン交換体として「アニオン交換体及びカチオン交換体の混合体55とカチオン交換体56との複層体」を用い、中間イオン交換膜12としてアニオン交換膜52を用いた場合の断面模式図を示す。第一小脱塩室d1の被処理水の通水方向の上流側に前記混合体55を、第一小脱塩室d1の下流側に前記カチオン交換体56を配置している。第一小脱塩室d1の入口付近の一部に混合体55の層を設けることで、被処理水中のアニオン(主に炭酸)の一部を取り除くことができ、第一小脱塩室d1の出口末端の被処理水のpHが過度に酸性に偏ることを抑えることができる。
図8に第一小脱塩室d1のイオン交換体として「アニオン交換体57とカチオン交換体56との複層体」を用い、中間イオン交換膜12としてアニオン交換膜52を用いた場合の断面模式図を示す。第一小脱塩室d1の被処理水の通水方向の上流側に前記アニオン交換体57を、第一小脱塩室d1の下流側に前記カチオン交換体56を配置している。第一小脱塩室d1に「入口側のアニオン交換体57と出口側のカチオン交換体56との複層体」を充填することで、被処理水中のアニオン(主に炭酸)の一部を効率よく除き、第一小脱塩室d1の出口末端の被処理水のpHが過度に酸性に偏ることを抑えることができる。また、構造VIでは、第一小脱塩室d1が「アニオン交換体57の単層とカチオン交換体56の単層とからなる複層体」で構成されており、混合体の層を含む構造Vよりも、電気抵抗を低減することができる。
中間イオン交換膜として「カチオン交換膜」を用いた上記構造Iの電気式脱イオン水製造装置により、以下の条件で被処理水の処理を行った。被処理水の通水は「第一小脱塩室(カチオン交換樹脂)」→「第二小脱塩室(アニオン交換樹脂)」の順序で行った。結果を表1に示す。
<使用したイオン交換体>
第一小脱塩室カチオン交換樹脂:ロームアンドハース社製、アンバーライト
第二小脱塩室アニオン交換樹脂:ロームアンドハース社製、アンバーライト
濃縮室アニオン交換樹脂:ロームアンドハース社製、アンバーライト
カチオン交換膜、中間イオン交換膜(カチオン交換膜):株式会社アストム製
アニオン交換膜:株式会社アストム製
<EDIサイズ>
第一小脱塩室、濃縮室、電極室:縦330mm×幅75mm×厚さ4mm
第二小脱塩室:縦330mm×幅75mm×厚さ8mm
<流量条件>
被処理水:80L/hr
濃縮水、電極水:25L/hr
第一小脱塩室:SV200
第二小脱塩室:SV100
濃縮室、電極室:LV17
<電流条件>
定電流:0.84A
<給水条件>
RO処理水2〜5μS/cm、全炭酸濃度約10〜20mgCO2/L、シリカ濃度0.3〜1.0mgSiO2/L、Na+濃度0.5〜0.8mg/L、水温10〜15℃
中間イオン交換膜として「アニオン交換膜」(株式会社アストム製)を用いた上記構造IIの電気式脱イオン水製造装置により、実施例1と同様の条件で被処理水の処理を行った。結果を表1に示す。
中間イオン交換膜として「カチオン交換膜(株式会社アストム製)とアニオン交換膜(株式会社アストム製)との複式膜」を用いて、第二小脱塩室における被処理水の通水方向の上流側約4/5に「アニオン交換膜」、下流側約1/5に「カチオン交換膜」を配置した上記構造IIIの電気式脱イオン水製造装置により、実施例1と同様の条件で被処理水の処理を行った。結果を表1に示す。
中間イオン交換膜として「カチオン交換膜(株式会社アストム製)とアニオン交換膜(株式会社アストム製)との複式膜」を用いて、第二小脱塩室における被処理水の通水方向の上流側約4/5に「アニオン交換膜」、下流側約1/5に「カチオン交換膜」を配置し、上流側のアニオン交換膜に対応する部分にアニオン交換樹脂を充填し、下流側のカチオン交換膜に対応する部分にカチオン交換樹脂を充填した上記構造IVの電気式脱イオン水製造装置により、実施例1と同様の条件で被処理水の処理を行った。結果を表1に示す。
第一小脱塩室のイオン交換体として「アニオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバーライト)及びカチオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバーライト)の混合体(体積比1:1)と、カチオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバーライト)との複層体」を用いて、第一小脱塩室における被処理水の通水方向の上流側約1/5に「アニオン交換樹脂及びカチオン交換樹脂の混合体」、下流側約4/5に「カチオン交換樹脂」を充填し、中間イオン交換膜として、「アニオン交換膜」(株式会社アストム製)を用いた上記構造Vの電気式脱イオン水製造装置により、実施例1と同様の条件で被処理水の処理を行った。結果を表1に示す。
第一小脱塩室のイオン交換体として「アニオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバーライト)とカチオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバーライト)との複層体」を用いて、第一小脱塩室における被処理水の通水方向の上流側約1/5に「アニオン交換樹脂」、下流側約4/5に「カチオン交換樹脂」を充填し、中間イオン交換膜として、「アニオン交換膜」(株式会社アストム製)を用いた上記構造VIの電気式脱イオン水製造装置により、実施例1と同様の条件で被処理水の処理を行った。結果を表1に示す。
図10に示すEDI装置を用いて、第一小脱塩室に充填するイオン交換体として、「アニオン交換樹脂」(ロームアンドハース社製、アンバーライト)、第二小脱塩室に充填するイオン交換体として、「アニオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバーライト)と、カチオン交換樹脂(ロームアンドハース社製、アンバーライト)の混合体(体積比1:1)」、中間イオン交換膜として、「アニオン交換膜」(株式会社アストム製)、濃縮室に充填するイオン交換体として、「アニオン交換樹脂」(ロームアンドハース社製、アンバーライト)を用い、「第一小脱塩室」から「第二小脱塩室」の順序で通水した以外は、実施例1と同様の条件で被処理水の処理を行った。結果を表1に示す。
Claims (6)
- 陽極と陰極との間に、
一側のカチオン交換膜、他側のアニオン交換膜及び前記カチオン交換膜と前記アニオン交換膜との間に位置する中間イオン交換膜とを備え、前記カチオン交換膜と前記中間イオン交換膜とで区画され、カチオン交換体が充填された第一小脱塩室と、前記アニオン交換膜と前記中間イオン交換膜とで区画され、アニオン交換体またはアニオン交換体とカチオン交換体との複層体が充填された第二小脱塩室と、を有する脱塩室と、
前記カチオン交換膜、前記アニオン交換膜を介して前記脱塩室の両側に設けられ、アニオン交換体が充填された濃縮室と、
を有し、
前記一側に前記陰極、前記他端側に前記陽極が配設され、
前記中間イオン交換膜は、前記第二小脱塩室にアニオン交換体が充填される場合にはカチオン交換膜またはアニオン交換膜であり、前記第二小脱塩室にアニオン交換体とカチオン交換体との複層体が充填される場合にはカチオン交換膜とアニオン交換膜との複式膜であり、前記複式膜は、前記第二小脱塩室における被処理水の通水方向の上流側にアニオン交換膜、下流側にカチオン交換膜が配置され、前記第二小脱塩室の上流側のアニオン交換膜に対応する部分に前記複層体のアニオン交換体が、前記第二小脱塩室の下流側のカチオン交換膜に対応する部分の少なくとも一部に前記複層体のカチオン交換体が配置されており、
被処理水が前記第一小脱塩室に通水された後、前記第二小脱塩室に通水されることを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。 - 請求項1に記載の電気式脱イオン水製造装置であって、
前記被処理水がシリカを含有することを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。 - 請求項2に記載の電気式脱イオン水製造装置であって、
前記被処理水が硬度及び炭酸のうち少なくとも1つをさらに含むことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置。 - 陽極と陰極との間に、
一側のカチオン交換膜、他側のアニオン交換膜及び前記カチオン交換膜と前記アニオン交換膜との間に位置する中間イオン交換膜を備え、前記カチオン交換膜と前記中間イオン交換膜とで区画され、カチオン交換体が充填された第一小脱塩室と、前記アニオン交換膜と前記中間イオン交換膜とで区画され、アニオン交換体またはアニオン交換体とカチオン交換体との複層体が充填された第二小脱塩室と、を有する脱塩室と、
前記カチオン交換膜、前記アニオン交換膜を介して前記脱塩室の両側に設けられ、アニオン交換体が充填された濃縮室と、
を有し、
前記一側に前記陰極、前記他端側に前記陽極が配設され、
前記中間イオン交換膜は、前記第二小脱塩室にアニオン交換体が充填される場合にはカチオン交換膜またはアニオン交換膜であり、前記第二小脱塩室にアニオン交換体とカチオン交換体との複層体が充填される場合にはカチオン交換膜とアニオン交換膜との複式膜であり、前記複式膜は、前記第二小脱塩室における被処理水の通水方向の上流側にアニオン交換膜、下流側にカチオン交換膜が配置され、前記第二小脱塩室の上流側のアニオン交換膜に対応する部分に前記複層体のアニオン交換体が、前記第二小脱塩室の下流側のカチオン交換膜に対応する部分の少なくとも一部に前記複層体のカチオン交換体が配置されている電気式脱イオン水製造装置において、
被処理水を前記第一小脱塩室に通水した後、前記第二小脱塩室に通水することを特徴とする電気式脱イオン水製造装置の運転方法。 - 請求項4に記載の電気式脱イオン水製造装置の運転方法であって、
前記被処理水がシリカを含有することを特徴とする電気式脱イオン水製造装置の運転方法。 - 請求項5に記載の電気式脱イオン水製造装置の運転方法であって、
前記被処理水が硬度及び炭酸のうち少なくとも1つをさらに含むことを特徴とする電気式脱イオン水製造装置の運転方法。
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