JP4856417B2 - タービン壁 - Google Patents

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Description

本発明は、総括的にはガスタービンエンジン壁に関し、より具体的には、ガスタービンエンジン内における冷却に関する。
一般的なガスタービンエンジンは、空気を加圧する多段圧縮機を含み、加圧された空気は次ぎに、燃焼器内で燃料と混合されて高温の燃焼ガスを発生する。多数のタービン段においてこのガスからエネルギーを取り出して圧縮機に動力を供給し、また航空機ターボファン用途の場合にはファンに動力を供給し或いは船舶及び産業用途の場合には出力シャフトに動力を供給することによって有用な仕事を行う。
高温燃焼ガスは、エンジンの様々な構成部品に沿って流れ、これら構成部品は次に、一般的には圧縮機から抽気した加圧空気の一部分を使用して冷却される。例えば、燃焼ガスは、一般的に半径方向外側及び内側環状燃焼ライナによって形成された燃焼器内で生成される。ライナには一般的に、それを貫通したフィルム冷却孔が設けられ、このフィルム冷却孔を通して圧縮機の加圧ブリード空気を流してフィルム冷却孔の出口から下流に冷却空気の断熱フィルムを形成するようにする。
燃焼器はまた、燃焼器の上流ドーム内に、対応する燃料噴射器を囲む空気スワーラと、バッフルと、スプラッシュプレートとを含み、また構成部品の冷却のために付加的パターンのフィルム冷却孔がこの領域内に設けられる。
高温燃焼ガスは先ず、ステータノズルベーンの列を含む高圧タービンノズル内に吐出される。ベーンは中空であり、その側壁内にベーン翼形部の外面上にフィルム冷却空気を吐出するためのフィルム冷却孔を備える。
第1段タービンはまた、支持ロータディスクから半径方向外向きに延びるタービンロータブレードの列を含む。各ブレードは、その側壁を貫通してその外面をフィルム冷却するようになった様々な列のフィルム冷却孔を有する中空のタービン翼形部を含む。
タービンブレードを囲むのは、周囲のケーシングにより懸垂されたタービンシュラウドである。一般的に、タービンシュラウドはまた、それを貫通して、ブレード先端を囲むその半径方向内面をフィルム冷却するようになったフィルム冷却孔を含む。
フィルム冷却孔はまた、一般的なガスタービンエンジンの他の構成部品においても見られ、高温燃焼ガスとの境界になるその外側面上にフィルム冷却空気ブランケットを形成するのを促進するような様々なパターンで配置される。フィルム冷却孔は一般的に、横方向に間隔を置いて配置されて燃焼ガスによる局所的熱負荷に適応する必要性に応じてフィルム冷却空気を分布するようになった直線の列の形態で配置される。
フィルム冷却孔の構成、数量及びパターンは、構成部品ごとにまた個々の構成部品の外側面にわたって変化する予測熱負荷に合わせて特別に調整される。その主要な目的は、燃焼プロセスで使用されず、従ってエンジン効率を低下させることになる、圧縮機から抽気されるフィルム冷却空気の量を最少にすることである。
しかしながら、フィルム冷却孔の性能は、その特定の幾何学形状と、フィルム冷却孔の外側面及び内側面間の差圧又は圧力比を含む、特定の構成部品における局所的状態と、外側面上の燃焼ガスの速度及び圧力分布とによって影響を受ける。
一般的なフィルム冷却孔は、管状又は円筒形であり、例えばレーザ穿孔加工によって製作される。フィルム冷却孔は、構成部品壁を傾斜して貫通しており、壁の内側面上に入口を有しかつ壁の外側面上に出口を有する。従って、各傾斜したフィルム冷却孔は、構成部品壁両側の対応する駆動差圧の下でかつ孔出口を通る対応する吐出速度で局所的な冷却空気噴流を吐出する。
構成部品壁の両側に作用する差圧のブローレシオは、吐出フィルム冷却空気噴流が望ましくない外側面からの剥離すなわちブローオフを生じる傾向に影響を与える。一般的なフィルム冷却孔は、約30度の浅い傾斜角度を有して、吐出フィルム冷却空気が外側面に付着した状態を維持しかつ燃焼ガス流の主方向に対応する後方方向に外側面に沿って下流方向に延びるフィルムを形成することを確実なものする。
各フィルム冷却孔の列は、隣接する孔の中心線間に特定のピッチ間隔を有し、冷却空気の別々の噴流が共通の列から下流方向に横方向に広がって構成部品壁に沿って横方向と後方との両方向に連続した冷却空気のフィルムを形成するのを促進するようになる。
フィルム冷却空気はフィルム冷却孔出口から後方に流れるので、その冷却効果は、フィルム冷却孔出口上を流れる燃焼ガスと混合し始めると減少する。従って、一般的に、付加的なフィルム冷却孔の列を使用しかつ下流方向において横方向に間隔を置いて配置して、前述のフィルム冷却孔の列からのフィルム冷却空気を再強化しかつ構成部品の外側面上に有効なフィルム冷却空気形成範囲を確保して構成部品を高温燃焼ガスから断熱するようにする。
フィルム冷却孔の別の形態は、当技術分野では様々な形状を有する拡散形の孔である。拡散孔では、その出口部分は、上流入口から下流後方方向に発散しすなわち流れ面積が増大して出口部分からの吐出速度を低下させるようにする。例示的な拡散孔は、好適な小さい拡散角度で発散した側縁と孔の入口部分の基準傾斜角度よりも浅い傾斜角度で構成部品外側面に滑らかに連続する内側ランド部とを備えた台形出口を有する。
このようにして、一般的な拡散孔は、吐出冷却空気噴流を横方向に広げかつフィルム冷却性能を局所的に高めるのに有効である。
発散拡散形フィルム冷却孔の複雑性を考慮して、これらの孔は一般的に、拡散孔の所望の形状と一致する特別に構成したEDM電極を必要とする放電加工(EDM)法によって製作される。EDM穿孔加工は、円筒形フィルム冷却孔の一般的なレーザ穿孔加工よりも実質上多くの費用がかかり、一般的に個々の構成部品に見られる多数のフィルム冷却孔の点から見て製作コストが大幅に上昇する。
タービンロータブレード又はノズルベーンなどの一般的なタービン構成部品は、それらの異なる領域に様々な円筒形フィルム冷却孔及び成形拡散孔の列を使用して、運転時に異なる熱負荷を受けるブレードの局所的領域におけるフィルム冷却性能を最大になるようにすることができる。円筒形フィルム冷却孔の列及び拡散孔の列は、対応するピッチ間隔を有しかつ孔の列から横方向及び下流後方方向の両方向に異なる性能及び有効度を有する。どちらの構成でも、孔の有効な形成範囲及び密度は、対応して異なり、それに応じてフィルム冷却空気性能とこれらの孔の様々な複雑さによる製造コストとに影響する。
4601638号、07−1986発行、発明者 Hill et al 4653983号、03−1987発行、発明者 Vehr 4676719号、06−1987発行、発明者 Auxier et al 4684323号、08−1987発行、発明者 Field 4762464号、08−1988発行、発明者 Vertz et al 5660525号、09−1987発行、発明者 Lee et al 6354797号、03−2002発行、発明者Heyward et al
従って、ガスタービンエンジン構成部品用の改良型フィルム冷却装置を提供することが望ましい。
タービン壁は、共通の列の形態で配置された複数の第1及び第2のフィルム冷却孔を含む。これら孔は、多数の形状を有しかつ列の形態で交互になって、これら孔によって全体としてフィルム冷却性能が得られる。
好ましくかつ例示的な実施形態により、添付図面と関連してなされた以下の詳細な記載において、本発明をその更なる目的及び利点と共により具体的に説明する。
タービンロータブレード10の形態でのガスタービンエンジンの例示的な構成部品を図1に示す。ブレードは、その根元でプラットフォーム14に対して一体形に接合された翼形部12を含み、プラットフォームは次ぎに、支持用軸方向挿入式ダブテール16に対して接合され、ダブテール16は、ブレードを従来通りの方法でタービンロータディスク(図示せず)の周辺部に取付ける。
さらに図2に示すように、翼形部は中空であり、薄い側壁18によって境界付けられ、この側壁は、前縁20と対向する後縁22との間で翼弦にわたって軸方向下流方向に延びる、翼形部のほぼ凹面形の正圧側面と翼形部のほぼ凸面形の負圧側面とを形成する。
翼形部は、あらゆる従来型の構成を有することができる内部冷却回路24を含み、内部冷却回路24は一般的に、典型的には従来から公知の多経路蛇行回路を含む1つ又はそれ以上の専用の回路内で翼形部の2つの側面を橋絡する半径方向の仕切壁によって分離された半径方向に延びる流路を含む。
運転中、燃焼ガス26は、燃焼器(図示せず)内で発生し、翼形部12の外面上を下流方向に流れる。加圧冷却空気28は、圧縮機(図示せず)から抽気され、ブレードダブテール16を半径方向に貫通する入口開口を通して好適に流れて内部冷却回路24に送り込まれる。
図1に示すブレードの内部冷却回路は、所望に応じて前縁と後縁との間の翼形部の様々な部分を冷却するように構成することができ、一般的には、翼形部の正圧及び負圧側面を貫通して内部冷却回路24から冷却空気28を吐出するようになった様々な従来型のフィルム冷却孔30の半径方向列を含む。また、翼形部の薄い後縁22は一般的に、何らかの従来型の構成になった正圧側面後縁冷却孔32の列によって冷却される。
図1及び図2に示す例示的な実施形態では、フィルム冷却孔30は、従来から公知のシャワーヘッド及びギルホール構成として翼形部の前縁領域周りの様々な列の形態で配置される。このようにして、特別に形成したフィルム冷却孔は、翼形部の正圧及び負圧側面における前縁の異なる部分に対して局所的な冷却を与え、異なる圧力及び速度分布で翼形部の正圧及び負圧側面上を流れる燃焼ガスによる異なる熱負荷に適応する。
例示的なフィルム冷却孔30は一般的に、前縁周りの翼形部の変化する外形に対して様々な傾斜角度で翼形部側壁を傾斜して貫通して前縁のフィルム冷却を行うようになった円筒形又は管状の孔である。
図1及び図2はまた、翼形部の正圧側面に沿った例示的な位置における改良型構成のフィルム冷却孔を示しているが、これらの孔は、翼形部又はフィルム冷却を必要とする他のタービンエンジン構成部品において望まれるところにはどこにでも設置することができる。より具体的には、翼形部の側壁つまり単に壁18は、比較的薄くかつ内部冷却回路24の境界となっており、また共通の列の横方向に交互する多形フィルム冷却孔34、36を含み、これらの冷却孔34、36は、内部冷却回路24と流れ連通して最初に翼形部を内部冷却するのに使用した加圧冷却空気28を受けるように壁を長手方向に貫通している。
第1のフィルム冷却孔34は、燃焼ガスの下流方向の方向にほぼ垂直な列の形態で翼形部の半径方向スパンに沿って同一直線上に配置される。また、第2のフィルム冷却孔36もまた、第1の孔34と共通の列の形態で翼形部のスパンに沿って同一直線上に配置され、かつ第1の孔のそれぞれの1つと横方向に交互する。
図3は、翼形部を貫通する共通の列すなわち半径方向縦列の多形孔34、36をより詳細に示す。多形孔34、36は、翼形部スパンに沿って延びる単一すなわち共通の長手方向の列の形態でこれら孔の冷却性能を補完し合うように、互いに異なったものとして特別に構成される。第1の孔34は、管状又は円筒形であり、側壁18を貫通して真直ぐ延びる。第2の孔36は、第1の孔とは異なる形状を有しており、あらゆる従来型の形状を有することができる発散拡散形フィルム冷却孔の形態とするのが好ましい。
図4及び図5は、第1及び第2の孔34、36の異なる形状を断面で示し、これらの孔はその内部すなわち内側面38とその外部すなわち外側面40との間で共通の側壁18を貫通する。図4に示す管状の第1の孔34は、例えば約30度の浅い傾斜角度Aで壁18を傾斜して貫通しているのが好ましい。拡散形の第2の孔36は、円筒形の第1の孔34とは形状が異なっており、対応する傾斜角度Bで同様に壁18を傾斜して貫通しているのが好ましい。
図4に示す第1の孔34の各々は、壁の内側面38における開口の形態になった対応する第1の入口42と、翼形部の外側面40における開口の形態になった長手方向に対向する第1の出口44とを含む。
図5に示す第2の孔36の各々は、内側面38における開口の形態になった対応する第2の入口46と、外側面40における開口の形態になったより大きい第2の出口48とを含む。
図3〜図5に示す第1及び第2の孔34、36は各々、あらゆる従来型の形状を有することができるが、性能を高める場合にはそれら孔を組合せた列の形態とする。例えば、円筒形の第1の孔34は、側壁18を傾斜して貫通しており、その傾斜角度のために、対向する内側及び外側面上に卵形すなわち楕円形の第1の入口42及び出口44を形成する。
第2の孔36は、前方部分において側壁を貫通する円筒形の第2の入口46を有することができ、孔36は、後方部分において側壁を貫通して外側面上のほぼ台形の第2の出口48まで発散することができる。
2つの孔34、36の組の円筒形部分は、直径すなわち流れ面積をほぼ同一とすることができ、第1及び第2の入口42、46と第1の出口44とは、所望に応じて形状及び流れ面積をほぼ同一とすることができる。
図4及び図5に示すように、第1及び第2の孔34、36は、例えば約30度で互いに等しくすることができる対応する長手方向傾斜角度A、Bで同様に側壁18を傾斜して貫通させるのが好ましい。第2の孔36は、その円筒形入口から長手方向後方に、外側面40における対応する第2の出口48における又はその出口48の近傍における好ましくは浅い傾斜角度Cで発散する。
孔出口の傾斜角度Cは、例えば約15度とすることができ、この角度により、冷却空気28が後方方向に拡散すること及び孔出口がそれから下流の露出外側面40と滑らかに連続することが可能になる。図3に示すように、例示的な台形出口48は左右対称でありかつ発散形側面を有しており、発散形側面は各々、従来通りの方法で浅い傾斜角度Cと協働する例えば約7.5度の好適な小さい拡散角度を有する。
図4及び図5に示すフィルム冷却孔34、36の両方の形状においては、その管状入口部分が、翼形部の内部冷却回路からの加圧冷却空気28の吐出量を調量する。第2の孔36の発散拡散形出口48は、それからの吐出速度を低下させ、図3に概略的に示すように、フィルム冷却空気をスパン方向において横方向に広げる。
このようにして、燃焼ガスと同一流れ方向にかつ隣接する第2の孔36から吐出される対応する比較的低速度のフィルム冷却空気噴流間に、比較的高速度の冷却空気噴流を円筒形の第1の孔34から吐出することができる。
2つのフィルム冷却孔の異なる形状、それらフィルム冷却孔の異なる性能及びそれらフィルム冷却孔から吐出される冷却空気噴流の異なる分布を使用して、それらフィルム冷却孔の共通の横方向の列から下流方向に吐出される冷却空気の集合した(全体的な)フィルムを形成するようにそれらフィルム冷却孔間の性能を選択的に補完することができる。
上記のように、フィルム冷却孔は、それらフィルム冷却孔から半径方向スパン方向における狭い横方向分布で下流方向に延びる、フィルム冷却作用を有する冷却空気噴流を吐出する。フィルム冷却孔の2つの形状は、全体的な冷却空気フィルムの下流方向すなわち後方有効度とフィルム冷却孔の共通の列の長手方向範囲に沿った孔毎からのフィルム冷却空気の横方向有効度との両方を高めるような、孔の対応する全体的密度と孔の対応する出口の対応する形成範囲すなわち専有面積とでパッキングする(密に配置する)ことができる。
さらに、第1及び第2の出口44、48の異なる形状により、2つの形式の孔間で形成範囲を補完することが可能になり、また2つの形式の孔は、円筒形孔34の場合にはより安価なレーザ穿孔加工を使用し、成形拡散孔36の場合にはより高価なEDM加工を使用して従来通りの方法で製作することができる。従って、その付随するコストが高い全て拡散孔36だけの列を使用する代わりに、拡散孔をより安価なレーザ穿孔形の孔と交互させて、翼形部のコストを低減すると同時に共通の列の多形孔から吐出される加圧冷却空気の性能を高めることができる。
上記のように、個々のフィルム冷却孔34及び36は、例えば孔34が拡散を備えておらずまた孔36が拡散を備えているようなあらゆる好適な従来型の形状を有し、それら孔の構成及び性能を補完するように横に並んだ共通の列の形態で配置することができる。例えば、図3は、2つの異なる出口の上流端部が互いにほほ整列した状態で、第1の出口44が側壁の半径方向すなわち長手方向スパンに沿って第2の出口48と同一直線上に整列していることを示す。2つの出口は異なる形状を有するので、それらの下流端部は、同じように整列していても整列していなくてもよい。
図3に示す例示的な実施形態では、第1の孔34及び第2の孔36の入口の基準直径は、10〜40ミルの例示的な範囲内で等しくすることができる。基準傾斜角度A、Bもまた、互いに等しく、例えば約30度とすることができる。この構成では、台形の第2の出口48は、吐出流れ面積が第1の出口44の吐出流れ面積よりも大きくなる。
しかしながら、台形の第2の出口48の2つの側面は、下流方向に発散しており、楕円形の第1の出口44のそれぞれの1つを都合よくその中心に配置することができる収束形ランド部を隣接する第2の孔36間に形成する。
図3に示す第1の孔34は、均一なピッチ間隔Dを有するのが好ましく、第2の孔36もまた、均一なピッチ間隔Eを有するのが好ましい。さらに、共通の列における全ての孔34、36のピッチ間隔は、ピッチ間隔Dがピッチ間隔Eに等しくかつ孔の直径の約2〜5倍の範囲にある状態で、ほぼ等しくすることができる。
この構成では、多形孔34、36は、楕円形の第1の出口44が都合よく発散形の第2の出口48間の利用可能なランド部内に配置された状態で、共通の列の半径方向スパンに沿って一様に分散配置される。発散形出口48から吐出されるフィルム冷却空気は、それが後方下流方向に流れると横方向に広がる。フィルム冷却空気は、第2の孔36よりも早い速度で楕円形の第1の出口44から吐出され、拡散フィルム冷却空気を孔から孔に橋絡してそのより遅い移動空気を再強化する。
図6は、多形孔34、36の列の変形例を示し、この変形例では、第1の出口44は、対応する第2の出口48の前方にその一部だけがその対応する入口に向かって上流方向に軸方向間隔Fほどオフセットしている。第1の出口44は、2つの形状の孔を管状の第1の孔34と拡散形の第2の孔36とだけの2つの独立しかつ分離した孔に切り離さずにその共通の横方向の列を維持するように、その大半部を第2の出口48の上流端部からオフセットさせることができる。
この構成では、第1の孔34は、第2の孔36からさらに前方に設置され、これにより、所望に応じて第2の孔が図3の実施形態におけるよりもより近接したピッチ間隔Eを有することが可能になる。発散形出口48は、一連の第2の孔36間に収束形ランド部を形成するので、対応する第1の出口44を配置するのに第2の出口の前方端部間でより多くのスペースが利用可能になる。
付加的な横方向スペースを縮小して共通の列における孔のパッキング密度を増大させることができる。従って、全体的な多形孔34、36の対応する密度及び形成範囲は、共通の列における孔の性能及び形成範囲を最大にするように調整することができる。
しかしながら、第2の孔36の上流に第1の孔34を配置することによって、それら第1の孔はまた、第2の孔36の後方端部に続く下流ターゲット領域からより大きな距離で配置されることになる。上記のように、フィルム冷却空気の有効度は、フィルム冷却孔の出口端部から下流方向に向かうにつれて低下し、一般的にこのことは、出口端部から下流に付加的なフィルム冷却孔の列を導入することによって対応される。図6に示す第1及び第2の孔の異なるパッキングパターンの性能に関するトレードオフは、孔の様々な性能特性に対して個別的にかつ全体的に行うことができる。
図7は、第1及び第2の孔34、36のパッキングの別の変形例を示し、この変形例では、第1の出口44は、対応する第2の出口48から後方にその一部だけがこれらの孔の対応する入口から離れるように下流方向に軸方向間隔Fほどオフセットしている。この構成では、第1の出口44は、その一部が成形出口48の後方端部を越えて延び、第1の孔34からより高速のフィルム冷却空気を吐出して図3及び図6に示す実施形態のいずれよりも大きな有効下流形成範囲を生じるようになる。
上記のように、第1の孔34は、第2の孔36の軸方向範囲内に設けて、性能が互いに切り離された円筒形孔だけ及び拡散孔だけの2つの独立しかつ別個になった列の形成を避けるようにしなければならない。発散形出口48は、一連の第2の出口48間で収束するので、第1の出口44を導入するために利用可能なスペースはより少なくなる。
従って、この実施形態における第2の孔36は、図3の実施形態におけるよりもより幅広のすなわちより大きいピッチ間隔Eを有するのが好ましい。より大きいピッチ間隔により、隣接する第2の出口48の収束側面間の横方向スペースが増大し、隣接する第2の孔36間に後方オフセットした第1の孔34をパッキングするための適切なスペースが得られる。
図3、図6及び図7は、2つの異なる形状のフィルム冷却孔34、36が互いの軸方向又はオフセット間隔Fを変化させると同時に互いの半径方向又はピッチ間隔D、Eを変化させて、それら孔のパッキング密度と、全体的な出口形成範囲と、異なる第1及び第2の出口44、48から吐出されるフィルム冷却空気噴流の補完的性能とを調整することができるような異なる実施形態を示す。
これらの3つの図はまた、第1及び第2の多形孔34、36は、それら孔の一対一の配置としてその共通の列の形態で順々に等しく交互させることができることを示す。従って、円筒形の第1の孔34の対応する利点は、上述のような構成及び性能の相互作用を有する共通の列の形態で、拡散形の第2の孔36の対応する利点と組合せることができる。
図8は、多形孔34、36のさらに別の実施形態を示し、この実施形態では、円筒形の第1の孔34は、一対二の繰返し順序で拡散形の第2の孔36と交互している。このようにして、2つの隣接する拡散孔36の組合せ効力は、一連の第2の孔36の対間に順番に配置された単一の円筒形の第1の孔34と組合せることができる。
図9は、さらに別の実施形態を示し、この実施形態では、多形孔は、2つの第1の円筒形孔34と第1の孔34のそれぞれの対間の1つの拡散形の第2の孔36とで交互する。このようにして、2つの一連の円筒形孔34は、その両側の次の隣接する拡散孔36間に、該円筒形孔から下流方向により高速のフィルム冷却空気を吐出し、該円筒形孔から吐出されたフィルム冷却空気を分布させるようにすることができる。図9の実施形態では、2つの円筒形孔34が単一の拡散孔36と交互するので、孔を導入するための対応する製造コストは、全て拡散孔それ自体の列よりも安価になる。
図10は、第1及び第2の孔34、36のさらに別の実施形態を示し、これら孔は、長手方向と横方向との両方向の合成傾斜角度で壁を貫通して長手方向に延びる。上記のように、両形式の孔は、それら孔が壁を長手方向に貫通して、それから使用済み冷却空気を吐出する内部冷却回路24に到達するような浅い傾斜角度A、Bを有する。
図10において、両方の孔34、36はさらに、共通の列のスパンに沿って例えば約45度の同様の横方向傾斜角度Gを含み、この角度により、これらの孔は燃焼ガスの基準軸方向下流方向から横方向に向きを変えている。従って、各フィルム冷却孔34、36は、吐出フィルム冷却空気をさらに横方向に広げて高温燃焼ガスからの熱保護を向上させるように合成角度で傾斜している。
多形孔34、36の合成角度構成は、その設計を最少量の冷却空気で冷却性能を最大にするように変更するのに役立つ別の変動要素を導入する。合成角度の第1の孔34は、楕円形入口及び楕円形出口を有する左右対称の状態のままである。
しかしながら、発散形の第2の出口48は、3つの傾斜角度B、C、Gだけでなく、その側壁の拡散半角度も含み、これにより、その周辺部が外側面40に沿って非対称にねじれるか又は歪んだ状態になる。図3において、第2の出口48の基本的な輪郭は、台形でありかつ左右対称である。図10において、複合傾斜は、出口台形を歪んだ涙滴形状に変形させる。それにも拘わらず、第1及び第2の孔の得られた多数の形状は、それらの協働により高い冷却性能を持つ。
例示した全ての実施形態の成形拡散孔36は、図10に示すような通常のEDMツール56を使用して製作することができる。ツール56は、寸法が円筒部に収束したより大きい基端部と一体形に形成された円筒形の末端部を有する。基端部は、所望の拡散半角度で発散する側壁を有する。基端部は、円筒部と同軸であり、円筒部と整列した1つの壁と図5に示す角度Cで傾斜した対向する壁とを有する。
図5において、EDMツール56は、単一の傾斜角度Bで壁18を貫通して押し進められて、放電加工によって図示した最終の第2の孔36を形成することになる。
図10においては、EDMツール56は、合成傾斜角度B及びGで壁18を貫通して押し進められて、この実施形態の最終の合成角度の第2の孔36を形成する。
上記のように、従来技術は、異なる利点を得るために多くの様々な形状のフィルム冷却孔を備えている。今や共通の列の形態で2つ又はそれ以上の異なる形状のその他の点では従来型のフィルム冷却孔を交互させることができることにより、様々なガスタービンエンジン構成部品における冷却性能の付加的な調整が可能になる。上に開示した幾つかの図は、タービン構成部品において2つの異なる形式のフィルム冷却孔を共通の列の形態で利用する基本的な改良形態及びパッキング構成を示す。
フィルム冷却孔は、一般的なガスタービンエンジン内で至る所に存在するので、図1は、多形孔34、36がロータブレード10の中空のタービン翼形部12において、所望に応じて正圧側壁又は負圧側壁のいずれか或いはその両方を含むその外面の周りの所望の位置で使用することができることを概略的に示す。
また、図1は、多形孔34、36が、その対向する正圧及び負圧側面が半径方向外側及び内側バンド(図示せず)間で延びる一般的なタービンステータノズルの中空の翼形部ベーン50内でも使用することができることを概略的に示す。第1段ノズルベーンは一般的に、中空であり、その側壁を貫通する様々な列のフィルム冷却孔を通して使用済み冷却空気を吐出する内部冷却回路が設けられる。多形孔は、ノズルベーンにおいてその外面の周りのあらゆる好適な位置に都合よく導入することができる。
また、図1は、多形孔34、36が、所望に応じて一般的な環状内側又は外側燃焼ライナ52において、そうでなければ従来型のフィルム冷却孔を使用することになっていたあらゆる領域内で使用することができることを概略的に示す。
上記に示すように、タービンシュラウド54は、図1に示すタービンブレードの半径方向外側先端を囲み、かつ一般的にはフィルム冷却を備える。従って、多形孔34、36はまた、所望に応じて従来型パターンのフィルム冷却孔の代わりにタービンシュラウド54内に導入することができる。
さらに、図1は、フィルム冷却孔が様々なパターンで見られるような、一般的なガスタービンエンジンにおける様々な他の構成部品が存在することを概略的に示す。ガスタービンエンジンの様々な構成部品内に多形孔34、36を導入することを使用して、補完的パッキングにおける異なる第1及び第2の孔の補完的性能を享受する利点を得ることができる。従来型のフィルム冷却孔は通常、全てが単一形状のフィルム冷却孔を有する直線的な列の形態で又は二次元パターンの多くの列の形態で使用される。ガスタービンエンジン構成部品の局所的な領域内において異なる形状のフィルム冷却孔を交互することができることにより、そのフィルム冷却性能における別の変動要素が可能になり、その変動要素を使用してガスタービンエンジンの効率を最大にする際に利点を得ることができる。
様々なパターンのフィルム冷却孔は一般的に、それに対応する列を含むので、これらの列のいずれか1つ又はそれ以上を交互する多形孔34、36を導入するように改良してその補完的性能を享受するようにすることができる。
本明細書では、本発明の好ましくかつ例示的な実施形態である考えられるものを説明してきたが、本発明の他の改良が本明細書の教示から当業者には明らかであり、従って本発明の技術思想及び技術的範囲内に属する全てのそのような改良は、特許請求の範囲で保護されることを望む。
従って、本特許によって保護されることを望むものは、特許請求の範囲に記載しかつ特定した発明である。
例示的な実施形態における多形フィルム冷却孔を備えた例示的なガスタービンエンジンタービンロータブレードの斜視図。 線2−2に沿って取った、図1に示すブレード翼形部の半径方向断面図。 図1に示す多形孔の列の一部分の拡大側面図。 線4−4に沿って取った、図3に示す円筒形の第1のフィルム冷却孔の拡大半径方向断面図。 線5−5に沿って取った、図3に示す拡散形の第2のフィルム冷却孔の拡大半径方向断面図。 別の実施形態における多形孔の列の、図3と同様の拡大側面図。 別の実施形態における多形孔の列の、図3と同様の拡大側面図。 別の実施形態における多形孔の列の、図3と同様の拡大側面図。 別の実施形態における多形孔の列の、図3と同様の拡大側面図。 別の実施形態における多形孔の列の、図3と同様の拡大側面図。
符号の説明
10 タービンロータブレード
12 翼形部
14 プラットフォーム
16 ダブテール
18 側壁
20 前縁
22 後縁
26 燃焼ガス
28 冷却空気
30 フィルム冷却孔
32 後縁冷却孔
34、36 多形フィルム冷却孔
50 ベーン
52 ライナ
54 シュラウド

Claims (8)

  1. タービン壁(18)であって、
    タービンの半径方向スパンに沿って延びる列の形態で配置された複数の円筒形の第1のフィルム冷却孔(34)と、
    記第1の孔(34)の列と一直線上に配置され且つ該第1の孔(34)と交互に配置された、該第1の孔(34)とは異なる形状を有する複数の発散拡散形の第2のフィルム冷却孔(36)と、
    を含み、
    前記第1の孔(34)の第1の出口(44)が、前記第2の孔(36)の第2の出口(48)から上流又は下流方向にその一部がオフセットすることを特徴とする、タービン壁(18)。
  2. 前記第1及び第2の孔(34、36)が、該壁(18)の対向する内側及び外側面(38、40)間で該壁を傾斜して貫通しており、前記内側面(38)上に対応する第1及び第2の入口(42、46)を有し、前記第1及び第2の出口(44、48)は、前記外側面(40)上に配置されていることを特徴とする請求項1記載のタービン壁。
  3. 前記第2の入口(46)が円筒形であり、また前記第2の出口(48)が、それから後方に発散することを特徴とする請求項2記載のタービン壁。
  4. 前記第1及び第2の孔(34、36)が、前記タービンの軸方向及び半径方向の両方向に対して傾斜して該壁貫通することを特徴とする請求項3記載のタービン壁。
  5. 前記第2の出口(48)が、前記外側面(40)に対して異なる傾斜角度を形成する複数の非対称な流路壁を有することを特徴とする請求項記載のタービン壁。


  6. 前記第1及び第2の孔(34、36)が、一対一で交互になっていることを特徴とする請求項3記載のタービン壁。
  7. 前記第1及び第2の孔(34、36)が、それぞれ一対二で交互になっていることを特徴とする請求項3記載のタービン壁。
  8. 前記第1及び第2の孔(34、36)が、それぞれ二対一で交互になっていることを特徴とする請求項3記載のタービン壁。
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