JP4855292B2 - 基地局、受信ダイバーシチ方法、送信ダイバーシチ方法および無線リンク確立方法 - Google Patents

基地局、受信ダイバーシチ方法、送信ダイバーシチ方法および無線リンク確立方法 Download PDF

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Description

本発明は、複数のアンテナを有する基地局に関するものであり、特に、複数のアンテナを用いて送受信ダイバーシチを行う基地局に関するものである。
近年、端末局が複数の基地局との間で同時通信を行うことにより、高品質な通信を実現可能なサイトダイバーシチ方式が、移動通信システムに採用されるようになってきている。このサイトダイバーシチ方式では、1つの端末局からの信号(データ)を複数の基地局が受信し、各基地局がそれぞれ受信したデータを加工して交換局へ伝送し、その交換局が、受信した複数のデータに対して選択処理または合成処理を行っている。
以下、上記サイトダイバーシチ方式を適用した移動通信システムの動作例を説明する(下記特許文献1参照)。ここでは、一例として、端末局と、当該端末局と通信を行う複数の基地局と、当該各基地局の上位装置である交換局と、を備えたシステムを想定する。
たとえば、上記移動体通信システムにおいては、端末局に誤り訂正符号化部を設け、各基地局にそれぞれ誤り訂正復号部を設け、さらに、交換局に各基地局にて復号された信号を選択または合成する選択/合成部を設ける。これにより、移動通信システムにおいては、端末局にて誤り訂正符号化された無線信号が各基地局において受信され、さらに、各基地局にて誤り訂正復号化が行われた後、各復号信号が有線回線を通じて交換局に送信される。そして、交換局では、受信した各復号信号の中から品質の最も良好な信号を受信信号として選択するか、または、受信した各復号信号を合成する処理を行う。
また、別の例として、端末局に誤り訂正符号化部を設け、交換局に選択/合成部および誤り訂正復号部を設けることとしてもよい。この場合、移動通信システムにおいては、端末局にて誤り訂正符号化が行われた無線信号が各基地局において受信され、さらに、各基地局では誤り訂正復号を行わずに有線回線を通じて交換局へ送信する。そして、交換局では、受信した各信号を合成または選択し、その後、誤り訂正復号処理を実行する。
すなわち、従来の移動体通信システムにおいては、上記サイトダイバーシチ方式を採用し、さらに上記手順で符号化および復号を行うことによって、交換局にてユーザ識別を行い、高品質な通信を実現している。
特許第3712812号明細書
しかしながら、上記従来の技術によれば、交換局が、複数の基地局を介して、端末局からの受信信号を選択または合成し、ユーザ識別を行う構成となっており、ユーザ識別を行うためのシステム規模が大きくなりすぎている、という問題があった。また、仮に基地局において復号部を設けてユーザ識別を行うように構成した場合であっても、たとえば、複数の移動局からの上り信号が衝突した場合や伝送路状態が劣悪な場合には、基地局によるユーザ識別が困難となる、という問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の移動局からの上り信号が衝突した場合や伝送路状態が劣悪な場合であっても、基地局にて精度良くユーザ識別を行うことが可能な受信ダイバーシチ方法を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる基地局は、複数のアンテナを有し、ダイバーシチ受信を行う基地局であって、通信対象ユーザである移動局との通信に使用するアンテナを選択するための、アンテナの組み合わせに関する情報を生成する制御手段と、前記制御手段により生成されたアンテナの組み合わせ毎に、アンテナ単位に検波された受信信号を合成する合成手段と、アンテナの組み合わせ毎に得られる合成後データに対して個別に誤り訂正復号処理を行う復号手段と、アンテナの組み合わせ毎に得られる各復号結果に対して個別に誤り検出処理を行う誤り検出手段と、前記各復号結果の中から誤りが検出されなかった復号結果を抽出し、抽出された復号結果から通信対象ユーザを識別し、識別されたユーザとの通信に使用するアンテナの組み合わせを検出し、当該ユーザ毎のアンテナの組み合わせおよび復号結果を前記制御手段に通知するユーザ識別手段と、を備え、前記制御手段の制御により、前記ユーザ毎のアンテナの組み合わせに基づくダイバーシチ受信を実行することを特徴とする。
この発明によれば、基地局が、移動局ごとに最適なダイバーシチ受信を行うことができる、という効果を奏する。また、ランダムアクセスチャネル等の共通チャネル受信時において同時刻、同周波数で送信する移動局が複数存在する場合など、互いの移動局が干渉源となる場合であっても、効率的にユーザ識別を行うことができる、という効果を奏する。
以下に、本発明にかかる基地局、受信ダイバーシチ方法、送信ダイバーシチ方法および無線リンク確立方法の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる受信ダイバーシチ方法および送信ダイバーシチ方法を実現可能な基地局の構成例を示す図である。図1において、この基地局1は、検波部11−1〜11−N(Nは正整数)と合成部12と復号部13と誤り検出部14とユーザ識別部15と制御部16と符号化部17と変調部18とアンテナ制御部19と、を備えている。
また、図2は、上記基地局を含む本実施の形態の無線通信システムの構成例を示す図である。図2において、このシステムは、アンテナ2−1〜2−N(Nは基地局1のアンテナ数)を有し通信セル4を形成する基地局1と、通信セル4内に存在する移動局3と、を含んでいる。
ここで、上記基地局の受信系の動作、すなわち、上り回線の動作を説明する。基地局1は、まず、図示しない無線制御装置の制御に従い、アンテナ2−1〜2にてカバーされる通信セル4内に存在する移動局との間で通信チャネルを設定し、さらに、チャネルの伝送処理およびベースバンド処理を行う。
具体的には、まず、移動局3が、送信情報に対して誤り訂正符号化を行った後の上り信号を生成し、送信する。そして、基地局1のアンテナ2−1〜2−Nが、それぞれ移動局3からの送信信号を受信し、それらを第1の受信信号,第2の受信信号,…,第Nの受信信号として個別に対応する検波部に出力する。ここでは、検波部11−1が第1の受信信号を検波し、検波部11−2が第2の受信信号を検波し,…,検波部11−Nが第Nの受信信号を検波し、それらの検波結果を、第1の検波後データ,第2の検波後データ,…,第Nの検波後データとして合成部12へ出力する。
また、制御部16は、ランダムアクセスチャネル等の共通チャネルの受信時に、第1の検波後データ,第2の検波後データ,…,第Nの検波後データから少なくとも1つの検波後データを選択するための、すなわち、移動局との通信に使用するアンテナを選択するための、L(=2N−1)通りのアンテナの組み合わせに関する情報を、組み合わせ情報として合成部12,復号部13,誤り検出部14,ユーザ識別部15へ出力する。
また、制御部16では、個別チャネルの受信時に、各ユーザに対応した組み合わせ情報を合成部12,復号部13,誤り検出部14,ユーザ識別部15へ出力する。
図3は、アンテナ数Nを3とした場合の、ランダムアクセスチャネル等の共通チャネル受信時における組み合わせ情報の一例を示す図である。アンテナ数Nが3の場合、制御部16は、図3に示すような7(=23−1)通りの組み合わせを示す組み合わせ情報を合成部12へ出力する。
合成部12は、制御部16から入力される組み合わせ情報に基づいて、第1の検波後データ,第2の検波後データ,…,第Nの検波後データを合成する。合成の方法としては、たとえば、受信信号強度(RSSI:Received Signal Strength Indicator)に基づいて最大比合成する方法などがある。そして、合成部12は、上記L通りの合成結果を、それぞれ第1の合成後データ,第2の合成後データ,…,第Lの合成後データとして復号部13へ出力する。
復号部13は、制御部16から入力される組み合わせ情報に基づいて、合成部12から入力される第1の合成後データ,第2の合成後データ,…,第Lの合成後データに対して個別に誤り訂正復号処理を行い、それらの復号結果を、第1の復号結果,第2の復号結果,…,第Lの復号結果として出力する。
誤り検出部14は、復号部13から入力される第1の復号結果,第2の復号結果,…,第Lの復号結果および制御部16から入力される組み合わせ情報に基づいて、第1の復号結果,第2の復号結果,…,第Lの復号結果に対する誤り検出処理を個別に行い、それらの検出結果をそれぞれ第1の誤り検出結果,第2の誤り検出結果,…,第Lの誤り検出結果としてユーザ識別部15に出力する。
図4は、ユーザ識別部15の処理フローの一例を示す図である。ユーザ識別部15は、誤り検出部14から入力される第1の誤り検出結果,第2の誤り検出結果,…,第Lの誤り検出結果に基づいて、復号部13から入力される第1の復号結果,第2の復号結果,…,第Lの復号結果の中から誤りが検出されなかった復号結果のみを抽出し(ステップS10)、抽出された復号結果からユーザを識別し(ステップS11)、それらのユーザのアンテナの組み合わせを検出し(ステップS12)、識別の結果から得られるユーザ数M(Mは非負整数)分のアンテナの組み合わせ情報および復号結果を、第1の受信結果,第2の受信結果,…,第Mの受信結果として制御部16へ出力する。
ここで、ユーザ識別部15の動作の詳細を図5,図6,図7を用いて説明する。図5は、図2においてアンテナ数Nを3,移動局数を2(移動局3−1,3−2)とした場合のシステム構成を示す図である。
また、図6は、上記ステップS10,S11の結果として得られるユーザ識別情報の一例を示す図である。ここでは、組み合わせ番号が1,5,6の場合に、誤り検出結果がOK(誤りなし)であり、組み合わせ番号が2,3,4,7の場合に、NG(誤りあり)である。また、組み合わせ番号1,5のときに移動局3−1が識別され、組み合わせ番号6のときに移動局3−2が識別されている。図6においては、たとえば、アンテナ2−1の受信信号のみ(組み合わせ番号1)によって移動局3−1が識別され、アンテナ2−2の受信信号とアンテナ2−3(組み合わせ番号6)によって移動局3−2が識別されているが、一方で、アンテナ2−1とアンテナ2−2を組み合わせた場合(組み合わせ番号3,7)は、互いの移動局からの送信信号が干渉となるため、どちらの移動局も識別できていない。
すなわち、ユーザ識別部15は、まず、誤りが検出されなかった第1の復号結果,第5の復号結果および第6の復号結果を抽出する(ステップS10)。つぎに、抽出された復号結果からユーザを識別し、第1の復号結果,第5の復号結果が移動局3−1に対応し、第6の復号結果が移動局3−2に対応することを検出する(ステップS11)。図7は、ステップS12から得られるアンテナの組み合わせ情報、選択したアンテナの組み合わせ番号、および選択した復号結果、の一例を示す図である。ユーザ識別部15は、移動局3−1に対応する第1の復号結果と第5の復号結果からどちらか一方の復号結果を選択し、選択した復号結果(図7では第5の復号結果を選択した場合を示している)および選択したアンテナの組み合わせ番号5を第1の受信結果として出力し、移動局3−2に対応する第6の復号結果および選択したアンテナの組み合わせ番号6を第2の受信結果として出力する(ステップS12)。
なお、ステップS11のユーザ識別処理において同一のユーザが識別された場合(図6の番号1と5に相当)の、アンテナの組み合わせの選択方法としては、たとえば、最も受信レベルが大きいアンテナの組み合わせを選択する方法がある。
ユーザ識別部15から出力された第1の受信結果,第2の受信結果,…,第Mの受信結果は、制御部16を介して、図示しない無線制御装置へ伝達される。
以上のように、本実施の形態においては、移動局との通信に使用するアンテナをブラインドで選択するように構成したため、移動局ごとに最適なダイバーシチ受信を行うことができる。また、ランダムアクセスチャネル等の共通チャネル受信時において同時刻,同周波数で送信する移動局が複数存在する場合など、互いの移動局が干渉源となる場合であっても、効率的にユーザ識別を行うことができる。
なお、本実施の形態では、合成部12,復号部13,誤り検出部14が、それぞれパラレル処理を行う構成としているが、これに限らず、シリアル処理を行う構成としても同様の効果を得ることができる。
つづいて、上記基地局の送信系の動作、すなわち、下り回線の動作を説明する。制御部16は、図示しない無線制御装置から入力されるユーザ向け送信データを出力するとともに、受信時のステップS12で得られたユーザ毎のアンテナの組み合わせと同じ組み合わせでデータ送信を行うように、送信アンテナ情報を出力する。
符号化部17は、制御部16から入力されるユーザ向け送信データに誤り検出符号を付加した上で誤り訂正符号化を行い、その符号化結果を符号化後データとして変調部18へ出力する。
変調部18は、符号化部17から入力される符号化後データに対して変調処理を行い、その変調結果を変調信号としてアンテナ制御部19へ出力する。
アンテナ制御部19は、制御部16から入力される送信アンテナ情報に基づいて送信アンテナを選択し、選択したアンテナに対してのみ変調部18から入力される変調信号を出力する。
以上のように、本実施の形態においては、上記受信系の動作におけるユーザ識別結果に基づいて、各ユーザに対してどのアンテナの組み合わせで受信することが最適かを判断しているので、送信時においては、受信時に判断した最適なアンテナの組み合わせで各ユーザに対してデータ送信を行うことができる。
なお、ユーザ毎の送信アンテナの決定方法としては、様々な方法が適用でき、たとえば、以下に示す方法がある。
(1)ステップS12で得られたユーザ毎のアンテナ組み合わせの内、最もアンテナ数の少ない組み合わせを選択する。この方法では、他ユーザに対する干渉を低減することができる。
(2)ステップS12で得られたユーザ毎のアンテナ組み合わせの内、最もアンテナ数の多い組み合わせを選択する。この方法では、上記(1)の方法に比べて、ユーザの受信SN比を大きくすることができる。
(3)上記(1),(2)において、選択候補が複数ある場合は、受信レベルが最も大きい組み合わせを選択する。この方法では、ユーザの受信SN比をさらに大きくすることができる。
また、移動局から移動情報を通知する構成とし、この移動情報に従って送受信アンテナ情報を決定するように構成してもよい。たとえば、静止ユーザに対しては、常に固定のアンテナの組み合わせを用いて送受信する。これにより、制御部16の処理を低減することができる。また、上記移動情報を、過去の受信結果に基づいて制御部16が判断するよう構成してもよい。この場合、移動局からの伝送量を低減することができる。
なお、本実施の形態では、符号化部17,変調部18がそれぞれシリアル処理を行う構成としているが、これに限らず、パラレル処理を行う構成としても同様の効果を得ることができる。
実施の形態2.
つづいて、上記実施の形態1の受信ダイバーシチ方法および送信ダイバーシチ方法を用いた無線リンク確立方法について説明する。なお、本実施の形態の無線リンク確立方法を実現する基地局および無線通信システムの構成については、前述した実施の形態1と同様である。
まず、本発明にかかる無線リンク確立方法を説明する前に、従来の無線リンク確立方法について説明する。
図8は、従来の無線通信システムの構成例を示す図であり、制御装置31と、通信セル34を形成する基地局32−1〜32−K(Kは制御装置31に接続される基地局数,Kは正整数)と、移動局33とを備えている。また、図9は、従来の無線リンク確立方法の一例を示す図である。
たとえば、1つの基地局あたりJ個(Jは正整数)のセクタに分割されている場合、基地局32−1,基地局32−2,…,基地局32−Kは、移動局33が無線リンクを接続すべきセルを探す(以下,セルサーチと称する)ための信号を、パイロット信号として送信する。基地局32−1の第1のセクタからは第1−1のパイロット信号が送信され、基地局32−1の第2のセクタからは第1−2のパイロット信号が送信され、…、基地局32−1の第Jのセクタからは第1−Jのパイロット信号が送信され、同様に、基地局32−2からは、第2−1のパイロット信号,第2−2のパイロット信号,…,第2−Jのパイロット信号が送信され、第Kの基地局32−Kからは、第K−1のパイロット信号,第K−2のパイロット信号,…,第K−Jのパイロット信号が送信される(ステップS20)。なお、これらのパイロット信号は、基地局を識別できるような仕組みが施されており、たとえば、第3世代移動体通信システムでは拡散コードがそれぞれ異なっている。
つぎに、移動局33は、セルサーチとして、受信電力(逆拡散後の相関ピーク電力)が最も大きいパイロット信号を検出する(ステップS21)。そして、検出したパイロット信号の拡散コードを有するセルに向けてセルサーチ結果を送信することにより、当該セルを有する基地局に対してセルサーチ結果を通知する(ステップS22)。また、このセルサーチ結果を受け取った基地局は、それを制御装置31へ通知する(ステップS23)。
さらに、移動局33は、上記セルに向けてランダムアクセスチャネル等の共通チャネルを用いて、無線リンク接続を要求するための信号を送信する(ステップS24)。そして、無線リンク接続要求を受信した基地局は、移動局33に対して通信の可否を応答する(ステップS25)。
一方、制御装置31は、受け取ったセルサーチ結果に基づいて、移動局33と無線リンク接続を行うセルを決定し(ステップS26)、決定したセルを有する基地局に向けて、無線リンク接続を指示するための信号を送信する(ステップS27)。
無線リンク接続指示信号を受け取った基地局は、移動局33を認証するための信号を送信し(ステップS28)、そして、移動局33は、受け取った認証信号に対する認証結果を応答する(ステップS29)。認証の結果、その認証が成功した場合、移動局33と上記基地局との間での無線リンク接続が確立する(ステップS30)。
つぎに、本発明にかかる無線リンク確立方法を説明する。図10は、本発明にかかる無線リンク確立方法の一例を示す図である。
図10において、基地局1は、アンテナ2−1〜2−Nを介して、セルサーチのための信号をパイロット信号として送信する(ステップS20)。移動局3は、パイロット信号を検出した後、基地局1に向けて無線リンク接続要求信号を送信する(ステップS24)。
無線リンク接続要求信号を受け取った基地局1は、ランダムアクセスチャネル等の上り共通チャネルを用いて通信の可否を応答する(ステップS25)。また、基地局1は、前述した実施の形態1の受信ダイバーシチ処理で、移動局3に対するアンテナの組み合わせを決定し(ステップS31)、さらに、前述した実施の形態1の送信ダイバーシチ処理に基づいて決定したアンテナの組み合わせで、移動局3に対して認証信号を送信する(ステップS28)。そして、移動局3は、認証に対する認証結果を応答する(ステップS29)。認証の結果、その認証が成功した場合、移動局3と基地局1の間で無線リンク接続が確立する(ステップS30)。
以上のように、本実施の形態においては、制御装置によるセル決定シーケンスが不要となるため、従来よりも無線リンク確立にかかる処理を簡易化することができる。
以上のように、本発明にかかる基地局、受信ダイバーシチ方法、送信ダイバーシチ方法および無線リンク確立方法は、移動体通信システムに有用であり、特に、複数の移動局からの上り信号が衝突する伝送路を用いた通信に適している。
本発明にかかる受信ダイバーシチ方法および送信ダイバーシチ方法を実現可能な基地局の構成例を示す図である。 無線通信システムの構成例を示す図である。 組み合わせ情報の一例を示す図である。 ユーザ識別部の処理フローの一例を示す図である。 ユーザ識別部の動作の詳細を説明するための図である。 ユーザ識別部の動作の詳細を説明するための図である。 ユーザ識別部の動作の詳細を説明するための図である。 従来の無線通信システムの構成例を示す図である。 従来の無線リンク確立方法の一例を示す図である。 本発明にかかる無線リンク確立方法の一例を示す図である。
符号の説明
1 基地局
2−1〜2−N アンテナ
3 移動局
4 通信セル
11−1〜11−N 検波部
12 合成部
13 復号部
14 誤り検出部
15 ユーザ識別部
16 制御部
17 符号化部
18 変調部
19 アンテナ制御部

Claims (7)

  1. 複数のアンテナを有し、2以上の通信対象ユーザである移動局との通信に使用するアンテナの組み合わせを検出する基地局であって、
    ンテナ単位検波された前記移動局からの受信信号を予め定められたアンテナの組み合わせ毎に合成する合成手段と、
    前記合成手段で合成された各合成後データに対して個別に誤り訂正復号処理を行う復号手段と、
    前記復号手段により得られる各復号結果に対して個別に誤り検出処理を行う誤り検出手段と、
    前記誤り検出手段で誤りが検出されなかった2以上の復号結果を抽出し、抽出された復号結果から2以上の通信対象ユーザを識別するとともに前記2以上の通信対象ユーザとの通信に使用するアンテナの組み合わせを出力するユーザ識別手段と、
    を備えことを特徴とする基地局。
  2. 前記ユーザ識別手段は、異なるアンテナの組み合わせで同一の通信対象ユーザを識別した場合、最も受信レベルが大きいアンテナの組み合わせを選択することを特徴とする請求項1に記載の基地局。
  3. さらに、通信対象ユーザ毎のアンテナの組み合わせに基づいて送信アンテナを決定するアンテナ制御手段、
    を備えることを特徴とする請求項1または2に記載の基地局。
  4. 複数のアンテナを有し、2以上の通信対象ユーザである移動局との通信に使用するアンテナの組み合わせを検出する基地局による受信ダイバーシチ方法であって、
    予め定められたアンテナの組み合わせ毎に、アンテナ単位で検波された前記移動局からの受信信号を合成する合成ステップと、
    アンテナの組み合わせ毎に得られる合成後データに対して個別に誤り訂正復号処理を行う復号ステップと、
    アンテナの組み合わせ毎に得られる各復号結果に対して個別に誤り検出処理を行う誤り検出ステップと、
    前記各復号結果の中から誤りが検出されなかった2以上の復号結果を抽出し、抽出された復号結果から2以上の通信対象ユーザを識別するとともに前記2以上の通信対象ユーザとの通信に使用するアンテナの組み合わせを出力するユーザ識別ステップと、
    を含ことを特徴とする受信ダイバーシチ方法。
  5. 前記ユーザ識別ステップでは、異なるアンテナの組み合わせで同一の通信対象ユーザを識別した場合、最も受信レベルが大きいアンテナの組み合わせを選択することを特徴とする請求項4に記載の受信ダイバーシチ方法。
  6. 請求項4または5に記載の受信ダイバーシチ方法により得られた、通信対象ユーザ毎のアンテナの組み合わせに基づいて、送信アンテナを決定することを特徴とする送信ダイバーシチ方法。
  7. 複数のアンテナを有する基地局と当該基地局配下の移動局との間の無線リンク確立方法であって、
    前記基地局が、前記各アンテナを介してセルサーチのためのパイロット信号を送信するパイロット信号送信ステップと、
    前記移動局が、パイロット信号を検出した後、前記基地局に向けて無線リンク接続要求信号を送信する接続要求信号送信ステップと、
    無線リンク接続要求信号を受け取った基地局が、上り共通チャネルを用いて通信の可否を応答し、さらに、請求項4または5に記載の受信ダイバーシチ方法を用いて、前記移動局との通信に使用するアンテナの組み合わせを決定し、さらに、請求項6に記載の送信ダイバーシチ方法により決定したアンテナの組み合わせで、前記移動局に対して認証信号を送信する送受信ダイバーシチステップと、
    前記移動局が、受け取った認証信号に基づく認証処理を行う認証ステップと、
    を含むことを特徴とする無線リンク確立方法。
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