JP4854850B2 - 代謝的に不活性な抗炎症性および抗腫瘍性葉酸拮抗剤 - Google Patents

代謝的に不活性な抗炎症性および抗腫瘍性葉酸拮抗剤 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、代謝的に不活性で、高いレベルの抗炎症作用および抗腫瘍作用を示す葉酸拮抗物質に関する。代謝的に不活性な古典的葉酸拮抗物質は新規であり、従って、それらは本発明に引用するものなどの予期しなかった生物的特性を示す。本発明の分野は、新規で新しい葉酸代謝拮抗物質の抗炎症作用と、抗悪性腫瘍作用と、抗リウマチ作用とに関する。
【0002】
本発明の化合物の番号は、明細書全体においてその化合物番号が同じ化合物を識別する。
【0003】
【従来の技術】
葉酸拮抗物質は、葉酸代謝の種々の段階において妨害する化合物である[ネイア(M.G.Nair)、「抗腫瘍剤の化学(The Chemistry of Antitumor Agents)」、第7章;ブラッキー&サンズ(Blackie&Sons)、 ロンドン、1991年]。葉酸塩は、DNAのプリンおよびピリミジンヌクレオチド前駆体の生合成に必須であるビタミンである。従って、葉酸拮抗物質はDNA生合成、ひいては細胞分割を阻害することができる。実際、活性ビタミンのテトラヒドロ葉酸の生成を介するジヒドロ葉酸レダクターゼ(DHFR)の阻害という点で強力な葉酸拮抗物質であるメトトレキセート(MTX)は、絨毛癌およびバーキットリンパ腫に治療効果を示す。MTXはまた、種々の形態のヒト癌を治療するために、単独薬剤として、または他の薬剤と併用して広範に使用される[ネイア(M.G.Nair)、「癌の増殖と進行:ヒトにおける癌治療(Cancer Growth and Progression:Cancer Mabagement in Man)」第10巻、カイザー(H.E.Kaiser)(編);クルーワー アカデミック パブリッシャー(Kluwer Academic Publishers)、第7章、1989年]。MTXの抗リウマチ作用は十分に文献に示されており、現在、商品名リウマトレックス(Rheumatrex)で関節炎軽減剤として使用されている。MTXはまた喘息に対する作用も有するが、実験以外ではこの適応症にはまだ臨床では使用されていない。
【0004】
1973年に、ネイア(M.G.Nair)とボー(Baugh)[Biochemistry,12,3923,1973]は、MTXはヒトおよびヒト以外のほ乳類の組織においてポリグルタミル誘導体に代謝されることを発見した。MTXポリグルタメートは細胞内で一旦形成されると、容易に流出せず、長期間残存して、腫瘍細胞および正常細胞に細胞毒性作用を与える。MTXと比較してMTXポリグルタメートはこのように長時間の残存することにより宿主に毒性を生じる可能性がある。1991年にネイア(M.G.Nair)は、広く認められている考えとは異なり、古典的葉酸拮抗物質のポリグルタミル化は抗腫瘍作用に必須ではないことを発見した[米国特許第5,073,554号]。実際、この代謝的変換は薬剤の薬理的制御および標的特異性を損失させることがある。この新たな所見により、数多くのポリグルタミル化され得ない古典的葉酸拮抗物質が発見され、ヒト固形腫瘍を治療するための実験的抗癌剤としてメチレン−10−デアサアミノプテリン[MDAM]が臨床開発された[Clinical Cancer Research,2,707−712,1996]。1996年に、ネイア(M.G.Nair)らは、MDAMの活性なエナンチオマーを、L−配座を有するものとして[L−MDAM]同定した[米国特許第5,550,128号]。ある種のポリグルタミル化され得ない葉酸拮抗物質の代謝的性質を明らかにするための、ネイア(M.G.Nair)らによるさらなる検討により、4−メチレングルタメート部分の存在が、このような化合物と、対応する7−ヒドロキシ誘導体への酸化的不活性化を仲介する肝臓酵素アルデヒドオキシダーゼとの結合を変化させるということが予期せず発見された[Cellular Pharmacology,3,29,1996]。
【0005】
MTXのインビボにおける別の変換は、腸肝循環への流入の際に生じるC9−N10結合の切断である。切断された生成物は不活性であるので、別の代謝的不活性化経路となる。腸管微生物叢はメトトレキセートおよびアミノプテリンのL−グルタメート部分を離脱して不活性な化合物を形成することができ、それが腸肝循環を介して全身循環に入り、さらにこれらの薬剤の生化学的薬理を悪いことに複雑にすることも文献に示されている。このような、薬剤の不活性化の多経路および7−ヒドロキシ誘導体の形成を共に考慮すると、ポリグルタミル化および標的細胞への輸送に関しての親薬剤との競合並びに上記の代謝的変換に二次的な標的特異性の損失により、MTXの薬理的制御が害されるだけでなく、効果が損失し、望ましくない毒性が発現する。
【0006】
ヒト癌を治療するための低毒性で特異性の高い葉酸拮抗物質を開発する目的の継続プログラムの一部として、実験的抗癌剤メチレン−10−デアザアミノプテリン[MDAM]のプテリジン環をキナゾリン環と交換した。この新規な化合物は、数多くの生物試験系を使用して、抗腫瘍剤としての利用性の可能性を評価したとき、予期しなかった生物的特性を示した。例えば、はウサギ肝アルデヒドオキシダーゼと共にインキュベーションしたとき、全く不活性で、それが対応する7−ヒドロキシ誘導体に変換しないことを確立した。化合物および1dは、シュードモナス属菌(Pseudomonad sp)由来のカルボキシペプチダーゼと共にインキュベーションした結果、4−メチレングルタメート部分が離脱されず、4−メチレングルタメート部分は腸管細菌叢による微生物不活性化を受けないことを確立した。さらに、おそらくが代謝的変換に対して全く不活性であることにより、他の古典的な葉酸拮抗物質と異なって、は治療関連濃度で数多くのヒト白血病およびヒト固形腫瘍培養細胞を死滅させることができた。化合物はまた、MTXの10位のメチルアミノ基とは違ってメチレン基を有するので、橋結合の切断による細菌不活性化を受けない。数多くの培養ヒト癌細胞の増殖に対する阻害作用について評価したとき、化合物はMTXおよびMDAMのどちらよりも活性が顕著に大きかった。酵素ホリポリグルタメート合成酵素を使用してさらに実施したインビトロ評価は、本明細書において報告するおよびその類似物は、4−メチレングルタメート部分が存在することにより、ポリグルタメートを生成しないことを明らかにした。従って、の予期しなかった高い生物活性は、インビボにおける代謝が全く欠損している点に原因があるはずである[図−1]。トリメトレキサートと異なり、本発明に記載する化合物は、4−メチレングルタメート部分が存在することにより、還元型葉酸輸送体(RFT)によって標的腫瘍細胞に輸送され得る。さらに驚くべきことには、平行して、ポリグルタミル化欠損という点においてMTXに抵抗性である白血病細胞の増殖を阻害する際に、化合物はMTX感受性の野生型親世代CCRF−CEM細胞系統と比較して、4〜5倍感受性が大きかった。従って、本発明は、ジヒドロ葉酸レダクターゼの代謝的に不活性な古典的葉酸類似物阻害剤は、メトトレキセートおよびアミノプテリンなどの代謝され得る古典的葉酸拮抗物質と比較して、また7−水酸化され得るが、ポリグルタミル化され得ない葉酸拮抗物質MDAMおよびMEDAMと比較して優れた抗腫瘍剤であることを示す。代謝的に無効なDHFR阻害剤のモデルとして、化合物をMTXと比較して抗炎症剤としての可能性のある薬剤として評価し、驚くべきことに、喘息のこの動物モデルにおいて顕著な作用を示し、代謝的に不活性なDHFR阻害剤の卓越性を確証した。実際、は、アレルギーウサギを使用して評価したとき、MTXより優れているだけでなく、早期および後期喘息応答並びに気管支過剰応答(BHR)において周知の抗喘息剤テオフィリンより優れていることが見いだされた。本発明において報告する抗癌作用および抗炎症作用を有する葉酸拮抗物質には、アルデヒドオキシダーゼが介する7−水酸化が不可能な修飾されたC9−C10領域と、ポリグルタミル化およびアルデヒドオキシダーゼへの結合の調整を受けない4−メチレングルタメート部分とを有するに近似した類似物が含まれる。これらのキナゾリン系化合物[1a1b1cおよび1d]はラセミ体のD,L−4−メチレングルタメート部分、純粋な鏡像体D−4−メチレングルタメート[「D」配置]部分または純粋な鏡像体L−4−メチレングルタメート[「L」配置]部分を有してもよい。それらは、また、酵素ジヒドロ葉酸レダクターゼを阻害することにより、関節リウマチを治療するのに有用である。
【0007】
従って、本発明は、新生物疾患[白血病、腹水腫瘍および固形腫瘍]を治療するための方法と、喘息および関連する炎症性疾患を治療するための方法と、関節リウマチおよび他の自己免疫疾患を治療するための方法とであって、白血球の割合が異常であるかまたは悪性新生物、喘息もしくは関節リウマチの他の徴候を有する温血動物に、治療的に有効で、無毒性の量の5,8,10−トリデアザ−4’−メチレンアミノプテリン()[本明細書において化合物と呼ぶ]またはその近似した類似物1〜1をそれら自体で、または薬理学的に許容されうるそれらの塩の形態で投与することを含む方法を提供する。それらは、毒性を低下するために、ロイコボリン[フォリン酸;シトロボラム因子]などの他の化合物と併用してもよく、または効果を増強するために、トムデックス(tomudex)、5−FU;5−FdUR;カルボプラチン、オキサロプラチンもしくはシスプラチン;タキソール、カンポテシン(campothecins)またはシクロホスファミドを含むが、これらに限定されない他の抗癌剤と併用してもよい。
【0008】
またはその近似した類似物[1〜1]の塩は、キナゾリン環の1つ以上のアミノ基と、酢酸、塩酸、硫酸、スルホン酸、硝酸、臭化水素酸、リン酸、クエン酸、サリチル酸またはメタンスルホン酸などの酸とによって形成され得る。化合物またはその近似の類似物およびそれらの塩は経口経路または非経口経路(腹腔内、静脈内、髄腔内、皮下、筋肉内等)によって温血動物に投与され得る。毒性をさらに低下するために、より高用量のまたはその近似の類似物[1〜1]をラセミ体のロイコボリン[6−(R,S)5−ホルミルテトラヒドロ葉酸]および/または葉酸と併用して投与してもよい。
【0009】
化合物またはその近似の類似物[1〜1]は、患者への投与を容易にするための複合形態で提供されても、単位用量形態で提供されてもよい。毒性がなく、滅菌済みの担体をおよびその近似の類似物に添加してもよい。この担体は、媒体、基剤または賦形剤として働くことができる固体、液体もしくは半固体とすることができる。メチルセルロース、ポリヒドロキシベンゾエート、タルク、ゼラチン、乳糖、デキストロース、デンプン、マンニトール、ソルビトール、鉱物油、アカシアゴム、カカオ油またはステアリン酸マグネシウムが担体として使用されてもよい。患者に投与するための、これらの物質の有用で好ましい別の製剤は、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウムまたは炭酸カリウム溶液に溶解することによって、対応するナトリウム塩またはカリウム塩に変換したものである。得られた溶液は、そのまま使用しても、または固体のナトリウム塩もしくはカリウム塩に凍結乾燥されてもよく、便利に、水性もしくは非水性の基剤もしくは担体中で製剤化されてもよい。化合物1またはその近似の類似物(1〜1)および担体または希釈剤は、投与単位での使用が意図される場合には、紙または他の容器、オブラート、ゼラチン、カプセルまたはサシェにカプセル化または封入してもよい。
【0010】
化合物を合成するための本発明の方法は、標準的な手順によって、商業的に入手可能な5−メチル−2−ニトロ安息香酸を対応するアミドに変換し、その後5−メチル−2−ニトロベンゾニトリル()に変換することで始まる。ジアザビシクロオクタンなどの有機塩基の存在下においてを窒素雰囲気下でDMF中でp−ホルミルメチルベンゾエートと数時間反応させると、幾何的異性体の混合物としての作業後にオレフィン()が得られた。オレフィンはまた、塩基としてナトリウムメトキシドを使用して、メタノール中でをp−ホルミルメチルベンゾエートと反応させることによって生成することができる。一般に、この反応は、普通に使用される有機塩基または無機塩基を使用して、任意の適当な有機溶媒中で実施することができる。を亜ジチオン酸ナトリウムで還元させると、アミノニトリル()が得られ、これをグアニジンで環化して対応するプテロエート類似物()を得、触媒的水素化および加水分解により、4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイン酸()が得られた。ネイア(Nair)およびボー(Baugh)[Biochemistry,12,3923−3927,1973]によって以前に記載されたイソブチルクロロホルメート法によって、をジエチル−4−メチレングルタメートとカップリングし、次に得られたジエステルを穏和に加水分解することによって、の粗生成物を得、これを、溶出溶媒として12%アセトニトリル水溶液を使用したC18シリカゲルでの逆相クロマトグラフィーで精製した[スキーム−1]。
【0011】
オレフィンを生成する別の手順は、をアリル臭素化して対応する臭化ベンジル(3b)を形成し、その後、トリフェニルホスフィンと反応させて、ウィッティヒ塩を形成した。典型的なウィッティヒ反応において有機塩基を使用して有機溶媒(例えば、DMF)中でこのウィッティヒ塩をp−ホルミルメチルベンゾエートで処理することにより、を中程度の収率で得た。任意の簡便な有機溶媒および有機溶媒と相溶性である有機または無機塩基をこの反応に使用することができる。
【0012】
上記の反応においてp−ホルミル メチルベンゾエートをp−カルボメトキシアセトフェノンと交換すると、対応するメチル置換オレフィンが得られ、ジチオナイト還元、グアニジン環化、水素化、加水分解、ジエチル−4−メチレングルタメートカップリングとその後の穏和な加水分解により10−メチル誘導体1aが得られた。同様に、の反応においてp−ホルミルメチルベンゾエートをp−カルボメトキシプロピオフェノンと交換し、上記の作業により10−エチル誘導体1bが得られた。
【0013】
をベンジル臭素化することにより、対応するブロモメチル誘導体(3b)が得られ、それは、p−メチルアミノメチベンゾエートおよびメチル−p−メチルアミノベンゾエートとの反応において、対応するアミノニトリルを与え、ジチオナイト還元、グアニジン環化および加水分解によってプテロエート類似物およびが得られた。上記の4−メチレングルタメートカップリングおよび加水分解により10−ノル−メチルアミノおよび10−ノル−アミノ誘導体1cおよび1dがそれぞれ得られた。
【0014】
および1eの作用機序を解明するために、それらをヒトジヒドロ葉酸レダクターゼ阻害剤として検討した。両化合物は、MTXと同様にこの酵素に対して阻害作用を示した。1eおよびMTXによるヒト酵素のI50*値は、それぞれ、66.0、66.0および11.0nMであった。トリメトレキサート(TMTX)の対応する値は54.0nMであった。
【0015】
実施例−1
喘息応答および気管支過剰応答の評価
実験モデル:ウサギにおける喘息の誘発。パスツレラを保有しないニュージーランド白ウサギの同腹の仔を育て、誕生から24時間以内に312AUダストダニアレルゲン抽出液[バーケリー バイオロジカル(Berkeley Biological)、カリフォルニア州バーケリー]を10%カオリンに加えたものを、1ヶ月間は週1回、その後4ヶ月齢までは2週間ごとに腹腔内注射することによって免疫化した。ムスターファ(Mustafa)らはアメリカン ジャーナル オブ フィジオロジー[226,271−277,1994]に記載するように、このウサギモデルを使用した。これらのアレルギー動物は、アレルゲン特異的IgE抗体を優先的に産生し、典型的に、早期および後期喘息応答を伴って空中アレルゲンの攻撃に応答し、気管支過剰応答(BHR)の亢進を示す。
【0016】
アレルゲン、テオフィリンおよび葉酸拮抗物質投与:これらの実験は、1992年のジャーナル、エージェンツ アンド アクションズ(Journal,Agents and Actions 37、168−170、1992)においてムスターファ(Mustafa)らが記載しているように実施した。簡単に説明すると、記載のように、動的コンプライアンス(Cdyn)が約50%低下するまで、アレルギーウサギをブタクサアレルゲンエアゾール(10,000PNU/mL)で攻撃した。肺機能は15分間隔で6時間測定した。ウサギを、示した葉酸拮抗物質[5mg/mL、4分間噴霧]で攻撃し、直後に同じ総用量のアレルゲンを投与した。引用した参照文献にムスターファ(Mustafa)らが記載しているように肺機能測定を6時間実施した。24時間後にヒスタミンの反復攻撃を実施して、アレルゲン誘発性気管支過剰応答に対するMTX、テオフィリンおよび1の影響を求めた。
【0017】
気道におけるアレルゲン誘発性変化に対する葉酸拮抗物質の効果を評価するために、早期及び後期相の応答の曲線下領域を、コンピューター支援プレノメトリー(plenometry)によって6時間の間各ウサギについてデジタル化した。結果を表−1に要約する。
【0018】
【表1】
Figure 0004854850
MTXおよびはエアゾール(5mg/ml)として投与した。テオフィリンはエアゾール(5mg/ml)として投与した。
【0019】
実施例2
商業的に入手可能な5−メチル−2−ニトロ安息香酸をイソブチルクロロホルメート次いでアンモニアと反応させることによって対応するアミドに変換した。得られたアミドをDMF中でPOCl3によって5−メチル−2−ニトロベンゾニトリル()に変換した。
【0020】
の生成
丸底フラスコ中で、6.6gr(40mmol)のと6.5gr(〜40mmol)の4−ホルミルメチルベンゾエートとの混合物を75mLのメタノールに溶解し、撹拌しながら、40.8mmolのナトリウムメトキシド溶液を徐々に添加した。混合物を72時間撹拌すると、鮮やかな黄色の沈殿が形成された。この段階で、反応混合物を酢酸で酸性化し、留去し、100grの氷を混ぜた。得られたの鮮やかな黄色の沈殿をろ過し、水、メタノールと続けて洗浄し、乾燥した。収量5.8gr;mp266〜269℃;MS(FAB)、[C171224]、計算値、308;観察値309[MH+]。
【0021】
標準的な手順によって5−メチル−2−ニトロベンゾニトリルをNBSでベンジル臭素化し、次に得られた生成物(3b)をトリフェニルホスフィンで処理することによって3−シアノ−4−ニトロベンジルトリフェニルホスホニウム ブロマイドを十分な収率で得た。
【0022】
3−シアノ−4−ニトロベンジルトリフェニルホスホニウム ブロマイドとp−ホルミルメチルベンゾエートとのウィッティヒ反応。の別の合成。
8mmol[4.025gr]の臭化ホスホニウム(3b)と8mmol[1.315gr]のp−ホルミルメチルベンゾエートを30mLのDMF中で窒素雰囲気下で撹拌中の溶液に1.2mLのDBNを15分間かけて分けて添加し、赤色の溶液を4日間撹拌した。50mLの無水アルコールを添加するとの黄色の沈殿が得られ、これをろ過し、水および無水アルコールで洗浄した。収量1.6gr。
【0023】
実施例−3
実施例−2の生成物のジチオナイト還元:60〜70度に維持したDMF40mL中1.0grのの撹拌溶液に、5.0grのナトリウムジチオナイト、次いで60mLの水を20分かけて分けて添加した。添加終了後約15分後に、混合物を減圧下で留去して乾燥し、25grの氷を添加すると、桃色の固形物が形成された。氷が全て溶けた後に、沈殿をろ過し、水で洗浄し、乾燥して700mgの生成物を得た。還元生成物はTLCプレート上でスポットが1つであり、出発化合物より極性が強かった。mp、195〜197℃;MS[C171422]、計算値,278;観察値、279[MH+]。
【0024】
実施例−3のジチオナイト還元生成物のグアニジン環化:金属ナトリウム[70.0mg]を15mLのエトキシエタノールに溶解し、得られた溶液を287mgの塩酸グアニジンの同溶媒15mL溶液と混合し、ろ過し、溶媒アダプターを取り付けた100mLの丸底フラスコ中の556mgの上記ジチオナイト還元生成物に添加した。混合物を撹拌しながら徐々に加熱し、シリコーン油浴を使用して2時間還流し、溶媒が全てフラスコから蒸散するまで還流を継続した。残渣を190〜200℃の油浴中で30分間維持し、次いで浴から取り出した。50mLのエーテルを添加し、混合すると固形物が得られ、これをろ過し、水で洗浄し、乾燥した。生成物を8%メタノールを塩化メチレンに加えたもので繰り返し洗浄すると粗結晶生成物が得られた。収量150mg。mp.>300℃;MS[C181624]計算値,320;観察値321[MH+]。
【0025】
実施例−5
4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイン酸()の調製。環化生成物[200mg]を35mLのDMFに溶解し、触媒として50mgの炭素上10%パラジウムを用いて水素圧20psiで48時間水素化した。触媒をろ別し、ろ液を留去して乾燥し、固形物を得、これを50mLの0.1N NaOHと20mLのアセトニトリルの混合物と共に18時間撹拌した。アセトニトリルを回転式留去によって除去し、得られた透明な溶液を氷酢酸でpH4.0に酸性化し、冷蔵庫で終夜冷却し、ろ過し、水で洗浄して乾燥した。収量65mg、MS[C171642]計算値、308;観察値309[MH+]。または、環化生成物を先ず加水分解して、次いで水素化し、を生成してもよい。
【0026】
実施例−6
4’−メチレン−5,8,10−トリデアザアミノプテリン()の生成:1mmol(308mg)の4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイン酸のDMF50mL溶液を氷浴中で冷却し、1.25mmolトリエチルアミン、次いで1.0mmolのイソブチルクロロホルメートを添加した。15分後、この溶液を入れた丸底フラスコを氷浴から取り出し、1時間かけて室温まで暖めた。この混合無水物に、15mLのDMFに溶解し、2.0mmolのトリエチルアミンで中和した2.0mmolのジエチル−4−メチレングルタメート ハイドロクロライドの溶液を添加し、反応混合物を18時間撹拌し、減圧下で留去した。75grの氷と混ぜると、茶色がかった黄色の沈殿が形成され、これをろ過し、水で洗浄し、100mLの0.1N NaOHと35mLのアセトニトリルの混合物に懸濁させ、終夜撹拌した。反応混合物を減圧下、40℃において〜60mLまで留去し、氷浴で冷却し、氷酢酸でpH4.0に酸性化すると、鮮やかな黄色の沈殿が形成された。この沈殿をろ過によって回収し、水で洗浄し、最小量の5%炭酸水素ナトリウムに溶解し、12%アセトニトリル水溶液で調製したC−18シリカゲルカラムを使用し、同じ溶媒で溶出してクロマトグラフィーを実施した。生成物に相当する全ての分画を貯留し、氷酢酸でpH4.0に酸性化して、を沈殿として得、これをろ過し、水で洗浄し、乾燥した。収量125mg。mp>250℃;MS[C232355];計算値、449;観察値,450[MH+]
【0027】
4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザフォレート()の抗腫瘍活性
国立癌研究所のヒト疾患指向性インビトロ抗腫瘍スクリーン(Human Disease Oriented in vitro Antitumor Screen)を使用して、化合物を抗腫瘍作用について評価した。驚くべきことに、他の葉酸拮抗物質とは異なって、は顕著な効力で癌細胞を死滅させることができた。この予期しなかった所見は、が代謝的変換を受けないことによる可能性がある。選択したヒト腫瘍細胞のによる総増殖阻害[TGI]をメトトレキセート(MTX)と比較したものを表−2に示す。−4.0より小さいlog10 TGI値はMTXでは治療に関連がない。表−2のデータは、はこのパネルではMTXと比較して少なくとも1,000〜10,000倍効果が大きいことを示し、値は治療に関連する濃度を示す。
【0028】
【表2】
Figure 0004854850
【0029】
実施例−7
5,8−ジデアザメトトレキセート(1d)の調製
a)5−ブロモメチル−2−ニトロベンゾニトリルとメチル−4−メチルアミノベンゾエートの反応
実施例−1のブロモ化合物325mgと、330mgのメチル−4−メチルアミノベンゾエートと、65mgの酸化マグネシウムを5.0mLのジメチルアセタミドに加えた懸濁液を80℃において6時間撹拌しながら加熱した。この混合物に30.0mLのEtOAcを添加し、ろ過した。ろ液を3回繰り返して水で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥し、留去して、固形物を得、これに20.0mLのエーテルを混ぜて、ろ過した。生成物はTLC上では均質であり、融点は156〜160℃であった。収量、230mg。MS、[C171534]、計算値、325;観察値326[MH+]。
【0030】
b)ジチオナイト還元:実施例7−aで得られた生成物[2.3gr]を、磁気撹拌子を入れた三角フラスコ中で65℃において300mLのDMFに溶解し、65〜70℃に維持した水浴に入れた。撹拌しながら、この溶液に10.0グラムの亜ジチオン酸ナトリウムおよび300mLの水を25分かけて添加した。次いで、さらに300mLの水を添加し、混合物を氷浴に入れ、撹拌した。1時間後、分離した黄色の固形物をろ過して回収し、水で洗浄して、乾燥した。mp;140〜41℃;収量、1.5gr、MS、[C171722]、計算値、295;観察値296。
【0031】
c)ジチオナイト還元生成物の環化および加水分解:実施例7−bのジチオナイト還元生成物を1.25当量のグアニジン塩基[エトキシエタノール(200mL)中で1.5当量の塩酸グアニジンと等モル量のナトリウムから生成]で処理し、180〜200℃に維持した油浴に入れた。エトキシエタノールを蒸散させ、残渣を200℃において20分間維持し、次いで油浴から出した。周囲温度まで冷却した後、250mLのエーテルを添加し、混ぜて、暗褐色の固形物を得、これをろ過し、エーテルで洗浄し、250mLの0.1N NaOHと80mLのアセトニトリルの混合物と共に18時間撹拌した。このようにして得られた透明な溶液を〜200mlまで留去し、1N HClでpH8.0までpHを低下し、減圧下で〜75mLまで再度留去し、氷酢酸で酸性化すると、の暗黄色の固形物が分離し、これをろ過し、水で洗浄し、真空下で乾燥した。収量、750.00mg;MS[C171752]、計算値、323;観察値324[MH+]。
【0032】
d)ジエチル−4−メチレングルタメートカップリング:上記のように実施例−7cで得られた323mg[1.0mmol]の4−アミノ−4−デオキシ−5,8−ジデアザ−10−メチルプテロイン酸()を45mLの乾燥DMFに溶解した。この溶液を氷浴で冷却し、撹拌しながら、1.25mmolのトリエチルアミン、次いで1.0mmolのイソブチルクロロホルメートを添加した。室温まで加温した後、2.0mmolの4−メチレングルタメート塩酸塩および2.0mmolのトリエチルアミンの溶液を添加し、反応混合物を18時間撹拌し、減圧下で留去した。このようにして得られた粘性の生成物を25mLの5%炭酸水素ナトリウムと共に撹拌し、ろ過した。水で洗浄後、固形物を50mLの0.1N NaOHと20mLのアセトニトリルの混合物で16時間加水分解し、〜30mLまで留去し、氷浴で冷却し、氷酢酸でpH4.0に酸性化して1dの褐色の沈殿を得、これを洗浄し、10.0mLの5%炭酸ナトリウムに再度溶解し、溶出溶媒として12%アセトニトリル水溶液を使用してC18シリカゲルでクロマトグラフィーを実施した。所望の生成物に相当する主要な分画を貯留し、酢酸で酸性化して、黄色の沈殿を得、これをろ過し、水で洗浄し、真空下で乾燥した。収量120mg;MS、[C232465]、計算値、464;観察値、465[MH+]
【0033】
【化10】
Figure 0004854850
【化11】
Figure 0004854850
【化12】
Figure 0004854850

Claims (40)

  1. 以下の化学構造、
    Figure 0004854850
    を有する4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1)又は薬理学的に許容されうるその塩。
  2. 以下の化学構造、
    Figure 0004854850
    を有する4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1a)又は薬理学的に許容されうるその塩。
  3. 以下の化学構造、
    Figure 0004854850
    を有する4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1b)又は薬理学的に許容されうるその塩。
  4. 以下の化学構造、
    Figure 0004854850
    を有する4−アミノ−4−デオキシ−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1c)又は薬理学的に許容されうるその塩。
  5. 以下の化学構造、
    Figure 0004854850
    を有する4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1d)又は薬理学的に許容されうるその塩。
  6. 葉酸拮抗剤に応答する新生物の増殖を治療するための製薬的組成物であって、前記新生物の増殖を阻止するための、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  7. 葉酸拮抗剤に応答する新生物の増殖を治療するための製薬的組成物であって、前記新生物の増殖を阻止するための、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8,10−トリデアザ−プテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1a)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  8. 葉酸拮抗剤に応答する新生物の増殖を治療するための製薬的組成物であって、前記新生物の増殖を阻止するための、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1b)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  9. 葉酸拮抗剤に応答する新生物の増殖を治療するための製薬的組成物であって、前記新生物の増殖を阻止するための、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1c)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む、葉酸拮抗剤に応答する新生物の増殖を治療するための製薬的組成物。
  10. 葉酸拮抗剤に応答する新生物の増殖を治療するための製薬的組成物であって、前記新生物の増殖を阻止するための、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1d)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  11. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症を治療するための製薬的組成物であって、炎症を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  12. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症を治療するための製薬的組成物であって、炎症を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1a)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  13. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症を治療するための製薬的組成物であって、炎症を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−5,8,10−トリデアザ−4’−メチレングルタミン酸(1b)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  14. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症を治療するための製薬的組成物であって、炎症を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1c)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  15. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症を治療するための製薬的組成物であって、炎症を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1d)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む製薬的組成物。
  16. 新生物増殖を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  17. 新生物増殖を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1a)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  18. 新生物増殖を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−5,8,10−トリデアザ−4’−メチレングルタミン酸(1b)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  19. 新生物増殖を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1c)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  20. 新生物増殖を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体若しくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1d)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  21. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症性疾患を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  22. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症性疾患を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1a)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  23. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症性疾患を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1b)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  24. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症性疾患を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1c)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  25. アレルゲンまたは自己免疫応答によって生ずる炎症性疾患を治療するための薬剤の製造における、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1d)又は薬理学的に許容されうるその塩の使用。
  26. 喘息を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む、喘息を治療するための製薬的組成物。
  27. 喘息を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1a)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む、喘息を治療するための製薬的組成物。
  28. 喘息を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−エチル−5,8,10−トリデアザ−4’−メチレングルタミン酸(1b)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む、喘息を治療するための製薬的組成物。
  29. 喘息を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1c)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む、喘息を治療するための製薬的組成物。
  30. 喘息を改善するための、製薬的に許容されうる担体もしくは希釈剤を伴なう若しくは伴なわない、治療上有効な且つ無毒性量の4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1d)又は薬理学的に許容されうるその塩を含む、喘息を治療するための製薬的組成物。
  31. 以下の化学構造
    Figure 0004854850
    を有し、4−メチレングルタメート部分が「L」配置である4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1)又は薬理学的に許容されうるその塩。
  32. 以下の化学構造
    Figure 0004854850
    を有し、4−メチレングルタメート部分が「D」配置である4−アミノ−4−デオキシ−5,8,10−トリデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸(1)又は薬理学的に許容されうるその塩。
  33. 以下の化学構造
    Figure 0004854850
    を有し、4−メチレングルタメート部分が「L」配置である4−アミノ−4−デオキシ−10−メチル−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸又は薬理学的に許容されうるその塩。
  34. 以下の化学構造
    Figure 0004854850
    を有し、4−メチレングルタメート部分が「L」配置である4−アミノ−4−デオキシ−5,8−ジデアザプテロイル−4’−メチレングルタミン酸又は薬理学的に許容されうるその塩。
  35. 前記薬理学的に許容されうる塩が、ナトリウム塩若しくはカリウム塩である、請求項1〜5及び31〜34のいずれか1項に記載の化合物。
  36. 前記薬理学的に許容されうる塩が、ナトリウム塩若しくはカリウム塩である、請求項6〜15及び26〜30のいずれか1項に記載の製薬的組成物。
  37. 前記薬理学的に許容されうる塩が、ナトリウム塩若しくはカリウム塩である、請求項16〜25のいずれか1項に記載の使用。
  38. 効果を増強するために、抗腫瘍剤をさらに含む、請求項6〜10のいずれか1項に記載の製薬的組成物。
  39. 効果を増強するために、抗腫瘍剤の使用をさらに含む、請求項16〜20のいずれか1項に記載の使用。
  40. 自己免疫応答によって生ずる炎症性疾患が関節リウマチである、請求項21〜25のいずれか1項に記載の使用。
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