JP4853773B2 - 燃料供給装置及び燃料供給方法 - Google Patents
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Description
アルコール類は、分子内に酸素原子を含有するため、ガソリンに混合させると、オクタン価を向上させ、燃料の燃焼性向上にも寄与することが期待される。
従来、ガソリンや軽油などとアルコールとの混合燃料を内燃機関へ供給する際の各種の条件を最適化することを目的として、これらの混合燃料を内燃機関へ供給する際の供給方法や噴射方法などの種々の技術が提案されている(例えば、特許文献1と特許文献2を参照)。
特許文献2の技術は、たとえば、アルコール混合軽油燃料を効果的に供給して噴射するための、コンパクトな複燃料噴射弁を提案している。
これまでの含酸素化合物燃料、あるいはアルコール混合燃料の内燃機関への供給に関する提案では、アルコールとしては専ら比較的改質し易いメタノールを主眼に置いており、運転条件との関係も十分考慮しておらず、有効な活用が為されていない。
本発明の燃料供給装置の好ましい実施形態では、上記触媒層の温度制御を、上記内燃機関からの廃熱を用いて行う。
本発明の燃料供給装置の好ましい実施形態では、上記内燃機関からの排ガスの少なくとも一部を、上記混合燃料に混合させて上記触媒層に供給する排ガス供給部を備えている。
本発明の燃料供給装置の好ましい実施形態では、上記触媒層内の反応場の圧力を制御する。
本発明の燃料供給装置の好ましい実施形態では、上記含酸素化合物燃料が、エタノール燃料である。
本発明の燃料供給装置の好ましい実施形態では、上記触媒に白金(Pt)を含有させる。
本発明の燃料供給装置の好ましい実施形態では、上記ゼオライトのシリカ(SiO2)/アルミナ(Al2O3)比が、20以上である。
本発明の燃料供給装置の好ましい実施形態では、上記高温型触媒層の温度を350℃以上に、低温型触媒層の温度を400℃以下の範囲に制御する。
(実施例1)
本発明の燃料供給装置の好ましい実施例1について説明する。
図1は、本発明の燃料供給装置の好ましい実施例1を備える火花点火式内燃機関(以下、内燃機関という)の例を示している。図2は、図1に示す燃料供給装置10と吸気部12を拡大して示している。
図1に示す内燃機関1は、エンジン本体9と、燃料供給装置10と、吸気部12と、排気部13と、そしてコンピュータ100を有している。
る。
コンピュータ100は、スパークプラグ27に対して点火時期制御信号S2を与えることにより、主燃焼室18内にスパークを発生して混合気に点火をする。
図1に示すように、燃料供給装置10は、混合燃料タンク40と、第1系統51と、第2系統52と、熱交換器70と、触媒層保持部77と、経路78,79を有する。
図1と図2に示すように、燃料供給装置10の燃料供給系統は、2系統用意されており、第1系統51は、混合燃料タンク40とインジェクタ29との間を接続しており、第2系統52は、混合燃料タンク40とインジェクタ26、29との間を接続している。第2系統52の途中には熱交換器70が設けられている。
吸気ポート19にはエアーが供給される。図2に示すように、インジェクタ26は、熱交換器70からの気体燃料成分55Vを吸気ポート19内に噴射する。インジェクタ29は、混合燃料タンク40からの混合燃料55と熱交換器70からの液体燃料成分55Vを吸気ポート19内に噴射する。
図1と図2の混合燃料タンク40は、混合燃料を貯留するタンクである。図1の実施例1では、例えばガソリンに対して含酸素化合物燃料であるエタノールが添加されている。混合燃料の一例としては、エタノールを10重量%含有するガソリン(レギュラーガソリン)が採用できる。
図1と図3に示すように、触媒層保持部77は、高温型触媒層31と低温型触媒層32を収容して保持している。
図2の第2系統52から熱交換器70に供給される混合燃料55は、熱交換器70と混合燃料供給部87の経路78を通じて触媒層保持部77の高温型触媒層31と低温型触媒層32に供給されることで、混合燃料55の少なくとも一部の燃料成分を他の燃料成分に変換される。この他の燃料成分は、気体燃料成分55Vであり、この気体燃料成分55Vは、経路79を通じて熱交換器70側に戻る。
図3(A)は、内燃機関1が高負荷で運転されている時の状態を示し、図3(B)は、内燃機関1が低負荷で運転されている時の状態を示している。
まず、触媒保持部77と高温型触媒層31と低温型触媒層32について説明する。高温型触媒層31と低温型触媒層32は、すでに説明したように、熱交換器70から経路78を通じて供給されてくる混合燃料55中の少なくとも一部の燃料成分を、内燃機関1の負荷状態に応じて他の気体燃料成分55Vに変換する機能を有する。
高温型触媒層31と低温型触媒層32を支持するそれぞれの支持体としては、例えば、ニッケル合金など金属製の発泡担体、すなわち、3次元連続細孔を有し、気孔率が80%以上のモノリス担体を用いると、少ない触媒量でも十分な変換機能が得られるので好ましい。
高温型触媒層31としては、ゼオライトを含む触媒を採用できる。ゼオライトの特性に関しては、シリカ(SiO2)/アルミナ(Al2O3)比特性が重要であり、活性に影響を与えるので、使用温度域で十分な活性が得られるようにシリカ(SiO2)/アルミナ(Al2O3)比を選ぶ必要がある。
なお、ゼオライト系触媒の有する燃料の分解反応活性さらには異性化反応活性を促進するため、ゼオライトに白金(Pt)などの触媒成分を添加しても良い。さらには、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)などの貴金属を含ませても良い。
高温型触媒層31としては、ゼオライト系触媒が典型であるが、この場合、ゼオライトは固体酸として作用し、アルコールの分解に加え、一部ガソリン軽質分の分解、異性化反応も起こし、側鎖パラフィン分を増して、オクタン価向上に貢献することもできる。また、ゼオライトは、一部アルコールの脱水反応によるエーテル、エチレン類の生成も引き起こす。ゼオライトとしては、MFI型ゼオライト、USYゼオライト、βゼオライトなど各種のものが有効である。
低温型触媒層32としては、セリウム(Ce)、ニオブ(Nb)、チタン(Ti)、銅(Cu)、アルカリ金属及びアルカリ土類金属から成る群より選ばれた少なくとも1種の成分を含有させると効果的であり、いずれの場合にも触媒に白金(Pt)を含有させることで、燃料の変換が効率よく行える。
低温型触媒層32の働きとしては、例えば、含有アルコールからの水素生成反応、アルコールの脱水、分解反応によるエーテル、エチレン生成、CO生成反応など、さらには、ガソリン軽質分からの水素生成反応、分解反応によるエチレン生成、異性化反応による側鎖パラフィン、環化反応による芳香族生成など各種の反応が挙げられ、内燃機関のリーンバーン領域拡大に寄与するため、燃費向上に寄与できる。水素生成反応、エチレンの生成反応は、吸熱反応であるため、結果的に排気の熱を回収できるため、燃費向上効果が増すことになる。
燃料供給装置の触媒層選択部80は、第1開閉部としてのバルブ81と、第2開閉部としてのバルブ82を有している。バルブ81,82は、制御部100からの指令により開閉可能な例えば電磁バルブである。高温型触媒層31と低温型触媒層32はチューブ130,131,132に接続されている。チューブ131は図1の上流側の経路78に接続され、チューブ131,132は、図1の下流側の経路79に接続されている。
図3(A)において、高負荷での運転状態では、バルブ82が閉じており、バルブ81は開いているため、図1の熱交換器70から上流側の経路78を経て送られてくる混合燃料35は、高温型触媒層31を通るだけで、低温型触媒層32は通らず、混合燃料は高オクタン価燃料成分に変換される。
内燃機関1の高負荷時には排気温度が高く、高温型触媒層31のみに混合燃料が供給されるように経路を変えることにより、低温型触媒層32の作用を起こさせずに、不要な反応を防止できる。
図1の混合燃料タンク40内の混合燃料55は、内燃機関1の始動時には、図示しない燃料ポンプにより第1系統51を通じてインジェクタ29に供給されるので、混合燃料55は吸気ポート19から主燃焼室18内に直接噴射して供給される。供給された混合燃料55はスパークプラグ27のスパークにより燃焼させる。内燃機関1の始動時には、第1系統51のバルブは開いているが、第2系統52のバルブは閉じている。
図1において、混合燃料55は、熱交換器70から経路78を通じて、図3に示す触媒層保持部77内の高温型触媒層31と低温型触媒層32に供給される。この際に、混合燃料55は、図4に示すように戻し管99を通じてEGRガス60を混合することができるので、排ガスの少なくとも一部と混合燃料55は、経路78を通じて、触媒層保持部77内の高温型触媒層331と低温型触媒層32に供給し、しかも熱交換器70に戻すことができる。
図4の排気部13における排ガスの一部は、経路78と戻し管99により、触媒層保持部77内の高温型触媒層31と低温型触媒層32に供給できるが、排ガスの一部が混合された混合燃料55の経路は、次に説明するように内燃機関1の高負荷時と低負荷時では異なる。
このように、排ガスの一部が混合された混合燃料55が高温型触媒層31を通過すると、気体燃料成分55Vに変換される。
このように、排ガスの一部が混合された混合燃料55が低温型触媒層32を通過すると、気体燃料成分55Vに変換される。
図4に示すように、触媒層保持部77内の高温型触媒層31と低温型触媒層32は、排気部13側から廃熱を受けているので、触媒層保持部77は高温型触媒層31と低温型触媒層32に対して廃熱を伝える熱交換装置の役割を果たしている。
上述のように、排ガスを混合燃料55に混合した後に、混合燃料55を触媒層に供給できるので、触媒層保持部77内における圧力と酸素濃度の制御が可能になり、触媒層による混合燃料55の気体成分燃料への変換反応の効率を高めることができる。
なお、気体燃料成分55Vは、熱交換器70を介さずにインジェクタ26を通じて直接主燃焼室内に噴射することもできるが、実施例1では、熱交換器70を用いている。
次に、本発明の燃料供給装置の好ましい実施例2を、図5を参照して説明する。
図3の実施例1では、触媒層保持部77内において、高温型触媒層31と低温型触媒層32が混合燃料55の流れ方向に対して直列に配置されているのに対して、図5に示す実施例2では、触媒層保持部177内において、高温型触媒層31と低温型触媒層32が混合燃料55の流れ方向に対して並列に配置されている。
図5(A)に示す内燃機関1の高負荷時には、制御部100は触媒層選択部180のバルブ92を閉じバルブ91を開いている。排ガスの一部が混合された混合燃料55は、経路78のチューブ130からバルブ91を通り高温型触媒層31を通過して、図1の経路79を通じて熱交換器70に入る。この場合には、排気温度が高く、前段側にある高温型触媒層31のみに混合燃料55が供給されるので、低温型触媒層32は作用を起こさなくてすみ不要な反応を防止できる。
排ガスの一部が混合された混合燃料55が高温型触媒層31を通過すると、高オクタン価の気体燃料成分55Vに変換される。
排ガスの一部が混合された混合燃料55が低温型触媒層32を通過すると、気体燃料成分55Vに変換される。
次に、本発明の燃料供給装置の好ましい実施例3を、図6を参照して説明する。
図5に示す実施例2では、触媒層保持部177内において、高温型触媒層31と低温型触媒層32が、混合燃料55の流れ方向に対して並列に配置されているのに対して、図6の実施例3では、高温型触媒層31と中温型触媒層33と低温型触媒層32が、触媒層保持部277内に並列に収容して保持されている。
図6(A)に示す内燃機関1の高負荷時には、制御部100は触媒層選択部280のバルブ102,103を閉じバルブ101を開いている。排ガスの一部が混合された混合燃料55は、経路78のチューブ130から高温型触媒層31だけを通過して気体燃料成分になり、図1の経路79を通じて熱交換器70に入る。
中間型触媒層33は、例えば、ロジウム(Rh)、パラジウム(Pd)等の成分をアルミナ(Al2O3)に担持した触媒であり、中間型触媒層33は、より高温条件でアルコール、ガソリンからのからの水素、エチレンの生成が可能であり、いわば、中温型触媒として同様に燃料供給装置内に組み込むことが出来る。これにより、リーンバーン領域拡大の有効範囲が増やせるのでより一層の燃費向上効果が得られる。
次に、本発明の燃料供給装置の好ましい実施例4を、図7を参照して説明する。
図4の実施例1では、排ガスを混合した混合燃料55は、触媒層保持部77内の高温型触媒層31と低温型触媒層32に供給できるので、排ガスの廃熱を利用して燃料の変換ができる。しかし、高温型触媒層31と低温型触媒層32に与える熱をもっと増やしたい場合には、図7に示すように高温型触媒層31と低温型触媒層32に対応してヒータ200を設けて、このヒータ200により必要に応じて加熱することができる。図7(A)の例では高温型触媒層31と低温型触媒層32が直列に配置され、図7(B)の例では高温型触媒層31と低温型触媒層32が並列に配置されている。
次に、本発明の燃料供給装置の好ましい実施例5を、図8を参照して説明する。
図4の実施例1では、触媒層保持部77が排気部13の外側に配置されているが、図8の実施例5では、触媒層保持部477が排気部13の排気ポート21の内部に配置されている。このようにしても、触媒層保持部477は排気部13側の廃熱を熱交換して高温型触媒層31と低温型触媒層32を加熱できる。
図9において、1%Pt/ゼオライト触媒(MFI、シリカ/アルミナ比=約700)および1%Pt/ゼオライト触媒(MFI、シリカ/アルミナ比=約25)は、は、高温型触媒層の典型例である。ここでは、シリカ/アルミナ比の違う2種類の触媒のエタノール転化特性を示した。シリカ/アルミナ比=約700の触媒は、350℃以上の温度条件で高転化率が得られ、脱水、脱水素縮合反応が起こっている。一方、1%Pt/ゼオライト(MFI、シリカ/アルミナ比=約25)の触媒は、低温での活性が高く、350℃以上の高温条件では転化率が100%となり、脱水、脱水素縮合反応が起こっている。
以上、内燃機関からの排気温度に応じて高温型触媒と低温型触媒を切り替えて使用することで、運転条件に応じて適切な燃料特性制御が可能になる。
アルコールなどの含酸素化合物燃料を含む混合燃料を内燃機関用燃料に用いた場合に、内燃機関の運転条件に応じて好ましい燃料を供給でき、より内燃機関の効率を高め、燃費向上が図れるので、CO2の削減が図れる。
燃料供給装置の触媒層保持部は、内燃機関の排ガスからの熱を活用できる位置に設置することが望ましい。
本発明の実施例は、各種含酸素化合物混合燃料に有効であるが、一例としてエタノール燃料を主眼に置いたものであり、その場合に特に有効である。
本発明は上記の内容に限定されず、例えば本発明の各実施例は、任意に組み合わせることができる。内燃機関の型式は特に限定されない。
エタノール燃料以外の含酸素化合物燃料としては、例えばDME(ジメチルエーテル)、MTBE(メチル−ターシャリー−ブチルエーテル)、DEE(ジエチルエーテル)、ETBE(エチル−ターシャリー−ブチルエーテル)を採用できる。
10 燃料供給装置
11 シリンダヘッド
14 ピストン
18 主燃焼室
19 吸気ポート
20 吸気弁
21 排気ポート
22 排気弁
23 排気マニホールド
24 排気浄化触媒
26、29 インジェクタ
31 高温型触媒層
32 低温型触媒層
33 中温型触媒層
40 混合燃料タンク
41 第1系統
42 第2系統
55 混合燃料
60 EGRガス
77、177、277 触媒層支持部
78,79 経路
80、180、280 触媒層選択部
81 バルブ(第1開閉部)
82 バルブ(第2開閉部)
99 戻し管(排ガス供給部)
Claims (12)
- 炭化水素系燃料に含酸素化合物燃料を添加した混合燃料中の少なくとも一部の燃料成分を、触媒を用いて他の燃料成分に変換して内燃機関へ供給する燃料供給装置であって、
2種類以上の触媒層を異なる温度条件にさらす触媒保持部と、
複数の上記触媒層の中から、上記内燃機関の負荷状態に応じて上記混合燃料を通過させる上記触媒層を選択する触媒層選択部と、
を備え、
上記反応温度の異なる2種類以上の触媒層に組み込む触媒として、高温型触媒としてゼオライトを含む触媒であり、低温型触媒としてセリウム(Ce)、ニオブ(Nb)、チタン(Ti)、銅(Cu)、アルカリ金属及びアルカリ土類金属から成る群より選ばれた少なくとも1種の成分を含有させたことを特徴とする燃料供給装置。 - 複数の上記触媒層は、高温型触媒層と低温型触媒層とから成り、
上記触媒層選択部は、上記内燃機関が高負荷時には、上記混合燃料を上記高温型触媒層に通過させる第1開閉部と、上記内燃機関が低負荷時には、上記混合燃料を上記低温型触媒層に通過させる第2開閉部と、を有することを特徴とする請求項1に記載の燃料供給装置。 - 上記触媒層の温度制御を、上記内燃機関からの廃熱を用いて行うことを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料供給装置。
- 上記内燃機関からの排ガスの少なくとも一部を、上記混合燃料に混合させて上記触媒層に供給する排ガス供給部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の燃料供給装置。
- 上記内燃機関からの排ガスの酸素濃度を制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つの項に記載の燃料供給装置。
- 上記触媒層内の反応場の圧力を制御することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1つの項に記載の燃料供給装置。
- 上記含酸素化合物燃料が、エタノール燃料であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1つの項に記載の燃料供給装置。
- 上記触媒に白金(Pt)を含有させたことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1つの項に記載の燃料供給装置。
- 上記ゼオライトのシリカ(SiO2)/アルミナ(Al2O3)比が、20以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つの項に記載の燃料供給装置。
- 上記触媒が、メタル製の3次元連続細孔を有する担体に塗布されたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つの項に記載の燃料供給装置。
- 上記高温型触媒層の温度を350℃以上に、低温型触媒層の温度を400℃以下の範囲に制御することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つの項に記載の燃料供給装置。
- 炭化水素系燃料に含酸素化合物燃料を添加した混合燃料中の少なくとも一部の燃料成分を、触媒を用いて他の燃料成分に変換して内燃機関へ供給する燃料供給方法であって、
2種類以上の触媒層を異なる温度条件にさらし、
複数の上記触媒層が反応温度の異なる高温型触媒層と低温型触媒層とを有し、それらの中から、上記内燃機関の負荷状態に応じて上記混合燃料を通過させる上記触媒層を選択し、
上記反応温度の異なる2種類以上の触媒層に組み込む触媒として、高温型触媒としてゼオライトを含む触媒であり、低温型触媒としてセリウム(Ce)、ニオブ(Nb)、チタン(Ti)銅(Cu)、アルカリ金属及びアルカリ土類金属から成る群より選ばれた少なくとも1種の成分を含有させることを特徴とする燃料供給方法。
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