JP4853591B2 - 放射線撮像装置 - Google Patents

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Description

この発明は、医療用の放射線撮影装置などに用いられるX線フラットパネルディテクタと散乱線除去用のグリッドの補正に関する。
近年フラットパネルディテクタ(FPD)と呼ばれる固体撮像素子が注目を浴びている。この方法はX線エネルギーを直接電荷に変換し、この電荷をTFT等読み出し素子によって電気信号として読み出す直接方式FPDと、X線エネルギーをシンチレータ等で光に変換し、この変換された光電変換素子で電荷に変換し、この電荷をTFT等読み出し素子によって電気信号として読み出す間接方式FPDが知られている。何れの方式も、ディテクタ面上に集光された被写体情報は読み出し素子のピッチ(以後ディテクタピッチと呼ぶ)に従って空間的にサンプリングされた情報として読み出される。
図16に示すように被写体110にX線111を曝射した場合、一部のX線は被写体110に吸収されるが、残りのX線は透過X線112として被写体110に吸収されることなくディテクタ102ヘ到達する。一方、被写体110を透過する透過X線112の他に散乱線113とよばれるノイズ成分が被写体110より放出される。散乱線113は、透過X線112により運ばれてくる被写体110の画像情報のSN比やコントラストを低下させるため通常の場合、グリッド101を使用することによって散乱線成分をできるだけ除去する方法が取られている。
グリッド101は、X線遮蔽材103を中間物質104を挟んでストライプ状に一定間隔で並べた構造をしている。散乱線113はX線遮蔽材103に吸収されてしまうためディテクタ102まで到達することはない。そのため画像情報のSN比とコントラストを向上させることができる。但し中間物質における2次的な散乱線116が発生した場合は完全には取り除くことができない。
一般にグリッドの散乱線除去能力をあらわす値として、グリッド比やグリッド密度があるが、これらはX線遮蔽材の厚さC及び高さA、中間物質の厚さBによって決まるものであり、その模式図を図17に示す。グリッド比r=A/B、グリッド密度N=1/(B+C)[lp/cm]で決められ、これらの値はディテクタの種類、使用用途によって選ばれる。
グリッドには、移動グリッドと固定グリッドの2種類がある。移動グリッドとは、X線の曝射に同期させてグリッドをグリッド縞の方向と垂直方向に移動させることにより画像中にグリッドの固定パターンを結像させないようにする方法である。固定グリッドとは、ディテクタに対してグリッドを固定した形で撮影を行なう方法であって、グリッドを用いた撮影方法において固定グリッドを使用した場合、ディテクタへ到達する被写体情報の中にグリッド縞の固定パターンが含まれることになる。
移動グリッドを用いた場合には、グリッド縞の固定パターンは含まれないが、移動時にX線遮蔽材によるカットオフが起こりX線量が不足し画質が低下するという問題がある。また、機械的にグリッドを移動させるという機構が必要なため、装置が大型化しかつコスト的に不利である。さらに移動時の振動や移動に要するモーターなどの電気的ノイズにより画像に多大な悪影響を及ぼすという問題がある。
一方、固定グリッドを用いた場合には、グリッド縞の固定パターンを補正しなければならず、グリッドとX線フラットパネルディテクタとの相対位置関係が一定であるならば、あらかじめ補正データを取得することにより以降の補正はこのデータを用いて行えばよいことになる。
しかしながら実際には、グリッドをX線フラットパネルディテクタに対して脱着する際に位置ずれが生ずることがある。したがって、あらかじめ取得された補正データを使用できないという問題がある。
この点、グリッド上にマーカーを配置し、あるいは、複数あるX線遮蔽材103の陰影位置を画像信号から判定し、上記のグリッドとX線フラットパネルディテクタとの相対位置関係を推定するとともに、当該相対位置関係に基づいて、グリッド縞の固定パターンを補正することが提案されている(例えば特許文献1〜3参照)。
特開2001−134748 US5,581,592号米国特許公報 US5,291,539号米国特許公報
しかし、マーカーの陰影の形状は、X線焦点位置などの変動に伴い変化する。また、ノイズなどの影響により、必ずしもマーカーの形状と正確に同一形状の陰影とならない場合もある。更には、マーカーの陰影の外延を、各画素値の閾値処理により判定するとしても、撮影条件及び被写体の状態などによって、その閾値とするべき値が変動する。そうすると、陰影の外延を特定することが困難となり、その結果、マーカーの位置を正確に特定することが困難な場合があった。
本発明は、上記課題のうち少なくともひとつを解決することにより、正確なグリッド縞の固定パターンの補正をすることを目的とする。
上記課題を解決するため、本願発明の2次元放射線検出器は、X線焦点を有するX線照射手段と、行方向又は列方向に配列された複数のX線遮蔽箔を有する散乱線除去グリッドと、前記X線照射手段から照射され前記グリッドを透過したX線を検出して2次元信号を出力するX線検出部と、前記グリッドに固設されたX線遮蔽材からなるマーカーと、あらかじめ定められた複数の注目領域において、前記2次元信号の統計量を求める統計量算出手段と、前記統計量から、補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、当該補正パラメータを用いて、前記X線画像に含まれる前記グリッドの陰影を画像処理によって除去するモアレ除去手段と、を有し、前記複数の注目領域は、前記X線焦点、前記グリッド、又は前記X線検出部の相対位置関係が変化することにより、前記マーカーの陰影が、前記X線遮蔽箔の配列方向に移動したときに、一方の注目領域における統計量の増減方向と、他方の注目領域における統計量の増減方向とが相反する関係となる注目領域の組を含み、前記パラメータ算出手段は、前記注目領域の組で得られる統計量の差分に基づいて前記補正パラメータを算出することを特徴とする。
また、上記マーカーの陰影が画像上に重畳する場合は、できるだけ小さいことが望ましい。しかし、マーカーの陰影位置を特定するには、ある程度の大きさのマーカーが必要になる。そこで、本願発明は、前記マーカーが複数設けられ、当該複数のマーカーのそれぞれについて、前記注目領域が定められていることを特徴とする。
また、上記マーカーの陰影が画像上に重畳することは好ましくない。そこで、本願発明は、前記2次元信号は、画像信号と、その周囲の未使用信号とからなり、前記統計量を、未使用信号に基づいて求めることを特徴とする。
また、単に前記注目領域の組で得られる統計量の差分を求めただけでは、信号強度の影響を受けてしまう。そこで本願発明は、前記注目領域の組について求められた統計量をSa,Sb、前記補正パラメータをRgとしたとき、Rg=(Sa−Sb)/(Sa+Sb)であることを特徴とする。
更に、ノイズの影響を抑制するために、本願発明は、前記統計量を前記注目領域における2次元信号の加算又は平均にすることにより、ノイズの影響を除去することができる。
本願発明の特徴的な構成によれば、正確に、マーカーの移動量を算出することができる。よって、X線管球、グリッド、X線検出部の相対位置が変化しても、グリッドの陰影を効果的に除去することができる。また、複数のマーカーとすることで、個々のマーカーのサイズを小さくできる。また、周囲の未使用信号の領域に陰影が投影されるようにマーカーが配置されるので撮影画像に影響を与えずに発明の効果を得られる。また、信号強度の影響を排除し、どのような撮影条件でも位置ずれに相当する統計量を算出することができる。よって、撮影条件によらず、グリッドの陰影を効果的に除去することができる。さらに、加算・平均により、ノイズの影響を除去することができる。
実施例1における放射線撮像装置の斜視図である。 図1におけるA−A断面図である。 図1における上面図である。 図3におけるB部詳細図である。 実施例1におけるグリッド2のX線フラットパネルディテクタ1に対する相対位置LとRg値との関係を表したグラフである。 実施例1の変形例における上面図である。 実施例2における放射線撮像装置の斜視図である。 図7におけるA−A断面図である。 図7における上面図である。 図9におけるマーカー3付近の詳細図である。 実施例2における注目信号領域13へ入射するX線束の様子を表す図である。 実施例2における注目信号領域14へ入射するX線束の様子を表す図である。 実施例2におけるX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対距離dとRf値との関係を表したグラフである。 実施例2の変形例における上面図である。 マーカー3を単数とする変形例を説明する図である。 従来の2次元放射線検出器の外観図を示す図である。 グリッドの原理の説明を示す図である。
符号の説明
F X線焦点1 X線フラットパネルディテクタ2 グリッド3 マーカー4 X線遮蔽材5 上部被覆材6 下部被覆材7 スペーサ11 信号取得可能領域12 撮像使用領域13,14 注目信号領域31,32 遮蔽材マスク40 統計量算出手段50 補正パラメータ算出手段60 モアレ除去手段101 グリッド102 ディテクタ103 X線遮蔽材104 中間物質110 被写体111 X線112 透過X線113 散乱線116 2次的な散乱線
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の実施例1に係るX線フラットパネルディテクタ1と散乱X線除去用のグリッド2で構成されたものに対して、マーカー3がグリッド2と一体的に配置された状態を表す斜視図であり、図2はそのA−A断面図、図3はその上面図である。
この例ではグリッド2を形成しているX線遮蔽箔4は、図示しないX線管球の内部に存在するX線焦点Fをにらんでおりかつ、X線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との距離dにおいてX線フラットパネルディテクタ1面上の各画素の配列の整数倍に一致するピッチで配置されている。図1の実施例の場合、X線遮蔽箔4はX線フラットパネルディテクタ1面上の各画素の配列に対して3倍のピッチで配置されている。ここでX線フラットパネルディテクタ1の断面は実際には図1に示すような仕切りは存在しないが、画素ピッチはTFT素子のピッチで決定されており、わかりやすいように便宜上示してある。X線遮蔽箔4はその上端面及び下端面を上部被覆材5及び下部被覆材6で支えられている。ここで上部被覆材5及び下部被覆材6はX線透過性の薄いカーボンファイバシートやアルミプレートが使用される。複数のX線遮蔽箔4の両端部ではスペーサ7が上部被覆材5及び下部被覆材6に挟み込まれて接着されている。
マーカー3はこの例では上部被覆材5の上にグリッド2と一体的に配置されており、X線フラットパネルディテクタ1の2つの注目信号領域に対してX線を遮蔽することにより一部分をマスクしている。
ここで、X線管球は、本発明のX線照射手段に相当する。また、グリッド2は、本発明における散乱線除去グリッドに相当する。また、X線フラットパネルディテクタ1は、X線検出部に相当する。
図3において、X線フラットパネルディテクタ1内には実質的にX線変換膜とTFTが動作している信号取得可能領域11があり、その内側に実際に撮像、診断を行なう撮像使用領域12が存在する。グリッド2のX線遮蔽箔4は、撮像使用領域12を完全に覆うように配置されている。なお、当該X線遮蔽箔4が、撮像使用領域12全体を完全に覆っていることは、本発明に必須の条件ではない。一方マーカー3は、通常使用するX線フラットパネルディテクタ1、X線焦点F、及び、グリッド2の相互の位置関係において、その陰影が、撮像使用領域12の外側でかつ信号取得可能領域11の内側にくるように配置されている。また、グリッド2に対してはX線遮蔽箔4の上にくることを避けかつ上部被覆材5の上部中央にくるように接着配置される。
図3のB部についてさらに詳しく透視図として位置関係を示しているのが図4である。マーカー3は遮蔽材マスク31及び遮蔽材マスク32から構成されており、各々図4に示すように上部被覆材5の上部の中央にくるように接着配置される。ここで遮蔽材マスク31及び32はモリブデン、タングステン、鉛、タンタルもしくは、これらのいずれかを主成分とする合金等、原子番号が大きくX線吸収の大きい材料が選択される。そこでX線の照射があった場合、X線フラットパネルディテクタ1内の遮蔽材マスク31及び32で遮蔽された領域では信号は発生しない。
このときX線フラットパネルディテクタ1内の信号取得可能領域11において注目信号領域13及び14を設定する。そして図4の状態においてX線の照射があった場合、注目信号領域13及び14はマーカー3の遮蔽材マスク31,32によって一部が遮蔽されているため、遮蔽されていない領域からのみ信号を得ることができる。
なお、注目信号領域13,14は、本発明における注目領域に相当する。また、撮像使用領域12で取得される信号は、本発明における画像信号に相当する。一方、撮像使用領域12の外側における信号取得可能領域11において取得される信号は、本発明における未使用信号に相当する。
このときの注目信号領域13からの信号値をSai (i; 注目信号領域13に存在するX線フラットパネルディテクタ1の画素番号) とし、その加算値をSa=ΣSai とする。一方注目信号領域14からの信号値をSbi (i; 注目信号領域13に存在するX線フラットパネルディテクタ1の画素番号) とし、その加算値をSb=ΣSbi とする。そこで演算値Rg=(Sa−Sb)/ (Sa+Sb) を定義すると、Rgの値は、遮蔽材マスク31及び遮蔽材マスク32で構成されるマーカー3とX線フラットパネルディテクタ1とのX線遮蔽箔4の並びに対して垂直方向の相対位置関係を一意的に対応付けするものとなる。さらにマーカー3はグリッド2と一体的に配置されているため、すなわちRgの値はグリッド2とX線フラットパネルディテクタ1とのX線遮蔽箔4の並びに対して垂直方向の相対位置関係を一意的に対応付けするものとなる。
ここでいう加算値は、本発明における統計量に相当する。
本発明ではグリッド2を固定グリッドとして用いているので、X線撮影時にはグリッド2を透過してX線フラットパネルディテクタ1へ到達する被写体情報の中にはX線遮蔽箔4のかげとしてグリッド縞の固定パターンが含まれることになる。これを取り除くためには一般に補正しなければならない。そこでX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との設定距離d、グリッド2とX線フラットパネルディテクタ1とのあるひとつの相対位置関係の状態において、あらかじめ補正データを取得しておきこれを用いて実際の撮像時のデータに対して補正処理を行なう。
しかしながら、一般的な装置の使用方法としてX線撮像時には被写体に応じて、X線フラットパネルディテクタ1に対してグリッド2をはずしたり取り付けたりする着脱を行なうことがある。その脱着の際にあらかじめ補正データを取得したときのグリッド2とX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係は位置ずれを発生していることがある。特にX線遮蔽箔4の並びに対して垂直方向に位置ずれを生じるときが誤差は顕著になる。
そこで脱着の際のX線遮蔽箔4の並びに対して垂直方向のずれ量を事前に予測しておき、そのずれた状態でRg値に対応する補正データを取得しデータテーブルを作成しておく。すなわち図5にグリッド2のX線フラットパネルディテクタ1に対する相対位置LとRg値との関係を表した一例を示す。各Rg値に対して補正データを持っていることになる。
このようにグリッド2とX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係をモニターする機構を設けることにより演算値Rgから前記相対位置関係を割り出しそのときの補正パラメータを使用することができ、脱着の際の位置ずれによる誤差を発生じていても容易に補正することが可能となる。
さらに変形例として、図6に示すようにグリッド2とX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係をモニターする機構としてマーカー3を上部被覆材5の上部中央と下部中央の2箇所に備えていてもよい。この場合各々のマーカー3から得られるRgu及び Rglの加算平均値Rg ave.=(Rgu+ Rgl)/2を用いてグリッド2とX線フラットパネルディテクタ1とのX線遮蔽箔4の並びに対して垂直方向の相対位置関係を一意的に対応付けしてもよい。
さらにはグリッド2とX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係をモニターする機構としてマーカー3を3箇所以上に備えていてもよい。
また以上の例ではすべてマーカー3はX線遮蔽箔4の上にくることを避けて配置されていたが、Rgの値がグリッド2とX線フラットパネルディテクタ1とのX線遮蔽箔4の並びに対して垂直方向の相対位置関係を一意的に対応付けできる場合は、X線遮蔽箔4の上に配置してもよい。
尚グリッド2は、所定の距離を隔てて互いに平行に、これらの間に設けられるX線吸収物質としての多数の金属箔が、一次X線と平行となるようにそれぞれ嵌まり込む多数のガイドスリットが形成されてなるガイドスリット板を相対的に固定して配置されているとともに、これらの各ガイドスリット板の互いに対向する各ガイドスリットに上記金属箔の両端が挿入された状態で、スリットの外側で、それぞれの金属箔の一端、もしくは両端が付勢手段により張力が付与された状態で保持されて、各金属箔のX線入射側およびX線出射側に軽元素からなる薄板をグリッドカバーとして、それぞれ覆うように接着した後、各金属箔の付勢手段および固定手段を取り外し上記ガイドスリット板の内側で各金属箔の両端部を切断して両側のガイドスリット板から取り出して形成する散乱X線除去用グリッドである場合は非常に高感度な2次元放射線検出器を達成可能になる。
しかしながら、その製造方法の困難性から高密度なグリッドを形成することができず、X線撮影時にはグリッド2を透過してX線フラットパネルディテクタ1へ到達する被写体情報の中にはX線遮蔽箔4のかげとしてグリッド縞の固定パターンがより多く含まれることになる。このような場合本発明による補正方法であれば容易に補正することが可能となる。
(実施例2)
図7は、本発明の実施例1に係るX線フラットパネルディテクタ1と散乱X線除去用のグリッド2で構成されたものに対して、マーカー3がグリッド2と一体的に配置された状態を表す斜視図であり、図8はそのA−A断面図、図9はその上面図である。
この例ではグリッド2を形成しているX線遮蔽箔4は、X線焦点Fをにらんでおりかつ、X線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対距離dがd0(規定位置)においてX線フラットパネルディテクタ1面上の各画素の配列の整数倍に一致するピッチで配置されている。図7の実施例の場合、X線遮蔽箔4はX線フラットパネルディテクタ1面上の各画素の配列に対して3倍のピッチで配置されている。ここでX線フラットパネルディテクタ1の断面は実際には図7に示すような仕切りは存在しないが、画素ピッチはTFT素子のピッチで決定されており、わかりやすいように便宜上示してある。X線遮蔽箔4はその上端面及び下端面を上部被覆材5及び下部被覆材6で支えられている。ここで上部被覆材5及び下部被覆材6はX線透過性の薄いカーボンファイバシートやアルミプレートが使用される。複数のX線遮蔽箔4の両端部ではスペーサ7が上部被覆材5及び下部被覆材6に挟み込まれて接着されている。
マーカー3はこの例ではX線遮蔽箔4の並びの右端に位置しており、上部被覆材5の上にグリッド2と一体的に配置されている。またマーカー3はX線遮蔽プレート31及びX線遮蔽プレート32から構成されており、X線遮蔽プレート31及びX線遮蔽プレート32の断面形状はX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1の端部画素とを結ぶ線と一致する辺を含む形状である。
そしてマーカー3はX線フラットパネルディテクタ1の右端の2つの注目信号領域に対してX線を遮蔽することにより一部分をマスクしている。
図9において、X線フラットパネルディテクタ1内には実質的にX線変換膜とTFTが動作している信号取得可能領域11があり、その内側に実際に撮像、診断を行なう撮像使用領域12が存在する。当然のことながらグリッド2のX線遮蔽箔4は撮像使用領域12を完全に覆うように配置されている。一方マーカー3はこの例ではX線フラットパネルディテクタ1に対しては撮像使用領域12の外側でかつ信号取得可能領域11の内側の右端に配置され、グリッド2に対してはX線遮蔽箔4の上にくることを避けかつ上部被覆材5の右端にくるように接着配置されている。
図9のマーカー3付近についてさらに詳しく透視図として位置関係を示しているのが図10である。マーカー3はX線遮蔽プレート31及びX線遮蔽プレート32から構成されている。ここでX線遮蔽プレート31及びX線遮蔽プレート32はモリブデン、タングステン、鉛、タンタルのいずれかを主成分とする合金等、原子番号が大きくX線吸収の大きい材料が選択される。そこでX線の照射があった場合、X線フラットパネルディテクタ1内のX線遮蔽プレート31及びX線遮蔽プレート32で遮蔽された領域では信号は発生しない。
このときX線フラットパネルディテクタ1内の信号取得可能領域11において注目信号領域13及び14を設定する。そして図10の状態においてX線の照射があった場合、注目信号領域13及び14はマーカー3のX線遮蔽プレート31及び32によって一部が遮蔽されているため、遮蔽されていない領域からのみ信号を得ることができる。
実際の装置の使われ方として、図11に示すようにX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との規定の相対距離d0が変更されることがある。相対距離が変更され、d1及びd2となったときの注目信号領域13及び14へ入射するX線束の様子を、X線遮蔽プレート31については図11に、X線遮蔽プレート32については図12に示す。
図11においてX線焦点Fから発せられるX線15はマーカー3の周囲を通過してX線フラットパネルディテクタ1上の画素を照射している。このとき注目信号領域13内でX線遮蔽プレート31にて遮蔽された以外の領域で信号が発生する。図11で表しているように、相対距離d0では領域Wd0、相対距離d1では領域Wd1、相対距離d2では領域Wd2で各々信号が発生する。そのときの注目信号領域13からの信号値をSxi (i:注目信号領域13に存在するX線フラットパネルディテクタ1の画素番号)とし、その加算値をSx=ΣSxi とする。信号加算値Sxは、相対距離dが短くなれば小さく、相対距離dが長くなれば大きく変化する。
一方図12においてX線焦点Fから発せられるX線15はマーカー3の周囲を通過してX線フラットパネルディテクタ1上の画素を照射している。このとき注目信号領域14内でX線遮蔽プレート32にて遮蔽された以外の領域で信号が発生する。図12で表しているように、相対距離d0では領域Wd0’ 、相対距離d1では領域Wd1’、相対距離d2では領域Wd2’で各々信号が発生する。そのときの注目信号領域14からの信号値をSyi (i; 注目信号領域14に存在するX線フラットパネルディテクタ1の画素番号) とし、その加算値をSy=ΣSyi とする。信号加算値Syは、相対距離dが短くなれば大きく、相対距離dが長くなれば小さく変化する。
そこで演算値Rf=(Sx−Sy)/ (Sx+Sy) を定義すると、Rfの値は、X線焦点と前記X線フラットパネルディテクタとの相対位置関係である相対距離dと一意的に対応付けするものとなる。
つまりX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対距離dの変動を事前に予測しておき、その変動した状態でRf値に対応する補正データを取得しデータテーブルを作成しておく。すなわち図13にX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対距離dとRf値との関係を表した一例を示す。各Rf値に対して補正データを持っていることになる。
このようにX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係をモニターする機構を設けることにより、X線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対距離dが変更されX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係の位置ずれによる誤差を発生しても、演算値Rfから相対位置関係を割り出しそのときの補正パラメータを使用することができ、容易に補正することが可能となる。
さらに変形例として、図14に示すようにX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係をモニターする機構としてマーカー3をX線遮蔽箔4の並びの左右両端に位置して、上部被覆材5の上にグリッド2と一体的に配置してもよい。この場合各々のマーカー3から得られるRfr及び Rflの加算平均値Rg ave.=(Rfr+ Rfl)/2を用いてX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係を一意的に対応付けしてもよい。
さらにはX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係をモニターする機構としてマーカー3を3箇所以上に備えていてもよい。
また以上の例ではすべてマーカー3は上部被覆材5の上にグリッド2と一体的に配置されていたが、演算値Rfの値がX線焦点FとX線フラットパネルディテクタ1との相対位置関係を一意的に対応付けできる場合は、それ以外のどこに配置してもよい。
以上いずれの実施例においても、マーカー3を複数設けることとしたが、図15のように、単数でも実現可能である。
図15は、実施例1における図4、実施例2における図10に対応する図である。例えば、グリッド2が右方向にずれたときには、マーカー3も同様に右方向にずれる。よって、マーカー3の陰影も、X線フラットパネルディテクタ1上で右方向に移動する。そうすると、注目信号領域13で検出されるX線の量が増加するとともに、注目信号領域14で検出されるX線の量が減少することになる。
よって、検出したい「ずれ」の方向に応じて、注目信号領域13、14を設定することにより、当該上述の実施例1、2と同様の効果を得ることができる。
このように、単数のマーカー3を設けることによっても、本発明の効果を得ることができる。ただし、複数のマーカー3を配置すると、個々のマーカーを分散させて配置することが可能となる。よって、変化が最大になるような位置、例えば、グリッド2の左右両端に対応させて、マーカー31,32を配置することもできる。これにより、位置ずれに対する陰影の移動量が大きく、増減の方向が相反する複数の信号を検出することができる。よって、それらの差分を求めることにより、位置ずれに対する信号の変化を大きく取ることができる。すなわち、S/Nを向上させることが可能となる。

Claims (5)

  1. X線焦点を有するX線照射手段と、
    行方向又は列方向に配列された複数のX線遮蔽箔を有する散乱線除去グリッドと、
    前記X線照射手段から照射され前記グリッドを透過したX線を検出して2次元信号を出力するX線検出部と、
    前記グリッドに固設されたX線遮蔽材からなるマーカーと、
    あらかじめ定められた複数の注目領域において、前記2次元信号の統計量を求める統計量算出手段と、
    前記統計量から、補正パラメータを算出する補正パラメータ算出手段と、
    当該補正パラメータを用いて、前記X線画像に含まれる前記グリッドの陰影を画像処理によって除去するモアレ除去手段と、を有し、
    前記複数の注目領域は、前記X線焦点、前記グリッド、又は前記X線検出部の相対位置関係が変化することにより、前記マーカーの陰影が、前記X線遮蔽箔の配列方向に移動したときに、一方の注目領域における統計量の増減方向と、他方の注目領域における統計量の増減方向とが相反する関係となる注目領域の組を含むことを特徴とする2次元放射線検出器。
  2. 前記マーカーが複数設けられ、当該複数のマーカーのそれぞれについて、前記注目領域が定められていることを特徴とする請求項1記載の2次元放射線検出器。
  3. 前記2次元信号は、画像信号と、その周囲の未使用信号とからなり、前記統計量を、未使用信号に基づいて求めることを特徴とする請求項1又は2記載の2次元放射線検出器。
  4. 前記注目領域の組について求められた統計量をSa,Sb、前記補正パラメータをRgとしたとき、Rg=(Sa−Sb)/(Sa+Sb)であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の2次元放射線検出器。
  5. 前記統計量は、前記注目領域における2次元信号の加算又は平均であることを特徴とする請求項1〜4記載の2次元放射線検出器。
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