JP4851679B2 - 炭化水素の流体流の脱酸法 - Google Patents
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Description
本発明は、二酸化炭素(CO2)および/または他の酸性ガスを不純物として含有する炭化水素の流体流の脱酸法に関し、その際、流体流は吸収ゾーンまたは抽出ゾーン中で吸収性液体と密接に接触され、十分に清浄化された流体流とCO2および/または他の酸性ガスが負荷された吸収性液体とは互いに分離され、吸収性液体は引き続き再生され、さらに再度吸収ゾーンまたは抽出ゾーンに供給される。
【0002】
化学工業における多数のプロセス内では、酸性ガス、例えばCO2、H2S、SO2、CS2、HCN、COSまたはメルカプタンを不純物として含有する流体流が発生する。上記流体流は、例えばガス流(例えば天然ガス、重油もしくは重残渣からの合成ガス、精油所ガスまたは有機材料、例えば石炭もしくは石油の部分酸化の際に生じる反応ガス)または液体炭化水素流または液化された炭化水素流(例えばLPG(液化石油ガス)またはNGL(天然ガス液))であり得る。上記流体が輸送または後加工され得る前には、流体の酸性ガス含有量は明らかに軽減されなければならない。CO2は例えば天然ガスから除去されなければならない。というのも、CO2の高い濃度はガスの発熱量を減少させるからである。さらに、CO2は流体流中で度々連行される水と結合されて導管および管の取り付け部品上に腐食を招き得る。
【0003】
上記の流体流からの硫黄化合物の除去は、種々の理由から特に重要である。例えば、天然ガスの硫黄化合物の含有量は適当な処理方法により直ちに天然ガス源で軽減されなければならず、それというのも、硫黄化合物も天然ガスから度々連行される水中で、腐食作用を有する酸を形成するからである。従って、パイプライン中で天然ガスを輸送するためには、硫黄含有不純物の所定の限界値は遵守されなければならない。さらに、多数の硫黄化合物は既に低濃度で悪臭を有し、かつとりわけ硫化水素(H2S)は著しく有害である。
【0004】
従って、流体流、例えば炭化水素ガス、LPGまたはNGLから酸性ガス成分を除去するための多数の方法が既に開発されている。最も広まっている方法の場合、酸性ガスを含有する流体混合物は、有機溶剤または有機溶剤の水溶液といわゆるガス洗浄または液/液抽出で接触される。
【0005】
この種の洗浄方法および相応して上記方法で使用される吸収性溶液に関しては、多数の特許文献が存在する。この場合には、原則的に2つの異なる種類の吸収剤または溶剤は区別することができる:
一方では、物理的吸収過程に基づくいわゆる物理溶剤が使用される。典型的な物理溶剤は、シクロテトラメチレンスルホン(スルホラン)および該化合物の誘導体、脂肪族酸アミド、NMP(N−メチルピロリドン)、N−アルキル化ピロリドンおよび相応するピペリドン、メタノールおよびポリエチレングリコールのジアルキルエーテル類からの混合物(セレクソール(Selexol)(R)、ユニオン・カーバイド社(Union Carbide,Danbury,Conn.,USA))である。
【0006】
もう一方では化学溶剤が使用され、その作用方法は化学反応に基づいており、この場合酸性ガスは簡単に除去することができる化合物に転換される。例えば、工業的規模で最も度々化学溶剤として使用されている、アルカノールアミンからの水溶液は、酸性ガスが通過する際に塩を形成する。アルカノールアミン溶液は加熱またはストリッピングにより再生されることができ、その際、酸性ガス塩は熱分解され、および/または蒸気を用いてストリッピングされる。再生工程の後にアミン溶液は再利用されることができる。有利には、炭化水素ガス流から酸性ガス不純物を除去する際に使用されるアルカノールアミンは、モノエタノールアミン(MEA)、ジエタノールアミン(DEA)、トリエタノールアミン(TEA)、ジイソプロピルアミン(DIPA)、アミノエトキシエタノール(AEE)およびメチルジエタノールアミン(MDEA)を含む。
【0007】
第一級アルカノールアミンおよび第二級アルカノールアミンは殊にガス洗浄に適しており、その際、清浄化されたガスは著しく低いCO2含有量(例えば10ppmv CO2)を有していなければならない。第一級アルカノールアミンおよび第二級アルカノールアミンは、直接二酸化炭素と可溶性のカルバメートを形成しながら反応する。アミン水溶液中で、カルバメートは重炭酸塩と特徴的な平衡状態で存在する。アミン溶液を再生するために、工業的な使用においては度々二工程の再生工程が使用され、その際、負荷された溶剤は第一に1つまたは複数のフラッシュカラム中で減圧され、従って吸収されたCO2の一部は溶液から蒸発する。残存した二酸化炭素および/または他の吸収された酸性ガスは、引き続きストリッピングにより蒸気と一緒に除去される。しかしながら、第一級アルカノールアミンおよび第二級アルカノールアミンを含有する溶剤には、カルバメートを分解するために多量の蒸気および相応する多量の熱エネルギーが必要である。
【0008】
欧州特許出願公開第0322924号明細書から、第三級アルカノールアミン、殊にMDEAを含有するアミン水溶液をガス流の脱酸のために使用することは、公知である。第一級アルカノールアミンおよび第二級アルカノールアミンとは異なり、第三級アルカノールアミンは二酸化炭素とは直接反応しない。それというのも、アミンは完全に置換されているからである。むしろ、二酸化炭素は低速度の反応で第三級アルカノールアミンおよび水と反応して重炭酸塩へ変化される。従って、第三級アミンは殊にH2SおよびCO2を含有するガス混合物からH2Sを選択的に除去するのに適している。二酸化炭素の低速度の反応のために、高い液体/気体比を有する第三級アルカノールアミン溶液を用いる洗浄工程は、相応する高い溶剤循環量の際に実施されなければならない。従って、第三級アルカノールアミン水溶液中の二酸化炭素の吸収率を、活性剤または促進剤と呼称される他の化合物を添加することにより高めることが試行された(ドイツ連邦共和国特許出願公開第1542415号明細書、ドイツ連邦共和国特許出願公開第1094428号明細書、欧州特許出願公開第0160203号明細書)。
【0009】
米国特許第4336233号明細書には、ガス流からCO2およびH2Sを除去するためにその時点で最も有効であった吸収性液体が記載されている。この場合には、メチルジエタノールアミン(MDEA)およびピペラジンの水溶液が吸収促進剤または活性剤として重要である(aMDEA(R)、BASF株式会社、Ludwigshafen)。上記刊行物に記載された吸収性液体は、メチルジエタノールアミン(MDEA)を1.5〜4.5mol/l含有し、かつピペラジンを0.05〜0.8mol/l、有利に0.4mol/lまで含有する。MDEAを使用しながら行うCO2およびH2Sの除去は、さらに本出願人の下記の特許明細書により詳細に記載されている:米国特許第4551158号明細書;米国特許第44553984号明細書;米国特許第4537753号明細書;米国特許第4999031号明細書;カナダ特許第1291321号明細書およびカナダ特許第1295810号明細書(欧州特許第202600号明細書)、欧州特許出願公開第190434号明細書(カナダ特許第1290553号明細書)、欧州特許出願公開第159495号明細書、欧州特許出願公開第359991号明細書(米国特許第4999031号明細書)および国際特許出願公表第00/00271号明細書。
【0010】
第三級アルカノールアミンと二酸化炭素との間に直接の結合は生じないため、アミン溶液は非常に経済的に再生されることができる。その際、多くの場合、1つまたは複数の減圧工程を有するフラッシュ再生で十分である。場合による付加的な熱的再生には、本質的に、第一級アルカノールアミンまたは第二級アルカノールアミンからの溶液の場合よりもより少ないエネルギーが必要である。
【0011】
通常、吸収塔中で支配している圧力が10〜100バールである負荷された吸収性液体は、低圧減圧室または低圧減圧塔中で1〜2バールの圧力に減圧される。米国特許第4336233号明細書および米国特許第4537753号明細書には上記処理の変法が記載されており、その場合、負荷された吸収性液体が第一の減圧工程で5バールまたはそれ以上の圧力に減圧され、かつ第二の減圧工程で1〜3バールに減圧される。上記の場合、第一の減圧工程は中圧減圧工程(高圧フラッシュ)と呼称される。なお、吸収塔の塔底と第一の減圧室への侵入との間には、減圧タービンが配置されていてもよい。また、欧州特許出願公開第0107783号明細書には、吸収性液体を再生するための多工程の減圧工程が記載されている。第一の減圧工程で吸収性液体は5バールを上回る圧力に減圧され、かつ後接続された第二の工程で該吸収性液体は1〜2バールの圧力に減圧される。上記方法の場合、低圧減圧工程の前に、もしくは中圧減圧工程が設けられている場合には中圧減圧工程と低圧減圧工程との間に、吸収性液体を加熱するための熱交換器が配置されている。上記方法の場合、吸収塔の塔底または中圧減圧工程の塔底から流れてくる吸収性液体が、80〜100℃の比較的高い温度を有するという点が不利である。従って、熱交換器中へのエネルギー搬入は比較的高いエネルギーレベルで行われる。
【0012】
刊行物に記載されている別の方法によれば、吸収性液体は多工程の減圧工程で再生され、その際、最終的な減圧工程は大気圧に対して低下された圧力で、典型的には0.5〜0.8バール(絶対)の圧力で運転される(欧州特許出願公開第0121109号明細書、欧州特許出願公開第0159495号明細書、カナダ特許第1295810号明細書、カナダ特許第1290553号明細書)。上記方法も経済的な欠点を有している。というのも、工業的な使用においては、真空を生じさせるために使用されるポンプの高い圧縮性能が要求され、かつポンプの運転はさらなるコスト要因であるからである。
【0013】
従って、本発明の課題は、吸収性液体の再生が経済的に実施されることができる、炭化水素の流体流の改善された脱酸法を提供することである。
【0014】
上記課題は、請求項1に記載の方法により解決される。従って、本発明の対象はCO2および/または他の酸性ガスを不純物として含有する炭化水素の流体流の脱酸法であり、この場合、流体流は吸収ゾーンまたは抽出ゾーン中で吸収性液体と密接に接触され、従ってCO2および流体中に含有されている別の酸性ガスは吸収性液体によって吸収され、十分に清浄化された流体流とCO2および/または他の酸性ガスが負荷された吸収性液体とは互いに分離され、吸収性液体は引き続き再生され、さらに再度吸収ゾーンまたは抽出ゾーンに供給される。本発明によれば、吸収性液体は負荷された吸収性液体が第一の低圧減圧工程で1〜2バール(絶対)の圧力に減圧され、従って吸収性液体中に含有されているガスの一部は蒸発することができ、引き続き部分的に再生された吸収性液体は加熱され、さらに第二の低圧減圧工程で再度1〜2バール(絶対)の圧力に減圧されることにより再生される。
【0015】
即ち、本発明によれば、吸収性液体は別々にされた2つの減圧工程でそれぞれごくわずかに大気圧を上回る圧力、有利に1.1〜1.5バール(絶対)の圧力に減圧されることが提案される。2つの低圧減圧工程の圧力は本質的に等しいことが殊に有利である。第一の減圧工程で生じるエネルギー損失を少なくとも部分的に補償する目的で、第一の低圧減圧工程と第二の低圧減圧工程の間で吸収性液体は加熱される。既に第一の低圧減圧工程で1〜2バールの圧力への減圧が行われるため、加熱前の吸収性液体は公知技術水準から公知である方法による場合よりも低温である。典型的には、加熱は熱交換器中で吸収性液体の入口温度が60〜85℃である場合に行われる。従って、熱エネルギーはより低いエネルギーレベルで供給され、これにより良好な総合効率が生じる。吸収性液体が低圧減圧工程への侵入前に加熱される従来の公知の方法の場合には、全質量流の加熱、即ち吸収性液体および実際に吸収された全ての酸性ガスの加熱が必要である。これとは異なり、本発明による方法の場合、第一の低圧減圧工程で既に放出された酸性ガスは、もはや加熱される必要がない。
【0016】
好ましくは、減圧のために塔として構成されていてもよい減圧容器または減圧室が使用される。減圧容器は特別な内蔵物がなくてもよい。しかしながら、内蔵物、例えば充填体が備えられた塔が使用されてもよい。減圧塔を使用する場合、部分的に再生された吸収性液体が第一の塔の塔底で取り出され、かつ熱交換器中へ導かれる。さらに、加熱された吸収性液体は塔頂範囲に、有利に第二の減圧塔に対して減圧塔の上方3分の1の範囲に導かれる。再生された吸収性液体は、第二の減圧塔の塔底から吸収塔の塔頂に返送される。引き続く洗浄工程での酸性ガスの負荷可能性を高める目的で、吸収塔への侵入前に吸収性液体の冷却を生じさせる付加的な熱交換器が配置されていてよい。
【0017】
また、第一の低圧減圧工程を通過した後に部分的に再生された吸収性液体の加熱および第二の低圧減圧工程での減圧は、減圧装置および個々の熱交換器により実現されることができる。しかしながら、加熱および第二の減圧は統合された装置、例えば脱気部を備えた熱交換器中で実施されることもできる。殊に有利に、吸収性液体の加熱および酸性ガスの放出を第二の減圧工程で同時に行うことができる水平熱交換器、例えば水平熱サイホンが使用される。さらに、吸収性液体の流出温度は有利に、与えられた動作圧力で、負荷されていない吸収性液体の最も低い沸点成分の沸点を下回る。
【0018】
2つの減圧工程で放出されたガスは、主にCO2からなる。連行される水およびアミン残留物は、還流凝縮器を経て吸収剤の循環路中または吸収塔中へ返送されることができる。従って、第一の低圧減圧工程および第二の低圧減圧工程の塔頂で取り出されたガスは有利に凝縮器、例えば還流凝縮器を経て導かれる。この場合、各低圧減圧工程には別個の還流凝縮器が対応配置されていてよい。しかしながら有利には、第一の減圧工程および第二の減圧工程で放出されたガスは共通の凝縮器を経て取り出される。
【0019】
脱気部を備えた熱交換器が第二の減圧工程で使用される場合、放出されたガスは第一の減圧工程の塔底中にも返送されることができる。
【0020】
凝縮器を経て取り出されたガスは、残存するアミンの痕跡の吸収が場合により実施された後、高純度の食品品質のCO2からなり、相応して後加工されることができる。
【0021】
本発明による処理の変法により、第一の低圧減圧工程には少なくとも1つの中圧減圧工程(高圧フラッシュ)が前接続されていてよく、この場合、吸収塔の塔底から取り出された負荷された吸収性液体が、まず初めに3バール(絶対)かそれよりも高い圧力、典型的には5〜8バール(絶対)に減圧される。
【0022】
本発明による方法の特別な利点は、CO2およびそれよりも多い別の酸性ガス、例えばH2Sの一部も、本発明により提案される2つの低圧減圧工程を用いて十分に吸収性液体から除去されることができ、従って吸収性液体は他の熱処理なしで、即ち例えば付加的なストリッパー(ストリッピングカラム)なしに再生される点にある。しかしながら、他の酸性ガスを有する処理された炭化水素の流体流の不純物によっては、吸収性液体を減圧後にストリッパーを用いて再生することは有利であり得る。例えば吸収性液体中に含有されている他の酸性ガス、例えばH2SまたはCOS、およびCO2の残留分をストリッピングにより水蒸気または窒素を用いて除去することができる。
【0023】
本発明による方法は種々の吸収性液体を用いて実施されることができ、その際、少なくとも1つのアミンを含有するアミン水溶液は吸収性液体として好ましい。殊に有利に、アルカノールアミン、例えばモノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ジイソプロパノールアミン、アミノエトキシエタノール等が使用される。極めて殊に有利に、吸収性液体はメチルジエタノールアミン(MDEA)、ジメチルエタノールアミンまたはピペラジンを単一成分として、または2つまたは3つの上記成分からの混合物として含有する。
【0024】
一般的に、吸収性液体1lにつき1.5〜6Mol、有利に2〜5Mol/l、殊に3.0〜4.5Mol/lのアミンが使用される。
【0025】
第三級アミンを使用する場合、活性剤、殊にピペラジンまたはその誘導体が使用されることができる。活性剤は一般的に吸収性液体1lにつき0.05〜3Mol、殊に0.1〜2Molの量で使用される。
【0026】
殊に有利には、メチルジエタノールアミンはピペラジンと一緒に使用される。この場合、メチルジエタノールアミンの量は、吸収性液体の質量に対して30〜70質量%、殊に35〜60質量%、または40〜60質量%、殊に有利に45〜55質量%の範囲内である。ピペラジンの量は、メチルジエタノールアミンのピペラジンに対する質量比が9〜15、有利に11〜15の範囲内であるような量である。
【0027】
本発明は、以下の添付された図中に示された実施例により詳細に記載される。実施例はガス洗浄に関するものである。しかしながら、液/液抽出の際(例えばLPG洗浄の際)に使用される吸収性液体の再生は相応して進行する。
【0028】
第一に、公知技術水準によるガス洗浄の原理的な処理進行を示す図6について詳説する。例えば天然ガスを価値ある生成物として含有することができ、さらにCO2および場合によって他の酸性ガス、例えばH2SまたはCOSを含有する流体混合物は、供給管10を介して吸収塔11中に導かれる。吸収塔への侵入前には、例えば液滴を粗製ガスから除去する(図示されていない)分離装置が設けられていてもよい。吸収塔11は、酸性粗製ガスと酸性ガスの欠乏した吸収性液体との密接な接触が保証されている吸収ゾーン12を有しており、該吸収性液体は供給管13を介して吸収塔11の塔頂範囲へ到達し、かつ処理されるべきガスに対して向流で導かれる。吸収ゾーン12は例えばプレート、例えば網目板または泡鐘段または充填物により実現されることができる。典型的には、20〜34個のプレートが使用される。吸収性液体の易揮発性成分の損失を軽減する目的で、吸収塔11の塔頂範囲には1〜5個の逆洗プレート14が配置されていてよい。例えば泡鐘段として形成された逆洗プレート14には、凝縮管15を介して水が供給され、この水に処理されるガスが導通される。酸性ガス成分が十分に放出されたガス流は、塔頂出口16を経て吸収塔11を去る。導管16中には、−殊に塔11中に逆洗プレートが設けられていない場合−(図示されていないが)連行される吸収性液体をガス流から除去する分離器が設置されていてもよい。
【0029】
上記に記載された一段の吸収装置の代わりに二段の変法も使用されることができ、これは例えば米国特許第4336233号明細書の図2に記載されている。
【0030】
吸収塔中では、典型的に1〜120バール(絶対)、有利に10〜100バールの圧力が支配している。吸収性液体は40〜70℃の温度で塔頂に導かれ、かつ50〜100℃で塔底から取り出される。
【0031】
酸性ガスを含有する吸収性液体は導管17を経て吸収塔11を去り、かつ場合によって設けられた減圧タービン18および導管19を経て熱交換器20中に到達し、この熱交換器中で吸収性液体は5〜30℃に加熱される。吸収塔11と熱交換器20との間または減圧タービン18と熱交換器20との間には、1つまたは複数の(図中には記載されていない)中圧減圧塔が配置されていてよく、この中圧減圧塔中で高圧の吸収性液体は典型的に3バール(絶対)を上回る低圧に減圧される。中圧減圧塔は、まず第一に吸収性液体の再生に役立つのではなく、酸性ガスの純度を高めるのに役立ち、この酸性ガスのより高い純度は前接続された不活性ガスの放出を経て中圧減圧塔中で達成される。吸収性液体が中圧減圧塔および後接続された低圧減圧塔中で再生される際のガス洗浄の1つの例は、例えば米国特許第4537753号明細書に記載されている。
【0032】
負荷された吸収性液体は、導管21を経て減圧塔22の塔頂範囲に導かれる。記載された例において、減圧塔22の塔頂に塔頂分配器を有する熱交換器かまたは連行される吸収性液体の小液滴を減圧塔に返送する凝縮器23が設けられている。導管24を経て放出された酸性ガスが取り出され、該ガスは場合によって残存するアミンの痕跡を除去した後に高純度のガスとして存在し、例えば食品工業において硫黄含有成分が不在である場合には純粋なCO2(食品用等級)として使用されることができる。再生された吸収性液体は導管25を経て減圧塔22を去り、(図示されていない)ポンプおよび場合によっては吸収性液体の冷却のために設けられた熱交換器26を介し、導管13を経て吸収塔11の塔頂範囲に返送される。減圧塔22と吸収塔11との間に、なお1つまたは複数の(図示されていない)ストリッパー(ストリッピングカラム)が設置されていてもよく、その際、吸収性液体から残存する酸性ガス成分を除去する目的で、吸収性液体はガス流、例えば水蒸気または窒素と向流で導かれる。
【0033】
ところで、図1に関しては、本発明によるガス洗浄方法の第一の変法の処理進行が詳説されている。固有のガス洗浄は、既に図6に関連して説明された公知の方法に相応しており、その際、図1では、既に図6で説明された要素に相応する要素には同じ参照番号が備えられている。酸性ガス含有粗製ガスは再度導管10を経て吸収塔11中へ導かれ、そこで該ガスは吸収性液体と密接に接触される。吸収性液体は吸収塔11の塔底で導管17を経て取り出され、場合によって存在する減圧タービン18を介して第一の低圧減圧塔22の塔頂範囲に導かれる。減圧塔22中で、吸収性液体は本質的に大気圧に相応するかもしくは大気圧をごくわずか、約1バールほど上回る圧力に減圧される。吸収性液体は第一の吸収塔への侵入前には加熱されない。減圧工程の際に放出されたガス、殊にCO2は凝縮器23および導管24を経て塔の塔頂範囲から取り出される。部分的に再生された吸収性液体は導管27を経て熱交換器20中へ到達し、そこで加熱され、その後にこの吸収性液体は、導管28を経て第二の低圧減圧塔29の塔頂範囲へ流入する。第二の塔29中で吸収性液体は再度1〜2バール(絶対)の圧力に減圧され、その際、他のガス含分は吸収性液体から蒸発することができる。ガスは再度還流凝縮器30を通過した後、導管31を経て塔29の塔頂範囲から取り出される。再生された吸収性液体は導管32および場合により設けられた熱交換器26を介し、導管13を経て吸収塔11の塔頂範囲に返送される。吸収性液体の温度は吸収塔11への侵入前に熱交換器26により低下させることができる。
【0034】
図2は図1に示された処理の変法を示す。図1で各減圧塔22、29のために設けられた還流凝縮器23、30に代わって、塔22、29の塔頂範囲から取り出されたガスは、導管33、34を経て共通の還流凝縮器35に導かれ、この還流凝縮器からこのガスは導管36を経て導出される。
【0035】
図3および4は本発明による方法の他の実施態様を示しており、その際、吸収性液体の加熱および第二の減圧工程は脱気部を備えた熱交換器37により実現される。この熱交換器中で、一方では吸収性液体が加熱され、かつ他方では酸性ガスが放出される。その際放出されたガスは、図3の変法においては導管38を経て還流凝縮器39中へ導かれ、この還流凝縮器から導管40を経て取り出される。図4の変法によれば、熱交換器37中で放出されたガスは、導管41を経て第一の減圧塔22の塔底範囲に返送される。どちらの場合にも、再生された吸収性液体は導管42および場合によって設けられた熱交換器26、ならびに導管13を経て吸収塔11の塔頂範囲に返送される。
【0036】
脱気部を備えた熱交換器37として、図3および図4の処理変法では有利に水平熱サイホンが使用され、該水平熱サイホンは例えば図5に詳細に示されている(既に図3および図4に記載された要素のために、再度同じ参照番号が使用された)。部分的に再生された吸収性液体は導管27を経て熱交換器37中に到達し、この熱交換器中でこの吸収性液体は熱交換媒体が貫流するU字形の管43と接触され、部分的に蒸発される。熱交換器37の空間44中にはこうして液体/蒸気混合物が生成される。放出されたCO2および残存する酸性ガス成分は、再生された吸収性液体が導管42を経て熱交換器37を去る間に、導管38を介して取り出される。
【0037】
例
CO219%(v/v)、窒素1%(v/v)、メタン70%(v/v)およびエタン10%(v/v)からなる使用ガスを、アミン洗浄により、清浄化されたガス中の残存CO2含有量が2.5%(v/v)になるまで清浄化する。
【0038】
アミン洗浄を、ピペラジンで活性化された40%MDEA水溶液を吸収性液体として使用しながら実施する。
【0039】
比較例中において、吸収性液体の再生は図6による方法(減圧タービンなし)で、還流冷却器(低圧フラッシュ)を備えた低圧減圧塔の熱交換器(多量の液体用の加熱器)および再生された吸収性液体のための冷却器を用いて実施する。
【0040】
2つの低圧減圧工程を有する本発明による方法を、図1の変法によっても図3の変法によっても実施し、その際、各変法には減圧タービンは設けられていない。
【0041】
吸収性液体の一定の循環量を用いる試験:
図1の変法の場合、エネルギー搬入量は図6による公知技術水準の処理変法の場合よりも6.4%低い。熱交換器37中で放出されたガスが第一の減圧塔の塔底に返送される図4による本発明による方法の場合には、むしろエネルギー節約分は13.5%である。
【0042】
別々にされた還流凝縮器を使用する場合には、本発明による方法で食品品質の36%の高純度CO2が取得される。
【0043】
一定のエネルギー搬入量を用いた方法の実施:
熱交換器20により搬入されたエネルギーが全ての処理変法において同じ大きさである場合、必要とされる2.5%の残存CO2の規格を達成するためには、公知技術水準の方法の場合4.4%多い溶剤循環量および4.35%高い冷却性能が必要とされることが確認される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明によるガス洗浄の有利な実施態様の処理進行を示す略図。
【図2】 図1の処理の変法の一部を示す略図。
【図3】 本発明による処理の第二の有利な実施態様を示す略図。
【図4】 図3の処理の変法の一部を示す略図。
【図5】 熱サイホン原理により動作する熱交換器を示す略図。
【図6】 公知技術水準によるガス洗浄の処理進行を示す略図。
【符号の説明】
10 供給管、 11 吸収塔、 12 吸収ゾーン、 13 供給管、 14 逆洗プレート、 15 凝縮管、 16 塔頂出口、 17 導管、 18 減圧タービン、 19 導管、 20 熱交換器、 21 導管、 22 減圧塔、 23 凝縮器、 24 導管、 25 導管、 26 熱交換器、 27 導管、 28 導管、 29 低圧減圧塔、 30 還流凝縮器、 31 導管、 32 導管、 33 導管、 34 導管、 35 還流凝縮器、 36 導管、 37 熱交換器、 38 導管、 39 還流凝縮器、 40 導管、 41 導管、 42 導管、 43 U字形の管、 44 空間
Claims (15)
- CO2および/または他の酸性ガスを不純物として含有する炭化水素の流体流の脱酸法において、流体流を吸収ゾーンまたは抽出ゾーン中で吸収性液体と密接に接触させ、十分に清浄化された流体流とCO2および/または他の酸性ガスを負荷された吸収性液体とを互いに分離し、吸収性液体を引き続き再生し、さらに再度吸収ゾーンまたは抽出ゾーンに供給し、その際、吸収性液体を再生するために、
(a)負荷された吸収性液体を第一の低圧減圧工程で1.1〜2バール(絶対)の圧力に減圧し、
(b)第一の低圧減圧工程で部分的に再生された吸収性液体を加熱し、かつ
(c)部分的に再生された吸収性液体を第二の低圧減圧工程で再度1.1〜2バール(絶対)の圧力に減圧し、この場合に、工程(a)と(c)における圧力は本質的に等しいことを特徴とする、CO2および/または他の酸性ガスを不純物として含有する炭化水素の流体流の脱酸法。 - 吸収性液体を第一の低圧減圧工程および第二の低圧減圧工程で1.1〜1.5バール(絶対)の圧力に減圧する、請求項1記載の方法。
- 工程(b)および工程(c)を脱気部を備えた熱交換器中で実施する、請求項1または2記載の方法。
- 第一の減圧工程および第二の減圧工程で放出されたガスを別個の凝縮器を経て取り出す、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- 第一の減圧工程および第二の減圧工程で放出されたガスを共通の凝縮器を経て取り出す、請求項1から3までのいずれか1項記載の方法。
- 熱交換器中で放出されたガスを第一の減圧工程に返送する、請求項3記載の方法。
- 吸収性液体を第一の低圧減圧工程の前に少なくとも1つの中圧減圧工程で少なくとも3バールの圧力に減圧する、請求項1から6までのいずれか1項記載の方法。
- 吸収性液体を減圧後にストリッピングにより窒素または水蒸気を用いて再生する、請求項1から7までのいずれか1項記載の方法。
- 吸収性液体としてアミン水溶液を使用する、請求項1から8までのいずれか1項記載の方法。
- メチルジエタノールアミンもしくはジメチルエタノールアミンまたはこれらの混合物を含有する吸収性液体を使用する、請求項9記載の方法。
- 付加的にピペラジンを含有する吸収性液体を使用する、請求項10記載の方法。
- 吸収性液体がメチルジエタノールアミン30〜70質量%およびメチルジエタノールアミンのピペラジンに対する質量比が9〜15の範囲であるような量のピペラジンを含有する、請求項11記載の方法。
- 吸収性液体がメチルジエタノールアミン35〜60質量%を含有する、請求項12記載の方法。
- 吸収性液体がメチルジエタノールアミン45〜55質量%およびメチルジエタノールアミンのピペラジンに対する質量比が11〜15の範囲であるような量のピペラジンを含有する、請求項11記載の方法。
- 吸収性液体がメチルジエタノールアミン35〜60質量%およびピペラジン3〜4質量%を含有する、請求項12記載の方法。
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