JP4851444B2 - 電極コラム - Google Patents

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Description

本発明は、電気炉とともに使用するための電極コラム、および特にそのような電極コラムのための電極すべりシステムに関する。
電気炉は、一般に、金属の溶融、ならびに鉱石の溶解および還元に使用される。そのような炉では、熱は、通常、1以上の円筒状電極を介して炉チャージに供給され、円筒状電極はそれぞれ、電極コラムによって炉天井を通って垂直に吊下げられる。
電極コラムは、電極を支持するだけでなく、電極へ電力を伝達し、炉の電力要件に基づいて電極を配置し、電極が消耗するとともに、漸増的に電極を下方へ炉内に供給し、すなわち「滑動させ」、また、電極がゾーダベルグ(Soderberg)式のものである場合は電極の焼成を助けることにも関与する。また、例えば、過度な滑動を修正する、または炉内における急速な槽の上昇を補償するため、電極を漸増的に上方に移動させることができることも望ましい。
これらの機能を実施するため、通常の電極コラムは、電極の位置を制御するホイスト、電極コラムを介して炉内に電極を漸増的に供給する電極すべりシステム、未焼成のペーストの塊を軟化させて、確実に正確に電極が焼成されるようにするペースト加熱器、電極に電力を伝達するパワークランプ、および電極がそこを通って延びる炉天井にある開口部から有害ガスが過度に放出されることを防ぐ電極シールを含む。
パワークランプは、通常、電極との電気的接触を維持するために電極の表面に対して付勢される、複数の銅の接触パッドを含む。接触パッドによる電極クランプのこの電極の挟持力は、連続的に印加され、通常はメンテナンスの際にのみ解放される。
電極すべりシステムは、通常、半径方向の挟持力を印加して電極を支持する1つまたは2つのすべりスリーブを有する、すべりクランプアセンブリを含む。従来技術のすべりクランプアセンブリでは、すべりスリーブの少なくとも1つは挟持力を解放する手段を備えており、それによって、電極が電極コラムに対して下方に「滑動する」ことを可能にする。
電極を漸増的に上下させる典型的な従来技術のシステムの説明は、1984年11月6日発行の米国特許第4,481,637号(エベンセン(Evensen))の、第1欄の第20〜34行に記載された「2リング」システムである。このシステムによれば、電極に半径方向の力を付与する2つのホルダーリングが提供される。電極を下方へ炉内に供給する場合、第1のホルダーリングの圧力が解放され、第1のリングが第2のホルダーリングおよび電極に対して垂直に移動され、それに続いて第1のホルダーに対する圧力が再活性化される。その後、ホルダーリングに対する圧力が解放され、電極は、第1のホルダーリングを下降させることによって下方へ供給される。供給運動が終了すると、第2のホルダーリングに対する圧力が再活性化される。したがって、この2リングシステムは、電極の供給中にホルダーリングの少なくとも1つの上に圧力を解放することを伴う。
別の従来技術の電極すべり機構は、1981年1月6日発行の米国特許第4,243,832号(パーソンズ(Parsons)ら)に記載されている。パーソンズらの特許は、2組のガードルクランプ5および6が支持フレーム3の内側に配列され、フレーム3が複動ラム11を有するレバーアーム10を備えている、電極すべりシステムについて記載し例証している。電極を下降させるためには、ラム11は電極の周囲で締付けられたクランプ6で拡張される。ラム11の拡張により、レバーアーム10の端部13が下降され、その結果、電極がクランプ5の摩擦に対抗して下方に滑動される。電極が下降された後、クランプ6は緩められ、それらの初期位置へ上方に移動される。電極を上昇させるためには、下側のクランプ6の挟持力が解放され、次にラム11が拡張されてクランプ6を下降させ、その後、クランプ6の挟持力が再活性化される。その後、クランプ6は、クランプ5に対して上昇されて、クランプ5の摩擦に対抗して電極を上昇させる。上側の組のクランプ5によって電極に印加される挟持力は、電極を支持するのに十分であるが、パーソンズらのシステムは、いずれにしても電極を上下する間下側クランプ6を解放することを伴う。
別の従来技術の電極すべりシステムは、1975年8月5日発行の米国特許第3,898,364号(ハーディン(Hardin))に記載されている。ハーディンの特許は、それぞれ締付および解放することができる、接触クランプ14、すべりクランプ16、およびトルキングクランプ18を有するシステムを開示している。動作中、電極は接触クランプ14で支持され、クランプ16および18に対する挟持圧力を解放し、且つクランプ14を16に対して下に移動させることによって下降される。したがって、ハーディンの特許もまた、電極に対する把持圧力が解放されるシステムを開示している。
通常の電極の重量は約40トン単位の相当量であるので、供給または滑動の間に電極に対する挟持圧力を解放することは、1以上のクランプが解放されたときに電極の落下に対する安全率が低減されるので、望ましくない。したがって、電極に対する挟持力の解放が回避される、改善された電極すべりシステムが必要とされている。
本発明は、電極に対する挟持力を解放することなく電極コラムに対して電極を上下させることができる、電極すべりシステムを提供することにより、上述した従来技術の課題を克服する。
本発明による電極すべりシステムでは、電極コラムは、電極に対して半径方向の挟持力を印加する少なくとも1つの可動のすべりスリーブを含む、すべりクランプアセンブリを備える。すべりクランプアセンブリおよびパワークランプの挟持力を結合したものは、電極を支持するのに十分である。すべりスリーブによって、またパワークランプによって印加される挟持力の大きさは、すべりスリーブに対する軸方向下向きの力の印加と電極の重量を結合したものが、パワークランプの抵抗摩擦力を上回るのに十分であり、それによって、挟持力を解放することなくパワークランプに対する電極の滑動が得られるように選択される。すべりスリーブは、次に、軸方向上向きの力を印加することによって、挟持力を解放することなくその初期位置まで上昇させることができ、その軸方向上向きの力は、電極の重量とパワークランプの抵抗摩擦力を結合したものを上回るのには不十分なので、すべりスリーブは電極に沿って上方へ滑動し、その初期位置に戻る。
本発明の特に好ましい実施形態では、すべりクランプアセンブリは、電極コラムに対して固定であっても可動であってもよい第2のすべりスリーブを含む。第2のすべりスリーブが可動の場合、やはりすべりスリーブまたはパワークランプの圧力を解放することなく、電極は、両方のすべりスリーブに軸方向上向きの力を同時に印加することによって、電極コラムに対して上昇され、すなわち「逆滑動」してもよい。すべりスリーブは、次に、電極コラムに対して順次下方へ移動されるので、すべりスリーブは、挟持力を解放することなく、電極に沿って下方へ滑動してそれらの初期位置に戻る。下方への滑動は、上記パラグラフに記載したように、1つまたは両方のスリーブに軸方向下向きの力を印加することによって達成される。
一態様では、本発明は、アーク炉用の消耗電極および電極コラムの組み合わせを提供する。電極は、電極によって規定される長手方向軸に沿って下方に可動である。電極コラムは、(a)電力がそこを通して供給されるパワークランプであって、電極がそこを通って延び、かつ電極と接触する環状の接触素子を備え、環状の接触素子を介して電極に第1の挟持力を付与するパワークランプと、(b)少なくとも1つの第1のすべりスリーブを備えるすべりクランプアセンブリであって、第1のすべりスリーブが、電極がそこを通って延びる中空の円筒状内部を有し、電極に第2の挟持力を付与し、かつ電極およびパワークランプに対して軸方向に可動である、すべりクランプアセンブリとを備える。パワークランプおよびすべりクランプアセンブリはともに電極を支持し、第1および第2の挟持力は、第1および第2の挟持力を維持したまま、第1のすべりスリーブの軸方向下方への移動によってパワークランプに対する電極の軸方向下方への移動が得られるように、かつ第1および第2の挟持力を維持したまま、第1のすべりスリーブのみの軸方向上方への移動によって電極にたいする第1のすべりスリーブの軸方向の移動が得られるように選択される。
別の態様では、本発明は、軸方向に延びる電極を保持し、電極を軸方向に上下させるすべりクランプアセンブリを提供する。すべりクランプアセンブリは、(a)電極に第1の挟持力を付与する第1のすべりスリーブであって、電極を受け入れる中空の円筒状内部を有する第1のすべりスリーブと、(b)電極に第2の挟持力を付与する第2のすべりスリーブであって、電極を受け入れる中空の円筒状内部を有し、第1のすべりスリーブと軸方向に離間した第2のすべりスリーブと、(c)両方のすべりスリーブが接続されるすべりクランプ枠であって、第1および第2のすべりスリーブの両方が枠に対して、かつ互いに独立に軸方向に可動であるすべりクランプ枠と、を備える。
さらに別の態様では、本発明は、パワークランプおよびすべりクランプアセンブリによって支持される電極を、アーク炉に対して軸方向に移動させる方法を提供する。すべりクランプアセンブリは、電極がそこを通って延びる中空内部を有する第1のすべりスリーブを備える。方法は、(a)パワークランプによって印加される第1の挟持力を電極に印加する工程と、(b)第1のすべりスリーブによって印加される第2の挟持力を電極に印加する工程と、(c)電極に対する第1および第2の挟持力を維持したまま、第1のすべりスリーブに軸方向下向きの力を印加する工程とを含み、すべりスリーブに対する下向きの力と電極の下向きの力が、パワークランプの抵抗摩擦力よりも大きく、それによって、パワークランプおよび炉に対する第1のすべりスリーブおよび電極の軸方向下方への変位が得られる。
さらに別の態様では、本発明は、パワークランプおよびすべりクランプアセンブリによって支持される電極を、アーク炉に対して軸方向に移動させる方法を提供する。すべりクランプアセンブリは、電極がそこを通って延びる中空内部を有する第1のすべりスリーブと、電極がそこを通って延びる中空内部を有する第2のすべりスリーブとを備える。方法は、(a)パワークランプによって印加される第1の挟持力を電極に印加する工程と、(b)第1のすべりスリーブによって印加される第2の挟持力を電極に印加する工程と、(c)第2のすべりスリーブによって印加される第3の挟持力を電極に印加する工程と、(d)電極に対する前記第1、第2、および第3の挟持力を維持したまま、第1のすべりスリーブおよび第2のすべりスリーブのそれぞれに軸方向上向きの力を印加する工程とを含み、すべりスリーブに対する上向きの力を結合したものが、電極の下向きの力およびパワークランプの抵抗摩擦力よりも大きく、それによって、パワークランプおよび炉に対するすべりスリーブおよび電極の軸方向上方への変位が得られる。
図1〜3は、本発明による好ましい電極すべりシステムの動作を示す概略図である。
図1a〜1cは、電極コラム12で支持されているアーク炉(図示なし)用の消耗電極10を概略的に示し、電極コラム12のうちパワークランプ14およびすべりスリーブ16のみを示している。電極コラム12の残りの構成要素は、図1a〜1cを参照して記載される本発明の理解には不要なため、図示していない。電極コラムは上述した他の構成要素を備えてもよく、また、すべりスリーブは、より詳細に後述するような他の構成要素も含むすべりクランプアセンブリの一部を備えることが、理解されるであろう。
上述したように、電極10は垂直に吊下げられ、図1aに示す長手方向軸Lを規定する。
図1a〜1cは、長手方向軸に沿って炉内に漸増的に下方へ電極10を供給することにかかわる工程を示す。パワークランプ14は、そこを通って電極が延び、電極10に接触している環状の接触素子を備える。パワークランプ14は、環状の接触素子を介して電極10に第1の半径方向の挟持力を付与する。
すべりスリーブ16は、そこを通って電極10が延びる中空の円筒状内部を有する。第1のすべりスリーブ16は、電極10に第2の半径方向の挟持力を付与し、電極10およびパワークランプ14に対して軸方向に可動である。
長手方向軸Lに沿って電極10を下方へ変位させるために、パワークランプ14およびすべりスリーブ16の挟持力を維持したまま、軸方向下向きの力が矢印Aの方向ですべりスリーブ16に印加される。
電極10の重量は、長手方向軸Lと平行に向けられ、矢印Wで図1aに示す下向きの力を構成することが理解されるであろう。図1aに示す力AおよびWは、矢印Rで図1aに示す、パワークランプ14の抵抗摩擦力によって相殺される。パワークランプ14およびスリーブ16によって生成された挟持力の大きさは、挟持力を解放することなく、すべりスリーブ16の軸方向下方への移動によって、パワークランプ14に対する電極10の軸方向下方への移動が得られるように選択される。換言すれば、矢印AおよびWで示す力を結合した大きさは、抵抗力Rよりも大きく、したがって、電極10は、パワークランプ14を介して図1bに示す位置まで下方に滑動され、その結果、電極10は量Xだけ炉内に供給される。
電極10を下降させるプロセスを完了するためには、すべりスリーブ16がその初期位置に戻されなければならない。したがって、図1bに矢印Bで示す軸方向上向きの力が、すべりスリーブ16に印加される。この力Bは、電極10の重量Wによって対抗され、図1bに矢印R’で示す、電極10に対するパワークランプ14の摩擦力による抵抗も受ける。挟持力の大きさは、パワークランプ14およびすべりスリーブ16の挟持力を維持したまま、すべりスリーブ16のみの軸方向上方への移動によって、電極10に対するすべりスリーブ16の軸方向上方への移動が得られるように選択される。換言すれば、力Bの大きさは、力WおよびR’を結合した効果を上回るのには不十分であり、したがって、すべりスリーブ16は電極10上で上方に滑動する。すべりスリーブ16の上方への変位は、パワークランプ14またはすべりスリーブ16の挟持力を解放することなく達成され、また、パワークランプ14に対する電極の滑動が実質的にないことが強調される。すべりスリーブ16の最終位置を、図1cに示す。図1a〜1cに示す工程を繰り返すことによって、電極10をさらに炉内に供給することができる。電極10を下降させることに関与する工程の順序は、図1a〜1cを参照して上述した順序から変更することができることが理解されるであろう。例えば、すべりスリーブ16は、下降される前にその初期位置から上方へ移動されてもよい。換言すれば、図1aおよび1bに示す工程の順序は逆にすることができる。
図2a〜2dおよび3a〜3dは、アーク炉(図示なし)用の電極10とともに電極コラム28を含む本発明の第2の好ましい実施形態を概略的に示す。第2の好ましい実施形態における電極コラム28は、電極10に第1の挟持力を付与するパワークランプ30、電極10に第2の挟持力を付与する第1のすべりスリーブ32、および電極10に第3の挟持力を付与する第2のすべりスリーブ34を含む。すべりスリーブ32および34は、そこを通って電極10が延びる中空の円筒状内部を有する。第1のすべりスリーブ32および第2のすべりスリーブ34は両方とも、パワークランプ30を含む電極コラム28の固定の構成要素に対して可動である。好ましくは、第1のすべりスリーブ32および第2のすべりスリーブ34は互いに独立に可動できる。
電極10の下方への供給は、電極10に対する第1、第2、および第3の挟持力を維持したまま、すべりスリーブ32および34に、軸方向下向きの力AおよびAを同時に付与することによって達成される。第1、第2、および第3の挟持力の大きさは、力AおよびAならびに電極10の重量Wを結合した大きさが、パワークランプ30によって電極10に付与される摩擦抵抗力Rよりも大きくなるように選択される。したがって、下向きの力AおよびAを印加することにより、パワークランプ30を含む電極コラム28の固定の構成要素に対する電極10の軸方向下方への移動が得られる。したがって、電極10は、パワークランプ30を介して図2bに示す位置まで下方に滑動され、その結果、電極10は量「X」だけ炉内に供給される。図2bは、この動作の後の、電極10の位置および電極コラム28の構成を示す。
好ましくは、図2b〜2dに示すように、すべりスリーブ32および34は1つずつそれらの初期位置に戻される。図2bに示すように、第1のすべりスリーブ32は、上向きの力Bを印加することにより、その初期位置まで上方へ移動される。力Bの大きさは、パワークランプ30の抵抗摩擦力R’、第2のすべりスリーブ34の抵抗摩擦力R’、および電極10の重量Wを結合した大きさよりも小さい。したがって、第1、第2、および第3の挟持力を維持したまま、第1のすべりスリーブ32のみを上方へ移動させることにより、電極10に対する、かつ電極コラム28の残りの部分に対する第1のすべりスリーブ32の軸方向上方への移動が得られる。
同様に、図2cは、第2のすべりスリーブのみに軸方向上向きの力Bを印加することによって、第2のすべりスリーブ34をその初期位置に戻すことを示す。図2cに示すように、上向きの力Bの大きさは、パワークランプ30の抵抗摩擦力R’および第1のすべりスリーブ32の抵抗摩擦力R’、ならびに電極10の重量Wを結合した大きさよりも小さい。したがって、第1、第2、および第3の挟持力を維持したまま、第2のすべりスリーブ34のみを上方へ移動させることにより、電極10に対する第2のすべりスリーブ34の軸方向の移動が得られる。スリーブ32および34をそれらの初期位置に戻した後、電極10および電極コラム28は図2dに示される構成を有する。
電極10を下方へ滑動させることに関与する工程の順序は、図2a〜2dを参照して記載した順序から変更することができることが理解されるであろう。例えば、すべりスリーブ32および34は、ともに下降される前に、それらの初期位置から上方へ移動されてもよい。換言すれば、図2bおよび2cに示す工程は、図2aに示す工程の前に実施されてもよい。さらに、図2bおよび2cに示す工程の順序は逆にすることができる。
第2の好ましい実施形態の電極コラム28を使用する1つの利点は、電極10の「逆滑動」、すなわち上方への供給も達成することができる点である。これは、意図しない過度の下方への滑動を修正するか、または炉内の溶融材料の量の急速な増加を補償するために必要となる場合がある。次に、逆滑動を図3a〜3dを参照して説明する。
電極10は、第1のすべりスリーブ32および第2のすべりスリーブ34に、軸方向上向きの力BおよびBを同時に印加することによって、上方へ供給される。挟持力の大きさは、上向きの力BおよびBを結合した大きさが、パワークランプ30の抵抗摩擦力Rと結合した電極10の重量Wよりも大きくなるように選択される。したがって、上向きの力BおよびBを印加することによって、パワークランプ30を含む電極コラム28の固定の構成要素に対する電極10の軸方向上方への移動が得られる。したがって、電極10は、パワークランプ30を介して図3bに示す位置まで上方に滑動され、その結果、電極10が量「X」だけ炉から引き出される。
すべりスリーブ32および34をそれらの初期位置に戻すことを、図3bおよび3cに示す。図3bでは、軸方向下向きの力Aは、第2のすべりスリーブ34のみに印加される。力の大きさは、下向きの力A1および電極の重量Wを結合したものが、パワークランプ30の抵抗力R’およびすべりスリーブ32の抵抗力R’を結合したものよりも小さくなるように選択される。したがって、第2のすべりスリーブ34は、図3cに示す位置まで、電極10および電極コラム28の固定の構成要素に対して下方に移動する。同様に、第1のすべりスリーブ32は、軸方向下向きの力Aを印加することによって図3cに示すように下方へ移動されるが、力Aを電極の重量Wと結合したものは、パワークランプ30の抵抗力R’およびすべりスリーブ34の抵抗力R’を上回るには不十分である。したがって、第1のすべりスリーブ32は、図3dに示す位置まで、電極10に対して、ならびに電極コラム28の固定の構成要素に対して下方へ移動する。
電極10を逆滑動させることに関与する工程の順序は、図3a〜3dを参照して上述した順序から変更できることが理解されるであろう。例えば、すべりスリーブ32および34は、ともに上昇される前に、それらの初期位置から下方へ移動されてもよい。換言すれば、図3bおよび3cに示す工程は、図3aに示す工程の前に実施されてもよい。更に、図3bおよび3cに示す工程の順序は逆にすることができる。
図2a〜2dおよび3a〜3dの上述の記載から、電極10の滑動および逆滑動に関与する基本的原理は、すべりスリーブ32および34のどちらかそれ自体を移動させることにより、電極10を移動させることなく電極10上で滑動させることであることが明白であろう。ただし、スリーブ32および34の両方を実質的に同じ方向へ移動させることにより、電極10が同じ方向に移動される。
図4〜6は、電極10を保持する、および電極10によって規定される長手方向軸L(図4)に沿って電極を上下させるすべりクランプアセンブリ40を含む、本発明による好ましい電極すべりシステムを示す。
すべりクランプアセンブリ40は、第1の半径方向の挟持力を電極10に付与する、第1の、すなわち下側のすべりスリーブ42を含む。第1のすべりスリーブ42は、円筒状であり、そこを通って電極10が延びる中空の円筒状内部44を有する。すべりクランプアセンブリ40はさらに、第2の半径方向の挟持力を電極10に付与する、第2の、すなわち上側のすべりスリーブ46を含む。第2のすべりスリーブ46もまた、円筒状であり、そこを通って電極10が延びる中空の円筒状内部48を有する。すべりスリーブ42および46は、好ましくは、約1:1の高さ対幅の比を有する。これは、スリーブ42および46の頂部および底部で電極に対する締付力を限定する助けとなる。
すべりクランプアセンブリ40は、さらに、第2のすべりスリーブ46が接続される上側表面52と第1のすべりスリーブ42が接続される下側表面54とを有する、すべりクランプ枠50を含む。図4に示すように、すべりスリーブ42および46は、互いに軸方向に離間し、すべりクランプ枠50の下および上にそれぞれ位置する。図には示してないが、すべりクランプ枠50、すべりクランプアセンブリ40、および電極コラムの他の構成要素は、1以上の支持部材によって支持され配置されるのが好ましい。例えば、すべりクランプ枠50、および電極コラムの他の構成要素は、1以上のオーバーヘッドガーダ(図示なし)などから、油圧シリンダまたはワイヤロープで吊下げられてもよい。
アセンブリ40の第1のすべりスリーブ42および第2のすべりスリーブ46は、互いに対してかつすべりクランプ枠50に対して独立に、長手方向軸Lに沿って可動である。したがって、すべりクランプアセンブリ40は、独立に可動であるすべりスリーブ32および34を組み込み、電極10を軸Lに沿って上方および下方に供給することができる、図2a〜2dおよび3a〜3dを参照して上述したアセンブリと類似する。すべりクランプアセンブリ40の動作を、以下にさらに記載する。
上述したように、すべりスリーブ42および46は、すべりクランプ枠50に可動に接続される。すべりスリーブ42および46はそれぞれ、スリーブ42および46を長手方向軸に沿って移動させることができる少なくとも1つの力生成装置によって、枠50に接続されることが好ましい。好ましい実施形態では、力生成装置はそれぞれ、すべりスリーブ42および46それぞれがそこを介して枠50に接続される、液圧機構56を含む。液圧機構56は、好ましくは、油圧または空気圧によって作動されてもよい。後述する好ましい実施形態では、液圧機構56は油圧作動式であり、油圧シリンダ58を含む。
油圧または空気圧シリンダ58は、長手方向軸に沿って伸縮することができ、また対向する端部それぞれでシリンダUリンクに回転可能に接続される。図4に示すように、各シリンダ58の一端は、第1のシリンダUリンク60を介して枠50に取り付けられる。各油圧シリンダ58の他端は、第2のシリンダUリンク62を介してレバーアーム64に取り付けられる。
各レバーアーム64は、長手方向軸をほぼ横断し、シリンダUリンク62によって油圧シリンダ58に固定される第1の端部66と、アームUリンク70によって枠50の上側表面52または下側表面54に回転可能に取り付けられる第2の端部68とを有する。図6に示すように、レバーアーム64は、円筒状のすべりスリーブ42および46と実質的に正接し、各レバーアーム64の中央部分72は、回転可能な接続部74によってすべりスリーブ42または46に回転可能に接続される。図4に示すように、回転可能な接続部74は、すべりスリーブ42または46のいずれかの側部から突出するピン75を含んでもよく、ピン75が、レバーアーム64の1つの中央部分72にある大型穴77を係合して、スリーブ42および46の水平方向の移動を制限することができるようになる。したがって、各レバーアーム64の端部66および68は、シリンダUリンク62およびアームUリンク70に回転可能に接続され、各レバーアーム64の中央部分72は、すべりスリーブ42または46に回転可能に接続される。回転可能および水平方向に並進可能な、組み合わされた接続部の他のタイプが当業者には既知であり、図4に示したピン75および大型穴77の構成の代わりに使用されてもよいことが理解されるであろう。
図5の正面図および図6の平面図から、すべりスリーブ42および46はそれぞれ一対のレバーアーム64を備えていることが分かるであろう。すべりスリーブ42および46それぞれの対になったレバーアーム64は、互いに対して実質的に平行であり、すべりスリーブ42および46の対向面に沿って延びる。図6の平面図に示すように、レバーアームの各対の第1の端部66は、レバー横材76の対向する端部に固定され、横材はそれぞれ、その端部の間に中央部分78を有し、そこを介して液圧機構56によって枠50に接続される。
すべりクランプアセンブリ40の構成要素を記載してきたが、すべりスリーブ42および46の軸方向の移動が結果として得られる、液圧機構56の作動方法を以下に説明する。
例えば、下側すべりスリーブ42に関連付けられた油圧シリンダ58が長手方向に延びることにより、結果として、レバーアーム64の第1の端部66が横材76およびすべりスリーブ42とともに下方に変位する。レバーアーム64の第2の端部66は、アームUリンク70の周りで旋回し、レバーアーム64の中央部分72は、接続部70および74がある程度回転すると下方へ変位される。ピボット70の周りでレバーアームの中央部分72が回転することにより、接続部74は大型穴77に対して移動する。油圧シリンダ58を収縮させることによって、同様に、すべりスリーブ42が上方へ変位して、図4および5に示すその初期位置に戻る。
上側すべりスリーブ46は、それが接続されている油圧シリンダ58を伸張させることにより、初期位置から上方へ変位される。シリンダ58を伸張させることにより、横材76および取り付けられたすべりスリーブ46とともに、レバーアーム64の第1の端部66が上方に変位する。レバーアーム64の第2の端部68は、アームUリンク70の周りで旋回し、中央部分72は、上述したように接続部74および70の周りで回転される。油圧シリンダ58を収縮させることにより、すべりスリーブ46が下方に変位されて、図4および5に示すその初期位置に戻る。
すべりスリーブ42および46は、それぞれ実質的に円筒状のシェル79を含む比較的簡単な構造のものである。各シェル79は、2つの取付フランジ80および82を有し、それらは、実質的に互いに平行であり、すべりスリーブ42および46が半径方向内向きの挟持力を電極10に付与するようにスペーサロッド90に作用するすべりクランプばね88によって、他方に対して付勢される。図5に示すように、フランジ80および82は、スペーサロッド90の一端に位置する単一のばね88または軸方向に離間した複数のばね88によって付勢される。代わりに、フランジ80および82を、対にして配置されたすべりクランプばねで付勢し、各対のばね88をばねロッド90の端部でフランジ80および82のいずれかの側に配置することができることが理解されるであろう。本発明では、挟持圧力の解放は必要ではなく、また所望もされないので、すべりスリーブ42および46は、好ましくは電極10に対する挟持圧力を解放する手段を有さないことを留意しなければならない。フランジ80および82をともに付勢することは、必ずしもばね圧によって達成されなくてもよく、またフランジ80および82を付勢する他の手段が代わりに使用されてもよいことが理解されるであろう。例えば、付勢力は、シェル79上に設けられる油圧または空気圧装置によって生成されてもよい。
ケーシングの新たな部分がゾーダベルグ(Soderberg)式電極に連続的に付加され、したがって通常の正常な製作公差が予期されるはずである。電極の形状のばらつきは、それがいかに良好に保持されるかに影響するので、信頼性の高い電極動作に関する問題が生じる場合がある。直径、真円度、真直度、および品質などのばらつきはすべて、受動的に適応されなければならない。本発明では、これらの公差は、ばね88の張力を慎重に選択し、すべりスリーブ42および46に水平方向移動の自由度を提供し、約1:1の高さ対幅の比を維持し、また、スリーブ42および46に外周の周りにおける形状の順応性と垂直方向における形状の剛直性とを提供することによって、適応される。
外周における形状の順応性は、電極ケーシングの直径、真円度、および全体的な製造品質におけるばらつきを許容するので、重要な特徴である。それによって、すべりスリーブ42および46が、その形状を電極10の形状に適合させることが可能になる。さらに、この特徴により、半径方向の圧縮が電極10上に均等に分布されることができるようになる。しかしながら、外周における形状の順応性とともに、スリーブ42および46は、摩擦負荷の主要方向である垂直方向において、剛直でなければならない。
上述した利点に加えて、本発明による電極すべりシステムは、個々のすべりスリーブのメンテナンス中または交換中の炉休止時間を最小限に抑えることによって、維持費を低減する助けとすることができる。具体的には、2つのすべりスリーブ42および46、ならびにパワークランプ30を含むシステムでは、さらなる電極固定手段を必要とすることなく、これら3つのクランプのいずれかを解放することができる。これにより、メンテナンスに必要な労働量が低減され、迅速に運転を再開することが可能になる。
本発明を特定の好ましい実施形態に関連して記載してきたが、それに限定されることを意図しない。反対に、本発明は、添付の請求項の範囲内に含まれ得るすべての実施形態を包含することを意図する。
図1a〜1cは、1つのすべりスリーブを含む本発明による好ましい電極すべりシステム、およびこのシステムを用いて電極を下方に供給する方法を示す。 図2a〜2dは、両方が可動である2つのすべりスリーブを含む本発明の一実施形態による電極すべりシステム、およびこのシステムを用いて電極を下方に供給する好ましい方法を示す。 図3a〜3dは、図2の電極すべりシステムを用いて電極を上方に、すなわち逆に滑動させる方法を示す。 図4は、2つの可動のすべりスリーブを含む本発明による好ましいすべりシステムの側面図である。 図5は、2つの可動のすべりスリーブを有する本発明による好ましい電極すべりシステムの正面図である。 図6は、図4の電極すべりシステムの、部分的に断面の平面図である。

Claims (15)

  1. アーク炉用の消耗電極および電極コラムの組み合わせにおいて、前記電極が前記電極によって規定される長手方向軸に沿って下方に可動であり、前記電極コラムが、
    (a)電力が供給されるパワークランプであって、前記電極が延在し、かつ前記電極と接触する環状の接触素子を備え、前記環状の接触素子を介して前記電極に第1の挟持力を付与するパワークランプと、
    (b)第1のすべりスリーブであって、前記第1のすべりスリーブが、前記電極が通って延びる中空の円筒状内部を有し、前記電極に第2の挟持力を付与し、かつ前記電極および前記パワークランプに対して軸方向に可動である、該第1のすべりスリーブと、
    (c)第2のすべりスリーブであって、前記第2のすべりスリーブが、前記電極が通って延びる中空の円筒状内部を有し、前記電極に第3の挟持力を付与し、かつ前記電極、前記パワークランプおよび第1のすべりスリーブに対して軸方向に可動である、該第2のすべりスリーブとを備え、
    前記パワークランプおよび前記すべりスリーブがともに前記電極を支持し、前記第1、第2、および第3の挟持力が、前記第1、第2、および第3の挟持力を維持した状態で、前記第1及び第2のすべりスリーブの同時に軸方向下方への移動によって前記パワークランプに対する前記電極の軸方向下方への移動が得られるように、かつ前記第1、第2、および第3の挟持力を維持した状態で前記第1および第2のすべりスリーブの1つのみの軸方向上方への移動によって、前記電極に対する前記第1および第2のすべりスリーブの前記の1つの軸方向の移動が得られるように選択される、消耗電極および電極コラム。
  2. 前記第1、第2、および第3の挟持力が、前記第1、第2、および第3の挟持力を維持した状態で、前記第1のすべりスリーブのみの軸方向上方への移動によってさらに、前記パワークランプおよび前記第2のすべりスリーブに対して前記電極が移動しないように選択される、請求項に記載の消耗電極および電極コラム。
  3. 前記第1、第2、および第3の挟持力が、前記第1、第2、および第3の挟持力を維持した状態で、前記第1および第2のすべりスリーブの同時の軸方向上方への移動によって前記パワークランプに対する前記電極の軸方向上方への移動が得られるように選択される、請求項1に記載の消耗電極および電極コラム。
  4. 前記電極コラムが、前記第1および第2のすべりスリーブが取り付けられるすべりクランプ枠をさらに備えた、請求項1に記載の消耗電極および電極コラム。
  5. 前記電極コラムが、前記第1のすべりスリーブを軸方向に移動させる少なくとも1つの第1液圧シリンダをさらに備え、前記少なくとも1つの第1液圧シリンダが前記すべりクランプ枠に取り付けられる、請求項4に記載の消耗電極および電極コラム。
  6. 前記電極コラムが、1以上の第1レバーアームをさらに備え、そのそれぞれが前記少なくとも1つの第1液圧シリンダおよび前記第1のすべりスリーブに接続される、請求項5に記載の消耗電極および電極コラム。
  7. 前記第1レバーアームがそれぞれ、前記第1のすべりスリーブに旋回可能かつ水平方向に並進可能に固定される、請求項6に記載の消耗電極および電極コラム。
  8. 前記第2の挟持力が前記第1のすべりスリーブを半径方向内向きに付勢することによって生成される、請求項1に記載の消耗電極および電極コラム。
  9. 前記付勢が、ばね圧、油圧、および空気圧から選択された付勢手段によって提供される、請求項8に記載の消耗電極および電極コラム。
  10. 前記環状の接触素子が、複数の半径方向内向きに付勢された接触素子を備え、前記接触素子がそれぞれ2つの圧力点で内向きに付勢される、請求項1に記載の消耗電極および電極コラム。
  11. 軸方向に延びる電極を保持し、前記電極を軸方向に上下させるすべりクランプアセンブリであって、
    (a)前記電極に第1の挟持力を付与する第1のすべりスリーブであって、前記電極を受け入れる中空の円筒状内部を有する第1のすべりスリーブと、
    (b)前記電極に第2の挟持力を付与する第2のすべりスリーブであって、前記電極を受け入れる中空の円筒状内部を有し、前記第1のすべりスリーブと軸方向に離間した第2のすべりスリーブと、
    (c)両方のすべりスリーブが接続されるすべりクランプ枠であって、前記第1および第2のすべりスリーブの両方が枠に対して、かつ互いに独立に軸方向に可動であるすべりクランプ枠と、を備えるすべりクランプアセンブリ。
  12. (d)前記すべりクランプ枠に取り付けられた、前記第1および第2のすべりスリーブを軸方向に移動させる液圧シリンダ装置をさらに備え、
    前記すべりスリーブがそれぞれ、前記液圧装置の少なくとも1つに接続される、請求項11に記載のすべりクランプアセンブリ。
  13. 電極をアーク炉に対して軸方向に移動させる方法であって、前記電極がパワークランプおよびすべりクランプアセンブリによって支持され、前記すべりクランプアセンブリが、前記電極が通って延びる中空内部を有する第1のすべりスリーブと、
    前記電極を通す中空の円筒状内部を有する第2のすべりスリーブとを備え、
    該方法が、
    (a)前記パワークランプによって印加される第1の挟持力を前記電極に印加する工程と、
    (b)前記第1のすべりスリーブによって印加される第2の挟持力を前記電極に印加する工程と、
    (c)前記第2のすべりスリーブによって印加される第3の挟持力を前記電極に印加する工程と、
    (d)前記電極に対する前記第1、第2および第3の挟持力を維持した状態で、前記第1および第2のすべりスリーブの各々に軸方向下向きの力を同時に印加する工程とを含み、前記すべりスリーブに対する前記下向きの力と前記電極の下向きの力との結合した大きさが、前記パワークランプの抵抗摩擦力よりも大きく、それによって、前記パワークランプおよび前記炉に対する前記第1および第2のすべりスリーブおよび前記電極の軸方向下方への変位が得られる、方法。
  14. (e)前記電極に対する前記第1,第2、および第3の挟持力を維持した状態で、前記第1および第2のすべりスリーブの1つのみに軸方向上向きの力を印加する工程をさらに含み、前記すべりスリーブの1つ対する前記上向きの力が、前記パワークランプの抵抗摩擦力、第2のすべりスリーブの抵抗摩擦力および電極の重量を結合した大きさよりも小さく、これによって、前記電極および前記パワークランプに対する前記すべりスリーブの1つの上方への変位が得られるようにした請求項13に記載の方法。
  15. 電極をアーク炉に対して軸方向に移動させる方法であって、前記電極がパワークランプおよびすべりクランプアセンブリによって支持され、前記すべりクランプアセンブリが、前記電極がそこを通って延びる中空内部を有する第1のすべりスリーブと、前記電極がそこを通って延びる中空内部を有する第2のすべりスリーブとを備え、方法が、
    (a)前記パワークランプによって印加される第1の挟持力を前記電極に印加する工程と、
    (b)前記第1のすべりスリーブによって印加される第2の挟持力を前記電極に印加する工程と、
    (c)前記第2のすべりスリーブによって印加される第3の挟持力を前記電極に印加する工程と、
    (d)前記電極に対する前記第1、第2、および第3の挟持力を維持した状態で、前記第1のすべりスリーブおよび前記第2のすべりスリーブのそれぞれに軸方向上向きの力を同時に印加する工程とを含み、前記すべりスリーブに対する前記上向きの力を結合したものが、前記電極の下向きの力および前記パワークランプの抵抗摩擦力よりも大きく、それによって、前記パワークランプおよび前記炉に対する前記すべりスリーブおよび前記電極の軸方向上方への変位が得られる、方法。
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