JP4846768B2 - 係船索用ビット構造 - Google Patents

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Description

本発明は、桟橋に設けたビットに複数の係船索を簡便に掛け得るように構成した係船索用ビット構造に関するものであり、特に複数の船舶を隣接して係留する際に用いて好適なものである。
図8〜図15を参照して従来の船舶係留の形態を説明する。
図8に示すように、桟橋51には所定間隔で複数のビット52a〜52gが設けられている。桟橋51に船舶53を係留する場合、一端を船舶53に固定した係船索54a〜54dの他端をビット52a〜52dに掛け回し、桟橋51に寄せるようにして係留する。また、桟橋51に隣接するように船舶55を係留する場合、一端を船舶55に固定した係船索56a〜56dの他端をビット52d〜52gに掛け回し、桟橋51に寄せるようにして係留する。
なお、各係船索54a〜54d,56a〜56dの端部には、ビット52a〜52gに掛け回すための円環形状部(一般にアイという。)57が形成されている。以下、係船索54d,56aについて例示すると、図9及び図10に示すように、一方の係船索54dの先端に円環形状部57が形成され、他方の係船索56aの先端には円環形状部58が形成されている。
桟橋51に複数の船舶53,55を隣接して係留する場合、図8に示すように1つのビット52dを利用して2本の係船索54d,56aを掛けることがある。この場合、最初に係留する船舶53の係船索54dが先に掛けられ、その上に次に係留する船舶55の係船索56aが掛けられる。
ところが、離桟する順番は荷役終了順になるので、先に係留した船舶が先に離桟する場合もあれば、後になることもある。先に係留された船舶53が先に離桟する場合、先に掛けられた係船索54dは、後で掛けられた係船索56aの下側にあるので、そのまま上に引き抜くことはできない。
そこで、従来から係留作業独特の係船索の掛け方が行われていた。なお、以下に説明する係船索の掛け方は、非特許文献1に開示されている。
即ち、図10に示すように、ビット52dに係船索54dに形成した円環形状部57を掛ける。次に、係船索56aの円環形状部58を係船索54dの下側から矢印Aで示すように円環形状部57内に挿通し、次いで図12及び図13に矢印Bで示すようにビット52dに掛ける。この結果、図9に示すように、ビット52dの基部に係船索54dが掛けられ、その上に重なるようにして円環形状部57を挿通した係船索56aが掛けられる。
前記係船索の掛け方によれば、例えば船舶53が先に離桟するとしても、後に掛けられた係船索56aを外すことなく、先に掛けられた係船索54dをビット52dから容易に外して出航することができる。
ところで、先に掛けられた係船索54dは桟橋51の表面に沿うように、しかも強い張力で掛けられているので、桟橋表面と係船索54dとの間には殆んど隙間がない。そこで前記のように係船索56aを挿通させる場合は、図11に想像線で示すように係船索54dの一部を作業員が持ち上げて桟橋51との間に人為的に隙間を形成し、前記挿通を行っていた。
係船索54dは、船舶53を桟橋51に寄せるように強い張力で引かれているので、人力で引き上げるには強い力が必要であり、作業性がよくなかった。
一方、特許文献1には、図14に示すようなビット構造が開示されている。
即ち、一端部が船舶側に連結され、他端部に円環形状部61が形成された第1ロープ62と、一端部が第1ロープ62の円環形状部61に結束され、他端部が桟橋63側に引っ張られる第2ロープ64とを備え、第2ロープ64の他端部を桟橋63側に引っ張ることで、第1ロープ62の円環形状部61を桟橋51に設けられたフック65に掛け止めする係船索構造が開示されている。
なお、第2ロープ64にはリーダー66が結束されていて、リーダー66をキャプスタン67を介して巻き取ることで、円環形状部61がフック65の近傍に引き寄せられる。そして、作業員が引き寄せられた円環形状部61をフック65に掛ける。
前記フック65の構成では、図15に示すように台座65aがスペーサとして作用するので、桟橋63と係船索54dとの間に空隙が形成され、図11を参照して説明したような係船索54dの持ち上げ作業は不要になる。
特開2008−37124号公報 「操船通論」、本田敬之輔著、株式会社成山堂書店発行、初版 昭和61年5月18日発行、第147ページ)
しかし、図14に示した構成では、図15に想像線で示したように、円環形状部61の側面が台座65aの角部Xに接触して擦れるので、円環形状部61が損傷することがあった。
特に、係留される船舶が桟橋より低い位置の場合、前記擦れによる損傷が発生しやすく、強い張力で引かれている場合は切断等の事故が発生しやすい。
また、船舶が桟橋から離れていて、係船索が海中に弛んでいる場合にも係船索自体の重量が掛かるので、前記擦れによる損傷が発生しやすい。
更に、係船索が桟橋表面に擦られることもあり、この場合は損傷したり汚水の滲み込みによる汚れ等が生じやすい。
本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、1つのビットに複数の係船索を掛け回して船舶を係留する際に、第1の係船索と桟橋との間に隙間を形成することにより、第2の係船索の前記ビットへの掛け回しを容易に行い得るとともに、係船索の損傷を防止するように構成した係船索用ビット構造を提供することにある。
本発明の前記目的は、下記構成により達成される。
(1) 桟橋に設けられたビットに、船舶に繋がれている係船索に形成された円環形状部を掛け回すことにより、前記船舶を前記桟橋に係留する係船索用ビット構造であって、
前記ビットの基部の外周部に、平滑面からなる係船索接触面を有するスペーサを設け、第1の係船索の円環形状部を前記ビットに掛け回して前記スペーサで支持し、前記桟橋の表面と前記第1の係船索の前記円環形状部との間に隙間を形成することを特徴とする係船索用ビット構造。
(2) 前記桟橋の表面と前記第1の係船索との間に形成された前記隙間から、第2の係船索に形成された円環形状部を前記第1の係船索の前記円環形状部内に挿通した後、前記ビットに掛け回すことを特徴とする前記(1)記載の係船索用ビット構造。
(3) 前記スペーサは、前記ビットの前記基部の外周部に沿うように変形可能な部材であることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の係船索用ビット構造。
(4) 前記スペーサは、前記ビットの前記基部の外周部に沿うように設けられたとき、前記ビットの中心部から半径方向外方に向けて位置する複数の突部を備えていることを特徴とする前記(3)記載の係船索用ビット構造。
(5) 前記スペーサは、前記ビットの前記基部の外側面に設けられ、上面が曲面からなる突状部材であることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の係船索用ビット構造。
(6) 前記スペーサは、前記ビットの前記基部の外側面に設けられた高さ位置の異なる複数の穴に選択的に装着される断面円形の棒状体であることを特徴とする前記(1)又は(2)記載の係船索用ビット構造。
前記(1)の係船索用ビット構造によれば、ビットの基部に第1の係船索を掛け回したとき、スペーサの作用により桟橋と前記第1の係船索との間に隙間が形成されるので、この隙間から第2の係船索を挿通して前記ビットに容易に掛け回すことができる。また、平滑面からなるスペーサの係船索接触面が係船索と接触するので、従来のように係船索がエッジに接触するようなことはなく、係船索の損傷を防止できる。
また、第1の係船索だけを掛け回しただけのときは、桟橋との間に隙間があるので第1の係船索を持ち上げ易く、第1の係船索を外すのが容易である。
前記(2)の構成によれば、第1の係船索をビットに掛け回した後に、第1の係船索の円環形状部に第2の係船索を挿通してビットに掛け回すので、第1の係船索を先に外す必要が生じた場合にも容易に第1の係船索を外すことができる。
前記(3)の構成によれば、スペーサをビットの基部の外周囲に沿うように設置することができ、基部の直径等に関わらず、確実に前記隙間を形成することができる。
前記(4)の構成によれば、スペーサの本体となる前記棒状体や筒体の外周囲に突部が設けられているので、前記係船索の太さ等に関わらず、前記隙間を確実に形成することができる。
前記(5)の構成によれば、基部自体の外側面にスペーサとして機能する突状部材を設けたので、構造が簡単でありながら前記隙間を確実に形成することができる上に、係船索の損傷を防止できる。
前記(6)の構成によれば、基部に設けた高さの異なる複数の穴の一つを選択して棒状体を挿入することにより、スペーサとなる棒状体の高さを任意に設定することができる上に、係船索の損傷を防止できる。
以上に説明したように、本発明によれば、桟橋に設けたビットの基部の外側面に平滑面からなる係船索接触面を有するスペーサを設けたので、前記基部に第1の係船索を掛け回したとき、前記第1の係船索と桟橋との間に隙間が形成される。従って、この隙間から第2の係船索を挿通して前記基部に掛け回すことができる。したがって、従来のように、第1の係船索を持ち上げて第2の係船索を挿通する等の面倒な作業が不要になる。
また、スペーサの係船索接触面は平滑面からなるので、従来のように、エッジにより係船索の一部に応力が集中することがなく、係船索が損傷することがない。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
第1実施形態
図1は本発明に係る第1実施形態の係船索用ビット構造1の構成を示す斜視図、図2はスペーサの作用を示す係船索用ビット構造1の側面図、図3は複数の係船索を掛けた状態を示す係船索用ビット構造1の構成を示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、係船索用ビット構造1は円柱状のビット2と、ビット2の基部2aの外側面を囲むように設けたスペーサ3を備えている。スペーサ3は、可撓性のある材料、例えばゴム材、軟性合成樹脂等を棒状に形成したものであり、図示のように基部2aの外側面の半周以上に巻き付けるようにして桟橋上に置かれる。なお、ビット2の上部には、基部2aに比較して大径の抜止部2bが設けられている。
この状態で、図1に想像線で示したように第1の係船索4に設けた円環形状部5をビット2の上部から掛ける。なお、第1の係船索4及び円環形状部5の形状は、従来例で説明した係船索及び円環形状部の構成と同様である。
従来と同様に、第1の係船索4の他端は図示しない第1の船舶に固定されているので、第1の係船索4の円環形状部5をビット2に掛けて船舶を係留した状態では、第1の係船索4は張力により直線状に延びた形状になる。しかも、円環形状部5は各図に示すようにスペーサ3上に重ねられたようになる。この結果、円環形状部5と桟橋6との間に図2に示すようにスペーサ3の厚み、或いは太さに応じた隙間Gが形成される。
ビット2に第2の係船索7を掛ける場合は、隙間Gから第1の係船索4の円環形状部5に第2の係船索7の円環形状部8を挿通し、次いで第2の係船索7の円環形状部8をビット2の基部2aに掛ける。
図3は、前記のように、1つのビット2に第1及び第2の係船索4,7を掛けた形態を示すものであり、円環形状部5,8の何れもビット2の外周囲に掛け回されたようになる。従って、1つのビット2を用いて、第1の係船索4に繋がれた第1の船舶と、第2の係船索7に接続された第2の船舶とが同時に係留されることになる。
前記構成の係船索用ビット構造1にあっては、第2の係船索7をビット2に掛ける際に、先に掛けられている第1の係船索4を作業員が人力により持ち上げる必要がなく、船舶の係留作業を少ない労力で効率的に行うことができる。そして、第1の係船索4に設けた円環形状部5の下側面は、スペーサ3の丸みのある表面に接触するので、エッジのような鋭利な部分で擦れることによる損傷が生じない。このように、スペーサ3の第1係船索4との接触面は平滑面である曲面であるので、スペーサ3による支持がなくなる第1係船索4の部分がスペーサ3の平滑面に接するので、第1係船索4が従来のようにエッジにより損傷することがない。
しかも、ビット2から第1及び第2の係船索4,7を外す場合、その順番は自在であり、これらが相俟って係留、荷役、離桟に至る一連の作業を効率的に行うことができる。
第2実施形態
図4は係船索用ビット構造1の構成を示す断面図、図5は係船索用ビット構造1の構成を示す斜視図である。
本実施形態における係船索用ビット構造1にあっては、スペーサ11の構成が異なっている。即ち、スペーサ11の材質は前記同様であってよく、スペーサ11全体は図4に想像線で示すように変形自在に構成されている。そして、スペーサ11の外周囲に適宜間隔で、本実施形態にあっては3箇所において、ビット2の中心から半径方向外方に向けて3個の突部12a,12b,12cが設けられている。なお、3個の突部12a,12b,12cの形状は、図5に示すように所謂かまぼこ型に形成されているが、筒状であってもよい。要するに、図示しない係船索との接触面が平滑であればよく、その形状は問わない。
前記スペーサ11は、ビット2の外周囲を囲むようにして基部2aの外周囲に位置決めされる。従って、前記のように基部2aに第1の係船索4の円環形状部5を掛け回した場合、スペーサ11の本体部11a及び突部12a,12b,12cの双方、或いは何れか一方によって桟橋6と第1の係船索4との間に必ず隙間が形成される。従って、第1の係船索4を持ち上げることなく、第1の係船索4の下から第1の係船索4の円環形状部5内に第2の係船索7の円環形状部8を挿通して、第2の係船索7の円環形状部8をビット2に掛けることができる。
本実施形態においても、前記実施形態と同様に、ビット2に第2の係船索7の円環形状部8を容易に掛け回すことができ、船舶の係留、離桟作業を容易に行うことができる。
また、第1及び第2の係船索4,7の円環形状部5,8がスペーサ11から外れることがなく、しかもスペーサ11の表面には角部が形成されていないので、第1及び第2の係船索4,7の円環形状部5,8の擦れによる損傷を防ぐことができる。
第3実施形態
図6は本発明の第3実施形態を示す係船索用ビット構造1の構成を示す斜視図である。
本実施形態にあっては、基部2aの外側面にスペーサとして機能する突状部材15aと、抜止部材15bが直付けにより固定されている。なお、前記突状部材15a及び抜止部材15bは、ビット2の図示した側面とは反対側の側面にも設けられている。
この構成によれば、突状部材15aの上部に例えば第1の係船索4の円環形状部5を掛けることにより、桟橋と第1の係船索4の円環形状部5との間に隙間を形成することができ、第1の係船索4の円環形状部5の下から第1の係船索4の円環形状部5内に第2の係船索7の円環形状部8を挿通させて、基部2aの外周囲に前記同様に第2の係船索7の円環形状部8を簡単に掛け回すことができる。
また、ビット2の基部2aに掛けられた第1及び第2の係船索4,7の円環形状部5,8は、ビット2の上部に設けた突状の抜止部材15bの作用により上方に抜け出ることはない。更に、突状部材15aの上面は平滑な曲面に形成されているので、前記各実施形態と同様に、エッジとの擦れによる損傷を防止できる。更に、突状部材15aは桟橋との間に隙間がないので、突状部材15aの下に第1係船索4の円環形状部5が入り込むことがない。
なお、突状部材15a及び抜止部材15bの形状は、角部の無いものがよく、取付方法は接着や嵌め込み等の何れであってもよい。
第4実施形態
図7は本発明の第4実施形態を示す係船索用ビット構造1の構成を示す斜視図である。
本実施形態にあっては、ビット2の半径方向に穴18a,18b,18cが設けられ、例えば一つの穴18aにスペーサとして機能する棒状体19を装着した構成になっている。
この構成によれば、棒状体19の上部に第1の係船索4の円環形状部5を掛け回すことにより、桟橋と第1の係船索4の円環形状部5との間に隙間を形成することができ、この隙間を利用して前記同様に第2の係船索7の円環形状部8を簡単に掛け回すことができる。
なお、係船索4,7の太さは船舶の大きさによって異なる。従って、桟橋との隙間を大きくしたい場合は、穴18b,18cの何れかに棒状体19を装着し、隙間の高さ調整を行えばよい。本実施形態においても、穴18a,18b,18cの上部には、係船索の抜け止めを行う棒状の抜止部材21が設けられ、第1及び第2の係船索4,7の不測の抜け外れを防止するようになっている。
前記構成によれば、第1及び第2係船索4,7の円環形状部5,8の基部2aへの掛け回し作業を容易に行うことができる。また、棒状体19を装着する位置の高さ調整により、桟橋との隙間の高さを変更できるので、係船索4,7の太さに対応した隙間を形成できる。また、棒状体19の表面に角部がないので、擦れによる係船索4,7の損傷を防止できる。
尚、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が自在である。その他、上述した実施形態における各構成要素の材質、形状、寸法、数値、形態、数、配置場所、等は本発明を達成できるものであれば任意であり、限定されない。
本発明の第1実施形態を示す係船索用ビット構造の斜視図である。 隙間形成を示す係船索用ビット構造の側面図である。 複数の係船索を掛け回した形態を示す係船索用ビット構造の斜視図である。 本発明の第2実施形態を示す係船索用ビット構造の断面図である。 スペーサの設置形態を示す係船索用ビット構造の斜視図である。 本発明の第3実施形態を示す係船索用ビット構造の斜視図である。 本発明の第4実施形態を示す係船索用ビット構造の斜視図である。 従来の船舶係留を示す模式的平面図である。 従来のビットへの係船索の掛け回し形態を示す斜視図である。 従来のビットへの係船索の掛け回し手順を示す斜視図である。 従来のビットへの係船索の掛け回し手順を示す側面図である。 従来のビットへの係船索の掛け回し手順を示す斜視図である。 従来のビットへの係船索の掛け回し手順を示す斜視図である。 従来のフックへの係船索の掛け回し作業を示す斜視図である。 従来のフックによる係船索の摩擦形態を示す側面図である。
符号の説明
1 係船索用ビット構造
2 ビット
2a 基部
2b 抜止部
3,11 スペーサ
4 第1の係船索
5 円環形状部
6 桟橋
7 第2の係船索
8 円環形状部
11a 本体部
12a〜12c 突起
15a,15b 突状部材
18a〜18c 貫通孔
19 棒状体
21 抜止部材
53,54 船舶
G 隙間

Claims (6)

  1. 桟橋に設けられたビットに、船舶に繋がれている係船索に形成された円環形状部を掛け回すことにより、前記船舶を前記桟橋に係留する係船索用ビット構造であって、
    前記ビットの基部の外周部に、平滑面からなる係船索接触面を有するスペーサを設け、第1の係船索の円環形状部を前記ビットに掛け回して前記スペーサで支持し、前記桟橋の表面と前記第1の係船索の前記円環形状部との間に隙間を形成することを特徴とする係船索用ビット構造。
  2. 前記桟橋の表面と前記第1の係船索との間に形成された前記隙間から、第2の係船索に形成された円環形状部を前記第1の係船索の前記円環形状部内に挿通した後、前記ビットに掛け回すことを特徴とする請求項1記載の係船索用ビット構造。
  3. 前記スペーサは、前記ビットの前記基部の外周部に沿うように変形可能な部材であることを特徴とする請求項1又は2記載の係船索用ビット構造。
  4. 前記スペーサは、前記ビットの前記基部の外周部に沿うように設けられたとき、前記ビットの中心部から半径方向外方に向けて位置する複数の突部を備えていることを特徴とする請求項3記載の係船索用ビット構造。
  5. 前記スペーサは、前記ビットの前記基部の外側面に設けられ、上面が曲面からなる突状部材であることを特徴とする請求項1又は2記載の係船索用ビット構造。
  6. 前記スペーサは、前記ビットの前記基部の外側面に設けられた高さ位置の異なる複数の穴に選択的に装着される断面円形の棒状体であることを特徴とする請求項1又は2記載の係船索用ビット構造。
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