JP4846579B2 - ミントパッケージ - Google Patents

Description

本発明は、一般にミント及びこれに似たキャンディの貯蔵及び分配のためのパッケージ関し、特に、向上した製造及び組立て特性を有するミント又は他の菓子製品の貯蔵及び分配のためのパッケージに関する。

包装材はもはや、製品を市場に出すために利用される単なる実利的な要素としては取り扱われてはいない。外観、使いやすさ、形状、構成及び種々の他の包装材特性は、この中に入っている製品について顧客の或る認識を生じさせることが判明している。また、消費者は、包装材について認識された品質をこの中に入っている製品に関連付ける。加うるに、包装材の設計の独特の特徴及びその独特の機能は、消費者にとって製品の見分けがつき、これは、製品の販売を一層促進することができる。
かかる検討事項の結果として、包装材の設計は、製品の製造業者にとっての重要性を深めることになった。独特の設計及び小出し特徴の結果として、ミント又はキャンディの場合、包装材の設計が複雑になる場合が多い。この結果、製造が複雑になり又は時間がかかる場合があり、これは製品の分配と関連した費用に悪影響を及ぼす場合がある。これらコストが消費者に押し付けられた場合、これら費用は、製品の認識又はその価値に悪影響を及ぼす場合がある。したがって、機能の新しさ及び消費者にとっての独特の認識を与え続けながら簡単な費用効果のよい方法で製造できる包装材組立体を開発することが非常に重要である。

したがって、ミント又は他のキャンディの分配のための新規な包装材組立体を提供することが非常に望ましい。さらに、向上した製造及び組立て特性を備えた包装材組立体を提供することが非常に望ましい。

本発明によれば、複数個の菓子製品の貯蔵及び分配のためのパッケージ組立体が提供され、このパッケージ組立体は、複数個の菓子製品の貯蔵のための底側容器を有し、底側容器は、底側容器ベース及び複数の底側容器側壁を有する。パッケージ組立体は、上側カバー頂面を備えた上側カバーを更に有する。上側カバーは、底側容器に取付け可能である。弓形長手方向戻止めが、上側カバーに形成されている。弓形長手方向戻止めは、戻止め幅、戻止め長さ及び戻止め深さを有した戻止め表面を有する。送出しオリフィスが、弓形長手方向戻止めの一部を貫通して形成され、送出しオリフィスは、オリフィス幅及びオリフィス長さを有する。オリフィス幅及びオリフィス長さは、複数個の菓子製品のうちの１つが送出しオリフィスを通過することができるように寸法決めされている。係合スロットが、弓形長手方向戻止めに形成され、係合スロットは、スロット幅、スロット長さ及びスロット深さを有する。係合スロットは、送出しオリフィスに連結されている。スライド運動可能な弓形舌要素が、舌開放位置と舌閉鎖位置との間で動くことができる。舌要素は、舌上面及び舌下面を有する。スライド運動可能な弓形舌要素は、舌閉鎖位置にあるとき、送出しオリフィスを覆い、スライド運動可能な弓形舌要素は、舌開放位置にあるとき、送出しオリフィスを露出させる。ｔ字形舌係合要素が、舌下面に取り付けられ、このｔ字形舌係合要素は、ｔ字形舌係合要素を形成するよう互いに接合された長手方向垂直部材と長手方向水平部材で構成されている。長手方向垂直部材は、垂直部材長さ、垂直部材幅及び垂直部材深さを有する。長手方向垂直部材は、スライド運動可能な弓形舌要素が弓形長手方向戻止めにスライド運動可能に固定されるよう係合スロット内に位置決めされる。

本発明の他の目的及び他の特徴は、添付の図面及び特許請求の範囲と関連して行われる詳細な説明及び好ましい実施形態に照らして検討すると明らかになろう。

今図１を参照すると、図１は、本発明の複数個の積み重ねられたミント１２の貯蔵及び分配のためのパッケージ組立体１０の略図である。パッケージ組立体１０は、積み重ね状態のミント１２又は他のこれに似たキャンディの貯蔵及び分配向きのものである。しかしながら、本発明を種々の製品の貯蔵及び分配に利用できることが想定されている。パッケージ組立体１０は、複数個のミント（菓子製品）１４の貯蔵に適した底側容器１２を有している。底側容器１２は、底側容器ベース１６及び複数の底側容器側壁１８で構成されている。ベース１６及び側壁１８は、開口上側フェース２０を備えた矩形の貯蔵容器を構成するよう形成されている。側壁１８とベース１６を、種々の方法で接合することができるが、一実施形態では、丸みの付けられた縁部２２が用いられている。これと同様に、底側容器１２を種々の方法で製造することができるが、一実施形態では、ベース１２を射出成形する方法が想定されている。

本発明は、好ましくは射出成形された上側カバー２４を更に有し、この上側カバーは、複数個のミント１４を収容するよう底側容器１２と嵌合するようになっている。これは種々の方法で達成できると考えられるが、一実施形態では、上側カバー２４の外面２８に形成された凹み周囲２６が利用されている。凹み周囲２６は、底側容器１２の底側容器側壁内周部３０内に嵌まり込むよう設計されている。複数個の保持突起３２が、凹み周囲２６に形成されていて、これら保持突起は、底側容器側壁内周部３０に形成されたこれらとマッチする複数個の保持溝３４に嵌合又は係合するよう設計されている。これにより、上側カバー２４と底側容器１２を容易に結合することができ、これは、組立体の自動化手順及び機械に非常に適している。加うるに、組立て後、凹み周囲２６により、上側カバー２４の外面２８は、底側容器１２の側壁１８と面一をなしたままであることができる。この方法では、人目を引き付ける包装組立体１０が構成される。別個の上側カバー２４を利用することにより、多種多様な寸法の異なる底側容器１２に単一設計の上側カバー２４を利用することができ、したがって製造費を減少させることができる。

上側カバー２４は、上側カバー頂面３６を更に有している。上側カバー頂面３６を種々の方法で形成することができるが、これは好ましくは、弓形である。弓形の長手方向戻止め３８が、上側カバー頂面３６に形成されており、この弓形長手方向戻止めは、戻止め幅４２、戻止め長さ４４及び戻止め深さ４６を備えた戻止め表面４０で構成されている（図４及び図５参照）。弓形長手方向戻止め３８を多様な方法で製造することができるが、一実施形態では、細長い戻止め側部４８を用いて第１の丸みのついた戻止め端部５０と第２の丸みのついた戻止め端部５２を連結することが想定されている。送出しオリフィス５４が、好ましくは戻止め端部５０，５２のうちの一方のところで弓形長手方向戻止め３８の一部を貫通して形成されている。送出しオリフィス５４は、複数個のミント１４のうちの１つが送出しオリフィス５４を通過することができるように寸法決めされたオリフィス幅５６及びオリフィス長さ５８を有している。これにより、上側カバー２４を貫通していて、底側容器１２内に貯蔵されたミント１４を小出しする送り出し機構が構成されている。上側カバー２４は、スロット幅６２、スロット長さ６４（図５参照）及びスロット深さ６６（図１参照）を備えた係合スロット６０を更に有している。係合スロット６０は、長手方向に延び、好ましくは、送出しオリフィス５４に連結されている。

係合スロット６０は、送出しオリフィス５４を閉鎖する有利且つ簡単な方法を提供するためにスライド運動可能な舌要素６８と組み合わせて利用される。これにより、パッケージ組立体１０を、ミント１４が底側容器１２内に保持されるよう比較的密封できる。スライド運動可能な舌要素６８は好ましくは、弓形であって、送出しオリフィス５４が覆われる舌閉鎖位置７０（図２）と、送出しオリフィス５４が露出される舌開放位置７２（図３参照）との間で動くことができる。スライド運動可能な舌要素６８を種々の寸法形状で形成することができるが、これは好ましくは、図６及び図７に示すように弓形である。この弓形の形状は、弓形長手方向戻止め３８の弓形の形状に一致していて、スライド運動可能な舌要素６８を戻止め表面４０上でこれに沿ってスムーズに動かすことができるようになっている。スライド運動可能な舌要素６８を、舌幅７８、舌長さ８０及び舌深さ８２を定める舌上面７４及び舌下面７６で構成することが更に想定されている。舌幅７８は好ましくは、見栄えと機能の両方のために戻止め幅４２にほぼ等しい。舌深さ８２は好ましくは、舌上面７４が上側カバー頂面３６と面一をなしたままであるよう戻止め深さ４６に等しい（図８〜図１０参照）。上側カバー頂面３６の上方に突き出た複数個のリブ要素８６で構成されたリブ付きサムパッド８４が、消費者によるスライド運動可能な舌要素６８の運動を容易にする。最後に、スライド運動可能な舌要素６８は好ましくは、弓形長手方向戻止め３８のプロフィールにほぼ一致するよう細長い真っ直ぐな舌側部８８及び丸みのついた舌端部９０を備えている。

スライド運動可能な舌要素６８は、舌下面７６に取り付けられたｔ字形係合要素９２により上側カバー２４に係合する（図８及び図９も又参照）。ｔ字形号要素９２は、ｔ字形舌係合要素９２を形成するよう接合された長手方向垂直部材９４と長手方向水平部材９６で構成されている。長手方向垂直部材９４は、舌下面７６に取り付けられ、この長手方向垂直部材は、垂直部材幅９８（図９参照）、垂直部材深さ１００及び垂直部材長さ１０２を有している。長手方向垂直部材９４は、スライド運動可能な舌要素６８が弓形長手方向戻止め３８にスライド運動可能に固定されるよう係合スロット６０内に位置決めされている（図８〜図１０参照）。垂直部材幅９８は好ましくは、スロット幅６２に等しく、垂直部材深さは好ましくは、スロット深さ６６に等しく、したがって、スライド運動可能な舌要素６８が長手方向係合スロット６０内にスライド運動可能に固定されるようになっている。水平部材幅１０４は好ましくは、長手方向水平部材９６が上側カバー２４に係合してスライド運動可能舌要素６８を戻止め表面４０に当接保持するようスケール変更される（図９参照）。

本発明は、長手方向水平部材９６の延長部として形成された組立体延長部材１０６を更に有するのがよい。組立体延長部材１０６は、長手方向水平部材９６に取り付けられた第１の延長部材端部１０８及び舌下面７６から角度をなして遠ざかる第２の延長部材端部１１０を有している。これにより、スライド運動可能な舌要素６８を係合スロット６０内に取り付ける有利且つ単純な組立て方法が得られる。図１１に示すように、スライド運動可能な舌要素６８を上側カバー２４に向けて水平方向に差し向けるのがよく、組立体延長部材１０６は、弓形上側カバー頂面３６又は戻止め表面４０により一層支援された状態で、送出しオリフィス５４に係合し、長手方向垂直部材９４を係合スロット６０内へ案内する。すると、スライド運動可能舌要素６８の僅かな撓みにより、弓形舌要素６８を定位置にスライド運動させることができる。これにより、複雑な操作を行わないで係合スロット６０内へのスライド運動可能舌要素６８の自動組付けが可能になる。

本発明は、上側カバー２４に形成されていて、舌閉鎖位置７０から離脱するスライド運動可能舌要素６８の運動に抵抗する少なくとも１つの拘束要素１１２を更に有するのがよい。これは、組立体１０がポケット、財布又は引出しの中に投げ込まれたとき、ミント１４が散らばらないように組立体１０を閉鎖状態に保つのに有用である。多種多様な拘束要素１１２が考えられるが、一実施形態では、係合スロット６０の内部に形成される拘束突起（好ましくは２つ）１１４を用いることが想定されている（図５参照）。拘束突起１１４は、スロット幅６２を減少させ、したがって長手方向垂直部材９４に係合し、それにより舌要素６８の運動に抵抗する。拘束突起１１４を種々の位置に設けることができるが、一実施形態では、拘束突起を係合スロット６０が送出しオリフィス５４に繋がるところで係合スロット６０に設けることが想定されている。
本発明を１つ以上の実施形態と関連して説明したが、説明した特定の機構及び技術は、本発明の原理の単なる例示であり、特許請求の範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなく方法及び装置の多くの改造例を想到できることは理解されるべきである。

本発明のパッケージ組立体の分解組立て図である。 図１に示すパッケージ組立体の組立て図であり、パッケージ組立体を舌閉鎖位置で示す図である。 図１に示すパッケージ組立体の組立て図であり、パッケージ組立体を舌開放位置で示す図である。 図１に示す上側カバーの詳細図である。 図４に示す上側カバーの一部の詳細図であり、送出しオリフィス及び係合スロットを強調して示す図である。 図４に示す舌要素の底面図である。 図６に示す舌要素の側面図である。 図２に示すパッケージ組立体の８−８線矢視断面図である。 図２に示すパッケージ組立体の９−９線矢視断面図である。 図２に示すパッケージ組立体の１０−１０線矢視断面図である。 図８に示すパッケージ組立体の詳細図であり、スライド運動可能な舌要素が係合スロットに係合している状態を示す図である。

Claims (12)

1. 複数個の菓子製品の貯蔵及び分配のためのパッケージ組立体であって、
   前記複数個の菓子製品の貯蔵のための底側容器を有し、前記底側容器は、底側容器ベース及び複数の底側容器側壁を有し、
   上側カバー頂面を備えた上側カバーを有し、前記上側カバーは、前記底側容器に取付け可能であり、
   前記上側カバーに形成された弓形長手方向戻止めを有し、前記弓形長手方向戻止めは、戻止め幅、戻止め長さ及び戻止め深さを有した戻止め表面を有し、
   前記弓形長手方向戻止めの一部を貫通して形成された送出しオリフィスを有し、前記送出しオリフィスは、オリフィス幅及びオリフィス長さを有し、前記オリフィス幅及び前記オリフィス長さは、前記複数個の菓子製品のうちの１つが前記送出しオリフィスを通過することができるように寸法決めされ、
   前記弓形長手方向戻止めに形成された係合スロットを有し、前記係合スロットは、スロット幅、スロット長さ及びスロット深さを有し、前記係合スロットは、前記送出しオリフィスに連結され、
   舌開放位置と舌閉鎖位置との間で動くことができるスライド運動可能な弓形舌要素を有し、前記舌要素は、舌上面及び舌下面を有し、前記スライド運動可能な弓形舌要素は、前記舌閉鎖位置にあるとき、前記送出しオリフィスを覆い、前記スライド運動可能な弓形舌要素は、前記舌開放位置にあるとき、前記送出しオリフィスを露出させ、
   前記舌下面に取り付けられたｔ字形舌係合要素を有し、前記ｔ字形舌係合要素は、前記ｔ字形舌係合要素を形成するよう互いに接合された長手方向垂直部材と長手方向水平部材から成り、前記長手方向垂直部材は、垂直部材長さ、垂直部材幅及び垂直部材深さを有し、前記長手方向垂直部材は、前記スライド運動可能な弓形舌要素が前記弓形長手方向戻止めにスライド運動可能に固定されるよう前記係合スロット内に位置決めされる、パッケージ組立体。
2. 前記上側カバー上に形成された少なくとも１つの拘束要素を更に有し、前記少なくとも１つの拘束要素は、前記舌閉鎖位置から離脱する前記スライド運動可能な弓形舌要素の運動に抵抗する、請求項１記載のパッケージ組立体。
3. 前記少なくとも１つの拘束要素は、前記係合スロット内に形成された拘束突起から成り、前記拘束突起は、前記スライド運動可能な弓形舌要素が前記舌閉鎖位置にあるとき、前記長手方向垂直部材に係合するよう位置決めされる、請求項２記載のパッケージ組立体。
4. 前記長手方向水平部材の延長部として形成された組立体延長部材を更に有し、前記組立体延長部材は、前記長手方向水平部材に取り付けられた第１の延長部材端部及び前記舌下面から角度をなして遠ざかる第２の延長部材端部を有し、前記組立体延長部材は、前記弓形長手方向戻止めへの前記スライド運動可能な弓形舌要素の組付けを単純化する、請求項１記載のパッケージ組立体。
5. 前記スライド運動可能な弓形舌要素は、舌要素深さを有し、前記舌要素深さは、前記舌上面が全体として前記上側カバー頂面と面一をなして位置決めされるよう前記戻止め深さにほぼ等しい、請求項１記載のパッケージ組立体。
6. 前記スライド運動可能な弓形舌要素の前記舌表面に成形されたリブ付きサムパッドを更に有し、前記リブ付きサムパッドは、前記上側カバー頂面の上方に突き出たリブ要素を有する、請求項１記載のパッケージ組立体。
7. 前記スライド運動可能な弓形舌要素は、舌幅及び舌長さを有し、前記舌幅は、実質的に前記戻止め幅に等しい、請求項１記載のパッケージ組立体。
8. 前記上側カバーは、複数個の保持突起を備えた凹み周囲を更に有し、前記複数個の保持突起は、前記上側カバーが前記底側容器に固定されるよう前記底側容器側壁の底側容器側壁内周部に形成された複数個の保持溝に係合する、請求項１記載のパッケージ組立体。
9. 複数個のキャンディの貯蔵及び分配のためのパッケージ組立体であって、
   前記複数個のキャンディの貯蔵のための底側容器を有し、前記底側容器は、底側容器ベース及び複数の底側容器側壁を有し、
   上側カバー頂面を備えた上側カバーを有し、
   前記上側カバーの一部を貫通して形成された送出しオリフィスを有し、前記送出しオリフィスは、オリフィス幅及びオリフィス長さを有し、前記オリフィス幅及び前記オリフィス長さは、前記複数個のキャンディのうちの１つが前記送出しオリフィスを通過することができるように寸法決めされ、
   前記上側カバーに形成された係合スロットを有し、前記係合スロットは、スロット幅、スロット長さ及びスロット深さを有し、
   舌開放位置と舌閉鎖位置との間で動くことができるスライド運動可能な舌要素を有し、前記舌要素は、舌上面及び舌下面を有し、前記スライド運動可能な舌要素は、前記舌閉鎖位置にあるとき、前記送出しオリフィスを覆い、前記スライド運動可能な舌要素は、前記舌開放位置にあるとき、前記送出しオリフィスを露出させ、
   前記舌下面に取り付けられたｔ字形舌係合要素を有し、前記ｔ字形舌係合要素は、前記ｔ字形舌係合要素を形成するよう互いに接合された長手方向垂直部材と長手方向水平部材から成り、前記長手方向垂直部材は、垂直部材長さ、垂直部材幅及び垂直部材深さを有し、前記長手方向垂直部材は、前記スライド運動可能な舌要素が前記上側カバーにスライド運動可能に固定されるよう前記係合スロット内に位置決めされ、
   前記上側カバー頂面は、弓形上側カバー頂面から成り、前記スライド運動可能な舌要素は、スライド運動可能な舌要素から成る、パッケージ組立体。
10. 複数個の菓子製品の貯蔵及び分配のためのパッケージを組み立てる方法であって、前記パッケージは、上側カバー及びスライド運動可能な弓形舌要素を有し、前記方法は、
    前記スライド運動可能な弓形舌要素を前記上側カバーに形成された弓形長手方向戻止めの方へ水平方向に差し向ける段階を有し、前記弓形長手方向戻止めは、戻止め幅、戻止め長さ及び戻止め深さを備えた戻止め表面を有し、
    前記スライド運動可能な弓形舌要素の舌下面に取り付けられたｔ字形舌係合要素上に形成された組立体延長部材を利用して送出しオリフィスと前記弓形長手方向戻止めに形成された係合スロットを係合させる段階を有し、前記ｔ字形舌係合要素は、前記ｔ字形舌係合要素を形成するよう互いに接合された長手方向垂直部材と長手方向水平部材で構成され、前記長手方向垂直部材は、垂直部材長さ、垂直部材幅及び垂直部材深さを有し、前記組立体延長部材は、前記長手方向水平部材に取り付けられた第１の延長部材端部及び前記舌下面から角度をなして遠ざかる第２の延長部材端部を有し、
    前記長手方向垂直部材を前記係合スロット内に案内して前記組立体延長部材が上側カバー頂面の下で前記長手方向水平部材を案内することにより前記スライド運動可能な舌要素が前記上側カバーにスライド運動可能に固定されるようにする段階を有する、方法。
11. 底側容器を複数個の菓子製品で一杯にする段階と、
    前記上側カバーを前記底側容器に取り付ける段階とを更に有する、請求項１０記載の複数個の菓子製品の貯蔵及び分配のためのパッケージの組立て方法。
12. 前記スライド運動可能な弓形舌要素を舌閉鎖位置に動かして前記スライド運動可能な弓形舌要素が前記送出しオリフィスを覆うようにする段階と、
    前記係合スロットに形成された少なくとも１つの拘束突起を利用して前記スライド運動可能な弓形舌要素を前記舌閉鎖位置に拘束する段階とを更に有し、前記拘束突起は、前記スライド運動可能な弓形舌要素が前記舌閉鎖位置にあるとき、前記長手方向垂直部材に係合するよう位置決めされる、請求項１０記載の複数個の菓子製品の貯蔵及び分配のためのパッケージの組立て方法。

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