JP4846198B2 - ヒトの出産を容易にするための組成物 - Google Patents

ヒトの出産を容易にするための組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP4846198B2
JP4846198B2 JP2003565445A JP2003565445A JP4846198B2 JP 4846198 B2 JP4846198 B2 JP 4846198B2 JP 2003565445 A JP2003565445 A JP 2003565445A JP 2003565445 A JP2003565445 A JP 2003565445A JP 4846198 B2 JP4846198 B2 JP 4846198B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cellulose
composition
lubricant
alkali metal
polyvinyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2003565445A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005519071A (ja
JP2005519071A5 (ja
Inventor
ショーブ,アンドレアス・エフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HCB HAPPY CHILD BIRTH HOLDING AG
Original Assignee
HCB HAPPY CHILD BIRTH HOLDING AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=27671986&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP4846198(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by HCB HAPPY CHILD BIRTH HOLDING AG filed Critical HCB HAPPY CHILD BIRTH HOLDING AG
Publication of JP2005519071A publication Critical patent/JP2005519071A/ja
Publication of JP2005519071A5 publication Critical patent/JP2005519071A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4846198B2 publication Critical patent/JP4846198B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K45/00Medicinal preparations containing active ingredients not provided for in groups A61K31/00 - A61K41/00
    • A61K45/06Mixtures of active ingredients without chemical characterisation, e.g. antiphlogistics and cardiaca
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/21Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates
    • A61K31/215Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids
    • A61K31/22Esters, e.g. nitroglycerine, selenocyanates of carboxylic acids of acyclic acids, e.g. pravastatin
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K9/00Medicinal preparations characterised by special physical form
    • A61K9/0012Galenical forms characterised by the site of application
    • A61K9/0034Urogenital system, e.g. vagina, uterus, cervix, penis, scrotum, urethra, bladder; Personal lubricants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Reproductive Health (AREA)
  • Gynecology & Obstetrics (AREA)
  • Emergency Medicine (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
  • Medicines Containing Plant Substances (AREA)
  • Acyclic And Carbocyclic Compounds In Medicinal Compositions (AREA)

Description

発明の分野
本発明は、女性による経膣出産において潤滑剤として使用する、メタリン酸のアルカリ金属塩類を含まない組成物を製造するための、生理学的に許容される有機物質の使用に関する。その潤滑効果はこの場合、膣を経由して産道に本組成物を導入し、産道の実質的に全ての表面、又は産道表面の局部に層を形成することにより達成される。
経膣出産は、複雑なプロセスであり、3つの重要な要因:出産すべきもの(胎児、羊膜、胎盤)、産道(骨部分と柔組織の管からなる)および出産力により決定づけられる。ヒト胎児の経膣出産を促進又は抑制する様々な出産力は、科学の専門家の文献により知られている。出産促進力は、この関連で収縮と重力であるが、出産抑制力は、子宮口及び産道の伸縮力である。ヒトの出産は3段階に分かれる:開口期、娩出期、及び胎盤期である。初産婦における通常の分娩時間は、平均12時間であり、経産婦においては平均8時間である。初産婦に比べて経産婦の平均分娩時間が短い理由は、産道の伸縮力が低減しているためであり、それは、経産婦においては柔組織管[内側柔組織管(子宮内部分―子宮頸管―付属の柔組織管(膣と外陰部)]が前回までの経膣出産により薄くなっているためである。ヒトにおける分娩の仕組みに関する有力な定説によると、産道の伸縮力(産道を開き、引き延ばし、薄くするのに必要な力)は、出産に対抗する実質的な力としてみなされるべきであるというものである(Dudenhausen, Schneider, Frauenheilkunde and Geburtshilfe, Verlag De Gruyter (1994), pages 113 to 121)。
獣医学では、分娩されるものと産道との間の摩擦力の出産力学的重大性は、長年知られている。この摩擦力を低減するために産道を滑らかにすることは、獣産科学では標準的な方法であり(Richter Goetze; Tiergeburtshilfe, 4th edition; Verlag Paul Parey; Rechtsfragen in der Tiergeburtshilfe, page 614)、この目的のための潤滑剤が市販されている。動物の出産には比較的大量の潤滑剤を使用することができる。このため、潤滑効果を有する羊水の代用となる液体、水性組成物を使用することができる。ヒトの出産において、実行可能性がないことからこのように大量の潤滑剤を使用することは不可能である。
動物の出産とヒトの出産の実質的な違いは、ヒトの出産では羊水の役割は産道の潤滑化に関して有意性な関連性はなく、逆にそれがあるがゆえの結果として摩擦力を増大させる場合もある。ヒトの場合、水性物質としての羊水は、それ自体ほとんど潤滑効果を有しない。現在、ヒトの経膣出産は、そのほとんどが頭位のみで行われており、この場合、出産時の羊水の漏れは、頭で密閉されるため無視できる程度だと指摘されている。胎脂は、分娩される唯一の潤滑物質であるが、出産時はもはやほとんど存在せず、いずれにしても頭上にはほとんど効果がない。したがって、ヒトの経膣出産前又は経膣出産中に産道を滑らかにする目的で羊水又は羊水代用品を使用することは、摩擦力を減少させ、ヒトの経膣出産を容易にするために適切な手段ではない。
出産に抵抗する力としての、ヒトの胎児と産道との間の摩擦力の重大さについてもいくつかの議論がある。したがって、例えば、Moolgaokerは、鉗子出産に関する調査の中で、鉗子出産の成功もこの摩擦力に大いに影響されることを見出した[Moolgaoker et al., Obstet. Gynecol. 1979;54(3), pages 299-309]。Cherkasskyはまた、介助経膣出産中のこの摩擦力の重大さを一部認め、特許の中で、膣中にプラスチックのシートを挿入することにより、介助経膣出産中の産道の摩擦力を減少させ、それにより鉗子出産を容易にすることを提案した(US-A-4,602,623参照)。
RU-C2-2177789は、分娩を誘導する目的で子宮頸管を柔軟にして開口する(用意ができた状態にする)ために、ヒアルロン酸ナトリウムを含有するゲルで子宮頸管を処理することを記載している。産道の摩擦については、言及していない。
US-A-3,614,797は、ヒトを含む哺乳類の産道を滑らかにするために羊水の代用として、メタリン酸カリウム、アルギン酸塩、カルボキシメチルセルロース又はカルボキシメチルデンプン及び弱酸のナトリウム塩の組成物を、粘性の高い水性溶液の形で使用することを提案しており、この開示によれば、潤滑効果は羊水にあるとしている。しかし、水系組成物は潤滑化に関してはわずかな効果しか示さないことが知られている。加えて、この組成物はそのメタリン酸塩の含有量により、少なくともヒトには生理学的に好ましくない。
さらに、産道表面は潤滑性が欠如していることから、出産前又は分娩時の通常の婦人科検査における膣検査では潤滑剤を使用すべきであることが長年知られている。この場合の潤滑剤の使用は、手による膣検査を容易にするものであって、出産を容易にするものではない(Krantz K.E., Gorton, C.J., Obstet. Gynecol. 1973;41(2), pages 308 to 309)。
産科医学、妊婦のケア、出産管理、及び新生児学における、ここ数十年の技術の進歩により、胎児並びに母体の罹患率及び死亡率を飛躍的に改善することができた。しかし、これらの進歩は、麻酔処置、膣の外科処置及び帝王切開の比率を高めることにつながり、それが結果として、胎児及び/又は母体の罹患率を高めることにつながる可能性がある。
近年は、穏やかで技術的に抑制された出産を求める妊婦の正当な要求により、新しい分娩方式が開発され導入されてきた。それらには主に、控えめな出産管理、侵襲性の方法の抑制された使用、及び出産形態(水中出産、別の出産体位等)の選択の自由が含まれる。これらの方式は、出産体験を、罹患率及び死亡率同様に改善してきたものの、依然として、出産、特に経膣出産の方法が容易になり、それにより出産体験が向上すること、及び骨盤底の損傷等、出産の苦痛が減少することを求める、妊婦の大きな要求が未だ満たされていない。
ヒトの出産における胎児と産道との間の摩擦力のもつ、出産における力学的な重大さは、今日まで見過ごされてきた。ヒトの産科学では、この摩擦の効果的な低減は知られていない。また、ヒトの産科学において、摩擦を減少させるための医薬製剤は、導入は言うまでもなく、開発もされてこなかった。
驚くべきことに、ヒトの出産は、子宮頸管や膣の壁(産道)を分娩前及び/もしくは分娩中に生理学的に許容される有機潤滑剤で覆った場合、特に初産婦において大幅に容易にすることができ、時間も短縮できることが認識されてきている。潤滑剤により開口期と娩出期の両方において、産道と分娩するものとの間の摩擦を大幅に低減することができる。加えて、損傷の危険性(柔組織管が薄くなる、骨盤の損傷、膣裂傷、会陰損傷、直腸損傷、子宮破裂、失血等)を低減又は予防することができ、また例えば、尿失禁、便失禁、性的不能、及び精神障害等の長期の障害を抑制又は防止することができる。さらに、摩擦の低下により分娩の負荷を低減することができ、ひいては介助経膣出産又は帝王切開の防止や低減につながる可能性がある。
本発明は、女性による経膣出産において潤滑剤として使用する、メタリン酸のアルカリ金属塩類を含まない組成物を製造するための、生理学的に許容される有機物質の使用に関する。
本発明の目的である潤滑剤としての効果は、本発明により使用すべき組成物を産道に導入することにより達成される。これにより、産道の好ましくは全表面と胎児の間とに潤滑剤の層が形成される。経膣出産は、胎児と産道表面との摩擦を低減することにより、大幅に容易となって促進される(静止摩擦、滑り摩擦及び/又は転がり摩擦であるかどうかを問わない)。
本発明の目的に関して生理学的に許容されるとは、使用する潤滑剤が出産を行う母及び子により許容されることを意味する。
本発明の目的に関して有機物質とは、それを用いて潤滑剤を製造することができる有機物質を意味する。
本発明により使用される組成物の導入は、好都合には分娩の開始前及び/又は開口期、及び/又は娩出期に行われる。このようにして、まだ開いていない羊膜腔と産道との摩擦を低減することができる。
潤滑剤を製造するための多くの有機物質は、公知であり、広範な用途の医薬に既に使用されている。これらの有機物質は、それ自体、組成物に潤滑効果をもたらす場合があり(たとえば、脂肪や油はそれ自体潤滑効果を有する)、あるいは、組成物の製剤過程で潤滑効果を付与する場合がある(たとえば、ゲル)。このような製剤がさらにそれ自体潤滑効果を有する有機物質を含有することも可能である。本組成物はまた、導入後に産道表面に潤滑剤膜を形成することもあるが、胎児の皮膚に対してよりも、産道表面に対し、より強い付着力を有する。
潤滑効果を有する有機物質は、たとえば、液体から粘性のある炭化水素やパラフィン、植物油及び脂肪、水素化又は非水素化された脂肪酸エステル等の、天然又は合成油、脂肪及びワックスであってよい。天然油、脂肪及びワックスは、植物性又は動物性のいずれであってもよい。さらなる可能性として、長鎖アルコール類及びそのエステル類(脂肪アルコール類及びそのエステル類)、ポリオール類(グリセリン又は糖類)並びに界面活性剤がある。
潤滑効果を有する有機物質は、さらに、可溶性、乳化性、分散性を有し、適切な場合低分子量であり、適切な場合生分解性及び/もしくは適切な場合生体付着性を有し、たとえばビヒクルとして、有機溶媒、水、又は溶媒と水の混合物とともに、潤滑剤フィルムを形成するか又は潤滑剤として作用する、構成成分として配合可能な、有機オリゴマー又はポリマーであってよい。好適な溶媒の例は、エーテル、アルコール及びポリオール、特にエタノール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ジエチレングリコール、エチレングリコールモノメチルもしくはジメチルエーテル、エチレングリコールモノエチルもしくはジエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルもしくはジメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルもしくはジエチルエーテル、及びグリセリン等のジオール及びトリオールである。エステル類、たとえばエチレンカーボネート及びプロピレンカーボネート等も好適である。
潤滑効果を組成物の配合過程で付与する有機物質は、主に、有機溶媒及び/又は水により膨張し、ゲルを形成するポリマー類である。ヒドロゲルを形成する有機物質が好ましい。ゲルを形成するために、2つ以上の異なるポリマーを使用することもできる。ゲルを形成するポリマー類は、それ自体潤滑効果を有していてもよい。潤滑効果を有する有機物質をゲルに添加してもよい。
潤滑効果を有する組成物は、油状、ワックス状、ペースト状、粘着性もしくは油脂状の粘稠性を有していてよく、又はゲル、特にヒドロゲルであってよい。しかし、エマルション又は分散液であっても好適である。さらに使用可能な製剤の形の例には、油、ペースト、クリーム、坐薬、又は泡がある。製剤の形態は、効果にさほど影響しないが、分娩時の母親の、製剤の使用に対する前向きな受け止め方に影響する場合がある。
有機物質は、単独で、又は少なくとも2つの物質が混合したものであってよい。また、これらの物質をたとえば、粘性油、ペースト、ゲル、クリーム、坐薬又は泡のような使用しやすい形になるように製剤化するのが、都合がよい。このような形のものは、全産道表面に均一に完全に塗布することができる。加えて、改善の対象である産道表面、そして、分娩される胎児の皮膚にも付着させるような製剤形態も、適切な場合可能であり、その結果、産道表面に塗布された潤滑剤層の最適な持続及び潤滑効果が達成される。
医薬用途の油、ペースト、ゲル、クリーム、坐薬又は泡、並びに溶液、エマルション、及び分散液の製造とこのような製剤に使用する成分は、公知であり、ここで詳細に説明する必要はない。潤滑剤の他に使用される補助剤の例は、界面活性剤、分散剤、濃縮剤、生理学的pHを調整するpH緩衝剤、溶剤、キャリアー、充填剤及び保存剤である。有機物質は、その活性により、製剤に対し、1〜99重量%、好ましくは、2〜95重量%、より好ましくは5〜90重量%、そして特に好ましくは5〜80重量%の量で製剤中に存在する。
潤滑効果を有する好適な有機物質の例は、以下のとおりである。
a)食用の植物性及び動物性の油脂、植物性及び動物性のワックス、長鎖の飽和もしくは不飽和カルボン酸とアルコールとのモノ−〜ポリエステル、又はたとえば、グリセリン、ペンタエリトリトール、トリメチロールプロパンもしくは糖類などのポリオール類、脂肪アルコール類及びそれらのカルボン酸エステル類、並びに鉱物油、鉱物脂肪及び鉱物ワックス(パラフィン類)。
b)セルロース、コラーゲン、ヒドロキシアルキルセルロース類(ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース)、カルボキシメチルセルロース及びそれらのアルカリ金属塩、セルロースアセテート、ヒドロキシアルキルでんぷん(ヒドロキシエチルでんぷん、ヒドロキシプロピルでんぷん)、ゼラチン、デキストラン及びヒドロキシアルキル化デキストラン、アルギン酸塩、ヒドロキシカルボン酸のポリエステル類(ポリラクテート、ポリグリコレート、ポリソルベート及び対応するモノマーのコポリマー)、脂肪族ポリカーボネート類(ポリブチレンカーボネート)、ポリアルキレンオキシド(ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドコポリマー)、ポリビニルアルコール並びにポリビニルピロリドン、ヒアルロン酸もしくはそのアルカリ金属塩、ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸アルキルエステル、ポリ(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル、ポリアクリルアミド類、ポリビニルエステル類(ポリビニルアセテート)、オレフィン/ビニルアセテートコポリマー類、ポリウレタン類、ポリアミド類、ポリシロキサン類(シリコーン)、ジカルボン酸とジオールとのポリエステル並びにポリエーテル類等の、天然、天然改質、又は合成のポリマー類。
潤滑剤としての有機物質の具体例としては、ヒドロエチルセルロース、グリセリン、ポリカーボフィル、カーボポール(Carbopols)(たとえば、Carbopol 907、Carbomer 934P)、ヒアルロン酸及びその塩、スクシニル化ゼラチン、流動パラフィン、白色ワセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール並びにポリエチレン/ポリプロピレンコポリマー類(Pluronic 127)、ジメチコン、ジメチコノール、シクロメチオン、植物性油脂、動物性油脂、鉱物性油脂、界面活性物質(ノノキシノール−9、リン脂質等の界面活性剤、Lucinactant、Beractant、Phospholipida e pulmone suis 等の肺界面活性物質)。
塗布後に潤滑剤フィルムを形成するポリマー類、たとえば、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ポリビニルアルコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール類及びエチレンオキシド/プロピレンオキシドコポリマー類等についても言及すべきである。
組成物の配合過程で潤滑効果を付与する有機物質は、たとえば:ポリ(メタ)アクリル酸、ポリ(メタ)アクリル酸ヒドロキシエチルエステル類、ポリアクリル酸グリセリルエステル類、ポリ(メタ)アクリルアミド類、ポリビニルピロリドン、カルボキシメチルセルロース、ヒト又は動物由来物質、たとえば胎脂、羊膜の成分、胎盤の成分、肺界面活性物質の類似物質(パルミチン酸コルフォセリル、Lucinactant、Beractant、Phospholipida e pulmone suis)並びに滑液及び目の成分等である。
さらに具体的な例は、ポリアクリル酸、カルボキシメチルセルロース(MG50000〜700000、置換度0.5〜1.5)、ポリビニルピロリドン(MG5000〜150000)、濃度0.25〜5重量%であって、グリセリン及び塩化ナトリウムとともに使用するカーボポール(ポリアクリル酸)、特に濃度1〜3重量%であって、湿潤剤及び等張化物質とともに使用するセルロース、特に濃度0.5〜3重量%であって、湿潤剤及び等張化物質とともに使用するキャロブ粉である。
市販されている(登録)製品の中に、該適応のもの、すなわち、ヒトによる経膣出産時の摩擦を減らすための製品は一切ない。
しかし、その効果は本発明による使用に最適化されてはいないものの、場合により本適応、すなわち産道の潤滑化に好適な製品が市販されている。これらの製品は、身体の開口部(たとえば膣)の触診の際に手の指に擦り込んで使用し、それにより、膣の乾いた感覚を改善したり、診断上の介入(気管支鏡検査)中の摩擦力を低減したり、また他の適応症用として使用するものとして提供されている。これらの製品の例は、以下のとおりである。
a)ヒト医療用では:Instillagel(登録商標)、Endosgel(登録商標)、K-Y(登録商標); K-Y(登録商標)製品群(KY Ultragel(登録商標)他)、Replens(登録商標)、Mucogyn(登録商標)、Echovist(登録商標)、Levovist(登録商標)、LAM IPM Personal Lubricant(登録商標)、CoLiquifilm(登録商標)、Very Private(商標)、Trojan(商標)、Vagisil(商標)、Wet(登録商標)、Astroglide(登録商標)、ID Millenium(登録商標) 及び ID Familie(登録商標)、Pre-Seed(登録商標)、Eros(商標)、Divine No. 9(登録商標)、Probe(登録商標)、Surgilube(登録商標)、Lubrajel(登録商標)、Surfaxin(登録商標)、Curosurf(登録商標)、Exosurf(登録商標)、Survanta(登録商標)、Gyne-Moistrin(商標)、Ceylor Gel(登録商標)。
b)獣医療用では:Vetagel(登録商標)、Celagel(登録商標)、Bovivet Gel(登録商標)、Degragel(登録商標)。
好適な実施態様において、本発明により使用する組成物は、さらに有効医薬成分、又は少なくとも2つの有効医薬成分の組み合わせを含んでよい。これらの有効医薬成分は、分娩中に生じる何らかの適応に対する薬剤として作用する。たとえば、出産の抑制又は促進、出産の苦痛の緩和、並びに感染の予防である。有効医薬成分の配合量は、組成物に対し0.0001〜10重量%、好ましくは0.01〜10重量%、特に好ましくは0.01〜5重量%である。
分娩促進物質の例としては、オキシトシン、ジノプロストン、スルプロストン、ミソプロストル、及びヒアルロニダーゼがある。
分娩抑制物質の例としては、硫酸コンドロイチン、ヘキソプレナリン、フェノテロール、硫酸マグネシウム、アトシバン、カルシウムアンタゴニスト及びニトログリセリンがある。
痛み緩和物質の例としては、塩化エチル、ブピバカイン、Carbostesin、リドカイン、メピバカイン、Rapidocaine、Scandicaine、Xylesin及びキシロカインがある。
消毒薬の例としては、第四級アンモニウム化合物、ポビドンヨード、ヨード及びヨード含有化合物等の抗菌性及び抗微生物物質がある。
たとえばヘルペス又はHIV等の母子感染を防ぐために、ヌクレオシド類似体、ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤、非ヌクレオシド逆転写酵素阻害剤及びプロテアーゼ阻害剤等の抗ウイルス性物質を混合することが特に有利である。
分娩後の新生児の呼吸能を促進する、肺界面活性物質、たとえば、パルミチン酸コルフォセリ、Lucinactant、Beractant、Phospholipida e pulmone suis、ペルフルオロカーボンを混合することが好都合であることも証明されている。子宮頸管を準備ができた状態にする物質には、ジノプロストン、スルプロストン、ミソプロストル、ヒアルロン酸等がある。
本発明により使用する組成物は、広口瓶又はより好ましくはチューブ等の容器に入った状態が好都合であるが、膣座剤としても使用できる。加えて、膣用アプリケーターを使用することが好ましい。広口瓶を使用する場合は、組成物を、指やスパチュラで産道表面に塗布することができる。チューブはより好都合であり、組成物を圧力によりそこから押出して産道表面に塗布することができる。容器の大きさは、組成物の量が1回の塗布に充分となるように選択することができる。チューブには、端に組成物の押出口を付けた、ほぼ産道の長さに対応する延長部分を備え付けることができる。その押出口は、たとえば丸い穴のように、組成物が完全に且つほぼ均一に産道表面に広がるように好適に設計される。
本発明により使用する組成物の使用は、単純であり、分娩開始の前、開口期、又は娩出期に塗布すると、効果的である。塗布は1回又は複数回行うことができる。開口期の少し前、又は開口期中の塗布は、産道の組織を柔軟にし、さらに分娩を容易にする利点がある。
本発明のもうひとつの態様は、女性による経膣出産を容易にする方法であって、生理学的に許容できる有機潤滑剤を含むが、メタリン酸のアルカリ金属塩類を含まない組成物を女性の産道に有効量導入することである。
本発明の目的のための有効量とは、体積で1〜500ml、好ましくは5〜200mlであり、特に好ましくは10〜100mlである。この体積は製剤の性質に依存しうる。
本発明により使用する組成物は、当業者が今日まで全く考えたことがなかった数多くの利点や改善点を提供する。
主な改善点は、たとえば以下のとおりである:
− 分娩労力及び/又は分娩時間の低減
− 分娩痛の緩和
− 出産により母子に与える後遺症の低減
− 潤滑剤と抗微生物物質を組み合わせることによる、産褥感染及び新生児感染のリスクの低減
母親に対するさらなる改善点は、たとえば以下のとおりである:
− 母親の産道の損傷(頸管裂傷、子宮裂傷、膣会陰裂傷、陰唇裂傷、外陰損傷)の回避及び/又は低減
− 骨盤底の損傷防止
− 尿失禁、便失禁及び生理学的障害の防止
− 会陰切開率の低減
− 介助経膣出産及び帝王切開率の低減及び/又は回避
− 会陰切開率の低減
− 麻酔の介入(局所、全身麻酔、鎮静剤、吸入麻酔)の低減及び/又は回避
子に対するさらなる改善点は、たとえば以下のとおりである:
− 分娩時胎児低酸素症の回避及び/又は低減
− 分娩時胎児仮死及び/又はその後遺症の回避及び/又は低減
− 鎖骨骨折、叢損傷又は脳出血等の分娩時の子の損傷の回避及び/又は低減
− 潤滑剤に肺界面活性剤様物質を組み合わせることによる新生児呼吸困難症候群の低減
− 細菌又はウイルス感染に関連する母子感染率の低減
出産体験が一般に改善されていると言うことができ、また、分娩及び長期の後遺症のもたらす合併症を防止することにより、医療費を削減することができる。
以下の例により、本発明をさらに詳細に説明する。
文献から、初産婦における統計的な開口期の持続時間は600分、娩出期が120分であり、合計720分(正常なグループ)であることが知られている。
分娩時に母親の同意を得て使用した潤滑剤は、ジョンソン・エンド・ジョンソンの供給によるゲル、KY(登録商標)ゼリーである。この潤滑剤は、膣の触診検査に検査者の手指の潤滑性を向上させるために使用される。この潤滑剤は本用途、つまり産道に導入することにより出産を楽にする目的では知られておらず、また最適化もされていない。
初産婦を8名を同一出産チームに選んだ。ゲルは開口期及び娩出期に、産道表面のできるだけ多くの部分が常にゲルで充分に覆われる量(全部で約80gのゲル、この量は出産時の膣検査時の使用量よりもはるかに多い)を使用した。6名の母親の羊膜腔が開口期の最後を迎える前に30分以内で破裂(破水)した。
生まれた時の平均体重は、3189±326g、平均頭囲は34±1.1cm、平均体長は47.6±1.8cm、平均出産時間は全部で336±184分であり、出産時間の著しい短縮が認められた。新生児の転帰パラメーター(APGAR、臍の緒のpH)は、正常グループと同等であった。
最適化されていない製品を使用したが、出産チーム及び分娩時の母親による出産方法の主観的な評価はいずれも肯定的であった。

Claims (8)

  1. 女性による経膣出産において潤滑剤として使用する、メタリン酸のアルカリ金属塩類を含まないゲルの形状である組成物を製造するための、生理学的に許容される有機物質の使用であって、当該有機物質が、セルロース;コラーゲン;ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースから選択されるヒドロキシアルキルセルロース;カルボキシメチルセルロース及びそれらのアルカリ金属塩;セルロースアセテート;ヒドロキシエチルでんぷん、ヒドロキシプロピルでんぷんから選択されるヒドロキシアルキルでんぷん;ゼラチン;デキストラン及びヒドロキシアルキル化デキストラン;アルギン酸塩;ポリラクテート、ポリグリコレート、ポリソルベート及び対応するモノマーのコポリマーから選択されるヒドロキシカルボン酸のポリエステル;ポリブチレンカーボネートから選択される脂肪族ポリカーボネート;ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドコポリマーから選択されるポリアルキレンオキシド;ポリビニルアルコール並びにポリビニルピロリドン;ヒアルロン酸もしくはそのアルカリ金属塩;ポリ(メタ)アクリル酸;ポリ(メタ)アクリル酸アルキルエステル;ポリ(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;ポリアクリルアミド;ポリビニルアセテートから選択されるポリビニルエステル;オレフィン/ビニルアセテートコポリマー;ポリウレタン;ポリアミド;ポリシロキサン;ジカルボン酸とジオールとのポリエステル;並びにポリエーテル;から選択される、天然、天然改質、又は合成のポリマーである、上記使用。
  2. 前記有機物質自体が前記組成物に潤滑効果をもたらす、又は前記有機物質が前記組成物の配合過程に潤滑効果を与えることを特徴とする、請求項1記載の使用。
  3. 前記潤滑効果を有する有機物質が、天然又は合成油、脂肪、及びワックスを含む、請求項2記載の使用。
  4. 前記有機物質が、前記組成物中に1〜99重量%の量で存在することを特徴とする、請求項1記載の使用。
  5. 前記有機物質が、さらに有効医薬成分、又は少なくとも2つの有効医薬成分の組み合わせを含むことを特徴とする、請求項1記載の使用。
  6. 有効医薬成分の量が、前記潤滑剤又は潤滑剤を含む前記配合に対し、0.0001〜10重量%であることを特徴とする、請求項5記載の使用。
  7. 前記有効医薬物質が、出産を抑制する、もしくは出産を促進する、痛みをやわらげる、感染を防止する、又は、新生児呼吸困難症候群を防止するために作用することを特徴とする、請求項5記載の使用。
  8. 生理学的に許容される有機潤滑剤を含むが、メタリン酸のアルカリ金属塩類を含まない、女性における経膣出産を容易にするためのゲルの形状である医薬組成物であって、当該生理学的に許容される有機潤滑剤が、セルロース;コラーゲン;ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロースから選択されるヒドロキシアルキルセルロース;カルボキシメチルセルロース及びそれらのアルカリ金属塩;セルロースアセテート;ヒドロキシエチルでんぷん、ヒドロキシプロピルでんぷんから選択されるヒドロキシアルキルでんぷん;ゼラチン;デキストラン及びヒドロキシアルキル化デキストラン;アルギン酸塩;ポリラクテート、ポリグリコレート、ポリソルベート及び対応するモノマーのコポリマーから選択されるヒドロキシカルボン酸のポリエステル;ポリブチレンカーボネートから選択される脂肪族ポリカーボネート;ポリエチレンオキシド、ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド/ポリプロピレンオキシドコポリマーから選択されるポリアルキレンオキシド;ポリビニルアルコール並びにポリビニルピロリドン;ヒアルロン酸もしくはそのアルカリ金属塩;ポリ(メタ)アクリル酸;ポリ(メタ)アクリル酸アルキルエステル;ポリ(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル;ポリアクリルアミド;ポリビニルアセテートから選択されるポリビニルエステル;オレフィン/ビニルアセテートコポリマー;ポリウレタン;ポリアミド;ポリシロキサン;ジカルボン酸とジオールとのポリエステル;並びにポリエーテル;から選択される、天然、天然改質、又は合成のポリマーである、上記医薬組成物。
JP2003565445A 2002-01-22 2003-01-21 ヒトの出産を容易にするための組成物 Expired - Fee Related JP4846198B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
CH00121/02A CH697081A5 (de) 2002-01-22 2002-01-22 Zusammensetzung für die Unterstützung der Geburt eines menschlichen Föten.
CH0121/02 2002-01-22
PCT/EP2003/000548 WO2003066020A1 (de) 2002-01-22 2003-01-21 Zusammensetzung zur erleichterung der humangeburt

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2005519071A JP2005519071A (ja) 2005-06-30
JP2005519071A5 JP2005519071A5 (ja) 2006-02-23
JP4846198B2 true JP4846198B2 (ja) 2011-12-28

Family

ID=27671986

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003565445A Expired - Fee Related JP4846198B2 (ja) 2002-01-22 2003-01-21 ヒトの出産を容易にするための組成物

Country Status (13)

Country Link
US (1) US20050053670A1 (ja)
EP (3) EP1467707B1 (ja)
JP (1) JP4846198B2 (ja)
AT (1) ATE336228T1 (ja)
AU (1) AU2003229546A1 (ja)
CA (1) CA2477053C (ja)
CH (1) CH697081A5 (ja)
CY (1) CY1106227T1 (ja)
DE (2) DE50304651D1 (ja)
DK (1) DK1467707T3 (ja)
ES (1) ES2271572T3 (ja)
PT (1) PT1467707E (ja)
WO (1) WO2003066020A1 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0222522D0 (en) 2002-09-27 2002-11-06 Controlled Therapeutics Sct Water-swellable polymers
GB0417401D0 (en) 2004-08-05 2004-09-08 Controlled Therapeutics Sct Stabilised prostaglandin composition
DE102004054552A1 (de) * 2004-11-11 2006-05-18 Hcb Happy Child Birth Holding Ag Neue Zusammensetzung zur Erleichterung der Humangeburt
GB0613333D0 (en) 2006-07-05 2006-08-16 Controlled Therapeutics Sct Hydrophilic polyurethane compositions
GB0613638D0 (en) 2006-07-08 2006-08-16 Controlled Therapeutics Sct Polyurethane elastomers
EP1886676A1 (en) * 2006-08-09 2008-02-13 Polichem S.A. Compositions with enhanced elasticizing activity
GB0620685D0 (en) * 2006-10-18 2006-11-29 Controlled Therapeutics Sct Bioresorbable polymers
CN107412885B (zh) * 2014-01-13 2020-04-28 成都英诺新科技有限公司 一种助产用凝胶及其制备方法
WO2019059856A1 (en) 2017-09-22 2019-03-28 Turkuaz Sağlik Hi̇zmetleri̇ Medi̇kal Temi̇zli̇k Ki̇myasal Ürünler Sanayi̇ Ve Ti̇caret Anoni̇m Şi̇rketi̇ OBSTETRIC GEL AND METHOD OF PRODUCTION
WO2023148486A1 (en) * 2022-02-01 2023-08-10 Birthglide Limited Birthing device
GB2615312A (en) * 2022-02-01 2023-08-09 Birthglide Ltd Birthing device

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4267168A (en) * 1977-03-11 1981-05-12 Aquatain Partnership Method of reducing bacteria on human tissue using liquid biocidal compositions comprising a mixture of silver ions and sodium pectate

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3496592A (en) 1969-04-24 1970-02-24 Judson O Jones Portable apparatus for cleaning and partially drying carpets
US3971848A (en) * 1970-12-21 1976-07-27 Kimitsu Chemical Laboratory Co. Ltd. Lubricating composition for mucosa or epidermis
JPS4948725B1 (ja) * 1971-06-24 1974-12-23
US4184974A (en) * 1974-05-16 1980-01-22 Leuven James W Van Liquid biocidal compositions comprising a mixture of silver ions and sodium pectate
GB8323624D0 (en) * 1983-09-02 1983-10-05 Reckitt & Colmann Prod Ltd Medicinal compositions
EP0163696B1 (en) * 1983-11-14 1992-11-25 Columbia Laboratories, Inc. Use of a bioadhesive
US4602623A (en) 1983-12-30 1986-07-29 Michael Cherkassky Method of delivering a fetus
GB8622698D0 (en) * 1986-09-20 1986-10-29 Smith & Nephew Ass Dispenser
US4859242A (en) * 1987-03-16 1989-08-22 Color Quest Inc. Water soluble coloring compositions containing sparkle components
US4981686A (en) * 1987-05-18 1991-01-01 Hardy Robert E Personal lubricant
GB8817015D0 (en) * 1988-07-16 1988-08-17 Reckitt & Colmann Prod Ltd Method of treatment
US5342617A (en) * 1990-12-03 1994-08-30 Medical Polymers, Inc. Water-based human tissue lubricant
JP3042546B2 (ja) * 1991-04-23 2000-05-15 昭和電工株式会社 微粒子状の架橋型n−ビニルアミド樹脂及びミクロゲル、その製造法及び用途
YU66892A (sh) * 1991-08-20 1995-10-24 Hoechst Ag. Fosfoinositolglikan - peptid sa delovanjem kao insulin
NL9400160A (nl) * 1994-02-02 1995-09-01 Stichting Tech Wetenschapp Therapeutische samenstelling voor het vervangen en/of aanvullen van lichaamsvloeistoffen.
US5580574A (en) * 1994-04-28 1996-12-03 Hoffmann-La Roche Inc. Pharmaceutical composition for transdermal delivery
EP0851908B1 (en) * 1995-06-07 2003-05-02 Lee County Mosquito Control District Lubricant compositions and methods
DE19531893A1 (de) * 1995-08-30 1997-03-06 Bayer Ag Juckreizmildernde, kosmetische und/oder pharmazeutische Zusammensetzungen
US5885591A (en) * 1996-07-02 1999-03-23 Johnson & Johnson Consumer Products, Inc. Personal lubricant compositions
US5877209A (en) * 1996-11-07 1999-03-02 Yunis; Adel A. Hair follicle protective formulations
WO2000007603A2 (en) * 1998-08-04 2000-02-17 Madash Llp End modified thermal responsive hydrogels
US6139848A (en) * 1999-02-12 2000-10-31 Mcneil-Ppc, Inc. Personal lubricant compositions
RU2177789C2 (ru) 1999-11-19 2002-01-10 Общество с ограниченной ответственностью Научно-производственное предприятие "Тульская индустрия LTD" Средство, способствующее созреванию шейки матки, способ ускорения созревания шейки матки и устройство для доставки лекарственного средства к шейке матки
US20030114394A1 (en) * 2001-10-29 2003-06-19 Levine Howard L. Vaginally administered anti-dysrhythmic agents for treating pelvic pain
US7709026B2 (en) * 2001-10-29 2010-05-04 Columbia Laboratories, Inc. Low concentration of peroxide for treating or preventing vaginal infections
US7151091B2 (en) * 2002-09-20 2006-12-19 The Johns Hopkins University Compositions and methods for preventing infection
US7820145B2 (en) * 2003-08-04 2010-10-26 Foamix Ltd. Oleaginous pharmaceutical and cosmetic foam
US20050181057A1 (en) * 2004-02-13 2005-08-18 Rosenberg Paul K. Vaginal lubricant

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4267168A (en) * 1977-03-11 1981-05-12 Aquatain Partnership Method of reducing bacteria on human tissue using liquid biocidal compositions comprising a mixture of silver ions and sodium pectate

Also Published As

Publication number Publication date
ATE336228T1 (de) 2006-09-15
DE50304651D1 (de) 2006-09-28
EP1467707A1 (de) 2004-10-20
EP2255784A1 (de) 2010-12-01
EP1467707B1 (de) 2006-08-16
US20050053670A1 (en) 2005-03-10
DK1467707T3 (da) 2006-12-27
CH697081A5 (de) 2008-04-30
JP2005519071A (ja) 2005-06-30
EP1719502A1 (de) 2006-11-08
CY1106227T1 (el) 2011-06-08
CA2477053A1 (en) 2003-08-14
AU2003229546A1 (en) 2003-09-02
PT1467707E (pt) 2006-12-29
DE20321512U1 (de) 2007-09-20
ES2271572T3 (es) 2007-04-16
WO2003066020A1 (de) 2003-08-14
CA2477053C (en) 2012-07-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5641677B2 (ja) ヒトの分娩を容易にするための新規組成物
JP4846198B2 (ja) ヒトの出産を容易にするための組成物
WO2006089561A1 (en) Pharmaceutical compositions containing organic acids useful for softening and ripening uterine cervix.
Ulmsten et al. Intracervical versus intravaginal PGE 2 for induction of labor at term in patients with an unfavorable cervix
US20210260062A1 (en) Treatment of Female Genital Schistosomiasis
Kafali et al. Intrauterine lidocaine gel application for pain relief during and after hysterosalpingography
Adesiyun et al. Clinical and investigative correlates of etiologic risk factors on treatment outcome of intrauterine adhesion in women with infertility: A descriptive study
Gorthey et al. Vulvar condylomata acuminata complicating labor
Deliwala et al. Therapeutic Efficacy of Misoprostol versus Ethacridine Lactate in Second Trimester Abortion–Randomised Controlled Study
Hsieh et al. Conservative treatment of cervico-isthmic heterotopic pregnancy by fine needle aspiration for selective embryo reduction
Herabutya et al. Mid‐trimester abortion using prostaglandin E2 gel
Pandya et al. A rare case of cervical ectopic pregnancy
Khan et al. MISSED ABORTION: MISOPROSTOL VERSUS CERVICAL CATHETER AS CERVICAL PRIMING AGENT
Ölmez et al. Effect of misoprostol on cervical transition pain in office hysteroscopy: Results of a tertiary center
Sree Sudha et al. Significant Risk Medical Devices–Obstetrics and Gynecology
Barqawi Intrauterine fetal death: termination of pregnancy withintravaginal prostagladin E2 pessaries
Valentin et al. Effect of a prostaglandin E1 analogue (gemeprost) on uterine and luteal circulation in normal first trimester pregnancies. A Doppler velocimetry study
Garg Evaluation of Postpartum Blood Loss After Misoprostol-Induced and Oxytocin with Foley’s Catheter-Induced Labour: A Comparative Study
Irvine et al. Efficacy of an intracervical prostaglandin E2 preparation, Cerviprost, on cervical ipening before first trimester abortion in bulliparous patients
Diawara et al. Sonographic detection of unruptured dichorionic unilateral live twin ectopic pregnancy
VEENA et al. EVALUATION OF PGE2 GEL FOR CERVICAL RIPENING AND INDUCfION OF LABOUR
Hutten-Czapski et al. The occasional intrauterine contraceptive device insertion
Çetin et al. Use of cervical dilators is not necessary during curettage after combined oral and vaginal administration of misoprostol from five to ten weeks of pregnancy
Methotrexate Successful Treatment of a Cervical Pregnancy by Single Dose Methotrexate and Vaginal Misoprostol
Adoke et al. Spontaneous fundal uterine rupture in a grandmultipara; an unusual site of rupture

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051227

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090728

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091027

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091104

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20091127

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091201

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20091204

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101028

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20101228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110510

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20110810

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20110817

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110906

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111012

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141021

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees