JP4844425B2 - 帯域要求システム、帯域要求装置、クライアント機器、帯域要求方法、コンテンツ再生方法およびプログラム - Google Patents

帯域要求システム、帯域要求装置、クライアント機器、帯域要求方法、コンテンツ再生方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、帯域要求システム、帯域要求装置、クライアント機器、帯域要求方法、コンテンツ再生方法およびプログラムに関する。
コンピュータやネットワーク技術の発達に伴い、インターネット等のネットワーク内において、より大量のデータが送受信されるようになった。ネットワークの使用量は、利用したネットワーク帯域の量に応じて請求されることが多いが、集合住宅やビル等における使用料金は、用いたネットワーク帯域の量が異なるにもかかわらず、集合住宅やビル全体で使用した帯域に相当する使用料金をユーザ間で均等に配分して請求される場合があった。
このような問題を解決するために、集合住宅やビルにおいて、ある部屋で余っているネットワーク帯域を他の部屋へと割り振ると同時に、使用したネットワーク帯域に応じて使用料金を設定するインターネット接続システムが提案されている(例えば、特許文献1参照。)
特開2006−101563号公報
しかしながら、上記の特許文献1におけるインターネット接続システムでは、集合住宅やビル全体で余っているネットワーク帯域が存在していない場合には、ネットワーク帯域の効果的な割り振りを行うことができず、ネットワーク上で、ネットワーク帯域の使用に関する競合やネットワーク帯域の奪い合いが生じてしまうという問題があった。
そこで、本発明は、このような問題に鑑みてなされたもので、その目的は、ネットワーク上で生じうるネットワーク帯域の競合を防止することが可能な、新規かつ改良された帯域要求システム、帯域要求装置、クライアント機器、帯域要求方法、コンテンツ再生方法およびプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の観点によれば、コンテンツを再生する複数のクライアント機器とネットワークを介して接続され、当該複数のクライアント機器に対して帯域を割り当てる帯域要求装置であって、前記帯域要求装置は、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定し、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求部と、前記中継サーバおよび前記複数のクライアント機器と通信する通信部と、を備え、前記帯域確保要求部は、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定部と、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決部と、を含み、前記競合解決部は、前記競合を解決する毎に当該競合が生じている前記クライアント機器に対して競合解決のための競合解決指針を要求して、前記クライアント機器から取得した前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、かつ、前記クライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する帯域要求装置が提供される。
また、本発明の第2の観点によれば、コンテンツを再生する複数のクライアント機器とネットワークを介して接続され、当該複数のクライアント機器に対して帯域を割り当てる帯域要求装置であって、前記帯域要求装置は、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定し、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求部と、前記中継サーバおよび前記複数のクライアント機器と通信する通信部と、を備え、前記帯域確保要求部は、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定部と、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決部と、を含み、前記帯域要求装置は、前記競合を解決する競合解決指針を記憶する競合解決指針記憶部を更に備え、前記競合解決部は、前記競合解決指針記憶部に記憶された前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、前記複数のクライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する帯域要求装置が提供される。
前記競合解決指針記憶部は、前記ネットワークに接続された前記複数のクライアント機器間で生じうる競合と当該競合に対応した競合解決指針とを関連付けて、複数記憶してもよい。
前記帯域要求装置は、前記中継サーバから割り当てられた帯域と、前記複数のクライアント機器における帯域の配分状況と、当該複数のクライアント機器の識別情報と、を記憶する帯域状態記憶部を更に備えてもよい。
上記の中継サーバは、SIPサーバであってもよい。かかる構成によれば、帯域要求装置は、中継サーバであるSIPサーバに対して、SIPで規定されているプロトコルに従って帯域の要求を行う。SIPは、リアルタイム・マルチメディアセッションの確立や管理に適した通信制御プロトコルであるため、帯域要求装置は、中継サーバであるSIPサーバに対して効率良く帯域要求を行うことが可能となる。
上記課題を解決するために、本発明の第3の観点によれば、ネットワークに接続されたコンテンツを再生する複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定するステップと、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求ステップと、を含み、前記帯域確保要求ステップは、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定ステップと、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決ステップと、を含み、前記競合解決ステップでは、前記競合を解決する毎に当該競合が生じている前記クライアント機器に対して競合解決のための競合解決指針を要求して、前記クライアント機器から取得した前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、かつ、前記クライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する帯域要求方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の第4の観点によれば、ネットワークに接続されたコンテンツを再生する複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定するステップと、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求ステップと、を含み、前記帯域確保要求ステップは、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定ステップと、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決ステップと、を含み、前記競合解決ステップでは、前記競合を解決する競合解決指針を記憶する競合解決指針記憶部に記憶された前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、前記複数のクライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する帯域要求方法が提供される。
上記課題を解決するために、本発明の第5の観点によれば、コンテンツを再生する複数のクライアント機器とネットワークを介して接続され、当該複数のクライアント機器に対して帯域を割り当てる帯域要求装置を制御するコンピュータに、ネットワークに接続された複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定し、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求機能と、前記中継サーバおよび前記複数のクライアント機器と通信する通信機能と、を実現させ、前記帯域確保要求機能は、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定機能と、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決機能と、を含み、前記競合解決機能では、前記競合を解決する毎に当該競合が生じている前記クライアント機器に対して競合解決のための競合解決指針を要求して、前記クライアント機器から取得した前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、かつ、前記クライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分するプログラムが提供される。
上記課題を解決するために、本発明の第6の観点によれば、コンテンツを再生する複数のクライアント機器とネットワークを介して接続され、当該複数のクライアント機器に対して帯域を割り当てる帯域要求装置を制御するコンピュータに、ネットワークに接続された複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定し、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求機能と、前記中継サーバおよび前記複数のクライアント機器と通信する通信機能と、を実現させ、前記帯域確保要求機能は、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定機能と、前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決機能と、を含み、前記競合解決機能では、前記競合を解決する競合解決指針を記憶する競合解決指針記憶部に記憶された前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、前記複数のクライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する、プログラムが提供される
かかる構成によれば、コンピュータプログラムは、コンピュータが備える記憶部に格納され、コンピュータが備えるCPUに読み込まれて実行されることにより、そのコンピュータを上記の帯域要求装置として機能させる。また、コンピュータプログラムが記録された、コンピュータで読み取り可能な記録媒体も提供することができる。記録媒体は、例えば、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フラッシュメモリなどである。また、上記のコンピュータプログラムは、記録媒体を用いずに、例えばネットワークを介して配信してもよい。
本発明によれば、ネットワーク上で生じうるネットワーク帯域の競合を未然に防止することが可能である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(第1の実施形態)
以下に、本発明の第1の実施形態に係る帯域要求システムについて、詳細に説明する。なお、以下の説明では、上記のコンテンツ配信装置の一例として、IPTV(Internet Protocol TeleVision)コンテンツを配信するIPTVサーバを挙げて説明する。また、上記の中継サーバとしてSIPサーバを用いた場合を説明する。さらに、クライアント機器の一例として、IPTVコンテンツを再生するIPTVターミナルを挙げて説明する。
図1は、本実施形態に係る帯域要求システム10を示した説明図である。帯域要求システム10は、例えば、コア・アクセスネットワーク12と、ホームネットワーク14と、コンテンツ配信装置であるIPTVサーバ18と、を含む。
コア・アクセスネットワーク12は、ホームネットワーク14と、IPTVサーバ18とを仲介するネットワークであり、複数のルータ16と、ホームネットワーク14に対する中継サーバであるSIPサーバ20とを含む。コア・アクセスネットワーク12とホームネットワーク14とは、ルータ16を介して接続されており、IPTVサーバ18とコア・アクセスネットワーク12とは、ルータ16を介して接続されている。
ルータ16は、コア・アクセスネットワーク12、ホームネットワーク14およびIPTVサーバ18からなる帯域要求システム10上を流れるデータを中継する機器である。図1に示したように、コア・アクセスネットワーク12には、複数のルータ16が配置されており、これらの複数のルータ16の一端は、後述するSIPサーバ20に接続されている。また、ルータ16の他端は、ホームネットワーク14またはIPTVサーバ18に接続されている。なお、図1に示した例では、複数のルータ16は、1つのSIPサーバ20に接続されているが、上記の例に限定されず、ルータ16は、複数のSIPサーバ20に接続されてもよい。また、図1に示した例では、1つのルータ16に対して1つのIPTVサーバ18が接続されているが、上記の例に限定されず、1つのルータ16に対して複数のIPTVサーバ18が接続されてもよい。
IPTVサーバ18は、コンテンツ配信装置であり、コンテンツであるIPTVのデータを管理するとともに、クライアント機器であるIPTVターミナル40からの要求に応じて、IPTVターミナル40に対してIPTVの映像/音声のメディアストリームを配信する。IPTVサーバ18は、コンテンツ提供サーバであってもよいし、放送局等であってもよい。
SIPサーバ20は、通信制御プロトコルとしてSIPを用いるサーバである。SIPサーバ20は、コア・アクセスネットワーク12上に設けられれば良く、SIPサーバ20は、コアネットワーク上に設けられても良く、アクセスネットワーク上に設けられても良い。SIPサーバ20は、当該SIPサーバ20に接続されているルータ16や、ルータ16を介してSIPサーバ20に間接的に接続されているIPTVサーバ18およびIPTVターミナル40を制御する。
通信網22は、ルータ16、帯域要求装置30および複数のIPTVターミナル40を双方向通信又は一方向通信可能に接続する通信回線網である。この通信網は、例えば、インターネット、電話回線網、衛星通信網、同報通信路等の公衆回線網や、WAN(Wide Area Network)、LAN(Local Area Network)、IP−VPN(Internet Protocol−Virtual Private Network)、Ethernet(登録商標)、ワイヤレスLAN等の専用回線網などで構成されており、有線/無線を問わない。また、帯域要求装置30およびIPTVターミナル40は、通信網22を介さずに、例えば、USB(Universal Serial Bus)ポートや、i.LINK等のIEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート等で、ルータ16と直接接続されてもよい。
帯域要求装置30は、ホームネットワーク14に接続されている複数のIPTVターミナルがコンテンツであるIPTVを再生するために必要な帯域を、SIPサーバ20に対して要求し、SIPサーバ20から帯域の割り当てを受ける装置である。図1では、1つのホームネットワーク14に対して1つの帯域要求装置30が接続されているが、上記の例に限定されず、1つのホームネットワーク14に対して複数の帯域要求装置30を接続し、処理を分散させてもよい。また、帯域要求装置30がIPTVターミナル40の機能を備えていても良い。
帯域要求装置30は、ネットワークを介してSIPサーバ20やIPTVターミナル40と通信可能なものであればよく、例えば、パーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)等のコンピュータ機器(ノート型、デスクトップ型を問わない。)などで構成することができる。なお、この帯域要求装置30については、以下で詳細に説明する。
IPTVターミナル40は、コンテンツ配信装置であるIPTVサーバ18からコンテンツであるIPTVの配信を受け、IPTVを再生するクライアント機器である。図1では、1つのホームネットワーク14に対して2つのIPTVターミナル40が接続されているが、上記の例に限定されず、1つのホームネットワーク14に対して、1つのIPTVターミナル40が接続されていてもよく、3つ以上のIPTVターミナル40が接続されていてもよい。
IPTVターミナル40は、ネットワークを介した通信機能を有し、IPTVを再生可能な機器であればよく、例えば、パーソナルコンピュータ(Personal Computer:PC)等のコンピュータ機器(ノート型、デスクトップ型を問わない。)、テレビジョン受像器、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、テレビジョン放送用のチューナやデコーダなどで構成することができる。また、IPTVターミナル40は、契約者が持ち運びできるポータブルデバイス(Portabale Device)、例えば、携帯型ゲーム機、PHS、携帯型映像/音声プレーヤなどであってもよい。なお、このIPTVターミナル40については、以下で詳細に説明する。
(帯域要求装置30、IPTVターミナル40の構成)
図2は、本実施形態にかかる帯域要求装置30のハードウェア構成を示した説明図である。帯域要求装置30は、主に、CPU(Central Processing Unit)301と、ROM(Read Only Memory)303と、RAM(Random Access Memory)305と、ホストバス307と、ブリッジ309と、外部バス311と、インターフェース313と、入力装置315と、出力装置317と、ストレージ装置319と、ドライブ321と、接続ポート323と、通信装置325とを備える。
CPU301は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROM303、RAM305、ストレージ装置319、またはリムーバブル記録媒体24に記録された各種プログラムに従って帯域要求装置30内の動作全般またはその一部を制御する。ROM303は、CPU301が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。RAM305は、CPU301の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバス307により相互に接続されている。
ホストバス307は、ブリッジ309を介して、PCI(Peripheral Component Interconnect/Interface)バスなどの外部バス311に接続されている。
入力装置315は、例えば、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、スイッチおよびレバーなどユーザが操作する操作手段である。また、入力装置315は、例えば、赤外線やその他の電波を利用したリモートコントロール手段(いわゆる、リモコン)であってもよいし、帯域要求装置30の操作に対応した携帯電話やPDA等の外部接続機器26、または、IPTVターミナル40であってもよい。さらに、入力装置315は、例えば、上記の操作手段を用いてユーザにより入力された情報に基づいて入力信号を生成し、CPU301に出力する入力制御回路などから構成されている。帯域要求装置30のユーザは、この入力装置315を操作することにより、帯域要求装置30に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置317は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイ装置、液晶ディスプレイ(Liquid Crystal Display:LCD)装置、プラズマディスプレイ(Plasma Display Panel:PDP)装置、EL(Electro−Luminescence)ディスプレイ装置およびランプなどの表示装置や、スピーカおよびヘッドホンなどの音声出力装置や、プリンタ装置、携帯電話、ファクシミリなどで構成されることが可能であり、取得した情報をユーザに対して視覚的または聴覚的に通知する。
ストレージ装置319は、本実施形態にかかる帯域要求装置30の記憶部の一例として構成されたデータ格納用の装置であり、例えば、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記憶部デバイス、半導体記憶デバイス、光記憶デバイス、または光磁気記憶デバイス等により構成される。このストレージ装置319は、CPU301が実行するプログラムや各種データ、コンテンツ、コンテンツの実行に必要なコンテンツ情報やコンテンツのメタデータ、および外部から取得したコンテンツデータなどを格納する。
ドライブ321は、記憶媒体用リーダライタであり、帯域要求装置30に内蔵、あるいは外付けされる。ドライブ321は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体24に記録されている情報を読み出して、RAM305に出力する。また、ドライブ321は、装着されている磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、または半導体メモリ等のリムーバブル記録媒体24に記録を書き込むことも可能である。リムーバブル記録媒体24は、例えば、DVDメディア、HD−DVDメディア、Blu−rayメディア、コンパクトフラッシュ(CompactFlash:CF)、メモリースティック、または、SDメモリカード(Secure Digital memory card)等である。また、リムーバブル記録媒体24は、例えば、非接触型ICチップを搭載したICカード(Integrated Circuit card)または電子機器等であってもよい。
接続ポート323は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ポートや、i.Link等のIEEE1394ポート、SCSI(Small Computer System Interface)ポート、RS−232Cポート、光オーディオ端子等の、機器を帯域要求装置30に直接接続するためのポートである。この接続ポート323に外部接続機器26を接続することで、帯域要求装置30は外部接続機器26から直接コンテンツデータを取得したり、外部接続機器26に各種データを提供したりする。
通信装置325は、例えば、通信網22に接続するための通信デバイス等で構成された通信インターフェースである。通信装置325は、例えば、有線または無線LAN(Local Area Network)、Bluetooth、またはWUSB(Wireless USB)用の通信カード、光通信用のルータ、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)用のルータ、または、各種通信用のモデム等である。この通信装置325は、クライアント機器40との間でコンテンツまたはコンテンツに関する情報を送受信すると共に、例えば、インターネットや他の通信機器との間でコンテンツやコンテンツに関するメタデータ等を送受信することができる。また、通信装置325に接続される通信網22は、有線または無線によって接続されたネットワーク等により構成され、例えば、インターネット、家庭内LAN、赤外線通信、または衛星通信等であってもよい。
以上説明した構成により、帯域要求装置30は、IPTVサーバ18、SIPサーバ20、IPTVターミナル40といった多様な情報源から様々な情報を取得したり、情報を伝送することが可能となる。さらに、帯域要求装置30は、リムーバブル記録媒体24を用いて帯域要求装置30が保持している様々な情報を持ち出すこともできる。このように、帯域要求装置30と、これに対応したIPTVターミナル40とを利用することにより、好適なデジタルホームネットワークが構築される。
なお、IPTVターミナル40のハードウェア構成は、帯域要求装置30のハードウェア構成と実質的に同一であるので、説明を省略する。
以上、本実施形態に係る帯域要求装置30およびIPTVターミナル40の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。また、上記のハードウェア構成は、あくまでも一例であり、これに限定されるものでないことは言うまでもない。また、利用形態によっては、ホストバス307や外部バス311、またはインターフェース313等を省略する構成も可能である。
(ルータ16の構成)
図3は、本実施形態にかかるルータ16のハードウェア構成を示した説明図である。ルータ16は、主に、CPU161と、ROMやRAMから構成されるメモリチップ163と、イーサネットインターフェース165と、PHYチップ167と、スイッチングハブチップ169と、接続ポート171とを備える。
CPU161は、演算処理装置および制御装置として機能し、ROMやRAMから構成されるメモリチップ163に記録された各種プログラムに従って、ルータ16内の動作全般またはその一部を制御し、IPパケットのルーティング処理を行う。メモリチップ163を構成するROMは、CPU161が使用するプログラムや演算パラメータ等を記憶する。また、メモリチップ163を構成するRAMは、CPU161の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータ等を一次記憶する。これらはCPUバス等の内部バスにより構成されるホストバスにより相互に接続されている。
イーサネットインターフェース165は、ルータ16の外部における種々のデータの伝送形式と、ルータ16内部のデータの伝送形式とを仲介する。図3に示したように、イーサネットインターフェース165は、CPU161と後述するPHYチップ167との間に設けられ、ルータ16の外部からルータ16の内部に伝送されるデータの仲介を行うものと、CPU161と後述するスイッチングハブチップ169との間に設けられ、ルータ16の内部からルータ16の外部へと伝送されるデータの仲介を行うものと、の2つが設けられる。なお、図3では、イーサネットインターフェースをルータ16内に2つ設ける場合を示しているが、上記の例に限定されず、1つのイーサネットインターフェースで上述の機能を行っても良い。
PHY(PHYsical layer:物理層)チップ167は、ルータ16が接続されるネットワークの物理的な接続・伝送方式に関する情報が記載されたチップであり、例えば、データと電気信号の相互変換方式等に関する情報が記載される。このPHYチップ167は、例えば、ルータ16の上流側に設けられる接続ポート171と、イーサネットインターフェース165との間に設けられる。
スイッチングハブチップ169は、データのスイッチングを行うハブ(集線装置)の機能を有するチップであり、ルータ16に伝送されてきたデータを解析してデータの送り先を検出し、例えば送り先のMACアドレス等に基づいて適切な接続ポート171のみにデータを伝送する。このスイッチングハブチップ169は、ルータ16の下流側に設けられる接続ポート171と、イーサネットインターフェース165との間に設けられる。
以上、本実施形態に係るルータ16の機能を実現可能なハードウェア構成の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用するハードウェア構成を変更することが可能である。また、上記のハードウェア構成は、あくまでも一例であり、これに限定されるものでないことは言うまでもない。
基盤技術に関する説明
(基盤技術の説明:SIPサーバに依存した競合解決処理)
まず、本発明に係る好適な実施形態について詳細なる説明をするに先立ち、本実施形態を実現する上で基盤を成す技術的事項について述べる。なお、本実施形態は、以下に記載する基盤技術の上に改良を加えることにより、より顕著な効果を得ることができるように構成されたものである。従って、その改良に係る技術こそが本実施形態の特徴を成す部分である。つまり、本実施形態は、ここで述べる技術的事項の基礎概念を踏襲するが、その本質はむしろ改良部分に集約されており、その構成が明確に相違すると共に、その効果において基盤技術とは一線を画するものであることに注意されたい。
図4は、本発明の基盤技術に係るコンテンツ配信システムを説明するための説明図である。図4では、IMS(IP Multimedia Subsystem)/NGN(Next Generation Network)により実現される次世代IP(Internet Protocol)網上で要となるアプリケーションとして展開されることが期待されているIPTVサービスを例に挙げて、説明を行っている。
本発明の基盤技術に係るコンテンツ配信システムは、例えば、コア・アクセスネットワーク12と、コア・アクセスネットワーク12にルータ16を介して接続されるIPTVサーバ18およびIPTVターミナル40とを含む。
IPTVサービスでは、コンテンツの配信を行うIPTVアプリケーションサーバ18とコンテンツの再生を行うIPTVターミナル40との間で、通信に必要なビットレート等のQoS(Quality of Service)ネゴシエーションが可能なSIP(Session Initiation Protocol)を利用して、QoSが保証されたVOD(Video On Demand)ストリーミング等のIPTVセッションの確立/解放制御を行う。図4に示した例では、IPTVサーバ18とIPTVターミナル40との間のセッション制御、および、SIPサーバ20とルータ16との間のQoS制御が、SIPによりなされる。なお、図中の実線の矢印はセッション制御情報の流れを表しており、図中の2点鎖線の矢印は、コンテンツデータ等のメディアストリームを表している。
ここで、上記のQoSとは、ネットワーク上で、ある特定の通信のための帯域を予約し、一定の通信速度を保障する技術である。また、上記のVODとは、見たいときに見たいビデオコンテンツを見ることが可能なサービスを意味する。
セッション制御のためのSIPメッセージは、メッセージ交換を仲介するSIPサーバ20が内容を解釈し、IPTVメディア接続の経路上に存在するルータ16等のQoS制御が可能なネットワーク機器の制御を行う。QoSネゴシエーションが可能なSIPにより、ネットワークのトラフィック等の状態を考慮にいれて、複数のクラス(メディアの符号化の種類やビットレート等の違いによる品質のクラス)のIPTVメディア接続から最適なものを、IPTVアプリケーションサーバ18とIPTVターミナル40の双方でネゴシエーションして選択することができる。
図5に示したように、QoS制御が可能なルータA17等のネットワーク機器は、ホームネットワーク14とIMS/NGNにより実現される次世代IP網側のコア・アクセスネットワーク12の境界に設けられ、ホームネットワークセグメントである通信網22上には、2台のIPTVターミナル40が接続されているものとする。図5に示した構成においては、SIPサーバ20やルータA17は、網側(すなわちコア・アクセスネットワーク12側)が管理する。なお、図5では、通信網22に接続されているIPTVターミナル40は2つのみであるが、上記の例に限定されず、通信網22には、1台のIPTVターミナル40が接続されていてもよく、複数のIPTVターミナル40が接続されていてもよい。
IMS/NGNのアーキテクチャにおいては、図6に示したように、IPTVセッションの確立において、IPTVターミナル40側に実装されるSIP−UAC(SIP User Agent Client)105がIPTVサーバ18側に実装されるSIP−UAS(SIP User Agent Server)101に対して、IPTVの映像/音声のメディアストリームのセッション確立を依頼するメッセージを発行する。このメッセージは、SIP−UAC105からSIP−S(SIP Server)103を介して、SIP−UAS101に届けられるが、その際、SIP−S103は、IPTVターミナル40に実装されるコンテンツ再生クライアント113(メディアストリームの再生機能)とIPTVサーバ18に実装されるコンテンツサーバ107(メディアストリームの送出機能)の間に位置するQoS制御可能なネットワーク機器(ルータ16等)に実装されるネットワーク帯域コントローラ109に対して、必要なネットワークリソース(帯域等)の確保を依頼する(図6中の実線で示された矢印の流れ)。
ここで、ルータ16に実装されるネットワーク帯域コントローラ109、111は、上記のように、コンテンツサーバ107からコンテンツ再生クライアント113へとコンテンツデータを伝送するために必要な帯域を、確保したり開放したりするものである。
ルータ16に実装されるネットワーク帯域コントローラ109により、IPTVサーバ18に設けられるコンテンツサーバ107と、IPTVターミナル40に設けられるコンテンツ再生クライアント113との間で、コンテンツ配信に必要な帯域が確保されると、コンテンツサーバ107は、確保された帯域を用いて、コンテンツ再生クライアント113に対して映像データおよび音声データからなるコンテンツデータを配信することとなる(図6中の2点鎖線で示された矢印の流れ)。
なお、SIPは、エンド・システム間のクライアント−サーバモデルに基づいており、このエンド・システムに相当するものが、上記のユーザ・エージェント(User Agent:UA)である。ユーザ・エージェントは、クライアントとサーバの両方の機能を果たすものであるが、他のユーザ・エージェントに対してリクエスト(要求)を生成する場合のユーザ・エージェントをユーザ・エージェント・クライアント(UAC)といい、他のユーザ・エージェントからのリクエストを処理してレスポンス(応答)を生成する場合のユーザ・エージェントを、ユーザ・エージェント・サーバ(UAS)という。また、上記のSIP−S(SIPサーバ)は、ユーザ・エージェントに対して、リクエストやレスポンスの中継や、リクエストのあて先の問い合わせや、ユーザ・エージェントのネットワーク上での位置情報の登録等といった、様々なサービスを提供する装置である。
あるホームネットワーク14に位置する複数のIPTVターミナル40が、同時にIPTVサーバ18に対してセッションを確立しようする場合、複数のIPTVターミナル40上のSIP−UAC105が、コア・アクセスネットワーク12のSIP−S103に対して、セッション確立を依頼する。しかしながら、この場合に、ネットワークリソースである帯域の取り合い(競合)が起こる可能性がある。この場合、SIP−S103は、あらかじめ設定された競合解決の方針に基づき、複数のIPTVターミナル40の要求を調停する。
例えば図7に示したように、あるホームネットワーク14に位置する第1IPTVターミナル40Aが、高画質(High Difinitionクラス)のIPTVメディア接続を既に確立している際に、同一ホームネットワークセグメント14に接続されている第2IPTVターミナル40Bが高画質のIPTVメディア接続を更に確立しようとする場合が考えられる。この際に、図7に示したように、ルータA17の帯域許容量を、第1IPTVターミナル40Aが既に確立しているメディア接続がほぼ使い尽くしている(ただし、少し余裕がある)場合が生じうる。このような際には、SIP−S103は、例えば、次のようないくつかの競合解決の方針を採用することが考えられる。
(方針1)ルータA17のネットワークの帯域許容量に、第2IPTVターミナル40Bから要求されたクラスのセッションを収容できる余裕がなく、かつ、第1IPTVターミナル40Aのターミナルの優先度(特権クラス)が高く設定されている場合は、第2IPTVターミナル40BからのIPTVメディアセッション確立要求を受け付けない。
(方針2)第2IPTVターミナル40BからのIPTVメディアセッションが高画質クラスと低画質クラスの2段階のQoSクラスから選択できるセッションであり、ルータA17の帯域許容量に低画質クラスのセッションを収容できる余裕がある場合は、第1IPTVターミナル40AからのIPTVセッションを維持しながら、第2IPTVターミナル40BからのIPTVセッション確立要求を、低画質クラスのセッションとして確立する。
(方針3)ルータA17の帯域許容量に要求されたクラスのセッションを収容できる余裕がなく、かつ、第2IPTVターミナル40Bを利用しているユーザの優先度(特権クラス)が高く設定されている場合は、第1IPTVターミナル40AからのIPTVセッションを止め、第2IPTVターミナル40BからのIPTVセッションを要求どおりの品質で確立する。
このような複数のIPTVターミナル40からのセッション確立にともなう帯域要求の競合を解決する方針を、帯域要求競合解決指針と呼ぶものとする。これらの選択肢の他にも、曜日や時間帯、視聴中のコンテンツの種類(スポーツ中継)等、あるいは、これらの組み合わせの条件を考慮する複雑な指針も考えられる。また、あらかじめ定義された指針で解決するケース(以下、自動競合解決と称する。)ばかりでなく、セッション確立要求毎に検知された競合をユーザに通知して、その時々のユーザの意向に応じて競合解決するケース(以下、逐次対話型競合解決と称する。)が期待される場合も考えられる。
本実施形態に係る説明
しかしながら、このような帯域要求競合解決を網側(すなわち、コア・アクセスネットワーク12側)で行う場合、競合解決のための指針を個々のホームネットワーク毎に、そこに含まれる個別のIPTVターミナル40、または、ユーザ毎に管理しなければならない。SIPサーバ20では、IPTVターミナル40からのセッション確立要求毎にこれらの競合解決指針を集中管理するデータベースである競合解決データベース21を照会し、自動競合解決の場合はあらかじめ設定された競合解決指針に従って解決し、逐次対話型競合解決の場合は、個別のユーザの意向確認処理を行ってから解決することになる。
上記のようなコア・アクセスネットワーク12側で競合解決を行う場合には、ライブ中継や一斉同時公開のVOD等といった一斉同時アクセス型IPTVセッションが行われる際に、競合解決処理が大多数のホームネットワークに対して一斉に起こり、網側の競合解決処理の負荷が急増し、パフォーマンスが不安定になるという問題が起こりえる(図8中のルータ16における競合発生)。さらに、ホームネットワークの境界に位置するルータ16の帯域許容量が小さい場合には、この帯域許容量を共有するIPTVターミナル40間で帯域許容量の取り合いが生じることとなるため、SIPサーバ20は、この取り合いの調停を行なう必要が生じることとなる。この調停を行なうことで、SIPサーバ20の処理負荷が大きくなるという問題が生じうる。
他方、逆に、ホームネットワーク境界のルータ16の帯域許容量が大きい場合には、ホームネットワーク14内での帯域の奪い合いが起こる可能性が低く、事前の競合解決の必要がないため、同一ホームネットワーク14内の複数のIPTVターミナル40からのセッション確立要求をすべて許可することとなる。このようなルータに繋がっているホームネットワークが大多数存在する場合、ほぼ同時にすべてのIPTVターミナル40からのセッション確立要求が許可された場合には、コア・アクセスネットワーク12自体のネットワーク帯域のキャパシティがオーバーフローしてしまう恐れや、IPTVサーバ18のキャパシティオーバーフローが生じる恐れがある。この場合にも、競合解決のためにSIPサーバ20への負荷が集中して、SIPサーバ20においてオーバーフローが起こる恐れがある(図8中のSIPサーバ20における競合発生)。
上記のような問題点を解決するために、本願発明者が鋭意研究を行った結果、以下のような問題の解決方法があることに想到した。上記のルータ16における競合問題を解消するためには、図9に示したように、各ホームネットワーク14内で、個々のIPTVターミナル40A、40BがSIPサーバ20に対するセッション確立要求を送る前(既にセッションを確立しているIPTVターミナル40がある場合は、そのホームネットワーク14内の別のIPTVターミナル40が新たなセッション確立要求を送る前)に、ホームネットワーク14内のIPTVターミナル40同士で、そのホームネットワーク14の境界ルータ16における帯域の競合を解決しておくという方法が考えられる。
また、上記のSIPサーバ20における競合問題についても、ホームネットワーク14内であらかじめ競合解決が行われることにより、回避することが可能である。ただ、そのためには、ホームネットワーク14内でその時々で利用可能なネットワーク帯域の上限がわかっていなければ、競合解決処理ができない。その時々で利用可能なネットワーク帯域は、SIPサーバ20側が参照できる網側の帯域管理情報から照会できるため、SIPサーバ20側が定期的に帯域消費状況をIPTVターミナル40側に告知することができれば、SIPによるセッション確立要求を送る前に、あらかじめ、ホームネットワーク14側でIPTVターミナル40同士が競合解決することができる。
また、網側で提供される競合解決方針のパターンは、多くのユーザに共通のごく一般的なものとなる可能性が高く、個別のホームネットワーク環境に依存した、きめの細かな競合解決指針を定義することが難しい。上述のように、ホームネットワーク14側でローカルに競合解決を行う方式を実現することができれば、このようなきめの細かな解決指針を適用して競合解決することも容易に実現できる。
そこで、本願発明者は、上記の競合解決方法を実現すべく鋭意研究を行い、以下に説明するような、本発明の一実施形態に係る帯域要求システム10と、帯域要求装置30とを開発した。
すなわち、本発明の一実施形態に係る帯域要求システム10は、網側(コア・アクセスネットワーク12側)のサーバ(SIPサーバ20)からSIPメッセージにより逐次告知される最新の網内のネットワーク帯域管理情報に基づいて動作する帯域要求競合解決エージェントをホームネットワーク14側に配置することにより、網側で提供される競合解決の負荷増加を緩和する、もしくは、完全に代行させることができる。
また、競合解決のために上記の帯域要求競合解決エージェントが参照する競合解決指針記憶部に、コア・アクセスネットワーク側で提供される一般的な競合解決指針の定義ばかりでなく、個別のホームネットワーク環境に依存するきめの細かな競合解決指針を定義できるところに特徴がある。
これまで説明したような基盤技術を踏まえながら、以下において、本実施形態に係る帯域要求システム10および帯域要求装置30について、詳細に説明する。本実施形態に係る帯域要求システム10は、上記の基盤技術で用いられるSIPを利用したシステムであり、SIPサーバ20側が参照できる網側(コア・アクセスネットワーク側)の帯域管理情報に基づいて、時々刻々と変化する利用可能なネットワークリソース(帯域)の状況を、定期的にクライアント機器側に告知するものである。
(帯域要求システム10の構成)
まず、図10を参照しながら、本実施形態に係る帯域要求システム10の構成を詳細に説明する。図10は、本実施形態に係る帯域要求システム10の構成を示した説明図である。
本実施形態に係る帯域要求システム10は、例えば、IPTVサーバ18と、コア・アクセスネットワーク12上に設けられるSIPサーバ20と、通信網22により互いに接続されたIPTVターミナル40と、IPTVサーバ18とSIPサーバ20との間およびIPTVターミナル40とSIPサーバ20との間に設けられるルータ16と、を含む。
ルータ16は、例えば、ネットワーク帯域コントローラ173と、帯域ステータスデータベース175と、を備える。
ネットワーク帯域コントローラ173は、ルータ16中のCPU161およびメモリチップ163等から構成され、メモリチップ163に格納された各種プログラムに従って動作する。ネットワーク帯域コントローラ173は、IPTVコンテンツのデータ(IPTVメディアストリーム)を、IPTVサーバ18中のコンテンツサーバ183からIPTVターミナル40中のコンテンツ再生クライアント405へと送るための帯域(ネットワークリソース)を確保したり、解放したりする。より詳細には、コンテンツデータの流れであるメディアストリームの経路上のコア・アクセスネットワーク12内に存在するルータ16等に対して帯域の確保処理および解放処理を行い、帯域確保ステータス情報や帯域解放ステータス情報としてルータ16内の帯域ステータスデータベース175に格納する。
帯域ステータスデータベース175は、例えばルータ16中のメモリチップ163に格納される。また、帯域ステータスデータベース175は、ルータ16内に別途設けられる記憶部(図示せず。)に格納されてもよい。帯域ステータスデータベース175には、ルータが管理している帯域の管理状況を示す帯域管理ステータス情報が格納され、管理される。ここで、上記のルータが管理している帯域の管理状況は、例えば、ルータ16がIPTVサーバ18に接続されている場合には、IPTVサーバ18における帯域の確立や解放の状況を示すものであり、ルータ16が複数のIPTVターミナル40が接続されたホームネットワークの境界に存在している場合には、ホームネットワーク全体における帯域の確立や解放の状況を示すものである。また、IPTVサーバ18が接続されているルータ16の帯域は、例えばIPTVサーバ18の処理能力(例えば、コンテンツサーバ183の処理能力)を反映して設定されてもよい。
IPTVサーバ18は、例えば、SIP−UAS181と、コンテンツサーバ183とを含む。これらのSIP−UAS181およびコンテンツサーバ183は、IPTVサーバ18中のCPU、ROM、RAM等から構成され、ROMやIPTVサーバ18が備える記憶部に格納された各種プログラムに従って動作する。
SIP−UAS181は、サーバとして機能するSIPのユーザ・エージェントであり、後述するIPTVターミナル40に設けられたSIP−UAC403との間のセッション確立・セッション解放を制御して、SIP−UAC403からのリクエストに応答する。
コンテンツサーバ183は、IPTVコンテンツの管理と配信を行うものであり、ルータ16によって確保された帯域を利用して、IPTVターミナル40に設けられたコンテンツ再生クライアント405に対してIPTVコンテンツの配信を行う。
SIPサーバ20は、例えば、SIPセッション制御部201と、ネットワーク帯域管理状況告知部203とを含む。SIPセッション制御部201やネットワーク帯域管理状況告知部203は、SIPサーバ20中のCPU、ROM、RAM等から構成され、ROMやSIPサーバ20が備える記憶部に格納された各種プログラムに従って動作する。
SIPセッション制御部201は、SIP−UAC403からのリクエストのあて先の問い合わせを行ったり、SIP−UAC403からSIP−UAS181へのリクエストや、SIP−UAS181からSIP−UAC403へのレスポンスを中継したり、ネットワーク上の各ユーザ・エージェントの位置情報の登録を行ったりする。このSIPセッション制御部201により、対象とする人や情報、装置の状態をリアルタイムに把握できるようにするサービスであるプレゼンス・サービスといった、SIPに特有の機能を実現することが可能となる。また、SIPセッション制御部201は、SIPサーバ20に接続されているルータ16に実装されるネットワーク帯域コントローラ173に対して、ネットワークリソースである帯域の確保要求や解放要求を行う。
ネットワーク帯域管理状況告知部203は、SIPサーバ20に接続されているルータ16中の帯域ステータスデータベース175に格納され更新される帯域管理ステータス情報を定期的に照会し、SIPサーバ20に接続されているSIP−UAC403に通知する。このSIPサーバ20からSIP−UAC403への通知は、例えばSIPプレゼンス・サービスにより行われる。SIP−UAC403に通知される帯域管理ステータス情報には、例えば通知される対象のSIP−UAC403が実装されるIPTVターミナル40が接続されているホームネットワークの境界に存在するルータにおいて利用可能な帯域を示す、帯域許容値が記録されている。
IPTVターミナル40は、例えば、SIP−UAC403と、コンテンツ再生クライアント405とを含む。SIP−UAC403やコンテンツ再生クライアント405は、IPTVターミナル40中のCPU、ROM、RAM等から構成され、ROMやIPTVターミナル40が備える記憶部に格納された各種プログラムに従って動作する。
SIP−UAC403は、クライアントとして機能するSIPのユーザ・エージェントであり、IPTVサーバ18に設けられたSIP−UAS181との間のセッション確立・セッション解放を制御して、SIP−UAS181に対してリクエストの伝送を行う。また、SIPサーバ20のネットワーク帯域管理状況告知部203から通知された帯域管理ステータス情報を、後述する帯域要求装置30に対して定期的に伝送する。コンテンツ再生クライアント405は、IPTVサーバ18に対してIPTVコンテンツの配信を要求するとともに、IPTVサーバ18から配信されたIPTVコンテンツの再生を行う。なお、IPTVターミナル40については、以下で更に詳細に説明する。
続いて、図11を参照しながら、本実施形態に係る帯域要求システム10において重要な役割を果たす帯域要求装置30と、クライアント機器であるIPTVターミナル40について、詳細に説明する。図11は、本実施形態に係る帯域要求装置30とIPTVターミナル40の構成を説明するための説明図である。
(帯域要求装置30の構成)
図11に示したように、本実施形態に係る帯域要求装置30は、例えば、帯域確保要求部331と、競合解決指針記憶部337と、帯域状態記憶部339と、通信部341と、を含む。
帯域確保要求部331は、帯域要求装置30に接続された複数のIPTVターミナル40それぞれから伝送される割当要求帯域を取りまとめて、ホームネットワーク14全体として要求する要求帯域を決定し、ホームネットワーク14の外部に設けられた中継サーバであるSIPサーバ20に対して要求帯域を伝送する。帯域要求装置30に接続されるIPTVターミナル40は、図11に示したように通信網22を介して帯域要求装置30に接続されていてもよく、帯域要求装置30に設けられているUSBポート、i.LINK等のIEEE1394ポート、SCSIポート、RS−232Cポート等を介して帯域要求装置30に直接接続されていてもよい。帯域確保要求部331は、帯域要求装置30中のCPU、ROM、RAM等から構成され、ROMや帯域要求装置30が備える記憶部に格納された各種プログラムに従って動作する。この帯域確保要求部331は、要求帯域決定部333と、競合解決部335とを更に備える。
要求帯域決定部333は、帯域要求装置30に接続された複数のIPTVターミナル40それぞれから伝送される割当要求帯域を、通信部341を介して受信して、帯域要求装置30が接続されているホームネットワーク14全体が必要としている帯域を決定する。また、要求帯域決定部333は、決定した要求帯域を、通信部341を介してSIPサーバ20に送信し、SIPサーバ20に対して帯域の割り当てを要求する。
要求帯域決定部333は、後述する帯域状態記憶部339に記憶されている利用可能な帯域許容量やホームネットワーク内で現在再生されているIPTVセッションに関する情報等を参照して、要求帯域を決定する。複数のIPTVターミナル40それぞれからの割当要求帯域の合計が、利用可能な帯域許容量以下の場合には、要求帯域決定部333は、割当要求帯域の合計を要求帯域としてSIPサーバ20に伝送する。また、上記の割当要求帯域の合計が利用可能な帯域許容量を超過している場合には、複数のIPTVターミナル40間で帯域の競合が発生することとなるため、後述する競合解決部335に対して、競合解決処理を行うように要請する。競合解決部335によって競合が解決すると、要求帯域決定部333は、要求帯域をSIPサーバ20へと伝送する。
SIPサーバ20からホームネットワーク全体に対して帯域が割り当てられると、要求帯域決定部333は、競合解決処理を行わなかった場合には各IPTVターミナル40が要求した帯域を配分し、競合解決処理を行った場合には、競合解決の結果に基づいて各IPTVターミナル40に対して帯域を配分する。
各IPTVターミナル40から伝送された割当要求帯域の合計が利用可能な帯域許容値を超過している場合、競合解決部335は、帯域状態記憶部339に記憶されている現在再生中のIPTVセッションに関する情報と、ホームネットワーク全体が利用可能な帯域許容値に関する情報とを照会し、後述する競合解決指針記憶部337に記憶されている競合解決指針に基づいて、各IPTVターミナル40間の帯域要求の競合解決を行う。競合解決は、競合解決指針記憶部337に格納されている処理方針に則って、逐次対話型競合解決であってもよく、予め定義された競合解決方法に基づく自動競合解決であってもよい。
競合解決指針記憶部337は、競合解決部335が複数のIPTVターミナル40間で発生した割当要求帯域の競合を解決するために参照する記憶部である。競合解決指針記憶部337には、競合解決部335が割当要求帯域の競合を解決するために必要な情報が複数記憶されている。
図12は、競合解決指針記憶部337に記憶されている競合解決指針情報を説明するための説明図である。図12に示したように、競合解決指針情報は、複数のIPTVターミナル40間における割当要求帯域の競合を逐次対話的に解決するか否かのフラグが記載された逐次競合解決可否フラグと、自動競合解決を行う場合に参照され、競合解決指針があらかじめ定義されている競合解決指針とから構成される。競合解決部335が自動競合解決を行う場合に参照する競合解決指針は、競合解決指針記憶部337に複数記憶される。また、競合解決指針記憶部337は、競合解決部335が競合解決処理の際に記憶する必要が生じた各種のパラメータ等を記憶することも可能である。
帯域状態記憶部339は、帯域要求装置30が接続されているホームネットワーク14内における帯域の使用状況に関する帯域状態情報を記憶する。帯域状態記憶部339は、要求帯域決定部333が要求帯域を決定する際や、競合解決部335が競合解決処理を行う際等に、それぞれ要求帯域決定部333や競合解決部335により参照される。
図13は、帯域状態記憶部339に記憶されている帯域状態情報を説明するための説明図である。図13に示したように、帯域状態情報は、帯域要求装置30が接続されているホームネットワーク14内で利用可能な帯域の許容値に関する情報と、ホームネットワーク14に接続されているIPTVターミナル40が現在再生中のIPTVセッションに関するIPTVセッション情報と、からなる。利用可能な帯域許容値は、SIPサーバ20のネットワーク帯域管理状況告知部203から定期的にIPTVターミナル40のSIP−UAC403に通知される情報であって、SIP−UAC403から帯域要求装置30に定期的に通知されるものであり、ホームネットワーク14内の帯域の使用状況に応じて時々刻々と変化するものである。IPTVセッション情報は、帯域要求装置30が接続されているホームネットワーク14内のIPTVターミナル40で現在確立されているIPTVセッションに関する情報が記載されたものであり、帯域状態記憶部339には、確立されているIPTVセッションの数に対応して複数のIPTVセッション情報が記憶される。IPTVセッション情報には、図13に示したように、現在確立しているIPTVセッションに関するIPTVセッション記述と、このIPTVセッションを再生しているIPTVターミナルを識別するIPTVターミナル識別情報と、IPTVセッションを再生しているIPTVターミナルのユーザ識別情報とが関連づけられて記載されている。
通信部341は、帯域確保要求部331がSIPサーバ20やIPTVターミナル40に対して開示する様々な情報等を、通信網22を介して送信する。また、逆に、SIPサーバ20やIPTVターミナル40からの要求等を、帯域要求装置30に受信することも可能である。また、通信部341は、通信網22を介さずに、帯域要求装置30に直接接続されているIPTVターミナル40に対して、情報の送受信を行うことも可能である。
なお、図11に示した本実施形態に係る帯域要求装置30では、競合解決指針記憶部337と帯域状態記憶部339が個別に設けられているが、競合解決指針記憶部337と帯域状態記憶部339は、同一の記憶部内に設けられていても良い。また、本実施形態に係る帯域要求装置30は、図11に示した競合解決指針記憶部337と帯域状態記憶部339以外に、別の記憶部(図示せず。)を備えていても良い。また、図11では、競合解決指針記憶部337は、帯域要求装置30の内部に設けられている場合を示しているが、競合解決指針記憶部337は、競合解決部335が照会可能であれば帯域要求装置30の外部に設けられていても良い。
(IPTVターミナル40の構成)
図11に示したように、本実施形態に係るクライアント機器であるIPTVターミナル40は、例えば、セッション確立部401と、コンテンツ再生クライアント405とを含む。セッション確立部401およびコンテンツ再生クライアント405は、IPTVターミナル40中のCPU、ROM、RAM等から構成され、ROMやIPTVターミナル40が備える記憶部に格納された各種プログラムに従って動作する。
セッション確立部401は、ホームネットワーク14の外部に設けられたコンテンツ配信サーバであるIPTVサーバ18との間にセッションを確立したり、確立されたセッションを解放したりする。本実施形態に係るセッション確立部401は、SIP−UAC403を更に備える。
SIP−UAC403は、上述のように、SIPにおけるユーザ・エージェント・クライアントであり、SIPサーバ20を介してIPTVサーバ18のSIP−UAS181とセッションの確立・解放を行い、IPTVサーバ18のコンテンツサーバ183とIPTVターミナル40のコンテンツ再生クライアント405との関連付けを行う。また、SIP−UAC403は、SIPサーバ20のネットワーク帯域管理状況告知部203から定期的に利用可能な帯域許容値に関する通知を、通信部415を介して受信するとともに、同一のホームネットワーク14に接続されている帯域要求装置30に対して、受信した利用可能な帯域許容値に関する情報を送信する。
コンテンツ再生クライアント405は、コンテンツ配信サーバであるIPTVサーバ18に対してコンテンツの配信を要求してコンテンツの取得を図り、IPTVサーバ18からコンテンツの配信を受けると、配信されたコンテンツの再生を行う。本実施形態に係るコンテンツ再生クライアント405は、例えば、帯域算出部407と、コンテンツ取得部409と、コンテンツ識別子記憶部411と、コンテンツ再生部413とを更に備える。
帯域算出部407は、IPTVターミナル40のコンテンツ再生クライアント405が、IPTVコンテンツを再生するために要する帯域を算出する。IPTVコンテンツは、高画質画像でコンテンツを再生する場合と、低画質画像でコンテンツを再生する場合とで異なるため、例えばIPTVターミナル40のユーザの選択により、必要とする帯域を算出することが可能である。
コンテンツ取得部409は、帯域要求装置30によって配分された帯域に基づいてセッション確立部401であるSIP−UAC403が確立したセッションに基づき、IPTVサーバ18に対してコンテンツの配信要求を行う。コンテンツの取得要求を行う際には、コンテンツ取得部409は、後述するコンテンツ識別子記憶部411に対して、取得を希望するコンテンツのコンテンツ識別子(Content Reference Identifier:CRIDとも称する。)を照会し、照会の結果得られるIPTVセッション記述に基づいて、IPTVサーバ18に対してコンテンツの配信を要求する。コンテンツの配信要求に関しては、以下で改めて詳細に説明する。IPTVサーバ18からコンテンツが配信されると、コンテンツ取得部409は通信部415を介してコンテンツの取得を行い、取得したコンテンツをコンテンツ再生部413に伝送する。なお、取得したコンテンツは、コンテンツ取得部409により未図示の記憶部に記憶されてもよい。
コンテンツ識別子記憶部411は、IPTVのコンテンツに関するコンテンツ識別子情報(CRID情報)を複数記憶する記憶部である。コンテンツ識別子情報は、IPTVのコンテンツに付与されているコンテンツ識別子と、このコンテンツ識別子に対応するIPTVセッション記述とが関連付けられている情報である。上述のように、コンテンツ取得部409は、コンテンツの取得に際してコンテンツ識別子記憶部411を参照し、コンテンツ識別子から、このコンテンツ識別子に関連付けられているIPTVセッション記述を取得し、コンテンツの取得を行う。
図14は、コンテンツ識別子記憶部411が記憶するコンテンツ識別子情報について説明するための説明図である。図14に示したように、コンテンツ識別子情報(CRID情報)は、個々のコンテンツに対応するコンテンツ識別子と、これらのコンテンツに関連付けられたIPTVセッション記述とからなる。IPTVセッション記述は、SDP(Session Description Protocol:セッション記述プロトコル)に基づいて記載されており、図14に示したように、IPTVコンテンツのアドレス、ポート番号等のURI(Uniform Resource Identifier)や、要求レート等のQoSパラメータや、コーデック情報や、配信時刻等に代表される、IPTVコンテンツのセッション記述(セッションを識別する情報)、時間記述(セッションの開始・終了時刻や繰り返し回数等のセッションの有効時間)、メディア記述(メディアに関する情報)等から構成される。コンテンツ識別子情報は、いわゆるメタデータであるため、コンテンツ取得部409がコンテンツ識別子に基づいてコンテンツ識別子情報を照会することで、コンテンツの取得経路等を知ることができる。なお、1つのコンテンツ識別子に対して、高画質モードや低画質モードなど、複数のクラスのセッション記述が対応づけられていてもよい。
コンテンツ再生部413は、コンテンツ取得部409から伝送されたIPTVコンテンツを再生し、IPTVターミナル40に設けられたディスプレイ等の表示装置(図示せず。)にIPTVコンテンツを出力する。また、IPTVコンテンツの再生が終了すると、コンテンツ再生部413は、SIP−UAC403に対してセッションの解放を要求するとともに、IPTVターミナル40に配分されていたネットワークリソースである帯域を解放する。
通信部415は、セッション確立部401やコンテンツ再生クライアント405がIPTVサーバ18やSIPサーバ20や帯域要求装置30に対して開示する様々な情報等を、通信網22を介して送信する。また、逆に、IPTVサーバ18やSIPサーバ20や帯域要求装置30からの要求等を、IPTVターミナル40に受信することも可能である。また、通信部415は、通信網22を介さずに、IPTVターミナル40の接続ポートを介して直接接続されている帯域要求装置30に対して直接情報の送受信を行うことも可能である。
以上、本実施形態に係る帯域要求装置30およびIPTVターミナル40の機能の一例を示した。上記の各構成要素は、汎用的な部材や回路を用いて構成されていてもよいし、各構成要素の機能に特化したハードウェアにより構成されていてもよい。また、各構成要素の機能を、CPU等が全て行ってもよい。従って、本実施形態を実施する時々の技術レベルに応じて、適宜、利用する構成を変更することが可能である。
(セッション確立からセッション解放までの流れ)
続いて、図15を参照しながら、本実施形態に係るIPTVターミナル40がセッションを確立してIPTVコンテンツを取得し、IPTVコンテンツの終了後にセッションを解放する手順について、詳細に説明する。図15は、本実施形態に係る帯域要求システム10におけるセッション確立・解放方法を説明するための流れ図である。
SIPサーバ20のネットワーク帯域管理状況告知部から帯域管理ステータス情報がIPTVターミナル40のSIP−UAC403に告知される(ステップS101)と、SIP−UAC403は帯域要求装置30に、告知された利用可能な帯域許容値を伝送する(ステップS103)。IPTVターミナル40のコンテンツ再生クライアント405が、IPTVコンテンツを再生するために帯域要求装置30に帯域の割当要求を行うと(ステップS105)、帯域要求装置30は、競合が生じている場合には競合を解決してから、競合が生じていない場合には競合解決処理を行わずに、SIPサーバ20に対して要求帯域を伝送し、SIPサーバ20が帯域の確保を行った後に、IPTVターミナル40のコンテンツ再生クライアント405に帯域を割り当てて(ステップS107)、IPTVターミナル40がセッションを確立することを許諾する。
続いて、IPTVターミナル40のコンテンツ再生クライアント405は、SIP−UAC403に対してセッションを確立するように要請し(ステップS109)、要請を受けたSIP−UAC403は、SIPサーバ20のSIPセッション制御部201に対して、セッション確立要求を行う(ステップS111)。すると、SIPセッション制御部201は、SIP−UAS181とSIP−UAC403との間に設けられたルータ16のネットワーク帯域コントローラ161に対して、ネットワーク帯域の確保要求を行い(ステップS113)、IPTVサーバ18に実装されたSIP−UAS181に対して、セッションの確立要求を行う(ステップS115)。
SIP−UAS181からSIPセッション制御部201に対して、セッション確立要求に対する許諾応答が伝送されると(ステップS117)、ネットワーク帯域コントローラ161は、SIPセッション制御部201に対して、ネットワーク帯域を確保した旨の応答を行う(ステップS119)。ネットワーク帯域コントローラ161からの応答を受信すると、SIPセッション制御部201は、SIP−UAC403に対してセッションが確立した旨の応答を伝送する(ステップS121)。そして、ネットワーク帯域管理状況告知部から、帯域管理ステータス情報が、SIP−UAC403に対して通知される(ステップS123)。すると、SIP−UAC403は、通知された利用可能な帯域許容値を帯域要求装置30に対して送信し(ステップS125)、帯域要求装置30は、利用可能な帯域許容値の更新を行う。
SIP−UAS181とSIP−UAC403との間のセッションが確立されると、IPTVサーバ18に実装されたコンテンツサーバ183は、IPTVターミナル40に実装されたコンテンツ再生クライアント405に対して、メディアストリーム(IPTVコンテンツ)を送出し(ステップS127)、コンテンツ再生クライアント405は、コンテンツを再生する。
コンテンツの再生が終了すると、コンテンツ再生クライアント405は、SIP−UAC403に対して、セッションを解放するように要請し(ステップS129)、SIP−UAC403は、SIPセッション制御部201に対して、セッション解放を要求する(ステップS131)。SIPセッション制御部201は、要求を受けると、ネットワーク帯域コントローラに対して、ネットワーク帯域解放要求を伝送する(ステップS133)。続いて、SIPセッション制御部201は、IPTVサーバ18内のSIP−UAS181に対して、セッション解放を要求する(ステップS135)。
SIP−UAS181は、SIPセッション制御部201に対して、セッション解放を行う旨の応答を行い(ステップS137)、ネットワーク帯域コントローラ161は、SIPセッション制御部に対して、ネットワーク帯域を解放する旨の応答を行う(ステップS139)。すると、SIPセッション制御部201は、SIP−UAC403に対してセッションを解放する旨の応答を行い(ステップS141)、SIP−UAS181およびSIP−UAC403間に確立されたセッションは解放される。
SIPサーバ20のネットワーク帯域管理状況告知部203は、セッション解放によって生じた帯域の変化について、SIP−UAC403に対して、帯域管理ステータス情報を告知し(ステップS143)、SIP−UAC403は帯域要求装置30に、告知された利用可能な帯域許容値を伝送する(ステップS145)。以上説明したような流れで、SIP−UAS181およびSIP−UAC403間のセッションの確立および解放がなされる。
(競合解決方法)
続いて、図16を参照しながら、本実施形態に係る帯域要求システム10における競合解決方法を詳細に説明する。図16は、本実施形態に係る帯域要求システム10における競合解決方法を説明するための流れ図である。
SIPサーバ20のネットワーク帯域管理状況告知部203から帯域管理ステータス情報が告知されると、SIP−UAC403は、帯域確保要求部331に対して、帯域管理ステータス情報を告知する(ステップS201)。帯域確保要求部331は、告知された帯域管理ステータス情報(特に、利用可能な帯域許容値に関する情報)を、帯域状態記憶部339に記憶する。
IPTVターミナル40のコンテンツ再生クライアント405は、ユーザからコンテンツ視聴要求を要請されると(ステップS203)、要請されたコンテンツのコンテンツ識別子に基づいてコンテンツ再生クライアント405内のコンテンツ識別子記憶部を参照し、IPTVセッション記述を取得する(ステップS205)。
続いて、コンテンツ再生クライアント405は、同じネットワーク内に存在する帯域要求装置30の帯域確保要求部331に対して、セッション確立の是非を問い合わせるために、セッション許諾要求を伝送する(ステップS207)。
帯域確保要求部331は、コンテンツ再生クライアント405からのセッション許諾要求を受信すると、帯域確保要求部331に備えられた要求帯域決定部333が、帯域状態記憶部339を参照して、現在のホームネットワーク内におけるIPTVセッション管理情報の照会を行う(ステップS209)。コンテンツ再生クライアント405から要求してきたセッションに要する帯域が、帯域状態記憶部339に記憶されている帯域許容値以上であった場合には、帯域確保要求部331に備えられた競合解決部335が、帯域の競合解決処理を行う。
帯域確保要求部331の競合解決部335は、競合解決指針記憶部337を参照して、現在有効となっている逐次競合解決フラグの内容を確認する(ステップS211)。ただし、競合解決指針記憶部337の逐次競合解決可否フラグが可に設定されている場合(すなわち、逐次対話型競合解決処理を行う場合)には、IPTVターミナル40のコンテンツ再生クライアント405を介して、ユーザの競合解決の意向を確認し、その意向にもとづいて競合解決を行う(ステップS213)。逐次対話型競合解決については、以下で改めて詳細に説明する。競合が解決された場合には、コンテンツ再生クライアント405に対して、セッション確立要求の許諾を行う(セッション許諾応答)とともに(ステップS217)、帯域状態記憶部339に最新のセッション管理情報を記録する。
また、逐次競合解決フラグが否に設定されている場合(すなわち、逐次対話型競合解決処理を行わず、自動競合解決処理を行う場合)には、競合解決部335は、競合解決指針記憶部337を参照して、格納されている複数の競合解決指針の中から、現在の競合の状況に当てはまる競合解決指針を選び出し、選び出した競合解決指針に予め定義されている解決方法に則って競合解決処理を行う(ステップS215)。競合が解決された場合には、コンテンツ再生クライアント405に対して、セッション許諾応答を行うとともに(ステップS217)、帯域状態記憶部339に最新のセッション管理情報を記録する。なお、競合解決指針の詳細については、以下で改めて詳細に説明する。
ここで、上記のセッション許諾応答は、要求されたセッション確立要求をそのまま受け付ける場合もあれば、セッション確立要求の内容を変更して受け付ける場合や、セッション確立要求を許否する場合もある。
コンテンツ再生クライアント405は、帯域確保要求部331により許諾されたセッション記述をもとにSIPメッセージを構成してSIPサーバ20に伝送し、SIP−UAC403とセッションを確立する(ステップS219)。
(競合解決指針について)
続いて、図17を参照しながら、本実施形態に係る競合解決指針について、詳細に説明する。図17は、本実施形態に係る競合解決指針を詳細に説明するための説明図である。
競合解決指針(以下、ポリシーとも称する。)は、複数のポリシーグループ(policyGroup)から構成され、ポリシーグループは、ポリシールール(policyRule)の集合体として定義される。ポリシーグループ内の複数のポリシールールは、表記順に評価・再生される。また、個々のポリシールールは、図17に示したように、コンディション部(policyCondition)とアクション部(policyAction)のペアから構成され、コンディション部には、アクション部に記述された機能や操作を再生する時の条件が定義される。さらに、policyConditionは、複数のConditionをANDとORで結合することにより、複雑な条件を定義することができる。またpolicyActionについても、複数のActionを、シーケンシャルに並べることができる。ポリシーグループ内のポリシールールのうち1つでも再生された場合には、残りのポリシールールの評価・実行をやめるように設定されている。
(ポリシールールの記述方式の具体例)
ポリシールールの記述方式は、コンディション部とアクション部をIFとTHENを用いて、例えば以下のように表現する。なお、以下に記載するポリシールールの記述方式は、ポリシールールの記述方式を説明するための、あくまでも一例であって、本実施形態に係るポリシールールの記述方式は、下記に限定されるわけではない。
<ポリシールールの一般的な書式>
IF (condition) THEN (action)
例えば、図17におけるpolicyRule−1は、例えば、以下のように表現される。
IF (condition−1 OR (condition−21 AND condition−22 AND … condition−2M) OR … condition−N)
THEN (action−1, action−2, … action−L)
<ポリシールールの具体例>
以下に、ポリシールールの記述方式を、具体例を挙げながら説明する。
既にセッションが確立されている第1IPTVターミナルのセッション記述を、「currentSessionDescription」とする。また、新しくセッション確立を要求する第2IPTVターミナルから送られたセッション記述を、「highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription」と、「lowQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription」とする。ここで、「highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription」は高画質クラスバージョンのセッションに相当し、「lowQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription」は、低画質クラスバージョンのセッションに相当する。
既にセッションが確立されている第1IPTVターミナルに設定される優先度を、「currentSessionTerminalClass」とし、その値を“TerminalClass−High”とする。また、新しくセッション確立を要求する第2IPTVターミナルに設定される優先度を、「evaluatingSessionTerminalClass」とし、その値を“TerminalClass−Low”とする。ただし、“TerminalClass−High”>“TerminalClass−Low”とする。
新しいセッション確立要求を受理するアクションおよび破棄するアクションを、それぞれ、「acceptRequest」、「discardRequest」とする。また、既に確立されている第1IPTVターミナルのセッションを解放する(止める)アクションを、「quit−>currentSessionDescription」とする。
また、ルータとホームネットワークの帯域許容値から既に確立されている第1IPTVターミナルのセッションが利用しているリソースを減じた残りの帯域許容値を、「remainingResourceCapacity」とし、その値が“10”となっているものとする。
新しくセッション確立を要求する第2IPTVターミナルから送られたセッション記述のうち、高画質クラスのバージョンの要求する帯域を「highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity」とし、その値を“24”とする。また、低画質クラスのバージョンの要求する帯域を「lowQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity」とし、その値を“8”とする。
既にセッションが確立されている第1IPTVターミナルのコンテンツ再生クライアントを使用しているユーザに設定される優先度を「currentSessionUserClass」とし、その値を“UserClass−Low”とする。また、新しくセッション確立を要求する第2IPTVターミナルのコンテンツ再生クライアントを再生しているユーザに設定される優先度を「evaluatingSessionUserClass」とし、その値を“UserClass−High”とする。ただし、“UserClass−High”>“UserClass−Low”とする。
<具体例1:ルータとホームネットワークの帯域許容値に、要求されたクラスのセッションを収容できる余裕がなく、かつ、1つ目のITPVターミナルのターミナル優先度(特権クラス)が高く設定されている場合は、2つ目のIPTVメディアセッションを受け付けない。>
上記の条件および解決方法に関するポリシールールの記載は、以下のようになる。
IF ((remainingResourceCapacity<highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity)
AND
(currentSessionTerminalClass>evaluatingSessionTerminalClass))
THEN (discardRequest)
上記の場合、remainingResourceCapacity=“10”<highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity=“24”であるため、最初の評価式が真となり、かつ、currentSessionTerminalClass=“TerminalClass−High”>evaluatingSessionTerminalClass=“TerminalClass−Low”であるため、2つ目の評価式が真となり、その結果、コンディション全体の評価が真となる。そのため、アクションであるdiscardRequestが実行されることとなる。
<具体例2:2つ目のIPTVメディアセッションのQoSクラスが高画質クラスと低画質クラスの2段階から選択できるセッションであり、ルータとホームネットワークの帯域許容値に低画質クラスのセッションを収容できる余裕がある場合は、1つ目のセッションを維持しながら、2つ目のセッションを低画質クラスのセッションとして確立する。>
上記の条件および解決方法に関するポリシールールの記載は、以下の2つのようになる。
IF (remainingResourceCapacity>highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity)
THEN (acceptRequest)
IF (remainingResourceCapacity>lowQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity)
THEN (acceptRequest)
上記の場合、remainingResourceCapacity=“10”>highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity=“24”であるため、最初のポリシールールが偽となるが、remainingResourceCapacity=“10”>lowQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity=“8”であるため、2つ目のポリシールールが真となる。その結果、2つ目のアクションであるacceptRequestが実行され、lowQualityVersionOfEvaluatingSessionDescriptionに対応するセッションが受理されることとなる。
<具体例3:ルータとホームネットワークの帯域許容値に要求されたクラスのセッションを収容できる余裕がなく、かつ、2つ目のIPTVターミナルを利用しているユーザの優先度(特権クラス)が高く設定されている場合は、1つ目のセッションを止め、2つ目のセッションを要求どおりの品質で確立する。>
上記の条件および解決方法に関するポリシールールの記載は、以下のようになる。
IF ((remainingResourceCapacity<highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity) AND (currentSessionUserClass<evaluatingSessionUserClass))
THEN (quit−>currentSessionDescription,acceptRequest)
上記の場合、remainingResourceCapacity=“10”<highQualityVersionOfEvaluatingSessionDescription.requiredResourceCapacity=“24”であるため、最初の評価式が真となり、かつ、currentSessionUserClass=“UserClass−Low”<evaluatingSessionUserClass=“UserClass−High”であるため、2つ目の評価式が真となる。その結果、コンディション全体の評価が真となり、アクションであるquit−>currentSessionDescriptionで既存のセッションが止められ、acceptRequestでhighQualityVersionOfEvaluatingSessionDescriptionに対応するセッションが受理される。
なお、上記の具体例以外にも、例えば、曜日や時間帯、視聴中のコンテンツの種類(例えばスポーツ中継)等、あるいは、これらの組み合わせの条件を考慮する複雑なポリシーの例を考えることも可能である。
(逐次対話型競合解決処理について)
続いて、図18および図19を参照しながら、本実施形態に係る逐次対話型競合解決処理について、詳細に説明する。図18は、本実施形態に係る帯域要求システム10における逐次対話型競合解決処理を説明するための説明図であり、図19は、本実施形態に係る帯域要求システム10における逐次対話型競合解決処理を説明するための流れ図である。
帯域確保要求部331は、コンテンツ再生クライアント405を介して、ユーザの帯域要求競合解決の意向を確認するが、その意向確認の方法として、例えば、次のようないくつかの選択肢が考えられる。
例1 セッション確立を要求するコンテンツ再生クライアント405を実行するユーザに対して意向確認する場合
例2 セッション確立を要求するコンテンツ再生クライアント405を実行するユーザと、既に確立されているセッションを保有するコンテンツ再生クライアント405を実行するユーザとの間で、ネゴシエーションをさせて意向確認する場合
例3 ホームネットワーク内で競合解決の全権を与えられている特権ユーザに問い合わせて意向を確認する場合
上記のような例の場合に、帯域確保要求部331は、図18に示したように、上記のいずれかの方針にもとづき、クライアント機器であるIPTVターミナル40の出力部417上に、対話型メニュー(競合解決意思確認メニュー419)を提示依頼することにより、エンドユーザの意向を確認し、その意向に基づいて競合解決を行うことが可能である。
すなわち、図19に示したように、帯域確保要求部331は、コンテンツ再生部413に対して、競合解決意向確認要求を要請し(ステップS301)、コンテンツ再生部413は、ユーザへ意思確認メニュー(競合解決意思確認メニュー419)を表示して、ユーザの意向を確認する(ステップS303)。コンテンツ再生部413は、入力されたユーザの意向を、競合解決意向確認応答として帯域確保要求部331に送信し(ステップS305)、帯域確保要求部331は、競合解決処理を行う。
以上のように、帯域要求装置30をホームネットワーク14側に配置することにより、ライブ中継や一斉同時公開のVOD等の一斉同時アクセス型IPTVセッションが行われる場合のコア・アクセスネットワーク12側で提供される競合解決の過負荷を低減させ、競合解決処理のパフォーマンスを上げることができるとともに、コア・アクセスネットワーク12側で提供される一般的な競合解決指針の定義ばかりでなく、個別のホームネットワーク環境に依存する競合解決指針に基づき、ユーザのニーズに即したきめ細かな競合解決を行うことが可能となる。
(帯域管理ステータス情報における帯域許容値の決定について)
続いて、図20〜図22を参照しながら、本実施形態に係る帯域管理ステータス情報における帯域許容値の決定方法について、簡単に説明する。
上述のように、本実施形態に係る帯域管理ステータス情報には、ホームネットワークの境界に設けられたルータにおける利用可能な帯域許容値が格納されるが、この帯域許容値の決定方法として、例えば以下のような例が考えられる。
(第1例)
図20は、帯域許容値の決定方法に関する第1例を説明するための説明図である。図20に示したように、コア・アクセスネットワーク12にはSIPサーバ20が設けられ、SIPサーバ20には、4つのルータ16A〜16Dが接続されている場合を例として考える。それぞれのルータ16A〜16Dが、ホームネットワーク14A〜14Dの境界に設けられたルータに該当する。それぞれのルータ16A〜16Dには、通信網22を介して、IPTVターミナル40が接続されている。また、それぞれのルータ16A〜16Dには、帯域許容値28が個別に設定されている。
帯域許容値の決定方法の第1例として、例えば、各ルータに対応する各ホームネットワークのIPTVサービス契約において、SLA(Service Level Agreement)で規定される最低保証レートを指定する場合が考えられる。ここで、上記のSLAとは、通信サービスの事業者が、利用者にサービスの品質を保証する内容のことであり、回線の最低通信速度やネットワーク内の平均遅延時間、利用不能時間の上限など、サービス品質の保証項目や、それらを実現できなかった場合の利用料金の減額に関する規定等が含まれる。
図20では、ホームネットワーク14A、14Cおよび14Dでは、それぞれ最低保証レートとして容量1の帯域許容値28を契約しており、ホームネットワーク14Bでは、最低保証レートとして容量2の帯域許容値28を契約している。このため、SIPサーバ20は、それぞれのホームネットワークの境界に位置するルータに対して、契約に即した帯域許容値28の最低保証レートを設定する。
この第1例の場合には、契約で規定した最低保証レートを設定すればよいため、SIPサーバ20にかかる負担は小さなものとなるが、各ホームネットワーク14A〜14Dにおいて、契約以上の帯域を確保しようとする場合には、各ホームネットワーク内で帯域要求の競合が生じることとなる。
(第2例)
図21A〜図21Cは、帯域許容値の決定方法に関する第2例を説明するための説明図である。帯域許容値の決定方法の第2例は、例えば、サービスの利用ユーザが少ないと見込まれる時間帯(例えば、深夜、早朝等)には、あまねく、帯域許容値を高く指定しておいて、なるべく多くのクライアントからのリクエストを受け付けるという決定方法である。ただし、帯域の利用状況に応じて(例えば、新たにクライアントがSIPによりセッションを確立/解放するごとに)、コア・アクセスネットワーク全体の帯域消費状況を考慮にいれて許容値を増減することとする。
この方法では、図21Aに示したように、各ホームネットワークのクライアント数を見越して、ホームネットワークの境界に位置するルータ16の帯域許容値を、予め高めに設定しておく。図21Aの例では、ホームネットワーク14Aには2台のIPTVターミナル40が接続されているため、境界に位置するルータ16Aには、あらかじめ帯域許容値として容量2を設定しておく。同様にして、ルータ16Bおよび16Cには、帯域許容値として容量3が設定され、ルータ16Dには、帯域許容値として容量1が設定される。
ここで、図21Bに示したように、ホームネットワーク14B内の1台のIPTVターミナル40が、SIPサーバ20に対してセッション確立を要請し、ホームネットワーク14D内の1台のIPTVターミナル40が、SIPサーバ20に対してセッション確立を要請したとする。この場合、SIPサーバ20は、それぞれのホームネットワーク14からの要求を受け付けると共に、それぞれのルータ16の帯域許容値を、他のホームネットワークの帯域消費状況に合わせて増減する。
図21Bでは、ホームネットワーク14Bおよびホームネットワーク14Dが、帯域許容値を容量1消費して、SIPサーバ20とのセッションを確立している。この際、SIPサーバ20は、コア・アクセスネットワーク12や他のホームネットワークの負荷状況等をもとに判断を行い、ルータ16A、ルータ16Bおよびルータ16Cの帯域許容値の容量を減らしている。
さらに時間が経過して、図21Cに示したように、ホームネットワーク14C中の1台のIPTVターミナル40が、SIPサーバ20に対してセッションの確立要請を行った場合には、SIPサーバ20は、ホームネットワーク14Cからの要請を受け付けると共に、コア・アクセスネットワーク12や他のホームネットワークの負荷状況等をもとに判断を行い、ルータ16Cの帯域許容値の容量を減らしている。
このような帯域許容値の決定方法では、現在再生されているセッションの負荷状況に応じて帯域許容値を決定するため、各ホームネットワーク内のユーザに対して、快適なコンテンツ配信環境を提供することが可能となる。
(第3例)
図22は、帯域許容値の決定方法に関する第3例を説明するための流れ図である。第3例は、例えば、各ホームネットワークにおける帯域確保要求部が、代表SIP−UACを通して希望帯域許容値をネットワーク帯域管理状況告知部にSIPメッセージ(希望帯域許容値要求)によりあらかじめ宣言して、ネットワーク帯域管理状況告知部は、全体のネットワーク帯域の利用状況を考慮して許容値を決定するという許容値のネゴシエーションを行った上で許容値を決定し、SIPメッセージにより通知する(帯域管理ステータス告知)。なお、代表SIP−UACは、ホームネットワーク内のSIP−UAC同士であらかじめ設定しておくことが可能である。
以下、図22を参照しながら、帯域許容値の決定方法を簡単に説明する。
まず、ホームネットワーク内の各コンテンツ再生部は、各ターミナルのコンテンツ識別子記憶部に格納されるセッション記述のうち、その時々に予定されているセッション記述のものから最大レートのものを決定する(ステップS401)。続いて、各コンテンツ再生部は、帯域確保要求部に対して、その最大レートを通知する(ステップS403)。
次に、帯域確保要求部は、通知された最大レートを合計して、希望帯域許容値として代表SIP−UACに通知し、通知を受けた代表SIP−UACは、ネットワーク帯域管理状況告知部に対して、SIPメッセージにより、希望帯域許容値要求として通知を行う(ステップS405)。
通知を受けたネットワーク帯域管理状況告知部は、許容値を決定し、SIPメッセージにより、帯域管理ステータス告知として、代表SIP−UACに通知し、代表SIP−UACは、許容値を帯域確保要求部に通知する(ステップS407)。その後、帯域確保要求部は、通知された許容値を、帯域許容値として帯域状態記憶部に格納する(ステップS409)。
このような帯域許容値の決定方法では、帯域確保要求部は、各コンテンツ再生部から通知される最大レートの帯域許容値に基づいた帯域の要求をSIPサーバに対して行うため、SIPサーバでは、帯域の割り当てを効果的に行うことが可能となる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上述した実施形態においては、帯域要求装置がIPTVターミナルとは別に設けられる場合について説明したが、ホームネットワークに接続された1台のIPTVターミナルが帯域要求装置の機能を兼ね備えてもよく、ホームネットワークに接続された複数のIPTVターミナルが、帯域要求装置の機能をそれぞれ兼ね備え、分散処理を行っても良い。
本発明の好適な実施形態に係る帯域要求システム10を示した説明図である。 同実施形態に係る帯域要求装置30の構成を示したブロック図である。 同実施形態に係るルータの構成を示したブロック図である。 本発明の基盤技術に係るコンテンツ配信システムを示した説明図である。 本発明の基盤技術に係るコンテンツ配信システムを示した説明図である。 本発明の基盤技術に係るコンテンツ配信システムを示した説明図である。 本発明の基盤技術に係るコンテンツ配信システムを示した説明図である。 本発明の基盤技術に係るコンテンツ配信システムを示した説明図である。 本発明の好適な実施形態に係る帯域要求システム10を示した説明図である。 同実施形態に係る帯域要求システム10の構成を示した説明図である。 同実施形態に係る帯域要求装置30およびクライアント機器40の構成を示した説明図である。 同実施形態に係る競合解決指針記憶部に記憶される競合解決指針を説明するための説明図である。 同実施形態に係る帯域状態記憶部に記憶される帯域状態情報を説明するための説明図である。 同実施形態に係るコンテンツ識別子記憶部に記憶されるコンテンツ識別子情報を説明するための説明図である。 同実施形態に係る帯域要求システム10におけるセッション確立・解放方法を説明するための流れ図である。 同実施形態に係る帯域要求システム10における競合解決方法を説明するための流れ図である。 同実施形態に係る競合解決指針を詳細に説明するための説明図である。 同実施形態に係る帯域要求システム10における逐次対話型競合解決処理を説明するための説明図である。 同実施形態に係る帯域要求システム10における逐次対話型競合解決処理を説明するための流れ図である。 同実施形態に係る帯域管理ステータス情報における帯域許容値の決定方法について説明するための説明図である。 同実施形態に係る帯域管理ステータス情報における帯域許容値の決定方法について説明するための説明図である。 同実施形態に係る帯域管理ステータス情報における帯域許容値の決定方法について説明するための説明図である。 同実施形態に係る帯域管理ステータス情報における帯域許容値の決定方法について説明するための説明図である。 同実施形態に係る帯域管理ステータス情報における帯域許容値の決定方法について説明するための流れ図である。
符号の説明
10 帯域要求システム
12 コア・アクセスネットワーク
14 ホームネットワーク
16,17 ルータ
18 IPTVサーバ
20 SIPサーバ
22 通信網
28 帯域許容量
30 帯域要求装置
40 IPTVターミナル
173 ネットワーク帯域コントローラ
175 帯域ステータスデータベース
181 SIP−UAS
183 コンテンツサーバ
201 SIPセッション制御部
203 ネットワーク帯域管理状況告知部
331 帯域確保要求部
333 要求帯域決定部
335 競合解決部
337 競合解決指針記憶部
339 帯域状態記憶部
341 通信部
401 セッション確立部
403 SIP−UAC
405 コンテンツ再生クライアント
407 帯域算出部
409 コンテンツ取得部
411 コンテンツ識別子記憶部
413 コンテンツ再生部
415 通信部
417 出力部
419 競合解決意思確認メニュー

Claims (9)

  1. コンテンツを再生する複数のクライアント機器とネットワークを介して接続され、当該複数のクライアント機器に対して帯域を割り当てる帯域要求装置であって、
    前記帯域要求装置は、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定し、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求部と、
    前記中継サーバおよび前記複数のクライアント機器と通信する通信部と、
    を備え
    前記帯域確保要求部は、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定部と、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決部と、
    を含み、
    前記競合解決部は、前記競合を解決する毎に当該競合が生じている前記クライアント機器に対して競合解決のための競合解決指針を要求して、前記クライアント機器から取得した前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、かつ、前記クライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する、帯域要求装置。
  2. コンテンツを再生する複数のクライアント機器とネットワークを介して接続され、当該複数のクライアント機器に対して帯域を割り当てる帯域要求装置であって、
    前記帯域要求装置は、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定し、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求部と、
    前記中継サーバおよび前記複数のクライアント機器と通信する通信部と、
    を備え、
    前記帯域確保要求部は、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定部と、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決部と、
    を含み、
    前記帯域要求装置は、前記競合を解決する競合解決指針を記憶する競合解決指針記憶部を更に備え、
    前記競合解決部は、前記競合解決指針記憶部に記憶された前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、前記複数のクライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する、帯域要求装置。
  3. 前記競合解決指針記憶部は、前記ネットワークに接続された前記複数のクライアント機器間で生じうる競合と当該競合に対応した競合解決指針とを関連付けて、複数記憶する、請求項2に記載の帯域要求装置。
  4. 前記帯域要求装置は、前記中継サーバから割り当てられた帯域と、前記複数のクライアント機器における帯域の配分状況と、当該複数のクライアント機器の識別情報と、を記憶する帯域状態記憶部を更に備える、請求項1または2に記載の帯域要求装置。
  5. 前記中継サーバは、SIPサーバである、請求項1または2に記載の帯域要求装置。
  6. ネットワークに接続されたコンテンツを再生する複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定するステップと、
    前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求ステップと、
    を含み、
    前記帯域確保要求ステップは、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定ステップと、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決ステップと、
    を含み、
    前記競合解決ステップでは、前記競合を解決する毎に当該競合が生じている前記クライアント機器に対して競合解決のための競合解決指針を要求して、前記クライアント機器から取得した前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、かつ、前記クライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する、帯域要求方法。
  7. ネットワークに接続されたコンテンツを再生する複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定するステップと、
    前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求ステップと、
    を含み、
    前記帯域確保要求ステップは、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定ステップと、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決ステップと、
    を含み、
    前記競合解決ステップでは、前記競合を解決する競合解決指針を記憶する競合解決指針記憶部に記憶された前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、前記複数のクライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する、帯域要求方法。
  8. コンテンツを再生する複数のクライアント機器とネットワークを介して接続され、当該複数のクライアント機器に対して帯域を割り当てる帯域要求装置を制御するコンピュータに、
    ネットワークに接続された複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定し、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求機能と、
    前記中継サーバおよび前記複数のクライアント機器と通信する通信機能と、
    を実現させ
    前記帯域確保要求機能は、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定機能と、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決機能と、
    を含み、
    前記競合解決機能では、前記競合を解決する毎に当該競合が生じている前記クライアント機器に対して競合解決のための競合解決指針を要求して、前記クライアント機器から取得した前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、かつ、前記クライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する、プログラム。
  9. コンテンツを再生する複数のクライアント機器とネットワークを介して接続され、当該複数のクライアント機器に対して帯域を割り当てる帯域要求装置を制御するコンピュータに、
    ネットワークに接続された複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定し、前記ネットワークの外部に設けられ当該ネットワークが利用可能な帯域を決定する中継サーバに対して、前記要求帯域の確保を要求する帯域確保要求機能と、
    前記中継サーバおよび前記複数のクライアント機器と通信する通信機能と、
    を実現させ、
    前記帯域確保要求機能は、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域に基づいて、前記ネットワーク全体が必要とする要求帯域を決定する要求帯域決定機能と、
    前記複数のクライアント機器から伝送される割当要求帯域が競合した場合に当該競合を解決する競合解決機能と、
    を含み、
    前記競合解決機能では、前記競合を解決する競合解決指針を記憶する競合解決指針記憶部に記憶された前記競合解決指針に基づいて前記競合を解決し、前記複数のクライアント機器に対して前記中継サーバから割り当てられた帯域を配分する、プログラム。
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