JP4843720B2 - 経路案内装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光、音波、振動などの刺激を利用者に与えることによって経路案内を行う技術に関する。
利用者に経路を案内する経路案内装置では、地図上に案内すべき経路を表示するとともに、進行すべき方向を音声で表すことで利用者を誘導するものが多かった。地図を用いた経路案内には、経路案内装置に地図を表示可能なディスプレイを備える必要があるという課題、地図を見るために利用者の注意が割かれることで安全性を低下させる恐れがあるという課題などがある。音声を用いた経路案内には、案内音声が周囲に迷惑をかけたり、会話の妨げになったりするという課題がある。また、これらの案内は、視聴覚障害者にとっては利用しづらいという課題もある。近年では、これらの課題に鑑み、例えば、歩行者用の経路案内装置において、地図表示や案内音声に依存せずに経路案内を行う技術が提案されている。
例えば、特許文献1には、歩行者が誤った方向に進み始めると、振動子を振動させることで進行方向の誤りを歩行者に知らせる経路案内装置が開示している。特許文献2には、携帯電話で指し示された方向が目標物の方向とずれている場合に、目標物の方向に向かせるための通知を、矢印の表示や振動によって行う技術が開示されている。
特開平10−332407号公報 特開2002−168647号公報
地図表示や案内音声に依存しない経路案内では、進むべき方向を利用者が正確に認識できる案内方法を実現することが1つの課題となる。従来の経路案内装置では、このような正確さに欠けていた。例えば、Y字路などのように、比較的狭い角度範囲に複数の分岐路が存在する場合に、進むべき方向を利用者が誤って認識するおそれがあった。かかる課題は、歩行者用のみならず車載の経路案内装置にも共通していた。本発明は、かかる課題を考慮し、地図表示や案内音声に依存しない経路案内において、進むべき方向を利用者が認識する際の精度向上を図ることを目的とする。
本発明は、複数の分岐路が交差する分岐点において、利用者を正しい分岐路に案内するための経路案内装置として構成することができる。経路案内装置は、歩行者用、車載用のいずれとして構成してもよい。本発明の経路案内装置は、振幅および振動数の少なくとも一方が多段階に可変の光、音波、および振動のいずれかの刺激を利用者に与える刺激機構を備える。光刺激を利用する場合、例えば、多色または単色のLEDを刺激機構として用いることができる。音波を利用する場合、例えば、スピーカやイヤホンなどを刺激機構として用いることができる。振動を利用する場合、例えば、モータや電歪素子などを利用した振動子を刺激機構として用いることができる。
経路案内装置は、分岐点において正しい分岐路も含め、各分岐路の方向を表す方向データを入力し、利用者が分岐点から進行しようとしている進行方向を検知する。そして、刺激機構を次の態様で制御する。まず、振幅および振動数の一方を、固定または利用者を誘導する方向に応じて、所定の相関で設定する。
経路案内装置の刺激機構は、刺激の振幅および振動数の少なくとも一方が多段階に可変であればよい。経路案内装置は、正しい分岐路を含む勢力範囲であって、正しい分岐路と勢力範囲の境界とのなす角度が、他のいずれの分岐路と勢力範囲の境界とのなす角度よりも小さくなる方向の集合として定義される勢力範囲を求め、この勢力範囲内で、利用者を誘導すべき誘導方向を設定する。そして、この誘導方向に応じて、所定の相関で振幅および振動数の少なくとも一方を設定し、刺激機構を制御する。このように誘導方向を決定することにより、例えば、正しい分岐路から比較的狭い角度範囲に複数の分岐路が存在する場合でも、利用者が誤った分岐路に進む可能性を抑制することができる。
誘導方向は、任意に設定可能であるが、勢力範囲の中央とすることにより、利用者が誤った分岐路に進む可能性を効率的に抑制することができる。中央とは、勢力範囲を規定する角の二等分線方向を意味する。
本発明では、光、音波、振動などを刺激として利用可能であり、これらの中で実用性の面から振動を利用することが好ましい。振動を利用する場合、誘導方向に応じて振動の振幅を制御する態様が、経路を直感的に把握するという観点から、好ましい。また、振動を利用する場合には、視聴覚に障害がある利用者でも案内可能となるなどの利点もある。
本発明は、上述した特徴部分を全て備えている必要はなく、一部を省略しても構わない。本発明は、上述した経路案内装置の他、経路案内装置の制御方法、かかる制御を実現するためのコンピュータプログラム、このコンピュータプログラムを記録した記録媒体などの形式で構成することもできる。記録媒体としては、フレキシブルディスクやCD−ROM、光磁気ディスク、ICカード、ROMカートリッジ、パンチカード、バーコードなどの符号が印刷された印刷物、コンピュータの内部記憶装置(RAMやROMなどのメモリ)および外部記憶装置等、コンピュータが読取り可能な種々の媒体を利用できる。
実施例としての経路案内システムの全体構成を示す説明図である。 誘導方向の設定方法を示す説明図である。 振動機構の制御方法を示す説明図である。 振幅の設定方法を示す説明図である。 経路案内処理のフローチャートである。
本発明の実施例について以下の順序で説明する。
A.システム構成:
B.誘導方向:
C.振動制御:
D.経路案内処理:
E.変形例:
A.システム構成:
図1は実施例としての経路案内システムの全体構成を示す説明図である。経路案内システムは、経路案内装置として機能する携帯電話200とサーバ100を有する。両者はインターネットINTなどのネットワークを介して接続されている。経路案内装置として携帯電話200に限らず、車載のナビゲーション装置、携帯型の情報端末などを利用してもよい。
サーバ100は、携帯電話200からの指示に従って、目的地までの経路を探索し、その結果を携帯電話200に出力する機能を奏する。この機能を実現するための機能ブロックを図中に併せて示した。サーバ100には、経路探索用の地図データベース(DB)106が備えられている。通信部102は、ネットワークを介した通信を実現するネットワークインタフェースである。経路探索部104は、地図DB106を参照して、指定された出発地から目的地までの経路探索を行い、その結果を出力する。経路探索は、ダイクストラ法など既知の方法で行うことができるため、ここでは詳細な説明を省略する。本実施例では、経路探索部104は、これらの機能を実現するコンピュータプログラムをサーバ100にインストールすることでソフトウェア的に構成するが、ハードウェア的に構成することも可能である。
携帯電話200について、経路案内に関連する部分に関する内部構造を、併せて示した。携帯電話200には、動作を制御するためにCPU、RAM、ROMを内蔵した制御ユニットが搭載されており、案内制御部220、誘導方向設定部230はこの制御ユニットにコンピュータプログラムをインストールすることでソフトウェア的に構成される。案内制御部220、誘導方向設定部230をハードウェア的に構成してもよい。方位データ記憶部212は、制御ユニットのRAM上の領域として規定される。その他の機能ブロックは、それぞれハードウェアで構成されている。
GPS202は、全地球測位システム(Global
Positioning System)によって現在位置を検知するためのセンサである。方位センサ204は、携帯電話200が向けられている方位を検知するためのセンサである。方位センサ204としては、例えば、ホール素子で検出される地磁気に基づいて方位を特定する回路を用いることができる。本実施例では、方位は、北から東、南、西の向きを正として、各方向を角度で表すものとする。従って、北は0度、東は90度、南は180度、西は270度となる。方位は、これに限らず、種々の表し方を用いることができる。例えば、ユーザが進行している方向を基準とする0〜360°の角度で方位を定義してもよい。
通信部206は、ネットワークを介した通信を実現するための回路である。通信される情報には、例えば、サーバ100に対して送信される経路探索用のコマンド、サーバ100から受信される経路探索結果などが含まれる。経路探索結果は、方位データ記憶部212に記憶される。本実施例では、経路上の各分岐点の位置、および分岐点で交差する各分岐路の方位を方位データとして記憶するものとした。
コマンド入力部208は、ユーザからの指示を入力する機構であり、携帯電話200のボタンなどが相当する。振動機構210は、多様な周波数、振幅で振動可能な機構であり、圧電セラミックスなどの電歪素子や小型のモータなどを用いて構成することができる。本実施例では、振動機構210は、経路案内用の刺激をユーザに与えるために用いられる。本実施例では、振動の周波数が方位を表し、振幅によってユーザが進行しようとしている方向(以下、「進行方向」と称する)の正誤を表すものとした。振動機構210は、携帯電話200の呼び出し用のバイブレーション機能に兼用してもよい。
案内制御部220は、経路案内時に携帯電話200の各部位を制御する。GPS202、方位センサ204の検出結果を案内制御部220経由で受け取り、ユーザの現在位置、および進行方向、ユーザを誘導すべき方向(以下、「誘導方向」と称する)に応じて、振動機構210の振幅および周波数を制御する。誘導方向は、誘導方向設定部230によって設定される。誘導方向設定部230は、現在位置、進行方向に基づき、方位データ記憶部212を参照して、誘導方向を決定する。この決定方法については後述する。
本実施例における経路案内方法の概要について説明する。ユーザAは、携帯電話200を操作して、サーバ100に経路探索を行わせ、その結果を受信した上で歩行中であるものとする。ユーザAは、複数の分岐路R1〜R3が交差する分岐点Cに到達すると、携帯電話200をかざし、矢印D1,D2のようにその向きを変える(以下、かかる動作を「スキャン」と称するものとする)。ここでは、携帯電話200の向きを変える例を示したが、例えば、携帯電話200をポケットに入れたまま歩く方向を変えるなどしても構わない。携帯電話200の向きは方位センサ204によって検出される。誘導方向設定部230は、こうして検出された方位を進行方向とみなし、誘導方向を設定する。案内制御部220は、誘導方向に応じた周波数、誘導方向と進行方向のずれに応じた振幅で振動機構210を振動させる。
B.誘導方向:
図2は誘導方向の設定方法を示す説明図である。ユーザが矢印HD方向に歩いて来た結果、3本の分岐路R1〜R3が交差する分岐点に差し掛かった状態を例にとって説明する。分岐路は、それぞれ一転鎖線で示す中心線で代表させるものとし、分岐点は、この中心線の交点Oで代表させる。また、経路探索により、ユーザを誘導すべき経路は分岐路R2であり、分岐路R1,R3は誤った経路と設定されているものとする。
誘導方向GDは、正しい分岐路R2の方向に設定することも可能ではあるが、本実施例では、分岐路R2の方向とずらすことを許容し、次の方法で設定する。まず、正しい分岐路R2の勢力範囲EAを求める。「勢力範囲」とは、本明細書では、正しい分岐路R2とのなす角度が、他のいずれの分岐路とのなす角度よりも小さくなる方向の集合として定義する。具体的には、分岐路R2と、その隣の分岐路R1、R3とがなす角A12、A23の二等分線B12、B23で挟まれる領域が、分岐路R2の勢力範囲EAとなる。誘導方向GDは、勢力範囲EA内の任意の方向に設定可能であるが、本実施例では、勢力範囲EAの中心角θの二等分線の方向に設定する。
上述の方法で設定する場合、誘導方向GDの方位DGD(deg)は、次式によって求められる。
GD=(DR1+2×DR2+DR3)/4;
R1、DR2、DR3...分岐路R1、R2、R3の方位(deg)
但し、DR1、DR2、DR3の方位は、「0°以上360°未満の範囲で規定される基準方位+m×360°(mは0または1)」で定義される値のうち、−360°<DR1−DR2<0°、0°<DR3−DR2<360°を同時に満たす組み合わせを選択する。
本実施例では、誘導方向を振動によってユーザに知らせるため、地図表示や案内音声に比較して、ユーザが精度良く誘導方向を認識しづらい状態にある。上述の通り、正しい分岐路R2からのずれを許容して誘導方向GDを設定することにより、分岐路R1、R2、R3のなす角A12、A23が比較的小さい場合でも、正しい分岐路R2の方向を比較的正確にユーザに認識させることが可能となる利点がある。
C.振動制御:
図3は振動機構の制御方法を示す説明図である。案内制御部220は、振動機構210の制御のために使用されるデータとして、基準設定値222および基準変化分224を予め保持している。基準設定値222は振動数、振幅についての基準値である。本実施例では、直線FRQで示すように、誘導方向に応じて振動の周波数をf1〜f2の範囲で線形的に変化させるものとした。また、振幅は直線AMPに示すように、基準値としては進行方向に関わらず一定値である。振幅については、誘導方向と進行方向のずれ量に応じた変化分が、この基準値に反映される。
振幅の変化分の基準値は、基準変化分224で与えられる。正の変化分v1は、誘導方向と進行方向のずれ量に応じて適用される値であり、負の変化分v2は誤った分岐路の方向と進行方向のずれ量に応じて適用される値である。前者は、進行方向の正しさを知らせる変化分となり、後者は、進行方向が誤っていることを知らせる変化分となる。各変化分は、ずれ量0°をピークとして、ずれ量が大きくなる程、絶対値が減衰する関数で設定されている。かかる関数としては、例えば、正規分布関数を用いることができる。変化分は任意の設定が可能であり、例えば、矩形波v11、線形変化v12を用いても良い。また、ずれ量0°での絶対値を最も小さくし、ずれ量が大きくなる程、所定の絶対値に漸近する関数としてもよい。変化分は、必ずしも正の変化分v1、負の変化分v2の双方を用いる必要はなく、いずれか一方のみを用いるものとしてもよい。但し、双方を用いることにより、進行方向の正誤をより正確にユーザに伝えることができる利点がある。
図4は振幅の設定方法を示す説明図である。図4(a)には図2に示した分岐路の関係を模式的に示した。案内時には、誘導すべき分岐路R2の方向に代えて、誘導方向GDが用いられる。分岐点Oには、図示する方位に誤った分岐路R1、R3が存在する。誘導方向GDと分岐路R1との間は角度DA1であり、誘導方向GDと分岐路R3との間は角度DA3であるものとする。PDは進行方向、即ちユーザが携帯電話200を向けた方向である。この図では、誘導方向GDよりも角度DAだけずれた方向に携帯電話200を向けていることになる。
図4(b)には振幅に適用される変化分を示した。変化分は、誘導方向GDを基準として、先に図3で示した基準変化分224を平行移動することによって設定される。正の変化分v1は、誘導方向GDでピークとなるように設定されるため、基準変化分224の値がそのまま用いられる。負の変化分v2は、誤った分岐路R1、R3の方位でピークとなるように設定される。分岐路R1に対しては、基準の変化分v2を角度DA1だけ負方向に移動させることにより、変化分v21が設定される。分岐路R3に対しては、基準の変化分v2を角度DA3だけ正方向に移動させることにより、変化分v23が設定される。変化分v21、v23が重なる部分については、実線で示す通り、絶対値が大きい方を採用するものとした。
図4(c)に示される通り、こうして設定された変化分を重畳して、振幅の基準値AMPに適用することで振幅が設定される。図中では、誘導方向GDが南(180°)と一致している場合を例示した。以下、進行方向と振幅についてこうして得られた関係を、振幅マップと称する。振幅マップは、分岐路の本数、方向に依存するため、分岐点ごとに異なるマップとなる。図4(b)に示した変化分の「ずれ量=0°」の位置を、誘導方向GD、即ち南(180°)に一致させて、基準値AMPに重畳することで、振幅AMが設定される。図示する通り、振幅AMは誘導方向GD近傍で最大となり、分岐路R1、R3近傍で最小となる。PD方向からD1方向に携帯電話200をスキャンすると、振幅が大きくなるため、ユーザは、進行方向が誘導方向に近づいていることが分かる。逆にD2方向にスキャンすると、振幅が小さくなるため、ユーザは進行方向が誘導方向から遠ざかっていることが分かる。
D.経路案内処理:
図5は経路案内処理のフローチャートである。案内制御部220、誘導方向設定部230の機能に相当する処理であり、携帯電話200のCPUが経路案内時に定期的に繰り返し実行する処理である。この処理が開始されると、CPUは、サーバ100から方位データを入力する(ステップS10)。本実施例では、図5の処理全体を繰り返し実行することで、経路案内過程で方位データを逐次入力するものとしたが、経路案内に先だって、全方位データを入力するようにしてもよい。
次に、CPUはGPS202で検出された現在位置を入力し(ステップS11)、ユーザが分岐点に至っているか否かを判定する(ステップS12)。分岐点に至っていない場合には、この時点では、特に案内を行うことなく処理を終了する。
分岐点に至っている場合には、次の手順で振動による経路案内を行う。まず、CPUは先に図2で示した方法により、誘導方向を設定する(ステップS13)。そして、図3に示した基準設定値222を参照して、誘導方向に対応する値を、振動周波数として設定する(ステップS14)。また、CPUは分岐点での各分岐路の方向に基づいて、図4に示した振幅マップを設定する(ステップS15)。そして、方位センサ204によって携帯電話200の方向、即ち進行方向を入力し(ステップS16)、振幅マップを参照して、振幅を設定し、振動機構210を振動させる(ステップS17)。
以上で説明した実施例の経路案内システムによれば、振動の周波数に基づいてユーザは、誘導方向を大雑把に把握することができる。また、進行方向の正誤に応じて振幅が変化するため、ユーザは、進もうとしている方向の正誤を把握することができる。本実施例によれば、これらの作用により、ユーザは、誘導されている方向を精度良く把握することが可能となる。
E.変形例:
実施例において、誘導方向の設定と、振幅マップの設定は、いずれか一方を省略してもよい。例えば、車載用の経路案内装置では、進行方向のスキャンは実用性に乏しい場合があるため、振幅マップの設定を省略し、常に一定の振幅で振動させても良い。
本発明の種々の実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その趣旨を逸脱しない範囲で種々の構成を採ることができることはいうまでもない。実施例では、誘導方向に応じて周波数を設定し、進行方向に応じて振幅が変化する例を示した。逆に、誘導方向に応じて振幅を設定し、進行方向に応じて周波数を変化させてもよい。実施例では、振動を利用したが、光や音波を利用してもよい。例えば、光の周波数、即ち色を誘導方向に応じて設定し、その振幅、即ち明るさを進行方向に応じて変化させてもよい。音波についても、高さを誘導方向に応じて設定し、大きさを進行方向に応じて変化させてもよい。
実施例では、サーバ100と携帯電話200を有する経路探索システムを例示したが、両者の機能を統合し、スタンドアロン型の経路案内装置としてもよい。
実施例では、平面的な経路案内を例示したが、本発明は、誘導方向、進行方向の定義を3次元に拡張することにより、階段や坂道の昇降も含めた3次元的な経路案内に適用することも可能である。
100・・・サーバ
102・・・通信部
104・・・経路探索部
106・・・地図データベース
200・・・携帯電話
202・・・GPS
204・・・方位センサ
206・・・通信部
208・・・コマンド入力部
210・・・振動機構
212・・・方位データ記憶部
220・・・案内制御部
222・・・基準設定値
224・・・基準変化分
230・・・誘導方向設定部

Claims (5)

  1. 複数の分岐路が交差する分岐点において、利用者を正しい分岐路に案内するための経路案内装置であって、
    前記各分岐路の方向を表す方向データを入力する方向データ入力部と、
    振幅および振動数の少なくとも一方が多段階に可変の光、音波、および振動のいずれかの刺激を前記利用者に与える刺激機構と、
    前記正しい分岐路を含む勢力範囲であって、前記正しい分岐路と前記勢力範囲の境界とのなす角度が、他のいずれの分岐路と前記勢力範囲の境界とのなす角度よりも小さくなる方向の集合として定義される勢力範囲を求め、該勢力範囲内で、前記利用者を誘導すべき誘導方向を設定する誘導方向設定部と、
    前記誘導方向に応じて、所定の相関で前記振幅および振動数の少なくとも一方を設定し、前記刺激機構を制御する出力制御部とを備える経路案内装置。
  2. 請求項1記載の経路案内装置であって、
    前記誘導方向は、前記勢力範囲の中央である経路案内装置。
  3. 請求項1記載の経路案内装置であって、
    前記刺激は振動であり、前記出力制御部は該振動の振幅を制御する経路案内装置。
  4. 振幅および振動数の少なくとも一方が多段階に可変の光、音波、および振動のいずれかの刺激を前記利用者に与える刺激機構と制御部とを有する経路案内装置を制御する制御方法であって、
    利用者を案内すべき正しい分岐路を含む複数の分岐路が交差する分岐点における前記各分岐路の方向を表す方向データを前記経路案内装置に入力させるように前記制御部が前記経路案内装置を制御する方向データ入力工程と、
    前記正しい分岐路を含む勢力範囲であって、前記正しい分岐路と前記勢力範囲の境界とのなす角度が、他のいずれの分岐路と前記勢力範囲の境界とのなす角度よりも小さくなる方向の集合として定義される勢力範囲を求め、該勢力範囲内で、前記利用者を誘導すべき誘導方向を前記経路案内装置に設定させるように前記制御部が前記経路案内装置を制御する誘導方向設定工程と、
    前記誘導方向に応じて、前記利用者が知覚できるように所定の相関で前記振幅および振動数の少なくとも一方を設定し、前記刺激機構を前記制御部が制御する出力制御工程とを備える制御方法。
  5. 振幅および振動数の少なくとも一方が多段階に可変の光、音波、および振動のいずれかの刺激を前記利用者に与える刺激機構と制御部とを有する経路案内装置を制御するためのコンピュータに、
    利用者を案内すべき正しい分岐路を含む複数の分岐路が交差する分岐点における前記各分岐路の方向を表す方向データを前記経路案内装置に入力させるように前記制御部が前記経路案内装置を制御するための機能と、
    前記正しい分岐路を含む勢力範囲であって、前記正しい分岐路と前記勢力範囲の境界とのなす角度が、他のいずれの分岐路と前記勢力範囲の境界とのなす角度よりも小さくなる方向の集合として定義される勢力範囲を求め、該勢力範囲内で、前記利用者を誘導すべき誘導方向を前記経路案内装置に設定させるように前記制御部が前記経路案内装置を制御するための機能と、
    前記誘導方向に応じて、前記利用者が知覚できるように所定の相関で前記振幅および振動数の少なくとも一方を設定し、前記刺激機構を制御する機能と
    を実現させるプログラム。
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