JP4843031B2 - システム間ハンドオフを起動する無線基地局および無線通信システム - Google Patents

システム間ハンドオフを起動する無線基地局および無線通信システム Download PDF

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Description

参照による取り込み
本出願は、2006年5月10日に出願された日本特許出願第2006−130967号の優先権を主張し、その内容を参照することにより本出願に取り込む。
本発明は、システム間ハンドオフをサポートする無線アクセスネットワークに関するものである。
携帯電話システムの国際標準化組織3GPP2では、パケット通信用無線アクセス技術であるEV−DO Rev.A(以下、Rev.Aと略す)システムを用いた、VoIP音声通話サービスの標準化作業が進行中である。Rev.Aの音声通話サービスは、そのサービスエリアがRev.A基地局の敷設エリアに限定される。そのため、敷設開始当初は、サービスエリアが限定的かつスポット的になることが予想される。その場合でも、ユーザの使い勝手が悪くならないよう、3GPP2では、Rev.Aから従来の回線交換用無線アクセス技術である1xシステムへのハンドオフ方式を検討している。Rev.Aエリアで音声通話を開始したユーザが、Rev.Aエリア外に移動した場合、1xにシステム間ハンドオフすることで、通話を継続することが可能になる。(3GPP2寄書A40−20060111−002r2”HHO of VoIP on HRPD to 1x Circuit Voice Stage 2/3 Compromiss”(非特許文献1))
具体的手順を図11を用いて説明する。端末1101はアクセスネットワークAN1102、パケット制御機能PCF1104を介してVoIP通信中とする(ステップ1106)。端末1101はAN1102から送信されるRev.A信号の受信レベルを測定しAN1102に報告する(ステップ1107)。AN1102は報告された受信レベルが一定以下になった場合、Rev.Aシステムでの音声通話の継続は困難であると判断し、1xへのハンドオフを端末1101に指示する(ステップ1108)。端末1101はAN1102に1xハンドオフ開始を通知する(ステップ1109)。AN1102はPCF1104に通知する。PCF1104はMSC1105に対し、1xシステムの基地局を擬似して発信要求を送信する(ステップ1110)。MSC1105は発信処理を行い接続通知をPCF1104に送信する(ステップ1111)。次に、PCF1104は1x基地局間のハンドオフ要求をMSC1105に送信する(ステップ1112)。MSC1105にはPCF1104が1xの基地局として見えており、かつ端末1101はその基地局配下で通話中として認識している。そのため、通常の1x基地局間のハンドオフ処理を実行する。MSC1105は移動先に当たる1x基地局である1xBS1103にハンドオフ要求を送信する(ステップ1113)。1xBS1103は基地局のリソースを確保し、ハンドオフ要求応答をMSC1105に送信する(ステップ1114)。MSC1105はPCF1104、AN1102を介して端末1101にハンドオフ指示を送信する(ステップ1115)。端末1101は1xBS1103との間に無線リンクを確立する(ステップ1116)。そしてハンドオフ完了を1xBS1103に送信する(ステップ1117)。1xBS1103はMSC1105に送信する。以上でRev.Aから1xへのシステム間ハンドオフが完了する(ステップ1118)。
システム間ハンドオフの別の従来技術には、特許文献1がある。これによると、PDC、PHS、cdma−Oneなどの複数のシステムが利用可能なエリアにおいて、品質のよいシステムを選択して通信することが可能になる。
具体的手順を説明する。端末は複数システムからの無線信号をほぼ同時に受信する。それぞれのシステムのQoS品質を受信レベル等から算出し、利用する上での優先順位を決めて通信中基地局に通知する。通信中基地局は、通知を受けたQoS品質のうち、自己に関するものだけは装置リソースなどを考慮して再計算し、優先順位を修正する。そしてその序列を移動関門交換機に通知する。移動関門交換機はQoS品質の序列で一番高いシステムの移動関門交換機に、空きチャネルの有無を問い合わせる。問い合わせを受けた移動関門交換機は、端末の現在位置をカバーする、当システム内の基地局を何らかの手段で特定し、空きチャネルの有無を問い合わせる。その結果を、問い合わせ元の移動関門交換機に通知する。問い合わせ結果が空きチャネル無の場合は、QoS品質の序列で次のシステムの移動関門交換機に再度問い合わせを行う。このようにして空きチャネルのあるシステムが見つかると、それをハンドオフ先システムに決定する。ハンドオフ先システムでは基地局から移動関門交換機までの通話路設定を行う。
また、特許文献2はW−CDMA、GSM/GPRS、無線LANを例に、特許文献1とほぼ同様の技術でシステム間ハンドオフを実現している。特許文献1と異なる主な点は、複数のシステムに接続した無線リソース管理装置を設けたことである。無線リソース管理装置は、端末の現在位置に応じて測定すべきシステムの周波数を測定制御コマンドで端末に通知する。これにより、端末が複数システムの受信レベルを測定するのが容易になる。また、無線リソース管理装置は、端末の受信レベル、移動速度、アプリケーション、セルの負荷状況などの評価項目毎に、端末とシステムの適正度を求めるための対応表を事前に持つ(特許文献2記載の例:受信レベルがランク5のとき、適正度=10、など)。各評価項目毎に算出した適正度の合計が、その端末とシステムの通信適正度であり、この値が最も大きいシステムにハンドオフさせる。
特開2001−54168号公報 特開2004−349976号公報 3GPP2寄書A40−20060111−002r2"HHO of VoIP on HRPD to 1x Circuit Voice Stage 2/3 Compromiss"
ところで、受信レベルが十分なRev.Aエリア内でも、セクタ、時刻によっては端末が集中し、十分な品質で通信を行えないことがある。そのような場合に、システムが端末を強制的に1xにシステム間ハンドオフさせることができれば、ハンドオフさせた呼も、Rev.Aシステムに留まる呼も、結果的に品質が改善してサービス性が良くなることが期待できる。
しかし、3GPP2の案では、Rev.Aの受信レベルが弱くなりサービスエリア外となりそうなことを検出してシステム間ハンドオフを実行するため、Rev.Aエリア内での通信負荷状況に応じてシステム間ハンドオフを行うことはできないという問題がある。
また特許文献1記載の技術では、より良いシステムを望む端末が、システムの優先順位を基地局に通知することで、システム間ハンドオフを開始する。そのため、ネットワーク側が主体的にハンドオフさせる端末を選択できない、意図するタイミングでハンドオフさせられないという問題がある。また、端末の要求ベースでハンドオフを実行するのでシステム間ハンドオフが頻発し、システムの制御負荷が高くなるという問題がある。また、ハンドオフ先システムを決定するのは移動関門交換機であり、移動交換機が行う従来の基地局間ハンドオフとは独立の制御である。そのため、基地局間ハンドオフした後、許容できない通信品質しか提供できず、すぐさま通信を回復しなくてはならない場合に、即時の対応ができないという問題がある。
一方、特許文献2記載の技術では、ネットワーク内の無線リソース管理装置が端末に測定制御コマンドを送信することでハンドオフを開始する。しかし、それが意図したシステム間ハンドオフになるとは限らないという問題がある。なぜなら、ハンドオフ先の決定方法が、対象端末にとっての通信適正度に基くものだからである。対象端末をシステム間ハンドオフさせれば他の複数の端末の品質が改善する場合でも、対象端末にとって最適な基地局が現在通信中の基地局であると、それができない。また、通信適正度は評価項目毎に算出した値の合計であるので、システム間ハンドオフを起こさせるという目的に照らしつつ、評価項目間で同じ値が同じ価値を持つよう対応表をチューニングする必要がある。これが非常に難しいという問題がある。また、ソフトハンドオフのように端末が複数の基地局を同時使用するハンドオフ方式には適合しないという問題がある。なぜなら、ソフトハンドオフ開始時点ではひとつの基地局で要求品質を完全に満たす必要がないにも係わらず、特許文献2記載の技術では単一基地局で品質が満たせるものを選択する傾向がある。つまり、不要なシステム間ハンドオフが発生する。
本発明は、複数の無線アクセスシステムのサービスエリアが重なっている地域において、システム制御のために強制的に端末をシステム間ハンドオフさせることを目的とする。つまり、端末が接続中の基地局またはアクセスネットワークの通信リソースの状態に応じて、端末に対して十分なQoSが提供できないと判断される場合に、基地局またはアクセスネットワーク側の主導でシステム間ハンドオフ手順を開始させる方法を提供することが目的である。
本発明は、無線基地局の通信リソースが足りないことを検出するリソース不足検出手段と、検出したとき、前記無線基地局を使用して通信中の端末の中から、現在使用している通信サービスが別の無線アクセスシステムの通信サービスで代替可能な端末を選択する、システム間ハンドオフ対象選択手段と、前記端末を前記別の無線アクセスシステムにハンドオフさせる、システム間ハンドオフ起動手段とを、基地局に設けたことを特徴とする。
本発明によれば、基地局の通信リソースが不足する場合に、基地局判断で特定の端末を強制的に他システムにハンドオフさせることができる。したがって、Rev.Aサービスエリア内において端末が集中したためにRev.Aの基地局に接続中の端末に満足な通信品質が得られないという状況を、能動的に回避することができる。また、端末ではなく基地局判断でシステム間ハンドオフを起動するので、システム間ハンドオフの発生を必要最小限に抑えることができる。端末が複数基地局と通信するソフトハンドオフ状態では、ハンドオフ先基地局に対する依存度が大きくなるまでは、ハンドオフ先基地局での通信リソースの確保が不十分でもシステム間ハンドオフを起動しない。したがって、ハンドオフ状態の端末が最終的にハンドオフ元基地局に戻る場合には、システム間ハンドオフを実行せずにすむ。また、基地局を閉塞したいときに通信中の端末を他システムにハンドオフさせることができるので、迅速な閉塞が可能になる。また、特定の種類の通信以外はシステム間ハンドオフさせることで、例えばTV電話などに限定して基地局を使用させることが可能になる。
本発明の他の目的、特徴及び利点は添付図面に関する以下の本発明の実施例の記載から明らかになるであろう。
まず、本発明を適用する移動通信システムについて、図2を用いて説明する。端末101は、2つの無線アクセスシステムが利用できる。一つは基地局制御装置(BSC:Base Station Controller)212、基地局(BTS:Base Transceiver System)105で構成する1xシステムである。1xシステムはサービスエリア202を形成する。BSC212は、移動交換機(MSC:Mobile Switching Center)213に接続する。端末101、BTS105、BSC212、MSC213は回線交換方式の携帯電話システムである。
別の無線アクセスシステムは、PCF(PCF:Packet Control Function、パケット制御機能)104、AN(Access Network)102で構成するRev.Aシステムである。Rev.Aシステムはサービスエリア201を形成する。AN102はアクセスネットワーク基地局AN−BTS203、アクセスネットワーク基地局上位局AN−BSC204のように複数装置として実装してもよい。AN−BTS203は無線の物理レイヤを終端する。AN−BSC204は無線のリンクレイヤを終端する。それぞれ1xシステムのBTS105、BSC212に相当する。AN102、AN−BSC204はPCF104に接続する。PCF104はPDSN(Packet Data Serving Node)205に接続する。PDSN205は端末101との間にPPPリンクを確立し、ユーザ認証や課金情報収集を行う。PCF104は、無線リンクの状態に応じて、PDSN205から受信した端末101宛パケットを必要に応じてバッファリングする。SIP206はVoIP通信のための呼制御サーバである。端末101、AN102、PCF104、PDSN205、SIP206は、VoIP方式の携帯電話システムである。
VoIP方式の携帯電話システムと回線交換方式の携帯電話システムはゲートウエイ(GW)210を介して相互接続している。また、VoIP方式の携帯電話システムはGW207を介して固定電話システムと相互接続している。固定交換機(LS:Local Switch)208は固定端末209を収容する。GW207、210は、回線交換シグナリングおよびベアラをSIPシグナリングおよびVoIPベアラに変換/逆変換する。端末101は、VoIPでも回線交換でも通信ができる、複数システム対応の端末であるとする。同一の携帯電話事業者が両方のシステムを用いてサービスを提供しており、この事業者によって端末が一括管理されているので、事業者は、いずれのシステムを用いても端末へのサービス提供を行なうことができる。
ここで、端末101がRev.Aシステムを利用して、固定端末209と通信中であるとする。通信パスは端末101、AN102、PCF104、PDSN205、GW207、LS208、固定端末209である。このとき、AN102の通信リソースが何らかの原因で不足した場合や使用不可になった場合にシステム間ハンドオフを起動するのが本発明である。システム間ハンドオフを実行すると、端末101と固定端末209の通信パスは、Rev.Aシステムではなく1xシステム経由となる。つまり、端末101、BTS105、BSC212、MSC213、GW210、GW207、LS208、固定端末209となる。
次に、図6を用いてAN102の構成を示す。電波送受信部601は、無線のRF処理を行う。ベースバンド処理部602は、電波送受信部601でディジタル化した信号から、パケットデータを抽出する。パケット転送/シグナリング処理部603は、パケットデータを解析し、制御信号であれば無線制御やシグナリング制御を行う。ユーザデータであればPCF104に転送するために有線回線終端部604に送信する。有線回線終端部604は、有線回線のデータリンクレイヤ、物理レイヤを処理し、PCF104とのパケットの送受信を行う。リソース管理部605は、AN102の通信リソースの状況を管理し、ハンドオフ制御部606の指示でリソースの確保、解放を行う。図7、図8はリソース管理部605で管理するテーブルである。
図7はトラヒック状態テーブル700であり、AN102のトラヒック状態を示す。総受信電力量701は、AN102に接続する全ての端末(該AN102とのみ接続している端末も、ソフトハンドオーバ中の端末も含む)からの総受信電力量を示す。この値が無線通信を安定して行える閾値(例えば7dB)を超えている場合、あらたな端末の通信を受け入れないようにする。総固定レート(上り)702と総固定レート(下り)703は、固定帯域が必要な通信でどの程度上りあるいは下り帯域を消費しているかを示す。オペレータが設定した閾値以上の場合、あらたな固定レート通信を受け入れないようにする。ベストエフォートフロー数704は、AN102を経由しているベストエフォートフロー数を示す。オペレータが設定した閾値以上の場合、ベストエフォート通信がこれ以上圧迫されないよう、あらたな固定レート通信を受け入れないようにする。
図8はQoS制御状態テーブル800である。QoS制御の必要なフロー(ハンドオフ状態ではない端末もハンドオフ状態にある端末も含む)に対して、結果的に制御が失敗したフローの数を単位時間毎に数えたものである。テーブルは遅延時間801、ジッタ802、帯域803からなる。遅延時間801は、AN102がユーザパケットを受信してから送信するまでの時間が、フロー毎に定められた許容値を超えてしまったフロー数を示す。図8の例では、ディレイ許容値が定められたフローが20あるのに対し、直近の単位時間において許容値を超えてしまったフローが10あったことを示している。ジッタ802は、AN102がユーザパケットを受信してから送信するまでの時間のばらつきが、フロー毎に定められた許容値を超えてしまったフロー数を示す。図8の例では、ジッタ許容値が定められたフローが15あるのに対し、直近の単位時間において目標を守れなかったフローが9あったことを示す。帯域803は、フロー毎に定められた許容最低帯域が、直近の単位時間において守れなかったフロー数を示す。図8の例では、許容最低帯域値が定められたフローが15あるのに対し、許容される最低帯域を下まわったフローは0であることを示している。
図6に戻る。AN102のハンドオフ制御部606は、通信リソースの状況に基づいてハンドオフの実行を決定し、ハンドオフのためのシグナリング、例えば1xハンドオフ指示を端末に送信する。システム管理部607はAN102全体のヘルスチェックや、保守装置608とのインタフェースを持つ。保守装置608はAN102を保守するためにオペレータが使用する端末である。本例ではAN102と保守装置608は直接接続しているが、通信ネットワーク経由での接続でもよい。
次に、システム間ハンドオフを起動する例を図1のシーケンス図を用いて説明する。本例は、端末101がRev.Aシステム内のAN間ハンドオフを行ったとき、ハンドオフ先のANで通信リソースが確保できなかった場合を示す。ハンドオフ元のANをソースAN102s、ハンドオフ先のANをターゲットAN102tとする。端末101はAN102s、PCF104を介して固定端末209と音声通話中とする(ステップ106)。端末101は、ターゲットAN102tからの無線の受信レベルが一定以上になると、ハンドオフ開始のメッセージであるRouteUpdateをソースAN102sに送信する(ステップ107)。ソースAN102sはターゲットAN102tにハンドオフ要求を送信する(ステップ108)。このとき、音声通話のためのQoSが必要であることを通知する。ターゲットAN102tは、リソース状況判定処理を行う(ステップ109)。
図3にリソース状況判定処理109のフローチャートを示す。本処理は図6のリソース管理部605で実施する。まず、ステップ301でハンドオフ対象の通信が受け入れ禁止呼種であるか判定する。例えば景観地など、写真メールやテレビ電話の需要が大きいエリアでは、音声通話呼はRev.Aを使用させないようにしたい場合がある。その場合、音声通話呼を禁止呼種としてAN102に事前設定しておけば、ステップ301の判定で結果をリソース空き無(ステップ307)に導くことができる。
ステップ301で受け入れ禁止呼種でない場合は、図7のトラヒック状態テーブルの総受信電力量701が閾値未満であるか判定する(ステップ302)。閾値以上であると、ハンドオフを受け入れた場合AN102の無線通信制御が不安定になるので、リソース空き無とする(ステップ307)。閾値未満の場合、トラヒック状態テーブルの総固定レート(上り)702、(下り)703が閾値未満であるか判定する(ステップ303)。閾値以上であると、ハンドオフしてくる端末のための帯域はないと判断してリソース空き無となる(ステップ307)。閾値未満の場合、トラヒック状態テーブルのベストエフォートフロー数704が閾値未満であるか判定する(ステップ304)。閾値以上であると、ハンドオフしてくる端末のための帯域はないと判断してリソース空き無となる(ステップ307)。閾値未満の場合、図8のQoS制御状態テーブルのQoS制御失敗フロー数が閾値未満であるか判定する。閾値以上であると、ハンドオフしてくる端末を受け入れると、既存のフローのQoS品質が許容できないレベルになると判断して、リソース空き無となる(ステップ307)。閾値未満の場合、ハンドオフしてくる端末のためのリソースはあると判定する(ステップ306)。
図1に戻り、ステップ109の結果、リソースに空きが無い場合は端末101のためのリソースが確保できない(ステップ110)。ターゲットAN102tはソースAN102sにリソース確保失敗のハンドオフ応答を送信する(ステップ111)。これで、ターゲットAN102tとソースAN102sの間にハンドオフ用通信パスが確立する。ただし、ターゲットAN102tはリソースが確保できなかったので端末101の通信に関しQoS制御は行わない(サービス品質を保証はしないものの、端末が接続することは許可する)。ハンドオフ応答を受信したソースAN102sは、端末101に、ターゲットAN102tが端末101と通信可能になったことを意味する通信用チャネル割当完了TrafficChannelAsignmentを送信する(ステップ112)。以上で端末101はハンドオフ状態となる。すなわち、端末101はソースAN102s、ターゲットAN102tのうち、受信品質の良い方をリアルタイムに選択しなおし、選択したANとの間で無線通信を行う。端末101は選択したANの情報をDRC(Data Rate Control)カバーと呼ぶ情報でソースAN102sに通知する。ソースAN102sは、DRCカバーが自分を指していれば、ハンドオフ前と同様に、端末101と無線通信する(ステップ113a)。DRCカバーがターゲットAN102tを指していれば、PCF104から受信した端末宛パケットをターゲットAN102tに転送し、ターゲットAN102tから端末101に無線送信する。また、ターゲット102tが端末101から受信したパケットは、ソースAN102sに転送し、ソースAN102sがPCF104に送信する(ステップ113b)。このように、ハンドオフ状態ではターゲット102t経由の通信が端末判断のもと行える。ターゲット102tは端末101のためのリソースが未確保の場合、ハンドオフ端末用リソース確保失敗処理ステップ114の処理を行う。
図4はハンドオフ端末用リソース確保失敗処理114のフローチャートである。本処理はAN102のハンドオフ制御部606で実施する。まず、リソースの空きをつくるため、システム間ハンドオフ対象とする端末を選択する(ステップ401)。ここでは、図10のフロー状態テーブルを参照して選択する。
図10を説明する。本テーブルは、ターゲットAN102tのリソース管理部605で管理し、端末毎に設ける。1xハンドオフ1006は、そのテーブルに対応する端末の通信が、1xシステムを利用した通信で代替可能かどうかを示す。本情報は、端末がそのAN経由の通信を開始したとき、サービス種別(音声通話など)に基いて設定する。単位時間あたりQoS制御失敗数1005は、そのテーブルに対応する端末の通信において、QoS制御が失敗した回数を示す。遅延時間1001はAN102を通過するのに要した時間が目標値を越えたパケット数を示す。ジッタ1002はAN102を通過するのに要した時間のばらつきが目標値を超えたパケット数を示す。帯域1003は単位時間をさらに複数の時間帯に分割して、目標最低帯域が満たせなかった時間帯数を示す。ハンドオフばたつき率1004は、ハンドオフ状態の端末に関して、DRCカバーの単位時間あたり変化回数を示す。ANは端末のDRCカバーが変化する度、その端末へのパケット転送経路を変更するので、ハンドオフばたつきが多い端末ほど、ANに負荷をかけている。また、端末はどのANからの電波も十分受信できておらず、通信品質が悪いと予想できる。
図4に戻る。ステップ401では、まず、各端末のフロー状態テーブルの1xハンドオフ1006を参照し、ハンドオフOKのものに対象を絞る。その中から、例えば、単位時間当たりQoS制御失敗数1005が一番大きな端末を選択する。これは、QoS制御失敗数が大きいものは、1xシステムを使用したほうが通信品質がむしろ良い可能性があるからである。また、別の例としては、ハンドオフばたつき率1004が高いものを選択する。これは、ハンドオフばたつき率が高いものは制御負荷が高く、1xシステムを使用した方が負荷が小さくなる可能性があるからである。このように、Rev.Aシステムによって提供されているサービス品質が既にあまり良くない状態にある端末や、基地局やアクセスネットワークにとって制御負荷が高い端末を優先的にハンドオフするようにする。
このようにして選択したシステム間ハンドオフ対象の端末について、AN102の位置等からシステム間ハンドオフ先の1xセクタを特定する(ステップ403)。そしてシステム間ハンドオフ手順を開始する(ステップ404)。具体的には図11の1xハンドオフ指示をAN102が端末101に送信することで、3GPP2が検討したシステム間ハンドオフの手順を開始する。接続されていた端末の一部をシステム間ハンドオフさせた結果、通信リソースに余裕ができた後、リソース確保できずにハンドオフ状態にあった端末101が、この時点でまだハンドオフ状態であるか判定する(ステップ405)。ハンドオフ状態であれば、リソース確保し、確保成功したらリソース確保成功通知をソースAN102sに送信する(ステップ406、407)。ステップ406において、まだ十分なリソースがなかった場合は、ステップ401に戻る。ステップ405においてリソース未確保のハンドオフ端末101がソースAN102sに戻っていきハンドオフ状態でなくなれば、処理を終了する。
図1に戻る。ソースAN102sは、端末101がハンドオフ状態の間、DRCカバー、すなわち端末101の無線通信相手のANがどれかを監視している。端末101がターゲットAN102tに十分近づくと、DRCカバーはソースAN102sを指すことがなくなる。ある閾値以上の時間、DRCカバーがターゲットAN102tを指し続けていた場合(ステップ115)、ステップ116に移る。ステップ116では、ターゲットAN102tからリソース確保成功通知を受信済みかチェックする。受信済みの場合はターゲットAN102tでのリソース確保が成功したということであるから、端末の通信経路からソースAN102sを切り離す処理を行い、ハンドオフ状態を終了する(ステップ117)。一方ステップ116にてリソース確保成功通知を受信していなければ、QoS制御が行われないターゲットAN102t経由の通信のみに端末101が頼っていることになる。そこで、AN102tの位置等から端末101が無線通信できる1xセクタを特定し(ステップ118)、システム間ハンドオフを開始する(ステップ119)。具体的には図11の1xハンドオフ指示をAN102が端末101に送信することで、3GPP2が検討したシステム間ハンドオフの手順を開始する。システム間ハンドオフが成功すると、端末101はBTS105経由で音声通信を行う(ステップ120)。ソースAN102sはターゲットAN102tにハンドオフ終了を送信し(ステップ121)、ターゲットAN102tは終了応答をソースAN102sに送信する(ステップ122)。
図5は、図1のソースAN102sが、リソース確保失敗のハンドオフ応答を受信したとき(ステップ111)の処理のフローチャートである。これは図6のハンドオフ制御部606で実施する。まず、端末101のハンドオフ状態が続いているか判定する(ステップ501)。継続していなければ処理は終了である。継続している場合、DRCカバーがターゲットAN102tを連続して指し続けているか判定する(ステップ502)。指し続けていなければ、ターゲットAN102tのみに端末通信を頼っているわけではないので、端末101の通信品質の観点からはシステム間ハンドオフの必要はまだない。ステップ509に移り、ばたつき率が閾値を超えているか判定する(ステップ509)。これは図10のフロー状態テーブルのハンドオフばたつき率1004を参照して行う。ばたつき率が閾値以下の場合は、ハンドオフ制御負荷の観点でもシステム間ハンドオフの必要はなく、ステップ501に戻る。ステップ509においてばたつき率が閾値を超えている場合、ステップ510で1x通信で代替可能か判定する。これは図10のフロー状態テーブルの1xハンドオフ1006を参照して行う。代替可能でない場合は、システム間ハンドオフを起動せずにステップ501に戻る。
代替可能な場合は、ターゲットAN102tの位置等から1xシステムにおいて端末101が位置するセクタを特定し(ステップ506)、システム間ハンドオフを実施する(ステップ507)。その後、ターゲットAN102tにハンドオフ終了を送信して処理を終了する(ステップ508)。ステップ502においてDRCカバーがターゲットAN102tを指し続けている場合は、ステップ503でリソース確保成功通知をターゲットAN102tから受信済みか判定する。受信済みの場合は、Rev.Aシステム内ハンドオフ処理を実施する(ステップ504)。ステップ503においてリソース確保成功通知を未受信の場合は、端末101の通信が1xで代替可能か判定する(ステップ505)。代替可能でない場合は、システム内ハンドオフを実施し(ステップ504)処理を終了する。1x通信で代替可能な場合は、ステップ506に移行して、1xセクタ特定後、システム間ハンドオフを実施する。
図9は、図6の保守装置608からAN102に対し閉塞コマンドあるいは音声サービス停止コマンドを投入したときの、AN102の処理のフローチャートである。本処理は図6のハンドオフ制御部606で実施する。閉塞コマンドあるいは音声サービス停止コマンドがシステム管理部607を介してハンドオフ制御部606に送信されると、まず、通信中の端末があるか判定する(ステップ901)。なければシステム間ハンドオフに関する処理を終了する。端末がある場合、フロー状態テーブルの1xハンドオフ1006を参照して、1x通信で代替可能か判定する(ステップ902)。代替可能でなければ、ステップ901に戻り他の端末を処理する。代替可能であれば、1xシステムにおける端末位置のセクタを特定し(ステップ903)、システム間ハンドオフを実施する(ステップ904)。そしてステップ901に戻り、他の端末を処理する。こうすることで可能な限り通信中の端末をAN102配下から追い出すことで、迅速にAN102の閉塞あるいは音声サービスの停止を行うことが可能になる。
図12は、AN102のハンドオフ制御部606が、周期的にリソース管理部605のトラヒック状態テーブル700、QoS制御状態テーブル800をチェックし、通信リソース不足を検出した場合の、AN102のフローチャートである。図4のハンドオフ端末用リソース確保失敗処理114とほぼ同じである。ステップ1201では、まず、各端末のフロー状態テーブルの1xハンドオフ1006を参照し、ハンドオフOKのものに対象を絞る。その中から、例えば、単位時間当たりQoS制御失敗数1005が一番大きな端末を選択する。これは、QoS制御失敗数が大きいものは、1xシステムを使用したほうが通信品質がむしろ良い可能性があるからである。また、別の例としては、ハンドオフばたつき率1004が高いものを選択する。これは、ハンドオフばたつき率が高いものは制御負荷が高く、1xシステムを使用した方が負荷が小さくなる可能性があるからである。このように、Rev.Aシステムによって提供されているサービス品質が既にあまり良くない状態にある端末や、基地局やアクセスネットワークにとって制御負荷が高い端末を優先的にハンドオフするようにする。
このようにして選択したシステム間ハンドオフ対象の端末について、AN102の位置等からシステム間ハンドオフ先の1xセクタを特定する(ステップ1203)。そしてシステム間ハンドオフ手順を開始する(ステップ1204)。具体的には図11の1xハンドオフ指示をAN102が端末101に送信することで、3GPP2が検討したシステム間ハンドオフの手順を開始する。接続されていた端末の一部をシステム間ハンドオフさせた結果、トラヒック状態テーブル700、QoS制御状態テーブル800の各値が閾値以下になったか判定する(ステップ1206)。閾値以下になっていれば処理を終了する。閾値以下になっていなければステップ1201に戻る。
以上の実施例ではRev.Aシステムから1xシステムへのシステム間ハンドオフについて説明したが、1xシステムからRev.Aシステム、あるいはWiMAXなど他のアクセスシステム間とのハンドオフでも同様に実施することができる。
なお、基地局が通信リソース不足を検出したことを配下の端末に同報し、個々の端末が他端末への影響(すなわち送信電力の大きさ)や通信品質レベル(ジッタが許容値以下か等)、自局が受けている通信サービス等に基づき自局がシステム間ハンドオフを行なうべきか否かを半自律的に判断することでシステム間ハンドオフを開始することもできる。
上記記載は実施例についてなされたが、本発明はそれに限らず、本発明の精神と添付の請求の範囲の範囲内で種々の変更および修正をすることができることは当業者に明らかである。
システム間ハンドオフを起動する手順の説明図である。 本発明を適用する移動通信システムの構成図である。 リソース状況判定処理のフローチャートである。 ハンドオフ端末用リソース確保失敗処理のフローチャートである。 リソース未確保ハンドオフ監視処理のフローチャートである。 無線基地局の構成図である。 無線基地局が管理するトラヒック状態テーブルの説明図である。 無線基地局が管理するQoS制御状態テーブルの説明図である。 閉塞処理におけるシステム間ハンドオフ起動処理のフローチャートである。 無線基地局が管理するフロー状態テーブルの説明図である。 3GPP2が検討したシステム間ハンドオフ手順の説明図である。 周期チェックでリソース不足を検出した場合のシステム間ハンドオフ起動処理のフローチャートである。
符号の説明
101 端末
102t ハンドオフ先無線基地局
102s ハンドオフ元無線基地局
109 リソース状況判定処理
114 ハンドオフ端末用リソース確保失敗処理
605 リソース管理部
606 ハンドオフ制御部
700 トラヒック状態テーブル
800 QoS制御状態テーブル
1000 フロー状態テーブル

Claims (18)

  1. サービスエリアが重なり、異なる種類の通信を行なう第1の無線アクセスシステムと第2の無線アクセスシステムとを収容する移動通信システムにおける第1の無線アクセスシステムの無線基地局であって、
    該無線基地局の通信リソースの状態を格納するリソース管理部と、
    該リソース管理部を参照して該無線基地局が複数の端末との無線通信を行なうための通信リソースの不足を検出し、該通信リソース不足を検出したとき、該無線基地局を使用して通信中の端末の中から、使用されている通信サービスの種別に基づいて、該使用されている通信サービスが前記第2の無線アクセスシステムの通信サービスで代替可能かどうかを判定し、該判定に基づいて代替可能な端末を選択し、
    前記選択された端末を前記第2の無線アクセスシステムにハンドオフさせる、システム間ハンドオフを起動させるハンドオフ制御部とを有することを特徴とする無線基地局。
  2. 請求項1に記載の無線基地局であって、
    前記ハンドオフ制御部は、該無線基地局と通信する保守装置からの閉塞指示を受信したとき、通信リソースが無くなったとしてリソース不足を検出したとみなすことを特徴とする無線基地局。
  3. 請求項1に記載の無線基地局であって、
    前記ハンドオフ制御部は、該無線基地局と通信する保守装置からの、特定の通信サービスの提供中止指示を受信したとき、通信リソースが無くなったとしてリソース不足を検出したとみなすことを特徴とする無線基地局。
  4. 請求項1に記載の無線基地局であって、
    前記ハンドオフ制御部は、該無線端末における単位時間あたりのQoS制御失敗数が所定の閾値を超えた場合に通信リソースが不足していると判断することを特徴とする無線基地局。
  5. 請求項1に記載の無線基地局であって、
    前記ハンドオフ制御部は、単位時間あたりのハンドオフ回数が所定の閾値を超えた端末をシステム間ハンドオフの対象として選択することを特徴とする無線基地局。
  6. 請求項1に記載の無線基地局であって、
    前記ハンドオフ制御部は、単位時間あたりのQoS制御失敗数が所定の閾値を超えた端末をシステム間ハンドオフの対象として選択することを特徴とする無線基地局。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の無線基地局であって、
    前記ハンドオフ制御部は、端末が複数の無線基地局と通信するソフトハンドオフ状態から単一の無線基地局との通信状態に遷移するときに前記単一の無線基地局において通信リソースが不足していることを検出した場合に、前記システム間ハンドオフを起動することを特徴とする、無線基地局。
  8. 請求項1記載の無線基地局であって、前記ハンドオフ制御部は、前記第1の無線アクセスシステムに属する他の無線基地局と通信を行っている端末が、自局にハンドオフされてきたことをトリガとして前記通信リソースが不足しているか否かの判定を行なうことを特徴とする無線基地局。
  9. 請求項1記載の無線基地局であって、前記ハンドオフ制御部は、周期的に前記通信リソースが不足しているか否かの判定を行なうことを特徴とする無線基地局。
  10. サービスエリアが重なり、異なる種類の通信を行なう第1の無線アクセスシステムと第2の無線アクセスシステムとを収容する移動通信システムにおける第1の無線アクセスシステムであって、
    該第1の無線アクセスシステムの無線基地局が複数の端末との無線通信を行なうための通信リソースの不足を検出するリソース不足検出手段と、
    該通信リソース不足を検出したとき、前記無線基地局を使用して通信中の端末の中から、使用されている通信サービスの種別に基づいて、該使用されている通信サービスが前記第2の無線アクセスシステムの通信サービスで代替可能かどうかを判定し、該判定に基づいて代替可能な端末を選択する、システム間ハンドオフ対象選択手段と、
    前記選択された端末を前記第2の無線アクセスシステムにハンドオフさせる、システム間ハンドオフ起動手段とを有することを特徴とする無線アクセスシステム。
  11. 請求項10に記載の無線アクセスシステムであって、
    前記リソース不足検出手段は、前記無線基地局と通信する保守装置からの閉塞指示を受信したとき、通信リソースが無くなったとしてリソース不足を検出することを特徴とする無線アクセスシステム。
  12. 請求項10に記載の無線アクセスシステムであって、
    前記リソース不足検出手段は、前記無線基地局と通信する保守装置から特定の通信サービスの提供中止指示を受信したとき、リソース不足を検出したと判断することを特徴とする無線アクセスシステム。
  13. 請求項10に記載の無線アクセスシステムであって、
    前記リソース不足検出手段は、単位時間あたりのQoS制御失敗数が閾値を超えたとき、通信リソース不足を検出したと判断することを特徴とする無線アクセスシステム。
  14. 請求項10に記載の無線アクセスシステムであって、
    前記システム間ハンドオフ対象選択手段は、単位時間あたりのハンドオフ回数が閾値を超えた端末を選択することを特徴とする無線アクセスシステム。
  15. 請求項10に記載の無線アクセスシステムであって、
    前記システム間ハンドオフ対象選択手段は、単位時間あたりのQoS制御失敗数が閾値を超えた端末を選択することを特徴とする無線アクセスシステム。
  16. 請求項10から15のいずれかに記載の無線アクセスシステムであって、
    前記リソース不足検出手段は、端末が複数の無線基地局と通信するソフトハンドオフ状態から単一の無線基地局との通信状態に遷移するときに前記単一の無線基地局において通信リソースが不足していることを検出した場合に、システム間ハンドオフを起動することを特徴とする無線アクセスシステム。
  17. 請求項10記載の無線アクセスシステムであって、前記リソース不足検出手段は、前記第1の無線アクセスシステムに属する第1の無線基地局と通信を行っている端末が、第2の無線基地局にハンドオフされてきたことをトリガとして前記通信リソースが不足しているか否かの判定を行なうことを特徴とする無線アクセスシステム。
  18. サービスエリアが重なり、異なる種類の通信を行なう第1の無線アクセスシステムと第2の無線アクセスシステムとを収容する移動通信システムにおけるシステム間ハンドオフ起動方法であって、
    各無線基地局の通信リソースの状態を測定する第1のステップと、
    該測定された各無線基地局の通信リソース状態に基づいて、該無線基地局が複数の端末との無線通信を行なうための通信リソースの不足を検出する第2のステップと、
    該通信リソース不足を検出したとき、該無線基地局を使用して通信中の端末の中から、使用されている通信サービスの種別に基づいて、該使用されている通信サービスが前記第2の無線アクセスシステムの通信サービスで代替可能かどうかを判定し、該判定に基づいて代替可能な端末を選択する第3のステップと、
    前記選択された端末を前記第2の無線アクセスシステムにハンドオフさせる、システム間ハンドオフを起動させる第4のステップとを有することを特徴とするシステム間ハンドオフ起動方法。
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