JP4842734B2 - 電池駆動機器 - Google Patents

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Description

本発明は電池駆動機器に関し、特に、基板に電池が固定された電池駆動機器に関する。
一般に、電池駆動機器において電池が消耗したときには電池の交換が必要である。コネクタを用いて電池を機器に接続している場合には、消耗した電池をコネクタごと差し替えることで電池が交換される。収納ボックスに電池が収められている場合には電池単体を入れ替えることにより電池交換が行なわれる。このように一般な電池駆動機器では電池が機器に着脱可能なよう構成されている。
図7は、従来のコネクタ供給方式を説明する図である。
図7を参照して、電池駆動機器101は、主回路103と、コネクタ105とを備える。電池パック108は、コネクタ109と電池111とを備える。コネクタ105とコネクタ109とを接続することで主回路103に電源が供給される。
コネクタ105は2つの電極を有する。2つの電極の一方は主回路103の電源線(電線)106に接続され、他方は接地線107および主回路103の接地端子に接続される。コネクタ109は2つの電極を有する。2つの電極の一方は電池111の正極に接続され、他方は電池111の負極に接続される。コネクタ105とコネクタ109とを接続すると、電池111の正極および負極が電源線106および接地線107に接続される。これにより主回路103に電源が供給される。
たとえば電池駆動機器101の出荷時、あるいは電池駆動機器101を長期間使用しない場合には、電池パック108は電池駆動機器101に接続されていない。これにより電池の消耗を防ぐことができる。
なお電池パック108は回路に電源供給を行なうか否かを切換えるためのスイッチを備えてもよい。たとえば特開平8−98422号公報(特許文献1)では、電池の正負極端子のいずれかにスイッチ回路を設け、かつ電池の表面にサーミスタを密着させた電池パックが開示される。この電池パックでは、サーミスタの端子に生じた電圧に応じてスイッチ回路のオンおよびオフが制御される。これにより電池から回路への電源供給を制御することができる。
一方、リチウム電池などの高容量の電池を採用し、かつ、使用時の消費電流が少ない機器の場合には、生産時から電池を基板に搭載することがある。このような機器の中にはハンダ付け等によって電池が基板に固定された状態で出荷されるものもある。
図8は、従来の電池駆動機器の構成の例を示す図である。
図8および図7を参照して、電池駆動機器101Aはコネクタ105を有していない点で電池駆動機器101と異なる。電池104は図示しない基板に固定される。電池104の正極端子と主回路103との間には電源線106が接続される。また接地線107には電線120が接続される。
電池104は基板(図示せず)から取り外すことができない。電池104が消耗した場合には以下のようにして電池104を新しい電池に交換する。まず、電源線106の途中の箇所Pにて電源線106を切断する。切断された電源線106のうち主回路103に接続された部分と電線120との間に新しい電池(交換電池)121を接続する。
このように、電池が基板に固定された機器は、機器の使用開始以前の段階(生産段階あるいは出荷段階)から主回路に電源が供給されるよう構成されたり、スイッチによって主回路への電源供給と電源供給停止とを切換可能なように構成されたりする。しかしながらいずれの構成であっても、電池を交換する場合には電池と主回路とを接続する電線を切断して、主回路側の電線と交換用の電池から出した電線とを半田付けや圧着端子等により接合する必要がある。
特開平8−98422号公報
従来の場合には基板に固定された電池を交換する際に、交換作業を行なう人の負荷が大きくなる。具体的に説明すると、まず基板に搭載される電池と回路とを接続する電源線を切断する必要がある。次に回路側から伸びる電線と交換電池から出した電線とを接続する必要がある。2本の電線はハンダ付け、あるいは圧着端子をペンチ等でプレスすること等により接続される。
図8に示す構成の機器では電池の交換を繰返すたびに電源線106を切断しなければならないため、主回路に接続される電線(もとの電源線106の一部分)が次第に短くなる。主回路に接続される電線が短くなりすぎると、主回路の電線と交換電池の電線とを接続できないおそれがある。一方、複数のスイッチやコネクタを用いれば、電池の交換作業を容易にすることができるものの、部品費用がかさむという弊害が生じる。このように従来では基板に固定された電池から回路に電源が常時供給されるために、電池を有効利用できないとともに電池交換の際の作業が煩雑になっていた。
本発明の目的は、基板に固定設置された電池の有効利用が可能な電池駆動機器を提供することである。
本発明は要約すれば、電池駆動機器であって、回路基板と、回路基板に搭載され、第1の電源端子と接地端子とを有する主回路と、回路基板に固定された状態で搭載され、負極が接地端子に接続される電池と、電池の正極から第1の電源端子への電源供給経路の途中に設けられる第1のコネクタとを備える。第1のコネクタは、電池の正極に接続される第1の電極と、第1の電源端子に接続される第2の電極と、接地端子に接続される第3の電極とを含む。
好ましくは、電池駆動機器は、第1のコネクタに接続される第2のコネクタをさらに備える。第2のコネクタは、第1の電極に接続される第4の電極と、第2の電極に接続され、かつ、第4の電極と短絡される第5の電極とを含む。
好ましくは、電池駆動機器は、電池に代えて主回路に電源供給を行なうための電池パックをさらに備える。電池パックは、第1のコネクタに接続される第2のコネクタを含む。第2のコネクタは、第1の電極に接続される第4の電極と、第2の電極に接続される第5の電極と、第3の電極に接続される第6の電極とを有する。電池パックは、第5の電極に正極が接続され、第6の電極に負極が接続される交換用電池をさらに含む。
好ましくは、電池駆動機器は、電池に並列に接続される電池パックをさらに備える。電池パックは、第1のコネクタに接続される第2のコネクタを含む。第2のコネクタは、第1の電極に接続される第4の電極と、第2の電極に接続され、かつ、第4の電極と短絡される第5の電極と、第3の電極に接続される第6の電極とを有する。電池パックは、第5の電極に正極が接続され、第6の電極に負極が接続される増設用電池をさらに含む。
好ましくは、第1のコネクタは、第1の信号端子をさらに含む。電池駆動機器は、第1の信号端子と主回路との間に接続される第1の信号線と、主回路の処理に用いられるデータを記憶するメモリ装置とをさらに備える。メモリ装置は、第1のコネクタに接続される第2のコネクタを含む。第2のコネクタは、第1の電極に接続される第4の電極と、第2の電極に接続され、かつ、第4の電極と短絡される第5の電極と、第1の信号端子に接続される第2の信号端子とを有する。メモリ装置は、データを記憶するメモリ回路と、第2の信号端子とメモリ回路との間に接続される第2の信号線とをさらに含む。
より好ましくは、主回路は、メモリに電源を供給するための第2の電源端子をさらに有する。第1のコネクタは、第2の電源端子に接続される第6の電極をさらに含む。第2のコネクタは、第6の電極に接続される第7の電極をさらに有する。メモリ回路は、第7の電極に接続される第3の電源端子を有する。
さらに好ましくは、電池駆動機器は、第2の電源端子から第6の電極への電源供給経路の途中に設けられるスイッチをさらに備える。主回路は、メモリ回路とデータの授受を行なう際に、スイッチを導通状態に設定する。
さらに好ましくは、メモリ回路は、動作時に電流を排出するための電流排出端子を有する。メモリ装置は、電流排出端子に一方端が接続される抵抗と、抵抗の他方端と接地ノードとの間に接続される発光ダイオードとをさらに含む。
さらに好ましくは、端末網制御装置は、メモリ装置を収納し、かつ、少なくとも一部が発光ダイオードから発せられる光を通すよう形成されるケースをさらに備える。
好ましくは、電池搭載機器は、通信網を介してセンタ装置に接続されるとともに端末装置と接続され、端末装置から受信したデータをセンタ装置に送信する端末網制御装置である。
本発明によれば、基板に固定設置された電池を有効に利用できる。
以下において、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、本実施の形態に係る電池駆動機器の適用例を説明する図である。
図1を参照して、自動検針システム50は、電気、水道、ガスなどの検針作業を一箇所で集中的に行なうためのシステムである。
自動検針システム50は、センタ装置Cと、通信網Nと、複数の計量器Mと、複数の計量器Mに対応してそれぞれ設けられる複数の端末網制御装置1とを備える。なお1台の端末網制御装置1に複数の計量器Mが接続されていてもよい。端末網制御装置1は本発明の「電池駆動機器」に対応する。
計量器Mは、本発明の「端末装置」に対応する。以下の説明では計量器Mは、たとえば電子式ガスメータであり、戸建住宅、マンション、インテリジェントビル等に設置される。端末網制御装置1は通信網Nに接続され、計量器Mが計量したガスの使用量等のデータをセンタ装置Cに送信する。なお、通信網Nは、たとえば電話回線網であるが、公衆回線網でもローカルエリア網でもよい。また、端末網制御装置1と通信網Nとの接続(あるいは端末網制御装置1と計量器Mとの接続)は有線を介しても行なわれてもよいし、無線を介しても行なわれてもよい。
また、端末網制御装置1はたとえば家の外壁に設置されるが、屋内に設置されてもよい。
端末網制御装置1はたとえばリチウム電池等の各種の電池により駆動される。電池の寿命はたとえば10年程度である。電池の交換の必要が生じた場合にはシステムの保守員等が電池を交換する。
図2は、図1の端末網制御装置1の構成を説明する図である。
図2を参照して、端末網制御装置1は、基板2と、主回路3と、電池4と、コネクタ5とを備える。
基板2には主回路3と、電池4とが搭載される。主回路3は図1に示す通信網Nにデータを送信する回路である。主回路3は、電源端子31と接地端子32とを有する。電源端子31は電源線6に接続され、接地端子32は接地線7に接続される。
電池4は主回路3に電源供給を行なうために設けられる。電池4は基板2に固定設置される。基本的に端末網制御装置1は一旦設置されると所定の交換時期に達するまで電池交換をすることなく動き続けるよう設計されている。この理由は保守員が電池交換を行なう手間を不要にするためである。電池交換の必要がないために電池4は基板2から取り外しできないようになっている。
コネクタ5は3極のコネクタであって、電極51,52,53を有する。電極51は電池4の正極に接続される。電極52は電源線6を介して電源端子31に接続される。電極53は接地線7を介して接地端子32に接続される。
本実施の形態では、端末網制御装置1は3極のコネクタ(コネクタ5)を備える。コネクタ5は電池4の正極から電源端子31への電源供給経路の途中に設けられる。電極51と電極52とが接続されていない場合には電池4から主回路3に電源が供給されない。電池4から主回路3への電源供給を開始する場合には、アタッチメント8を端末網制御装置1に接続する。
アタッチメント8は、コネクタ5に対応して設けられるコネクタ9と、電線10とを備える。コネクタ9はコネクタ5と同様に3極のコネクタであり、電極51〜53にそれぞれ対応する電極91〜93を含む。コネクタ5とコネクタ9との接続時には、電極51,52,53が電極91,92,93にそれぞれ接続される。
電極91と電極92は電線10によって短絡される。また、電極93は開放されている。なおアタッチメント8は端末網制御装置1と同梱して出荷される。
コネクタ5とコネクタ9とを接続することで電池4の正極は電線10を介して電源線6に接続される。これにより主回路3への電源供給が開始される。
電池が基板に固定された電池駆動機器の仕様として、機器の使用が開始されるまで電池の消耗を防ぐことが求められる。従来の構成であれば、たとえば電池4から主回路3への電源供給経路(電源線6)の途中にスイッチが設けられる。しかしスイッチを設けた場合には電池4から主回路3に電源を供給するか否かを単に切換えることしかできなくなる。
本実施の形態では、3つの電極51〜53を有するコネクタ5を端末網制御装置1に備える。電極51に電池4の正極が接続され、電極52に電源端子31が接続される。これにより、本実施の形態では電池4から主回路3に電源を供給するか否かを切換えることができる。よって、基板2に固定設置された電池4が無駄に消耗されるのを防ぐことができるので、電池4の有効利用が可能になる。さらに本実施の形態によれば電池の交換や電池の増設を容易に行なうこともできる。
基板に電池が固定されている場合には電池の交換は容易ではない。従来は電源線6を切断して、主回路側の電線と交換用の電池から出した電線とを接続することにより新しい電池から主回路に電源を供給していた(図8参照)。しかし本実施の形態によれば以下に示す方法によって電池の交換を容易に行なうことができる。
図3は、図2の端末網制御装置1における電池の交換方法を説明する図である。
図3および図2を参照して、端末網制御装置1の基板2に搭載された電池4が消耗した場合にはアタッチメント8に代えて交換電池パック8Aを端末網制御装置1に接続する。交換電池パック8Aは電池11と3極のコネクタ9とを備える。電池11は交換用電池である。
コネクタ9が有する電極91〜93のうち、電極91は開放され、電極92には電池11の正極が接続され、電極93には電池11の負極が接続される。電池4が消耗したために電池交換の必要が生じた場合には、保守員は端末網制御装置1からアタッチメント8を取り外して交換電池パック8Aを接続する。これにより端末網制御装置1を継続して使用できる。
なお、一般的に2極以上のコネクタには逆挿入を防ぐための凹凸が設けられている。つまりコネクタ9はコネクタ5に逆挿入できない構造を有している。コネクタ9とコネクタ5とを正しく接続することにより電池11を主回路3に正しく接続することができる。
さらに、本実施の形態によれば、電池を増設することによって電池の全体の容量を増やすことが可能になる。これにより機器の使用期間を長くすることができる。
図4は、図2の端末網制御装置1における電池の増設方法を説明する図である。
図4を参照して、端末網制御装置1には電池増量パック8Bが接続される。たとえば電池増量パック8Bは端末網制御装置1のオプションとして用意される。端末網制御装置1に備えられた電池4と電池増量パック8Bとにより主回路3が駆動されるため、主回路3を長期間動作させることができる。
電池増量パック8Bは、コネクタ9と、電線10と、電池11とを含む。コネクタ9の電極91〜93のうち、電極91には電線10の一方端が接続され、電極92には電池11の正極と電線10の他方端とが接続され、電極93には電池11の負極が接続される。電極91と電極92とは短絡されている。したがってコネクタ5とコネクタ9とを接続すると、電池4,11が並列に接続される。なおアタッチメント8、交換電池パック8Aと同様に、コネクタ9はコネクタ5に逆挿入できない構造を有している。
続いて図2〜図4に示すコネクタ9の応用例を示す。この例では端末網制御装置1にメモリ装置(メモリユニット)が接続される。この場合、コネクタ5,9を介して主回路とメモリ装置との間でデータが交換される。メモリ装置に記憶されるデータはたとえば端末網制御装置1の設定情報等である。
一般に着脱式メモリを搭載する機器の場合には、種々のコネクタを介してメモリを本体機器に着脱できる。メモリの電源の入り切りの制御は、メモリを機器に装着した後に自動あるいは手動で行なわれる。たとえば自動制御の場合には、制御装置が電源スイッチ(半導体スイッチ等)を制御する。手動制御の場合には、機器の電源を切った状態で人がメモリを機器から外したり機器に装着したりする。
着脱式のメモリ回路を搭載する機器においては、メモリ回路を保護するために、メモリの装着前後、あるいはメモリの取り外しの前後にメモリの電源をオフにする必要がある。たとえば自動制御の場合には、制御装置が半導体スイッチをオフにした後でなければメモリの着脱ができない。この場合、主制御装置による半導体スイッチの制御動作が必要になるため主制御装置の処理が多くなる。また、その制御動作を実現するために半導体回路等の部品を用いる必要がある。
一方、手動制御の場合にはヒューマンエラーによりメモリが故障する可能性がある。たとえばメモリの電源スイッチを切り忘れたままメモリを外す場合にメモリが故障する可能性がある。本実施の形態ではこのような問題を防ぐことを可能にする。
図5は、着脱式のメモリ装置を端末網制御装置に接続する場合におけるメモリ回路の電源制御方法を説明する図である。
図5を参照して、端末網制御装置1Aに着脱式のメモリユニット1Bが接続される。メモリユニット1Bは主回路3の処理に必要な各種の情報や主回路3の処理結果を記憶する。
図5に示す端末網制御装置1Aと図2に示す端末網制御装置1との相違点は以下のとおりである。まず、端末網制御装置1Aは電池4の正極と負極との間に接続されたデカップリング用の高容量コンデンサ14を備える。高容量コンデンサ(デカップリングコンデンサ)14は、電池4の過渡応答時における電圧の落ち込みを吸収するためのものである。
端末網制御装置1Aは、主回路3からメモリユニット1Bに電源を供給するための電源線15を備える。主回路3はメモリユニット1Bに電源を供給するための電源端子31Aを有する。コネクタ5は、X(Xは5以上)個の電極51〜5Xを有する。端末網制御装置1は、電極55〜5X(信号端子)にそれぞれ接続される複数の信号ラインからなるインタフェース部16を備える。なお接地線7は電極54に接続され、電源線15は電極53と電源端子31Aとの間に接続される。
なお、端末網制御装置1Aの他の部分の構成は端末網制御装置1の対応する部分の構成と同様である。
続いて、メモリユニット1Bの構成について説明する。メモリユニット1Bは、コネクタ9と、電線10と、電源線15Aと、インタフェース部16Aと、メモリ回路20とを備える。
コネクタ9はX個の電極91〜9Xを有する。コネクタ5とコネクタ9とを接続することで端末網制御装置1Aとメモリユニット1Bとが接続される。
X個の電極91〜9Xのうちの2つの電極(電極91,92)が電線10によって短絡される。コネクタ5とコネクタ9とを接続したときの電池4からの電源供給経路は、端末網制御装置1からメモリユニット1Bの中の電線10を経由して、再び端末網制御装置1に戻る(電源線6を通り主回路3に到達する)という経路となる。
すなわち、メモリユニット1Bを端末網制御装置1Aに接続しない限り、主回路3には電源が投入されない。逆の言い方をすれば、メモリユニット1Bを端末網制御装置1に接続して初めて主回路3に電源が投入される。
メモリユニット1Bでは電源線15Aの一方端は電極93に接続され、電源線15Aの他方端はメモリ回路の電源端子25に接続される。
コネクタ5とコネクタ9とを接続すると、電極53と電極93とが接続される。これにより電源線15,15Aを介して主回路3からメモリ回路20に電源が供給される。このように端末網制御装置1Aおよびメモリユニット1Bを構成することによって、メモリユニット1Bを端末網制御装置1Aに着脱すれば端末網制御装置1Aの電源が入り切りされるとともに、メモリユニット1Bの電源も入り切りされる。
従来、電池駆動機器の主回路に電源が供給されている状態でメモリユニットを着脱する際にはメモリ回路20の電源供給を制御する(メモリ回路20に電源が供給されないようにメモリ回路あるいは電池駆動機器を制御する)必要が生じる。しかしながら本実施の形態では、メモリユニット1Bを端末網制御装置1Aに装着した際にメモリ回路に電源が投入され、メモリユニット1Bを端末網制御装置1Aから外した際にメモリ回路への電源供給は遮断される。よって本実施の形態によれば、従来行なわれていた電源供給のための制御が基本的に不要になる。
なお、インタフェース部16Aは複数の信号ラインからなる。複数の信号ラインは、コネクタ9の電極95〜9X(信号端子)にそれぞれ接続される。コネクタ9をコネクタ5に接続することによってインタフェース部16,16Aが接続されるので、主回路3とメモリ回路20との間でデータのやり取りが可能になる。なお、コネクタ9はコネクタ5に逆挿入できない構造を有している。
高容量コンデンサ14を主回路3の近傍の電源線6に設けるのではなく、メモリユニット1Bの電線10より電池4側に設けることにより、インタフェース部16(信号ライン)に電荷が残らない状態でメモリユニット1Bを端末網制御装置1Aから外すことができる。また、主回路3に電荷が残った状態のままメモリユニット1Bが端末網制御装置1Aに装着されることを防ぐことができる。これにより、メモリ回路20の故障を防止することができる。
なお、図5に示す端末網制御装置1Aおよびメモリユニット1Bの構成によれば、基本的には、メモリユニット1Bを端末網制御装置1Aから外す際にメモリ回路20への電源供給が停止する。しかし、たとえば信号ラインの本数が多いためにコネクタのサイズが大きくなった場合、コネクタ9の外し方によってはメモリ回路20に電源が供給されたままインタフェース部16とインタフェース部16Aとの接続が切り離されることが考えられる。このような問題を防ぐ方法として、たとえば以下のような方法が考えられる。
図6は、メモリ回路20の電源の入り切りをより確実に行なうための方法を示す図である。
図6を参照して、電源線15の途中に主回路3により制御される半導体スイッチ21が挿入される。主回路3はメモリ回路20に対してデータの送受信を行なうときにのみ半導体スイッチ21をオンにする。このように主回路3からメモリ回路20にアクセスするときだけ電源制御がされるので、メモリユニット1Bを端末網制御装置1Aから外したときに電源が投入されている確率を大幅に下げることができる。
また、メモリ回路20と接地ノードとの間には抵抗22および発光ダイオード23が直列に接続される。抵抗22の一方端はメモリ回路20の電流排出端子26に接続される。抵抗22の他方端は発光ダイオード23のアノードに接続される。発光ダイオード23のカソードは接地ノードに接続される。
メモリ回路20の動作時にはメモリ回路20の電流排出端子26から接地ノードに電流が排出される。抵抗22および発光ダイオード23に電流が流れることで発光ダイオード23が点灯する。これにより目視にてメモリ回路20に電源が供給されているか否かを判別できる。よってメモリ回路20に電源が供給されたままメモリユニット1Bを端末網制御装置1Aから取り外すのを防ぐことができる。
さらに、メモリユニット1Bはケース41に収納される。ケース41は、少なくとも一部が発光ダイオード23から発せられる光を通す素材(透明あるいは半透明の素材)により形成される。これにより発光ダイオード23の点灯状態を容易に確認できる。なお、ケース41の全体が光を通す素材により形成されていてもよい。
以上のように、本実施の形態の電池駆動機器によれば、回路基板に電池が固定されているので、コネクタつきの電池パックを用意する必要がないことから部品コストを削減できる。さらに、本実施の形態によれば3つの電極を有するコネクタを電池駆動機器に搭載する。3つの電極のうちの第1の電極は電池の正極に接続され、第2の電極は主回路の電源線に接続され、第3の電極は、主回路の接地線および電池の負極に接続される。よって本実施の形態によれば、以下に示す利点が得られる。
(1)3極のコネクタ9を有するアタッチメント8を機器側のコネクタに接続する。アタッチメント側のコネクタ9では、本体機器のコネクタの第1および第2の電極にそれぞれ対応する2つの電極91,92が短絡される。このアタッチメントを機器に接続するまで電池が消耗するのを防ぐことができる。よって基板に固定設置された電池の有効利用が可能になる。
(2)アタッチメント8を外して3極コネクタ付き交換電池パック8Aを接続することにより、基板に搭載された消耗電池を主回路から簡単に切り離すことができるとともに、消耗電池を新しい電池を簡単に交換できる。
(3)上記のアタッチメントに代えて、電池増量パック8Bを接続することで電池の容量を増やすことができる。よって、機器の使用期間を伸ばすことができる。
並列接続された複数個の電池により駆動される機器の中には、電池パックを機器本体に接続するタイプのものもある。電池パックと機器本体との接続を誤ると回路の短絡が生じる。万が一のトラブルに備えるため(たとえば防爆のため)機器本体にはヒューズが設けられる。本実施の形態では一方のコネクタが他方のコネクタに逆挿入できないため、機器に電池を接続しても回路の短絡が生じるのを防ぐことができる。よってヒューズ等の部品の点数を削減できるのでコストダウンを実現できる。
また、本実施の形態によれば、電池駆動機器にメモリユニットを着脱する場合にメモリや主回路の電源を自動(あるいは手動)で制御しなくてもよい。さらに、メモリの着脱時にメモリが故障することを防ぐことができる。
さらに、本実施の形態によれば、半導体部品あるいは受動部品等を追加しなくてもメモリの電源供給を制御できるので、コストの上昇を防ぎつつメモリへの電源供給を制御できる。
なお、本実施の形態の説明では基板に固定された電池を備える機器の例として端末網制御装置を示したが、本発明の電池駆動機器はこのような端末網制御装置に限定されるものでなく、基板に固定された電池を備える機器であれば様々な種類の機器に適用可能である。また、そのような機器にメモリを着脱する場合にも、本発明によるメモリの着脱方法を適用することができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本実施の形態に係る電池駆動機器の適用例を説明する図である。 図1の端末網制御装置1の構成を説明する図である。 図2の端末網制御装置1における電池の交換方法を説明する図である。 図2の端末網制御装置1における電池の増設方法を説明する図である。 着脱式のメモリ回路を端末網制御装置に接続する場合におけるメモリ回路の電源制御方法を説明する図である。 メモリ回路20の電源の入り切りをより確実に行なうための方法を示す図である。 従来のコネクタ供給方式を説明する図である。 従来の電池駆動機器の構成の例を示す図である。
符号の説明
1,1A 端末網制御装置、1B メモリユニット、2 基板、3,103 主回路、4,11,104,111,121 電池、5,9,105,109 コネクタ、6,15,15A,106,115 電源線、7,107 接地線、8 アタッチメント、8A 交換電池パック、8B 電池増量パック、10,120 電線、14 高容量コンデンサ、16,16A インタフェース部、20 メモリ回路、21 半導体スイッチ、22 抵抗、23 発光ダイオード、25,31,31A 電源端子、26 電流排出端子、32 接地端子、41 ケース、50 自動検針システム、51〜5X,91〜9X 電極、101,101A 電池駆動機器、108 電池パック、C センタ装置、M 計量器、N 通信網、P 箇所。

Claims (7)

  1. 回路基板と、
    前記回路基板に搭載され、第1の電源端子と接地端子とを有する主回路と、
    前記回路基板に固定された状態で搭載され、負極が前記接地端子に接続される電池と、
    前記電池の正極から前記第1の電源端子への電源供給経路の途中に設けられる第1のコネクタとを備え、
    前記第1のコネクタは、
    前記電池の正極に接続される第1の電極と、
    前記第1の電源端子に接続される第2の電極と、
    前記接地端子に接続される第3の電極とを含む、電池駆動機器。
  2. 前記電池駆動機器は、
    前記第1のコネクタに接続される第2のコネクタをさらに備え、
    前記第2のコネクタは、
    前記第1の電極に接続される第4の電極と、
    前記第2の電極に接続され、かつ、前記第4の電極と短絡される第5の電極とを含む、請求項1に記載の電池駆動機器。
  3. 前記電池駆動機器は、
    前記電池に代えて前記主回路に電源供給を行なうための電池パックをさらに備え、
    前記電池パックは、
    前記第1のコネクタに接続される第2のコネクタを含み、
    前記第2のコネクタは、
    前記第1の電極に接続される第4の電極と、
    前記第2の電極に接続される第5の電極と、
    前記第3の電極に接続される第6の電極とを有し、
    前記第5の電極に正極が接続され、前記第6の電極に負極が接続される交換用電池をさらに含む、請求項1に記載の電池駆動機器。
  4. 前記電池駆動機器は、
    前記電池に並列に接続される電池パックをさらに備え、
    前記電池パックは、
    前記第1のコネクタに接続される第2のコネクタを含み、
    前記第2のコネクタは、
    前記第1の電極に接続される第4の電極と、
    前記第2の電極に接続され、かつ、前記第4の電極と短絡される第5の電極と、
    前記第3の電極に接続される第6の電極とを有し、
    前記第5の電極に正極が接続され、前記第6の電極に負極が接続される増設用電池をさらに含む、請求項1に記載の電池駆動機器。
  5. 前記第1のコネクタは、
    第1の信号端子をさらに含み、
    前記電池駆動機器は、
    前記第1の信号端子と前記主回路との間に接続される第1の信号線と、
    前記主回路の処理に用いられるデータを記憶するメモリ装置とをさらに備え、
    前記メモリ装置は、
    前記第1のコネクタに接続される第2のコネクタを含み、
    前記第2のコネクタは、
    前記第1の電極に接続される第4の電極と、
    前記第2の電極に接続され、かつ、前記第4の電極と短絡される第5の電極と、
    前記第1の信号端子に接続される第2の信号端子とを有し、
    前記データを記憶するメモリ回路と、
    前記第2の信号端子と前記メモリ回路との間に接続される第2の信号線とをさらに含む、請求項1に記載の電池駆動機器。
  6. 前記主回路は、
    前記メモリに電源を供給するための第2の電源端子をさらに有し、
    前記第1のコネクタは、
    前記第2の電源端子に接続される第6の電極をさらに含み、
    前記第2のコネクタは、
    前記第6の電極に接続される第7の電極をさらに有し、
    前記メモリ回路は、前記第7の電極に接続される第3の電源端子を有する、請求項5に記載の電池駆動機器。
  7. 前記電池搭載機器は、通信網を介してセンタ装置に接続されるとともに端末装置と接続され、前記端末装置から受信したデータを前記センタ装置に送信する端末網制御装置である、請求項1からのいずれか1項に記載の電池駆動機器。
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