JP4842028B2 - 散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置 - Google Patents

散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4842028B2
JP4842028B2 JP2006171762A JP2006171762A JP4842028B2 JP 4842028 B2 JP4842028 B2 JP 4842028B2 JP 2006171762 A JP2006171762 A JP 2006171762A JP 2006171762 A JP2006171762 A JP 2006171762A JP 4842028 B2 JP4842028 B2 JP 4842028B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waveform
scattering
light
measurement
scattering medium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2006171762A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008002908A (ja
Inventor
和義 太田
裕昭 鈴木
大輔 山下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hamamatsu Photonics KK
Original Assignee
Hamamatsu Photonics KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hamamatsu Photonics KK filed Critical Hamamatsu Photonics KK
Priority to JP2006171762A priority Critical patent/JP4842028B2/ja
Publication of JP2008002908A publication Critical patent/JP2008002908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4842028B2 publication Critical patent/JP4842028B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Investigating Materials By The Use Of Optical Means Adapted For Particular Applications (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)

Description

本発明は、生体等の散乱吸収体の内部情報を計測するための散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置に関する。
生体等の散乱吸収体の内部情報を計測する方法として、散乱吸収体の内部を伝播したパルス光を用いる計測方法及び装置が提案されている。このような計測方法及び装置においては、計測対象となる散乱吸収体に対して、所定の光入射位置からパルス光を入射する。そして、散乱吸収体の内部を散乱されつつ伝播されたパルス光を光検出器で検出し、その検出された光強度の時間変化を示す計測波形から、散乱吸収体の内部情報を取得する(例えば、下記特許文献1参照)。
上記の散乱吸収体計測において、内部情報を正確に定量するためには、検出された光の計測波形に対する装置関数の影響を考慮する必要がある。即ち、上記の散乱吸収体計測では、散乱吸収体での光の伝播によって生じる時間遅れや時間分散、あるいは更に位相遅れ等の時間応答を含む計測波形から、演算解析によってその内部情報を取得する。一方、散乱吸収体にパルス光を入射するための光入射系、及び散乱吸収体からのパルス光を検出して計測波形を取得するための光検出系等の計測装置各部に用いられる各装置や回路は、装置自体の時間応答である装置関数として、それぞれ時間遅れや時間分散等を生じる。
このとき、散乱吸収体計測で実際に得られる計測波形は、散乱吸収体での時間応答によって生成される理想的な計測波形(理論波形)に対して、上記の各装置や回路の時間応答に起因する装置関数が重畳されたものとなる。従って、計測波形に対してそのまま解析演算を実行すると、装置関数の影響によって、内部情報を正確に定量することができない。
容易に装置関数を算出するために、校正用の散乱吸収体を用いて計測された計測波形から、予め用意された理論波形を分離して装置関数を算出することが提案されている(例えば、下記特許文献2参照)。
特開平10−26585号公報 特開2002−139420号公報
しかしながら、校正用の散乱吸収体の計測波形から装置関数を算出する上記の方法では、計測波形に歪みがある場合、波形フィッティングにより装置関数を取得すると装置関数に誤差が発生するおそれがある。装置関数に誤差があると、取得された内部情報にも誤差が生じる。また、散乱吸収体の計測では温度による影響が大きいため、計測毎に装置関数を求める必要があった。このような状況から、より正確かつ簡易に、装置関数を考慮して散乱吸収体の内部情報を取得する方法が求められていた。
本発明は、以上の問題点を解決するためになされたものであり、より正確かつ簡易に、装置関数を考慮して散乱吸収体の内部情報を取得することができる散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る散乱吸収体計測方法は、計測対象の散乱吸収体及びリファレンス用の散乱吸収体に対して、所定波長のパルス光を光入射位置から入射する光入射ステップと、光入射ステップにおいて入射されて各散乱吸収体の内部を伝播したパルス光を光検出位置で検出して光検出信号を取得する光検出ステップと、光検出ステップにおいて検出された光検出信号に基づいて、光強度の時間変化を示す計測波形を取得する信号処理ステップと、信号処理ステップ取得された計測対象の散乱吸収体での計測波形に対して、信号処理ステップにおいて取得されたリファレンス用の散乱吸収体での計測波形をデコンボリューションすると共に、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体での理論波形をコンボリューションする処理を行う波形処理ステップと、波形処理ステップにおいて処理された計測対象の散乱吸収体での計測波形に基づいて、計測対象の散乱吸収体の内部情報を算出する内部情報算出ステップと、を含むことを特徴とする。
本発明に係る散乱吸収体計測方法では、計測対象の散乱吸収体での計測波形に対して、リファレンス用の散乱吸収体での計測波形をデコンボリューションすると共に、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体での理論波形をコンボリューションする処理が行われ、処理後の波形に基づいて、計測対象の散乱吸収体の内部情報が算出される。ここで、リファレンス用の散乱吸収体の理論波形は、光入射ステップにおいて所定波長のパルス光を入射したときに散乱吸収体の時間応答によって生成される理想的な波形である。
デコンボリューションを行うリファレンス用の散乱吸収体の計測波形には、装置関数の影響が含まれているため、上記のような波形の処理を行うことにより、計測対象の散乱吸収体の計測波形から装置関数の影響を除去することができる。即ち、本発明によれば、装置関数を算出することなく、装置関数の影響が除去された波形に基づいて、計測対象の散乱吸収体の内部情報を算出することができる。これにより、計測波形の歪みに起因した、算出された装置関数の誤差による、散乱吸収体の内部情報の誤差の発生を防止することができる。また、装置関数の算出自体が不要になる。従って、本発明によれば、より正確かつ簡易に、装置関数を考慮して散乱吸収体の内部情報を取得することができる。
波形処理ステップにおける処理は、当該処理後の波形をPm(t)、計測対象の散乱吸収体での計測波形をSm(t)、リファレンス用の散乱吸収体での計測波形をSr(t)、リファレンス用の散乱吸収体での理論波形をPc(t)、フーリエ変換をF、コンボリューションを演算子“*”、デコンボリューションを演算子“/”とそれぞれしたときに、以下の式
Figure 0004842028

に基づいて行われることが望ましい。この構成によれば、確実に本発明を実施することができる。
ところで、本発明は、上記のように散乱吸収体計測方法の発明として記述できる他に、以下のように散乱吸収体計測装置の発明としても記述することができる。これはカテゴリが異なるだけで、実質的に同一の発明であり、同様の作用及び効果を奏する。
即ち、本発明に係る散乱吸収体計測装置は、計測対象の散乱吸収体及びリファレンス用の散乱吸収体に対して、所定波長のパルス光を光入射位置から入射する光入射手段と、光入射手段により入射されて各散乱吸収体の内部を伝播したパルス光を光検出位置で検出して光検出信号を取得する光検出手段と、光検出手段により検出された光検出信号に基づいて、光強度の時間変化を示す計測波形を取得する信号処理手段と、信号処理手段により取得された計測対象の散乱吸収体での計測波形に対して、信号処理手段により取得されたリファレンス用の散乱吸収体での計測波形をデコンボリューションすると共に、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体での理論波形をコンボリューションする処理を行う波形処理手段と、波形処理手段により処理された計測対象の散乱吸収体での計測波形に基づいて、計測対象の散乱吸収体の内部情報を算出する内部情報算出手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、装置関数を算出することなく、装置関数の影響が除去された波形に基づいて、計測対象の散乱吸収体の内部情報を算出することができる。これにより、計測波形の歪みに起因した、算出された装置関数の誤差による、散乱吸収体の内部情報の誤差の発生を防止することができる。また、装置関数の算出が不要になる。従って、本発明によれば、より正確かつ簡易に、装置関数を考慮して散乱吸収体の内部情報を取得することができる。
以下、図面とともに本発明に係る散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。また、図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
図1に本実施形態に係る散乱吸収体計測装置10の機能構成を示す。図2に本実施形態に係る散乱吸収体計測装置10のハードウェア構成を示す。散乱吸収体計測装置10は、散乱吸収体の内部情報を計測するための装置である。散乱吸収体計測装置10の計測対象である散乱吸収体(Scattering Medium)は、自身に入射された光を散乱及び吸収するものであり、例えば生体である。また、計測される内部情報は、例えば、散乱吸収体の散乱係数及び吸収係数、並びに散乱吸収体に含まれている各成分の濃度である。本実施形態に係る散乱吸収体計測装置10は、これらの内部情報を計測することによって、例えば、乳癌の診断に応用される。なお、図2に示すハードウェア構成は、いわゆる時間相関光電子計数法と呼ばれる方法を用いて高速時間波形計測法を実施するための構成である。
図1及び2に示すように、散乱吸収体計測装置10は、光源20と、波長選択器21と、光検出器30と、光入射用の光ガイド40aと、光検出用の光ガイド40bと、信号処理部50と、演算処理部60とを備えて構成されている。
光源20は、散乱吸収体SMに入射するための、所定波長のパルス光を発生させる装置である。光源20により発生し散乱吸収体SMに入射されるパルス光としては、散乱吸収体SMの内部情報が計測できる程度に短い時間幅のパルス光が用いられ、通常は1ns以下の範囲の時間幅が選択される。光源20から発生したパルス光は、波長選択器21に入力される。光源20としては、発光ダイオード、レーザダイオード、及び各種のパルスダイオード等、様々なものを使用することができる。
波長選択器21は、光源20から入力されたパルス光を、所定波長に波長選択する装置である。光源20により発生し波長選択器21により波長選択されるパルス光の波長は、計測対象である散乱吸収体SMに応じて適宜、選択されるが、一般に例えば生体では、生体の透過率と定量すべき吸収成分の分光吸収係数との関係等から、700〜900nm程度の近赤外線領域の波長が用いられる。波長選択器21により波長選択されたパルス光は、光入射用の光ガイド40aの入力端に入力される。なお、複数の成分についての内部情報を計測する場合等、必要があれば光源20及び波長選択器21は、複数の波長成分のパルス光を計測光として入射可能に構成される。また、波長選択を行う必要がない場合等には、波長選択器21については、設置を省略してもよい。
光入射用の光ガイド40aは、その入力端で波長選択器21からパルス光の入力を受け付けて、その出力端から散乱吸収体SMに対して当該パルス光を入射するものである。光入射用の光ガイド40aは、その出力端が散乱吸収体SMの表面上の光入射位置Aに位置するように設置されている。光入射用の光ガイド40aは、具体的には、パルス光を伝達することができる光ファイバにより構成される。上記の光源20、波長選択器21及び光入射用の光ガイド40aは、散乱吸収体SMに対して、所定波長のパルス光を光入射位置Aから入射する入射手段を構成する。
光検出用の光ガイド40bは、その入力端で散乱吸収体SMの内部を伝播した光を入力させて、その出力端から光検出器30に当該光を出力するものである。光検出用の光ガイド40bは、その入力端が散乱吸収体SMの表面上の光検出位置Bに位置するように設置されている。光検出用の光ガイド40bは、具体的には、光を伝達することができる光ファイバにより構成される。
光検出器30は、光検出用の光ガイド40bから入力された光を検出するための装置である。光検出器30は、検出した光の光強度等を示す光検出信号を生成する。生成された光検出信号は信号処理部50に入力される。光検出器30としては、図3に示す光電子増倍管(PMT:Photomultiplier)の他、フォトダイオード、アバランシェフォトダイオード、PINフォトダイオード等、様々なものを使用することができる。光検出器30の選択については、散乱吸収体計測に使用されるパルス光の波長の光が十分に検出できる分光感度特性を有していればよい。また、光信号が微弱であるときは、高感度あるいは高利得の光検出器を使用することが好ましい。上記の光検出器30及び光検出用の光ガイド40bは、光入射手段により入射されて散乱吸収体SMの内部を伝播したパルス光を光検出位置Bで検出して光検出信号を取得する光検出手段を構成する。
上述した光入射用の光ガイド40a及び光検出用の光ガイド40bは、それぞれ必ずしも一つでなくてもよい。例えば、図3に示すように、乳癌の診断のために用いられる散乱吸収体計測装置10では、計測対象の散乱吸収体SMである乳房を入れることができるカップ状のガントリ41に複数のフォルダが設けられており、当該フォルダそれぞれに光ガイド40a,40bが差し込まれる。ガントリ41は、被検者が散乱吸収体SMである乳房を入れやすいように、基台42に設けられる。なお、各フォルダに差し込まれるのは、入射用の光ガイド40aと光検出用の光ガイド40bとが1本になった光ガイドとして、演算処理部60からの制御等により何れのフォルダ位置からでも入射及び検出の何れかができるようにしておくのがよい。例えば、図4に示すように、ガントリ41は46個のフォルダを備えており、各フォルダ位置43は、光入射位置44及び光検出位置45の何れかとなるようにするのがよい。
信号処理部50は、光検出器30及び光源20と電気的に接続されており、光検出器30により検出された光検出信号及び光源20からのパルス光出射のトリガ信号等に基づいて、光強度の時間変化を示す計測波形を取得する信号処理手段である。計測波形の情報は電子データとして取得され、演算処理部60に入力される。
信号処理部50は、図2に示すように、コンスタント・フラクション・ディスクリミネータ(CFD)51、時間−振幅変換器(TAC)52及びADコンバータ(A/D)53で構成されている。光検出器(PMT)30からの出力信号である光検出信号は、CFD51を介してTAC52に導かれて時間に対応したアナログ電圧に変換され、更にADコンバータ53でデジタル信号に変換される。このデジタル信号は、検出光強度の時間変化を示す計測波形のデータに対応するものである。
なお、本実施形態に係る散乱吸収体計測装置10において、パルス光が入射されて当該パルス光の光強度の時間変化を示す計測波形が計測されるのは、後述するように、計測対象の散乱吸収体SM及びリファレンス用の散乱吸収体SMである。リファレンス用の散乱吸収体SMは、計測対象の散乱吸収体SMの計測波形から装置関数の影響を除去するために計測されるものである。リファレンス用の散乱吸収体SMとしては、計測対象の散乱吸収体SMと屈折率がほぼ等しく、また、吸光係数や散乱係数等の理論波形を算出するのに必要な光学パラメータが既知であるものを用いる。
演算処理部60は、信号処理部50と電気的に接続されており、信号処理部50から計測波形の情報の入力を受け付けて、当該計測波形の情報を用いて散乱吸収体SMの内部情報を算出する演算処理を実行する。演算処理部60は、上記の演算処理を行うために、図1に示すように、波形処理部61と、計測波形格納部62と、理論波形格納部63と、内部情報算出部64とを備えて構成されている。また、演算処理部60は、それ以外にも、光源20や光検出器30等、上記の各構成要素を制御する機能を備えている。
波形処理部61は、信号処理部50により取得された計測波形に基づき、装置関数の影響を除去した計測対象の散乱吸収体SMの波形を取得するための波形処理手段である。装置関数の影響を除去した波形の取得は、信号処理部50により取得された計測対象の散乱吸収体SMの計測波形に対して、信号処理部50において取得されたリファレンス用の散乱吸収体SMの計測波形をデコンボリューションすると共に、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体SMの理論波形をコンボリューションする処理を行うことにより行われる。より具体的には後述する。波形処理部61により処理された波形の情報は、内部情報算出部64に出力される。
計測波形格納部62は、信号処理部50で所得された計測対象の散乱吸収体SMの計測波形及びリファレンス用の散乱吸収体SMの計測波形の情報を格納するものである。計測波形格納部62に格納された情報は、波形処理部61による処理において適宜参照される。
理論波形格納部63は、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体SMの理論波形の情報を格納するものである。リファレンス用の散乱吸収体SMの理論波形については、例えば、リファレンス用の散乱吸収体SMの吸光係数や散乱係数等の光学パラメータから予め算出しておく。この算出は、例えば、有限要素法で行われる。それ以外でも、モンテカルロ法、差分法及びその他の解析解法等が用いられてもよい。理論波形格納部63に格納された情報は、波形処理部61による処理において適宜参照される。
内部情報算出部64は、波形処理部61により処理された計測対象の散乱吸収体SMの計測波形に基づいて、計測対象の散乱吸収体SMの内部情報を算出する内部情報算出手段である。内部情報の算出は、例えば、検出光の時間分解波形を利用する時間分解波形を利用する時間分解計測法(TRS法:Time Resolved Spectroscopy)、あるいは、変調光を利用する位相変調計測法(PMS法:PhaseModulation Spectroscopy)等による解析演算を適用することにより行われる。より具体的には、例えば、上記特許文献1に記載の方法を適用することにより行われる。
上記の各構成要素を備える演算処理部60は、例えば、図2に示すようなハードウェア構成により実現される。演算処理部60においては、光源20及び信号処理部50にCPU(Central Processing Unit)70が電気的に接続されている。これによって、光入射に同期した光検出のタイミング等がCPU70によって制御されると共に、信号処理部50から出力された計測波形の情報は、CPU70に導かれて所定の演算処理が行われる。また、入射パルス光の波長等、計測光の入射条件についても、このCPU70によって制御あるいは選択される。
図2に示す演算処理部60は、更に、オペレーティングシステム(OS)71a及び所定の演算処理を行うための演算プログラム71bが記憶されたプログラムメモリ71と、各種データファイルが記憶されるデータファイルメモリ72と、得られた散乱吸収体SMの内部情報を示す情報を記憶するデータメモリ73と、作業用データを一時的に記憶する作業用メモリ74とを備えている。
プログラムメモリ71の演算プログラム71bには、上述した波形処理の演算や、内部情報を算出するための解析演算をそれぞれ実行するためのプログラム等が含まれている。また、データファイルメモリ72は、計測波形の情報を格納する計測波形格納部62、及び予め用意された理論波形の情報を格納する理論波形格納部63が含まれている。また、必要な物理量等の諸データや、予め入力された計測条件や既知値等のデータ等も記憶される。
また、演算処理部60は、データの入力を受け付けるキーボード75a及びマウス75bを備える入力装置75と、得られたデータを出力するディスプレイ76a及びプリンタ76bを備える出力装置76とを備えている。これらの演算処理部60の各部の動作は、何れもCPU70によって制御される。なお、上記の各メモリについては、コンピュータ内部に設置されているハードディスク等であってもよい。また、散乱吸収体計測装置10の具体的なハードウェア構成については図2に示すものに限られるものではなく、必要に応じて変形又は拡張を行ってもよい。
ここで、計測波形と、散乱吸収体に対する理論波形と、装置関数との関係、及び波形処理部61における演算処理について説明する。図5は、計測波形S(t)、理論波形P(t)、及び装置関数f(t)の関係の一例を模式的に示すグラフである。このグラフにおいて、横軸は、理論波形P(t)に対する時間0に対応する時刻を原点(t=0)とした経過時間tを示し、縦軸は、各時刻における光強度を示している。この光強度の経過時間tに依存した時間変化が、図示したそれぞれの時間波形となっている。
散乱吸収体の内部情報は、当該散乱吸収体にパルス光を入射したときの時間応答によって生成される理論波形P(t)に基づいて算出されるべきである。しかしながら、計測装置を用いた散乱吸収体計測では、計測対象である散乱吸収体による時間応答とは別に、計測装置の各部、各回路に起因する装置関数f(t)として、時間遅れや時間分散等の装置自体の時間応答を生じる。例えば、図1に示した散乱吸収体計測装置10では、光源20、波長選択器21、光検出器30、光ガイド40a,40b、信号処理部50、及びそれらの間の回路配線等において、それぞれ時間応答を生じる。従って、信号処理部50で取得されて演算処理部60へと入力される計測波形S(t)は、これらの時間応答が総合された計測装置自体による装置関数f(t)が、散乱吸収体での理想的な計測波形(理論波形)P(t)に重畳(コンボリューション)されたのものとなる。
これに対して、本実施形態の散乱吸収体計測装置10では、(波形処理部61により)計測対象の散乱吸収体SMの計測波形に対して、リファレンス用の散乱吸収体SMの計測波形をデコンボリューションすると共に、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体SMの理論波形をコンボリューションする処理を行うことにより、計測対象の散乱吸収体SMの計測波形から装置関数の影響を除外する。具体的には、以下のように行う。
ここで、計測対象の散乱吸収体(被検体)SMでの計測波形をSm(t)、リファレンス用の散乱吸収体SMでの計測波形をSr(t)とする。また、装置関数をf(t)とする。図6に、これらの計測波形Sm(t)及びSr(t)を示す。なお、図6に示すように、通常、計測波形には歪みがある。このような歪みがある計測波形から、波形フィッティング等により装置関数を取得すると装置関数に誤差が生じる。装置関数に誤差があると、算出される内部情報にも誤差が生じる。
また、計測対象の散乱吸収体SMでの時間応答波形をPm(t)(計測波形Sm(t)の装置関数f(t)によるデコンボリューション波形)とする。また、リファレンス用の散乱吸収体SMでの時間応答波形をPr(t)とする。また、演算により求められる、パルス光(δ関数)によるリファレンス用の散乱吸収体SMでの理論波形をPc(t)(≒リファレンス用の散乱吸収体SMでの時間応答波形Pr(t))とする。リファレンス用の散乱吸収体SMでの理論波形Pc(t)は、予め理論波形格納部63に格納されている。図7に、計測対象の散乱吸収体SMでの時間応答波形Pm(t)、及びリファレンス用の散乱吸収体SMでの理論波形Pc(t)を示す。
これらの波形の間には、フーリエ変換をF、コンボリューションを演算子“*”、デコンボリューションを演算子“/”として、以下の式(1)に示す関係が成り立つ。
Figure 0004842028

この関係式を変形すると以下の式(2)になる。
Figure 0004842028

式(2)は、計測対象の散乱吸収体SMでの計測波形Sm(t)に対して、リファレンス用の散乱吸収体SMでの計測波形Sr(t)をデコンボリューションすると共に、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体SMでの理論波形Pc(t)をコンボリューションすることにより、計測対象の散乱吸収体SMでの計測波形から装置関数の影響が除外された計測対象の散乱吸収体SMでの時間応答波形Pm(t)が求められることを示している。
本実施形態に係る散乱吸収体計測装置10では、演算処理部60の波形処理部61が、計測波形格納部62に格納されているSm(t)及びSr(t)を、理論波形格納部63に格納されているPc(t)をそれぞれ取得して、式(2)の右辺の計算を行いその結果に逆フーリエ変換することにより、Pm(t)を求める。この処理により得られる波形Pm(t)は、上述したように装置関数f(t)の影響が除去されたものとなる。
引き続いて、図8のフローチャートを用いて、散乱吸収体計測装置10を用いて実行される本実施形態に係る散乱吸収体計測方法を説明する。散乱吸収体計測方法は、計測対象の散乱吸収体SMの内部情報を計測する方法である。
まず、本実施形態に係る散乱吸収体計測方法では、リファレンス用の散乱吸収体SMでの計測波形Sr(t)の取得が行われる(S01)。計測波形の取得は、具体的には、以下のように行われる。まず、散乱吸収体計測装置10の所定位置にリファレンス用の散乱吸収体SMを配置する(S01a)。この配置は、散乱吸収体計測装置10により散乱吸収体SMへのパルス光の入射及び散乱吸収体SMからの光検出ができるように行われる。例えば、図3に示すようにガントリ41に光入射位置及び光検出位置が設けられる場合は、ガントリ41にリファレンス用の散乱吸収体SMを満たす。なお、上述したようにリファレンス用の散乱吸収体SMでの理論波形Pc(t)は、予め算出されており理論波形格納部63に格納されている。
続いて、散乱吸収体計測装置10では、光源20により発生し波長選択器21により波長選択されたパルス光が、光入射用の光ガイド40aを通って所定の光入射位置からリファレンス用の散乱吸収体SMに入射される(S01b、光入射ステップ)。入射されたパルス光は、散乱吸収体内部を散乱し、吸収されつつ伝播する。散乱吸収体計測装置10では、所定の光検出位置において、光検出用の光ガイド40bを通って光検出器30により検出される(S01c、光検出ステップ)。続いて、信号処理部50により、検出された光検出信号に基づいて、リファレンス用の散乱吸収体SMでの光強度の時間変化を示す計測波形Sr(t)が取得される(S01d、信号処理ステップ)。取得された計測波形Sr(t)の情報は、演算処理部60に出力され、計測波形格納部62に格納される。
ここで、光入射位置と光検出位置との組み合わせにより、散乱吸収体SMの内部情報を十分に取得できるように、パルス光を入射させる位置を何個所か移動させて上記の処理(S01b〜S01d)を繰り返し行い、複数の計測波形を取得するようにしてもよい。また、1個所からのパルス光の入射に対して、複数の光検出位置での光検出を行ってもよい。例えば、図4(a)に示すように、ガントリ41における10箇所の光入射位置44でのパルス光の入射を行うようにし、図4(b)に示すように、1つの光入射位置44に対して、30箇所の光検出位置45での光検出を行うこととしてもよい。その場合、10×30の計測波形が取得される。
続いて、計測対象の散乱吸収体SMでの計測波形Sm(t)の取得が行われる(S02)。計測対象の散乱吸収体SMでの計測波形Sm(t)の取得は、以下のように行われる。まず、リファレンス用の散乱吸収体SMでの計測と同様に散乱吸収体計測装置10の所定位置に、計測対象の散乱吸収体SMを配置する(S02a)。例えば、図3に示すような散乱吸収体計測装置10である場合は、ガントリ41に計測対象の散乱吸収体SMである乳房を配置する。続いて、リファレンス用の散乱吸収体SMでの計測と同じ条件で、上記と同様に光入射、光検出及び計測波形Sm(t)の取得が行われる(S02b〜S02d、光入射ステップ、光検出ステップ、信号処理ステップ)。取得された計測波形Sm(t)の情報は、演算処理部60に出力され、計測波形格納部62に格納される。なお、リファレンス用の散乱吸収体SMでの計測波形Sr(t)の取得(S01)と、計測対象の散乱吸収体SMでの計測波形Sm(t)の取得(S02)とは順序が逆になってもよい。
続いて、演算処理部60の波形処理部61により計測波形格納部62から各計測波形Sm(t)及びSr(t)と理論波形Pc(t)を示す情報が取得される。続いて上述したように、計測対象の散乱吸収体SMでの計測波形Sm(t)に対して、リファレンス用の散乱吸収体SMでの計測波形Sr(t)をデコンボリューションすると共に、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体SMでの理論波形Pc(t)をコンボリューションする処理が行われる(S03、波形処理ステップ)。当該処理により得られた(装置関数f(t)の影響が除去された)計測対象の散乱吸収体SMでの時間応答波形Pm(t)は、内部情報算出部64に出力される。
続いて、内部情報算出部64により、計測対象の散乱吸収体SMでの時間応答波形Pm(t)に基づいて、計測対象の散乱吸収体SMの内部情報が算出される(S04、内部情報算出ステップ)。算出される内部情報は、散乱吸収体SMの吸光係数や散乱係数等である。算出された内部情報は、例えば、ユーザにより参照可能なように、分布化されて演算処理部60のディスプレイ76aに出力される。
上述したように本実施形態に係る散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置10では、計測対象の散乱吸収体SMでの計測波形Sm(t)に対して、リファレンス用の散乱吸収体SMでの計測波形Sr(t)をデコンボリューションすると共に、予め用意されたリファレンス用の散乱吸収体SMでの理論波形Pc(t)をコンボリューションする処理が行われ、処理後の波形に基づいて、計測対象の散乱吸収体SMの内部情報が算出される。
デコンボリューションを行うリファレンス用の散乱吸収体SMでの計測波形Sr(t)には、装置関数f(t)の影響が含まれているため、上記のような波形の処理を行うことにより、計測対象の散乱吸収体SMでの計測波形から装置関数f(t)の影響を除去することができる。即ち、装置関数f(t)を算出することなく、装置関数f(t)の影響が除去された波形に基づいて、計測対象の散乱吸収体SMの内部情報を算出することができる。これにより、計測波形の歪みに起因した、算出された装置関数f(t)の誤差による、散乱吸収体SMの内部情報の誤差の発生を防止することができる。
また、装置関数f(t)自体の算出が不要になり、装置関数f(t)の算出の処理の分、演算処理が簡易なものとなる。特に、温度変化等で装置関数f(t)が変化するため内部情報の計測の度に一律な装置関数f(t)とすることができない場合には、効果が大きい。従って、本実施形態に係る散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置10によれば、より正確かつ簡易に、装置関数を考慮して散乱吸収体SMの内部情報を取得することができる。
また、本実施形態のように上述したフーリエ変換を用いた式(2)に基づいて、波形の処理を行うこととすれば、より確実に本発明を実施することができる。但し、波形の処理としてコンボリューション及びデコンボリューションを行えればよいので、必ずしも式(2)に基づいて波形の処理を行わなくてもよい。
本発明の実施形態に係る散乱吸収体計測装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係る散乱吸収体計測装置のハードウェア構成を示す図である。 散乱吸収体が設置される状態と光入射位置及び光検出位置との一例を示した図である。 ガントリにおける光入射位置及び光検出位置を示す図である。 計測波形、理論波形、及び装置関数の一例を模式的に示すグラフである。 計測対象の散乱吸収体での計測波形と、リファレンス用の散乱吸収体での計測波形とを示すグラフである。 計測対象の散乱吸収体での時間応答波形と、リファレンス用の散乱吸収体での理論波形である計算値とを示すグラフである。 本発明の実施形態に係る散乱吸収体計測方法を示すフローチャートである。
符号の説明
10…散乱吸収体計測装置、20…光源、21…波長選択器、30…光検出器、40a,40b…光ガイド、41…ガントリ、42…基台、50…信号処理部、60…演算処理部、61…波形処理部、62…計測波形格納部、63…理論波形格納部、64…内部情報算出部。

Claims (3)

  1. 計測対象の散乱吸収体及びリファレンス用の散乱吸収体に対して、所定波長のパルス光を光入射位置から入射する光入射ステップと、
    前記光入射ステップにおいて入射されて前記各散乱吸収体の内部を伝播したパルス光を光検出位置で検出して光検出信号を取得する光検出ステップと、
    前記光検出ステップにおいて検出された光検出信号に基づいて、光強度の時間変化を示す計測波形を取得する信号処理ステップと、
    前記信号処理ステップ取得された前記計測対象の散乱吸収体での計測波形に対して、前記信号処理ステップにおいて取得された前記リファレンス用の散乱吸収体での計測波形をデコンボリューションすると共に、予め用意された前記リファレンス用の散乱吸収体での理論波形をコンボリューションする処理を行う波形処理ステップと、
    前記波形処理ステップにおいて処理された前記計測対象の散乱吸収体での計測波形に基づいて、前記計測対象の散乱吸収体の内部情報を算出する内部情報算出ステップと、
    を含む散乱吸収体計測方法。
  2. 前記波形処理ステップにおける処理は、当該処理後の波形をPm(t)、前記計測対象の散乱吸収体での計測波形をSm(t)、前記リファレンス用の散乱吸収体での計測波形をSr(t)、前記リファレンス用の散乱吸収体での理論波形をPc(t)、フーリエ変換をF、コンボリューションを演算子“*”、デコンボリューションを演算子“/”とそれぞれしたときに、以下の式
    Figure 0004842028

    に基づいて行われることを特徴とする請求項1に記載の散乱吸収体計測方法。
  3. 計測対象の散乱吸収体及びリファレンス用の散乱吸収体に対して、所定波長のパルス光を光入射位置から入射する光入射手段と、
    前記光入射手段により入射されて前記各散乱吸収体の内部を伝播したパルス光を光検出位置で検出して光検出信号を取得する光検出手段と、
    前記光検出手段により検出された光検出信号に基づいて、光強度の時間変化を示す計測波形を取得する信号処理手段と、
    前記信号処理手段により取得された前記計測対象の散乱吸収体での計測波形に対して、前記信号処理手段により取得された前記リファレンス用の散乱吸収体での計測波形をデコンボリューションすると共に、予め用意された前記リファレンス用の散乱吸収体での理論波形をコンボリューションする処理を行う波形処理手段と、
    前記波形処理手段により処理された前記計測対象の散乱吸収体での計測波形に基づいて、前記計測対象の散乱吸収体の内部情報を算出する内部情報算出手段と、
    を備える散乱吸収体計測装置。
JP2006171762A 2006-06-21 2006-06-21 散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置 Expired - Fee Related JP4842028B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006171762A JP4842028B2 (ja) 2006-06-21 2006-06-21 散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006171762A JP4842028B2 (ja) 2006-06-21 2006-06-21 散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008002908A JP2008002908A (ja) 2008-01-10
JP4842028B2 true JP4842028B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=39007420

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006171762A Expired - Fee Related JP4842028B2 (ja) 2006-06-21 2006-06-21 散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4842028B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5081660B2 (ja) * 2008-02-18 2012-11-28 浜松ホトニクス株式会社 乳房撮像装置
JP5087526B2 (ja) * 2008-11-25 2012-12-05 浜松ホトニクス株式会社 散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置
JP6048950B2 (ja) * 2012-06-15 2016-12-21 セイコーエプソン株式会社 濃度測定装置
JP6412673B1 (ja) * 2017-07-21 2018-10-24 学校法人玉川学園 画像処理装置及び方法、並びに、プログラム
WO2019016968A1 (ja) 2017-07-21 2019-01-24 学校法人玉川学園 画像処理装置及び方法、並びに、プログラム
WO2019016994A1 (ja) * 2017-07-21 2019-01-24 学校法人玉川学園 画像処理装置及び方法、並びに、プログラム
CN110673330B (zh) * 2019-09-02 2021-09-28 南京理工大学 基于散射的成像系统景深拓展装置及方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6264930A (ja) * 1985-09-17 1987-03-24 Sumitomo Electric Ind Ltd 後方散乱光の測定方法
JP4499270B2 (ja) * 2000-10-30 2010-07-07 浜松ホトニクス株式会社 散乱吸収体計測装置の校正方法、及びそれを用いた散乱吸収体計測装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008002908A (ja) 2008-01-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4842028B2 (ja) 散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置
JP5150939B2 (ja) 光学特性測定装置および光学特性測定方法
EP0760477B1 (en) Apparatus for measuring scattering medium and method for the same
WO2012153769A1 (ja) 光トモグラフィ装置
KR101752588B1 (ko) 형광 수명 측정 시스템 및 방법
JP2016080429A (ja) 分光測定装置
JP2013523362A (ja) 生体組織における生物学的、化学的、及び/又は生理学的パラメータを決定するための装置及び方法
JP6454211B2 (ja) 検体分析装置、血液凝固分析装置、検体分析方法、及びコンピュータプログラム
KR102022730B1 (ko) 분광 특성 측정 장치 및 분광 특성 측정 방법
JP3950243B2 (ja) 散乱吸収体の内部情報の計測方法及び装置
US20170227445A1 (en) Diffusing wave spectroscopy with heterodyne detection
WO2018232752A1 (zh) 一种物质检测方法、装置及设备
JPWO2016129033A1 (ja) マルチチャンネル分光光度計及びマルチチャンネル分光光度計用データ処理方法
RU2014134895A (ru) Устройство для оптического анализа ассоциированной ткани
CA2974692A1 (en) System and method to minimize nonrandom fixed pattern noise in spectrometers
JP4499270B2 (ja) 散乱吸収体計測装置の校正方法、及びそれを用いた散乱吸収体計測装置
JP5087526B2 (ja) 散乱吸収体計測方法及び散乱吸収体計測装置
US20110255863A1 (en) Integral transformed optical measurement method and apparatus
JP5420163B2 (ja) 生体計測装置
JP2012215467A (ja) 生体物質分析装置および生体物質分析方法
JP2013053919A (ja) ヘイズ値測定装置及びヘイズ値測定方法
JP2012211782A (ja) 生体物質分析装置および生体物質分析方法
CN106353262B (zh) 原子吸收测量方法以及测量装置
JP2006098228A (ja) 分光光度計、生化学分析装置及び測定方法
JP4116197B2 (ja) 信号波形計測方法及び装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110106

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110419

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20111004

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees