JP4840365B2 - 通信装置、通信システム、通信方法、および、通信プログラム - Google Patents

通信装置、通信システム、通信方法、および、通信プログラム Download PDF

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Description

本発明は、通信装置、通信システム、通信方法、および、通信プログラムに関し、特に、通信方式の選択を行う通信装置、通信システム、通信方法、および、通信プログラムに関する。
送信側から受信側に映像データや音声データをIP(Internet Protocol)パケットとして送信し、受信側で映像データ、および、音声データに復元して再生する通信アプリケーションが増加している。たとえば、インターネット上でのIP電話(VoIP)や、TV会議、映画やライブの映像配信などが挙げられる。このようなアプリケーションにおいて、映像や音声の品質を維持するためには、ジッタとパケットロスの発生を抑制することが重要な要因となる。ジッタとは送信側から送信されたパケットを受信側で受信するまでに要する時間のゆらぎのことである。
大きなジッタが発生すると、映像データや音声データの受信間隔が大きく開いてしまうため、正常に再生出来なくなるといった品質劣化を招く。パケットロスとは送信されたパケットがネットワークの輻輳等により消失し、受信側で受信されない現象である。この現象のため、受信側のアプリケーションは、再生に必要なパケットを受信できず、結果として、再生に支障を生じさせる原因となる。
映像・音声配信のようなアプリケーションにおける通信プロトコルとしては、再送制御を伴わないプロトコルが用いられることが多い。一般的に利用される通信プロトコルとしては、UDP(User Datagram Packet)を挙げることができる。UDPは軽量で高速であることを目的とする通信プロトコルである。つまり、送信したパケットが受信側の端末に到着する前に消失した場合でも、その消失したパケットの再送を行わない。このため、受信側では一部再現できないデータが存在するが、再送に伴う遅延が発生しない。しかし、パケットの再送を行わないことによる品質劣化が生じるため、パケットロスへの耐性を向上させる方法が提案・実現されている。
特開2002−9883号公報では、再送通信(Automatic Repeat Request:ARQ)方式、および、冗長化通信(FEC(Forward Error Corretion:FEC)方式を用いてパケットロスによる品質劣化を防止する方法が提案されている。
ARQ方式とは受信側でパケットの消失を検出すると、送信側に該当するパケットを再送するよう要求することで、パケットロスを回復する方法である。FEC方式とは予め送信側で冗長パケットを生成し、本来のデータと一緒に受信側に送信する方法である。パケットロスが発生した場合、受信側では冗長パケットを利用して、パケット消失を回復することが可能となる。
従来、パケットロスを回復する手段としては、ARQ方式、および、FEC方式のどちらかの方法を固定的に選択せざるを得なかったが、特開2002−9883号公報ではARQ方式、および、FEC方式をネットワークの状態に応じて、適切に切り替える方法を提案している。特開2002−9883号公報では、ARQ方式、および、FEC方式を切り替える基準として、誤り率(誤りビット数/全伝送ビット数)という基準値を利用する。これは以下の理由による。
ARQ方式では、全伝送ビット数が高く、誤りビット数が低い場合には効果的に機能するが、全伝送ビット数が低く、誤りビット数が高くなると再送回数が増え、効率が悪化する。一方、FEC方式では、全伝送ビット数が低く、誤りビット数が高い場合に効果的に機能するが、全伝送ビット数が高く、誤りビット数が低い場合にはFECパケットのオーバーヘッドが大きくなり、効率が悪化する。
特開2002−9883号公報では、上記理由により、誤り率を基準とした閾値を設定し、誤り率が閾値を超えるかどうかを基にARQ方式とFEC方式を切り替えることができるとしている。
ネットワークを評価する指標としては誤り率以外の指標も存在する。たとえば、先に述べたように、映像や音声配信の品質に影響を与えるパラメータとしてジッタが存在する。ジッタが大きく、パケットロス率が高い環境に、以下のような上記公報の問題が顕著となる。
特開2002−9883号公報に従うと、パケットロス率の高さから、FEC方式を採用することになる。FEC方式では、パケットロス回復のために冗長パケットの到着を待つ必要がある。しかし、ジッタが大きいため、冗長パケットの到着が遅れてしまい、消失したパケットの回復ができたとしても、再生に間に合わない可能性がある。したがって、この場合、FEC方式が最適であるとは判断できない。つまり、ARQ方式とFEC方式を切り替える判断指標としては、誤り率だけでは不十分であり、特開2002−9883号公報では、再生時の品質劣化が生じる可能性がある。
本発明の目的は、上述した従来の課題を解決する通信装置、通信システム、通信方法、および、通信プログラムを提供することである。
本発明は、第1の態様において、パケットの伝送時間を計算する伝送時間計測部と、パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算するジッタ計測部と、事前に設定された冗長度に基づいて、冗長化通信(FEC)方式を選択する場合に予測される最大ジッタを示す第1の予測最大ジッタを計算するFEC最大ジッタ計測部と、前記伝送時間、および、前記ジッタの平均値に基づいて、再送通信(ARQ)方式を選択する場合に予測される最大ジッタを示す第2の予測最大ジッタを計算するARQ最大ジッタ計測部と、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも大きければ、ARQ方式を選択するパケット制御部(205)と、を有することを特徴とする通信装置を提供する。
本発明の第1の態様の通信装置では、前記パケット制御部は、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択してもよい。
本発明は、第2の態様において、上記第1の態様の通信装置を備える送信側装置と、上記第1の態様の通信装置を備える受信側装置と、前記送信側装置と前記受信側装置とを接続するネットワークと、を有することを特徴とする通信システムを提供する。
本発明は、第3の態様において、パケットの伝送時間を計算する伝送時間計測部と、パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算するジッタ計測部と、受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス率を計算するパケットロス率計測部と、前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、FEC方式において、要求される再生信号品質を実現できる冗長度を計算する冗長度計算部と、前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、ARQ方式において、要求される再生信号品質を実現できる再送回数を計算する再送回数計算部と、前記計算された冗長度に基づいて、FEC方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算するFEC最大ジッタ計測部と、前記計算された再送回数に基づいて、ARQ方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算するARQ最大ジッタ計測部と、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも大きければ、ARQ方式を選択するパケット制御部と、を備えることを特徴とする通信装置を提供する。
本発明の第3の態様の通信装置では、前記パケット制御部は、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくてもARQ方式を選択してもよい。
本発明は、第4の態様において、上記第3の態様の通信装置を備える送信側装置と、上記第3の態様の通信装置を備える受信側装置と、前記送信側装置と前記受信側装置とを接続するネットワークと、を有することを特徴とする通信システムを提供する。
本発明は、第5の態様において、事前に設定された冗長度に基づいてFEC方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算する手順と、パケットの伝送時間を計算する手順と、パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算する手順と、前記伝送時間、および、前記ジッタの平均値に基づいて、ARQ方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算する手順と、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも大きければ、ARQ方式を選択する手順と、を含むことを特徴とする通信方法を提供する。
本発明の第5の態様の通信方法では、前記選択する手順では、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択してもよい。
本発明は、第6の態様において、パケットの伝送時間を計算する手順と、パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算する手順と、受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス率を計算する手順と、前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、FEC方式において、要求される再生信号品質を実現できる冗長度を計算する手順と、前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、ARQ方式において、要求される再生信号品質を実現できる再送回数を計算する手順と、前記計算された冗長度に基づいて、FEC方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算する手順と、前記計算された再送回数に基づいて、ARQ方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算する手順と、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、ARQ方式を選択する手順と、を含むことを特徴とする通信方法を提供する。
本発明の第6の態様の通信方法は、前記選択する手順では、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択してもよい。
本発明は、第7の態様において、事前に設定された冗長度に基づいてFEC方式を選択する場合のジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算する手順と、パケットの伝送時間を計算する手順と、パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算する手順と、前記伝送時間、および、前記ジッタの平均値に基づいて、ARQ方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算する手順と、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも大きければ、ARQ方式を選択する手順と、を通信装置のコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラムを提供する。
本発明の第7の態様のプログラムは、前記選択する手順では、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択してもよい。
本発明は、第8の態様において、パケットの伝送時間を計算する手順と、パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算する手順と、受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス率を計算する手順と、前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、FEC方式において、要求される再生信号品質を実現できる冗長度を計算する手順と、前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、ARQ方式において、要求される再生信号品質を実現できる再送回数を計算する手順と、前記計算された冗長度に基づいて、FEC方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算する手順と、前記計算された再送回数に基づいて、ARQ方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算する手順と、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、ARQ方式を選択する手順と、を通信装置のコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラムを提供する。
本発明の第8の態様のプログラムは、前記選択する手順では、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択してもよい。
本発明の通信装置、通信方法、及び、プログラムでは、FEC方式もしくはARQ方式のいずれかから、ネットワーク状態に応じて、品質劣化防止の効果が高い方式を選択するので、再生時の品質劣化の防止を可能にする。
は、第1の最良の形態の通信装置の構成を示すブロック図である。 は、パケット通信装置の構成を示すブロック図である。 は、第1の最良の形態の動作を示すフローチャートである。 は、第2の最良の形態の構成を示すブロック図である。 は、第2の最良の形態の動作を示すフローチャートである。 は、第2の最良の形態の実施例の構成を示すブロック図である。 は、第2の最良の形態の実施例の動作を示すタイミングチャートである。 は、第2の最良の形態の実施例の動作を示すタイミングチャートである。 は、第2の最良の形態の実施例の動作を示すタイミングチャートである。 は、本実施例の動作を示すタイミングチャートである。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1を参照すると、本発明を実施するための第1の最良の形態の通信システムは、送信側装置110と、受信側装置120とがネットワーク130を介して接続されている。送信側装置110は、ネットワーク130にパケットを送信するパケット通信装置111と、パケット通信装置111を通じてネットワーク130にアプリケーションデータを送り込む送信側アプリケーション112とから構成されている。
受信側装置120は、ネットワーク130からパケットを受信するパケット通信装置121と、パケット通信装置121からパケットのデータを受信する受信側アプリケーション122とから構成されている。パケット通信装置111とパケット通信装置121とはパケット通信する同じ装置であるが、送信側装置110、および、受信側装置120において、異なる役割を演じるため、区別される。なお、送信側装置110と受信側装置120との送信側、受信側の役割は説明のために便宜的に固定しているものであり、実際は、随意役割を入れ替え、相互にデータを送受することが可能である。
図2は、受信側装置120のパケット通信装置200(図1のパケット通信装置121に対応)の構成を示すブロック図である。
図2を参照すると、パケット通信装置200は、伝送時間計測部201、ジッタ計測部202、FEC最大ジッタ計測部203、ARQ最大ジッタ計測部204、パケット制御部205、FECパケット通信部206、ARQパケット通信部207、アプリケーションデータ送受信部210、および、ネットワークプロトコルスタック211を含む。
伝送時間計測部201は、送信側装置110と受信側装置120との間でパケットを送受信するのに要する時間(伝送時間)を計測する。ジッタ計測部202は、前回届いたパケットと今回到着したパケットの到着時刻のずれを計測し、そのずれをジッタとして、これまで計測されたジッタの平均値を計算する。ジッタ計測部202は、平均値を計算する際、直近のデータを重視した重み付け平均を取る場合もある。FEC最大ジッタ計測部203は、冗長化を行う場合のパラメータ(冗長度等)から予測されるジッタの最大値(FECジッタ予測最大値)を計算する。この際、利用する冗長度は事前に決定されている。ARQ最大ジッタ計測部204は、伝送時間計測部201からの結果(伝送時間)、ジッタ計測部202からの結果(ジッタの平均値)、および、事前に決定されている再送回数を基に、ARQ方式を採用した場合に予測されるジッタの最大値(ARQジッタ予測最大値)を計算する。
パケット制御部205は、FEC最大ジッタ計測部203からの結果(FECジッタ予測最大値)、および/または、ARQ最大ジッタ計測部204からの結果(ARQジッタ予測最大値)、および/または、観測された伝送時間やパケットロス率、および/または、帯域のようなネットワーク環境を考慮し、最適な制御方式(FEC方式か、ARQ方式か)を選択する。また、パケット制御部205は、アプリケーションデータ送受信部210を通じて、アプリケーションとデータのやりとりを行い、必要に応じて、伝送時間計測部201やジッタ計測部202にパケット情報を通知する。パケット制御部205は、FEC方式を選択した場合は、FECパケット通信部206に選択結果の通知を送信し、ARQ方式を選択した場合は、ARQパケット通信部207に選択結果の通知を送信する。
FECパケット通信部206は、パケット制御部205から選択結果の通知を受信した場合、FEC方式に基づき、ネットワークプロトコルスタック211を通じて、パケットの送受信を行う。ARQパケット通信部207は、パケット制御部205から選択結果の通知を受信した場合、ARQ方式に基づき、ネットワークプロトコルスタック211を通じてパケットの送受信を行う。伝送時間計測部201からの伝送時間、または、ジッタ計測部202からのジッタの平均値が変更された場合、最適な制御方式を再度選択する。
アプリケーションデータ送受信部210は、アプリケーションプログラムインタフェース(API)等を通じて、アプリケーションとパケット制御部205との間でデータのやりとりを行う。ネットワークプロトコルスタック211は、ネットワーク130を通じて、受信側装置120とデータ通信を行う。
次に、本発明を実施するための第1の最良の形態の動作について、図面を参照して詳細に説明する。
図3は、本発明を実施するための第1の最良の形態の動作を示すフローチャートである。
図3を参照すると、パケット通信装置200のアプリケーションデータ送受信部210は、送信側アプリケーション112(または、受信側アプリケーション122)とのデータの送受信を行う(図3ステップS101)。パケット通信装置200は、FECパケット通信部206、もしくは、ARQパケット通信部207を通じて、パケットの送受信を行う(ステップS101)。
次に、伝送時間計測部201は、ステップS101で送受信されるパケットの伝送時間を計算する(ステップS102)。ジッタ計測部202は、ステップS101において送受信されるパケットのジッタの平均値を計算する(ステップS103)。FEC最大ジッタ計測部203は、FEC方式のパラメータ(冗長度)からFECジッタ予測最大値を計算する。この際、利用する冗長度は事前に決定されている(ステップS104)。ARQ最大ジッタ計測部204は、ステップS102、および、ステップS103において計測された伝送時間、ジッタの平均値、および、事前に決定されている再送回数からARQジッタ予測最大値を計算する(ステップS105)。
パケット制御部205は、ステップS104、および、S105において計算されたFECジッタ予測最大値、ARQジッタ予測最大値のうち小さい値を提供する方式を選択する(同一の場合は、どちらを選択するかは、事前に設定しておく)。ただし、パケット制御部205は、観測された伝送時間、パケットロス率、または、帯域のようなネットワーク環境を考慮する場合、最大ジッタ以外の要素を考慮することも可能である。
たとえば、FEC方式が選択される場合、冗長的な情報を付与するため、その分、消費帯域が増加する。ここで、消費帯域とは、通常の伝送ビットレートに対し、FECパケット通信部206で行われる冗長化処理による冗長情報の増加分を考慮して計算される。
たとえば、5個のパケットに対し、1個の冗長化パケットを持たせる場合、20[%]の消費帯域が増加することになる。仮に、その消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合、計算された最大ジッタがFEC方式の方が小さくても、ARQ方式が採用される(ステップS106)。
パケット制御部205は、FEC方式を最適と判断した場合、FECパケット通信部206に通知を行う。次に、FECパケット通信部206は、ネットワークプロトコルスタック211を通じて、ネットワーク130との間でパケットの送受信を開始する(ステップS107)。パケット制御部205は、ARQ方式を最適と判断した場合、ARQパケット通信部207に通知を行う。次に、ARQパケット通信部207は、ネットワークプロトコルスタック211を通じて、ネットワーク130との間でパケットの送受信を開始する(ステップS108)。以降、ステップS101からの処理を繰り返す。
また、アプリケーション開始時は、ジッタ等の情報を持たないため、FEC方式、もしくは、ARQ方式のどちらかが事前に設定され、アプリケーションが開始される。
以上のように、リアルタイム性を要求するアプリケーションにおいて、伝送時間、ジッタというネットワーク状態を示す指標を用いて、FEC方式、もしくは、ARQ方式を用いた場合のジッタの最大値を求め、両方式の最大ジッタ、および、観測された伝送時間やパケットロス率、帯域のようなネットワーク環境を考慮し、より映像・音声配信に適した送受信が可能な方式を選択することで、品質劣化防止の効果が高い方式を選択することが可能となる。
次に、本発明を実施するための第2の最良の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図4は、本発明を実施するための第2の最良の形態の構成を示すブロック図である。
図4を参照すると、パケット通信装置300は、伝送時間計測部301、パケットロス率計測部302、ジッタ計測部303、冗長度計算部304、再送回数計算部305、FEC最大ジッタ計測部306、ARQ最大ジッタ計測部307、パケット制御部308、FECパケット通信部309、ARQパケット通信部310、アプリケーションデータ送受信部320、および、ネットワークプロトコルスタック321を含む。
伝送時間計測部301は、送信側装置110と受信側装置120との間でパケットを送受信するのに要する時間(伝送時間)を計測する。パケットロス率計測部302は、本来送信されたにも関わらず、到着していないパケットの数をカウントし、パケットのロス率(パケットロス率)を計算する。ジッタ計測部303は、前回届いたパケットと今回届いたパケットとの到着時刻のずれを計測し、ジッタの平均値を計算する。ジッタ計測部303は、平均値を計算する際、直近のデータを重視した重み付け平均を取る場合もある。
冗長度計算部304は、伝送時間計測部301からの伝送時間、パケットロス率計測部302からのパケットロス率、ジッタ計測部303からのジッタの平均値、および、求める再生信号品質に基づいて、FEC方式を用いてパケット通信をおこなう場合に最適な冗長度を計算する。
再送回数計算部305は、伝送時間計測部301からの伝送時間、パケットロス率計測部302からのパケットロス率、ジッタ計測部303からのジッタの平均値、および、求める再生信号品質に基づいて、ARQ方式を用いてパケット通信をおこなう場合に必要となる再送回数を計算する。
FEC最大ジッタ計測部306は、冗長度計算部304で計算されたFEC方式のパラメータ(最適な冗長度)から予測されるジッタの最大値(FECジッタ予測最大値)を計算する。ARQ最大ジッタ計測部307は、再送回数計算部305により計算された再送回数から、ARQ方式を用いた場合のジッタの最大値(ARQジッタ予測最大値)を計算する。パケット制御部308は、FEC最大ジッタ計測部306からのFECジッタ予測最大値、および、ARQ最大ジッタ計測部307からのARQジッタ予測最大値、および/または、観測された伝送時間やパケットロス率、および/または、帯域等のネットワーク環境を考慮し、最適な制御方式を選択する。
パケット制御部308は、FEC方式を選択した場合は、FECパケット通信部309に選択結果を送信し、ARQ方式を選択した場合は、ARQパケット通信部310に選択結果を送信する。FECパケット通信部309は、パケット制御部308から選択通知を受信した場合、FEC方式に基づきパケットの送受信を行う。ARQパケット通信部310は、パケット制御部308から選択通知を受信した場合、ARQ方式に基づきパケットの送受信を行う。パケット制御部308は、伝送時間計測部301からの伝送時間、パケットロス率計測部302からのパケットロス率、または、ジッタ計測部303からのジッタの平均値が変更された場合、上記処理を繰り返し、適切な制御方式を再度選択する。
アプリケーションデータ送受信部320は、アプリケーションプログラムインタフェース等を通じて、送信側アプリケーション112、または、受信側アプリケーション122とパケット制御部308とのデータのやりとりを行う。ネットワークプロトコルスタック321は、ネットワーク130を通じて、受信側装置120とデータ通信を行う。
次に、本発明を実施するための第2の最良の形態の動作について図面を参照して詳細に説明する。
図5は、本発明を実施するための第2の最良の形態の動作を示すフローチャートである。
パケット通信装置300のアプリケーションデータ送受信部320は、送信側アプリケーション112(または、受信側アプリケーション122)とのパケットの送受信を行う(図5ステップS201)。伝送時間計測部301は、ステップS201において送受信されるパケットの送受信時刻から伝送時間を計算する(ステップS202)。
パケットロス率計測部302は、ステップS201において受信されるパケットのシーケンス番号を利用して(シーケンス番号に抜けが生じるとロスがある)、パケットロス率を計算する(ステップS203)。ジッタ計測部303は、送受信されるパケットの受信時刻からジッタの平均値を計算する(ステップS204)。冗長度計算部304は、ステップS202、ステップS203、ステップ204において計算された伝送時間、パケットロス率、ジッタの平均値、および、要求される再生信号品質を基に最適な冗長度を計算する(ステップS205)。
最適な冗長度とは、たとえば、コーデックの特性を考慮し、現在観測されるパケットロス率に対し、どの程度の冗長化を行えば、要求される再生信号品質を実現できるかを考慮して計算される冗長度(たとえば、要求される再生信号品質を実現できる最低の冗長度)を指す。具体的な例を示すと、10個のデータパケットに対して、(n+1)個の冗長パケットを付けることで、10個のデータパケットのうち、n個が消失したとしても10個のデータパケットを復元できるFEC方式があったとする。このようなFEC方式に対し、パケットロス率10[%]に対して、MOS値4を提供できるコーデックの利用を予測する。観測されるパケットロス率が20[%]であり、要求される品質がMOS値4である場合、要求される品質を実現するためには、観測されるパケットロス率20[%]を見かけ上10[%]とする必要があり、このためには、3個の冗長パケットを付与すればこの目的を達成することが可能となる。ただし、FEC方式に関しては、提示した具体例に限定されるものではない。
FEC最大ジッタ計測部306は、ステップS205において計算されたFEC方式のパラメータ(最適な冗長度)から、FEC方式を採用した場合に予測される最大ジッタ(FECジッタ予測最大値)を計算する(ステップS207)。
再送回数計算部305は、ステップ202、ステップS203、ステップS204において計算された伝送時間、パケットロス率、ジッタの平均値、および、要求される再生信号品質を基に最適な再送回数を計算する(ステップS206)。ここでの最適な再送回数とは、たとえば、コーデックの特性を考慮し、観測される遅延やパケットロス率に対し、どの程度のパケットを再送すれば要求される再生信号品質を実現できるか(たとえば、要求される再生信号品質を実現できる最低の再送回数)を計算する。
具体的な例を示すと、パケットロス率10[%]に対して、MOS値4を提供できるコーデックの利用を予測する。観測されるパケットロス率が20[%]の場合、1回の再送を行うと、確率的に再送されたパケットが消失する確率は4[%]となる。したがって、1回の再送を行うことで、見かけ上パケットロス率10[%]以内の数値を実現することができるため、1回の再送を行うと計算できる。ただし、ARQ方式に関しては、提示した具体例に限定されるものではない。
ARQ最大ジッタ計測部307は、ステップS206において計算された再送回数から、ARQ方式を採用した場合に予測される最大ジッタ(ARQジッタ予測最大値)を計算する(ステップS208)。パケット制御部308は、ステップS207、および、S208において計算されたFECジッタ予測最大値、ARQジッタ予測最大値のうち、小さい値を提供する方式を選択する(ステップS209)。ただし、パケット制御部308は、観測された伝送時間やパケットロス率、帯域のようなネットワーク環境を考慮する場合、最大ジッタ以外の要素を考慮することも可能である。たとえば、FEC方式を選択する場合、冗長的な情報を付与するため、その分、消費帯域が増加する。
ここで、消費帯域とは、通常の伝送ビットレートに対し、冗長度計算部304で計算された冗長化処理による冗長情報の増加分を考慮して計算される。たとえば、5個のパケットに対し、1個の冗長化パケットを持たせる場合、20[%]の消費帯域が増加することになる。パケット制御部308は、その消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合、計算された最大ジッタがFEC方式の方が小さくても、ARQ方式を選択する。
パケット制御部308は、FEC方式を最適であると判断した場合、FECパケット通信部309に通知を行う。次に、FECパケット通信部309は、ネットワークプロトコルスタック321を通じて、ネットワーク130との間でパケットの送受信を開始し、ステップS201に戻る(ステップS210)。
パケット制御部308は、ARQ方式を最適であると判断した場合、ARQパケット通信部310に通知を行う。次に、ARQパケット通信部310は、ネットワークプロトコルスタック321を通じて、ネットワーク130との間でパケットの送受信を開始し、ステップS201に戻る(ステップS211)。また、アプリケーション開始時は、ジッタ等の情報を持たないため、FEC方式、もしくは、ARQ方式のどちらかが事前に設定され、アプリケーションが開始される。
以上のように、伝送時間、パケットロス率、ジッタというネットワーク状態を示す指標を用いて、FEC方式、および、ARQ方式のそれぞれにおける最適なパラメータを計算することで、様々なネットワークの変化にも対応することが可能となる。また、リアルタイム性を要求するアプリケーションにおいて、伝送時間、パケットロス率、ジッタというネットワーク状態を示す指標を用いて、FEC方式もしくはARQ方式を用いた場合のジッタの最大値を求め、両方式の最大ジッタ、および、観測された伝送時間やパケットロス率、帯域のようなネットワーク環境を考慮し、より映像・音声配信に適した送受信が可能な方式を選択することで、品質劣化防止の効果が高い方式を選択することが可能となる。
次に、本発明を実施するための第2の最良の形態の実施の形態の実施例について説明する。
図6は、第2の最良の形態の実施例の構成を示すブロック図である。
図6を参照すると、第2の最良の形態の実施例は、VoIP端末510、VoIP端末520(Voice over Internet Protocol)、および、ネットワーク530により構成される。VoIP端末510は、パケット通信装置511、音声アプリケーション512を含む。VoIP端末520は、パケット通信装置521、音声アプリケーション522を含む。このシステムは、リアルタイムに音声の相互通信を行うVoIPシステムの一例である。VoIP端末510、および、VoIP端末520は、リアルタイムアプリケーションに一般に利用されるデータ転送プロトコルであるRTP(Real−Time Transport Protocol)、および、その制御プロトコルであるRTCP(RTP Control Protocol)を通じて、音声の送受信を行う。また、ネットワーク530上では、VoIPシステム以外のサービスも運用されており、ネットワーク状態は随時変動している。
図7、図8、図9、図10は、本実施例の動作を示すタイミングチャートである。
図7を参照すると、パケット通信装置511、パケット通信装置521におけるFECパケット通信部309が採用するFEC方式として、FEC方法が使用される。このとき、予測される最大ジッタについて図8を用いて説明する。図8を参照すると、冗長化のため、3個の音声パケットに対し、1個の冗長パケットが生成され、冗長パケットは、3個目の音声パケットが送信される際に同時に送信される。たとえば、1個目のパケット(図8ではシーケンス番号nのパケット)が消失した場合、その回復のため、冗長パケットの到着を待たなければならない。このため、冗長パケットが到着するまでの時間的な遅れが最大ジッタとして見なされる。
ARQパケット通信部310は、到着しなかったパケットに対し、図9のように再送要求を発行する方式を予測する。図9では、シーケンス番号1のパケットが到着後、音声パケットの送信間隔の時間だけ待って、シーケンス番号2のパケットが届かない場合、受信側は送信側に対し、再送要求を発行する。再送要求発行後、パケット消失が発生しなければ、伝送時間が経過後、シーケンス番号2のパケットが到着する。
伝送時間が経過してもシーケンス番号2のパケットが到着しない場合、再度再送要求を発行する。冗長パケットをいくつ生成するか、再送回数の上限をいくつにするかは、パケットロス率等のネットワーク品質と、必要とされる再生信号品質から決定される。
VoIP端末510、および、520に含まれるパケット通信装置511、および、パケット通信装置512は、以下の方法により伝送時間、パケットロス率、ジッタを計算する。以下ではVoIP端末520を中心に説明するが、VoIP端末510でも同様の処理を行うことが可能である。伝送時間は、VoIP端末510、および、VoIP端末520間でやりとりされるRTCPを用いることで把握することが可能である。
具体的に説明する。VoIP端末520がRTCPをVoIP端末510に送信し、また、その送信時刻をVoIP端末520は記憶する。VoIP端末510はRTCPを受信した時刻から、RTCPの応答を送信するまでの時間を計測し、RTCPの応答パケット中に記載し、VoIP端末520に送信する。VoIP端末510からの応答を受信したVoIP端末520は受信時刻を記録する。VoIP端末520は、RTCPの送信時刻、および、受信時刻、VoIP端末510での処理時間から伝送時間を求めることができる。
また、RTCPを用いない場合は、pingのような外部ツールを利用するといった方法で、伝送時間を求めることも可能である。パケットロス率は、VoIP端末520がVoIP端末510から送信される音声パケットから求めることが可能である。なぜなら、音声パケットであるRTPパケットには、シーケンス番号と呼ばれる送信順序を示す番号が付与されている。そのため、VoIP端末520はRTPパケットに含まれるシーケンス番号が連続して到着しているかどうかを監視することで、パケットロスが発生しているかどうかを把握することが可能となる。
ジッタもパケットロス率と同様に、VoIP端末520がVoIP端末510から送信される音声パケットから求めることが可能である。音声パケットであるRTPパケットにはVoIP端末510が音声パケットを送信した時間を示すタイムスタンプと呼ばれる情報が含まれており、タイムスタンプ情報とVoIP端末520がそのパケットを受信した時刻からジッタを計測することが可能となる。
パケット通信装置521に含まれるFEC最大ジッタ計測部306では、図7にあるFEC方式を採用した場合のジッタの最大値を求める。FEC方式では再送を行わないため、冗長化パケットが到着するまでの時間をジッタとして捉えることができる。たとえば、2個の音声パケットに対し、1個の冗長パケットが生成される場合、2つの音声パケットが送信された後に冗長パケットが送信され、受信側では冗長パケットを受信した段階で2つの音声パケットに誤りがないかを確認する。
そのため、この場合、2個の音声パケットが送信されるまでの時間が最大ジッタとなる。本実施例では、具体的な説明のため、送信間隔を20ミリ秒と仮定する。このとき、FEC方式を採用した場合の最大ジッタは40ミリ秒となる。パケット通信装置521に含まれるARQ最大ジッタ計測部307では、ARQ方式を採用した場合のジッタの最大値を求める。たとえば、図10のように2回再送を行った場合、発生する可能性がある最大のジッタは、(伝送時間+平均ジッタ)を2回行った場合と等しくなると考えることができる。再送回数については、事前に設定する方法や観測されるパケットロス率から動的に決定することが可能である。
たとえば、必要とされる再生信号品質を満足するために必要なパケット到着率、および、観測されるパケットロス率から、再送回数を求めることができる。ここでは、具体的な説明のため、観測されるパケットロス率から、2回の再送を行えば再生に必要なパケット到着率を満足することができると計算できたことを仮定する。また、ジッタは伝送時間に比べ、十分小さい値が観測されていると仮定する。このとき、ARQ方式を採用した場合の最大ジッタは、(2×(伝送時間+平均ジッタ))で計算できる。
パケット通信装置521に含まれる制御方式選択部では、たとえば、FEC最大ジッタ計測部306で計算される最大ジッタ、および、ARQ最大ジッタ計測部307で計算される最大ジッタを比較し、最大ジッタが短い方式を選択する。本実施例では、先に述べたように、FEC方式を採用した場合の最大ジッタを40ミリ秒、ARQ方式を採用した場合の最大ジッタを(2×(伝送時間+平均ジッタ))として考える。
パケット通信装置521で計測される(伝送時間+平均ジッタ)が20ミリ秒未満である場合、ARQ方式の最大ジッタがFEC方式の最大ジッタより小さくなるため、ARQ方式が選択される。一方、パケット通信装置521で計測される(伝送時間+平均ジッタ)が20ミリ秒以上である場合、FEC方式の最大ジッタがARQ方式の最大ジッタより小さくなるため、FEC方式が選択される。VoIP端末520に含まれるパケット通信装置521は、FEC方式を基づきパケットの送受信を行うことになる。VoIP端末510でも同様の処理が行われ、最適なパケットの送受信方式が選択される。
以上のパケット通信装置200、パケット通信装置300の制御を、ソフトウェアプログラム、または、ファームウェアプログラムで実施することが可能である。ソフトウェアプログラム、または、ファームウェアプログラムは、図示しないメモリに格納され実行される。
本発明によれば、映像・音声配信のようなリアルタイムアプリケーションにおいて、ネットワークの状態に応じて、適した通信方式を切り替えることが可能となり、パケット消失による品質劣化を抑制することが可能となる。

Claims (14)

  1. パケットの伝送時間を計算する伝送時間計測部(201)と、
    パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算するジッタ計測部(202)と、
    事前に設定された冗長度に基づいて、冗長化通信(FEC)方式を選択する場合に予測される最大ジッタを示す第1の予測最大ジッタを計算するFEC方式最大ジッタ計測部(203)と、
    前記伝送時間、および、前記ジッタの平均値に基づいて、再送通信(ARQ)方式を選択する場合に予測される最大ジッタを示す第2の予測最大ジッタを計算するARQ最大ジッタ計測部(204)と、
    前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも大きければ、ARQ方式を選択するパケット制御部(205)と、を有することを特徴とする通信装置。
  2. 前記パケット制御部(205)は、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択する、請求項1に記載の通信装置。
  3. 請求項1に記載の通信装置(111)を備える送信側装置(110)と、請求項1に記載の通信装置(121)を備える受信側装置(120)と、前記送信側装置と前記受信側装置とを接続するネットワーク(130)と、を有することを特徴とする通信システム。
  4. パケットの伝送時間を計算する伝送時間計測部(301)と、
    パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算するジッタ計測部(303)と、
    受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス率を計算するパケットロス率計測部(302)と、
    前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、冗長化通信(FEC)方式において、要求される再生信号品質を実現できる冗長度を計算する冗長度計算部(304)と、
    前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、再送通信(ARQ)方式において、要求される再生信号品質を実現できる再送回数を計算する再送回数計算部(305)と、
    前記計算された冗長度に基づいて、FEC方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算するFEC最大ジッタ計測部(306)と、
    前記計算された再送回数に基づいて、ARQ方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算するARQ最大ジッタ計測部(307)と、
    前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも大きければ、ARQ方式を選択するパケット制御部(308)と、を備えることを特徴とする通信装置。
  5. 前記パケット制御部(308)は、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくてもARQ方式を選択する、請求項4に記載の通信装置。
  6. 請求項5に記載の通信装置(511)を備える送信側装置(510)と、請求項5に記載の通信装置(521)を備える受信側装置(520)と、前記送信側装置と前記受信側装置とを接続するネットワーク(530)と、を有することを特徴とする通信システム。
  7. 事前に設定された冗長度に基づいてFEC方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算する手順と、
    パケットの伝送時間を計算する手順と、
    パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算する手順と、
    前記伝送時間、および、前記ジッタの平均値に基づいて、再送通信(ARQ)方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算する手順と、
    前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、冗長化通信(FEC)方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも大きければ、ARQ方式を選択する手順と、を含むことを特徴とする通信方法。
  8. 前記選択する手順では、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択する、請求項7に記載の通信方法。
  9. パケットの伝送時間を計算する手順と、
    パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算する手順と、
    受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス率を計算する手順と、
    前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、冗長化通信(FEC)方式において、要求される再生信号品質を実現できる冗長度を計算する手順と、
    前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、再送通信(ARQ)方式において、要求される再生信号品質を実現できる再送回数を計算する手順と、
    前記計算された冗長度に基づいて、FEC方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算する手順と、
    前記計算された再送回数に基づいて、ARQ方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算する手順と、
    前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、ARQ方式を選択する手順と、を含むことを特徴とする通信方法。
  10. 前記選択する手順では、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択する、請求項9に記載の通信方法。
  11. 事前に設定された冗長度に基づいて冗長化通信(FEC)方式を選択する場合のジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算する手順と、
    パケットの伝送時間を計算する手順と、
    パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算する手順と、
    前記伝送時間、および、前記ジッタの平均値に基づいて、再送通信(ARQ)方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算する手順と、
    前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも大きければ、ARQ方式を選択する手順と、を通信装置のコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。
  12. 前記選択する手順では、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択する、請求項11に記載の通信プログラム。
  13. パケットの伝送時間を計算する手順と、
    パケットの到着時間に基づいてジッタの平均値を計算する手順と、
    受信パケットのシーケンス番号に基づいてパケットロス率を計算する手順と、
    前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、冗長化通信(FEC)方式において、要求される再生信号品質を実現できる冗長度を計算する手順と、
    前記パケットロス率及び要求される再生信号品質に基づいて、再送通信(ARQ)方式において、要求される再生信号品質を実現できる再送回数を計算する手順と、
    前記計算された冗長度に基づいて、FEC方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第1の予測最大ジッタを計算する手順と、
    前記計算された再送回数に基づいて、ARQ方式を選択する場合に予測されるジッタの最大値を示す第2の予測最大ジッタを計算する手順と、
    前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、FEC方式を選択し、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタよりも小さければ、ARQ方式を選択する手順と、を通信装置のコンピュータに実行させることを特徴とする通信プログラム。
  14. 前記選択する手順では、FEC方式が選択される場合に増加する消費帯域が利用可能な帯域を超えている場合には、前記第1の予測最大ジッタが前記第2の予測最大ジッタより小さくても、ARQ方式を選択する、請求項13に記載の通信プログラム。
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