JP4839214B2 - プロファイル情報によって適応的に再生可能なデータ構造で記録された情報記録媒体、その再生方法及び装置 - Google Patents

Description

本発明は、ＡＶデータをインターラクティブモードで再生する装置、その再生方法及びその情報記録媒体に関する。

従来のＰＣ（パーソナルコンピュータ）を利用して、ＡＶ（オーディオ／ビデオ）データをインターラクティブモードで再生できるＤＶＤ（デジタルバーサタイルディスク）（以下“インターラクティブＤＶＤ”という）が販売されている。インターラクティブＤＶＤには、従来のＤＶＤビデオ規格によってＡＶデータが記録されている一方、インターラクティブ機能を支援するためのインターラクティブデータがさらに記録されている。インターラクティブＤＶＤに記録されたＡＶデータは、２つのモードでディスプレイされうる。一つは、一般ＤＶＤビデオと同じ方式でディスプレイされるビデオモードであり、他の一つは、ＡＶデータが再生されて得られるＡＶ画面が、インターラクティブデータが再生されて得られるインターラクティブ画面に埋め込まれてディスプレイされるインターラクティブモードである。例えば、ＡＶデータが映画タイトルである場合、ＡＶ画面には、映画が上映され、インターラクティブ画面には、映画の台本、あらすじ、出演俳優の写真など多様な付加情報が表示される。付加情報は、タイトル（ＡＶデータ）と同期されて表示されてもよい。例えば、特定俳優がＡＶ画面に現れ始めるとき、その俳優についての履歴情報の含まれたインターラクティブデータが再生されて表示される場合が挙げられる。

インターラクティブデータは、マークアップ言語で作成されるマークアップ文書、マークアップ文書の内部または別個のファイルとして作られて、マークアップ文書にリンクされるスクリプトコード、マークアップ文書にリンクされてマークアップ文書と共に再生されるオーディオファイル、アニメーションファイル、イメージファイルを指す。ユーザの多様な欲求を反映するために、インターラクティブモードでユーザインターフェースで多様な機能が追加され、したがって、インターラクティブモードを支援する再生装置が存在するとするとき、再生装置ごとに支援するインターラクティブデータの範囲が変わりうる。

本発明が解決しようとする課題は、支援するインターラクティブデータの範囲が異なる多様な再生装置に対して適応的に再生可能なデータ構造を有するインターラクティブデータが記録された情報記録媒体、その再生方法及び装置を提供することである。

本発明が解決しようとする他の目的は、互換性の高いデータ構造を有するインターラクティブデータが記録された情報記録媒体、その再生方法及び装置を提供することである。

前記目的は、本発明によって、ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために必要な、前記ＡＶデータから得られたＡＶ画面と共にディスプレイされて前記ＡＶ画面に関連した付加情報を提供するインターラクティブデータと、前記インターラクティブデータのバージョンを知らせるプロファイル情報と、を含むことを特徴とする情報記録媒体によって達成される。

前記インターラクティブデータは、インターラクティブモードが選択されたとき、最初に読み取られるスタートアップファイルを含み、前記プロファイル情報は、前記スタートアップファイルに記録されていることが望ましい。

前記プロファイル情報は、前記ＡＶデータをインターラクティブモードで再生する再生装置が再生可能なインターラクティブデータを選択するために参照されることが望ましい。

または、前記目的は、ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために、複数個のバージョンで製作された複数個のＥＮＡＶアプリケーションと、前記複数個のＥＮＡＶアプリケーションのうち何れか一つを選択するために参照されるプロファイル情報と、を含むことを特徴とする情報記録媒体によっても達成される。

前記プロファイル情報は、インターラクティブモードが選択されたとき、最初に読み取られるスタートアップファイルに対応するＥＮＡＶアプリケーションに含まれているローディング情報ファイルをリンクするエレメントを使用して記録されていることが望ましい。

前記ローディング情報ファイルは、対応するＥＮＡＶアプリケーションに属するＥＮＡＶファイルの位置情報を知らせることが望ましい。

一方、本発明の他の分野によれば、前記目的は、ＡＶデータをデコーディングするＡＶ再生エンジンと、支援可能なＥＮＡＶアプリケーションのバージョンを知らせるプレイヤプロファイル情報を有しており、前記ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために、前記プレイヤプロファイル情報を参照して選択されたＥＮＡＶアプリケーションを解釈して実行するＥＮＡＶエンジンとを含むことを特徴とする再生装置によっても達成される。

前記プレイヤプロファイル情報は、システムパラメータとして保存されていることが望ましい。

一方、本発明の他の分野によれば、前記目的は、ＡＶデータをインターラクティブモードで再生する方法において、インターラクティブデータのバージョンを知らせるプロファイル情報を読み込むステップと、読み込んだプロファイル情報を参照して再生装置が支援可能なバージョンで製作されたインターラクティブデータを選択して読み込むステップと、読み込んだインターラクティブデータを解釈して実行するステップとを含む再生方法によっても達成される。

前記プロファイル情報を読み込むステップは、インターラクティブモードが選択されたとき、最初に読み取られるスタートアップファイルを開けて前記プロファイル情報を読み込むステップを含むことが望ましい。

前記プロファイル情報を読み込むステップは、対応するＥＮＡＶアプリケーションに含まれているローディング情報ファイルをリンクするエレメントを使用して記録されている前記プロファイル情報をスタートアップファイルから読み込むステップを含むか、またはＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために、複数個のバージョンで製作された複数個のＥＮＡＶアプリケーションのバージョンをそれぞれ知らせるプロファイル情報を読み込むステップを含むことが望ましい。

前記インターラクティブデータを選択して読み込むステップは、再生装置が支援可能なＥＮＡＶアプリケーションのバージョンは、システムパラメータとして保存されているプレイヤプロファイル情報から読み込むステップを含むか、または対応するＥＮＡＶアプリケーションに属するＥＮＡＶファイルの位置情報を知らせる前記ローディング情報ファイルを参照して、前記ＥＮＡＶアプリケーションに属するＥＮＡＶファイルを読み込むステップを含むことが望ましい。

本発明の付加的な特徴及び／または利点は、次の詳細な説明で説明され、詳細な説明から明確になり、実行によって理解されるであろう。

本発明の実施形態について、添付された図面に示された実施形態によって詳細に参照され、明細書で類似した参照番号は、類似した構成要素を表す。以下、添付された図面を参照して、本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。本明細書で、「インターラクティブデータ」は、インターラクティブモードを支援するために記録されたデータであって、マークアップ言語及び／またはスクリプトコードで記録されたマークアップ文書、マークアップ文書にリンクされるか、または別個に設けられるスクリプトコードファイル、プログラムファイル、マークアップ文書にリンクされて、共にディスプレイされるためのリソースファイルとしてオーディオファイル、アニメーションファイル、イメージファイルを網羅する意味として使われる。すなわち、インターラクティブデータは、ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために必要なアプリケーションプログラムの役割を行うと同時に、ＡＶデータと共に提供される付加コンテンツの役割を行う。

図１は、本発明の望ましい実施形態による再生システムの概要図である。図１を参照するに、再生システムは、本実施形態によってインターラクティブモードを支援する情報記録媒体であるＥＮＡＶ（エンハンストＡＶ）ディスク１００、再生装置２００、本実施形態によるディスプレイ装置３００、ユーザ入力装置コントローラ４００を備える。コントローラ４００は、ユーザの制御命令を入力されて再生装置２００に伝達する。再生装置２００は、ＥＮＡＶディスク１００に記録されたＡＶデータをインターラクティブモードで再生する。ディスプレイ装置３００は、ＴＶであり、コントローラ４００は、リモートコントローラでありうる。

再生装置２００に備えられたＤＶＤドライブにＥＮＡＶディスク１００がロードされ、ユーザがインターラクティブモードを選択すれば、再生装置２００は、ＥＮＡＶディスク１００をインターラクティブモードで再生してディスプレイ装置３００に伝達する。ディスプレイ装置３００には、再生されたＡＶデータによるＡＶ画面がインターラクティブアプリケーションから得られたインターラクティブ画面と共に表示される。

「インターラクティブモード」は、ＡＶ画面をインターラクティブアプリケーションであるマークアップ文書に定義された表示ウィンドウにディスプレイする方式、すなわち、インターラクティブ画面にＡＶ画面を埋め込んでディスプレイする方式を称す。ここで、ＡＶ画面は、ＥＮＡＶディスク１００に記録されたＤＶＤビデオデータが再生装置２００によって再生されてディスプレイ装置３００に表示される画面を指し、インターラクティブ画面は、ＥＮＡＶディスク１００に記録されたインターラクティブアプリケーションが再生装置２００によって解釈されて実行されてディスプレイ装置３００に表示される画面を指す。

一方、「ビデオモード」は、ＡＶデータを従来のＤＶＤビデオに定義されたところによって再生する方式、すなわち、該ＡＶデータを再生して得られたＡＶ画面のみをディスプレイする方式を称す。本実施形態で、再生装置２００は、インターラクティブモードとビデオモードとを何れも支援する。さらに、本実施形態で再生装置２００は、ネットワークからまたはインターネット接続からＡＶデータ及び／またはインターラクティブデータを取り込める。

特に、再生装置２００は、システムパラメータ（ＳＰＲＭ）が設定されているシステムパラメータテーブルを有しており、システムパラメータテーブルは、本発明によってプレイヤプロファイル情報を有している。プレイヤプロファイル情報は、再生装置２００が支援するインターラクティブデータの範囲を知らせる。言い換えれば、プレイヤプロファイル情報は、再生装置２００が支援するインターラクティブデータのバージョン情報と同じである。インターラクティブデータのバージョンとは、ＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語のＤＴＤ（ドキュメントタイプデフィニション）のバージョンであるか、またはＥＮＡＶファイルの製作に使われたプログラム言語のバージョンであるか、さらに広く、一つのＥＮＡＶアプリケーションを具現するために使われた言語のバージョンであるか、マークアップ文書にリンクされる色々なリソースファイルの制約条件を規定した規格のバージョンを称しても良い。

ＥＮＡＶディスク１００にも同様に、保存されているインターラクティブデータのバージョンを知らせるプロファイル情報が記録されている。プロファイル情報の意味は、プレイヤプロファイル情報と同じであるが、ＥＮＡＶディスク１００に記録されて対応するインターラクティブデータを知らせる点が異なる。

本発明によって再生装置２００は、インターラクティブモードが選択されれば、ＥＮＡＶディスク１００に本発明によって記録されたプロファイル情報を読み込んで、システムパラメータとして自身が有しているプレイヤプロファイル情報と比較し、その結果によって選択されたインターラクティブデータを使用して再生する。

図２は、本発明によるＥＮＡＶディスク１００の実施形態である。図２を参照するに、ＥＮＡＶディスク１００には、インターラクティブデータがプロファイル情報に対応するように記録されている。すなわち、プロファイル情報＃１に対応するインターラクティブデータ＃１が記録されており、プロファイル情報＃２に対応するインターラクティブデータ＃２が存在し、プロファイル情報＃ｎに対応するインターラクティブデータ＃ｎが存在する（ここで、ｎは、整数）。

プロファイル情報＃１，２，．．．，ｎは、インターラクティブデータ＃１，２，．．．，ｎと別個に記録されて、インターラクティブデータ＃１，２，．．．，ｎとリンクされているか、またはインターラクティブデータ＃１，２，．．．，ｎの一部として含まれて存在しうる。

再生装置２００に記録されたプレイヤプロファイル情報がプロファイル情報＃２であれば、プロファイル＃２によるインターラクティブデータ＃２はもとより、プロファイル情報＃１によるインターラクティブデータ＃１まで再生可能であるということを意味する。同様に、再生装置２００に記録されたプレイヤプロファイル情報がプロファイル＃ｎであれば、再生装置２００は、インターラクティブデータ＃１、２，．．．，ｎのうち何れも支援するということを意味する。

したがって、再生装置２００は、プレイヤプロファイル情報が＃１であれば、インターラクティブデータ＃１を呼び出して再生するが、プレイヤプロファイル情報が＃２であれば、インターラクティブデータ＃２とインターラクティブデータ＃１とを選択的に再生できる。インターラクティブデータ＃２をデフォルトとして再生するように設定できるということは当然である。

図３は、本発明の一実施形態によるＥＮＡＶディスク１００のボリュームスペースを示す図である。図３を参照するに、ディスク１００のボリュームスペースには、ボリューム及びファイルについての情報が記録されたボリューム＆ファイルストラクチャー領域、ＡＶデータがＤＶＤビデオフォーマットで記録された、すなわち、ビデオタイトルがＤＶＤビデオデータ領域、インターラクティブモードを支援するためのＥＮＡＶファイルが記録されたＥＮＡＶファイル領域が存在する。

多様な情報がＥＮＡＶディスクに記録される。例えば、ＤＶＤビデオデータ領域には、ディスク１００に記録されたビデオタイトル全体についての再生制御情報が含まれたＶＩＤＥＯ＿ＴＳ.ＩＦＯ及び第一のビデオタイトルについての再生制御情報が含まれたＶＴＳ＿０１＿０.ＩＦＯが記録されており、次いで、ビデオタイトルを構成するＡＶデータであるＶＴＳ＿０１＿０.ＶＯＢ，ＶＴＳ＿０１＿１.ＶＯＢ，．．．が記録されている。ＶＴＳ＿０１＿０.ＶＯＢ，ＶＴＳ＿０１＿１.ＶＯＢ，．．．は、ビデオタイトル、すなわち、ビデオオブジェクト（Ｖｉｄｅｏ ＯＢｊｅｃｔ：ＶＯＢ）である。各ＶＯＢには、ナビゲーションパック、ビデオパック、及びオーディオパックがパッキングされたＶＯＢＵ（ＶＯＢ Ｕｎｉｔ）が含まれている。さらに詳細な構成は、ＤＶＤビデオ標準案「ＤＶＤ−Ｖｉｄｅｏ ｆｏｒ Ｒｅａｄ Ｏｎｌｙ Ｍｅｍｏｒｙ Ｄｉｓｃ １.０」に開示されている。

ＥＮＡＶファイル領域には、複数個のＥＮＡＶファイルで構成されたＥＮＡＶアプリケーションが保存されている。すなわち、ＥＮＡＶファイルとして、インターラクティブモードが選択されたとき、初めに読み取られるスタートアップファイル、選択されたビデオタイトルに対応するマークアップ文書が記録されている。このように、本実施形態において、インターラクティブデータは、複数個のＥＮＡＶファイルで記録されている。ＥＮＡＶファイルは、前述したように、マークアップ文書、スクリプトコードファイル、プログラムファイル、マークアップ文書のスタイルを指定するためのスタイルシート、マークアップ文書にリンクされて共にディスプレイされるためのリソースファイルとしてオーディオファイル、アニメーションファイル、イメージファイルを意味する。

図４は、本発明の一実施形態によるＥＮＡＶディスク１００のディレクトリ構造図である。図４を参照するに、ルートディレクトリには、ＤＶＤビデオディレクトリＶＩＤＥＯ＿ＴＳが存在し、インターラクティブモードを支援するためのＥＮＡＶデータが記録されたＥＮＡＶディレクトリＤＶＤ＿ＥＮＡＶが設けられている。

ＶＩＤＥＯ＿ＴＳには、図２を参照して説明したデータ、すなわち、ＶＩＤＥＯ＿ＴＳ.ＩＦＯ、ＶＴＳ＿０１＿０.ＩＦＯ、ＶＴＳ＿０１＿０.ＶＯＢ、ＶＴＳ＿０１＿１.ＶＯＢなどが保存されている。ＤＶＤ＿ＥＮＡＶには、図２を参照して説明したデータ、すなわち、スタートアップファイルＳＴＡＲＴＵＰ.ＭＬＳ、その他のＥＮＡＶファイルが保存されている。

図５は、本発明の一実施形態によるＥＮＡＶディスク１００に記録されたＡＶデータとＥＮＡＶファイルとの関係を示す図である。図５を参照するに、シームレス再生が保証されるＡＶデータに対して、それぞれＥＮＡＶアプリケーションが対応している。一つのＥＮＡＶアプリケーションは、複数個のＥＮＡＶファイルの集合である。ＡＶデータのシームレス再生を保証するためには、対応するＥＮＡＶアプリケーションを、そのＡＶデータをインターラクティブモードで再生する以前にあらかじめバッファリングしておくことが望ましい。すなわち、ＡＶデータに対応するＥＮＡＶアプリケーションは、ＡＶデータをインターラクティブモードで再生する前にバッファリングされる。

各ＥＮＡＶアプリケーションには、一つのローディング情報ファイルが含まれている。ローディング情報ファイルには、対応するＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために必要なＥＮＡＶファイルの位置情報が記録されている。必要なＥＮＡＶファイルの位置情報は、対応するＥＮＡＶアプリケーションがランチングされる前にバッファリングされねばならないＥＮＡＶファイルについての位置情報、すなわち、プリロードされねばならないＥＮＡＶファイルの位置情報を含む。

プリロードは、各ＥＮＡＶアプリケーションごとに行われるので、シームレス再生は、各ＥＮＡＶアプリケーションに対応するＡＶデータに対して保証される。これにより、コンテンツ製作者は、一つのＥＮＡＶアプリケーションがビデオタイトル１ボリューム、ビデオタイトル１チャプターに該当するように製作してシームレス再生を保証することがユーザインターフェース側面で望ましい。

一方、プリロードに対応して、ポストロードは、対応するＥＮＡＶアプリケーションがランチングされた以後に所定ＥＮＡＶファイルをバッファリングすることを称す。一つのＥＮＡＶアプリケーションには、ポストロードせねばならないＥＮＡＶファイルが必ずしも存在しない。ポストロードが必要な場合、ローディング情報ファイルには、ポストロードするために必要なポストロード情報、すなわち、ポストロードされねばならないＥＮＡＶファイルの位置情報が記録される。

図６は、本発明の一実施形態による再生装置２００のブロック図である。図６を参照するに、本実施形態による再生装置２００は、リーダ１、ＡＶ再生エンジン２及びＥＮＡＶエンジン３を備える。

リーダ１は、ＥＮＡＶエンジン３からの制御信号によってＤＶＤ
１００からＡＶデータ、すなわち、本実施形態でのＤＶＤビデオデータ及びＥＮＡＶファイルを読み出す。

ＡＶ再生エンジン２は、リーダ２が読み込んだＡＶデータを再生する。本実施形態において、ＡＶデータは、ＤＶＤビデオデータで記録されているので、本実施形態において、ＡＶ再生エンジン２は、ＤＶＤビデオデータを再生するＤＶＤビデオ再生エンジンとして具現される。ＡＶ再生エンジン２は、ＡＰＩ（アプリケーションプログラムインターフェース）を通じてＥＮＡＶエンジン３とコミュニケーションする。例えば、ＥＮＡＶエンジン３からの要求に応答してＡＶ再生エンジン２の動作状態を知らせる属性をＥＮＡＶエンジン３に知らせ、トリガーをＥＮＡＶエンジン３に送る。トリガーとは、例えば、インターラクティブモードでスターウォーズが上映されるとき、ＡＶ画面に戦闘場面が表示されれば、対応するクイズをインターラクティブ画面に表示する場合、戦闘場面が表示される時点を前後してＥＮＡＶエンジン３にそれを知らせることを指す。

ＥＮＡＶエンジン３は、ＥＮＡＶファイルを再生する。特に、本実施形態において、ＥＮＡＶエンジン３は、インターラクティブモードでＥＮＡＶディスク１００に記録されたＤＶＤビデオデータをインターラクティブモードで再生するために、ＥＮＡＶファイルの一つであるマークアップ文書を検証し、解釈して実行する。また、ＥＮＡＶエンジン３は、再生されたＤＶＤビデオストリームと解釈されたマークアップ文書とを結合してディスプレイ装置３００に出力する。これにより、ディスプレイ装置３００には、ＡＶ画面が埋め込まれたインターラクティブ画面が表示される。一方、ＥＮＡＶエンジン３は、多様なプラグインを含みうる。プラグインは、マークアップ文書に含まれるか、またはマークアップ文書にリンクされた多様なフォーマットのファイルを開けるようにする。例えば、ウィンドウメディアプレイヤ用ＡＶデータを再生するために、ＥＮＡＶエンジン３は、ウィンドウメディアプレイヤを呼び出せる。また、ＥＮＡＶエンジン３は、ネットワークに接続してＥＮＡＶファイルなど必要な情報を取り込める。

特に、ＥＮＡＶエンジン３は、本実施形態によって、スタートアップファイルに記録されたプロファイル情報を読み込んだ後、システムパラメータテーブルに記録されているプレイヤプロファイル情報と比較し、その結果によって、対応するローディング情報ファイルを選択する。ローディング情報ファイルには、シームレス再生のためにあらかじめまたは再生中にバッファリングして置かねばならないＥＮＡＶファイルのリストが記録されている。ＥＮＡＶエンジン３は、選択されたローディング情報ファイルによるＥＮＡＶファイルをＥＮＡＶエンジン３に備えられたバッファ（図示せず）にバッファリングした後、そのうち初期ファイルから解釈して実行する。

図７は、本発明の一実施形態によるスタートアップファイルＳＴＡＲＴＵＰ.ＭＬＳを示す図である。図７を参照するに、マークアップ言語を使用して作成されたマークアップ文書のスタートアップファイルＳＴＡＲＴＵＰ.ＭＬＳは、二つのエレメントを含む。一つは“ｗａｌｌｅｄｇａｒｄｅｎ”エレメントであり、他の一つは“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントである。

“ｗａｌｌｅｄｇａｒｄｅｎ”エレメントは、インサートされたＥＮＡＶディスク１００を通じて接続可能なネットワークの領域やパレンタルレベルによって接近可能なファイルの目録を羅列した“ｗａｌｌｅｄ ｇａｒｄｅｎ”リストファイルをリンクしている。但し、“ｗａｌｌｅｄ ｇａｒｄｅｎ”エレメントは、必ずしもスタートアップファイルに記録されていなくても良い。

“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントは、インターラクティブモードで再生するために必要なＥＮＡＶファイルの集合であるＥＮＡＶアプリケーションをローディングするために、すなわち、ＥＮＡＶアプリケーションに属するＥＮＡＶファイルの位置情報を知らせるローディング情報ファイルをリンクしている。本実施形態では、“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントに含まれた“ｃｏｎｄｉｔｉｏｎ”エレメントを使用することによって、複数個のＥＮＡＶアプリケーションのうち一つを選択するための条件情報が記録される。さらに詳細には、ＥＮＡＶアプリケーションを選択するための条件情報は、“ｃｏｎｄｉｔｉｏｎ”エレメント内に記録される“ｎａｍｅ”及び“ｖａｌｕｅ”属性を使用して記録される。

本実施形態によるスタートアップファイルには、二つの“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントが存在する。Ａは、第一の“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントが記録された部分を指し、Ｂは、第二の“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントが記録された部分を指す。第一の“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントによって参照されるＥＮＡＶアプリケーションは、該“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントに含まれた“ｃｏｎｄｉｔｉｏｎ”エレメントの属性である“ｎａｍｅ”及び“ｖａｌｕｅ”の属性値がそれぞれ“ｐｒｏｆｉｌｅ”及び“０１”と記録されることによって、該ＥＮＡＶアプリケーションに含まれたＥＮＡＶファイルのプロファイル情報が“０１”であるということを表し、第二の“ｌｏａｄｉｎｇｉｎｆｏ”エレメントによって参照されるＥＮＡＶアプリケーションを構成するＥＮＡＶファイルのバージョン情報は、“００”であることを表している。例えば、プロファイル情報“００”は、基本ＥＮＡＶアプリケーションの規格であって、ＤＶＤ−ＭＬ１.０に該当するマークアップ文書及びそのマークアップ文書にリンクされたリソースファイルとしてＪＰＥＧ、ＰＮＧを含むならば、プロファイル情報“０１”は、さらに拡張された規格でプロファイル情報“００”の内容に追加してフラッシュ、ＪＡＶＡ（登録商標）言語などを使用して製作されたマークアップ文書またはリソースファイルまで含む拡張規格でありうる。

従来の再生装置は、複数個のＥＮＡＶアプリケーションのうち一つを最初実行させねばならない分岐点で、ＥＮＡＶファイルの制限条件を規定しておいた規格は、一つであるので、すなわち、全てのＥＮＡＶアプリケーションは、同じ制限条件で製作された。すなわち、本発明によるプロファイル情報の観点では、一つのプロファイル情報のみを有するので、プロファイル情報によってＥＮＡＶアプリケーションを選択する必要性が存在しなかった。しかし、本発明では、今後の多様なリソースファイルの追加、削除などを規定している規格のバージョンアップを考慮して、プロファイル情報を記録させてスタートアップファイルに含ませ、情報記録媒体の製作時に複数のバージョンで製作されたコンテンツを製作可能にした。

図８は、本発明の一実施形態によるプレイヤプロファイル情報が記録されたシステムパラメータテーブルを示す。図８を参照するに、本実施形態によるシステムパラメータテーブルは、再生装置２００に保存されているものであって、互換性を考慮してシステムパラメータ０ないし２０は、ＤＶＤビデオ規格に定義されているシステムパラメータ（ＳＰＲＭｓ：Ｓｙｓｔｅｍ Ｐａｒａｍｅｔｅｒｓ）によるシステムパラメータテーブルに、本発明によるプレイヤプロファイル情報が追加されている形態で具現された。システムパラメータは、２バイトの固定された長さを有する値が保存され、各パラメータは、１６ビットの整数値を有する。特に、システムパラメータＳＰＲＭ １１からＳＰＲＭ ２１までは、再生装置用パラメータと呼ぶ。再生装置用パラメータは、読み取り属性のみを有する。ＳＰＲＭ ０からＳＰＲＭ ２０についての詳細な説明は、ＤＶＤビデオ規格に記載されており、本発明と直接的な関連性が低いので、本明細書では、その説明を省略する。

システムパラメータテーブルのうちシステムパラメータ２１〜２４は、保留されている部分であって、本発明によるプレイヤプロファイル情報は、システムパラメータ２１にＰｌａｙｅｒ Ｐｒｏｆｉｌｅ Ｃｏｄｅで記録されている。本実施形態で、ＳＰＲＭ ２１は、読み取り属性のみを有するように記録される。

図９は、図８のシステムパラメータとして記録されたプレイヤプロファイル情報のデータ構造図である。図９を参照するに、本発明によるプレイヤプロファイル情報は、ＳＰＲＭ ２１に割当てられた２バイトのうち２ビットで記録される。したがって、残りの１４ビットは、保留されて他の情報が記録されうる。

ＳＰＲＭ ２１は、基本値として００ｂを有する。００ｂは、インターラクティブデータがさらに記録されているＤＶＤビデオの基本規格によるプレイヤプロファイル情報を意味する。例えば、プレイヤプロファイル情報の拡張バージョンは、０１ｂ、１０ｂ、１１ｂのように定めうる。

基本プレイヤプロファイル情報（例：“００ｂ”）がアップグレードされた後、新たなバージョン（例：“０１ｂ”）のインターラクティブデータと下位互換性のために、以前バージョンのインターラクティブデータが共に記録されたＥＮＡＶ ＤＶＤが製作されたならば、新たなバージョン“０１ｂ”を支援する再生装置は、ＳＰＲＭ ２１に記録されたプロファイル情報“０１ｂ”を参照して、図７のスタートアップファイルで新たなバージョンによって記録されたＥＮＡＶアプリケーションの位置情報を知らせるローディング情報ファイル“Ｌｏａｄｉｎｇ Ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ１.ｌｄｉ”を選択して再生する。しかし、以前バージョン“００ｂ”を支援する再生装置によって再生される場合には、再生装置のＳＰＲＭ ２１に記録されたバージョン情報“００ｂ”に合致するように、図７のスタートアップファイルで以前バージョン“００ｂ”に対応するＥＮＡＶアプリケーションの位置情報を知らせるローディング情報ファイル“ＬｏａｄｉｎｇＩｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ２.ｌｄｉ”を選択して再生する。

前記のような構成を基礎として本発明による再生方法を説明すれば、次の通りである。

図１０は、本発明の一実施形態による再生方法を説明するためのフローチャートである。図１０を参照するに、ＥＮＡＶディスク１００が再生装置２００にローディングされれば、再生装置２００は、ＤＶＤ＿ＥＮＡＶディレクトリに保存されているスタートアップファイルをチェックすることによって、インサートされたディスクがＥＮＡＶＤＶＤ１００であるか否かを判断する（ステップ１００１）。再生装置２００は、スタートアップファイルを発見できなければ、インサートされたディスクを従来のＤＶＤビデオディスクと判断し（ステップ１００２）、ビデオモードで再生するか（ステップ１００３）、または他のディスクである場合、再生できなくなる。

再生装置２００は、スタートアップファイルを発見すれば、インサートされたディスクがＥＮＡＶディスク１００であるということを認識し（ステップ１００１）、ユーザがビデオモードを選択すれば、ビデオモードで再生する（ステップ１００３）。ユーザがインターラクティブモードを選択すれば（ステップ１００４）、再生装置２００は、スタートアップファイルを読み込み（ステップ１００５）、スタートアップファイルに記録されたプロファイル情報を読み込んで、システムパラメータテーブルに記録されたプレイヤプロファイル情報に合致するローディング情報ファイルを読み込む（ステップ１００６）。読み込んだローディング情報ファイルにリストされたＥＮＡＶファイルをバッファリングし（ステップ１００７）、初期ファイルから解釈し、実行して選択されたＡＶデータをインターラクティブモードで再生する（ステップ１００８）。

一方、前述した再生方法は、コンピュータプログラムで作成可能である。前記プログラムを構成するコード及びコードセグメントは、当分野のコンピュータプログラマーによって容易に推論されうる。また、前記プログラムは、コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体に保存され、コンピュータによって読み取られ、かつ実行されることによって、前記再生方法を具現する。前記情報記録媒体は、磁気記録媒体、光記録媒体、及びキャリヤウェーブ媒体を含む。

本発明の実施形態が示されて説明されたが、当業者は、請求範囲及びその均等範囲として定義される本発明の原理及び意図から外れずに、これら実施形態に変形がなされうるということが分かるであろう。

本発明によれば、支援するインターラクティブデータの範囲が異なる多様な再生装置に対して、適応的に再生可能なデータ構造を有するインターラクティブデータが記録された情報記録媒体、その再生方法及び装置が提供される。さらに、互換性の高いデータ構造を有するインターラクティブデータが記録された情報記録媒体を製作でき、ユーザもさらに広い選択の幅を有しうる。

本発明の一実施形態による再生システムの概要図である。 本発明の一実施形態によるＥＮＡＶディスクの実施形態を示す図である。 本発明の一実施形態によるＥＮＡＶディスクのボリュームスペースの概略図である。 本発明の一実施形態によるＥＮＡＶディスクのディレクトリ構造図である。 本発明の一実施形態によるＥＮＡＶディスクに記録されたＡＶデータとＥＮＡＶファイルとの関係図である。 本発明の一実施形態による再生装置のブロック図である。 本発明の一実施形態によるスタートアップファイルＳＴＡＲＴＵＰ.ＭＬＳの例を示す図である。 本発明の一実施形態によるプロファイル情報が記録されたシステムパラメータテーブルである。 図８のシステムパラメータとして記録されたプロファイル情報のデータ構造図である。 本発明の一実施形態による再生方法を説明するためのフローチャートである。

Claims (44)

1. ＡＶデータをインターラクティブモードで再生する方法において、
   （ａ）インターラクティブデータのバージョンを示すプロファイル情報を読み込むステップと、
   （ｂ）読み込んだプロファイル情報を参照して再生装置が支援可能なバージョンで製作されたインターラクティブデータを選択して読み込むステップと、
   （ｃ）読み込んだインターラクティブデータを解釈して実行するステップとを含み、
   インターラクティブデータのバージョンは、インターラクティブデータを構成するＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語またはプログラム言語のバージョンである、
   再生方法。
2. 前記インターラクティブデータのバージョンを知らせるプロファイル情報を読み込むステップは、
   インターラクティブモードが選択されたとき、最初に読み取られるスタートアップファイルを開けて前記プロファイル情報を読み込むステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の再生方法。
3. 前記インターラクティブデータのバージョンを知らせるプロファイル情報を読み込むステップは、
   対応するＥＮＡＶアプリケーションに含まれているローディング情報ファイルをリンクするエレメントを使用して記録されている前記プロファイル情報をスタートアップファイルから読み込むステップを含むことを特徴とする請求項２に記載の再生方法。
4. 前記インターラクティブデータのバージョンを知らせるプロファイル情報を読み込むステップは、
   ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために、複数個のバージョンで製作された複数個のＥＮＡＶアプリケーションのバージョンをそれぞれ知らせるプロファイル情報を読み込むステップを含むことを特徴とする請求項１に記載の再生方法。
5. 前記インターラクティブデータを選択して読み込むステップは、
   再生装置の支援可能なＥＮＡＶアプリケーションのバージョンは、システムパラメータとして保存されているプレイヤプロファイル情報から読み取るステップを含むことを特徴とする請求項３に記載の再生方法。
6. 前記インターラクティブデータを選択して読み込むステップは、
   対応するＥＮＡＶアプリケーションに属するＥＮＡＶファイルの位置情報を知らせる前記ローディング情報ファイルを参照して、前記ＥＮＡＶアプリケーションに属するＥＮＡＶファイルを読み込むステップを含むことを特徴とする請求項３に記載の再生方法。
7. ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために必要な、前記ＡＶデータから得られたＡＶ画面と共にディスプレイされて、前記ＡＶ画面に関連した付加情報を提供するインターラクティブデータと、
   前記インターラクティブデータのバージョンを知らせるプロファイル情報と、を含み、
   前記インターラクティブデータのバージョンは、インターラクティブデータを構成するＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語またはプログラム言語のバージョンである、
   ことを特徴とする情報記録媒体。
8. 前記インターラクティブデータは、インターラクティブモードが選択された時に最初に読み取られるスタートアップファイルを含み、
   前記プロファイル情報は、前記スタートアップファイルに記録されていることを特徴とする請求項７に記載の情報記録媒体。
9. 前記プロファイル情報は、前記ＡＶデータをインターラクティブモードで再生する再生装置が再生可能なインターラクティブデータを選択するために参照されることを特徴とする請求項７に記載の情報記録媒体。
10. ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために、複数個のバージョンで製作された複数個のＥＮＡＶアプリケーションと、
    前記複数個のＥＮＡＶアプリケーションのうち何れか一つを選択するために参照されるプロファイル情報とを含み、
    前記プロファイル情報はインターラクティブデータのバージョンを示し、インターラクティブデータのバージョンは、インターラクティブデータを構成するＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語またはプログラム言語のバージョンである
    ことを特徴とする情報記録媒体。
11. 前記プロファイル情報は、インターラクティブモードが選択されたとき、最初に読み取られるスタートアップファイルに記録されていることを特徴とする請求項１０に記載の情報記録媒体。
12. 前記プロファイル情報は、対応するＥＮＡＶアプリケーションに含まれているローディング情報ファイルをリンクするエレメントを使用して記録されていることを特徴とする請求項１０に記載の情報記録媒体。
13. 前記ローディング情報ファイルは、対応するＥＮＡＶアプリケーションに属するＥＮＡＶファイルの位置情報を知らせることを特徴とする請求項１０に記載の情報記録媒体。
14. ＡＶデータをインターラクティブモードで再生する方法において、
    ＥＮＡＶ情報記録媒体に保存されたインターラクティブデータのバージョンを決定するために、前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に記録されたプロファイル情報を読み込むステップと、
    前記再生装置が支援可能なインターラクティブデータの範囲を表すシステムパラメータとしてのプレイヤプロファイル情報と前記読み込んだプロファイル情報とを比較するステップと、
    前記比較結果によって、再生装置が支援可能な複数のバージョンで製作された前記インターラクティブデータを利用して、前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に保存されたＡＶデータを再生するステップとを含み、
    前記プロファイル情報はインターラクティブデータのバージョンを示し、インターラクティブデータのバージョンは、インターラクティブデータを構成するＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語またはプログラム言語のバージョンである
    ことを特徴とする再生方法。
15. 前記比較されたプレイヤプロファイル情報が特定インターラクティブデータに対応する前記プロファイル情報と同じであるとき、あらかじめ記録されているインターラクティブデータが選択的に再生されることを特徴とする請求項１４に記載の再生方法。
16. 複数のＥＮＡＶファイルを有するＥＮＡＶアプリケーションを前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に保存するステップをさらに含み、
    前記複数のＥＮＡＶファイルは、少なくとも前記インターラクティブモードの間に最初に読み取られるスタートアップファイル及び前記選択されたインターラクティブデータに対応するマークアップ文書を含むことを特徴とする請求項１４に記載の再生方法。
17. 前記ＥＮＡＶファイルのうち一つは、ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するための前記ＥＮＡＶアプリケーションのそれぞれ対応するＥＮＡＶファイルについての位置情報を有するローディング情報ファイルであることを特徴とする請求項１６に記載の再生方法。
18. 前記比較結果によって、前記ローディング情報ファイルを選択し、前記選択されたローディング情報ファイルによって前記ＥＮＡＶファイルをバッファリングするステップをさらに含むことを特徴とする請求項１７に記載の再生方法。
19. 条件情報によって複数のＥＮＡＶアプリケーションのうち一つを選択するための前記ローディング情報ファイルで条件エレメントを設定するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１８に記載の再生方法。
20. 前記インターラクティブデータは、プロファイル情報に合致する前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項１４に記載の再生方法。
21. 前記プロファイル情報は、対応するインターラクティブデータから別個に記録され、前記プロファイル情報及び前記対応するインターラクティブデータそれぞれは、前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に記録されていることを特徴とする請求項２０に記載の再生方法。
22. 前記プロファイル情報は、対応するインターラクティブデータと統合されていることを特徴とする請求項２０に記載の再生方法。
23. 複数のＥＮＡＶファイルとして前記インターラクティブデータを記録するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１４に記載の再生方法。
24. 対応するＥＮＡＶアプリケーションのＡＶデータをインターラクティブモードで再生する前に、前記対応するＥＮＡＶアプリケーションをバッファリングしてＡＶデータをシームレス再生するステップをさらに含むことを特徴とする請求項２３に記載の再生方法。
25. 前記対応するＥＮＡＶアプリケーションがバッファリングされた後に所定のＥＮＡＶファイルをバッファリングするステップをさらに含み、前記所定のＥＮＡＶファイルについての位置情報は、ローディング情報ファイルに記録されることを特徴とする請求項２４に記載の再生方法。
26. 前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に記録されたインターラクティブデータがディスプレイされるように前記インターラクティブモードを選択するステップをさらに含むことを特徴とする請求項１４に記載の再生方法。
27. 前記ＥＮＡＶユニットは、再生されるＡＶデータと解釈されたマークアップ文書とを結合し、その結果をインターラクティブモードでディスプレイ装置に出力することを特徴とする請求項１４に記載の再生方法。
28. 再生装置によってＡＶデータをインターラクティブモードでシームレス再生させるデータを保存するＥＮＡＶ情報記録媒体において、
    前記ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するための少なくとも一つのインターラクティブデータファイルと、
    前記再生装置によって前記インターラクティブデータを再生させるそれぞれのインターラクティブデータファイルに対応するプロファイル情報と、を含み、
    前記インターラクティブデータファイルに対応する前記プロファイル情報が、前記再生装置のプレイヤプロファイル情報と同じであるとき、前記ＥＮＡＶ情報記録媒体にあらかじめ記録されたインターラクティブデータが選択的に再生され、
    前記プロファイル情報はインターラクティブデータのバージョンを示し、インターラクティブデータのバージョンは、インターラクティブデータを構成するＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語またはプログラム言語のバージョンである
    ことを特徴とする情報記録媒体。
29. 前記プロファイル情報ファイルは、前記対応するインターラクティブデータファイルから前記ＥＮＡＶ情報記録媒体の別個の位置に記録されていることを特徴とする請求項２８に記載の情報記録媒体。
30. 前記それぞれのファイルが前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に互いに別個に位置しないように、前記プロファイル情報ファイルは、対応するインターラクティブデータと統合されていることを特徴とする請求項２８に記載の情報記録媒体。
31. 前記インターラクティブデータファイルは、前記インターラクティブモードが選択されるとき、最初に読み取られるスタートアップファイルをさらに含み、前記インターラクティブデータファイルに対応する前記プロファイル情報ファイルは、前記スタートアップファイルに記録されていることを特徴とする請求項３０に記載の情報記録媒体。
32. ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するためにコンピュータで読み取り可能な情報記録媒体に保存されたコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータプログラムは、
    前記コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体に保存されるインターラクティブデータのバージョンを決定するために、前記コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体に記録されたプロファイル情報を読み込むステップと、
    前記再生装置が支援可能な複数のインターラクティブデータの範囲を表すシステムパラメータとしてのプレイヤプロファイル情報と前記読み込んだプロファイル情報とを比較するステップと、
    前記比較結果によって、再生装置が支援可能な前記インターラクティブデータを利用して、前記コンピュータで読み取り可能な情報記録媒体に保存されたＡＶデータをインターラクティブモードで再生するステップとを含み、
    前記プロファイル情報はインターラクティブデータのバージョンを示し、インターラクティブデータのバージョンは、インターラクティブデータを構成するＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語またはプログラム言語のバージョンである
    ことを特徴とするコンピュータプログラム。
33. ＡＶデータをインターラクティブモードで再生する再生装置において、
    ＡＶデータをデコーディングするＡＶ再生エンジンと、
    支援可能なＥＮＡＶアプリケーションのバージョンを知らせるプレイヤプロファイル情報を有しており、前記ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために、前記プレイヤプロファイル情報を参照して複数のＥＮＡＶアプリケーションから選択されたＥＮＡＶアプリケーションを解釈して実行するＥＮＡＶエンジンとを含み、
    インターラクティブデータのバージョンは、インターラクティブデータを構成するＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語またはプログラム言語のバージョンである、
    ことを特徴とする再生装置。
34. 前記プレイヤプロファイル情報は、システムパラメータとして保存されていることを特徴とする請求項３３に記載の再生装置。
35. 情報記録媒体から前記ＥＮＡＶアプリケーションを読み込むリーダをさらに備え、
    前記ＥＮＡＶエンジンは、前記プレイヤプロファイル情報と、インターラクティブモードが選択されたとき、最初に読み取られるスタートアップファイルに記録されている、前記ＥＮＡＶアプリケーションのバージョンを知らせるプロファイル情報を参照して前記ＥＮＡＶアプリケーションを選択することを特徴とする請求項３３に記載の再生装置。
36. 前記情報記録媒体には、
    複数個のバージョンで製作された複数個のＥＮＡＶアプリケーションと、前記それぞれのＥＮＡＶアプリケーションのプロファイル情報とが記録されており、
    前記ＥＮＡＶエンジンは、
    前記プロファイル情報を参照して、前記複数個のＥＮＡＶアプリケーションのうち何れか一つを選択することを特徴とする請求項３３に記載の再生装置。
37. 前記ＥＮＡＶエンジンは、
    対応するＥＮＡＶアプリケーションに含まれているローディング情報ファイルをリンクするエレメントを使用して記録されている前記プロファイル情報を参照することを特徴とする請求項３３に記載の再生装置。
38. ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するための装置において、
    前記ＡＶデータを読み込むリーダと、
    前記リーダが読み込んだ前記ＡＶデータを再生するＡＶ再生ユニットと、
    前記ＡＶ再生ユニットに接続されて前記ＥＮＡＶファイルを再生するＥＮＡＶユニットとを備え、
    前記リーダは、前記ＥＮＡＶユニットからの制御信号に応答してＡＶデータを読み込み、
    前記ＥＮＡＶユニットは、
    前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に保存されるインターラクティブデータのバージョンを決定するために、前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に記録されたプロファイル情報を読み込み、
    前記再生装置によって支援可能なインターラクティブデータの範囲を表すプレイヤプロファイル情報と前記読み込んだプロファイル情報とを比較し、
    前記比較結果によって、再生装置が支援可能な前記インターラクティブデータを利用して、前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に保存されたＡＶデータをインターラクティブモードで再生し、
    前記プロファイル情報はインターラクティブデータのバージョンを示し、インターラクティブデータのバージョンは、インターラクティブデータを構成するＥＮＡＶファイルの製作に使用したマークアップ言語またはプログラム言語のバージョンである
    ことを特徴とする再生装置。
39. 前記ＥＮＡＶユニットは、前記ＥＮＡＶ情報記録媒体に記録された前記ＡＶデータをインターラクティブモードで再生するために一つのＥＮＡＶファイルとしてマークアップ文書を確認して解釈し、かつ実行することを特徴とする請求項３８に記載の再生装置。
40. 前記ＥＮＡＶユニットは、解釈されたマークアップ文書と前記再生されたＡＶデータとを結合し、その結果をディスプレイ装置にインターラクティブモードで出力することを特徴とする請求項３９に記載の再生装置。
41. 前記ＥＮＡＶユニットは、
    前記ＥＮＡＶユニットがマークアップ文書に含まれるか、またはマークアップ文書にリンクされた多様なフォーマットのファイルを読み出させる複数のプラグインをさらに含むことを特徴とする請求項３８に記載の再生装置。
42. 前記比較結果によって、前記プレイヤプロファイル情報が特定のインターラクティブデータに対応するプロファイル情報と同じであるとき、あらかじめ記録されているインターラクティブデータを前記ＥＮＡＶ情報記録媒体から選択的に再生することを特徴とする請求項３８に記載の再生装置。
43. 前記情報記録媒体には、
    複数個のバージョンを有する複数個のＥＮＡＶアプリケーションとプロファイル情報とが記録されており、
    前記ＥＮＡＶエンジンは、
    前記プロファイル情報を参照して、前記複数個のＥＮＡＶアプリケーションのうち何れか一つを選択することを特徴とする請求項３８に記載の再生装置。
44. プレイヤプロファイル情報及びシステムパラメータを保存するためのシステムパラメータテーブルをさらに含むことを特徴とする請求項３８に記載の再生装置。

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