JP4834963B2 - 燃料電池制御装置、燃料電池システム及び燃料電池制御方法 - Google Patents

燃料電池制御装置、燃料電池システム及び燃料電池制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、水素透過膜型燃料電池の温度を管理する技術に関する。
従来から、特許文献1に開示されているように燃料電池の温度制御を行う燃料電池システムが知られている。また、燃料電池システムには、水素透過性金属層を燃料電池セルの電解質層に備えるものがある。
特開2002−343395号公報 特開2001−118594号公報
しかし、水素透過性金属は低温で水素に接すると水素を吸収して水素脆化を生じる性質を有するので、上記のような構成においては発電中に燃料電池セルの温度が不意に低下しないことが厳しく要求されることになる。さらに、燃料電池セルの劣化と運転効率の低下とを抑制するためには、燃料電池が所定の温度に安定させて運転されることも望まれる。このように、水素透過性金属層を電解質層に備える燃料電池においては、高い信頼性で燃料電池の温度管理を行わなければならないという問題があった。
本発明は、上述の課題を解決するためになされたものであり、燃料電池システムにおいて、高い信頼性で燃料電池の温度を計測する技術を提供することを目的とする。
本発明は、電力を出力する燃料電池の温度を推定する温度推定装置であって、
前記燃料電池は、無機プロトン導電体から成る電解質層と、前記電解質層に接合される水素透過性金属層とを備え、
前記温度推定装置は、
前記燃料電池へ供給される反応ガスの流量である反応ガス流量を計測するための反応ガス流量計測部と、
前記燃料電池が出力する出力電力を計測するための電力計測部と、
前記反応ガス流量と前記出力電力とに応じて、前記燃料電池の温度を推定する温度推定部と、
を備えることを特徴とする。
本発明の温度推定装置によれば、反応ガス流量と出力電力とに応じて、燃料電池の温度を推定することができるので、たとえば燃料電池の温度を実測するセンサー故障の際においても燃料電池の温度を推定することができる。これにより、高い信頼性で燃料電池の温度を計測することができることになる。
ここで、「温度推定」は、所定の温度(たとえば燃料電池の適正温度)よりも高いか低いかといった温度に関する状態推定をも含む広い意味を有する。また、温度推定の方法は、反応ガス流量、出力電力、および温度との関係を表すマップを使用するようにしても良いし、オブザーバやカルマンフィルタといった状態推定器を用いるようにしても良い。このような推定を可能とする性質を有する無機プロトン導電体としては、たとえばBaCeO3やSrZrO3、バイロクロア、CsHSO4、CsH2PO4といった導電体がある。
本発明の燃料電池制御装置は、上記の温度推定装置と、
前記推定された温度に応じて前記燃料電池の温度を調整する温度調整部と、
を備えることを特徴とする。こうすれば、たとえば燃料電池の温度を実測するセンサーの故障の際においても燃料電池の温度を調整することができる。
上記燃料電池制御装置において、前記温度調整部は、所定の冷媒を前記燃料電池に供給することによって前記燃料電池をを冷却する冷却部を備え、
前記燃料電池制御装置は、前記推定された温度に応じて、前記冷却部から供給される前記所定の冷媒の供給量を調整するようにしても良い。こうすれば、高い信頼性で燃料電池の温度調整を行うことができる。
上記燃料電池制御装置において、前記燃料電池制御装置は、前記燃料電池が電力を出力している際において、前記推定された温度が所定の閾値より低下すると、前記燃料電池への前記反応ガスと前記所定の冷媒の供給が停止される非常停止モードとするようにしても良い。こうすれば、燃料電池の運転時における異常な温度低下による水素透過性金属層の水素脆化を抑制することができる。
上記燃料電池制御装置において、さらに、
前記燃料電池に水素を含まないパージガスを供給するパージガス供給部を備え、
前記非常停止モードは、さらに、前記パージガス供給部から前記燃料電池にパージガスを供給する工程を含む作動モードであるようにしても良い。こうすれば、燃料電池内の流路から水素ガスを排出することができるので、燃料電池システムの停止後における水素透過性金属層の水素脆化を抑制することができる。
本発明の燃料電池システムは、
無機プロトン導電体から成る電解質層と、前記電解質層に接合される水素透過性金属層とを有する燃料電池と、
上記温度推定装置と、
前記推定された温度に応じて前記燃料電池の温度を調整する温度調整部と、
を備えることを特徴とする。
上記燃料電池システムにおいて、さらに、
前記燃料電池の温度を実測する温度計測部と、
前記温度計測部の異常を検知する異常検知部と、
を備え、
前記温度調整部は、前記異常を検知する前には前記実測された温度に応じて前記温度調整を行い、前記異常を検知した後には前記推定された温度に応じて前記温度調整を行うようにしても良い。
なお、本発明は、燃料電池の温度推定方法、燃料電池システムの制御方法、この燃料電池システムを搭載した移動体などの装置その他の種々の態様で実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について、実施例に基づき以下の順序で説明する。
A.本発明の実施例における燃料電池システムの構成:
B.本発明の第1実施例における燃料電池システムの制御:
C.本発明の第2実施例における燃料電池システムの制御:
D.本発明の第3実施例における燃料電池システムの制御:
E.変形例:
A.本発明の実施例における燃料電池システムの構成:
図1は、本発明の一実施例としての燃料電池システムを備える電気自動車の概略構成図である。電気自動車100は、電源システム20と、負荷部30と、制御部50とを備えている。電源システム20は、電気自動車100の動力源としての電力を供給する。負荷部30は、供給された電力を電気自動車100を駆動するための機械的動力に変換する。制御部50は、電源システム20と負荷部30とを制御する。
電源システム20は、燃料電池システム200と、2次電池26と、DC−DCコンバータ64と、燃料電池システム200の出力電圧と出力電流とを計測するための電圧計69と電流計67と、2次電池26の残存量を計測するための残存容量モニタ28と、を備えている。
負荷部30は、駆動回路36と、モータ31と、ギヤ機構32と、車輪34とを備えている。駆動回路36は、モータ31を駆動するための回路であり、たとえばトランジスタインバータで構成されている。モータ31で発生した動力は、ギヤ機構32を介して車輪34に伝達される。
制御部50は、燃料電池システム200と、DC−DCコンバータ64と、駆動回路36とに電気的に接続されており、これらの回路の制御を含む各種の制御を実行する。制御部50の各種の制御動作は、制御部50に内蔵されている図示しないメモリ内に格納されたコンピュータプログラムを、制御部50が実行することによって実現される。このメモリとしては、ROMやハードディスクなどの種々の記録媒体を利用することが可能である。
図2は、本発明の一実施例としての燃料電池システム200の構成を示す説明図である。燃料電池システム200は、燃料電池スタック210と、燃料電池スタック210に燃料を供給する改質器230と、燃料電池スタック210から排出されるアノードオフガスを浄化する浄化器234と、燃料電池スタック210を冷却するための熱交換機260と、を備えている。
燃料電池スタック210は、アノード流路212と、カソード流路214と、冷却水流路222と、電力出力端子216、218とを備えている。アノード流路212は、発電時において改質器230で生成された燃料ガスが供給される流路である。カソード流路214は、発電時において外部から供給される空気が酸化ガスとして供給される流路である。冷却水流路222は、熱交換機260で空気冷却された冷却水が導入される流路である。
燃料電池システム200は、さらに、空気供給ポンプ284と、パージガス供給ポンプ300と、燃料電池加熱用バルブ292と、燃料ガス供給バルブ290と、温度センサ286と、燃料ガス流量計289fと、空気流量計289aとを備えている。空気供給ポンプ284は、カソード流路214に空気を供給するためのポンプである。パージガス供給ポンプ300は、アノード流路212から水素ガスをパージ(排出)するために空気をアノード流路212に供給するためのポンプである。
燃料電池加熱用バルブ292は、燃料電池スタック210を加熱するために燃料ガスをカソード流路214に供給するためのバルブである。燃料電池加熱用バルブ292が開かれると、カソード流路214に空気供給ポンプ284から供給された空気とともに燃料ガスが導入される。導入された燃料ガスと空気は、カソード流路214内に備えられた図示しない触媒によって触媒燃焼を引き起こし、燃料電池スタック210を加熱する。この加熱は、たとえば電源システム20の起動時において実行されて、燃料電池スタック210を発電可能な温度まで上昇させる。加熱が完了すると、燃料電池加熱用バルブ292は、閉じられる。加熱の完了は、燃料電池スタック210に装備された温度センサ286によって検知される。
燃料ガス供給バルブ290は、アノード流路212への燃料ガスの供給を調整するための調整バルブである。燃料ガス供給バルブ290は、上記の加熱が完了して、燃料電池スタック210が発電可能となった時点で開かれる。さらに、空気供給ポンプ284によるこれにより、燃料電池スタック210において発電が開始される。
発電量は、本実施例では、燃料ガス、空気、および冷却水の各流量を調整することによっての制御される。燃料ガスと空気の流量は、それぞれ燃料ガス流量計289fと空気流量計289aとによって計測される。発電量の制御方法の詳細については後述する。発電の停止処理は、燃料ガス供給バルブ290を閉じることによって開始される。
パージガス供給ポンプ300は、燃料電池スタック210による発電停止後に作動を開始し、アノード流路212から水素を含む燃料ガスをパージする。水素を含む燃料ガスをパージするのは、後述する水素透過膜の水素脆化を抑制するためである。
図3は、本発明の一実施例としての燃料電池を構成する燃料電池セル210cの構造の概略を表わす断面模式図である。燃料電池セル210cは、水素透過性金属層22と電解質層21とから成る電解質部23と、電解質層21上に形成される触媒層24と、触媒層24上に配設されるカソード電極25と、これらの構造をさらに外側から挟持する二つのガスセパレータ27、29とを備えている。
アノード流路212(図2)は、ガスセパレータ27と水素透過性金属層22との間にその一部が形成されている。カソード流路214は、ガスセパレータ29とカソード電極25との間にその一部が形成されている。冷却水流路222は、二つのガスセパレータ27、29の外側に形成されている。
水素透過性金属層22は、水素透過性を有する金属によって形成される層である。この層は、たとえば、パラジウム(Pd)やパラジウム合金により形成することができる。あるいは、バナジウム(V)その他の5族金属(Vの他、ニオブ、タンタル等)や5族金属の合金を基材として、少なくともその一方の面(アノード流路212側の面)にPdやPd合金層を形成した多層膜とすることができる。
電解質層21は、無機プロトン伝導体から成る固体電解質である。電解質層21を構成する固体電解質としては、たとえばBaCeO3やSrZrO3、バイロクロア、CsHSO4、CsH2PO4といった導電体を使用することができる。電解質層21の形成は、水素透過性金属層22上に、上記固体酸化物を生成させることによって実現することができる。具体的な形成方法としては、たとえば、物理蒸着(PVD)や化学蒸着(CVD)といった種々の手法を用いることができる。
このように、水素透過性金属層22上に電解質層21を薄膜化しているのは、電解質層21の膜抵抗をより低減させるためである。これにより、本実施例の構成では、従来の固体電解質型燃料電池の運転温度よりも低い温度である約200〜600℃程度で燃料電池を運転することが可能となっている。
触媒層24は、カソードで進行する電気化学反応を促進するために設けられた層である。この層は、白金(Pt)その他の貴金属を備える層として形成されている。カソード電極25は、BaPrCoO3やBaPrMnO3、LaSrMnO3といった多孔質の発泡金属その他のガス透過性を有する導電性部材によって形成されるガス拡散電極である。二つのガスセパレータ27、29は、カーボンや金属などの導電性材料で形成されたガスを透過しない部材である。
B.本発明の第1実施例における燃料電池システムの制御:
図4は、本発明の第1実施例における電源システム制御系のブロックダイアグラムである。この制御系は、制御部50が電源システム20を制御して燃料電池スタック210の温度を所定の目標値に安定させることを制御の目的としている。この目的は、冷却水の流量を操作量として調整することによって達成されるように構成されている。制御部50は、燃料電池温度推定部15と、冷却水流量司令部14とを備えている。燃料電池温度推定部15は、温度センサ286の故障時において作動するように電源システム制御系は構成されている。
燃料電池温度推定部15は、電源システム20から与えられる計測値に基づいて燃料電池スタック210(図2)の内部温度を推定する。冷却水流量司令部14は、推定された内部温度に応じて冷却水流路222における冷却水の流量の指令値を決定する。熱交換機260は、決定された指令値に応じて冷却水の供給量を調整する。これにより、燃料電池スタック210の内部温度は、温度センサ286の故障時においても所定の範囲内に維持されることになる。
燃料電池温度推定部15は、反応ガス流量と、燃料電池システム200の出力電力とに基づいて燃料電池スタック210の内部温度を推定することができる。このような推定が可能なのは、前述の無機プロトン伝導体から成る固体電解質を備える燃料電池スタック210が、出力電圧が一定の場合において反応ガス流量と燃料電池スタック210の内部温度とによって出力電力がほぼ一義的に決定される確定系であることが発明者によって見いだされたからである。具体的には、前述の無機プロトン伝導体は、高温になるほどのプロトン導電性が高くなって燃料電池の出力が上昇し、逆に、低温になるほどプロトン導電性が低くなって燃料電池の出力が下降するという性質を有するからである。
燃料電池温度推定部15は、燃料電池スタック210の出力電圧毎に温度推定マップ15Mを備えている。温度推定マップ15Mとは、燃料電池スタック210が所定の温度(目標値)で安定して作動しているときの反応ガス流量と出力電力の関係を表す複数のマップを備えている。なお、本実施例では、複数のマップは出力電圧毎に準備されているので、各マップは、実質的には反応ガス流量と出力電流の関係を表していることになる。
図5は、本発明の第1実施例における温度推定マップ15Mに含まれたマップの内容を示す説明図である。特性曲線Crvは、ある出力電圧において、燃料電池スタック210の内部温度が所定の目標値で安定しているときの反応ガス流量と出力電力の関係を示す説明図である。二つの点P1、P2は、燃料ガス流量計289f、空気流量計289a、電圧計69、および電流計67の実測値に基づいてプロットした点である。
燃料ガスと空気の流量は、それぞれ燃料ガス流量計289f(図2)と空気流量計289aとによって実測することができる。本実施例では、反応ガス流量は、燃料ガスと空気とが一定の比率で供給されていると仮定しているので双方の流量の和としている。一方、出力電力は、電圧計69の出力値(図1)と電流計67の出力値とによって算出することができる。
電源システム20は、本実施例では、駆動回路36の要求電力の変動に対しては主として2次電池26の出力電力を変動させることによって対応し、燃料電池システム200の出力は2次電池26を適切な充電状態をするために緩やかに変動させるように構成されている。この結果、電源システム20は、燃料電池システム200の出力が急激に変動しないように構成されていることになる。
一方、燃料電池システム200の出力調整は、本実施例では、電源システム20の出力電圧をDC−DCコンバータ64によって操作することによって実現されている。このように、本実施例では、燃料電池システム200の出力電圧と反応ガスの流量が急激に変動しないように構成されているので、燃料電池システム200が安定して作動しているときの反応ガス流量と出力電力の関係を表すマップを用いて燃料電池スタック210の内部温度を推定することができることが分かる。
図6は、本発明の第1実施例における電源システム制御処理の内容を示すフローチャートである。この制御は、燃料電池スタック210の内部温度を所定の目標値に近づけることを目的とする。この制御処理は、たとえば温度センサ286の故障時において実測値が点P1(図5)の位置にある場合には以下のように実行される。
ステップS100では、制御部50は、温度センサ286の故障を検知する。この制御処理は、温度センサ286の故障検知によって起動される。故障が検知される前は、制御部50は、温度センサ286によって燃料電池スタック210の内部温度を実測するとともに、この実測値に応じて燃料電池スタック210の温度制御を実行する。故障検知は、たとえば温度センサ286の断線その他の理由による出力値の異常に基づいて検知される。
ステップS200では、燃料電池温度推定部15は、電圧計69(図1)の出力値に応じて温度推定マップ15Mの中から1つのマップを選択する。このマップには、燃料電池システム200の出力が電圧計69の出力値の状態にあるときの特性曲線Crvが表されている。この特性は、前述のように燃料電池スタック210の内部温度が所定の目標値であるときの反応ガスの流量と燃料電池システム200の出力電力の間の関係を表している。
ステップS300では、燃料電池温度推定部15は、点P1の出力電力(実測値)と特性曲線Crv上の出力電力との間の差である出力偏差d1を算出する。出力偏差d1は、燃料電池スタック210の内部温度の所定の目標値からの温度偏差と正の相関関係を有する。出力偏差差d1は、燃料電池スタック210の内部温度が所定の目標値に対して温度偏差を有することに起因して発生するものだからである。出力偏差差d1は、燃料電池温度推定部15から冷却水流量司令部14に送られる(図4)。ここで、点P1の出力電力(実測値)は、電圧計69(図1)の実測値と電流計67の実測値に基づいて算出される。
ステップS400では、冷却水流量司令部14は、出力偏差d1に基づいて冷却水流量を決定する。たとえば実測値が点P1である場合には、燃料電池スタック210の内部温度が所定の目標値よりも高いことが推定されるので冷却水流量が増加させられる。一方、実測値が点P2である場合には、燃料電池スタック210の内部温度が所定の目標値よりも低いことが推定されるので冷却水流量が削減される。このような処理を一定時間毎に実行して冷却水流量を調整すれば、燃料電池スタック210の内部温度を所定の目標値に近づけるように制御することができることが分かる。
このように、本実施例では、温度センサ286の故障時において、燃料電池スタック210の内部温度の所定の目標値からの温度偏差と正の相関関係を有する出力偏差d1に応じて冷却水流量が調整されるので、燃料電池スタック210の内部温度を所定の目標値に近づけるように制御することができることが分かる。このようなフェイルセーフシステムの構成によって、燃料電池の温度管理における高い信頼性を簡易に実現することができる。
なお、本実施例では、燃料電池システム200の出力電力と反応ガスの流量の変動が十分に小さいことを前提としているが、変動が大きな場合においては温度の推定のために所定の時間だけ出力電圧と反応ガスの流量を一定とする作動モードを設けるように構成すれば対応可能である。
C.本発明の第2実施例における燃料電池システムの制御:
図7は、本発明の第2実施例における電源システム制御処理の内容を示すフローチャートである。この制御処理は、燃料電池スタック210の内部温度が過度に低下した場合に、燃料電池システム200を非常停止するための処理(ステップS210〜ステップS240)を含む点で第1実施例の処理と異なる。このような内部温度の過度の低下に応じて燃料電池システム200を非常停止するのは、水素透過性金属層22の水素脆化を抑制するためである。
ステップS210では、冷却水流量司令部14は、出力偏差が所定の閾値(負の値)よりも小さいか否かを決定する。所定の閾値は、燃料電池スタック210の内部温度が水素透過性金属層22が水素脆化を起こす温度領域の近傍に近づいているか否かを決定できるように設定された値である。
ステップS220では、冷却水流量司令部14は、冷却水の流量をゼロに設定する。これにより、燃料電池スタック210への冷却水の供給が停止されるので、燃料電池スタック210の内部温度のさらなる低下が抑制される。この結果、水素透過性金属層22が水素脆化を起こす可能性を小さくすることが可能となる。
ステップS230では、制御部50は、燃料電池スタック210への反応ガスの供給を停止する。これにより、燃料電池スタック210の異常作動を停止させることができる。
ステップS240では、冷却水流量司令部14は、アノード流路212に水素ガスを含まないパージガスとして空気を供給する。空気の供給は、パージガス供給ポンプ300を起動することによって開始される。これにより、アノード流路212から水素ガスを排出することができるので、燃料電池システム200の停止後における水素透過性金属層22の水素脆化を抑制することができる。
このように、本実施例では、燃料電池スタック210の内部温度が水素透過性金属層22が水素脆化を起こす温度領域の近傍に近づいているか否かを推定することができるので、たとえば温度センサ286の故障時においても異常な温度低下による水素透過性金属層22の水素脆化を抑制することができる。
なお、本実施例では、燃料電池スタック210への反応ガスの供給と燃料電池スタック210への冷却水の供給が停止されるとともに、ガスパージが実行される作動モードが、特許請求の範囲における「非常停止モード」に相当する。ただし、ガスパージは、必須の工程ではなく燃料電池システム200の故障状態に応じて省略することも可能である。
D.本発明の第3実施例における燃料電池システムの制御:
図8は、本発明の第3実施例における電源システム制御系のブロックダイアグラムである。この制御系は、電源システム20を制御して燃料電池スタック210の温度を所定の目標値に安定させるとともに、燃料電池システム200の出力電力を変動する目標値に追随させることを制御の目的としている。この目的は、反応ガスの流量、冷却水の流量、および燃料電池システム200の出力電圧を操作量として調整することによって達成される。
制御部50aは、状態推定部15aと、操作量司令部14aとを備えている。状態推定部15aは、燃料電池スタック210の内部状態を推定するためのオブザーバとして機能するように構成されている。操作量司令部14aは、燃料電池スタック210の温度を所定の目標値に安定させるための状態フィードバック量と、燃料電池システム200の出力電力を変動する目標値に追随させるための出力フィードバック量とに応じて操作指令量を決定する。
状態推定部15aは、燃料電池スタックモデル151と、出力計算部152とを備えている。燃料電池スタックモデル151は、燃料電池スタック210の挙動を数式で表した数学モデルである。燃料電池スタックモデル151の状態推定量は、電流、電圧、温度、および温度変化率である。出力計算部152は、燃料電池スタックモデル151の状態推定量のうちの電流推定値と電圧推定値とに基づいて出力(電力)の推定値を計算する。
燃料電池スタックモデル151は、たとえば以下のように構成することができる。出力は、反応ガスの流量と燃料電池スタック210の内部温度とに応じて決定される非線形モデルとして構成可能である。温度モデルについては、燃料電池スタック210内部における熱発生量と、燃料電池スタック210の熱容量と、冷却水による排熱量とに基づく線形モデルとして構成可能である。
状態推定部15aは、燃料電池スタック210の内部状態を以下のように推定する。この推定結果は、燃料電池スタック210の内部温度を所定の目標値に近づけることを目的とする状態フィードバックを行うために使用される。
(1)操作量司令部14aは、燃料電池スタック210および燃料電池スタックモデル151に同一の操作量を指令する。操作量には、本実施例では、反応ガス流量、冷却水流量、および出力電圧値が含まれる。
(2)制御部50aは、電源システム20の出力を電圧計69と電流計67とを用いて実測するとともに、出力計算部152の推定結果との出力差を求める。
(3)状態推定部15aは、この出力差に修正ゲインKを乗じて燃料電池スタックモデル151の操作量にフィードバックする。修正ゲインKは、この出力差が発散することなく十分に短い時間で収束するように決定されたゲインである。
このようにして、燃料電池スタック210の出力と燃料電池スタックモデル151の出力の差が小さくなるとフィードバック量も小さくなるので、結果的に両者の入力値(操作量)も近づくことになる。一方、燃料電池スタックモデル151は、燃料電池スタック210の数学モデルなので、燃料電池スタックモデル151の状態推定量も燃料電池スタック210の状態量に近づくことになる。この結果、燃料電池スタック210の状態量を直接計測することなく、温度や温度変化率を推定することが可能となることが分かる。
操作量司令部14aは、このようにして推定された状態推定量に状態フィードバックゲインF1を乗ずることによって、燃料電池スタック210の内部温度を所定の目標値に近づけるための操作量を決定することができる。操作量は、冷却水の流量だけでなく、反応ガスの流量や出力電圧も含むので、第1実施例よりも高性能の制御系を実現することが可能となる。
操作量司令部14aは、さらに、燃料電池スタック210の出力の実測値と、変動する出力目標値との間の偏差に出力フィードバックゲインF2を乗ずることによって、燃料電池スタック210の出力を、変動する出力目標値に近づけるための操作量を決定することができる。出力目標値は、駆動回路36の要求電力値と2次電池26の残存量とに応じて目標値決定部140によって決定される値である。
このように、燃料電池スタック210の内部温度は、オブザーバを用いて推定するようにしても良い。なお、本実施例では、説明を分かりやすくするために完全次元オブザーバを使用しているが、たとえば最小次元オブザーバやカルマンフィルタを用いて推定するように構成しても良い。
E.変形例:
以上、本発明のいくつかの実施の形態について説明したが、本発明はこのような実施の形態になんら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内において種々なる態様での実施が可能である。例えば、以下のような変形例が可能である。
E−1.上記実施例では、温度センサ286の故障検知に応じて反応ガスの供給量と出力とに応じた温度推定が開始されるが、たとえば温度センサ286による実測は加熱の完了その他の燃料電池の発電時以外のときにのみ実行し、発電時においては温度センサ286を使用しないように構成しても良い。さらに、温度センサ286と上記の温度推定とを併用して温度を推定するようにしても良い。
E−2.上記実施例では、反応ガス流量が燃料ガスと空気とが一定の比率で供給されていると仮定して双方の流量の和としているが、たとえば一方(たとえば燃料ガス)の流量を一定値に固定して空気流量を調整するように構成されている場合には、他方の流量(この例では空気流量)とするように構成しても良い。本発明における温度推定は、一般に反応ガスの少なくとも一方の流量に応じて燃料電池の温度を推定するように構成されていればよい。
E−3.上記実施例では、パージガスとして空気を使用しているが、たとえば蓄えられたアルゴンガスを供給するようにしても良い。一般に、パージガスは、水素を含まない機体であれば良い。
本発明の一実施例としての燃料電池システムを備える電気自動車の概略構成図。 本発明の一実施例としての燃料電池システム200の構成を示す説明図。 本発明の一実施例としての燃料電池を構成する燃料電池セル210cの構造の概略を表わす断面模式図。 本発明の第1実施例における電源システム制御系のブロックダイアグラム。 本発明の第1実施例における温度推定マップ15Mに含まれたマップの内容を示す説明図。 本発明の第1実施例における電源システム制御処理の内容を示すフローチャート。 本発明の第2実施例における電源システム制御処理の内容を示すフローチャート。 本発明の第3実施例における電源システム制御系のブロックダイアグラム。
符号の説明
14…冷却水流量司令部
14a…操作量司令部
15…燃料電池温度推定部
15M…温度推定マップ
15a…状態推定部
20…電源システム
21…電解質層
22…水素透過性金属層
23…電解質部
24…触媒層
25…カソード電極
26…2次電池
27…ガスセパレータ
28…残存容量モニタ
29…ガスセパレータ
30…負荷部
31…モータ
32…ギヤ機構
34…車輪
36…駆動回路
50、50a…制御部
64…DCコンバータ
67…電流計
69…電圧計
100…電気自動車
140…目標値決定部
151…燃料電池スタックモデル
152…出力計算部
200…燃料電池システム
210…燃料電池スタック
210c…燃料電池セル
212…アノード流路
214…カソード流路
216、218…電力出力端子
222…冷却水流路
230…改質器
234…浄化器
260…熱交換機
284…空気供給ポンプ
286…温度センサ
289a…空気流量計
289f…燃料ガス流量計
290…燃料ガス供給バルブ
292…燃料電池加熱用バルブ
300…パージガス供給ポンプ

Claims (3)

  1. 無機プロトン導電体から成る電解質層と、前記電解質層に接合される水素透過性金属層とを有し電力を出力する燃料電池を制御する燃料電池制御装置であって、
    前記燃料電池の温度を実測する温度計測部と、
    前記温度計測部の異常を検知する異常検知部と、
    前記燃料電池の温度を推定する温度推定装置と、
    所定の冷媒を前記燃料電池に供給することによって前記燃料電池を冷却する冷却部と、
    水素を含まないパージガスを前記燃料電池に供給するパージガス供給部と、を備え、
    前記温度推定装置は、
    前記燃料電池へ供給される反応ガスの流量である反応ガス流量を計測するための反応ガス流量計測部と、
    前記燃料電池が出力する出力電力を計測するための電力計測部と、
    前記反応ガス流量と前記出力電力とに応じて、前記燃料電池の温度を推定する温度推定部と、を備え、
    前記燃料電池制御装置は、
    前記燃料電池が電力を出力している際において、前記燃料電池の温度が所定の閾値より低下すると、前記燃料電池への前記反応ガスと前記所定の冷媒の供給を停止し、前記パージガス供給部から前記燃料電池にパージガスを供給する、非常停止モードとし、
    前記冷却部から供給される前記所定の冷媒の供給量の調整と、前記非常停止モードへの移行とを、前記異常を検知する前には前記実測された温度に基づいて行い、前記異常を検知した後には前記推定された温度に基づいて行う、燃料電池制御装置。
  2. 電力を出力する燃料電池システムであって、
    無機プロトン導電体から成る電解質層と、前記電解質層に接合される水素透過性金属層とを有する燃料電池と、
    前記燃料電池を制御する燃料電池制御装置と、を備え、
    前記燃料電池制御装置は、
    前記燃料電池の温度を実測する温度計測部と、
    前記温度計測部の異常を検知する異常検知部と、
    前記燃料電池の温度を推定する温度推定装置と、
    所定の冷媒を前記燃料電池に供給することによって前記燃料電池を冷却する冷却部と、
    水素を含まないパージガスを前記燃料電池に供給するパージガス供給部と、を備え、
    前記温度推定装置は、
    前記燃料電池へ供給される反応ガスの流量である反応ガス流量を計測するための反応ガス流量計測部と、
    前記燃料電池が出力する出力電力を計測するための電力計測部と、
    前記反応ガス流量と前記出力電力とに応じて、前記燃料電池の温度を推定する温度推定部と、を備え、
    前記燃料電池制御装置は、
    前記燃料電池が電力を出力している際において、前記燃料電池の温度が所定の閾値より低下すると、前記燃料電池への前記反応ガスと前記所定の冷媒の供給停止し、前記パージガス供給部から前記燃料電池にパージガスを供給する、非常停止モードとし、
    前記冷却部から供給される前記所定の冷媒の供給量の調整と、前記非常停止モードへの移行とを、前記異常を検知する前には前記実測された温度に基づいて行い、前記異常を検知した後には前記推定された温度に基づいて行う、燃料電池システム。
  3. 燃料電池の制御方法であって、
    無機プロトン導電体から成る電解質層と、前記電解質層に接合される水素透過性金属層とを備える燃料電池の温度を、温度計測部により実測する工程と、
    前記温度計測部の異常を検知する工程と、
    前記燃料電池の温度を推定する工程と、
    所定の冷媒を前記燃料電池に供給することによって前記燃料電池を冷却する工程と、を備え、
    前記温度を推定する工程は、
    前記燃料電池へ供給される反応ガスの流量である反応ガス流量を計測する工程と、
    前記燃料電池が出力する出力電力を計測する工程と、
    前記反応ガス流量と前記出力電力とに応じて、前記燃料電池の温度を推定する工程と、を備え
    前記制御方法は、
    前記燃料電池が電力を出力している際において、前記燃料電池の温度が所定の閾値より低下すると、前記燃料電池への前記反応ガスと前記所定の冷媒の供給停止し、水素を含まないパージガスを前記燃料電池に供給する、非常停止モードとする工程を含み、
    前記冷却部から供給される前記所定の冷媒の供給量の調整と、前記非常停止モードへの移行とを、前記異常を検知する前には前記実測された温度に基づいて行い、前記異常を検知した後には前記推定された温度に基づいて行う方法である、燃料電池の制御方法。
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