JP4834624B2 - 行動推定装置およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、人の行動時間を予測する装置およびプログラムに関する。
近年、地球温暖化問題や化学物質管理規制を契機に、資源・エネルギー、環境容量の有限性が社会的に認知されてきた。これに対して、生産者は省資源、省エネルギー、易リサイクル性などにより環境負荷の小さな製品・サービスの開発に注力してきた。しかし、このような生産者側の対策だけでは、持続可能社会の実現は困難であることが明らかになってきた。特に、生活行動については、必ずしも環境負荷の小さな行動を選択し実行できるとは限らない。例えば、同じ目的地へ行くのに何を使うか、余った時間を何に使うか、などの判断は、個人の価値観、嗜好性、生活習慣とも深く関係するため、一義的な判断が難しい問題である。したがって、社会全体で環境負荷を低減するには、製品・サービスの生産、廃棄段階で直接生じる環境負荷を低減するだけでなく、製品・サービスによって間接的に誘発される消費行動の環境負荷も低減した、いわゆる「持続可能な消費」の実現が必要とされている。
所望の目的を達成するために必要な時間が削減されれば、その製品・サービスの稼働時間も減るため、副次的に消費エネルギーも低減される可能性が高い。しかし、一方で、余剰時間に別の活動を行うことで多くのエネルギーを消費するならば、同一時間内で比較したエネルギー消費は、結果的に新製品・新サービスを導入する前よりも高くなることもある。このような副作用はリバウンド効果と呼ばれる。例えば、「電子商取引で余暇時間が生み出された結果、旅行に行く回数が増えた」などというのはリバウンド効果の一例である。今後、社会全体で発生する環境負荷の総量を管理するには、これまでのように製品・サービス自体から発生する環境負荷だけでなく、リバウンド効果を含めた環境負荷、より広い意味では社会価値も評価していく必要がある。
これに対して、非特許文献1では、時間と所得の制約の下で、消費パターンが変化したときの行動を効用最大化原理で予測し、行動に伴う環境負荷を算出するモデルが報告されている。
高瀬浩二,近藤康之,鷲津明由,廃棄物産業連関モデルによる消費者行動の分析:所得と生活時間を考慮した環境負荷の計測,日本LCA学会誌,2-1,(2006),pp.48-54.
非特許文献1では、標準的経済学における合理的な人間を仮定している。すなわち、人間の行動は効用関数を最大化するように選択する、と仮定している。しかし、現実の人間は必ずしも合理的な行動を選択しないことも多い。したがって、時間と所得の制約の中で人間の行動を予測するとしても、従来技術では現実に即した予測を行えるとは言いがたい。
このように、従来は、人間の行動を現実に即して正確に予測することができないという問題点があった。
本発明は、人の行動パターンを集約した行動統計データを利用し、必ずしも合理的ではない人間の行動も、現実に即して正確に予測することができる行動推定装置及びプログラムを提供することを目的とする。
(a)予測期間と、年間消費支出額と、複数の行動種別のうち互いに代替え可能な複数の行動種別のグループについて、当該グループに属する各行動種別の利用比とを含む複数の条件を入力し、(b)人の複数の行動種別のそれぞれについて、時間帯毎の発生確率を示す行動統計データから、前記予測期間内の行動種別毎の発生確率を示す先験確率分布を抽出し、(c)前記利用比に基づき、前記グループ内の各行動種別の行動に対し消費される時間の比を示す消費時間比を算出し、(d)前記グループ内の各行動種別の前記予測期間内での推定発生確率の比が前記消費時間比に等しいという第1の制約条件と、各行動種別による一単位時間当たりの支出金額の総和が、前記年間消費支出額から求めた前記1単位時間当たりの支出金額に等しいという第2の制約条件と、前記予測期間内の各行動種別の前記発生確率の総和は「1」であるという第3の制約条件と、前記予測期間内の各行動種別の前記推定発生確率の総和は「1」であるという第4の制約条件とを含む複数の制約条件を満たすとともに、前記先験確率分布との間のKullback-Leibler尺度が最小となるように、前記複数の行動種別のそれぞれの推定発生確率を算出し、(e)各行動種別の前記推定発生確率を基に、各行動種別の前記予測期間における行動時間を算出する。
本発明によれば、人間の行動を現実に即して正確に予測することができる。
以下図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る行動予測システムの構成例を示したものである。図1に示すように、行動予測システムは、大きく分けて、行動予測装置1、入力装置2、表示装置3とからなる。行動予測装置1は、データ記憶部101、条件入力部102、先験確率抽出部103、利用比変換部104、行動確率推定部105、行動時間計算部106、価値計算部107、結果出力部108、メモリ109を含む。
また、データ記憶部101は、行動統計データ記憶部121、個人行動履歴記憶部122、支出データ記憶部123、消費時間データ記憶部124、原単位データ記憶部125、参照データ記憶部126を含む。
なお、第1の実施形態に係る行動予測システムでは、データ記憶部101は、少なくとも、行動統計データ記憶部121、支出データ記憶部123、消費時間データ記憶部124、原単位データ記憶部125が含まれていればよい。
行動統計データ記憶部121には、性別、年齢層、年間消費支出額などにより特定される標準的な人の複数の行動パターンが記憶されている。各行動パターンは、性別、年齢層、年間消費支出額などを含む属性データに対応付けて行動統計データ記憶部121に記憶されている。
各行動パターンは、図3に示すように、炊事、食事、トイレ、テレビ視聴、通勤・通学、仕事などの行動種別(i)毎に、各月日の各時間帯における当該行動の平均的な発生確率(行動率)qを示したものである。
図3は、年齢30代で年間消費支出が400〜500万円の女性の場合のある時間帯における行動パターンを示している。
行動統計データ記憶部121には、図3のように、テーブル形式で、行動パターンが記憶されているが、この場合に限らず、どのような形式で記憶されていてもよい。例えば、図4に示したように、グラフ形式で記憶されていてもよい。
図4は、ある月日の丸1日分の行動パターン、すなわち、各時間帯における各行動の発生確率をグラフ形式で示したものである。
性別、年齢層、年間消費支出額などを含む属性データにより特定される各行動パターンは、当該属性データにマッチする集団の持つ価値観や習慣などの特徴が平均化されて含まれていると考えることができる。属性データを詳細化するほど、当該属性データにマッチする集団の持つ特徴がより顕著に表れた行動パターンが得られる。
図3、図4に示したように、人間の行動は複数の種別(タイプ)に分類されている。特に、図3に示すように、「鉄道」による移動と、「車」による移動と、「徒歩」による移動とは、同じ目的を達成するための行動であり、互いに代替えすることが可能な関係にある。そこで、これらを1つの「移動」という行動種別のグループに分類している。
また、図3には示していないが、「自宅で自炊」して食事するという行動種別と、「外食」するという行動種別も、やはり同じ目的を達成するための行動であり、互いに代替えすることが可能な関係にあるから、「食事」という1つの行動種別のグループに分類することができる。なお、図3では、「自宅で自炊」と「外食」とを細分化せず、1つの行動種別「食事」として示している。
このように、例えば、「鉄道」による移動、「車」による移動、「徒歩」による移動のように、同一の行動種別のグループに属する複数の行動種別のそれぞれの(各時間帯毎の、あるいは後述の予測期間内の)発生確率を、当該グループ「移動」における消費パターンと呼ぶ。
本実施形態では、行動種別のグループ「移動」に着目し、当該グループの消費パターンを変えた場合に、行動種別毎の予測期間内での行動時間がどのように変化するかを推定する。
図2は、図1の行動予測装置の処理動作を説明するためのフローチャートである。次に、図2を参照して、平均的な人間の行動を予測する場合を例にとり、図1の行動予測装置の処理動作について説明する。
ステップS1において、入力装置1から、何年何月何日何時何分から何年何月何日何時何分までという形で予測期間が入力される。入力された予測期間は、条件入力部102を介してメモリ109に一時記憶される。次に、ステップS2へ進み、入力装置1から、行動予測対象とする人間の性別、年齢層、年間消費支出額が属性データとして入力される。入力された属性データは、条件入力部102を介してメモリ109に一時記憶される。
続いて、ステップS3へ進み、先験確率抽出部103は、行動統計データ記憶部121から、メモリ109に一時記憶された予測期間及び属性データに対応する行動パターンを先験確率分布として抽出する。
すなわち、先験確率抽出部103で得た先験確率分布は、入力された属性データに対応する行動パターンのうち、指定された予測期間内における行動種別毎の発生確率を示したものである。例えば、年間消費支出が400万から500万の30代の女性という属性データと、2月4日の8:00〜10:00という予測期間で抽出された先験確率分布は、図3のようになる。
次に、ステップS4では、入力装置2から、同一の行動種別のグループに属する複数の行動種別について、(距離単位、時間単位、金額単位などの)機能単位による利用比が入力される。入力された当該グループ内の各行動種別に対する利用比は、条件入力部102を介してメモリ109に一時記憶される。例えば、行動種別のグループ「移動」に属する行動種別の場合、「鉄道」による移動、「車」による移動、「徒歩」による移動、のそれぞれに対する移動距離による利用比を、移動(鉄道):移動(車):移動(徒歩)=1:2:3と入力する。
図1の説明に戻り、支出データ記憶部123には、各種行動の機能に応じて定められた機能単位当たりに要する支出金額が記憶されている。例えば、鉄道による移動、車による移動、徒歩による移動の場合には、1機能単位を移動量1kmとする。支出データ記憶部123には、鉄道、車、徒歩で1km移動した場合の支出金額として、鉄道:26円、車:15円、徒歩:0円が記憶されている。
その他、例えば、行動種別が「洗濯」の場合には、1機能単位を洗濯物の重量1kgとし、1kgの洗濯物を洗濯する場合に要する支出金額が記憶されている。行動種別が「食事」の場合には、1機能単位をエネルギー摂取量1kcalとし、1kcalのエネルギーを摂取する場合に要する支出金額が記憶されている。行動種別が「トイレ」「テレビ視聴」「睡眠」の場合には、1機能単位をそれぞれの行動1回とし、1回当該行動をした場合に要する支出金額が記憶されている。
消費時間データ記憶部124には、各行動種別の機能に応じて定められた機能単位当たりに要する時間(消費時間)が記憶されている。例えば、鉄道による移動、車による移動、徒歩による移動の場合には、1機能単位を移動量1kmとすると、消費時間データ記憶部124には、鉄道、車、徒歩で1km移動した場合の消費時間として、鉄道0.014時間、車0.016時間、徒歩0.2時間が記憶されている。
その他、例えば、行動種別が「洗濯」の場合には、1機単位を洗濯物の重量1kgとし、1kgの洗濯物を洗濯する場合に要する消費時間が記憶されている。行動種別が「食事」の場合には、1機能単位をエネルギー摂取量1kcalとし、1kcalのエネルギーを摂取する場合に要する消費時間が記憶されている。行動種別が「トイレ」「テレビ視聴」「睡眠」の場合には、1機能単位をそれぞれの行動1回とし、1回当該行動をした場合に要する消費時間が記憶されている。
図2の説明に戻り、ステップS5では、利用比変換部104は、指定された利用比、すなわち、移動(鉄道):移動(車):移動(徒歩)=1:2:3を、支出データ記憶部123に記憶されている情報と、消費時間データ記憶部124に記憶されている情報を用いて、消費時間比及び支出比に変換する。
例えば、消費時間データ記憶部124には、1機能単位(1km)あたり、鉄道:0.014時間、車:0.016時間、徒歩:0.2時間と記憶されている。これら各消費時間に、先に入力された当該機能単位で表された利用比(1:2:3)を乗じることにより、消費時間比を算出する。すなわち、消費時間比は0.014(鉄道):0.032(車):0.6(徒歩)(なお、図3に併せて、「鉄道」による移動をi=N-2、「車」による移動をi=N-1、「徒歩」による移動をi=Nとした場合、消費時間比はaN-2:aN-1:aNと表される)が得られる。
同様に、支出データ記憶部123には、1機能単位(1km)あたり、鉄道:26円、車:15円、徒歩0円と記憶されている。これら各支出金額に、先に入力された当該機能単位で表された利用比(1:2:3)を乗じることにより、支出比を算出する。すなわち、支出比は26(鉄道):30(車):0(徒歩)(上記同様、bN-2:bN-1:bNと表される)が得られる。
次に、ステップS6へ進み、行動確率推定部105は、先験確率抽出部103で求めた先験確率分布から、制約条件に用いて、エントロピー原理によって新たな行動確率分布を推定する。
ここで、先験確率分布中の各行動種別iの発生確率をq、各行動種別iについて求める推定行動確率(推定発生確率)をpとする。なお、「鉄道」による移動(i=N-2)、「車」による移動(i=N-1)、「徒歩」による移動(i=N)のそれぞれについての先験確率分布中の発生確率はqN-2、qN-1、qN 、行動確率はpN-2、pN-1、pNと表すことができる。また、ステップS5で得られた消費時間比aN-2:aN-1:aNは、0.014(鉄道):0.032(車):0.6(徒歩)、支出比bN-2:bN-1:bNは、26(鉄道):30(車):0(徒歩)である。さらに、行動確率推定部105は、上記「鉄道」による移動(i=N-2)、「車」による移動(i=N-1)、「徒歩」による移動(i=N)以外の各行動種別iについても、その1機能単位当たりに要する時間a及び支出金額bを消費時間データ記憶部124及び支出データ記憶部123からそれぞれ読み出すことにより、取得する。
行動確率推定部105は、次式(1)に示すように、各行動種別iの先験確率をqiとしたときのクロスエントロピーと、各行動種別iの推定行動確率をpとしたときのエントロピー(乱雑さ)との差、すなわちカルバックライブラー尺度(Kullback-Leibler divergence:以下、Kullback-Leibler尺度と呼ぶ)が、消費時間比などの各行動種別iの推定行動確率pに対する制約条件の下で最小となるように、行動種別iの推定行動確率pを求める。なお、Kullback-Leibler尺度とその計算方法については「Kapur, J.N. and Kesavan, H.K., Entropy Optimization Principles with Applications, Academic Press, INC., pp. 151-203」に記載されている。
Figure 0004834624
ただし、q:先験確率、p:推定行動確率(推定発生確率)、i:行動種別(i=1,・・・,N)0≦p≦1、0≦q≦1
式(1)に対する制約条件として、次式(2)〜(5)を定める。
まず、第1の制約条件について説明する。注目の行動種別のグループに属する複数の行動種別i=k1〜kn(例えば上記例では、グループ「移動」に属する、「鉄道」による移動(i=N-2(=k1))、「車」による移動(i=N-1(=k2))、「徒歩」による移動(i=N=(k3)))の場合には、当該複数の行動種別iの推定行動確率pには、次式(2)に示すような制約条件を与える。
k1/ak1=pk2/ak2=…=pkn/akn …(2)
例えば、グループ「移動」に属する、「鉄道」による移動(i=N-2(=k1))、「車」による移動(i=N-1(=k2))、「徒歩」による移動(i=N=(k3)))の場合には、
N-2/aN-2=pN-1/aN-1=pN/aN
という制約条件が与えられる。
式(2)は、注目するグループに属する各行動種別の予測期間内の推定行動確率の比が、消費時間比に等しい、という制約条件である。
例えば、式(2)から、行動種別「移動」の消費パターンに対する制約条件は、k1を鉄道、k2を車、k3を徒歩として、
k1/0.014=pk2/0.032=pk3/0.6 となる。
次に、式(1)に対する第2の制約条件について説明する。第2の制約条件は、例えば、次式(3)で表すことができる。
Figure 0004834624
ただし、p:推定行動確率(推定発生確率)、i:行動種別(i=1,・・・,N)、C:年間消費支出[円]、S:支出増減係数(通常は「1」)、T:予測期間[h]、a:行動種別iの1機能単位当たりの消費時間[時間(h)]、b:行動種別iの1機能単位当たりの支出金額[円]である。
なお、「鉄道」による移動、「車」による移動、「徒歩」による移動を含む、各行動種別iの1機能単位当たりの消費時間ai及び支出金額biは、前述したように、消費時間データ記憶部124及び支出データ記憶部123から得られる。
また、支出増減係数Sは、年間消費支出額の増減率であり、年間消費支出額の増減が無い場合、あるいは考慮しない場合、S=1とする。
式(3)に示す第2の制約条件は、各行動種別iが推定行動確率pに従って発生する場合、1単位時間(ここでは例えば1時間)当たりの支出金額の総和が、属性データとして入力された年間消費支出額から求めた1単位時間(たとえば、ここでは1時間)当たりの支出金額に等しい、という制約条件である。
さらに、式(1)に対する制約条件として、次式(4)に示すような第4の制約条件と、次式(5)に示すような第5の制約条件とが与えられる。
Figure 0004834624
式(2)〜式(5)の制約条件の下、式(1)から、各行動種別iの先験確率をqとしたときのクロスエントロピーと、各行動種別iの推定行動確率をpとしたときのエントロピーとの差が最小となるような、各行動種別i(i=1…N)の推定行動確率piを求める。
以上のようにして、各行動種別iの推定行動確率piを求めた後、次に、ステップS7へ進み、行動時間計算部106が、各行動種別iの予測期間内での行動時間を計算する。
すなわち、行動種別iの推定行動確率pに、予測期間Tを乗じて当該行動種別iの予測期間内での行動時間を算出する。例えば、予測期間T=20時間の場合、ある行動種別iの推定行動確率p=0.2ならば、当該行動種別iの予測期間内での行動時間は4.0時間となる。
図5は予測期間T=20時間の場合に、行動時間計算部106で各行動種別iについて求めた予測期間内での行動時間を示したものである。結果出力部108は、行動時間計算部106で各行動種別iについて求めた行動時間を、図5に示したように、表示装置3に表示する。
次に、ステップS8へ進み、価値計算部107は、各行動種別iについて求めた予測期間内での行動時間を用いて環境負荷を算出する。
原単位データ記憶部125には、図6に示すように、行動種別毎に、その1単位時間(ここでは、例えば1時間)当たりの行動に際し排出される環境負荷原単位(図6では、二酸化炭素排出量)の値が記憶されている。
価値計算部107は、各行動種別iの環境負荷原単位を原単位データ記憶部125から読み出す。そして、読み出された環境負荷原単位に、当該行動種別iについて求めた予測期間内での行動時間を乗じることにより、当該行動種別iの環境負荷量を算出する。
図7は、各行動種別iについて求めた環境負荷量(二酸化炭素排出量)を示したものである。結果出力部108は、価値計算部107で各行動種別iについて求めた環境負荷量を、図7に示したように、表示装置3に表示する。
以上説明したように、上記第1の実施形態によれば、必ずしも効用最大化原理によって行動しない人間の行動(特に行動時間)を、エントロピー原理によって予測することが可能になる。
すなわち、日頃の行動パターンを前提としつつも、時間と支出の制約の下で、最大の自由度を得るような行動の発生確率を予測することが可能であり、この予測結果と環境負荷データを組み合わせることによって、消費パターンが変わったときの環境負荷を推定することができる。
(第2の実施形態)
図2のステップS6で行動確率分布を推定する際、予測期間中の特定の行動種別について行動時間が予め予測される場合、当該行動種別iの推定行動確率pに対し、当該予測される行動時間に基づき個別に制約条件を与える。
この場合、注目の行動種別のグループに属する行動種別や、それ以外の他の行動種別iの行動確率pについても、予め予測される予測期間中の当該他の行動種別の行動時間に基づき個別の制約条件を与えることもできる。
この場合、例えば、図2のステップS4において、入力装置2から、予測期間中の行動時間が予め予測される当該特定の行動種別について、予測される行動時間の値、あるいは予測される行動時間の範囲(上限値/下限値)を入力する。このときの(表示装置3に表示される)入力画面の表示例を図8に示す。
ここで、予測期間をT、当該特定の行動種別iの行動確率p、当該特定の行動種別iに対し入力された予測される行動時間の下限値/上限値/予測される行動時間をLiと表すと、条件入力部102には、次式に示すようなデータが追加条件として入力され、メモリ109に一時記憶される。
T×p≧L または T×p≦L または T×p=L …(6)
行動確率推定部105は、入力装置2から入力された当該特定の行動種別の行動時間あるいはその範囲を、先に入力された予測期間を用いて、当該特定の行動種別iの行動確率piに対する制約条件式を生成する。
図8では、予測期間が24時間である場合に、行動種別「食事」(i=4)の行動時間が最低1時間以上であることを条件として入力された表示画面例を示している。この場合、行動確率推定部105は、
4≧1/24(=入力値/予測期間) …(7)
という制約条件式を生成する。この制約条件式(7)は、図2のステップS6で行動確率推定部105が行動確率分布を推定する際に、式(1)の制約条件に追加される。行動確率推定部105は、式(2)〜(5)の他にさらに、上記式(7)を用いて、式(1)を計算することにより、各行動種別iについて、推定行動確率pを計算する。
同様に、例えば、予測期間内に明らかに行わない行動種別があれば、図8に示すような入力画面から、当該行動種別に対し、「0」時間を入力することにより、当該行動種別の推定行動確率を「0」とする制約条件式を与えることもできる。
例えば、予測期間内に明らかに食器洗い(i=3)という行動を行わない場合、行動確率推定部105は、P3=0という制約条件式を生成する。行動確率推定部105は、式(2)〜(5)の他にさらに、上記式制約条件式を用いて、式(1)を計算することにより、各行動種別iについて、推定行動確率pを計算する。なお、この場合、行動確率推定部105で計算される行動種別「食器洗い」の行動確率P3は「0」となる。
(第3の実施形態)
上記第1の実施形態では、多くのデータから統計的に求めた標準的な行動パターンから、先験確率分布を抽出していた。第3の実施形態では、図9に示すように、ステップS3において、この標準的な行動パターンではなく、特定個人の行動履歴データから先験確率分布を抽出する。
標準的な行動パターンではなく、実際の特定個人の行動履歴データから先験確率分布を抽出すれば、その特定個人の行動を正確に予測することができる。
個人行動履歴記憶部122には、氏名、ID番号、年間消費支出額などを含む個人を識別するための識別情報に対応付けて、図3、図4と同様の行動パターンが記憶されている。
図9のステップS2では、属性データとして、ID番号などの個人を識別するためのデータが入力される。ステップS3では、先験確率抽出部103は、入力されたID番号に対応する行動パターンから、先に入力された予測期間を用いて、第1の実施形態と同様に、先験確率分布を抽出する。以降の処理は、第1の実施形態と同様である。
以上説明したように、上記第3の実施形態によれば、標準的な人間の予測期間内での行動確率及び行動時間の他、特定個人についても、その行動確率及び行動時間を予測することができる。
(第4の実施形態)
行動確率推定部105は、式(2)に示した制約条件を用いず、且つ、式(3)に示した制約条件において、支出増減係数Sを「1」以外の値に設定することにより、所得が増減することに伴う行動変化、すなわち、所得リバウンド効果を予測することができる。
例えば、図2のステップS2において、入力装置2から所得の増減率をさらに入力する。入力された増減率は、条件入力部102を介して、メモリ109に一時記憶される。
行動確率推定部105は、メモリ109に記憶されている増減率を上記支出増減係数Sに変換する。
図2のステップS6で行動確率推定部105が行動確率分布を推定する際には、式(3)〜(5)を用い、さらに、式(3)の支出増減係数Sを上記変換により得られた新たな値に更新して、式(1)を計算することにより、各行動種別iについて、行動確率pを計算する。
例えば、所得が従来よりも10%増える場合を条件として入力した場合には、S=1.1となり、従来より10%減るならばS=0.9となる。
(第5の実施形態)
例えばボーリングのように、特定の場所に移動しなければ実施できない行動種別jについて、予測対象者が予測期間内に滞在している場所からは、発生しないことが明らかな場合、そのような行動種別jに対しては、発生しないという限定(pj=0)を制約条件に加えて式(1)を解く。その結果、発生時間帯を考慮した空き時間の行動の影響、すなわち、時間リバウンド効果を予測することができる。
参照データ記憶部126には、図10に示すように、場所毎に、当該場所に予測対象者が滞在している場合に発生しない行動種別を示した参照データが記憶されている。
入力装置2から、予測期間、行動パターンを特定するための属性データの他に、さらに、図11に示す入力画面から、例えば、当該予測期間内に予測対象者が行かない場所を入力する。
条件入力部102は、予測対象者が行かない場所が入力された場合には、図10に示したような参照データを参照して、予測期間内に発生しない行動種別jを求める。すなわち、まず、当該入力された各場所に対応付けて記憶されている行動種別の和集合を求める。全行動種別のうち、求めた和集合に含まれる行動種別が、予測期間内に発生しない行動種別jである。
条件入力部102で求めた、予測期間内に発生しない各行動種別jは、メモリ109に記憶される。行動確率推定部105は、メモリ109に記憶されている、予測期間内に発生しない各行動種別jに対し、制約条件p=0という制約条件式を生成する。
行動確率推定部105は、上記制約条件式を加えて、式(1)を計算することにより、各行動種別iについて、行動確率pを計算する。なお、この場合、行動確率推定部105で計算される行動種別jの行動確率Pjは「0」となる。
以上説明したように、上記第4及び第5の実施形態によれば、所得リバウンド効果や時間リバウンド効果もそれぞれ予測可能である。従って、例えば新しいオンラインサービスの提供時間帯や対象顧客層を決定する際に活用することができる。
(第6の実施形態)
第1の実施形態では、行動種別毎の環境負荷原単位データを用いて、各行動種別iについて環境負荷量を求めていた。
第6の実施形態では、原単位データ記憶部125に、図12に示すような、行動種別毎に、その1単位時間当たりの行動に際し消費されるエネルギー量を記憶する。
この場合、価値計算部107は、各行動種別iの1単位時間当たりの消費エネルギー量を原単位データ記憶部125から読み出す。そして、得られた1単位時間当たりの消費エネルギー量に、当該行動種別iについて求めた予測期間内での行動時間を乗じることにより、予測期間内の当該行動種別iの消費エネルギーを算出する。
また、原単位データ記憶部125に、図13に示すような、行動種別毎に、その1単位時間当たりの事故の発生度合いを記憶する。
この場合、価値計算部107は、各行動種別iの1単位時間当たりの事故の発生度合いを原単位データ記憶部125から読み出す。そして、得られた1単位時間当たりの事故の発生度合いに、当該行動種別iについて求めた予測期間内での行動時間を乗じることにより、予測期間内の当該行動種別iの累積事故発生度合いを算出する。
このように、第1の実施形態で説明した手法により、各行動種別iについて予測期間内での行動時間を求めた場合には、この各行動種別の予測期間内での行動時間を用いて、様々な価値計算を行うことができる。
消費エネルギーや事故発生度合いなど、行動に伴う様々な社会価値を予測することが可能になる。
(第7の実施形態)
図1の行動統計データ記憶部121には、第1の実施形態で説明したように、標準的な人の複数の行動種別のそれぞれについて、時間帯毎の発生確率を示す行動統計データ、すなわち、図3や図4に示したような行動パターンが記憶されている。一般に、この標準的な人の行動パターンは、不特定多数の人の行動パターンから統計的に求めたものである。図1の先験確率抽出部103では、この行動パターンから先験確率分布を抽出していた。
第7の実施形態では、この行動統計データ記憶部121に記憶されている、標準的な人の行動パターンから、特定集団(例えば、ある特定の会社の従業員の集合、ある特定の学校の生徒の集合、ある地域の居住者など)に属する人の行動パターンを上述の第1の実施形態と同様の手法を用いて推定する。
例えば、予測対象の特定集団の行動パターンが、一般的な行動統計データを用いて表せるような単純な集団ではない場合、第7の実施形態では、この一般的な行動統計データと、該特定集団固有の情報を用いることで、この特定集団に関し、第1の実施形態で用いる先験確率分布を推定することができるのである。
以下、第7の実施形態について説明する。
図14は、第7の実施形態に係る行動予測システムの構成例を示したものである。なお、図14において、図1と同一部分には同一符号を付し、異なる部分についてのみ説明する。すなわち、図1の行動統計データ記憶部121が、図14では、第1の行動統計データ記憶部121aと第2の行動統計データ記憶部121bに置き換わり、図1の行動確率推定部105が、図14では、行動確率推定部105aと行動確率推定部105bに置き換わっている。図14の第2の行動統計データ記憶部121bは、図1の行動統計データ記憶部121と同一であり、図14の第2の行動確率推定部105bは図1の行動確率推定部105と同一である。
第1の行動統計データ記憶部121aには、図1の行動統計データ記憶部121と同様、性別、年齢層などにより特定される標準的な人の複数の行動パターンが時間帯毎に記憶されている。
図16は、第1の行動統計データ記憶部121aに記憶されている、ある時間帯における、性別、年齢層別の人の複数の行動パターンを、図3と同様、テーブル形式で示したものである。なお、図16では、ある時間帯における行動種別毎の平均的な行動時間を示している。この時間帯における行動種別毎の発生確率は、当該行動種別の行動時間を当該時間帯の時間で除することで求めるこができる。
第1の行動確率推定部105aは、図16に示したような行動パターンを用いて、対象集団の行動パターンを推定する。
第2の行動統計データ記憶部12bには、第1の行動確率推定部105aで推定された対象集団の行動パターンを記憶する。
以下、図15に示すフローチャートを参照して、図14の行動予測装置の処理動作を説明する。
例えば、図17に示すような集団を例にとり説明する。図17は、行動パターンを予測する集団(予測対象の集団)に関するデータ(集団データ)であり、神奈川県内のある集団(グループ)の構成員(メンバ)を、性別、年代別の複数のクラス(サブグループ)に分類し、各クラスに属する構成員の人数(当該集団の構成員の性別の人数、当該集団の構成員の年代別の人数など)や、当該集団の全構成員の人数などを示している。なお、集団データには、構成員のクラス別の人数の代わりに、あるいは、構成員のクラス別の人数とともに、該集団内での該クラスに属する構成員の割合が含まれていても良い。また、予測対象の集団の存在する地域や名称などの属性データが含まれていてもよい。
また、図17に示した集団データの場合には、集団の構成員を、性別及び年代別で複数のクラスに分類したが、この場合に限らない。集団データ中に、年齢や性別の他、当該集団の構成員の居所(住所)や役職などの各構成員の属性データが含まれている場合には、これらのうちの少なくとも1つを用いて、当該集団の構成員を複数のクラスに分類すればよい。
まず、ステップS101において、入力装置1から、何年何月何日何時何分から何年何月何日何時何分までという形で予測期間が入力される。入力された予測期間は、条件入力部102を介してメモリ109に一時記憶される。次に、ステップS102へ進み、入力装置1から、予測対象の集団に関するデータ、すなわち、図17に示したような集団データが入力される。入力された集団データは、条件入力部102を介してメモリ109に一時記憶される。
続いて、ステップS103へ進み、先験確率抽出部103は、第1の行動統計データ記憶部121aから、メモリ109に一時記憶された予測期間及び集団データを基に、性別、年齢別に(すなわち、クラス別に)、当該予測期間内の行動種別毎の発生確率(行動パターン)を先験確率分布として抽出する。
例えば、集団データ内の15才から24才までの男性というクラスのデータと、2月4日の8:00〜10:00という予測期間とを基に抽出された先験確率分布は、図18(a)のようになる。
次に、ステップS104では、入力装置2から、当該予測対象の集団について、当該予測期間内での発生確率または行動時間が既知である行動種別に対し、当該既知の発生確率または行動時間(既知データ)が入力される。入力された既知データは、条件入力部102を介してメモリ109に一時記憶される。なお、性別や年代毎に異なる場合には、性別及び年代別に抽出された各先験確率分布に対し、その性別及び年代に対応する既知データが入力される。
例えば、図17に示した予測対象の集団の場合、特に、15才から24才までの男性のクラスにおける当該予測期間では、予め計測・調査することにより「交際・付き合い」「受診・診療」「その他」という行動種別の行動時間が「0」であることが判明しているか、または該予測対象の集団が滞在する場所では実施できない行動であるので、これら行動種別の行動時間やその発生確率に対し「0」という既知データが入力される。
次に、ステップS105へ進み、第1の行動確率推定部105aは、まず、入力された既知データを用いて、ステップS103で抽出された性別・年齢別の先験確率分布を修正する。例えば、図18(a)に示した先験確率分布の場合、「交際・付き合い」「受診・診療」「その他」という行動種別の行動時間が「0」であるので、当該行動種別の行動時間及び発生確率を「0」に修正する。
次に、ステップS106へ進み、第1の行動確率推定部105aは、この修正された先験確率分布から、第1の実施形態と同様、式(1)を用いて、エントロピー原理によって新たな行動確率分布を推定する。
式(1)において、修正された先験確率分布中の各行動種別iの発生確率をq、各行動種別iについて求める推定行動確率(推定発生確率)をpとする(0≦p≦1、0≦q≦1)。また、修正された先験確率分布中で、発生確率が既知データで修正された行動種別をkで表し、当該行動種別kの既知データをtとする。行動種別kの先験確率はqであり、行動種別kについて求める推定行動確率(推定発生確率)はpである。
なお、ここで式(1)に対する制約条件としては、第1の実施形態で用いた式(4)に示した制約条件と、式(5)に示した制約条件と、さらに、次式(8)で示すような制約条件を用いる。
=tk …(8)
式(8)は、先験確率分布中で、発生確率が既知データtで修正された行動種別kについては、その推定発生確率pは既知データtに等しいという制約条件を表している。
第1の行動確率推定部105aは、式(4)、式(5)、式(8)の制約条件の下、式(1)から、各行動種別iの先験確率をqiとしたときのクロスエントロピーと、各行動種別iの推定行動確率をpiとしたときのエントロピーとの差が最小となるような、各行動種別i(i=1…N)の推定行動確率pを求める。
図18(b)は、図18(a)に示した修正前の先験確率分布から、上記のようにして推定された各行動種別iの推定行動確率piを示したものである。図18(b)に示すように、先験確率が既知データ「0」で修正された「交際・付き合い」「受診・診療」「その他」という行動種別の推定行動確率piは、当該既知データ「0」のままである。
以上のような処理により、性別及び年齢別に(クラス別に)各行動種別iの推定行動確率piが得られる。
次に、ステップS107へ進み、性別及び年齢別(クラス別)の各行動種別iの推定行動確率piを基に、第1の行動確率推定部105aは、図18(b)に示すように、各行動種別iの予測期間内での行動時間(推定行動時間)を計算する。
すなわち、行動種別iの推定行動確率pに、予測期間Tを乗じて当該行動種別iの予測期間内での推定行動時間を算出する。例えば、予測期間T=20時間の場合、ある行動種別iの推定行動確率p=0.2ならば、当該行動種別iの予測期間内での推定行動時間は4.0時間となる。
以上のような処理(ステップS103〜ステップS107)を、当該予測対象の集団の全てのクラスについて実行し、当該予測対象の集団の各クラスについて、各行動種別iの当該予測期間内での推定行動確率piと推定行動時間を求める。
図19には、当該予測対象の集団の各クラスについて求めた、各行動種別iの当該予測期間内での推定行動時間を示している。
次に、ステップS108へ進む。ステップS108では、第1の行動確率推定部105aは、当該予測対象の集団の集団データと、図19に示したような性別及び年齢別(クラス別)に得られた行動種別毎の行動時間とから、当該予測対象の集団における行動種別毎の行動確率、すなわち、当該予測対象の集団の標準的な行動パターンを計算する。
例えば、まず、図18(b)に示した15才から24才までの男性というクラスの各行動種別の推定行動時間に、当該予測対象の集団の15才か24才までの男性の人数を乗じて、当該クラスの行動種別毎の行動時間の総和を求める。
図19に示すように、当該予測対象の集団に属する各クラス(例えば、図17に示したように、25才から34才までの男性のクラス、25才から34才までの女性のクラスなど)について、上記同様にして、クラス別の行動種別毎の行動時間の総和を求める。
そして、図19に示すように、行動種別毎に全てのクラスの行動時間の総和sum(i)(i=行動種別)を計算し、さらにその総和、すなわち全行動種別の行動時間の総和Sを求める。
当該予測対象の集団の行動種別(i)毎の行動確率(発生確率)P(i)は、次式(10)から求めることができる。
P(i)=sum(i)/S …(10)
第1の行動確率推定部105aは、上記のようにして得られた当該予測対象の集団の行動種別(i)毎の行動確率(発生確率)P(i)を、第2の行動統計データ記憶部121bに記憶する。
以上説明したように、第2の行動統計データ記憶部121bには、行動パターンにある一定の特徴を有するある特定の集団の行動パターンが記憶される。第1の実施形態で説明した行動予測装置は、図2と同様にして、第2の行動統計データ記憶部121bに記憶された行動パターンから先験確率分布を抽出して、第1の実施形態で説明した処理を実行することにより、当該集団特有の行動を予測することができる。
すなわち、図2のステップS1において、入力装置1から、何年何月何日何時何分から何年何月何日何時何分までという形で予測期間が入力され、ステップS2において、入力装置1から、行動予測対象とする人間の性別、年齢層、年間消費支出額が属性データとして入力されると、ステップS3では、先験確率抽出部103は、第2の行動統計データ記憶部121から、メモリ109に一時記憶された予測期間及び属性データに対応する行動パターンを先験確率分布として抽出する。
ステップS4において、入力装置2から、同一の行動種別のグループに属する複数の行動種別について、(距離単位、時間単位、金額単位などの)機能単位による利用比が入力されると、ステップS5では、利用比変換部104は、指定された利用比、例えば、移動(鉄道):移動(車):移動(徒歩)=1:2:3を、支出データ記憶部123に記憶されている情報と、消費時間データ記憶部124に記憶されている情報を用いて、消費時間比及び支出比に変換する。
次に、ステップS6へ進み、第2の行動確率推定部105bは、先験確率抽出部103で求めた先験確率分布から、制約条件に用いて、エントロピー原理によって新たな行動確率分布を推定する。
移行の処理は、図2と同様であるので省略する。
以上説明したように、上記第7の実施形態によれば、行動統計データが存在しないような集団に関する行動確率(先験確率分布)を推定することが可能である。この先験確率分布を用いることにより、当該集団に関する行動を正確に推定することが可能となる。
本発明の実施の形態に記載した本発明の手法(特に、条件入力部102、先験確率抽出部103、利用比変換部104、行動確率推定部105(第1の行動確率推定部105a、第2の行動確率推定部105b)、行動時間計算部106、価値計算部107、結果出力部108等の各機能)は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスクなど)、光ディスク(CD−ROM、DVDなど)、半導体メモリなどの記録媒体に格納して頒布することもできる。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の実施形態に係る行動予測システムの構成例を示した図。 図1の行動予測システムの処理動作を説明するためのフローチャート。 行動統計データ記憶部121に記憶されている行動パターンの一例を示した図。 行動統計データ記憶部121に記憶されている行動パターンの他の例を示した図。 行動種別毎の予測期間内での行動時間の表示例を示した図。 原単位データ記憶部125に記憶されている、各行動種別の1単位時間当たりに排出される環境負荷原単位(二酸化炭素排出量)を示したデータの記憶例を示した図。 行動種別毎の環境負荷量の表示例を示した図。 追加条件の入力画面の一例を示した図。 図1の行動予測システムの他の処理動作を説明するためのフローチャート。 場所毎に、当該場所に予測対象者が滞在している場合に発生しない行動種別を示した参照データの一例を示した図。 予測期間内に予測対象者が行かない場所を入力するための入力画面の一例を示した図。 原単位データ記憶部125に記憶されている、各行動種別の1単位時間当たりの行動に際し消費されるエネルギー量を示したデータの記憶例を示した図。 原単位データ記憶部125に記憶されている、各行動種別の1単位時間当たりの事故の発生度合いを示したデータの記憶例を示した図。 第7の実施形態に係る行動予測システムの構成例を示した図。 図14の行動予測システムの処理動作を説明するためのフローチャート。 行動統計データ記憶部121aに記憶されている行動パターンの一例を示した図。 予測対象の集団に関する集団データの一例を示した図。 修正前の先験確率分布((a)図)と、修正後の先験確率分布から求めた各行動種別の推定行動確率((b)図)とを示した図。 予測対象の集団の各クラスについて求めた、行動種別毎の推定行動時間と、該予測対象の集団における行動種別毎の行動確率(行動パターン)を示した図。
符号の説明
1…行動予測装置、2…入力装置、3…表示装置3、10…1データ記憶部、102…条件入力部、103…先験確率抽出部、104…利用比変換部、105…行動確率推定部、106…行動時間計算部、107…価値計算部、108…結果出力部、109…メモリ。

Claims (13)

  1. 人の複数の行動種別のそれぞれについて、時間帯毎の発生確率を示す行動統計データを記憶する記憶手段と、
    予測期間と、年間消費支出額と、前記複数の行動種別のうち互いに代替え可能な複数の行動種別のグループについて、当該グループに属する各行動種別の利用比とを含む複数の条件を入力する入力手段と、
    前記行動統計データから、前記予測期間内の行動種別毎の発生確率を示す先験確率分布を抽出する抽出手段と、
    前記利用比に基づき、前記グループ内の各行動種別の行動に対し消費される時間の比を示す消費時間比を算出する第1の算出手段と、
    前記グループ内の各行動種別の前記予測期間内での推定発生確率の比が前記消費時間比に等しいという第1の制約条件と、各行動種別による一単位時間当たりの支出金額の総和が、前記年間消費支出額から求めた前記1単位時間当たりの支出金額に等しいという第2の制約条件と、前記予測期間内の各行動種別の前記発生確率の総和は「1」であるという第3の制約条件と、前記予測期間内の各行動種別の前記推定発生確率の総和は「1」であるという第4の制約条件とを含む複数の制約条件を満たすとともに、前記先験確率分布との間のKullback-Leibler尺度が最小となるように、前記複数の行動種別のそれぞれの推定発生確率を算出する第2の算出手段と、
    を含む行動推定装置。
  2. 各行動種別の前記推定発生確率を基に、各行動種別の前記予測期間における行動時間を算出する第3の算出手段を含むことを特徴とする請求項1記載の行動推定装置。
  3. 各行動種別の前記行動時間と当該行動を一単位時間行う際に発生する環境負荷量とを乗じることにより、前記予測期間内に発生する環境負荷量を算出する環境負荷算出手段をさらに含む請求項2記載の行動推定装置。
  4. 前記複数の条件は、さらに、前記複数の行動種別のうちの少なくとも1つに対する、当該行動種別の前記予測期間中の予測行動時間、その下限値及び上限値のうちの少なくとも1つを追加条件として含み、
    前記複数の制約条件は、前記追加条件と前記予測期間とから生成される、当該追加条件の指定された行動種別の前記推定発生確率に対する第5の制約条件を含むことを特徴とする請求項1記載の行動推定装置。
  5. 前記抽出手段は、性別、年齢層及び前記年間消費支出額を含む属性情報により特定される前記行動統計データから、前記先験確率分布を抽出することを特徴とする請求項1記載の行動推定装置。
  6. 前記抽出手段は、特定個人の前記行動統計データから、前記先験確率分布を抽出することを特徴とする請求項1記載の行動推定装置。
  7. 前記複数の制約条件は、
    前記予測期間内の滞在場所からは発生することがない行動種別の前記推定発生確率を「0」とする第6の制約条件を含むこと特徴とする請求項1記載の行動推定装置。
  8. 各行動種別の前記行動時間に、当該行動を一単位時間行う際の消費エネルギーを乗じることにより、前記予測期間内に消費するエネルギーを算出する消費エネルギー算出手段をさらに含むことを特徴とする請求項2記載の行動推定装置。
  9. 各行動種別の前記行動時間に、当該行動を一単位時間行う際の事故発生度合いとを乗じることにより、前記予測期間内に発生する事故発生度合いを算出する事故発生度合い算出手段をさらに含むことを特徴とする請求項2記載の行動推定装置。
  10. 前記複数の条件は、前記年間消費支出額に対する増減率を含み、
    前記第3及び第4の制約条件と、各行動種別による一単位時間当たりの支出金額の総和が、前記年間消費支出額に前記増減率を乗じた結果得られる金額から求めた前記1単位時間当たりの支出金額に等しいという第7の制約条件とを満たすとともに、前記先験確率分布との間のKullback-Leibler尺度が最小となるように、前記複数の行動種別のそれぞれの推定発生確率を算出する第4の算出手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の行動推定装置。
  11. 人の複数の行動種別のそれぞれについて、時間帯毎の発生確率を示す行動統計データを記憶する記憶手段と、
    予測期間、年間消費支出額、及び前記年間消費支出額に対する増減率を含む複数の条件を入力する入力手段と、
    前記行動統計データから、前記予測期間内の行動種別毎の発生確率を示す先験確率分布を抽出する抽出手段と、
    各行動種別による一単位時間当たりの支出金額の総和が、前記年間消費支出額に前記増減率を乗じた結果得られる金額から求めた前記1単位時間当たりの支出金額に等しいという第1の制約条件と、前記予測期間内の各行動種別の前記発生確率の総和は「1」であるという第2の制約条件と、前記予測期間内の各行動種別の前記推定発生確率の総和は「1」であるという第3の制約条件とを含む複数の制約条件を満たすとともに、前記先験確率分布との間のKullback-Leibler尺度が最小となるように、前記複数の行動種別のそれぞれの推定発生確率を算出する第1の算出手段と、
    各行動種別の前記推定発生確率を基に、各行動種別の前記予測期間における行動時間を算出する第2の算出手段と、
    を含む行動推定装置。
  12. コンピュータを、
    人の複数の行動種別のそれぞれについて、時間帯毎の発生確率を示す行動統計データを記憶する記憶手段、
    予測期間と、年間消費支出額と、前記複数の行動種別のうち互いに代替え可能な複数の行動種別のグループについて、当該グループに属する各行動種別の利用比とを含む複数の条件を入力する入力手段、
    前記行動統計データから、前記予測期間内の行動種別毎の発生確率を示す先験確率分布を抽出する抽出手段、
    前記利用比に基づき、前記グループ内の各行動種別の行動に対し消費される時間の比を示す消費時間比を算出する第1の算出手段、
    前記グループ内の各行動種別の前記予測期間内での推定発生確率の比が前記消費時間比に等しいという第1の制約条件と、各行動種別による一単位時間当たりの支出金額の総和が、前記年間消費支出額から求めた前記1単位時間当たりの支出金額に等しいという第2の制約条件と、前記予測期間内の各行動種別の前記発生確率の総和は「1」であるという第3の制約条件と、前記予測期間内の各行動種別の前記推定発生確率の総和は「1」であるという第4の制約条件とを含む複数の制約条件を満たすとともに、前記先験確率分布との間のKullback-Leibler尺度が最小となるように、前記複数の行動種別のそれぞれの推定発生確率を算出する第2の算出手段、
    各行動種別の前記推定発生確率を基に、各行動種別の前記予測期間における行動時間を算出する第3の算出手段、
    として機能させるためのプログラム。
  13. 前記記憶手段に記憶された行動統計データは、特定集団の行動種別毎の発生確率を示すことを特徴とする請求項1記載の行動推定装置。
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