JP4833921B2 - 複数のパッシブ光ネットワークでトラフィックを伝送するシステム及び方法 - Google Patents

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Description

本発明は一般に通信システムに関連し、特にパッシブ光ネットワークでトラフィックを伝送するシステム及び方法に関する。
近年、アクセスネットワークとして知られるネットワークの部分で通信ネットワークの障害が生じている。波長分割多重化(WDM)及び高ビットレートでのトラフィック伝送等のような新たな技術により、長距離光通信の帯域は急激に増えている。メトロポリタンエリアネットワークでは劇的に帯域が増加している。しかしながら、アクセスネットワーク(キャリアのセントラルオフィスと居住の又は商用のカスタマサイトとを接続する通信インターフェースのラストマイルとしても知られている)では、帯域は適切に大幅に増えてはいない。現在アクセスネットワークはインターネットのような通信ネットワークの障害となっている。
パワー分離パッシブ光ネットワーク(PSPON: Power Splitting Passive Optical Network)はこの障害問題に対する1つのソリューションを与える。PSPONは一般的なアクセスネットワークに関連し、アクセスネットワークでは、キャリアのセントラルオフィスの光回線ターミナル(OLT)は1つ以上のダウンストリーム波長を介して光ネトワークユニット(ONU)へブロードキャストするトラフィックを伝送する。アップストリーム方向では、一般にONUは1つの波長でトラフィックを時分割共有方式で伝送する。ONUはファイバを介して伝送された光信号を電気信号に変換する形式のアクセスノードであり、その電気信号は個々の加入者に送信可能である、又はその逆の動作を行う。PSPONは、一般的なアクセスネットワークよりも広い帯域をアクセスノードに用意することで、上記の障害に対処しようとする。例えば、銅の電話回線を介してトラフィックを伝送するディジタル加入者回線(DSL)のようなネットワークは、一般に、約144キロビット毎秒(Kb/s)及び1.5メガビット毎秒(Mb/s)の間のレートで伝送する。これに対して、PSPONの具体例であるブロードバンドPON(BPON)は、数百メガビット毎秒の容量を32ユーザで共用するように現在配備されている。別のPSPONの具体例であるギガビットPON(GPON)は、一般に、よりパワフルな送信機を利用して更に大きな帯域さえ用意することで、2.5ギガビット毎秒(Gb/s)に至るほどの速度で動作する。他のPSPONは、例えば、非同期転送モードPON(APON)及びギガビットイーサーネットPON(GEPON)等を含む。
PSPONシステムはアクセスネットワークで帯域の増加をもたらすが、より広帯域に拡大する要請が続く。1つのソリューションは波長分割多重化PON(WDMPON)であり、これはダウンストリーム(及びアップストリーム)の容量を劇的に増やすかもしれないが非効率的である。WDMPONは或るアクセスネットワークに関連し、そのアクセスネットワークでは、専用のダウンストリーム及びアップストリームの波長それぞれを介してトラフィックを各ONUが受信及び送信する。WDMPONは容量を劇的に増やすかもしれないが、それを行うには多くのオペレータにとって法外にコスト高となり、現在の又は近い将来の要請とかけ離れたキャパシティを招くことになる。
別のソリューションであるPSPON及びWDMPONのハイブリッドPON(HPON)は、ダウンストリーム容量を増やす。HPONは一般に適切な如何なるPON(完全なWDMPONではなく、波長共有するONUのグループでそれぞれ共有される複数の波長でダウンストリームトラフィックを送信するPON、或いは各ONUに特定の波長でダウンストリームトラフィックを送信するPON)に関連してよい。HPONは、あるネットワークオペレータにとっては経済的かもしれないが、他のネットワークオペレータは、彼らが現在望んでいるものより広い帯域をHPONが提供することを当てにしている。これらのネットワークオペレータは、彼らの帯域要請に更に合致するアップグレードを望んでいる。
本願の課題は、更なる広帯域化の要請に適切に応じ、複数のパッシブ光ネットワークでトラフィックを伝送することである。
本発明の教示内容によれば、複数のパッシブ光ネットワーク(PON)でトラフィックを伝送するシステム及び方法が提供される。特定の実施例では、複数のパッシブ光ネットワーク(PON)でトラフィックを送信する本方法は、第1波長及び第2波長で光回線ターミナル(OLT)からトラフィックを伝送することを含む。本方法は、前記第1波長のトラフィック及び前記第2波長のトラフィックを合成し、合成されたトラフィックを複数のコピーに分けることを含む。更に本方法は、第1分配ノードで第1コピーを、第1群の光ネットワークユニット(ONU)に結合された第1波長ルータに転送し、第2分配ノードで第2コピーを、第2群のONUに結合された第2波長ルータに転送することを更に含む。本方法は、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングすることを更に含む。本方法は、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングすることも含む。
本発明の1つ以上の実施例の技術的利点は、複数のPONの光ネットワークユニット(ONU)の中で、より効率的に帯域を割り当てることを含むかもしれない。例えば、あるエリアでは、1つのPONがビジネス街で動作し、別のPONが居住ユーザに仕えるかもしれない。一般に、ビジネス街のPONのONUはダウンストリームWDM波長を共有し、居住地のPONのONUはダウンストリームWDM波長を共有し、ビジネス街のPONのONUは居住地のPONのどのONUともWDM波長を決して共有しない。そのような帯域割当は非効率的である。例えば、ビジネス街のPONは日中は満員になるかもしれないが、夜は加入者不足になり、居住地のPONは日中は加入者不足であるが、夜は満員になるかもしれない。従って、ビジネス街のPONのONUの大部分集合が、居住地のPONのONUの第1部分集合と第1波長を共有し、ビジネス街のPONのONUの第2部分集合が、居住地のPONのONUの第2部分集合と第2波長を共有するのを許可することで、特定の実施例は複数のPONのONUの中で一層効率的な帯域割当を可能にする。複数のPONにわたる波長の共有は、ビジネス街のPONにとって日中に相応しい帯域利用を可能にし、居住地のPONにとって夜に相応しい帯域利用を可能にする。
本発明の1つ以上の実施例の別の技術的利点は、複数のPONの集合をPSPONからHPONへ徐々にアップグレードすることを含むかもしれない。特定の実施例は、PSPON及びHPONの間の中間的なアップグレードをもたらし、PSPON各々をHPONにアップグレードする場合よりも、OLTにおける送信機は少なくて済む。従って特定の実施例では、いくつもの付加的なOLT送信機を代償とせずに、効率的な帯域割当が達成できる。そして追加的な帯域が必要な場合、ネットワークオペレータはPON毎にダウンストリーム帯域を簡易にアップグレードできる。特定の実施例では、PON毎のダウンストリーム帯域でのアップグレードは、OLTカードの置換を要しないかもしれない。むしろ、ONUの数又はOLTに接続されたリモートノード(RN)の数が減り、OLTカードに接続されたPONにとってダウンストリーム帯域の増加をもたらす。
本発明の様々な実施例は上記の技術的利点の全部又は一部を含んでもよいし、全く含まなくてもよいことが理解されるであろう。更に、本発明の別の技術的利点は、本願に含まれる明細書、特許請求の範囲及び図面から当業者にとって更に明確になるであろう。
本発明並びにその特徴及び利点の完全な理解を更に図るため、添付図面に関連する以下の詳細な説明が参照される。
図1はパワー分離パッシブ光ネットワーク(PSPON)10の一例を示す図である。一般に、PSPONは、アクセスネットワークとして知られているネットワークの一部における通信ネットワークの問題に対処するよう使用される。近年、波長分割多重化(WDM)及び高ビットレートでのトラフィック伝送等のような新技術により、長距離光ネットワークの帯域は急激に増えている。更に、メトロポリタンエリアネットワークでは劇的に帯域が増加している。しかしながら、アクセスネットワーク(キャリアのセントラルオフィスと居住の又は商用のカスタマサイトとを接続する通信インターフェースのラストマイルとしても知られている)では、帯域は適切に大幅に増えてはいない。現在アクセスネットワークはインターネットのような通信ネットワークの障害となっている。
PSPONは、一般的なアクセスネットワークよりも広い帯域をアクセスノードに用意することで、上記の障害に対処しようとする。例えば、銅の電話回線を介してトラフィックを伝送するディジタル加入者回線(DSL)のようなネットワークは、一般に、約144キロビット毎秒(Kb/s)及び1.5メガビット毎秒(Mb/s)の間のレートで伝送する。これに対して、ブロードバンドPON(BPON)は、数百メガビット毎秒の容量を32ユーザで共用するように現在配備されている。ギガビットPON(GPON)は、一般に、よりパワフルな送信機を利用することで、2.5ギガビット毎秒(Gb/s)に至るほどの速度で動作する。
図1のPSPON10を再び参照するに、PSPON10は、光回線ターミナル(OLT)12、光ファイバ30、リモートノード(RN)40及び光ネットワークユニット(ONU)50を含む。PSPON10は一般的なアクセスネットワークに関連し、そのアクセスネットワークでは、キャリアのセントラルオフィスの光回線ターミナル(OLT)が、1つ以上のダウンストリーム波長を介して光ネットワークユニット(ONU)にブロードキャストするトラフィックを送信する。PSPON10は、非同期転送モードPON(APON)、BPON、GPON、ギガビッットイーサーネットPON(GEPON)又は適切な他の如何なるPSPONでもよい。全てのPSPON10に共通する特徴は、外側のファイバプラント(fiber plant)が完全にパッシブなことである。OLTにより伝送されるダウンストリーム信号は、RNに結合されるダウンストリームONUに、ファイバのブランチを介してRNにより受動的に分配され、各ONUは特定のブランチの端部(エンド)に結合される。ONUにより伝送されるアップストリーム信号は、RNによりOLTにパッシブに転送される。
アップストリームターミナルの具体例であるOLT12は、キャリアのセントラルオフィスにあってもよく、それはより大きな通信ネットワークに結合されてもよい。OLT12はλdのようなダウンストリーム波長で全てのONU50にブロードキャストするトラフィックを送信する送信機14を含み、ONUはカスタマサイトに又はその近辺にあってよい。OLT12は第2ダウンストリーム波長λv(λdに加えられてもよい)で全てのONU50にブロードキャストするトラフィックを送信する送信機20を含んでもよい。一例として、一般のGPONでは、λvはアナログビデオ信号を搬送するかもしれない。或いはλvはディジタルデータトラフィックを搬送するかもしれない。OLT12は時分割共有アップストリーム波長λuで全てのONU50からトラフィックを受信する受信機18も含む。OLT12は、波長を適切に通過及び反射させるフィルタ16,22を含んでもよい。
一般のPSPONでは、λd及びλvのダウンストリームはλuにおけるトラフィックよりも高ビットレートで伝送されることに留意すべきである。なぜなら、PSPONは一般にダウンストリーム帯域よりも少ないアップストリーム帯域を用意しているからである。「ダウンストリーム」トラフィックはOLT(又はアップストリームターミナル)からONU(又はダウンストリームターミナル)への方向に伝搬するトラフィックに関連し、「アップストリーム」トラフィックはONU(又はダウンストリームターミナル)からOLT(又はアップストリームターミナル)への方向に伝搬するトラフィックに関連することに留意すべきである。特定のPSPONでは、λdは1490nm付近の帯域中心波長を有し、λvは1550nm付近の帯域中心波長を有し、λuは1311nm付近の帯域中心波長を有してよいことに更に留意すべきである。
光ファイバ30はアップストリーム及びダウンストリームのトラフィックを搬送する適切な如何なるファイバを含んでもよい。あるPSPON10では、光ファイバ30は例えば双方向光ファイバで構成されてよい。他のPSPON10では、光ファイバ30は2つの別個のファイバで構成されてもよい。
PSPON10のRN40(一般的には、分配ノードと言及される)は、光カプラのような適切な如何なるパワースプリッタで構成されてよく、OLT12をONU50に接続する。RN40は、適切な如何なる場所に設けられてもよく、各ONU50がダウンストリーム信号のコピーを受信するように、ダウンストリーム信号を分割する。分離及びその他の可能性のあるパワー損失に起因して、ONUに転送されるコピー各々はRN40で受信したダウンストリーム信号の1/Nより少ないパワーを有し、ここでNはONU50の数を表す。ダウンストリーム信号を分割することに加えて、RN40は、ONU50から送信された時分割共有信号を1つのアップストリーム信号に結合する。RN40はそのアップストリーム信号をOLT12に転送する。
ONU50(ダウンストリームターミナルの一例でもよい)は、光ネットワークユニット又は光ネットワークターミナル(ONT)の適切な如何なるものを含んでよく、ファイバを介して伝送された光信号を、個々の加入者に伝送することの可能な電気信号に変換する形式のアクセスノードに一般に関連する。加入者は居住する及び/又は商用のカスタマを含んでよい。一般に、PON10はOLT20当たり32個のONU50を含み、多くのPONの例はこの数のONUを含むように説明される。しかしながらOLT当たり適切な如何なる数のONUが用意されてもよい。ONU50はトリプレクサ(triplexer)を含み、トリプレクサはダウンストリームトラフィックを受信する受信機2つ(1つはλdのトラフィック用であり、もう1つはλvのトラフィック用である)と、λuのアップストリームを伝送するための送信機1つとを有する。ONU送信機の伝送レートは、一般に、OLT送信機の伝送レートより小さい(ダウンストリーム容量よりもアップストリーム容量の要請が少ないからである。)。各ONU50は、指定されたダウンストリームトラフィックを処理し、適切な時分割共有プロトコル(λuで或るONUにより送信されたトラフィックが、λuの他のONUのトラフィックと衝突しないようにするプロトコル)に従ってアップストリームトラフィックを送信する。
動作時にあっては、OLT12の送信機24はλdでONU50にブロードキャストルするダウンストリームトラフィックを送信する。OLT12の送信機20はλvでONU50にブロードキャストするダウンストリームアナログビデオトラフィックを送信してもよい。λdのトラフィックはフィルタ16を通過し、フィルタ22でλvと合成される(フィルタ22はλdを通し、λvを反射する。)。合成されたトラフィックは光ファイバ30を介してRN40に伝搬する。RN40はダウンストリームトラフィックを適切な数のコピーに分割し、各コピーを関連するONU50に転送する。各ONUはλd及びλvでダウンストリームトラフィックのコピーを受信し、その信号を処理する。適切なアドレス法を利用して、どのトラフィックがどのONU50宛であるかを確認してもよい。
アップストリーム方向では、各ONU50は、適切な時分割共有プロトコルに従って(アップストリームトラフィックが衝突しないように)ファイバ30に沿ってλuでアップストリームトラフィックを送信してもよい。RN40は各ONU50からアップストリームトラフィックを受信し、各ONU50からのトラフィックを(例えば、RNのパワースプリッタで)1つの信号に合成する。RN40は合成されたトラフィックをファイバ30を介してOLT12に転送する。OLT12では、合成されたトラフィックがフィルタ22を通過し、フィルタ16で反射され、受信機18に至る。受信機18は信号を受信し、それを処理する。
図2はキャリアのセントラルオフィス110で管理されるPSPON102,104,106,108の集合100を例示する図である。PSPON102,104,106,108の各々はOLT12、光ファイバ30、RN40及びONU50を含む。OLT12,光ファイバ30、RN40及びONU50は図1に関連して説明済みであり、更に詳細に説明されない。しかしながら、PSPON102,104,106,108のOLT12は、特定の状況ではセントラルオフィス110の同じOLTカード上にあってもよいことに留意すべきである。
図2に示されるように、異なるPON102,104,106,108のONU50はダウンストリーム波長λdを共有しない(即ち、各PONは別個のλdの送信機を有する。)。従って、時々、非効率的なダウンストリーム帯域割当の状況が生じ、1つのPONは満員であるが、同じセントラルオフィス110で管理される別のPONは加入者不足になるかもしれない。例えば、特定の状況では、セントラルオフィス110で管理されるPON102,104,106,108の各々は、様々なタイプのユーザに仕えるかもしれない。特定のPONは、労働者が仕事をしている日中に多くの帯域を使用し、労働者が帰宅した夜や週末にはほとんど帯域を使用しないビジネス街で機能するかもしれない。別のPONは、ユーザが働いている日中にほとんど帯域を使用せず、ユーザが帰宅した夜や週末に多くの帯域を使用する居住地のユーザに仕えるかもしれない。PONがこのような方法で実現される場合、ビジネス街のPONは日中満員になるが居住地のPONが加入者不足になる点で非効率的であり、居住地のPONは夜に満員になるがビジネス街のPONは加入者不足になる点で非効率的かもしれない。必要なダウンストリーム帯域を用意する或るソリューションが、特定の状況で有利になるかもしれない。
図3はHPON500を例示する図である。各PSPON100をHPON500にアップデートすることは、上記の状況例で必要なダウンストリーム帯域を用意する1つのソリューションになるかもしれない。しかしながら、図5に関連して後述されるが、各PSPON100のHPONをアップデートすることは、多くの状況でかなりのネットワークオペレータにとって最もコスト効果的なソリューションではないかもしれない。
一例のHPON500は、OLT512、光ファイバ530、RN540及びONU550を有し、PSPON及びWDMPONのハイブリッドである。一例のHPON500は、2以上のONU550のグループにダウンストリームWDM波長を共有させることで、PSPONより多くのダウンストリーム容量をもたらす。完全なWDMPONではないが、特定の波長でダウンストリームトラフィックを特定のONUにルーティングする(及び何らかの適切な方法でアップストリームトラフィックを送信する)適切な如何なるPONに、HPONは関連することに留意すべきである。HPONは、複数の波長でダウンストリームトラフィックを送信するHPON(各波長は波長共有するONUのグループで共有される)と、各ONUに固有の波長でダウンストリームトラフィックを送信するHPON(PSPONの特徴をアップストリーム方向で維持する)との双方を含んでよい。
OLT512(アップストリームターミナルの一例になってもよい)はキャリアのセントラルオフィスにあってよく、送信機514、マルチプレクサ515、フィルタ516、受信機518、送信機520及びフィルタ522を有する。各送信機514a−514dは適切な如何なる送信機で構成されてもよく、対応する波長λ1−λ4でトラフィックをそれぞれ送信する。一例のHPON500はアップストリームトラフィックについてWDM機能を提供しないが、WDMアップストリームへ更にアップグレードすることに備えて、送信機514だけではなく、OLT512でトランシーバ(送信機及び受信機)を実装することが経済的であることに留意すべきである。4つの送信機だけがHPON500に例示されているが、適切な送信機(又はトランシーバ)がいくつでも含まれてよいことに更に留意すべきである。
マルチプレクサ515は、適切な如何なるマルチプレクサ/デマルチプレクサ(及び波長ルータと考えてもよい)で構成されてもよく、λ1−λ4のトラフィックを1つの信号に合成するよう機能する。特定のネットワーク例では、マルチプレクサ515は、各ポートを介して1つより多くの波長でトラフィックを受信及び合成するサイクリックマルチプレクサで構成されてもよい。他のネットワーク例では、マルチプレクサ512は一般的なN×1マルチプレクサでもよく、それは各ポートを介して1つの波長でのみトラフィックを受信する。
フィルタ516は、マルチプレクサ515からλ1−λ4のトラフィックを受信し、λ1−λ4のトラフィックをフィルタ522に伝送する適切な如何なるフィルタで構成されてもよい。アップストリーム方向では、フィルタ516はλuでトラフィックを受信し、λuのトラフィックを受信機518に向ける。受信機518は、時分割共有波長λuで運ばれたONU550からのアップストリームトラフィックを受信及び処理する。
送信機520は適切な如何なる送信機で構成されてもよく、最終的に全てのONU550にブロードキャストするトラフィックをλvで送信する。送信機520はトラフィックをフィルタ522に向けるよう更に機能する。特定の実施例では、送信機520はλvでアナログビデオトラフィックを送信してもよい。別の実施例では、送信機520はディジタルデータトラフィックを送信してもよい。1つの送信機520が描かれているが、OLT512は、全てのONU550に最終的にブロードキャストするトラフィックを送信する適切な如何なる送信機をいくつ含んでもよいことに留意すべきである。
フィルタ522はλvのトラフィック及びλ1−λ4のトラフィックを受信し、そのトラフィックを合成する。フィルタ522は合成されたトラフィックをファイバ530を介してRN540に向けるよう機能する。アップストリーム方向では、フィルタ522はλuのトラフィックを受信し、λuのトラフィックをフィルタ516に向ける。
光ファイバ530はアップストリーム及びダウンストリームトラフィックを搬送する適切な如何なるファイバで構成されてもよい。あるHPON500では、光ファイバ530は例えば双方向光ファイバで構成されてもよい。他のHPON500では、光ファイバ530が2つの別個のフィルタで構成され、1つはダウンストリームトラフィックを伝搬し、1つはアップストリームトラフィックを伝搬する。
RN540はフィルタ542、マルチプレクサ546、プライマリパワースプリッタ548及びセカンダリパワースプリッタ549を有する。RN540は、λ1−λ4及びλvのトラフィックを受信し、λvのトラフィックを選別及びブロードキャストし、波長共有するλ1−λ4のトラフィックをデマルチプレクスし、ONU550の対応するグループ中のONUにλ1−λ4のトラフィックを転送する。更にRN540は時分割共有波長λuで伝送されたアップストリーム信号をONU550から受信し、これらの信号を合成し、合成されたトラフィックをλuでOLT512に転送する。RN540はリモートノードに関連するが、「リモート」は、適切などの空間配置でもOLT512及びONU550に通信可能に結合されたRN540に関連することに留意すべきである。リモートノードは一般に分配ノードと言及されてもよい。
フィルタ542は、λ1−λ4及びλvのトラフィックを含む信号を受信し、λ1−λ4のトラフィックをマルチプレクサ546に伝送し、λvのトラフィックをプライマリパワースプリッタ548に向ける適切な如何なるフィルタで構成されてもよい。図示の例におけるフィルタ542は、1つのフィルタしか含んでいないが、フィルタ542は、ネットワークのアップグレードを促す適切なフィルタ(光スイッチに結合されるフィルタ)をいくつ含んでもよい。アップストリーム方向では、フィルタ542はλuのトラフィックを受信し、それをOLT512に向ける。
マルチプレクサ546は適切な如何なるマルチプレクサ/デマルチプレクサで構成されてよく(波長ルータと考えてもよい)、λ1−λ4のトラフィックを含む信号を受信し、その信号をデマルチプレクスするよう機能する。マルチプレクサ546の各出力ポートは、λ1−λ4の対応するトラフィックを、対応するセカンダリパワースプリッタ59に転送するよう機能する。アップストリーム方向では、マルチプレクサ546はλuのトラフィックを受信及び終端する。例示のHPON500のONU550はλuを時間共有するからである(複数のアップストリーム波長でトラフィックを送信しない)。或いは、マルチプレクサ546は適切な終端に備えてこのトラフィックをフィルタ542に転送してもよい(終端は内部で又は外部でなされてもよい。)。
マルチプレクサ546はサイクリックマルチプレクサでもよいし又は適切な如何なるタイプのマルチプレクサでもよく、適切なポートをいくつ備えていてもよいことに留意すべきである。また、図3のリモートノード540には1つのマルチプレクサ546が示されているが、別のリモートノードでは、マルチプレクサ546が2つ以上の別個のマルチプレクサで構成され、1つ以上のアップストリームからダウンストリーム信号を受信し、ONU550が波長を共用するようにトラフィックをダウンストリームで転送してもよい。各波長のトラフィックは図示されているものとは異なるセカンダリパワースプリッタを通過し、1つより多くの波長でトラフィックがセカンダリパワースプリッタを通り、及び/又はマルチプレクサ546は4つより多くのダウンストリーム波長でトラフィックを受信し、多重し、通過させてもよいことに更に留意すべきである。
プライマリパワースプリッタ548は、λvのトラフィックを受信し、そのトラフィックを4つのコピーに分割する適切な如何なるパワースプリッタで構成されてもよい。各コピーのパワーは、当初の信号λvのパワーの4分の1より少ないかもしれない。プライマリパワースプリッタ548は、各コピーを対応するセカンダリパワースプリッタ549に転送する。アップストリーム方向では、プライマリパワースプリッタ548はセカンダリパワースプリッタ549から時分割共有波長λuでONU550から送信されたトラフィックを受信し、このトラフィックを1つの信号に合成する。プライマリパワースプリッタ548はアップストリーム信号をOLT512に転送する。そしてプライマリパワースプリッタ548は、ダウンストリーム方向でトラフィックをλvでブロードキャストし、アップストリーム方向では時分割共有波長λuでトラフィックを合成する。プライマリパワースプリッタ548は1×4パワースプリッタとして示されているが、適切な如何なるパワースプリッタが使用されてもよい。
各セカンダリパワースプリッタ549は、ある光カプラのような適切な如何なるパワースプリッタで構成されてもよく、その光カプラは、プライマリパワースプリッタ548からの信号及びマルチプレクサ546からの信号を受信し、2つの信号を1つの信号に合成し、合成された信号を適切なコピー数に分割し、各コピーを対応する波長共有するONU550のグループ中のONUに転送する(波長共有するONUの各グループは、ダウンストリーム方向でλ1−λ4の1つを共有する。)。アップストリーム方向では、各セカンダリパワースプリッタ549は、ONU550の対応するグループ中の各ONU550からλuで送信されたトラフィックを受信し、各ONU550からのトラフィックを1つの信号に合成する。各セカンダリパワースプリッタ549は、合成されたアップストリームトラフィックを2つのコピーに分割し、1つのコピーをプライマリパワースプリッタ548に、1つのコピーをマルチプレクサ546に転送する。上述したように、プライマリパワースプリッタ548に転送されたコピーは、時分割共有波長λuで送信された他のONU550からの他のトラフィックと合成される。マルチプレクサ546に転送されたコピーは、ブロックされ、或いは適切な終端に備えてフィルタ542に転送される。セカンダリパワースプリッタ549は一例のHPON500では2×4カプラとして示されているが、セカンダリパワースプリッタ549は適切な如何なるカプラで又はカプラの組み合わせで構成されてもよい(例えば、1×2カプラ2つに結合された1つの2×2カプラ)。セカンダリパワースプリッタ549は適切な如何なる数の信号を分割又は合成してもよい。
各ONU550(ダウンストリームターミナルの一例になってもよい)は適切な如何なるONU又はOLTで構成されてもよい。各ONU550はフィルタ560、受信機562、フィルタ570、受信機572及び送信機582を有する。各フィルタ560は、波長λvのトラフィック(例えば、アナログビデオトラフィック)を受信機562に向ける適切な如何なるフィルタで構成されてもよい。フィルタ560は、ONU550で受信したλ1−λ4の1つに対応するトラフィックをフィルタ570に向けて通過させ、アップストリーム方向ではλuのトラフィックをRN540に向けて通過させる。受信機562は、λvで送信されたトラフィックを受信し、そのトラフィックを処理する適切な如何なる受信機で構成されてもよい。各フィルタ570は、λ1−λ4の1つに対応するトラフィックを受信し、それを受信機572に向ける適切な如何なるフィルタで構成されてもよい。フィルタ570は、アップストリーム方向では、アップストリーム波長λuのトラフィックを対応するフィルタ560に伝送する。受信機572は、λ1−λ4の1つに関連して送信されたトラフィックを受信し、そのトラフィックを処理する適切な如何なる受信機で構成されてもよい。受信機572は、λ1−λ4のどのトラフィックをも受信し、特定の波長共有グループにONU550を割り当てる際の(又は再割り当ての)柔軟性をもたらす。各送信機582は、時分割共有波長λuを他のONU550と共に適用しながら、アップストリーム方向でトラフィックをλuで送信する適切な如何なる送信機で構成されてもよい。
4つのONU550が、HPON500のONU550のグループの一部として示されているが、適切なONU550のいくつでもが、ダウンリンク波長を共有するグループの一部になってよいことに留意すべきである。更に、複数のグループが存在し、各グループは異なるダウンリンクストリーム波長を共有してもよい。例えば、ONU550aはλ1を共有し、ONU550b(図示せず)はλ2を共有し、ONU550c(図示せず)はλ3を共有し、ONU550dはλ4を共有してもよい。また、1つ以上のONU550が、或るネットワークの1つより多くのグループの一部になってもよい。適切な如何なる数のONU550がネットワークで実現されてよいことに留意すべきである。
(RN540のRS548で合成される)複数の波長でトラフィックを送信し、OLT512の送信機514に対応する受信機で受信されるように、ONU550は代替的なアップグレードで調整されてもよいことに更に留意すべきである(この場合、フィルタ516は回線の外側に取り出されても出されなくてもよい。)。代替的なアップグレードでは、波長を共有するONU550の各グループは別個の波長でアップストリームトラフィックを送信し、マルチプレクサ546はこれらの波長をRN540で多重し、送信機514に対応する受信機はOLT512でそのトラフィックをこれらの波長で受信する。
動作時にあっては、OLT512の送信機514a−514dはλ1−λ4でトラフィックをそれぞれ送信し、そのトラフィックをマルチプレクサ515に転送する。マルチプレクサ515は、例えばサイクリックなマルチプレクサを含み、4つの波長のトラフィックを1つの信号に合成し、その信号をフィルタ516に転送する。フィルタ516はダウンストリーム信号をフィルタ522に伝送する。OLT512の送信機520はλvでトラフィックを送信し、そのトラフィックをフィルタ522に転送する。フィルタ522はλ1−λ4及びλvでトラフィックを受信し、光ファイバ530を介してトラフィックをRN540に向ける。
RN540のフィルタ542は信号を受信し、波長λvのトラフィック(例えば、アナログビデオ)をプライマリパワースプリッタ548に向け、λ1−λ4のトラフィックがマルチプレクサ546に伝搬するのを許可するする。プライマリパワースプリッタ548はλvのトラフィックを受信し、それを適切なコピー数に分割する。図示の例では、プライマリパワースプリッタ548はλvのトラフィックを4つのコピーに分割し、各コピーを対応するセカンダリパワースプリッタ549に転送する。マルチプレクサ546は、λ1−λ4のトラフィックを含む信号を受信し、その信号を構成成分波長に分ける。そして、マルチプレクサ546は各波長のトラフィックを対応するファイバに沿って転送し、各セカンダリパワースプリッタ549がλ1−λ4の対応する1つのトラフィックを受信するようにする。
各セカンダリパワースプリッタ549は、プライマリパワースプリッタ548からのλvのトラフィックのコピー及びマルチプレクサ546からのλ1−λ4の対応するもののトラフィックのコピーを受信し、そのトラフィックを1つの信号に合成し、その信号を適切な数のコピーに分ける。図示の例では、各セカンダリパワースプリッタ549は信号を4つのコピーに分ける。このように、波長λvのトラフィック(例えば、アナログビデオ)は、全てのONU550にブロードキャストされ、λ1−λ4の内関連するものはONU550の1つ以上のグループに転送され、それらで共有される。図示の例では、ONU550aはλ1を共有し、ONU550b(図示せず)はλ2を共有し、ONU550c(図示せず)はλ3を共有し、ONU550dはλ4を共有してもよい。再び、波長を共有するONU550のグループは図3に示されるものと異なってもよいこと、及び波長共有するONU550のグループは代替的なネットワークで1つより多くのWDM波長を共有してもよいことに留意すべきである。
セカンダリパワースプリッタ549がλ1−λ4の対応する1つのトラフィック及びλvのトラフィックを含む信号を4つのコピーに分割した後で、セカンダリパワースプリッタ549は各コピーをファイバ530を介して転送し、セカンダリパワースプリッタ549に結合されたONU550がコピーを受信するようにする。各ONU550のフィルタ560は、その信号を受信し、λvのトラフィックを受信機562に向け、その受信機はλvで伝送されたトラフィックを処理する。フィルタ560はλ1−λ4の内対応するものをフィルタ570に向けて通過させる。フィルタ570はλ1−λ4の内対応する1つのトラフィックを受信し、そのトラフィックを受信機に向け、その受信機はトラフィックを処理する。グループ中の各ONU550は、そのグループの中で他のONU550とλ1−λ4の1つを共有してよいので、ONU550は適切なアドレシングプロトコルを用いてダウンストリームトラフィックを適切に処理してもよい(例えば、関連する波長で送信されたトラフィックのどの部分が、グループ中のどのONU550に宛てられているかを決定してもよい。)。
アップストリーム方向では、各ONU550の送信機582はλuでトラフィックを送信する。フィルタ570及び560はλuでトラフィックを受信し、そのトラフィックを通過させる。信号はファイバ530を介してRN540に伝搬する。RN540の各セカンダリパワースプリッタ549は、時分割共有波長λuでトラフィックを受信し、ONU550の対応するグループ中の各ONU550からのトラフィックを合成する。繰り返すが、各ONU550はアップストリーム波長λuでトラフィックを送信し、ONU550はλuを時間共有するために適切なプロトコルを使用し、複数のONU550からのトラフィックが衝突しないようにしてもよい。λuでトラフィックを受信し、1つの信号に合成した後で、各セカンダリパワースプリッタ549は信号を2つのコピーに分け、1つのコピーをマルチプレクサ546に、1つのコピーをプライマリパワースプリッタ548に転送する。上述したように、ネットワーク例500のマルチプレクサ546は、λuをブロックしてもよいし、適切な終端に備えてフィルタ542に転送してもよい(終端はフィルタ542の内部で又は外部でなされてもよい。)。プライマリパワースプリッタ548は、各セカンダリパワースプリッタ549からトラフィックをλvで受信し、そのトラフィックを合成し、トラフィックをフィルタ542に転送する。フィルタ542はλuの合成されたトラフィックを受信し、そのトラフィックをOLT512に向ける。フィルタ530はλuのトラフィックをOLT512のフィルタ522に運ぶ。フィルタ522はλuのトラフィックを受信し、そのトラフィックをフィルタ516に伝送する。フィルタ516はλuのトラフィックを受信し、そのトラフィックを受信機518に向ける。受信機518はトラフィックを受信し、それを処理する。
本発明の範囲から逸脱せずに、説明された例示のHPONに修正、追加又は省略がなされてもよい。説明された例示のHPONの構成要素は、特定のニーズに応じて統合されてもよいし分散されてもよい。更に、説明された例示のHPON500の動作は、より多数の、より少数の又は他の構成要素で実行されてもよい。単なる一例として、代替的なネットワークは、RNに適切に結合されたOLTからの冗長的な回線を備えていてもよく、RNはONUに対して適切な如何なる数の出力を用意してもよく、適切な如何なる数の波長ルータがRNに加わってもよい(ネットワークに適切な変更を施す。)。
図4はキャリアのセントラルオフィス610で管理されるHPON602,604,606,608の集合600を例示する図である。HPON602,604,606,608の各々は、OLT512、光ファイバ530、RN540及びONU550を有する。OLT512、光ファイバ530、RN540及びONU550は図3に関連して説明済みであり、繰り返し詳細に説明されない。しかしながら、HPON602,604,606,608のOLT512は、特定の状況でキャリアのセントラルオフィス610にある同じOLTカード上に存在してもよいことに留意すべきである。
図4に示されるように、各HPON602,604,606,608のダウンストリーム帯域は、図2の対応するPSPON102,104,106,108のものの4倍である。従ってPSPON102,104,106,108を管理するネットワークオペレータは、各PSPONをHPONにアップグレードすることで増やされた帯域利用性に満足するかもしれない。しかしながら、特定の状況では、多くのネットワークオペレータはそのようなアップグレードをコスト的に非効率的であるように考えるかもしれない。例えば、帯域利用性がHPON容量を未だ十分に受け入れていない場合及び/又はコストに対する加入者の懸念が高い場合には、ネットワークオペレータはそのようなアップグレードをコスト効果的でないと考えるかもしれない。ネットワークオペレータは、図2のPSPONのキャパシティ及び図4のHPONのキャパシティ間の中間的なアップグレードを望むかもしれないし、より一層徐々により一層コスト効果的に増えた帯域利用性を満たすアップグレードを望むかもしれない。
図5は図2の一群のPSPON例からアップグレードされた本発明の特定の実施例によるPONシステム800を例示する図である。PONシステム800では、4つのダウンストリーム波長λ1−λ4が、セントラルオフィス810でOLT812から送信され、複数のPON802,804,806,808内に分散したONU850a,850b,850c,850dで共有される。この方法では、ダウンストリーム波長の総量は、図2のPSPONの集合100におけるものと同じであるが、ONU850の中でダウンストリーム帯域を分散するのでより効率的である。また、以下に詳細に説明されるように、PONシステム800は、OLT812に接続された個々のRN840を又は個々のONU850を分離することで、ONU850当たり、より多くの帯域をもたらすようにアップグレードされる。特定の実施例では、OLT812はそのようなアップグレードで置換される必要がない。
PONシステム800はPONシステム802,804,806,808を含む。PONシステム802,804,806,808はセントラルオフィス810でOLT812を共有する。各PON802,804,806,808は対応する光ファイバ830、RN840及びONU850を有する。光ファイバ830及びONU850は、図2に関して説明済みの光ファイバ30及びONU50(及び/又はONU550)と同様であり、繰り返し詳細に説明されない。RN840は図2のRN40に対するアップグレード(改良版)であり、図4に関して説明済みのRN540と同じでもよく、繰り返し詳細に説明されない。
OLT812(アップストリームターミナルの一例になってもよい)は、キャリアのセントラルオフィス810にあり、送信機814、パワースプリッタ815、フィルタ816、受信機818、送信機820及びフィルタ822を有する。送信機814a−814dはそれぞれ図2の送信機14に対するアップグレードであり、図3に関連して説明済みの送信機514a−514dと同様であり、繰り返し詳細に説明されない。フィルタ816,822はそれぞれ図2のフィルタ16,22に対するアップグレードであり、図4に関連して説明済みのフィルタ516,522と同様であり、繰り返し詳細に説明されない。受信機818及び送信機820は図2に関連して説明済みの受信機18及び送信機20と同様であり、繰り返し詳細に説明されない。特定の実施例では、OLT812はセントラルオフィス810の1つのOLTカードで構成されてよいことに留意すべきである。
OLT812のパワースプリッタ815は、送信機814a−814dからλ1−λ4のトラフィックをそれぞれ受信し、受信したトラフィックを合成し、合成したトラフィックを4つのコピーに分割する適切な如何なるパワースプリッタで構成されてもよい。プライマリパワースプリッタ815は、各コピーを対応するフィルタ816に転送するよう更に機能する。アップストリーム方向では、プライマリパワースプリッタ815は図示の例ではトラフィックを受信しない。その代わり、OLT812のパワースプリッタ815の下流に位置するフィルタ816が、アップストリームトラフィックを受信機818に向ける。トラフィックがパワースプリッタ815に到達する前にアップストリームトラフィックを受信機818にルーティングすることは、トラフィックで受けるパワー損失の増加を防ぐ。
プライマリパワースプリッタ815は図示の例では4×4パワースプリッタであるが、代替実施例では、適切な如何なるM×Nパワースプリッタ又はパワースプリッタの組み合わせが使用されてもよいことに留意すべきである。また、パワースプリッタ815はOLT812にあるように描かれているが、代替実施例では、パワースプリッタ815は適切な他の如何なる場所にあってもよく(例えば、OLT812の外部モジュールにあってもよい)、ダウンストリームトラフィックを合成及び分割するようにOLT812と共に使用される。特定の実施例では、パワースプリッタ815はマルチプレクサ及びパワースプリッタの組み合わせで置換されてもよいことに更に留意すべきである。
動作時にあっては、OLT812の送信機814a−814dはλ1−λ4でそれぞれトラフィックを送信し、そのトラフィックをパワースプリッタ815に転送する。パワースプリッタ815は、λ1−λ4のトラフィックを合成し、合成されたトラフィックを4つのコピーに分割し、各コピーを関連するフィルタ816に転送する。フィルタ816はそのコピーを対応するフィルタ822に伝送する。OLT812の各送信機820は、λvのトラフィックを送信し、そのトラフィックを対応するフィルタ822に転送する。各フィルタ822は、λ1−λ4及びλvのトラフィックを受信し、トラフィックを光ファイバ830を介して対応するRN840に向ける。図3のRN540に関連して説明したように、各RN840はλvのトラフィックをPON内の下流のONU850にブロードキャストする。更に、各RN840はλ1−λ4のトラフィックをデマルチプレクスし、λ1−λ4の1つのトラフィックを対応する下流の波長共有するONU850のグループに転送する。各ONU850は各自のトラフィックを受信し、適切なプロトコルに従ってトラフィックを処理する。アップストリーム方向では、ONU850は、図3のONU550に関して詳細に説明されたように、ONU850はλuのトラフィック伝送を時間共有する。
上述したように、PON202,204,206,208のONU850aはλ1を共有し、PON202,204,206,208のONU850bはλ2を共有し、PON202,204,206,208のONU850cはλ3を共有し、PON202,204,206,208のONU850dはλ4を共有する。PONシステム800は、図2のPSPONの集合100で用意されるものと同じ量のダウンストリーム帯域を用意し、ダウンストリームWDM波長が様々なPONの間で共有される。様々なPONの間で波長を共有することは、より効率的な帯域分配を可能にする。なぜなら、同じPONのユーザは互いに競合して帯域を利用するかもしれないが、異なるPONのユーザは互いに相補的に帯域を利用するかもしれないからである。概して、異なるタイプのユーザの間で帯域が共有されるようにすることで、各タイプは固有の平均的な帯域利用特性を持ち、少なくとも1つのタイプは、少なくとも1つのPON802,804,806,808に専念し、ダウンストリーム帯域の更に効率的な分配をもたらす。
例えば、特定のPONの帯域利用性は、特定の方法では変化するかもしれない。そして平均的な帯域利用性は、或る時間では高く、別の時間では低いかもしれない。異なる平均帯域利用特性を有する様々なPON802,804,806,808の中で波長を共有することは、ユーザ当たり更に多くの帯域をもたらすかもしれない(なぜなら、同時に少数のユーザしか帯域について競合しないからである。)。λ1を共有することで、4つの異なるPONのONU850aは、より効率的に帯域を利用する。例えば、ある時点で、PON802のONU850aは、PON804,806,808内のONU850aよりも大きな平均帯域を利用するかもしれない。別の時点では、別の1つ以上のPONのONU850aが、より大きな平均帯域を利用するかもしれない。様々な平均帯域利用特性を有する複数のPONにわたって帯域を共有することで、より効率的な帯域分配が達成される。
別の例では、ユーザの第1タイプはビジネス街のユーザを含み、このタイプのユーザはPON802,804に(例えば、排他的に)集中させてもよい。ビジネス街は労働者が働いている日中は多くの平均帯域を利用するかもしれないが、労働者が帰宅している場合の夜や週末では少ない平均帯域しか利用しない。ユーザの第2タイプは居住地のユーザを含み、このタイプのユーザはPON806に(例えば、排他的に)集中させてもよい。居住地のユーザは、ユーザが働いている日中は低い平均帯域しか利用しないが、ユーザが帰宅している夜や週末では多くの帯域量を利用する。ユーザの第3タイプはビジネス及び居住の混合したユーザを含み、このタイプのユーザはPON808により賄われる。混合タイプのユーザは、日中及び夜にほとんど一定の(又は僅かにしか変化しない)平均帯域を利用する。PON802,804のビジネス街ユーザが、PON806の居住ユーザ及びPON808の混合タイプユーザと帯域を共有することで、PONシステム800は、より効率的にダウンストリーム帯域を分配できる。例えば、PON802,804,808のビジネス街ユーザは日中多くの帯域の割当を受け、PON806,808の居住ユーザは夜に及び週末に多くの帯域の割当を受ける。特定の実施例では、ある時点で、様々なPONの波長共有するONUに実質的に等しく帯域が割り当てられてよいことに留意すべきである。
特定の実施例では、複数のPONのONU850の中での帯域の割当は、利用度に応じて動的になされてもよい。例えば単なる例示として、PON802,804,806,808の特定のONU850aについて利用度が高かった場合、より多くの帯域(例えば、λ1のトラフィックについてより多数の又はより大きなタイムスロット)が、利用度の低い他のONU850aよりも利用度の高いONU850aに割り当てられてもよい。ONU850aについて利用度が変化する場合、利用度の変化に基づいて、ONU850aの中で帯域が動的に再割り当てされてもよい。代替実施例では、様々なPONのONU850の中での帯域の割り当てが固定されており事前に設定されていてもよい。例えば一例として、夜のPON806,808(例えば、居住地の又は混合利用型のPON)のONU850に対する帯域より多くの帯域が、日中のPON802,804(例えば、ビジネス街のPON)のONU850aに事前に割り当てられていてもよい。更に別の実施例では、帯域は適切な他の如何なる方法で割り当てられてもよい。特定の実施例では、OLT812はONU850に帯域を(例えば、動的な方法で又は予め決められている方法で)割り当ててもよい。
PONシステム800は、図2の各PSPONを図4のHPONにアップグレードする何らかの代償なしに実現できる。特に、4つのダウンストリームWDM送信機814(λ1−λ4で送信する送信機)及び1つのパワースプリッタ815だけが購入及びインストールされればよい。この点、16個のダウンストリームWDM送信機614及び4つのマルチプレクサ615を購入及びインストールしなければならない図4の例と大きく異なる。このコストセービングは、特定のオペレータにとってかなり大きいかもしれない。PONシステム800が図2のPSPONを実施する代わりに実現される代替実施例では、PSPONの代わりにPONシステム800を実現するための如何なる付加的なコストも、特定の状況では小さくなるかもしれない。
PONシステム800は、特定のONU850に、より多くの帯域を与えるように簡易にアップグレードされる。例えばPON806,808のONU850c,850dのような特定のONU850は、分離されてもよい。これらのONUが分離された後、PONシステム800の中で半分のONU850c,850d(即ち、PON802,804内のONU)がλ3及びλ4を共有する。残りのONU850c、850dのグループ各々は、2倍多いダウンストリームWDM帯域を共有する。また、ファイバプラント(fiber plant)は変更される必要がない。更に、特定の実施例では、PON806,808のONU850c,850dは、OLT812を有するOLTカードを置換せずに、PONシステム800から分離される。そして分離されたONU850は、インストールされる1つ以上の新たなOLTカードに接続されてもよい。一群のONU850に対応するPONが以下に説明されるように図4のONU550と同じ帯域で受信するように、このタイプのアップグレードは、PON802又はPON804何れかをアップグレードする前の中間的なアップグレードになってもよいことに留意すべきである。
別の実施例では、例えばPON806,808のRNのような特定のRN840が、OLT812から切り離され、PON802,804のONU850に、より多くの帯域を用意してもよい。これらのRNが切り離された後、ONU850a,850b,850c,850dの半分がPONシステム800の中でλ1−λ4をそれぞれ共有する。残りのONU850a,850b,850c,850dのグループは、2倍多いWDM帯域を共有する。また、ファイバプラントは変更を要しない。更に、特定の実施例では、PON806,808のRN840は、OLT812を含むOLTカードを置換せずにPONシステム800から切り離されてよい。切り離されたRN840は、インストールされる1つ以上の新たなOLTカードに接続されてよい。一群のONU850に対応するPONが以下に説明されるように図4のONU550と同じ帯域で受信するように、このタイプのアップグレードは、PON802又はPON804をアップグレードする前の中間的なアップグレードになってよいことに留意すべきである。
PONシステム800は、特定のPONのONU850が図4のONU550と同じ帯域を受信するようにアップグレードされてもよい。例えば、PON802のONU850が図4のHPON602のONU550と同じ帯域を受信するようにPONシステム800をアップグレードするため、PON804,806,808のONU850はPONシステム800から分離されてもよい。或いは、PON804,806,808のRN840がOLT812から分離されてもよい。そのようなアップグレードの後に、PON802のONU850は、WDM波長λ1−λ4の帯域全ての割当を受けてもよい。特定の実施例では、PON804,806,808の分離されたONU850又はRN840は、インストールされる1つ以上の新たなOLTカードに接続されてもよい。
代替実施例では、適切なダウンストリームWDM波長をいくつでも送信してよい適切な他の如何なる数のダウンストリームWDM送信機でPONシステム800は構成されてもよいことに留意すべきである(4つのWDM送信機に限らない)。これらの送信機は、(パワースプリッタ815に関連するパワー損失に起因して)図3のダウンストリーム送信機より強いパワーで送信するよう要求されるかもしれない。更に、PONシステム800は適切な如何なる数のRN840及びONU850で構成されてもよい。更に、PON804,806,808の各々で適切な如何なる数のONUが、特定の波長を共有してもよい(如何なる数にはゼロも含まれ、即ちONUが波長を共有しない場合も含まれる。)。
図5のPONシステム800が、図2のPSPONの集合100からアップグレードされることは必須ではなく;むしろ、特定の実施例ではPONシステム800はPSPONの集合100に対する代替例になってもよいことに留意すべきである。あるいは、PONシステム800は別の一群のPONからアップグレードされてもよい。PONシステム800が、図4のHPONの集合600にアップグレードされることも必須でないことに更に留意すべきである。例えば、特定の実施例では、PONシステム800は、別の一群の1つ以上のHPONに又は1つ以上のWDMPONにアップグレードされてもされなくてもよい。
PONシステム800に対する代替実施例では、(例えば、マルチプレクサ515と同様な)マルチプレクサはダウンストリームを送信機814に、アップストリームをパワースプリッタ815に結合してよいことに更に留意すべきである。(例えば、フィルタ822と同様な)フィルタは、マルチプレクサ及びパワースプリッタ815間の回線に結合され、λvでトラフィックを送信する(送信機820と同様な)送信機をその回線に結合する。フィルタは、マルチプレクサからのλ1−λ4のトラフィックを及び結合された送信機からのλvのトラフィックをパワースプリッタ815に向ける。そのような例では、送信機820a−820d及びフィルタ822a−822dは必要とされないかもしれない、なぜならλvのトラフィックは既に送信されているからである。λvのトラフィックは、代替実施例では1つ以上のλvの送信機を利用して他の適切な方法でλ1−λ4のトラフィックに加えられてもよいことに留意すべきである。
また特定の実施例では、λ1−λ4でトラフィックを結合した後に、OLT812は結合されたトラフィックを各RN840のために複数のコピーに分割してよいことにも留意すべきである。OLT812は、複数のファイバ830を介して各RN840で複数の入力ポートに接続され、結合されたトラフィックのコピーを入力ポート各々に転送してもよい。RN840で各コピーは複数の波長ルータの内対応する波長ルータに伝わる。各波長ルータは、コピーの中のWDMトラフィックを、PONの中のONUの部分集合にルーティングする。例えば特定の実施例では、λ1のトラフィックはその部分集合中の第1ONUにルーティングされ、λ2のトラフィックはその部分集合中の第2ONUにルーティングされ、λ3のトラフィックはその部分集合中の第3ONUにルーティングされ、λ4のトラフィックはその部分集合中の第4ONUにルーティングされてもよい。従って特定の実施例ではRN840でのセカンダリパワースプリッタは必須ではない。そのようなPONシステムのPONに対するHPON容量へのアップグレードでは、特定の実施例では、他のPONがOLT812から分離され、結合されたトラフィックがダウンストリーム840に転送される数だけに分割されるようにOLT812は修正されてもよい(これにより、挿入損失を減らせる。)。更に特定の実施例では、OLTにおける複数のアップストリーム受信機は残りのPONを拒否してもよく、これによりアップストリーム帯域を増やす。
本発明の範囲から逸脱せずに、修正、付加又は省略が説明済みのシステム例及び方法例になされてもよい。説明された方法例及びシステム例のコンポーネントは特定のニーズに応じて統合されてもよいし分散されてもよい。更に、説明された方法例及びシステム例の動作は、より多数の、より少数の又は他のコンポーネントで実行されてもよい。
本発明はいくつかの実施例と共に説明されてきたが、様々な変更例及び修正例が当業者に示唆されてもよい。本発明はそのような変更例及び修正例を添付の特許請求の範囲内に全て包含するように意図されている。
(関連出願のクロスリファレンス)
本願は“System and Method for Transmitting Traffic in an Optical Network”と題する西暦2006年6月2日に出願された35U.S.C.§119(e)に基づく米国仮出願番号第60/803,791号に関連する。
以下、本発明により教示される手段が例示的に列挙される。
(付記1)
複数のパッシブ光ネットワーク(PON)でトラフィックを伝送する方法であって、
第1波長及び第2波長で光回線ターミナル(OLT)からトラフィックを伝送するステップと、
前記第1波長のトラフィック及び前記第2波長のトラフィックを合成するステップと、
合成されたトラフィックを複数のコピーに分けるステップと、
第1分配ノードで第1コピーを、第1群の光ネットワークユニット(ONU)に結合された第1波長ルータに転送し、第2分配ノードで第2コピーを、第2群のONUに結合された第2波長ルータに転送するステップと、
前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングするステップと、
前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングするステップと、
を有する方法。
(付記2)
前記第1及び第2波長のトラフィック帯域を関連するONUに利用度に基づいて動的に割り当てるステップを更に有する付記1記載の方法。
(付記3)
前記第1及び第2波長のトラフィック帯域を関連するONUに所定の方法で割り当てるステップを更に有する付記1記載の方法。
(付記4)
前記OLTから第3波長でトラフィックを送信するステップと、
前記トラフィックを前記第3波長で前記第1及び第2分配ノードに転送するステップと、
前記第1及び第2群のONU中の各ONUに、前記トラフィックを前記第3波長で転送するステップと、
を更に有する付記1記載の方法。
(付記5)
前記第1群のONUで時間共有される第1アップストリーム波長でトラフィックを前記OLTで受信するステップと、
前記第2群のONUで時間共有される第2アップストリーム波長でトラフィックを前記OLTで受信するステップと、
を更に有する付記1記載の方法。
(付記6)
前記第1アップストリーム波長及び前記第2アップストリーム波長が、同じ周波数バンドを構成する付記5記載の方法。
(付記7)
第3波長で及び第4波長で前記OLTからトラフィックを送信するステップと、
前記第1波長のトラフィック、前記第2波長のトラフィック、前記第3波長のトラフィック及び前記第4波長のトラフィックを合成し、合成されたトラフィックを複数のコピーに分けるステップと、
第3分配ノードで第3コピーを、第3群のONUに結合された第3波長ルータに転送し、 第4分配ノードで第4コピーを、第4群のONUに結合された第4波長ルータに転送するステップと、
前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第3波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第4波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングするステップと、
前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第3波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第4波長で前記トラフィックを受信するように前記第2コピーをルーティングするステップと、
前記第3群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第3群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信し、前記第3群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第3波長で前記トラフィックを受信し、前記第3群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第4波長で前記トラフィックを受信するように前記第3コピーをルーティングするステップと、
前記第4群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第4群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信し、前記第4群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第3波長で前記トラフィックを受信し、前記第4群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第4波長で前記トラフィックを受信するように前記第4コピーをルーティングするステップと、
を更に有する付記1記載の方法。
(付記8)
光回線ターミナル(OLT)と、第1分配ノードと、第2分配ノードとを有する、複数のパッシブ光ネットワーク(PON)でトラフィックを伝送するシステムであって、
前記光回線ターミナルは、
第1波長及び第2波長でトラフィックを送信し、
前記第1波長のトラフィック及び前記第2波長のトラフィックを合成し、
合成されたトラフィックを複数のコピーに分割し、
第1分配ノードで第1コピーを、第1群の光ネットワークユニット(ONU)に結合された第1波長ルータに転送し、第2分配ノードで第2コピーを、第2群のONUに結合された第2波長ルータに転送し、
前記第1分配ノードは第1波長ルータを有し、該第1波長ルータは、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングし、
前記第2分配ノードは第2波長ルータを有し、該第2波長ルータは、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングするシステム。
(付記9)
前記OLTが、前記第1及び第2波長のトラフィック帯域を関連するONUに利用度に基づいて動的に割り当てるよう構成される付記8記載のシステム。
(付記10)
前記OLTが、前記第1及び第2波長のトラフィック帯域を関連するONUに所定の方法で割り当てるよう構成される付記8記載のシステム。
(付記11)
前記OLTが、第3波長でトラフィックを送信し、前記トラフィックを前記第3波長で前記第1及び第2分配ノードに転送するよう構成され、
前記第1分配ノードは、前記第1群のONU中の各ONUに、前記トラフィックを前記第3波長で転送するよう構成され、
前記第2分配ノードは、前記第2群のONU中の各ONUに、前記トラフィックを前記第3波長で転送するよう構成される付記8記載のシステム。
(付記12)
前記OLTが、前記第1群のONUで時間共有される第1アップストリーム波長でトラフィックを受信し、前記第2群のONUで時間共有される第2アップストリーム波長でトラフィックを受信する付記8記載のシステム。
(付記13)
前記第1アップストリーム波長及び前記第2アップストリーム波長が、同じ周波数バンドを構成する付記12記載のシステム。
(付記14)
前記第1波長の前記トラフィック及び前記第2波長の前記トラフィックが、前記OLTの1つのパワースプリッタで合成され、
合成されたトラフィックが、前記OLTの前記1つのパワースプリッタで分割され、
前記第1アップストリーム波長の前記トラフィックが、前記OLTの第1受信機で受信され、
前記第2アップストリーム波長の前記トラフィックが、前記OLTの第2受信機で受信され、
前記第1アップストリーム波長及び前記第2アップストリーム波長の少なくとも一方のトラフィックが、前記OLTの対応する受信機で受信される前には、前記OLTの前記1つのパワースプリッタを介してルーティングされない付記12記載のシステム。
(付記15)
前記第1波長の前記トラフィック及び前記第1波長の前記トラフィックが、前記OLTの1つのパワースプリッタで合成され、
前記合成されたトラフィックが、前記OLTの前記1つのパワースプリッタで分割される付記8記載のシステム。
(付記16)
前記OLTが、
第3波長で及び第4波長でトラフィックを送信し、
前記第1波長のトラフィック、前記第2波長のトラフィック、前記第3波長のトラフィック及び前記第4波長のトラフィックを合成し、
合成されたトラフィックを複数のコピーに分割し、
第3分配ノードで第3コピーを、第3群のONUに結合された第3波長ルータに転送し、 第4分配ノードで第4コピーを、第4群のONUに結合された第4波長ルータに転送し、
前記第1波長ルータが、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第3波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第4波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングするように構成され、
前記第2波長ルータが、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第3波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第4波長で前記トラフィックを受信するように前記第2コピーをルーティングするように構成され、
当該システムは、第3波長ルータを有する第3分配ノード及び第4波長ルータを有する第4分配ノードを更に有し、
前記第3波長ルータは、前記第3群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第3群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信し、前記第3群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第3波長で前記トラフィックを受信し、前記第3群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第4波長で前記トラフィックを受信するように前記第3コピーをルーティングするように構成され、
前記第4波長ルータは、前記第4群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第4群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信し、前記第4群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第3波長で前記トラフィックを受信し、前記第4群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第4波長で前記トラフィックを受信するように前記第4コピーをルーティングするように構成される付記8記載のシステム。
PSPONを例示する図である。 キャリアのセントラルオフィスで管理される一群のPSPONを例示する図である。 HPONを例示する図である。 キャリアのセントラルオフィスで管理される一群のHPONを例示する図である。 図2で例示される一群のPSPONからアップグレードされた本発明の特定の実施例によるPONシステムを例示する図である。
符号の説明
10 PSPON
12 光回線ターミナル(OLT)
14 送信機
16,22 フィルタ
18 受信機
20 送信機
30 光ファイバ
40 リモートノード(RN)
50 光ネットワークユニット(ONU)
102,104,106,108 PSPON
110 セントラルオフィス
500 HPON
512 OLT
514 送信機
515 マルチプレクサ
516 フィルタ
518 受信機
520 送信機
522 フィルタ
530 光ファイバ
540 RN
542 フィルタ
546 マルチプレクサ
548 プライマリパワースプリッタ
549 セカンダリパワースプリッタ
550 ONU
560 フィルタ
562 受信機
570 フィルタ
572 受信機
582 送信機
602,604,606,608 HPON
800 PONシステム
802,804,806,808 PON
810 セントラルオフィス
812 OLT
814 送信機
815 パワースプリッタ
816 フィルタ
818 受信機
820 送信機
822 フィルタ
850a,850b,850c,850d ONU

Claims (10)

  1. 複数のパッシブ光ネットワーク(PON)でトラフィックを伝送する方法であって、
    第1波長及び第2波長で光回線ターミナル(OLT)からトラフィックを伝送するステップと、
    前記第1波長のトラフィック及び前記第2波長のトラフィックを合成するステップと、
    合成されたトラフィックを複数のコピーに分けるステップと
    1コピーを、第1群の光ネットワークユニット(ONU)に結合された第1波長ルータに転送し、第2コピーを、第2群のONUに結合された第2波長ルータに転送するステップと、
    前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングするステップと、
    前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第コピーをルーティングするステップと、
    を有する方法。
  2. 前記第1及び第2波長のトラフィック帯域を関連するONUに利用度に基づいて動的に割り当てるステップを更に有する、請求項記載の方法。
  3. 光回線ターミナル(OLT)を有する、複数のパッシブ光ネットワーク(PON)でトラフィックを伝送するシステムであって、
    前記光回線ターミナルは、
    第1波長及び第2波長でトラフィックを送信し、
    前記第1波長のトラフィック及び前記第2波長のトラフィックを合成し、
    合成されたトラフィックを複数のコピーに分割し
    1コピーを、第1群の光ネットワークユニット(ONU)に結合された第1波長ルータに転送し、第2コピーを、第2群のONUに結合された第2波長ルータに転送し
    第1波長ルータは、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第1群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第1コピーをルーティングし
    第2波長ルータは、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第1波長で前記トラフィックを受信し、前記第2群のONUの内の1つ以上のONUの一部分のみが前記第2波長で前記トラフィックを受信するように前記第コピーをルーティングするシステム。
  4. 前記OLTが、前記第1及び第2波長のトラフィック帯域を関連するONUに利用度に基づいて動的に割り当てるよう構成される、請求項記載のシステム。
  5. 前記OLTが、前記第1及び第2波長のトラフィック帯域を関連するONUに所定の方法で割り当てるよう構成される、請求項記載のシステム。
  6. 前記OLTが、第3波長でトラフィックを送信し、前記トラフィックを前記第3波長で転送するよう構成され
    記第1群のONU中の各ONUに、前記トラフィックを前記第3波長で転送するよう構成され
    記第2群のONU中の各ONUに、前記トラフィックを前記第3波長で転送するよう構成される、請求項記載のシステム。
  7. 前記OLTが、前記第1群のONUで時間共有される第1アップストリーム波長でトラフィックを受信し、前記第2群のONUで時間共有される第2アップストリーム波長でトラフィックを受信する、請求項記載のシステム。
  8. 前記第1アップストリーム波長及び前記第2アップストリーム波長が、同じ周波数バンドを構成する、請求項記載のシステム。
  9. 前記第1波長の前記トラフィック及び前記第2波長の前記トラフィックが、前記OLTの1つのパワースプリッタで合成され、
    合成されたトラフィックが、前記OLTの前記1つのパワースプリッタで分割され、
    前記第1アップストリーム波長の前記トラフィックが、前記OLTの第1受信機で受信され、
    前記第2アップストリーム波長の前記トラフィックが、前記OLTの第2受信機で受信され、
    前記第1アップストリーム波長及び前記第2アップストリーム波長の少なくとも一方のトラフィックが、前記OLTの対応する受信機で受信される前には、前記第1アップストリーム波長及び前記第2アップストリーム波長の少なくとも一方のトラフィックは、前記OLTの前記1つのパワースプリッタを介してルーティングされない、請求項7に記載のシステム。
  10. 前記第1波長の前記トラフィック及び前記第波長の前記トラフィックが、前記OLTの1つのパワースプリッタで合成され、
    前記合成されたトラフィックが、前記OLTの前記1つのパワースプリッタで分割される、請求項記載のシステム。
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