JP4831788B2 - 概念モデル可視化システムとプログラムと記録媒体 - Google Patents
概念モデル可視化システムとプログラムと記録媒体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4831788B2 JP4831788B2 JP2009206065A JP2009206065A JP4831788B2 JP 4831788 B2 JP4831788 B2 JP 4831788B2 JP 2009206065 A JP2009206065 A JP 2009206065A JP 2009206065 A JP2009206065 A JP 2009206065A JP 4831788 B2 JP4831788 B2 JP 4831788B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image data
- output
- input
- graphic image
- conceptual model
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Processing Or Creating Images (AREA)
- Image Generation (AREA)
Description
上記の課題を解決するために、本発明は、概略的な相対的な概念や人が五感で感じたことを、手書き操作で簡単にコンピュータに入力して、グラフ等により定量的に視覚化処理する、概念モデル可視化システムと、概念モデル可視化コンピュータプログラムと、そのプログラムを記録した記録媒体とを提供することを目的とする。
〈構成1〉
手書きによる図形イメージ入力操作を受け付ける入力手段と、入力された図形イメージデータを取得して記憶する記憶手段と、入力された図形イメージデータを閉ループとして認識し、当該閉ループの面積を算出する求積手段と、算出された面積に応じた出力数量を計算する出力数量計算手段と、前記図形イメージデータと対応させるように入力された属性データを取得する属性データ取得手段と、指定された出力パターンを前記出力数量に応じて変形し、前記属性データに含まれた出力文字データと合成して出力イメージデータを編集する編集手段と、編集された出力イメージデータを出力装置に出力する出力手段とを備えたことを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成1に記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記入力手段により複数の図形イメージデータが入力されたとき、前記編集手段は、各図形イメージデータに対応する出力イメージデータを生成するとともに、前記属性データで指定された順に各出力イメージデータの配置を選択して、合成出力イメージデータを生成することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成1または2に記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記求積手段は、前記閉ループに囲まれたピクセル数をカウントして当該閉ループの面積を算出することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成1乃至3のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記求積手段は、前記入力手段により入力された図形イメージデータが閉ループでない場合に、必要な線分を補完して、自動的に閉ループ化することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成1乃至3のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記求積手段は、前記閉ループを半径が近似する真円と判断して、その真円の面積を算出することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成2乃至5のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記入力手段は、前記各出力イメージの配置を選択するための順を決定する属性データの入力を複数受け付けて、前記編集手段は、前記属性データに従って、多次元比較出力パターンを用いて、出力イメージを生成することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成6に記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記入力手段は、面積以外の相対比較のための比較軸を、図形イメージ入力受付画面上に表示することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成1乃至7のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記求積手段は、入力された図形イメージデータの一部が重なり合っているとき、重なった部分とそれ以外の部分について、面積を算出し、前記出力数量計算手段は、算出された面積に応じた出力数量を計算し、前記属性データ取得手段は、前記図形イメージデータと対応させるように入力された属性データを取得し、前記編集手段は、指定された出力パターンを前記出力数量に応じて変形し、前記属性データに含まれた出力文字データと合成して出力イメージを編集することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成1乃至8のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記編集手段は、前記出力イメージデータに、前記入力手段により受け付けられた全ての入力された図形イメージデータを含めることを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成1乃至9のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記入力手段は、前記図形イメージデータを描画した平面外の任意の位置に視点を設定し、その視点から見た図形イメージデータをウインドウに表示し、この図形イメージデータを描画した平面と平行な基準平面を設定して同一のウインドウ内に表示し、前記出力数量計算手段は、前記各図形イメージデータの前記基準平面からの高さに応じた出力数量を計算し、前記編集手段は、前記出力パターンを前記出力数量に応じて変形して出力イメージデータを編集することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成10に記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記入力手段は、前記図形イメージデータの面積比を反映した合成イメージデータに対して、当該図形イメージデータを描画した平面外の任意の位置に視点を設定し、その視点から見た合成イメージデータをウインドウに表示し、この図形イメージデータを描画した平面と平行な基準平面を設定して同一のウインドウ内に表示することを特徴とする概念モデル可視化システム。
構成11に記載の概念モデル可視化システムにおいて、前記編集手段は、前記出力パターンをグラフ素片とし、このグラフ素片の前記基準面からの高さを前記出力数量に応じて選択して表示するように出力イメージデータを編集することを特徴とする概念モデル可視化システム。
コンピュータを、構成1乃至6のいずれかに記載の手段として機能させる概念モデル可視化プログラム。
コンピュータを、構成1乃至6のいずれかに記載の手段として機能させる概念モデル可視化プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
手書きによる図形イメージが入力されたとき、その面積に応じた出力数量を計算して、文字等の属性データとともに出力イメージデータを生成すると、手書きによる図形を自動的に定型化されたグラフ等に変換できる。
〈構成2の効果〉
複数の図形イメージが入力されたとき、その面積に応じた出力数量で出力イメージデータを生成すると、手書き入力よる複数の図形を面積に着目して相対比較した結果をグラフ等で出力できる。
〈構成3の効果〉
閉ループに囲まれたピクセル数をカウントすることで、面積計算の画一的処理ができる。
〈構成4の効果〉
面積計算ができない未完成の閉ループを、自動的に補完処理により完全な閉ループにして、その後の計算を進めることができる。
〈構成5の効果〉
閉ループを、例えば、外接円に置き換えて認識することで、面積計算を単純化できる。
〈構成6の効果〉
複数の図形を面積だけでなく、記入位置等についても相対比較をして、複数の観点から見た比較結果を出力することができる。
〈構成7の効果〉
図形の記入位置を、出力イメージの配置を選択するための順を決定する属性データとするとき、スケール等の比較軸を表示して、入力時にその相対比較をし易くできる。
〈構成8の効果〉
入力された図形イメージデータの一部が重なり合っているとき、重なった部分とそれ以外の部分についても、同様の要領でグラフ化等をすることができる。
〈構成9の効果〉
手書き入力された図形イメージデータには、グラフ化等により可視化された数量比較できる部分と、図形の形状等のように数量比較できない部分が含まれることから、その両方を合わせて出力して、入力者の意図を伝えるようにした。
〈構成10の効果〉
図形イメージデータを描画した平面外の任意の位置に視点を設定して、図形イメージデータを3次元画像として表示することができる。これにより、基準平面からの高さに応じた出力数量をグラフ化して、2種のパラメータについての比較ができる。
〈構成11の効果〉
図形イメージデータの面積比を反映した合成イメージデータに対しても、3次元表示ができる。
〈構成12の効果〉
出力パターンのグラフを各図形イメージデータに対応させたグラフ素片に分解して、出力数量を、それぞれの基準面からの高さに反映させた、ユニークな形式のグラフを出力できる。
図1は、本実施例のシステム主要部の機能ブロック図である。図2と図3は本実施例のシステムの操作画面説明図である。図4は使用するデータの構造の説明図である。
このシステムは図1に示すようなパーソナルコンピュータ等により実現できる。図1〜図4を参照しながら、このシステムの構成と具体的な動作例を説明する。
以下、記憶装置40に記憶されたデータを次のように呼んで説明をする。図4の(a)に示すように、入力ウインドウデータ41は、図2等で示したウインドウ50を表示するためのデータである。図形イメージデータ42は、図4の(b)に示すように、手書き入力されたもので、例えば、ビットマップ形式で取得する。図の例では、例えば、事柄やアイデアについて、操作者による評価結果が図形の大きさにより表現されている。評価される対象は,任意である。例えば、人物評価、製品評価等でもよい。また、会議法として良く知られているKJ法で、キーワードを記入した紙片の代わりに、この入力図形イメージを利用できる。キーワードを囲む図形の面積を、重要度の順位付けの基準にできる。また、後で説明するように、従来は簡単に可視化することができなかった痛みの種類や強さなどを、図形イメージを利用して医師等に伝えることができる。いずれにしても、図形イメージデータ42は、ビットマップあるいは、ベクトルデータ形式で、記憶装置40に記憶することができる
属性データ44は、図4の(c)に示すように、図形イメージデータ42が入力されたときに自動的に取得されたり、あるいは操作者により入力されたデータである。例えば、図形イメージデータ42が入力されたとき、後で説明する求積手段22が自動的にリアルタイムにその図形の面積を計算してウインドウ50中に表示する。また入力手段21は、その図形の記入時刻をシステムから取得してリアルタイムに表示する。いずれも、合成イメージデータ49中の配列順を決めるためのパラメータにすることができる。また、線種や線色等も、出力イメージのデザインを決める要素になる。これらも、属性データとして、記憶装置40に記憶される。
出力数量データ45の例を図4の(d)に示す。例えば、入力された図形イメージの面積を比較して、円グラフを作成するような場合には、各図形イメージデータに対応する扇形の中心角が出力数量データ45である。例えば、入力された図形イメージデータ42の面積に応じた値を計算して、出力数量データ45が求められる。棒グラフ、帯グラフ等の出力方法により、出力数量データ45の値が異なってくる。また、複数の項目の扇形の中心角を比較するような場合には、各扇形が360度に対して何パーセントに相当するかを計算した結果も出力数量データ45である。
出力文字データ46の例を、図4の(e)に示す。出力文字データ46は、操作者が手書きで入力した文字や、その文字を認識して文字コード化したデータ、あるいは、出力数量データに含まれる主な数値等を結果として表示するためのデータである。入力図形イメージデータ中から切り出したイメージデータでもよい。
出力パターン48の例を図4の(f)に示す。出力パターン48は、例えば、デフォルトで、円グラフと決めておく。そして、操作者の希望により、帯グラフとか棒グラフに変更するようにしたらよい。また、多次元比較を行う場合には、2以上の出力パターン48を使用することができる。さらに、三次元表示のグラフを使用してもよい。
出力イメージデータ47の例を、図4の(g)に示す。例えば、円グラフを出力するとき、その項目毎の配列順は、中心角の大きい順とか、図形イメージデータの入力時刻順とかになる。その順序は操作者が指定する。2つの図形イメージデータが部分的に重なり合っているときは、その重なり順とすることもできる。図形イメージデータの中に手書きで記入された文字があれば、そのイメージデータをそのまま、出力イメージデータ中に嵌め込む。
合成イメージデータ49の例を、(h)に示す。また、図2や図3は、この(h)に入力図形イメージを含めた例を示す。以下、合成イメージデータ49というときは、このウインドウに含まれた画像全体の出力をいう。手書き入力された図形イメージデータを、グラフ化されたデータとともに出力をすると、入力者の意図が忠実に第三者に伝わり易い。
図5は、プログラム動作時の処理データ説明図である。
以下、演算処理装置20にインストールされた各演算処理モジュールの説明をする。
(入力手段)
入力手段21は、手書きによる図形イメージ入力操作を受け付ける機能を持つ。例えば、マウス5やキーボード4やデジタイザ6等のデバイスと、ブラウン管や液晶等のディスプレイ2、あるいは、図示しないプロジェクタ等の表示装置を制御することができる。図形イメージ入力操作時には、図2に示したウインドウ50上に、上記デバイスの操作により移動するカーソルの軌跡を表示するための入力ウインドウデータ41を、ディスプレイ2に表示する。また、プログラムの操作のために、ウインドウ50には、モード選択部52、状態表示部54、条件指定部56等が設けられている。
取得された図形イメージデータには、図5の(a)に示すように、図形番号が付けられる。データ整理のためのシリアル番号である。属性データ取得手段24は、図形イメージデータと対応させるように入力された、記入時刻、出力文字データ、面積、線種、線色等の属性データを取得する。塗りつぶしや線の色をグラフの背景色の指定に使用する。線の太さや色を、グラフの各項目の配置指定に使用する。
求積手段22は、例えば、入力ウインドウ全体のビットマップイメージデータを解析して、閉ループ一個分の図形イメージデータ毎に、輪郭線座標データ群を取得する。そして、不連続点を検出して、例えば、直線で結ぶように座表データを補完する。その後、閉ループを構成する輪郭線座標データ群に囲まれたピクセル数をカウントして、図5の(b)に示す解析データ43を記憶装置40に記憶する。この補完処理等については、後で図8を用いて具体的に説明する。
出力数量計算手段23は、求積手段22によって算出された面積に応じた出力数量を計算する機能を持つ。この計算開始前に、出力が円グラフか帯グラフかといった出力形式の選択が別途行われているものとする。出力数量計算手段23は、例えば、円グラフの一部を構成する扇形図形の中心角を出力数量として計算する。全ての図形イメージデータの面積データの総和を分母とし、各図形イメージデータの面積データの占める割合で、360度を案分すると、中心角が求められる。また、この割合は数量比である。これらの結果も解析データ43に含められる。
編集手段25は、指定された出力パターンを出力数量に応じて変形し、前記属性データに含まれた出力文字データと合成して合成イメージデータ49を編集する機能を持つ。編集手段25は、扇形の中心角を出力数量計算手段23で計算した中心角にして、出力イメージデータ47の形状を定める。複数の扇形を組み合わせて出力する場合には、指定された配列順に扇形を並べる。編集手段25は、各図形イメージデータに応じた出力イメージデータ47を生成するとともに、前記属性データで指定された順に各出力イメージの配置を選択して、合成イメージデータ49を生成する。
(出力手段)
出力手段26は、編集された出力イメージを出力装置に出力する機能を持つ。上記の実施例では、作成した円グラフだけでなく、手書き入力された図形イメージもそのままあわせて出力する。実際には、手書き入力された図形イメージをそのまま消さずに残しておいて、全体が見られるように表示する。このほうが、操作者の主張を理解し易い出力になる。なお円グラフの中に、文字を追加入力したり、項目毎に、追加や削除ができたりするように、制御してもよい。
これまで、図2の例で説明をしてきたが、さらに、次のような処理もできる。求積手段22は、入力された図形イメージデータ42の一部が重なり合っているとき、重なった部分とそれ以外の部分の割合いも、グラフ化することができる。即ち、重なった部分とそれ以外の部分について、それぞれ面積を算出する。出力数量計算手段23は、算出された面積に応じた出力数量を計算する。属性データ取得手段24は、図形イメージデータ42と対応させるように入力された属性データを取得する。編集手段25は、指定された出力パターンを出力数量に応じて変形し、属性データに含まれた出力文字データと合成して出力イメージを編集する。これらの処理は、ウインドウ50の左隅の合成イメージデータ49を生成する処理と全く同様である。これで、図3の中央に表示された合成イメージデータ49を生成できる。即ち、入力された図形イメージデータの一部が重なり合っているとき、重なった部分とそれ以外の部分についても、同様の要領でグラフ化等をすることができる。
以下の図を使用して、コンピュータプログラムの実施例を説明する。
この図の処理は主として入力手段21と属性データ取得手段24とが実行する。また、ステップS16とステップS19の処理は、求積手段22や出力数量計算手段23が実行する。ステップS20の処理は、編集手段25や出力手段26が実行する。
ステップS31では、記憶装置に記憶された図形イメージデータ42の解析を開始する。まず、求積手段22はステップS32で、既に説明した要領で自動閉ループ化処理をする。そして、ステップS33で、閉ループの面積を算出する。次に、出力数量計算手段23は、ステップS34で、閉ループの面積を使用して、出力数量の計算をする。ステップS35では、入力された全図形イメージの処理が済んだかどうかという判断をする。リアルタイムで処理をする場合には、ステップS35の判断は不要である。ステップS36では、出力数量計算手段23が、各図形の数量比の計算をする。
例えば、図の(a)に示すように図形イメージデータが取得されたとする。このとき、図形イメージデータ42の不連続点を検出する。そして、2個の不連続点を結ぶ破線のような直線を追加してデータを修正する。その後は、この閉曲線で囲まれた領域のピクセルをカウントすればよい。しかし、複雑な図形の求積処理には時間がかかる。そこで、例えば、図の(b)に示すように、例えば、図形イメージデータ42の外接円と内接円とを求める。そして、外接円と内接円の半径の平均値あるいは中間値の半径を持つ真円に、入力図形を置き換える。入力操作時にこの処理をリアルタイムで実行して、入力画面に表示することもできる。しかし、操作者に意識させずに、これらの処理を求積手段22が内部的に自動的に実行するだけであっても構わない。
ステップS41では、属性データの解析処理を開始する。ステップS42では、図形イメージデータ42中に記入された出力文字データを取得する。ステップS43では、閉ループを描くのに使用された線種を検出する。線の太さや破線、実線の区別等である。ステップS44では、線色の検出をする。予め、線種や線色に応じて、出力イメージの配置が指定されていれば、これらの情報を配置順を決める情報とする。ステップS45では、記入時刻の取得をする。ステップS46では、条件指定部56を使用した順番指定を受付ける。操作者が意識的に出力イメージの配置順を決めることもできる。ステップS47では、図形の属性データの処理が全て済んだかどうかという判断をする。ステップS48では、出力パターンの取得をする。操作者の指定を確認する処理である。これで、出力の準備ができた。
ステップS51では、データ出力処理を開始する。ステップS52では、出力パターンの読み取りをする。これは先の処理で指摘された出力パターンのテンプレートや、演算処理式等を準備する処理である。ステップS53以下は、入力図形イメージデータ毎に実行される。ステップS53では、出力イメージの配置順の読み取りをする。ステップS54では、出力数量の読み取りをする。ステップS55では、背景色の読み取りをする。
図11は、多次元処理用の入力ウインドウを示す説明図である。
上記の実施例では、例えば、入力図形イメージの面積比をそのまま円グラフに反映していた。しかし、もう一つ別のパラメータを比較対象に追加することもできる。複数の図形の面積比較だけでなく、例えば、図形の記入位置等についても相対比較をして、複数の観点から見た比較結果を出力することができる。図11の例では、ウインドウ50中に比較軸58を新たに表示した。
図12は感情表現の可視化例を示す説明図である。
このウインドウは、例えば、医師が患者に対して、幹部の痛みの状態を問う場合に使用する。特に、言葉ではうまく表現できない子供等にも適したツールとなる。入力ウインドウ上に描く図形の形,線の太さ,線の色,塗りつぶしの有無によって、痛みの程度や種類を可視化表現できる。きりきり痛むのか鈍痛なのか,またそのレベルなどを感覚的に表現できる。昨日と今日の痛みの比較もできる。質的なデータを面積比で表現することで、直接、量的なデータとして認識できる.図12では、左から右へ時間の経過に従って痛みが変化していったことを患者が医者に伝えている。面積は痛みの大きさを示している。こうした感情表現とともに、定量的な比較分析結果をグラフ等で表示することができるので、様々な分野で利用できる。
図13と図14は、3次元形式のグラフ作成画面説明図である。
例えば、図2に示すようなウインドウ50を使用して、「ある製品が持つ5つの機能のうち、どの機能をどのくらいの頻度で使用していますか?」という設問に答えるとする。評価項目1〜5は、それぞれ該当する製品の機能とする。入力された各図形イメージデータ42の面積が使用頻度(数)に対応する。ここで、さらに、「その機能が無くなったら困る程度を示して下さい」という設問に答えるとき、図13の画面を利用する。
上記の演算処理装置で実行されるコンピュータプログラムは、機能ブロックで図示した単位でモジュール化されてもよいし、複数の機能ブロックを組み合わせて一体化されてもよい。また、上記のコンピュータプログラムは、既存のアプリケーションプログラムに組み込んで使用してもよい。本発明を実現するためのコンピュータプログラムは、例えばCD−ROMのようなコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して、任意の情報処理装置にインストールして利用することができる。
12 コンピュータ
20 演算処理装置
21 入力手段
22 求積手段
23 出力数量計算手段
24 属性データ取得手段
25 編集手段
26 出力手段
40 記憶装置
41 入力ウインドウデータ
42 図形イメージデータ
43 基礎データ
44 属性データ
45 出力数量データ
46 出力文字データ
47 出力イメージデータ
48 出力パターン
49 合成イメージデータ
50 ウインドウ
52 モード選択部
54 状態表示部
56 条件指定部
58 比較軸
59 比較軸
60 基準面
62 グラフ素片
64 基準面
66 チェックボックス
68 スライドバー
Claims (13)
- 手書きによる図形イメージ入力操作を受け付ける入力手段と、
入力された図形イメージデータを取得して記憶する記憶手段と、
入力された図形イメージデータを閉ループとして認識し、当該閉ループの面積を算出する求積手段と、
算出された面積に応じた出力数量を計算する出力数量計算手段と、
前記図形イメージデータと対応させるように入力された属性データを取得する属性データ取得手段と、
指定された出力パターンを前記出力数量に応じて変形し、前記属性データに含まれた出力文字データと合成して出力イメージデータを編集する編集手段と、
編集された出力イメージデータを出力装置に出力する出力手段とを備え、
前記入力手段は、前記図形イメージデータを描画した平面外の任意の位置に視点を設定し、その視点から見た図形イメージデータをウインドウに表示し、この図形イメージデータを描画した平面と平行な基準平面を設定して同一のウインドウ内に表示し、
前記出力数量計算手段は、前記各図形イメージデータの前記基準平面からの高さに応じた出力数量を計算し、
前記編集手段は、前記出力パターンを前記出力数量に応じて変形して出力イメージデータを編集することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項1に記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記入力手段は、前記図形イメージデータの面積比を反映した合成イメージデータに対して、当該図形イメージデータを描画した平面外の任意の位置に視点を設定し、その視点から見た合成イメージデータをウインドウに表示し、この図形イメージデータを描画した平面と平行な基準平面を設定して同一のウインドウ内に表示することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項2に記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記編集手段は、前記出力パターンをグラフ素片とし、このグラフ素片の前記基準面からの高さを前記出力数量に応じて選択して表示するように出力イメージデータを編集することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記入力手段により複数の図形イメージデータが入力されたとき、
前記編集手段は、各図形イメージデータに対応する出力イメージデータを生成するとともに、前記属性データで指定された順に各出力イメージデータの配置を選択して、合成出力イメージデータを生成することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記求積手段は、前記閉ループに囲まれたピクセル数をカウントして当該閉ループの面積を算出することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記求積手段は、前記入力手段により入力された図形イメージデータが閉ループでない場合に、必要な線分を補完して、自動的に閉ループ化することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項1乃至3のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記求積手段は、前記閉ループを半径が近似する真円と判断して、その真円の面積を算出することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項4乃至7のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記入力手段は、前記各出力イメージの配置を選択するための順を決定する属性データの入力を複数受け付けて、前記編集手段は、前記属性データに従って、多次元比較出力パターンを用いて、出力イメージを生成することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項8に記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記入力手段は、面積以外の相対比較のための比較軸を、図形イメージ入力受付画面上に表示することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項1乃至9のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記求積手段は、入力された図形イメージデータの一部が重なり合っているとき、重なった部分とそれ以外の部分について、面積を算出し、
前記出力数量計算手段は、算出された面積に応じた出力数量を計算し、
前記属性データ取得手段は、前記図形イメージデータと対応させるように入力された属性データを取得し、
前記編集手段は、指定された出力パターンを前記出力数量に応じて変形し、前記属性データに含まれた出力文字データと合成して出力イメージを編集することを特徴とする概念モデル可視化システム。 - 請求項1乃至10のいずれかに記載の概念モデル可視化システムにおいて、
前記編集手段は、前記出力イメージデータに、前記入力手段により受け付けられた全ての入力された図形イメージデータを含めることを特徴とする概念モデル可視化システム。 - コンピュータを、請求項1乃至3のいずれかに記載の全ての手段を含むように機能させる概念モデル可視化プログラム。
- コンピュータを、請求項12に記載の概念モデル可視化プログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009206065A JP4831788B2 (ja) | 2009-09-07 | 2009-09-07 | 概念モデル可視化システムとプログラムと記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009206065A JP4831788B2 (ja) | 2009-09-07 | 2009-09-07 | 概念モデル可視化システムとプログラムと記録媒体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011059784A JP2011059784A (ja) | 2011-03-24 |
JP4831788B2 true JP4831788B2 (ja) | 2011-12-07 |
Family
ID=43947369
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009206065A Expired - Fee Related JP4831788B2 (ja) | 2009-09-07 | 2009-09-07 | 概念モデル可視化システムとプログラムと記録媒体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4831788B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5377743B1 (ja) | 2012-11-28 | 2013-12-25 | 株式会社東芝 | 電子機器および手書き文書処理方法 |
KR20150026095A (ko) * | 2013-08-30 | 2015-03-11 | 삼성전자주식회사 | 전자 장치에서 차트를 표시하는 장치 및 방법 |
JP6488064B2 (ja) * | 2014-08-28 | 2019-03-20 | 株式会社Kansei Design | 人の心理を定量的に測定する心理量測定装置と測定方法 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04309186A (ja) * | 1991-04-08 | 1992-10-30 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 棒グラフ認識装置 |
JP2904994B2 (ja) * | 1992-04-07 | 1999-06-14 | シャープ株式会社 | 座標間接続表示方法 |
US5513271A (en) * | 1993-11-24 | 1996-04-30 | Xerox Corporation | Analyzing an image showing a proportioned parts graph |
JP2000285249A (ja) * | 1999-03-30 | 2000-10-13 | Casio Comput Co Ltd | 面積演算装置及び記憶媒体 |
-
2009
- 2009-09-07 JP JP2009206065A patent/JP4831788B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011059784A (ja) | 2011-03-24 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Satyanarayan et al. | Critical reflections on visualization authoring systems | |
US10528236B2 (en) | Creating a display pattern for multiple data-bound graphic objects | |
Kazi et al. | DreamSketch: Early Stage 3D Design Explorations with Sketching and Generative Design. | |
Alcaide-Marzal et al. | An exploratory study on the use of digital sculpting in conceptual product design | |
Heer et al. | Animated transitions in statistical data graphics | |
US20180122138A1 (en) | Collaborative 3d modeling system | |
Eckert | The communication bottleneck in knitwear design: Analysis and computing solutions | |
Lee et al. | The impact of 3D CAD interfaces on user ideation: A comparative analysis using SketchUp and Silhouette Modeler | |
CN110009721A (zh) | 生成由曲线表示的图像的三角网格 | |
JP2015536008A (ja) | 低レイテンシのユーザー入力処理およびフィードバックのためのハイブリッドシステムおよび方法 | |
CN110476187B (zh) | 缝纫机式多边形绘制方法 | |
US20140325418A1 (en) | Automatically manipulating visualized data based on interactivity | |
JPWO2005104041A1 (ja) | 画像描画装置及びその方法 | |
US10613725B2 (en) | Fixing spaced relationships between graphic objects | |
US10475223B2 (en) | Generating multiple data-bound graphic objects | |
Jönsson et al. | Intuitive exploration of volumetric data using dynamic galleries | |
JP3038521B2 (ja) | 製品図面作成装置 | |
Lavrič et al. | Collaborative view-aligned annotations in web-based 3D medical data visualization | |
KR20210147412A (ko) | 구강 이미지의 처리 방법, 그에 따른 동작을 수행하는 구강 진단 장치, 및 그 방법을 수행하는 프로그램이 저장된 컴퓨터 판독 가능 저장 매체 | |
JP4831788B2 (ja) | 概念モデル可視化システムとプログラムと記録媒体 | |
Wang et al. | SketchSet: Creating Euler diagrams using pen or mouse | |
CN112799583B (zh) | 一种基于android平台的点位示意图绘制系统 | |
JP6246287B1 (ja) | 医用画像処理装置及びプログラム | |
JP2001101451A (ja) | 三次元画像高速表示装置および該高速表示装置を用いて三次元空間内の座標を三次元画像上で対話的に指定する方法 | |
JP2024514631A (ja) | データ分析システムのユーザインタフェース |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110630 |
|
A871 | Explanation of circumstances concerning accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871 Effective date: 20110712 |
|
A975 | Report on accelerated examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005 Effective date: 20110720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20110804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110808 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110823 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110916 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140930 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |