JP4831155B2 - オイルの充填方法 - Google Patents

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Description

本発明は、オイルの充填方法に関する。
液体の回路中には、流路を切換るためのバルブ(弁)が配置される場合がある。さまざまなバルブのうち、液体の温度に応じて流路を切換る分岐点には、いわゆるサーモバルブが配置される。サーモバルブは、内部を流れる液体の温度に応じて、流路が切換るように形成されている。サーモバルブは、たとえば、自動車の自動変速機の熱交換器に取付けられる。
実開平1−98365号公報においては、トランスミッション中のオイルをオイルポンプ、循環管路および循環管路に挿入されたオイルクーラーを経て循環することにより、油温の上昇を抑制するようにしたトランスミッションオイル冷却装置が開示されている。このトランスミッションオイル冷却装置においては、オイルクーラーをバイパスするバイパス管路を備える。このバイパス管路と、循環管路との接続部には、自動切換弁が配置されている。自動切換弁は、油温の低温時にはオイルポンプの吐出油をバイパス管路へ導入するとともに、オイルクーラーの流入を阻止して、高温時にはオイルポンプの吐出油をオイルクーラーへ導入するとともに、バイパス管路への流入を阻止する。このトランスミッションオイル冷却装置によれば、油温が適温範囲を超えないように冷却するとともに、低温時には、その温度の上昇を速やかに行なわせることができると開示されている。
特開2006−64155号公報においては、自動変速機と自動変速機から排出されたオイルを冷却することが可能で、上流側に設けられた第1の熱交換器および下流側に設けられた第2の熱交換器と、第1および第2の熱交換器の少なくとも一方で熱交換されたオイルを自動変速機に供給可能なサーモバルブとを備える自動変速機の熱交換器構造が開示されている。この熱交換器構造においては、オイルの温度が相対的に低い場合には、サーモバルブは第1熱交換器を通過したオイルを自動変速機に供給し、第2熱交換器から自動変速機へのオイルの流れを遮断する。オイルの温度が相対的に高い場合には、サーモバルブは、第1および第2の熱交換器を通過したオイルを自動変速機に供給する。この自動変速機の熱交換器構造によればオイルの温度が安定することが開示されている。
実開平1−98365号公報 特開2006−64155号公報
サーモバルブは、液体が低温のときに接続する回路と、液体が高温のときに接続する回路とを変更可能に形成されている。液体の回路を組立てるときには、予め、配管や弁などを組立てることにより液体の流路を構成する。この後に回路に液体を充填する。たとえば、低温の状態で液体を回路に充填しようとすると、サーモバルブの状態により、高温のときに連通する回路への液体の流入が規制されるという問題があった。
たとえば、室温の状態においては、低温で液体を流すべき流路は開いているが、高温で液体を流すべき流路は閉じているため、高温の状態で開放される流路には、液体の流入が阻止されてしまうという問題があった。すなわち、低温の状態では、高温のときのみに開放される流路に完全に液体を充填することが困難であるという問題があった。
このため、たとえば、低温の状態で一部の回路に液体を充填した後に、液体を高温の状態にした上で再度液体を注入することにより、低温時に連通する回路および高温時に連通する回路の両方にオイルを充填していた。この方法においては、液体を高温にする必要があるため非常に時間がかかってしまうという問題があった。
または、サーモバルブを電気的に制御可能な構造にして、低温の時に弁体を電気的に高温のときの状態にすることが考えられるが、サーモバルブの構造が複雑になるととともに高価になるという問題があった。
本発明は、低温の状態において、液体が高温の時に連通する回路中に液体を充填することができるオイルの充填方法を提供することを目的とする。
この発明に従ったオイルの充填方法は、オイルの回路中に配置され、前記オイルの温度に応じて流路を切換えるためのサーモバルブを有する流体回路へのオイルの充填方法であって、サーモバルブは、外部に連通する複数の前記流路を含むケースと、前記ケースの内部で動くように形成され、前記オイルが高温の時と低温の時とに応じて前記流路を切換えるための弁体とを備え、前記オイルが低温の状態で、外部から高温の時の位置に前記弁体を固定できるように形成されており、オイルが低温の時には第1オイル回路へオイルが流れ、オイルが高温の時には第2オイル回路へオイルが流れ、オイルが低温の状態で外部から高温の時の位置に弁体が固定されるとオイルは第1および第2熱交換器ならびにそれらを繋ぐ通路を満たすことが可能であり、オイルが低温の状態においてオイルを低温側通路に満たす工程と、オイルが低温の状態において外部から高温のときの位置に前記弁体を固定してオイルを高温側通路に満たす工程を有し、前記弁体が一の方向に沿って移動するように前記弁体を支持するシャフトと、前記弁体の内部に配置され、温度に応じて膨張および収縮するワックスとを備え、前記シャフトは、一部が前記弁体の内部に挿入されるように配置され、前記ワックスは、前記弁体および前記シャフトに囲まれる空間に配置され、前記弁体は、前記ワックスの温度が上昇して膨張することにより、前記一の方向に沿って移動して、複数の前記流路のうち一の前記流路を開放して他の前記流路を閉塞するように形成され、前記シャフトは、前記一の方向に移動するように前記ケースに支持され、前記シャフトは、一部が外部に露出するように形成され、前記弁体は、前記シャフトを押し込むことにより、前記一の方向に沿って移動して、複数の前記流路のうちの一の前記流路を開放して他の前記流路を閉塞するように形成され、前記シャフトを一の方向に押し込んだ状態でシャフトを固定できるように形成されている。着脱が可能な部材によって、前記弁体を固定できるように形成されており、前記オイルの回路は、自動変速機の油圧回路である
上記発明において好ましくは、上記シャフトを押し込む向きと反対向きに、上記弁体を付勢するための付勢部材を備える。上記ケースは、棒状のピンを通すための挿通穴を含む。上記シャフトを押し込んだ状態で上記ピンを上記挿通穴に通すことにより、上記ピンが上記シャフトの端面に接触して、上記シャフトを押し込んだ状態で固定できるように形成されている。
上記発明において好ましくは、上記ケースは、上記シャフトの上記一部が露出するように形成された凹部を含む。上記凹部は、ねじ部材を螺着することができるように形成されている。上記シャフトは、上記凹部に上記ねじ部材をねじ込むことにより、上記一の方向に押し込まれるように形成されている。
本発明によれば、低温の状態において、液体が高温の時に連通する液体の回路中に液体を充填することができるサーモバルブを提供することができる。
(実施の形態1)
図1から図7を参照して、本発明に基づく実施の形態1におけるサーモバルブについて説明する。本実施の形態におけるサーモバルブは、自動車の自動変速機の油圧回路に配置されている。本実施の形態における油圧回路は、熱交換を行なうための熱交換装置を含む。
図1は、本実施の形態におけるサーモバルブの断面図である。サーモバルブ30は、ケースを備える。本実施の形態におけるケースは、サーモバルブケース31と、蓋体33とを含む。サーモバルブケース31は、内部が空洞になるように形成されている。サーモバルブケース31は、内部空間32を含む。蓋体33は、内部空間32が外部に開放されないように、内部空間32の一の側を封止するように形成されている。蓋体33は、サーモバルブケース31に螺着されるように形成されている。
サーモバルブケース31は、外部に連通する複数の流路として、入力ポート142,144および出力ポート143を含む。入力ポート142,144および出力ポート143は、内部空間32と連通するように形成されている。入力ポート142,144および出力ポート143は、外部の装置と液体としてのオイルが流通するように形成されている。
サーモバルブケース31は、第2の熱交換器に連通するように形成された出力ポート146を含む。後述するように、出力ポート146は、第1の熱交換器から流入するオイルが、サーモバルブ30の内部空間32を通らずに、第2の熱交換器に向かって流れるように形成されている。
本実施の形態におけるサーモバルブ30は、弁体としてのシリンダ36を備える。シリンダ36は、筒型に形成されている。シリンダ36は、内部に空洞を有する。シリンダ36は、サーモバルブケース31の内部空間32に配置されている。
シリンダ36は、シャフト摺動部36aを含む。シャフト摺動部36aは、筒状に形成されている。シャフト摺動部36aは、シャフト121に対して摺動可能に支持されている。
本実施の形態におけるサーモバルブ30は、シャフト121を備える。シャフト121は、サーモエレメントシャフト34を含む。サーモエレメントシャフト34は、シャフト摺動部36aを摺動可能に支持している。シリンダ36は、矢印111に示す方向に沿って移動するように形成されている。サーモエレメントシャフト34は、一部がシリンダ36の内部に挿入されるように配置されている。シリンダ36の内部には、ワックス131が充填されている。ワックス131は、シャフト121およびシリンダ36に囲まれる空間の内部に密閉されている。
サーモエレメントシャフト34の両端のうち、シリンダ36の内部の側の端部には、バックアッププレート43を介してパッキン35が配置されている。パッキン35は、シリンダ36の内部に充填されるワックス131が、外部に漏れないように形成されている。
ワックス131は、たとえば、パラフィンワックスである。ワックス131は、温度が下降するに従って収縮し、温度が上昇するに従って膨張するように形成されている。本実施の形態におけるワックス131は、オイルが低温のときには固体になり、オイルの温度が上昇するにつれて液体になるように形成されている。
サーモバルブ30は、流路閉塞部材135を備える。流路閉塞部材135は、入力ポート144の開口部に接することによって、入力ポート144を閉塞することができるように形成されている。シリンダ36は、入力ポート144と対向するように形成された閉塞部材摺動部36cを有する。閉塞部材摺動部36cは、表面から突出するように形成されている。閉塞部材摺動部36cの先端には、ストッパ91が配置されている。ストッパ91は、流路閉塞部材135が閉塞部材摺動部36cから抜けないように形成されている。
流路閉塞部材135は、閉塞部材摺動部36cの周りに配置されている。流路閉塞部材135は、閉塞部材摺動部36cに接するように形成されている。流路閉塞部材135は、閉塞部材摺動部36cに沿って摺動するように形成されている。流路閉塞部材135は、バルブスプリング133によって、入力ポート144に向かう側に付勢されている。バルブスプリング133は、一方の側がシリンダ36の端面に当接している。バルブスプリング133は、他方の側が流路閉塞部材135に当接している。
本実施の形態におけるサーモバルブ30は、流路閉塞部材136を含む。サーモバルブケース31は、当接部31aを有する。当接部31aは、流路閉塞部材136に対向するように配置されている。当接部31aは、サーモバルブケース31の内部空間32の側壁から内側に突出するように形成されている。
シリンダ36は、付勢部材としてのリターンスプリング132によって、シャフトを押し込む向きと反対向きに付勢されている。流路閉塞部材136は、リターンスプリング132によって、当接部31aに向かう側に付勢されている。サーモバルブケース31の内部空間32には、スプリング係合部材137が配置されている。スプリング係合部材137は、リターンスプリング132の一方の側の位置を定めるように形成されている。スプリング係合部材137は、シリンダ36が移動したときにも移動しないように形成されている。シリンダ36は、係合部材摺動部36bを含む。スプリング係合部材137は、係合部材摺動部36bに対して摺動するように形成されている。
シャフト121は、サーモエレメントシャフト34を押圧するための押圧シャフト37を備える。本実施の形態においては、サーモエレメントシャフト34と押圧シャフト37とは接合され、一体的に動くように形成されている。
蓋体33は、外側に突出するように形成された突起部38を含む。蓋体33は、貫通穴33aを有する。押圧シャフト37は、貫通穴33aに挿入されている。シャフト121は、蓋体33を貫通して、一部が外部に露出するように形成されている。シャフト121は、矢印111に示す方向に平行移動するように、蓋体33に支持されている。サーモバルブ30は、パッキン138を備える。パッキン138は、押圧シャフト37と貫通穴33aとの間からオイルが漏れ出ないように配置されている。
押圧シャフト37は、端面37aが平面状に形成されている。蓋体33の突起部38は、挿通穴38aを有する。本実施の形態においては、挿通穴38aが複数形成されている。挿通穴38aは、後述する棒状のピンを通すことができるように形成されている。
図2に、本実施の形態におけるサーモバルブを蓋体の側から見たときの側面図を示す。蓋体33は、平面形状が円形になるように形成されている。蓋体33の突起部38は、平面形状が六角形になるように形成されている。それぞれの挿通穴38aは、互いに異なる方向に延びるように形成されている。挿通穴38aは、シャフト121が挿通される貫通穴33aに到達するように形成されている。
図1および図2を参照して、押圧シャフト37は、シャフト121を押込んで流路閉塞部材135が入力ポート144の開口部に接触しているときに、挿通穴38aに挿通する後述のピンが端面37aに接触するように形成されている。
図1に示す状態においては、内部を流れる液体としてのオイルが低温の状態である。シリンダ36は、リターンスプリング132の弾性力によって、流路閉塞部材136が当接部31aに圧接している。押圧シャフト37は、端面37aを有する端部が突起部38から飛び出している。入力ポート142は、流路閉塞部材136が当接部31aに当接することによって閉塞されている。すなわち、入力ポート142から流入するオイル12の流路は遮断されている。これに対して、入力ポート144および出力ポート143は開放されている。
入力ポート144から流入するオイル11は、矢印101に示すように、内部空間32に流入する。内部空間32に流入したオイルは、矢印102に示すように、出力ポート143から流出する。オイル11の温度は低温であるため、シリンダ36の内部に充填されているワックス131は低温である。ワックス131は、収縮している。
図3は、本実施の形態における駆動装置のブロック図である。図3は、自動変速機のオイルの温度が低温の状態を示す。本実施の形態における駆動装置1は、動力を発生させるエンジン20と、エンジン20からの動力を受取り、その回転数と回転トルクを変換することが可能な自動変速機10とを備える。エンジン20は、動力の発生源であり、ガソリンエンジン、ディーゼルエンジンのいずれであってもよい。また、エンジン20は内燃機関だけでなく、外燃機関で構成してもよい。さらに、モータ/ジェネレータによりエンジン20を構成してもよい。
エンジン20から出力される回転力は、自動変速機10により変換される。自動変速機10として、トルクコンバータと遊星歯車を用いた構造を採用することができる。これに限られず、自動変速機10として無段変速機を採用してもよい。さらに、常時噛合い式または選択摺動式の歯車が複数個設けられ、これらの歯車の噛合いが自動的に変更される変速機で自動変速機10を構成してもよい。
エンジン20は、冷却水(ロングライフクーラント)で冷却される。エンジン20、ラジエータ80、サーモスタット70、ウォータポンプ60、ヒータコア90および第1の熱交換器40は、それぞれ冷却水通路161〜167で接続され、冷却水が循環するように形成されている。
エンジン20には、ウォータポンプ60が取付けられている。ウォータポンプ60の上流側にはサーモスタット70およびラジエータ80が接続されている。サーモスタット70は、冷却水の温度に応じて、ラジエータ80に送る冷却水量を調整するように形成されている。ラジエータ80は、冷却水の熱を外気に放出できるように形成されている。
ウォータポンプ60からエンジン20の下部へ導入された冷却水は、エンジン20のヘッド部分から二手に分かれて外部へ放出される。1つの経路として、冷却水は冷却水通路161を通りラジエータ80に流れる。ラジエータ80へ流れた冷却水はラジエータ80から冷却水通路163、サーモスタット70および冷却水通路164を経由してウォータポンプ60に戻る。また、冷却水通路161から分岐した冷却水通路162を通じて、一部の冷却水はラジエータ80を経由することなくサーモスタット70に到達する。
エンジン20から排出されて冷却水通路161へ向かわない冷却水は、冷却水通路166を通じてヒータコア90へ流れる。冷却水は、ヒータコア90において熱を室内へ放出する。これにより、車内を暖房することが可能である。ヒータコア90を出た冷却水は、冷却水通路167を通じて第1の熱交換器40へ入る。ここで第1の熱交換器40により冷却水と自動変速機のオイルとの熱交換が行なわれた後、冷却水は冷却水通路165を経由してウォータポンプ60に戻る。
自動変速機10は、部品を潤滑してかつ動力を伝達するためのオイル(ATF)を内部に有する。本実施の形態におけるサーモバルブを流れる液体は、この自動変速機のオイルである。自動変速機10は、オイル通路141によって第1の熱交換器40に接続されている。
サーモバルブ30は、自動変速機10に接続されている。サーモバルブ30は油路の切り換えを行なう。サーモバルブケース31は、自動変速機10の外部に取付けられている。
サーモバルブ30は、第1の熱交換器40に接続されている。第1の熱交換器40は、冷却水通路167によりヒータコア90と接続されている。第1の熱交換器40は、ヒータコア90を通過した冷却水と自動変速機10のオイルとの熱交換を行なうように形成されている。本実施の形態におけるサーモバルブ30は、自動変速機10と第1の熱交換器40との間に配置されている。
第1の熱交換器40のオイル流路の出口は、サーモバルブケース31に形成された出力ポート146を通って、オイル通路151に連通している。オイル通路151は、第2の熱交換器50に接続されている。第2の熱交換器50は、空冷によりオイルを冷却するように形成されている。第2の熱交換器50のオイル流路の出口は、オイル通路152に接続されている。
図1および図3を参照して、サーモバルブ30の入力ポート144は、第1の熱交換器40に接続されている。サーモバルブ30の入力ポート142は、オイル通路152に接続されている。サーモバルブ30の出力ポート143は、自動変速機10に接続されている。
自動変速機10の内部を通過したオイルは矢印103で示すように第1の熱交換器40に排出される。このとき、オイルはオイル通路141を通って第1の熱交換器40に流入する。第1の熱交換器40において、冷却水との間で熱交換を行なったオイルは矢印101で示すようにサーモバルブ30に流入する。このとき、オイルはサーモバルブ30の入力ポート144を経由してサーモバルブ30に流入する。
このように、第1の熱交換器を通ったオイルが低温の状態においては、サーモバルブ30は、第1の熱交換器40からのオイルを受入れてこのオイルを自動変速機10に戻すように形成されている。オイルが低温の状態においては、サーモバルブ30の入力ポート142は、閉塞されている。このために、オイル通路151,152および第2の熱交換器50には、オイルは流れない。すなわち、オイルが低温の状態においては、サーモバルブケース31に形成された出力ポート146からは、オイルが流出しないように形成されている。
図4は、本実施の形態におけるサーモバルブの第2の断面図である。図4は、自動変速機のオイルが高温の状態を示す。すなわち、サーモバルブに流入するオイルが高温の状態を示す。第1の熱交換器40から直接的に流入するオイル11が高温となると、シリンダ36を介してワックス131の温度が上昇する。ワックス131は、温度上昇に伴って膨張する。
ワックス131の膨張に伴って、サーモエレメントシャフト34に対して、シリンダ36が矢印109に示す向きに移動する。流路閉塞部材135は、入力ポート144に向かって移動する。流路閉塞部材135は、バルブスプリング133の付勢力によって、内部空間32の側壁に圧接される。流路閉塞部材135は、入力ポート144の開口部に接することにより、入力ポート144の開口部を閉塞する。入力ポート144からのオイル11の流入が阻止される。矢印104に示すように、第1の熱交換器から流出したオイルは、出力ポート146を通って第2の熱交換器に向かって流れる。
バルブスプリング133は、オイルの温度が高いときに入力ポート144が閉じた後のオーバーストロークによる流路閉塞部材135またはシリンダ36に加わる過荷重を吸収する。
一方で、シリンダ36が矢印109に示す向きに移動することにより、流路閉塞部材136が、サーモバルブケース31の当接部31aから離れる。入力ポート142の流路が開放される。矢印105で示すように、入力ポート142からオイル12が流入する。矢印102に示すように、出力ポート143からオイル13が排出される。このオイルは自動変速機10に流入する。
流路閉塞部材135および流路閉塞部材136は、オイルの温度に応じて、バルブストローク量を制御することができ、それぞれの入力ポートから流入するオイルの流量を調整することができる。
図5は、自動変速機のオイルが高温の時の駆動装置のブロック図である。図4および図5を参照して、自動変速機のオイルが高温の時には、サーモバルブ30の入力ポート142は開放され、入力ポート144は閉塞されている。
第1の熱交換器40から出力されたオイルは、入力ポート144が閉塞されているために、直接的にサーモバルブ30の内部に流入しない。第1の熱交換器40から流出したオイルは、矢印104で示すように、オイル通路151を経由して第2の熱交換器50に流れる。第2の熱交換器50では、外気によりオイルが冷却される。冷却されたオイルは、矢印105で示すように、オイル通路152を経由してサーモバルブ30に流入する。サーモバルブ30に流入したオイルは、自動変速機10へ流入する。
このように、本実施の形態における冷却装置は、オイルの温度が相対的に低い場合には、自動変速機のオイルが、第1の熱交換器40を通って自動変速機に供給される。オイルの温度が相対的に高い場合には、自動変速機のオイルが、第1の熱交換器40および第2の熱交換器50を通って自動変速機に供給される。
オイルが低温の場合には、エンジン水温により自動変速機のオイルは早期に通常作動温度に昇温されることで、ロックアップなどの制御開始油温への到達時間が短縮する。また、油温が上昇して低粘度領域の使用時間が拡大して燃費が向上する。オイルが高温の場合には、第1の熱交換器を通過したオイルが、さらに第2の熱交換器を通過することにより上限温度以下に冷却される。
オイルが高温と低温との間の中温の場合には、低油温時と高油温時のサーモバルブの作動を微小ストロークで繰返して、第1の熱交換器のみで冷却されたオイルと、第1の熱交換器および第2の熱交換器で冷却されたオイルとが、サーモバルブの内部で混合して出力ポートから排出される。この結果、自動変速機に流入するオイルの温度をほぼ一定に保ち、安定した変速性能を実現することができる。
本実施の形態におけるサーモバルブは、入力2系統、出力1系統の液体流量を制御する機械制御式のサーモバルブである。本実施の形態におけるサーモバルブは、鍋蓋式バルブにより入力の流路切換えを実現している。この構成により、摺動式バルブの課題である油圧のバルブ偏心荷重によるバルブ摺動不良、油中の異物によるバルブ摺動不良、摺動バルブ隙間からの流量漏れを大幅に低減することができる。
図3を参照して、本実施の形態における自動変速機および自動変速機の油圧回路にオイルを充填するときには、自動変速機10、オイル通路141、第1の熱交換器40、オイル通路151、第2の熱交換器50、オイル通路152およびサーモバルブ30の内部にオイルを充填する必要がある。
本実施の形態においては、室温においては、オイルは低温の状態である。サーモバルブ30は、第2熱交換器50の流路の入口である入力ポート142が閉塞されている。このため、たとえば、自動変速機からオイルを注入した場合においては、自動変速機10、第1の熱交換器40、サーモバルブ30の内部にはオイルが充填されるが、オイル通路151、第2の熱交換器50およびオイル通路152には完全にオイルが充填されなかった。
図5を参照して、オイルの温度を上昇させて、サーモバルブ30の入力ポート142が開放された状態で、オイルを充填することにより、オイル通路151、第2熱交換器50およびオイル通路152の内部にオイルを充填することができる。しかしながら、この方法においては、オイルを充填するために長い時間を要していた。
図6に、本実施の形態におけるサーモバルブの第3の断面図を示す。図6は、油圧回路の内部にオイルを充填するときのサーモバルブの概略断面図である。
本実施の形態においては、オイルが低温の状態でオイルを充填する。オイルを充填するときには、矢印106に示すように、シャフト121の押圧シャフト37の端面をサーモバルブケース31の内側に向かって押し込む。サーモエレメントシャフト34は、バックアッププレート43およびパッキン35を介して、シリンダ36の内部に充填されたワックス131を押圧する。
シリンダ36は、矢印110に示すように、入力ポート144に向かって移動する。シリンダ36は、内部を流れるオイルが高温のときの位置に移動する。流路閉塞部材135は、入力ポート144の開口部に接触して入力ポート144を閉塞する。入力ポート142の流路を閉塞していた流路閉塞部材136は、サーモバルブケース31の当接部31aから離れる。この結果、入力ポート142が開放される。第1の熱交換器および第2の熱交換器が連通して、第1の熱交換器、第2の熱交換器およびサーモバルブが、この順にオイルの回路を構成する。
押圧シャフト37を押し込むことにより、押圧シャフト37の端面37aが、突起部38の挿通穴38aよりも内側に侵入する。この状態で、棒状に形成されたピン139を、矢印107に示すように挿通穴38aに挿通する。シリンダ36およびシャフト121は、リターンスプリング132の弾性力により、外側に飛び出す方向に付勢されている。したがって、ピン139と押圧シャフト37の端面37aとが接触する。このように、ピン139を挿入することにより、シリンダ36およびシャフト121の位置を拘束することができる。すなわち、ピン139を挿入することにより、シリンダ36を固定することができる。
図7に、本実施の形態におけるサーモバルブを、蓋体の側から見たときの第2の側面図を示す。挿通穴38aよりも深い位置に端面37aが配置されるように押圧シャフト37を押し込んだ後に、ピン139を、矢印107に示す向きに挿入する。ピン139は、突起部38を貫通する。ピン139により、押圧シャフト37が飛び出すことを抑止できる。
本実施の形態においては、蓋体33の突起部38に、複数の挿通穴38aが形成されている。複数の挿通穴38aは、それぞれの延びる方向が互いに異なるように形成されている。この構成により、さまざまな角度からピン139を挿入することができ、作業性が向上する。
ピン139にてシャフト121を固定した上で、油圧回路の内部にオイルを充填することにより、第2の熱交換器の液体の回路を含めた油圧回路全体にオイルを充填することができる。たとえば、自動変速機から低温のオイルを流入することにより、自動変速機および自動変速機の冷却装置全体にオイルを充填することができる。
このように、本実施の形態においては、オイルが低温の状態で油圧回路の全体に対してオイルを充填することができる。このため、オイルの充填作業を容易にするとともに、作業時間を短縮することができる。
また、本実施の形態におけるサーモバルブは、自動変速機のオイルを交換するときにも同様の作用および効果を奏する。たとえば、オイルの交換のために自動変速機の冷却装置からオイルを抜くとき、または、オイルを再充填するときに作業を容易にして作業時間を短縮することができる。
本実施の形態においては、シリンダをシャフトが飛び出す向きに付勢するためのスプリングを備え、ケースの蓋体に形成された挿通穴にピンを通すことにより、ピンがシャフトの端面に接触して、シャフトが固定されるように形成されている。この構成により、容易にシャフトの位置を拘束することができる。また、着脱が可能な部材によって弁体を固定できるように形成されていることによって、弁体を容易に高温のときの位置に固定することができ、または、容易に固定を解除することができる。
図6を参照して、オイルを充填した後には、ピン139を抜く。付勢部材としてのリターンスプリング132の弾性力により、シリンダ36は、オイルが低温のときの状態に戻って、以後は通常の動作が行なわれる。
本実施の形態においては、シリンダをオイルが高温のときの状態に移動させた後に、オイルの充填を行なっているが、この形態に限られず、たとえば、オイルが低温のときのシリンダの位置でオイルの一部を充填した後に、オイルが高温の時のシリンダの位置を移動させて残りのオイルの充填を行なってもよい。
また、本実施の形態においては、第1の熱交換器に接続された入力ポートを閉塞した状態でオイルの充填を行なったが、この形態に限られず、シリンダを中立の位置に固定して、オイルの充填を行なってもよい。すなわち、第1の熱交換器に接続された入力ポートおよび第2の熱交換器に接続された入力ポートがともに半開放の状態でオイルの充填を行なっても構わない。
本実施の形態におけるサーモバルブは、ピンによってシャフトを固定したが、この形態に限られず、弁体としてのシリンダをオイルが高温の状態の位置で固定できるように形成されていれば構わない。
本実施の形態におけるシャフトは、サーモエレメントシャフトと押圧シャフトとを含む。サーモエレメントシャフトと押圧シャフトとが別材料で形成され、互いに一体的に固定されているが、この構成に限られず、一の材料で形成されていても構わない。
本実施の形態においては、自動変速機の油圧回路を例に取り上げて説明したが、この形態に限られず、任意の液体の回路のサーモバルブに本発明を適用することができる。たとえば、自動車のエンジンを冷却水で冷却するための熱交換装置に本発明のサーモバルブを適用することができる。
(実施の形態2)
図8から図11を参照して、本発明に基づく実施の形態2におけるサーモバルブについて説明する。本実施の形態におけるサーモバルブが、自動車の自動変速機の油圧回路に配置されていることは、実施の形態1と同様である。本実施の形態におけるサーモバルブは、シャフトを固定する部分の構成が実施の形態1と異なる。
図8は、本実施の形態におけるサーモバルブの第1の断面図である。図8は、オイルが低温の状態である。本実施の形態におけるサーモバルブ29のケースは、サーモバルブケース42および蓋体41を含む。
本実施の形態におけるサーモバルブ29は、シャフト122を備える。シャフト122は、サーモエレメントシャフト34と押圧シャフト39とを含む。本実施の形態においては、サーモエレメントシャフト34と押圧シャフト39とは互いに固定されている。
蓋体41は、凹部41aを含む。凹部41aは、押圧シャフト39の一部が露出するように形成されている。凹部41aの壁面には、ネジが形成されている。凹部41aは、ネジ部材140を螺着することができるように形成されている。
オイルが低温の状態においては、流路閉塞部材136が、当接部31aに当接することにより、入力ポート142の流路が閉塞されている。流路閉塞部材135は、入力ポート144の開口部から離れている。入力ポート144は開放されている。
図9に、本実施の形態におけるサーモバルブを蓋体の側から見たときの側面図を示す。蓋体41は、平面形状がほぼ円形になるように形成されている。凹部41aは、平面形状がほぼ円形になるように形成されている。押圧シャフト39は、凹部41aのほぼ中央部分に配置されている。
図10に、本実施の形態におけるサーモバルブの第2の断面図を示す。図10は、オイルが高温になったときの概略断面図である。オイルが高温になることにより、シリンダ36の内部のワックス131が膨張する。シリンダ36は、入力ポート144に向かって移動する。流路閉塞部材135は、入力ポート144の開口部を閉塞する。流路閉塞部材136は、サーモバルブケース31の当接部31aから離れる。入力ポート142の開口部が開放される。このときに、シャフト122は移動せずにシャフト122に対してシリンダ36が移動する。
図11に、本実施の形態におけるサーモバルブを備える油圧回路に、オイルを充填するときの断面図を示す。図11は、本実施の形態におけるサーモバルブの第3の断面図である。
オイルを油圧回路に充填するときには、蓋体41の凹部41aにネジ部材140を螺着する。矢印108に示すように、ネジ部材140を捩じ込むことにより、シャフト122が移動する。シャフト122は、サーモバルブケース42の内部に向かって押し込まれる。シャフト122が移動することにより、パッキン35を介して、シリンダ36の内部のワックス131が押圧される。シリンダ36は、矢印110に示すように、入力ポート144に向かって移動する。
流路閉塞部材135は、入力ポート144の開口部を閉塞する。流路閉塞部材136は、サーモバルブケース42の当接部42aから離れる。入力ポート142の流路が開放される。このように、シリンダ36は、通常の使用時のオイルが高温になったときの状態に移動する。
本実施の形態においても、オイルが高温の時の状態に弁体を移動させて、オイルを充填することができ、高温時に連通状態になる流路に対してもオイルを充填することができる。
本実施の形態においては、ケースに凹部が形成され、凹部にネジ部材を螺着することにより、シャフトが押込まれるように形成されている。この構成により、簡易な構成で、シリンダを高温のときの位置に移動することができる。また、オイルを充填するときに、シャフトの位置の微調整を容易に行なうことができる。
その他の構成、作用および効果については、実施の形態1と同様であるのでここでは説明を繰返さない。
上述のそれぞれの図において、同一または相当する部分には、同一の符号を付している。
なお、今回開示した上記実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
実施の形態1におけるサーモバルブの第1の断面図である。 実施の形態1におけるサーモバルブを蓋体の側から見たときの第1の側面図である。 実施の形態1における駆動装置において、オイルが低温のときのブロック図である。 実施の形態1におけるサーモバルブの第2の断面図である。 実施の形態1における駆動装置において、オイルが高温のときのブロック図である。 実施の形態1におけるサーモバルブの第3の断面図である。 実施の形態1におけるサーモバルブを蓋体の側から見たときの第2の側面図である。 実施の形態2におけるサーモバルブの第1の断面図である。 実施の形態2におけるサーモバルブを蓋体の側から見たときの側面図である。 実施の形態2におけるサーモバルブの第2の断面図である。 実施の形態2におけるサーモバルブの第3の断面図である。
符号の説明
1 駆動装置、10 自動変速機、11〜13 オイル、20 エンジン、29,30 サーモバルブ、31,42 サーモバルブケース、31a,42a 当接部、32 内部空間、33 蓋体、33a 貫通穴、34 サーモエレメントシャフト、35 パッキン、36 シリンダ、36a シャフト摺動部、36b 係合部材摺動部、36c 流路閉塞部材摺動部、37,39 押圧シャフト、37a 端面、38 突起部、38a 挿通穴、40 第1の熱交換器、41 蓋体、41a 凹部、43 バックアッププレート、50 第2の熱交換器、60 ウォータポンプ、70 サーモスタット、80 ラジエータ、90 ヒータコア、91 ストッパ、101〜111 矢印、121,122 シャフト、131 ワックス、132 リターンスプリング、133 バルブスプリング、135,136 流路閉塞部材、137 スプリング係合部材、138 パッキン、139 ピン、140 ネジ部材、141,151,152 オイル通路、142,144 入力ポート、143,146 出力ポート、161〜167 冷却水通路。

Claims (3)

  1. オイルの回路中に配置され、前記オイルの温度に応じて流路を切換えるためのサーモバルブを有する流体回路へのオイルの充填方法であって、
    サーモバルブは、外部に連通する複数の前記流路を含むケースと、
    前記ケースの内部で動くように形成され、前記オイルが高温の時と低温の時とに応じて前記流路を切換えるための弁体とを備え、
    前記オイルが低温の状態で、外部から高温の時の位置に前記弁体を固定できるように形成されており、
    オイルが低温の時には第1オイル回路へオイルが流れ、
    オイルが高温の時には第2オイル回路へオイルが流れ、
    オイルが低温の状態で外部から高温の時の位置に弁体が固定されるとオイルは第1および第2熱交換器ならびにそれらを繋ぐ通路を満たすことが可能であり、
    オイルが低温の状態においてオイルを低温側通路に満たす工程と、オイルが低温の状態において外部から高温のときの位置に前記弁体を固定してオイルを高温側通路に満たす工程を有し、
    前記弁体が一の方向に沿って移動するように前記弁体を支持するシャフトと、
    前記弁体の内部に配置され、温度に応じて膨張および収縮するワックスとを備え、
    前記シャフトは、一部が前記弁体の内部に挿入されるように配置され、
    前記ワックスは、前記弁体および前記シャフトに囲まれる空間に配置され、
    前記弁体は、前記ワックスの温度が上昇して膨張することにより、前記一の方向に沿って移動して、複数の前記流路のうち一の前記流路を開放して他の前記流路を閉塞するように形成され、
    前記シャフトは、前記一の方向に移動するように前記ケースに支持され、
    前記シャフトは、一部が外部に露出するように形成され、
    前記弁体は、前記シャフトを押し込むことにより、前記一の方向に沿って移動して、複数の前記流路のうちの一の前記流路を開放して他の前記流路を閉塞するように形成され、
    前記シャフトを一の方向に押し込んだ状態でシャフトを固定できるように形成されており、
    着脱が可能な部材によって、前記弁体を固定できるように形成されており、
    前記オイルの回路は、自動変速機の油圧回路である、オイルの充填方法。
  2. 前記シャフトを押し込む向きと反対向きに、前記弁体を付勢するための付勢部材を備え、
    前記ケースは、棒状のピンを通すための挿通穴を含み、
    前記シャフトを押し込んだ状態で前記ピンを前記挿通穴に通すことにより、前記ピンが前記シャフトの端面に接触して、前記シャフトを押し込んだ状態で固定できるように形成されている、請求項1に記載のオイルの充填方法。
  3. 前記ケースは、前記シャフトの前記一部が露出するように形成された凹部を含み、
    前記凹部は、ねじを螺着することができるように形成され、
    前記シャフトは、前記凹部に前記ねじ部材を捩じ込むことにより、前記一の方向に押し込まれるように形成されている、請求項1に記載のオイルの充填方法。
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