JP4829459B2 - いたずら防止シールおよびその使用法 - Google Patents

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Description

【0001】
[発明の分野]
本発明は、一般に、滅菌容器に関し、より詳細には、容器が滅菌処理後に開けられたかどうかを指示するいたずら防止シールに関する。
【0002】
[背景技術]
医療機器の滅菌は、感染および疾患の広まりを阻む重要な要因である。これに関して、専用滅菌容器が開発され、滅菌と、滅菌された製品の貯蔵とが容易になり、製品の滅菌状態が、貯蔵中維持される。これらの容器(container)では、一般に、滅菌媒体は、滅菌処理中に容器に入り得るが、いったん閉じられると、空中浮遊汚染物は入り得ない。
【0003】
容器の内容物が、適切な滅菌サイクルを通った証拠を提供するために、取除き可能または恒久的なタグ、テープ、ラベルあるいは他の装置が、容器の外部にしばしば設けられている。ラベルあるいはその他の装置は、容器の内容物の適切な滅菌を得るのに十分な条件に晒されているのを示すように外観が変化するインクあるいはその他の指示物を含むこともある。このようにして、これらの装置により、容器上の該装置の外観が変化すると、容器が適切な滅菌サイクルを通ったとの確証が得られる。この確証を得るという目的は、しかしながら、単に、容器上に該装置を置く前に滅菌サイクルにより該装置を処理し、これにより、容器全体が該滅菌サイクルを通ったと見せ掛けることにより、容易に妨害される。
【0004】
これらの装置を使用する場合の別の1つの欠点は、いったん滅菌処理が終了すると、滅菌された製品を収容する容器が、製品が必要とされるまで、しばしば比較的長期間貯蔵されることにある。この貯蔵期間の間、容器が開けられ、製品が汚染され、次いで再び閉じられる可能性が存在する。容器をこのように無許可で開くことは、視覚的検査では容易には分からず、もはや滅菌状態でないか、またはまったく滅菌されなかった製品を使用することになり得る。このようにして、指示物装置は、潜在的に、ある特定の容器が、該容器に収容されている製品を滅菌するのに十分な滅菌処理にかけられたことを示し得るが、該指示物装置では、製品が、滅菌後の任意の時点で汚染されたかどうかに関する証拠は得られない。
【0005】
いったん滅菌処理が終了した後に、これらの容器の内容物の滅菌性が損なわれなかった証明を得るために、容器が開けられたかもしれないことを視覚的に指示する様々な装置が開発された。通常、これらの装置は、容器を開き得るようにすべくロック機構のロックを解除するためには、破壊しなければならないシールを含む。したがって、シールが破壊されたかまたは失われた任意の容器において、容器の内容物が、もはや滅菌状態にはないと仮定され得る。これらの装置の多くは、しかしながら、単に、容器が開けられるのを阻むだけで、容器が、完全な滅菌処理にかけられたかどうかを確実に指示しない。その他の装置は、滅菌が行われたことを視覚的に指示するが、容器および容器内容物に関するデータを記載する領域が無い。その結果、これらの装置を使用すると、しばしば、容器に関するデータを記録するのに用いるおよび/または容器が滅菌処理にかけられたことを指示する付加的エレメントが必要となる。
【0006】
したがって、容器が滅菌処理にかけられたことを視覚的に示し、容器が滅菌処理後に開けられたかどうを確実に示す、容器の内容物に関するデータあるいはその他の適切なデータを記録し得る安全装置が必要となっている。
【0007】
[発明の概要]
本発明はこれらの必要性に対処する。
【0008】
本発明の1つの態様では、ラッチ機構を有する容器のための使い捨てシールを提供する。1つの実施形態では、シールは、本体と、本体に接続されている一端および自由端を有するトングとを含む。トングは、収縮性材料、好ましくは熱収縮性材料例えば熱収縮性ビニルから成る層を含む。
【0009】
好ましい実施形態では、シールの本体は、滅菌指示物材料を含む。このような滅菌指示物材料は、滅菌指示インクから成ることもある。
【0010】
トングの自由端は、最初は、本体から遠くに位置することもあるが、シールを使用する間は本体に付着されていることもある。接着剤が、滅菌の間、トングが本体に付着された状態を維持させるためにトングの自由端に設けられることもある。
【0011】
トングは、初期長と、初期長より短い滅菌後長とを有することもある。望ましくは、トングの初期長は、トングが、使用位置で容器のラッチ機構に組立て式に取付けられるには十分であるが、トングの滅菌後長は、このような組立てを得るには十分でない。
【0012】
本発明の非常に好ましい実施形態では、トングは、収縮性材料に積層された第2の材料から成る少なくとも1つの層を含むこともある。第3の材料から成る層も、収縮性材料に積層されていることもあり、これにより収縮性材料は、第2の材料と第3の材料との間に配置されることになる。第2および第3の材料は、重合体特にポリオレフィンから成る群から選択されることもある。さらに、第2および第3の材料は同一であることもある。第2の材料から成る少なくとも1つの層が、収縮性材料に積層されている場合、トングは、好ましくは、初期厚と、初期厚より厚い滅菌後厚とを有する。
【0013】
本発明のこの態様によるシールの別の1つの実施形態は、滅菌指示物材料を含む本体と、本体に接続されている一端および自由端を有するトングとから成る。滅菌指示物材料は、滅菌指示インクから成ることもある。トングは、初期長と、初期長より短い滅菌後長とを有する。
【0014】
本発明の別の1つの態様は、滅菌安全システムを提供する。安全システムは、底部と、密封係合するように底部と噛合可能な蓋とを有する滅菌容器を含む。容器に取付けられているラッチ機構は、底部に蓋をロックするラッチ位置と、底部から取除くために蓋を解放する非ラッチ位置とを有する。ラッチ機構に組立てれて取付けられたシールは、ラッチ機構がラッチ位置から非ラッチ位置へ自由に動くのを妨げる。本発明の1つの実施形態では、シールは、初期厚と、初期厚より厚い滅菌後厚とを有する。別の1つの実施形態では、シールは、本体と、本体に接続されている一端および自由端を有するトングとを含み、トングは、収縮性材料から成る層を含む。これらの実施形態によるシールは、前述のシールの特徴のうちの任意のものを有することもある。
【0015】
本発明の1つのさらなる態様は、底部と、密封係合するように底部と噛合可能な蓋と、底部に蓋をロックするラッチ位置、および底部から取除くために蓋を解放する非ラッチ位置を有するラッチ機構とを有する滅菌容器の滅菌性を保護する方法を提供する。該方法では、滅菌すべき製品が、底部に入れられ、蓋が、底部を閉じるために適用される。ラッチ機構が、次いで、ラッチ位置へ動かされて、蓋が底部にロックされる。次いで、シールが、ラッチ機構に組立て式に取付けられ、これにより、ラッチ機構がラッチ位置から非ラッチ位置へ自由に動くのが妨げられる。1つの方法では、シールは、滅菌指示物材料を含む本体と、本体に接続された少なくとも1つの端部および自由端を有するトングとを有する。容器が滅菌処理により処理されると、トングは収縮し、これによりラッチ機構はラッチ位置に維持され、滅菌指示物材料の性質が変化して、滅菌の完了を指示する。滅菌後、ラッチ機構は非ラッチ位置へ動かされ、これにより蓋が底部から解放され、ラッチ機構がラッチ位置から非ラッチ位置へ動くと、シールのトングが破砕される。
【0016】
別の1つの方法では、シールは、本体と、本体に接続されている少なくとも1つの端部および自由端を有するトングとを有する。容器を滅菌処理すると、トングの厚さが増し、これによりラッチ機構はラッチ位置に維持される。蓋を底部から解放するためにラッチ機構をラッチ位置から非ラッチ位置へ動かすと、シールのトングは破壊される。
【0017】
本発明の内容と、本発明の様々な利点とをより完璧に理解するために、添付図面を参照して以下に詳細な説明が展開される。
【0018】
[発明を実施する最良の形態]
次に、いたずら防止シールが、従来の蒸気滅菌プロセスでの使用において説明される。このようなプロセスは、通常、滅菌容器およびその内容物を、圧縮蒸気圧力釜内で約4分間約270゜Fの温度にかける。しかしながら、本発明は、ガス(例えばオゾンあるいはエチレンオキシド)滅菌、乾燥熱滅菌、パラセト酸滅菌、紫外線あるいはガンマ線滅菌、あるいはガスプラズマ/過酸化水素滅菌プロセスを含むその他の公知のタイプの滅菌プロセスに関連して用いられ得る。
【0019】
本発明によるいたずら防止シール(tamper proof seal)10の1つの好ましい実施形態が、図2〜図4に示されている。シール10は、一般に、本体部分12と、本体部分12の一端から突出する切離可能トング14とを含む。本体部分12は、従来の紙、板紙、厚紙あるいは類似の材料から形成され得、従来の滅菌指示物材料例えばTempil, Inc. of South Plainfield, New Jerseyから入手可能な蒸気および/またはガス滅菌指示インクなどを適用し得る第1のフィールドすなわち領域16を含む。このようなインクは、通常、滅菌条件下で蒸気あるいはガスに晒されると変色する。本体部分12は、滅菌容器の内容物、滅菌の日付、オペレータなどに関する可変データを受入れるスペースを有する第2の領域18も含む。さらなるフィールドが、使用のための説明、メーカ情報などを印刷されることもある。
【0020】
図4において、トング14は、高収縮性材料から成る内層24を挟む一対の層20および22から成る多層積層体であることもある。好ましくは、各層は組立てられて、層20が、各層22および24の端部28および30を越えて延びる拡大端部部分を有することになる。端部部分26は、接着剤31を用いて本体部分12に接続され得、接着剤31は、滅菌プロセスの温度および環境条件に晒されると、その接着性を維持する。この目的に有用であり得る接着剤の1つの例は、感圧アクリル接着剤である。層20が重合体である場合、端部部分26を本体部分12に接着させるのに必要な接着性を得るために無水物が、公知の方法で該重合体にグラフト(graft)されることもある。代替的に、層20の端部部分26は、機械的に、例えばステープリング(stapling)、縫合、リベット締めなどにより、あるいは熱溶接、超音波溶接、高周波シール、エンボス加工あるいはその他の適切な技術により、本体部分12に接続される。好ましくは、端部部分26は本体部分12に接続され、これにより間隙32は、本体部分12の端部34と、層22および24の端部28および30との間に形成される。間隙32により、トング14が本体部分12から分離されるようになす弱化領域が得られ、これは、後述される。代替的に、層22および24の端部28および30を本体部分12の端部34に達するか該端部34を越えるまで延ばすとともに、一連の穿孔(図示せず)を、本体部分12の端部34に隣接してトング14内に形成し、これにより、シールの本体部分からのトング14の分離を容易にすることができる。勿論、間隙32も、本体部分12からトング14を分離するのを容易にするために穿孔を含み得る。
【0021】
外層20および22は、滅菌条件に対してほぼ不活性であり、かつ滅菌の間、層24の収縮を邪魔しないように十分に可撓性である任意のフィルムから形成され得る。このような材料は、例えば、薄い可撓性紙と、ポリエステル、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリオレフィン、ポリテトラフルオロエチレン、ビニルなどから形成されるものを含む重合体および共重合体と、重合体/紙複合体例えばLindenmeyr Paper CorporationによりKindura #50との商標で販売されている重合体/紙複合体などを含む。好ましいものは、柔らかい可撓性ポリオレフィンフィルムおよびビニルフィルムであって、滅菌条件下ではほぼ収縮しないが、層24がフィルムとフィルムとの間で収縮すると滑らかなひだを形成するフィルムである。層20および22を形成するための1つの特に好ましい材料は、約0.0025インチの厚さのポリオレフィンフィルムである。層20および22を形成するための材料は、同一である必要はない。しかしながら、同一の材料から層20および22を形成するのが好ましい、何故ならば層20および22は、滅菌プロセスの間、同一の挙動を示し、したがって、トング14が収縮する際、トング14内に過度の応力が生じない。
【0022】
層24は、滅菌プロセスの間に出合うある1つの条件に応答して収縮する材料から形成され得る。例えば蒸気あるいは熱滅菌において、このような材料は、滅菌温度に晒されると長さが短縮する重合体フィルムを含むこともある。これらの材料に含まれるものとして、製造後、長さ方向に伸ばされ、伸長状態でキュア(硬化)されたフィルムがある。このようなフィルムは、臨界温度に達するとフィルムが急速にそれらの元の長さに戻るようになす記憶を有する。好ましくは、このようなフィルムは、それらの元の長さの少なくとも25%収縮し、より好ましくは、それらの元の長さの少なくとも約40%収縮する。しかしながら、所望の収縮率は、トング14の初期長と、シール10と一緒に使用される特定のラッチ機構とに依存する。好ましい収縮性フィルムは、それらの元の長さの約40〜60%収縮する熱収縮性ビニルとして一般に知られているものを含む。1つの特に好ましい収縮性フィルムは、Avery Dennison Corporation of Pasadena, CaliforniaによりTranscodeとの名で販売されている粘着性フィルムである。
【0023】
層20および22は、それぞれ接着性層36および38により層24に積層され得る。層36および38は、層20、22および/または24の表面上に一体的な接着性コーティングとして設けられ得、層20の端部部分26を本体部分12に固定するのに用いられる接着剤として同一の接着剤から形成されることもあり、あるいは、層20および22を層24に結合させ得る別の接着剤であることもある。
【0024】
トング14の自由端に隣接して位置する該トング14の一部分は、シール10が使用されている条件下で端部40を本体部分12に接着させる接着剤42から成る層を含むこともある。接着剤42は、好ましくは、トング14の端部40を本体部分12にしっかり固定させた状態を維持するために滅菌プロセスの間接着性を維持する従来の高温接着剤である。これに関して特に好ましい接着剤は、Minnesota Mining and Manufacturing Company of St. Paul, Minnesotaから入手可能の接着剤9458などの独立アクリル接着剤である。従来の剥離層44が、シール10の輸送、貯蔵および取扱いの間接着剤を保護するために接着剤42の表面に適用されることもある。
【0025】
本発明のいたずら防止シールが使用され得る滅菌容器100の1つの実施形態が、図1に示されている。容器100は、一般に、当技術分野で公知の滅菌容器に類似の構造を有し、底部部分すなわち入れ物(receptacle)102と、頂部部分すなわち蓋104とを含み、頂部部分すなわち蓋104は、容器の各端部に1つづつ設けられている(1つのみが図示されている)一対のラッチ機構106により入れ物102に密封可能にクランプされている。入れ物102および蓋104は双方とも、それらの中に形成されている一連の穿孔108を含むことができ、(蓋104の穿孔のみが図示されている)、内面にはフィルタ材料(図示せず)が、穿孔に上重ねに組立て式に取付けられている。フィルタ材料は、滅菌媒体および空気は通すが、汚染微生物は通さない任意の公知の材料であり得る。支持表面から間隔を置いて容器の底部を位置させるために、複数の脚部(図示せず)が入れ物102の底部から突出することもあり、これにより滅菌媒体および空気は、底部から容器に入り込み得ることになる。
【0026】
ラッチ機構106のうちの1つが、図5〜図9により詳細に示されている。ラッチ機構106は、一般に、蓋104に接続されている作動部分110と、入れ物102に接続されている受動部分112とを含む。受動部分112は、入れ物102の一端にボルト、溶接あるいはその他の方法により接続されている一対の互いに間隔を置いて配置されたブラケット114および116から構成することもできる。ブラケット114および116はそれぞれ118および120のような外方かつ下方へ面するフック部材を含む。選択的に、各一対のブラケット114および116は、枢転可能担持ハンドル(pivotable carring handle)122を入れ物102の一端に取付けることもできる。
【0027】
作動部分110は、リベット、溶接、ねじあるいはその他の公知の締付け固定機構により、蓋104の端部壁に取付けられている一対の互いに間隔を置いて位置する支持アーム124を含む。シャフト126は、支持アーム124の自由端内に形成されている略U形凹部128内に取付けられている。シャフト126は、容器の端部壁に対して平行に延びる回転水平軸を中心として回転するように取付けられている。
【0028】
支持アーム124およびシャフト126は、中央部分132と、中央部分132に接続されている一対の端部プレート134(これらのうちの1つのみが図示されている)とを有するハウジング130により包囲されている。中央部分132は、シャフト126が凹部128から出るのを阻むために配置されている一対のボルト138により、蓋104に締付け固定されている。端部プレート134はそれぞれ、シャフト126と軸方向に位置合せされているタブ142を形成する弓状切欠部140を含む。ハウジング130のそれぞれの側に位置するタブ142は、シャフト126が軸方向に動いてハウジングから出るのを阻む。
【0029】
作動部分110は、戻り部分158および160を戻すためにサイド154および156により接続されている把持部分152を有する作動ハンドル150をさらに含む。戻り部分158および160のめいめいの端部162および164は、溶接あるいはその他の方法により、横並び配置で、シャフト126の端部に位置する周縁面に接続されている。その結果、作動ハンドル150が、図7および図8に示されている下方へ面するラッチ位置から、図9の非ラッチ位置へ動くと、シャフト126は、凹部128内で回転する。シャフト126が回転すると、作動ハンドル150の戻り部分158および160が、シャフト126の回転軸を中心として円形通路を通って走行する。該円形通路は、入れ物102に対して偏心位置にある。端部プレート134内の切欠部140により、戻り部分158および160が円形通路を通るようになすクリアランスが得られる。
【0030】
ラッチプレート166は、作動ハンドル150のサイド154および156と、各端部プレート134との間で、作動ハンドル150の戻り部分158および160にめいめい蝶番により接続されている。この蝶番接続は、例えば、ラッチプレート166の端部部分168および170を、それぞれ戻り部分158および160の周りを巡るように湾曲することにより得られる。ストップフィンガ172の一端174は、戻り部分160の端部164に隣接する位置で戻り部分160に溶接あるいはその他の方法により接続され、ストップフィンガ172の自由端176は、戻り部分160から間隔を置いて位置し、これによりラッチプレート166の湾曲部分170は、自由端176と戻り部分160と間を自由に動き得ることになる。ストップフィンガ172の位置は、ラッチプレート166がそのロック位置から解放され、それにより、作動ハンドル150の継続回転がラッチプレート166を外方へ向かって枢転する状態になると、ラッチ166に対して作動ハンドル150が回転するのを阻むように決められている。
【0031】
ラッチプレート166の端縁部分の自由端縁180は、内方かつ上方へ湾曲され、これによりフック部材182および184が形成される。フック部材182および184は、前述のように、入れ物102のフック部材118および120と噛合し、これにより蓋104は、密封係合するように入れ物102に接して保持される。フック部材182と184との間で、ラッチプレート166の自由端縁180が、外方かつ上方へ湾曲され、これによりフック部材186が形成される。フック部材186は、外方かつ下方へ湾曲されたフック部材188と協働して、いたずら防止シール10の本体部分12をスライド可能に受入れるスロット190を形成し、かつ上記本体部分を組立て位置でラッチプレート166に接して保持する。ラッチプレート166の一端は、スロット190と軸方向に位置合せされている方形アパーチュア194を形成する、外方へ湾曲されたタブ192も含むことができる。アパーチュア194は、トング14が通過するのに十分に大きいが、本体部分12は通過できないように十分に狭い。
【0032】
本発明の滅菌システムを用いる際には、滅菌すべき医療機器あるいはその他の製品は、入れ物102に入れられ、蓋104が、入れ物104の上に組立て式に取付けられる。容器100の端部に設けられているラッチ機構106は、次いで、蓋104を入れ物102にロックさせるように作動される。この動作は、作動ハンドル150を上方へ引張り、これによりラッチプレート166が下方へ動いて、最終的にフック部材182および184が、入れ物102に取付けられているフック部材118および120の下方で互いに対して位置合せされることにより得られる。次いで、作動ハンドル150は、下方へ向かって回転され、これによりラッチプレート166は上方へ向かって動いて、最終的にフック部材182および184が、フック部材118および120と係合することになる。作動ハンドル150が、完全に下方の位置へ動かされると、ラッチ機構106は、適所にロックし、これにより蓋104は入れ物102にロックされる。
【0033】
いったん容器100が閉じられ、ラッチ機構106が、ロック位置へ動かされると、本発明によるいたずら防止シール10は、容器の片側に取付けられているラッチ機構に組立て式に取付けられ、好ましくは、容器の両側に取付けられているラッチ機構に組立て式に取付けられる。シール10は、まず初めに、滅菌指示物材料を含む領域16が容器から背いて面するようにシールの向きを決め、次いで、シール10の本体部分12がスロット190内にスライドされる際にトング14がアパーチュア194を通過するようにトング14を案内することによりラッチプレート166に組立て式に取付けられる。本体部分12は前進され、最終的に本体部分12の端部34がタブ192に当る。次いで、トング14の自由端40に位置する剥離層44が取除かれて、剥離層44の下の接着剤42が露出され、作動ハンドル150のサイド156の周りを巡ってサイド156を覆うようにトング14が折り曲げられ、これによりトング14の自由端が、本体部分12に接着される。この様子は、図7に示されている。このようにしてラッチプレート166に組立て式に取付けられると、領域16および18は、容器100から背いて面することになり、これにより、いかなる滅菌指示物材料および、これらの領域内に印刷されたデータも、技術者に完全に見えるようになる。この組立て位置におけるトング14は、作動ハンドル150のサイド156の周りに緩く嵌まり、これによりトング14とサイド156との間にはかなり大きい自由空間が存在することになる。
【0034】
容器100は、次いで、当技術分野で知られている従来の滅菌プロセスにかけられることもある。該プロセスが臨界温度に達すると、図8に示すように、フィルム層24が、かなりの程度長さ方向に収縮し、これにより外層20および22は、トング14の長さ方向に対して横断方向に隆起ひだ200を形成する。さらに、ひだ200が形成されたことにより、トング14は、滅菌前厚よりかなり厚い滅菌後厚を有する。例えば、層20、22および24に用いられる材料と、該層20と22と24との間の接着剤層とに依存して、トング14は、約0.015インチの初期厚と、初期長の約2倍〜約10倍の滅菌後厚とを有する。
【0035】
この収縮およびひだ形成動作の結果、トング14は、滅菌前長より大幅に短い滅菌後長を有する。好ましくは、トング14の滅菌後長は、元の長さの少なくとも約25%であり、より好ましくは、元の長さの少なくとも40%である。ラッチ機構106に取付けられている組立位置でのトング14の収縮の絶対量は、しかしながら、重要ではない、何故ならば作動ハンドル150のサイド156の存在は、トング14の全体的な収縮を邪魔し、いくらか減じるからである。すなわち、同一の処理条件下では、トング14は、ラッチ機構に組立て式に取付けられている場合に比して、自立しかつラッチ機構に組立て式に取付けられていない場合にはより大きく収縮する。これらの収縮力にもかかわらず、トング14の端部部分26および端部40は双方とも、本体部分12に接続されたままである。
【0036】
いかなる特定の理論に組することを望まないが、収縮臨界温度で、外層20および22を内層24に保持する接着剤層36および38は柔らかくなると信じられる。このように柔らかくなると、外層20および22の領域が交互に内層24から離れ、これにより、層24の収縮率と層20および22の収縮率との差に対応するひだ200が形成される。
【0037】
トング14の端部40は、滅菌処理全体にわたりそしてその後にも本体部分12に接着されたままであるので、トング14の長さの短縮により、トングは、作動ハンドル150のサイド156の周りにきつく嵌まる。滅菌プロセスの間のトング14の収縮率は、しかしながら、トング14が、間隙32の個所で本体部分12から切離されるほどには大きくない。滅菌後、シール10により、トング14上のひだ200が現れることと、領域16内の滅菌指示物材料が変色することととが視覚的に指示される。
【0038】
前述のように、トング14が滅菌プロセスの間に収縮する際の収縮の所望量は、トングの初期長と、シール10と一緒に使用されるラッチ機構の構成とに依存する。前述のラッチ機構106において、トング14の初期長は、トング14が、アパーチュア194から延びて、作動ハンドル150のサイド156の周りを巡り、シール10の本体部分12に付着するのが容易に得られるほどでなければならない。しかしながら、トング14は、望ましくは、滅菌処理の後にこの方法で組立て式に取付けられるには短すぎる長さを有する。すなわち、トング14は十分な量収縮しなければならない、つまり、シール10が自身だけで(すなわち、滅菌容器に組立て式に取付けられないで)滅菌サイクルにより処理される場合、トング14の長さは、アパーチュア194から延びて、作動ハンドル150の周りを巡り、本体部分12に付着するには短すぎなければならない。
【0039】
前述のように使用される場合、シール10は、容器100が滅菌後にいたずらされたかどうかを高信頼性で示す指示物として機能する。滅菌指示材料は、シール10の本体部分12に設けられているので、シール10全体が滅菌処理により処理されないと、シール10は、滅菌が完了したのを指示できない。しかしながら、トング14の収縮に起因して、シール10を滅菌サイクルにより「前もって料理して(precooked)」から、シール10を、未滅菌容器、または、すでに開けられたことがあり滅菌性が完全でなくなった滅菌済容器に組立て式に取付けることはできない。したがってシール10の使用により、容器が、実際は滅菌されていないのに滅菌されたように思い込ませたり、あるいは、滅菌済容器が滅菌後に開けられことがないように思い込ませることを意図した破壊的行為は不可能となる。
【0040】
前述のように、容器100を開いてその内容物に接近するためには、作動ハンドル150を上方へ向かって動かして、ラッチプレート166から離し、ラッチプレート166が下方へ向かって動かことを、少なくともラッチプレート166のフック部材182および184が入れ物102に取付けられているフック部材118および120から係合解除されるまで続けなければならない。トング14は、滅菌処理後に作動ハンドル150の周りに密に嵌まるので、作動ハンドル150が、上方へ向かって動かされて、ラッチプレート166から離れると、トング14は必ず本体部分12から分離される。何故ならば、間隙32内に位置する、層20の一部分がアパーチュア194の端縁へ向かって引張られて該端縁に当り、該端縁により切断されるからである。この様子はすべて、図9に示されている。このようにして、滅菌プロセス後に滅菌容器100を開こうとする試みは、必ずトング14の一端がシール10の本体部分12から分離されることにより、視覚的に示される。
【0041】
前述のシール10の1つの変形では、トング14は、高収縮性フィルムから成る層24のみから成る。このような実施形態では、層24の一端は、本体部分12に直接接着され、自由端は、好ましくは高温接着剤である接着剤42から成る層を含む。このようなシール10は、前述のシール10と同一の仕方で用いられる。しかしながら、高率で収縮するいくつかの材料では、滅菌の間に急速に収縮すると、材料が本体部分12から分離され、これによりシールに欠陥が生じる。これらの場合、外層20が、層24が本体部分12に直接接続している状態を除去することにより、この問題を克服する。同一の問題が、トング14の自由端40で生じ得る。すなわち、外層22を用いないと、ある特定の材料の大きな収縮でトング14の先端40が滅菌の間に本体部分12から分離される。層22は、収縮性層が収縮する際に本体部分12に接着されたままである非収縮性バリヤ層として機能することによりこのような分離を阻む。
【0042】
本発明の別の1つの実施形態では、滅菌プロセスの間に使用される、トング14の厚さの変化が利用される。この実施形態では、滅菌容器は、容器の蓋を容器の入れ物に接して保持するためにラッチ機構の一部分を形成するか、または容器から分離している従来の掛け金タイプ(hasp-type)のロックシステムを有することもある。このようにして、図10Aおよび図10Bにおいて、容器201は、突出部材212を含むラッチ機構210を有し、突出部材212の中には略方形アパーチュア214が形成されている。アパーチュア214は、トング14が通過するのに十分に大きいが、本体部分12が通過するのを阻むように十分に小さい。アパーチュア214の幅は、トング14の滅菌後厚より僅かに大きいだけである。蝶番付ラッチ216の中には開口218が形成され、突出部材212が、ラッチ機構が閉位置にある場合、開口218を通過する。突出部材212は、容器の入れ物または蓋のうちの一方に接続され得、一方、ラッチ216は、入れ物または蓋のうちの他方に接続され得、これにより、ラッチ位置で、蓋は入れ物と係合されてロックされるようになされる。代替的に、突出部材212およびラッチ216は双方とも、入れ物(または蓋)に接続され、ラッチ216は、ラッチ機構がラッチ位置にある場合に蓋が入れ物から外れるのを阻むために、蓋(または入れ物)に取付けられている対応する構造と係合する構造(図示せず)を有する。
【0043】
いずれの場合にも、ラッチ機構210がラッチ位置にある場合、本発明によるいたずら防止シール11は、ラッチ機構に横並びに位置するタグホルダ222のスロットに挿入され得、これによりいたずら防止シール11のトング14は、突出部材212の中の方形アパーチュア214を通過する。シール11は、前述のシール10と実質的に同一であるが、相違点は、トング14の自由端が、接着剤層42を含まないことである。シール11は、タグホルダ222内を前進されて、最終的に本体部分12の端部34が突出部材212に当る。
【0044】
シール11が、前述のようにラッチ機構210内に組立て式に取付けられると、容器201は、滅菌プロセスのための準備完了である。前述のシール10の場合と同様、滅菌プロセスが臨界温度に達すると、図11Aおよび図11Bに示されているように、シール11の中のフィルム層24は、長さ方向に収縮し、これにより外層20および22は、トング14の長さ方向に対して横方向に隆起ひだ200を形成する。ひだ200が形成されると、トング14は、トング14の滅菌前厚より大幅に厚い滅菌後厚を有することになる。望ましくは、トング14のこのより厚い厚さは、アパーチュア214の幅より大きくされ、これにより、シール11をラッチ機構210から取除くには、間隙32の個所でトング14を本体部分12から切断しなければならないようになされる。したがって、滅菌プロセス後に滅菌容器201を開けようとすると必ず、トング14がシール11の本体部分12から分離されるので、視覚的に暴露される。
【0045】
前述のようにシール11を使用すると、容器201が滅菌後にいたずらされたかどうかを決定する高信頼性の機構が得られる。滅菌指示材料が、シール11の本体部分12に設けられているので、シール11全体を滅菌サイクルにより処理しないと、シール11は、滅菌が行われたことを指示できない。しかしながら、シール11を「前もって料理して」から、未滅菌容器または前に開けられたことのある滅菌済容器に組立て式に取付けようとすると、トング14が収縮すると同時にトング14の厚さが増す。このより厚い厚さの結果、トング14は、もはやアパーチュア214を通過して嵌まることはなく、したがって、トング14を容器201に適用して、容器が、実際には滅菌されていないのに滅菌されたと思い込ませようとしたり、あるいは滅菌済容器が、滅菌後に開けられていないと思い込ませようとすることはできない。
【0046】
前述の説明は、本明細書の最初に記載のように、いかにしてシール10が、従来の蒸気滅菌プロセスで用いられるかを説明したが、シール10の基礎となる構想は、その他の公知のタイプの滅菌プロセスに関連して用いられ得る。勿論、シールを形成する材料における変更が、シールがこれらのその他のプロセスで用いられ得るには必要である。例えば、シールが、紫外線またはガンマ線滅菌プロセスに関連して用いられる場合、層24は、このような放射線に晒されると大幅に収縮することが知られている材料から形成される。その滅菌プロセスに適切な公知の滅菌指示材料が用いられる。同様に、ガス滅菌あるいはガスプラズマ/過酸化水素滅菌プロセスにおいて、層24は、このようなプロセスの間に大幅に収縮することが知られている材料から形成され、これらのプロセスに適切な公知の滅菌指示材料が用いられる。
【0047】
本明細書において本発明は、特定の実施形態を参照して説明されたが、これらの実施形態は、本発明の原理および用途を例示的に示すにすぎない。したがって、多数の変更が、例示的なこれらの実施形態に対して行われ得、その他の配置が、添付の請求の範囲に記載の本発明の精神および範囲から逸脱することなしに案出され得る。
【0048】
[工業的適用可能性]
本発明のいたずら防止シールにより、滅菌容器が滅菌プロセスにかけられたことが視覚的に高信頼性で指示され、容器が滅菌プロセス後に開けられたかどうかが高信頼性で暴露される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のシールを内蔵される滅菌容器の斜視図である。
【図2】 本発明のシールの前面立面図である。
【図3】 図2のシールの背面立面図である。
【図4】 図2のシールの前面立面図であり、シールのトング部分を形成する層を示すために部分的に破砕されて取除かれている。
【図5】 開位置での図1の滅菌容器のラッチ機構を示す拡大斜視図である。
【図6】 ラッチ機構の内部構造を示す拡大斜視図である。
【図7】 滅菌処理の前の滅菌容器に取付けられている図2のシールを示す拡大図である。
【図8】 滅菌処理後のシールを示す、図7に類似の図である。
【図9】 容器のラッチ機構を開いてシールが破砕されたのを示す、図7に類似の図である。
【図10A】 滅菌処理の前の図2のシールの代替的使用法を示す拡大立面図である。
【図10B】 図10Aに示されているシールの使用法を示す拡大上面図である。
【図11A】 滅菌処理後のシールを示す、図10Aに類似の図である。
【図11B】 滅菌処理後の、図11Aのシールの使用法を示す拡大上面図である。

Claims (30)

  1. ラッチ機構を有する容器のための使い捨てシールであって、
    本体と、
    前記本体に接続されている一端と、自由端とを有するトングであって、滅菌条件下で収縮する材料から成る層を含み、前記収縮性材料が第1の表面と第2の表面とを有するトングと、を備え、
    前記トングは、前記収縮性材料の前記第1の表面に積層されて、前記収縮性材料から成る層の収縮に伴って前記トングの長さ方向に対して横断方向に隆起ひだを形成する第2の材料から成る少なくとも1つの層を含
    前記トングは、初期厚と、該初期厚より厚い滅菌後厚とを有する、
    使い捨てシール。
  2. 前記収縮性材料は熱収縮性材料である、請求項1に記載の使い捨てシール。
  3. 前記熱収縮性材料は熱収縮性ビニルである、請求項2に記載の使い捨てシール。
  4. 前記本体と前記トングとの間に位置する弱化領域をさらに備える、請求項1に記載の使い捨てシール。
  5. 前記本体は、滅菌指示物材料を含む、請求項1に記載の使い捨てシール。
  6. 前記滅菌指示物材料は滅菌指示インクを備える、請求項5に記載の使い捨てシール。
  7. 前記トングの前記自由端は、滅菌後にも接着性を維持する接着剤を含む、請求項1に記載の使い捨てシール。
  8. 前記トングの前記自由端は、前記本体から遠ざかって位置する初期位置と、前記本体に付着して位置する使用位置とを有する、請求項に記載の使い捨てシール。
  9. 前記収縮性材料に積層されて、前記収縮性材料から成る層の収縮に伴って前記トングの長さ方向に対して横断方向に隆起ひだを形成する第3の材料から成る少なくとも1つの層をさらに備え、前記収縮性材料は、前記第2の材料と前記第3の材料との間に配置されている、請求項1に記載の使い捨てシール。
  10. 前記第2および第3の材料は、重合体から成る群から選択される、請求項に記載の使い捨てシール。
  11. 前記第2および第3の材料は、ポリオレフィンから成る群から選択される、請求項10に記載の使い捨てシール。
  12. 前記第2および第3の材料は同一である、請求項に記載の使い捨てシール。
  13. 前記第2の材料は、重合体から成る群から選択される、請求項1に記載の使い捨てシール。
  14. 前記第2の材料は、ポリオレフィンから成る群から選択される、請求項13に記載の使い捨てシール。
  15. 滅菌安全システムであって、
    底部と、密封係合するように該底部と噛合可能な蓋とを有する滅菌容器と、
    前記蓋を前記底部にロックするラッチ位置と、該底部から該蓋を取外すために該蓋を解放する非ラッチ位置とを有するラッチ機構と、
    前記ラッチ機構が前記ラッチ位置から前記非ラッチ位置へ自由に動くのを妨げるために該ラッチ機構に組立て式に取付けられているシールであって、初期厚と、該初期厚より厚い滅菌後厚とを有するように、滅菌条件下で収縮する材料から成る層と前記収縮材料に積層されて、前記収縮性材料から成る層の収縮に伴って前記トングの長さ方向に対して横断方向に隆起ひだを形成する第2の材料から成る少なくとも1つの層とを含むシールと、
    を備える滅菌安全システム。
  16. 前記シールは、本体と、該本体に接続されている一端および自由端を有するトングとを含み、前記トングは、前記収縮性材料から成る前記層と、前記収縮性材料に積層された前記第2の材料から成る少なくとも1つの層とを含む請求項15に記載の滅菌安全システム。
  17. 前記トングは、前記収縮性材料に積層されて、前記収縮性材料から成る層の収縮に伴って前記トングの長さ方向に対して横断方向に隆起ひだを形成する第3の材料から成る少なくとも1つの層を含み、前記収縮性材料は、前記第2の材料と前記第3の材料との間に配置されている、請求項16に記載の滅菌安全システム。
  18. 前記第2および第3の材料は同一である、請求項17に記載の滅菌安全システム。
  19. 前記本体は滅菌指示物材料を含む、請求項16に記載の滅菌安全システム。
  20. 前記滅菌指示物材料は滅菌指示インクである、請求項19に記載滅菌安全システム。
  21. 滅菌安全システムであって、
    底部と、密封係合するように前記底部と噛合可能な蓋とを有する滅菌容器と、
    前記蓋を前記底部にロックするラッチ位置と、前記底部から取外すために前記蓋を解放する非ラッチ位置とを有するラッチ機構と、
    前記ラッチ機構が前記ラッチ位置から前記非ラッチ位置へ自由に動くのを妨げるために該ラッチ機構に組立て式に取付けられているシールであって、本体と、該本体に接続されている一端および自由端を有するトングとを含み、該トングが滅菌条件下で収縮する材料から成る層を含み、該収縮性材料は、第1の表面と第2の表面とを有する、シールと、を備え、
    前記トングは、前記収縮性材料の前記第1の表面に積層されて、前記収縮性材料から成る層の収縮に伴って前記トングの長さ方向に対して横断方向に隆起ひだを形成する第2の材料から成る少なくとも1つの層を含
    前記トングは、初期厚と、該初期厚より厚い滅菌後厚とを有する、
    滅菌安全システム。
  22. 前記収縮性材料は熱収縮性材料である、請求項21に記載の滅菌安全システム。
  23. 前記収縮性材料は熱収縮性ビニルである、請求項22に記載の滅菌安全システム。
  24. 前記本体は滅菌指示物材料を含む、請求項21に記載の滅菌安全システム。
  25. 前記滅菌指示物材料は滅菌指示インクである、請求項24に記載の滅菌安全システム。
  26. 前記収縮性材料に積層されて、前記収縮性材料から成る層の収縮に伴って前記トングの長さ方向に対して横断方向に隆起ひだを形成する第3の材料から成る少なくとも1つの層をさらに備え、前記収縮性材料は、前記第2の材料と前記第3の材料との間に配置されている、請求項21に記載の滅菌安全システム。
  27. 前記第2および第3の材料は、重合体から成る群から選択される、請求項26に記載の滅菌安全システム。
  28. 前記第2および第3の材料は同一である、請求項26に記載の滅菌安全システム。
  29. 底部と、密封係合するように該底部と噛合可能な蓋と、該底部に該蓋をロックするラッチ位置、および該底部から取外すために該蓋を解放する非ラッチ位置を有するラッチ機構とを有する滅菌容器の滅菌性を保護する方法であって、
    滅菌すべき製品を前記底部に入れるステップと、
    前記蓋により前記底部を閉じるステップと、
    前記底部に前記蓋をロックするために、前記ラッチ機構を前記ラッチ位置へ動かすステップと、
    前記ラッチ機構が該ラッチ位置から前記非ラッチ位置へ自由に動くのを妨げるために、該ラッチ機構にシールを組立て式に取付けるステップであって、該シールが、本体と、該本体に接続されている少なくとも1つの端部および自由端を有するトングとを有し、該トングが、初期厚と、該初期厚より厚い滅菌後厚とを有するように、滅菌条件下で収縮する材料から成る層と前記収縮材料に積層されて、前記収縮性材料から成る層の収縮に伴って前記トングの長さ方向に対して横断方向に隆起ひだを形成する第2の材料から成る少なくとも1つの層とを含むステップと、
    滅菌処理により前記容器を処理し、これにより前記トングの厚さが増して、前記ラッチ機構を前記ラッチ位置に維持するステップと、
    前記底部から前記蓋を解放するために、前記ラッチ機構を前記非ラッチ位置へ動かすステップであって、該ラッチ機構が前記ラッチ位置から該非ラッチ位置へ動くと、前記トングが破砕されるステップと、
    を含む、方法。
  30. 前記本体は滅菌指示物材料を含み、前記滅菌処理により前記容器を処理すると、該滅菌指示物材料の性質が変化して、滅菌の完了を指示する、請求項29に記載の方法。
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