JP4828267B2 - 熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法 - Google Patents

熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、金属板材に対する形状付与と焼入れとを同時に行う熱間プレス成形に関し、特に、横断面がほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状をなす成形品(閉断面形状品)を熱間プレス成形によって製造可能とする熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法に関するものである。
従来、ドアインパクトビームやバンパーリインフォースメント等の車両用衝突補強材を熱間プレス成形によって製造することが提案されている(例えば特許文献1,2参照)。「熱間プレス成形」とは、所定の焼入れ可能温度に加熱されて高温状態にある金属板材を相対的に低温のプレス型を用いてプレス成形(及び必要に応じ型拘束)することにより、金属板材に対する形状付与と焼入れとを同時に行うプレス成形手法をいう。熱間プレス成形によれば、金属板材の成形性や成形後の形状精度を損なうことなく、軽量で高強度な成形品を比較的安価に製造することができる。
特開2003−231915号公報(図4の製品は開放断面形状) 特開2002−102980号公報
しかしながら、従来の熱間プレス成形法は、高温状態の金属板材を1回限りの型押し動作でごく普通にプレス成形するという単純な手順によるものであった。このため、従来の熱間プレス成形法は、成形後の横断面が一方に開口した開放断面形状(例えばハット型断面形状)を持つような製品にしか適用されておらず(例えば特許文献1の図4参照)、横断面が中空な閉断面形状をなす製品を熱間プレス成形法によって製造する事例は見当たらない。つまり従来の熱間プレス成形法では、プレス型での型押しの際に金属板材(又は成形された製品)の全体を一度に冷やし、全体を急速に硬化させてしまうため、二次的なプレス加工を施すことが困難な状況に陥ってしまう。それ故、従来の熱間プレス成形法の適用対象は、横断面が開放断面形状の製品に限られていた。
本発明の目的は、金属板材に対する形状付与と焼入れとを同時に行う熱間プレス成形の長所を生かしながら、横断面がほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状をなす成形品(閉断面形状品)を製造可能とする、熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法を提供することにある。
請求項1の発明は、平板状の第1成形部及びそれに連続する平板状の第2成形部を有する金属板材を準備する板材準備工程と、前記金属板材の全体を焼入れ可能な温度に加熱する加熱工程と、前記焼入れ可能な温度よりも低温の第1のプレス型機構を用いて、前記金属板材のうちの焼入れ可能な温度状態にある第1成形部にプレス成形を施すことにより、前記第1成形部に対し横断面が一方に開口した開放断面形状を付与された一次成形品を得ると共に、前記第1成形部に焼入れを行う第1の熱間プレス成形工程と、前記焼入れ可能な温度よりも低温の第2のプレス型機構を用いて、前記一次成形品のうちの焼入れ可能な温度状態にある第2成形部にプレス曲げ成形を施すことにより、前記一次成形品の第1成形部における開放断面形状を、曲げ成形された第2成形部によって横断面がほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状に変化させた二次成形品を得ると共に、前記第2成形部に焼入れを行う第2の熱間プレス成形工程とを備えることを特徴とする熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法である。
本発明の方法によれば、第1の熱間プレス成形工程で、金属板材のうちの第1成形部に対してだけ開放断面形状の付与及び焼入れを行うことにより、開放断面形状に成形された第1成形部と未成形の第2成形部とを有する一次成形品が暫定的にできあがる。それに続く第2の熱間プレス成形工程で、前記一次成形品のうちの第2成形部に対してプレス曲げ成形及び焼入れを行うことにより、前記第1成形部における開放断面形状が、曲げ成形された第2成形部によってほぼ又は完全に閉じられ、その結果、横断面が中空な閉断面形状に変化した二次成形品(つまり閉断面形状品)が完成する。このように、焼入れ可能な温度に加熱された金属板材の第1成形部及び第2成形部に対し、各部が焼入れ可能な温度状態を保っている間に段階的にプレス成形及び焼入れを施すという一連の手順を採用したことで、個々の段階の成形品に対し部分的に同時焼入れを行いながら、開放断面形状の一次成形品を中空な閉断面形状の二次成形品に変化させることが可能となった。従ってこの方法によれば、金属板材に対する形状付与と焼入れとを同時に行う熱間プレス成形の長所を生かしながら、横断面がほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状をなす成形品(閉断面形状品)を円滑且つ確実に製造することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法において、前記板材準備工程で準備される金属板材は、両端に一対の突片部を含んでなる平板状の第1成形部と、前記一対の突片部のうちの少なくとも一方に連続する平板状の第2成形部とを有し、前記第1の熱間プレス成形工程では、前記金属板材の第1成形部に対し、長手方向に延びる中央フランジ、当該中央フランジによって互いの前端部が連結された一対のウェブ、各ウェブの後端部から幅方向外側に延出する一対の側部フランジ、及び、各側部フランジに対してほぼ直角に曲げられた前記一対の突片部を付形することにより、横断面が中央フランジと反対側に開口した開放断面形状を付与された一次成形品を得ると共に、前記第2の熱間プレス成形工程では、前記一次成形品の第1成形部における開放断面形状を、前記中央フランジ、前記一対のウェブ、前記一対の側部フランジ、各側部フランジに対してほぼ直角に曲げられた前記一対の突片部、及び、曲げ成形された第2成形部によって区画されるところの、横断面が略凸字型のほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状に変化させた二次成形品を得ることを特徴とする。
請求項2によれば、金属板材に対する形状付与と焼入れとを同時に行う熱間プレス成形の長所を生かしながら、横断面が略凸字型のほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状の二次成形品に由来する閉断面形状品を円滑且つ確実に製造することができる。
請求項3の発明は、請求項2に記載の熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法において、前記第1の熱間プレス成形工程で用いられる第1のプレス型機構は、固定台座、及び、その固定台座によってハット型断面成形位置と突片曲げ成形位置との間を切替え配置可能に支持された二段階切替え型から構成される一次成形用固定型と、前記一次成形用固定型に対して接近離間可能に設けられた一次成形用可動型とを備えており、前記二段階切替え型がハット型断面成形位置に配置された前記一次成形用固定型を前記一次成形用可動型で押圧することにより、前記金属板材の第1成形部に対し、前記中央フランジ、前記一対のウェブ及び前記一対の側部フランジによって区画されるところのハット型断面形状を付与し、次いで、前記二段階切替え型の位置がハット型断面成形位置から突片曲げ成形位置に切り替わるまで前記一次成形用固定型を前記一次成形用可動型で更に押圧することにより、前記金属板材の第1成形部の一対の突片部が前記各側部フランジに対してほぼ直角に曲げられてなる前記一次成形品を得ることを特徴とする。
請求項3によれば、固定台座及び二段階切替え型から構成される一次成形用固定型、並びに、一次成形用可動型を備えてなる第1のプレス型機構を用いることにより、二段階切替え型に対する一次成形用可動型の段階的な押圧操作に基づいて、中央フランジ、一対のウェブ、一対の側部フランジ及び各側部フランジに対してほぼ直角に曲げられた一対の突片部によって区画されるところの、横断面が中央フランジと反対側に開口した開放断面形状を付与された一次成形品を、円滑且つ確実に得ることができる。
請求項4の発明は、請求項1,2又は3に記載の熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法において、前記第2の熱間プレス成形工程で用いられる第2のプレス型機構は、前記一次成形品のうちの開放断面形状が付与された第1成形部を保持するための二次成形用固定型と、前記二次成形用固定型によって保持された一次成形品のうちの第2成形部を曲げ倒すべく、前記二次成形用固定型を幅方向に横切るようにスライド可能に設けられた二次成形用可動型とを備えることを特徴とする。
請求項4によれば、二次成形用固定型及び二次成形用可動型を備えてなる第2のプレス型機構を用いることにより、二次成形用可動型が二次成形用固定型の幅方向へスライドすることに付随する、一次成形品の第2成形部の曲げ倒し押圧操作に基づいて、開放断面形状が付与された第1成形部を中空な閉断面形状の二次成形品に円滑且つ確実に変化させることができる。同時に、曲げ倒された第2成形部に対し焼入れを行うことができる。
本発明の熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法によれば、金属板材に対する形状付与と焼入れとを同時に行う熱間プレス成形の長所を生かしながら、横断面がほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状をなす成形品(閉断面形状品)を円滑且つ確実に製造することができる。
以下、本発明を車両用衝突補強材の一種であるドアインパクトビームの本体部の製造に適用した一実施形態を図面を参照しつつ説明する。本実施形態では、図9に示すような金属板材としてのスチール鋼板Mから、図10及び図11に示すような閉断面形状品としてのドアインパクトビームの本体部10を製造する。
先ず、出発材となる金属板材としてのスチール鋼板を準備する。図9に示すように、スチール鋼板Mは、均一な板厚(例えば0.5〜2mm)の平らな板材として形成され、平板状の第1成形部M1及び平板状の第2成形部M2の二つの部分から構成されている。スチール鋼板の第1成形部M1は、大きな矩形状の本体部と、その本体部の幅方向両端において各々小さな矩形状をなす左右一対の突片部14とから構成されている。スチール鋼板の第2成形部M2(図9において斜線を付した部分)は、左の突片部14に連続した矩形状の延出部として構成されている。なお、この鋼板Mを構成するスチール鋼は添加元素として、C:0.18〜0.25質量%、Si:0.15〜0.35質量%、Mn:1.15〜1.40質量%、Cr:0.15〜0.25質量%、B:0.0005〜0.0020質量%を含有し、その余がFe及び不純物元素からなるものである。
次に、金属板材Mを例えば電気加熱炉で約900℃に加熱する。この加熱温度は、上記スチール鋼をオーステナイト化して焼入れ可能な状態とするに十分な温度である。金属板材Mが約900℃に加熱されたら、加熱炉から取り出して第1のプレス型機構に素早くセットし(図2参照)、第1の熱間プレス成形を施す。なお、本実施形態では、金属板材Mを加熱炉から取り出して第1のプレス型機構にセットし、第1のプレス型機構による付形及び焼入れ操作を開始するまでの時間を約3秒とした(図13参照)。
[第1の熱間プレス成形工程について]
図1に示すように、第1の熱間プレス成形工程で用いられる第1のプレス型機構は、一次成形用固定型としての下型20及び一次成形用可動型としての上型30を備えている。下型20は、固定台座21と、その固定台座21によって上下位置切替え可能に支持された二段階切替え型25とから構成されている。
固定台座21は左右一対の支持壁22を有し、両支持壁22の間に二段階切替え型25を保持している。また、固定台座21は、各支持壁22の上面にあたる水平な基準面22aから上方に突出した左右一対の付形突部23を有している。各付形突部23は略直方体形状をなし、それぞれが水平な頂面23a及び垂直な内壁面23bを有している。
二段階切替え型25は、付形面として機能する水平な上面26と、当該切替え型の中央部において長手方向に延び且つ前記上面26に開口した付形溝27とを有している。この二段階切替え型25は、図1〜図3に示す上段位置(ハット型断面成形位置)と、図4に示す下段位置(突片曲げ成形位置)との間を切替え配置可能なように固定台座21によって支持されている。二段階切替え型25の上段位置への配置時には、二段階切替え型25の上面26が、固定台座21の各付形突部の頂面23aと面一になることで、これらの面(23a,26)上に金属板材Mを水平載置することが可能になる。二段階切替え型25の下段位置への配置時には、二段階切替え型25の上面26が、固定台座21の基準面22aとほぼ面一となる。
なお、二段階切替え型25の下側には、例えば強力なバネ等からなるダイクッション機構(図示略)が配設されている。このダイクッション機構により、通常時、二段階切替え型25は上段位置に配置される。他方、上から下に向かう強力な押圧力を受けたときには二段階切替え型25はダイクッションの作用に抗して下段位置に切替え配置される。
一次成形用可動型としての上型30は、前記下型20の上方において垂直移動可能(即ち下型20に対し接近離間可能)に配設されている。上型30の長さ及び幅は下型20の二段階切替え型25の長さ及び幅にほぼ一致し、上型30と下型の二段階切替え型25とは互いに対向配置されている。そして、上型30はその下面側において、二段階切替え型25の付形溝27に嵌合可能な付形突条部31を有している。
図1に示すように、待機時には、下型の二段階切替え型25は上段位置に配置されると共に、上型30はその上方の待機位置に配置される。そこへ加熱炉で加熱された金属板材Mを搬送し、図2に示すように、金属板材Mを二段階切替え型25の上面26及び左右の付形突部の頂面23aの上にセット(載置)する。セット完了後直ちに上型30を図2の待機位置から垂直下向きに下動させ、上型30で金属板材の第1成形部M1を押圧しながら、上型の付形突条部31を二段階切替え型の付形溝27内に嵌入させる。すると、図3に示すように、上型30(破線で示す)と二段階切替え型25との嵌合関係に合致するように、金属板材の第1成形部M1が横断面ハット型に成形される。より具体的には、金属板材の第1成形部M1に、中央フランジ11、左右一対のウェブ12及び左右一対の側部フランジ13が付形され(図10,11参照)、これらによって横断面ハット型の開放断面形状が成形される。
図3の状態から更に上型30で二段階切替え型25を押圧することにより、上型30と二段階切替え型25とが見掛け上一体となって更に下動し、二段階切替え型25が図3の上段位置から図4の下段位置に切り替わる。二段階切替え型25の配置切替えに伴い、図3の状態では左右の付形突部の頂面23a上に載置されているに過ぎなかった金属板材第1成形部M1の左右の突片部14が、左右の付形突部23による相対突上げを受けて、図4に示すように側部フランジ部13に対してほぼ直角に折り曲げられ、各付形突部の内壁面23bに沿って垂直に起立した状態に成形される。
このように図2から図4にいたる一連の型押し操作により、金属板材の第1成形部M1には、中央フランジ11、左右一対のウェブ12、左右一対の側部フランジ13及び各側部フランジ部13に対してほぼ直角に曲げられた左右一対の突片部14が付形され、これらによって、横断面が中央フランジ11と反対側に開口した開放断面形状を付与された一次成形品が成形される。
なお、図4に示す型押し終了時には、左右の突片部14は、付形突部の内壁面23bに接触するので伝導伝熱によって急速に冷却されるが、左の突片部14に連続する第2成形部M2は、下型20及び上型30のいずれの部位にも接しておらず、従って伝導伝熱による冷却を受けない。
図13のグラフは、金属板材Mを加熱炉から取り出した後の第1成形部M1及び第2成形部M2の温度の経時変化を示す。図13のグラフ中、3〜5秒の範囲が第1の熱間プレス成形工程に対応し、5〜6秒の範囲が工程切替えのための一次成形品の型外し・搬送時間に対応する。加熱炉からの取り出し時点(0秒時)では金属板材Mは約900℃に加熱されていたが、金属板材Mの下型20へのセット完了と同時に上型30による型押しを開始した時点(3秒時)では、金属板材の第1成形部M1及び第2成形部M2ともに約800℃であった。型押し開始(3秒時)から2秒後の型押し終了時(5秒時)には、下型20及び上型30による挟圧を受けた第1成形部M1は約400℃にまで低下した。これに対し、この間、下型20及び上型30による直接接触を受けていない第2成形部M2の温度低下は自然放冷程度にとどめられた。第1の熱間プレス成形工程で得られた一次成形品を下型20から取り外し、第2のプレス型機構にセットした時点(6秒時)では、第1成形部M1が約400℃であったのに対し、第2成形部M2は約700℃の高温状態を保っていた。
[第2の熱間プレス成形工程について]
図5に示すように、第2の熱間プレス成形工程で用いられる第2のプレス型機構は、二次成形用固定型としての保持型40及び二次成形用可動型としての横スライド型50を備えている。
保持型40は、側部フランジ13の支持面として機能する水平な上面41と、当該保持型40の中央部において長手方向に延び且つ前記上面41に開口した保持溝42とを有している。また、保持型40は、前記水平な上面41から上方に突出した左右一対の保持突部43を有している。各保持突部43は略直方体形状をなし、それぞれが水平なガイド頂面43a及び垂直な内壁面43bを有している。本実施形態では、保持型40の保持溝42、水平な上面41及び各保持突部43の垂直な内壁面43bが協働して、一次成形品のうちの開放断面形状が付与された第1成形部M1を、保持型40の幅方向に対し移動不能に保持するための保持手段を構築する。
横スライド型50は、保持型40の左右の保持突部43の上に橋架け可能な大きさの略直方体形状をなしている(図7参照)。この横スライド型50は保持型40の上方にあって、前記左右の保持突部43の水平なガイド頂面43aを含む仮想水平面に沿い、保持型40をその幅方向に横切るようにスライド可能(即ち水平に往復移動可能)に配設されている。なお、図5〜図8に横スライド型50の支持・駆動機構は図示されていない。
図5に示すように、第2のプレス型機構の待機時には、横スライド型50は保持型40の左側の待機位置に配置されている。そこへ、上記第1の熱間プレス成形工程で成形された一次成形品を搬送し、図6に示すように保持型40に素早くセットする。セット完了時には、一次成形品の中央フランジ11及び一対のウェブ12が保持溝42内に配置され、左右の側部フランジ13が水平な上面41上に載置され、左右の突片部14が左右の保持突部の内壁面43bに沿って配置される。これにより、一次成形品のうちの開放断面形状が付与された第1成形部M1が、保持型40によって移動不能に保持される。このとき、左の突片部14に連続する第2成形部M2は、左の保持突部43のガイド頂面43aよりも上方に突出すると共に、ほぼ垂直に起立した姿勢をとる。
一次成形品のセット完了後直ちに、横スライド型50を図6の待機位置から水平方向右向きに移動させる。そして、横スライド型50の前端部51で第2成形部M2を右方向に押圧し、横スライド型50の水平移動に伴って第2成形部M2を押し倒すようにして折り曲げる。この時点では、前述のように第2成形部M2は約700℃程度の温度を保ち一定の柔軟性を有しているため、左の突片部14と第2成形部M2との境界線位置で、第2成形部M2は左の突片部14に対しほぼ直角に折れ曲がる。図7に示すように、横スライド型50の前端部51が右の保持突部43のガイド頂面43aに達した段階で、第2成形部M2はほぼ完全な水平状態に折り曲げられ、左右の突片部14を架橋する水平な背板部15(図10,11参照)として付形される。その後、図8に示すように、横スライド型50を左方向に水平移動させて元の待機位置に復帰させることで、保持型40から二次成形品を型外し可能となる。図10及び図11は型外し後の製品を示す。
図13のグラフ中、6〜8秒の範囲が第2の熱間プレス成形工程に対応し、8〜9秒の範囲が保持型40からの二次成形品の型外し及び放冷場所への搬送時間に対応する。一次成形品の保持型40へのセット完了と同時に横スライド型50による型押しを開始した時点(6秒時)では、一次成形品の第2成形部M2は約700℃の温度を保っていたが、型押し開始(6秒時)から2秒後の型押し終了時(8秒時)には、第2成形部M2は約300℃にまで低下した。この間、第1成形部M1は、型押し開始時(6秒時)の約400℃から、その1秒後の7秒時には約220℃なり、型押し開始から2秒後の8秒時には約180度にまで低下した。なお、一次成形品の第2成形部M2は、放冷場所に移された直後(9秒時)は約300℃であったが、それから約4秒後の13秒時には約200度にまで低下した。
[実施形態の総括]
スチール鋼に対する焼入れとは、約800乃至900℃以上の高温度でオーステナイト域にある金属組織を急冷却によりマルテンサイト変態させることをいい、一般的には、約900℃の高温状態から、20℃/秒の以上の冷却速度で220℃以下にまで冷却することが焼入れの必要条件とされている。この点、本実施形態の焼入れ処理を振り返ると、前記第1成形部M1は炉出し直後の約900℃から確実に220℃を下回った約180℃に達するまでに約8秒を要しており、この間の第1成形部M1の平均冷却速度V1は(900−180)/8=90℃/秒であり、上記焼入れの必要条件を満たしている。また、前記第2成形部M2は炉出し直後の約900℃から確実に220℃を下回った約200℃に達するまでに約13秒を要しており、この間の第2成形部M2の平均冷却速度V2は(900−200)/13=約54℃/秒であり、上記焼入れの必要条件を満たしている。従って本実施形態によれば、第1成形部M1と第2成形部M2とで焼入れ条件が異なっているものの、いずれの部位も第1及び第2の熱間プレス成形工程を経て確実に焼入れがなされており、焼入れに基づく強度向上(金属組織の硬化)が十分に図られている。
このように本実施形態によれば、焼入れ可能な温度に加熱された金属板材Mの第1成形部M1及び第2成形部M2に対し、各部が焼入れ可能な高温状態を保っている間に段階的にプレス成形及び焼入れを施すという一連の手順を採用したことで、個々の段階の一次成形品又は二次成形品に対し部分的に同時焼入れを行いながら、開放断面形状の一次成形品(図4参照)を中空な閉断面形状の二次成形品(図8参照)に変化させることができる。従って、本実施形態の段階的熱間プレス成形方法によれば、金属板材Mに対する形状付与と焼入れとを同時に行う熱間プレス成形の長所を生かしながら、横断面がほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状を持つ成形品としてのドアインパクトビームの本体部(図10,11参照)を円滑且つ確実に製造することができる。
ちなみに、図1から図8にいたる一連の工程を経て製造されるドアインパクトビームの本体部10は、図10及び図11に示すように、その長手方向のほぼ全体にわたって延びる中央フランジ11、左右一対のウェブ12及び左右一対の側部フランジ13を備えている。中央フランジ11は、その前面(図10,11では下面)を当該ビームでの主たる衝突面として提供するものであって、その幅方向両側辺に位置する左右のウェブ12の前端部(図10,11では下端部)同士を連結している。各ウェブ12は中央フランジ11に対してほぼ直角に設けられ、二つのウェブ12は略平行な対面関係にある。各ウェブ12の後端部(図10,11では上端部)には、側部フランジ13が幅方向外側に延出するように設けられ、両側部フランジ13とも中央フランジ11と略平行な関係にある。なお、中央フランジ11、ウェブ12及び側部フランジ13は、金属板材の第1成形部M1の本体部分を横断面ハット型に成形したものである。
更に、各側部フランジ13の中程には左右一対の突片部14が設けられている。これら突片部14は、側部フランジ13の外端部に連結され且つ当該側部フランジ13に対してほぼ直角に立設されている。そして、左の突片部14の上端部には、当該左の突片部14に対し直角に折り曲げられた第2成形部M2により構成されるところの背板部15が設けられている。この背板部15は左右の突片部14間を橋架けするように設けられ、中央フランジ11及び側部フランジ13に対して略平行な関係にある。このように図10及び図11の成形品では、中央フランジ11、左右のウェブ12、左右の側部フランジ13、左右の突片部14及び背板部15(第2成形部M2)により、横断面が略凸字型のほぼ閉じた閉断面形状が区画形成されている。
なお、図10及び図11に示すドアインパクトビームの本体部10は、熱間プレス成形により製造された中空なスチール製品なので、比較的軽量であるにもかかわらず、機械的強度等に優れている。また、ドアインパクトビーム中央部分の横断面形状が略凸字型の閉断面形状であるので、従来の開放断面形状のドアインパクトビームに比べ、前後方向への耐荷重性及び衝突時の衝撃吸収性能が大幅に向上する。
[変更例]上記実施形態では、図9に示すように、第1成形部M1の一方の突片部14のみに第2成形部M2が連続した金属板材Mを使用したが、第1成形部M1の二つの突片部14のそれぞれに第2成形部M2’が連続した金属板材を出発材として用いてもよい。その場合には図12に示すように、第2の熱間プレス成形工程において、左右一対の横スライド型50を用い、一次成形品の左右の突片部14にそれぞれ連続する左右の第2成形部M2’を垂直起立状態から水平状態に曲げ倒して、二つの背板部15’を熱間成形することが好ましい。
[変更例]上記実施形態では、金属板材Mとして上述のようなスチール鋼板を使用したが、亜鉛めっきが施された防錆タイプのスチール鋼板を使用してもよい。使用可能な亜鉛めっきスチール鋼板としては、添加元素として、C:0.15〜0.25質量%、Si:0.15〜0.35質量%、Mn:0.5〜2.0質量%、Cr:0.1〜0.25質量%、B:0.0005〜0.0020質量%を含有し、その余をFe及び不純物元素が占める鋼板を例示することができる。なお、ここに例示した亜鉛めっきスチール鋼板を使用する場合には、亜鉛めっき層における粒界割れを回避すべく、第1の熱間プレス成形の開始温度を上記実施形態の場合よりも若干低く設定することが好ましい。
[変更例]上記第1及び第2のプレス型機構において、各型の内部に、冷却水循環通路などの型冷却構造を設けてもよい。その場合には、型押し操作の連続によって各型の温度が徐々に高まる事態を未然に防止して、焼入れの確実性を維持することができる。
[変更例]上記実施形態では、第2の熱間プレス成形工程において、図5に示す保持型40を用いて一次成形品を移動不能に保持したが、第1の熱間プレス成形工程で用いられた下型20を、そのまま第2の熱間プレス成形工程における保持型40の代わりとして利用してもよい。具体的には、一次成形品のプレス成形が完了した図4の状態から上型30を上方に離間させた後、一次成形品を保持した状態にある下型20(=固定台座21+二段階切替え型25)の上方左横に横スライド型50を待機させる。そして、上記実施形態における図6、図7及び図8の一連のプロセスと同様にして、下型20により保持された一次成形品の第2成形部M2に対し、横スライド型50による第2の熱間プレス成形を施す。この変更例によれば、下型20とは別に保持型40を準備する必要がなくなり、プレス成形のための設備をより簡素化することができる。また、第1の熱間プレス成形を完了した後の下型20を保持型として機能させることで、第1の熱間プレス成形工程と第2の熱間プレス成形工程との連続性を高め、一連の工程の簡素化を図ることができる。なお、この変更例における下型20は、第1のプレス型機構を構成する一次成形用固定型としての役割と、第2のプレス型機構を構成する二次成形用固定型としての役割とを兼ねることになる。
第1のプレス型機構の斜視図。 第1の熱間プレス成形工程(ワークのセット時)の斜視図。 第1の熱間プレス成形工程(浅い型押し時)の斜視図。 第1の熱間プレス成形工程(深い型押し時)の斜視図。 第2のプレス型機構の斜視図。 第2の熱間プレス成形工程(ワークのセット時)の斜視図。 第2の熱間プレス成形工程(型押し時)の斜視図。 第2の熱間プレス成形工程(型戻し時)の斜視図。 金属板材の平面図。 閉断面形状品の一例を示す斜視図。 図10の閉断面形状品の閉断面部分の概略断面図。 変更例の閉断面形状品の閉断面部分の概略断面図。 熱間プレス成形過程における各部の温度の経時変化を示すグラフ。
符号の説明
10…ドアインパクトビームの本体部(閉断面形状品)、11…中央フランジ、12…ウェブ、13…側部フランジ、14…金属板材及び閉断面形状品における突片部、15,15’…背板部(第2成形部M2又はM2’による)、20…下型(第1のプレス型機構を構成する一次成形用固定型)、21…固定台座、25…二段階切替え型、30…上型(第1のプレス型機構を構成する一次成形用可動型)、40…保持型(第2のプレス型機構を構成する二次成形用固定型)、50…横スライド型(第2のプレス型機構を構成する二次成形用可動型)、M…金属板材、M1…第1成形部、M2,M2’…第2成形部。

Claims (4)

  1. 平板状の第1成形部及びそれに連続する平板状の第2成形部を有する金属板材を準備する板材準備工程と、
    前記金属板材の全体を焼入れ可能な温度に加熱する加熱工程と、
    前記焼入れ可能な温度よりも低温の第1のプレス型機構を用いて、前記金属板材のうちの焼入れ可能な温度状態にある第1成形部にプレス成形を施すことにより、前記第1成形部に対し横断面が一方に開口した開放断面形状を付与された一次成形品を得ると共に、前記第1成形部に焼入れを行う第1の熱間プレス成形工程と、
    前記焼入れ可能な温度よりも低温の第2のプレス型機構を用いて、前記一次成形品のうちの焼入れ可能な温度状態にある第2成形部にプレス曲げ成形を施すことにより、前記一次成形品の第1成形部における開放断面形状を、曲げ成形された第2成形部によって横断面がほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状に変化させた二次成形品を得ると共に、前記第2成形部に焼入れを行う第2の熱間プレス成形工程と
    を備えることを特徴とする熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法。
  2. 前記板材準備工程で準備される金属板材は、両端に一対の突片部を含んでなる平板状の第1成形部と、前記一対の突片部のうちの少なくとも一方に連続する平板状の第2成形部とを有し、
    前記第1の熱間プレス成形工程では、前記金属板材の第1成形部に対し、長手方向に延びる中央フランジ、当該中央フランジによって互いの前端部が連結された一対のウェブ、各ウェブの後端部から幅方向外側に延出する一対の側部フランジ、及び、各側部フランジに対してほぼ直角に曲げられた前記一対の突片部を付形することにより、横断面が中央フランジと反対側に開口した開放断面形状を付与された一次成形品を得ると共に、
    前記第2の熱間プレス成形工程では、前記一次成形品の第1成形部における開放断面形状を、前記中央フランジ、前記一対のウェブ、前記一対の側部フランジ、各側部フランジに対してほぼ直角に曲げられた前記一対の突片部、及び、曲げ成形された第2成形部によって区画されるところの、横断面が略凸字型のほぼ又は完全に閉じた中空な閉断面形状に変化させた二次成形品を得る
    ことを特徴とする請求項1に記載の熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法。
  3. 前記第1の熱間プレス成形工程で用いられる第1のプレス型機構は、
    固定台座、及び、その固定台座によってハット型断面成形位置と突片曲げ成形位置との間を切替え配置可能に支持された二段階切替え型から構成される一次成形用固定型と、
    前記一次成形用固定型に対して接近離間可能に設けられた一次成形用可動型とを備えており、
    前記二段階切替え型がハット型断面成形位置に配置された前記一次成形用固定型を前記一次成形用可動型で押圧することにより、前記金属板材の第1成形部に対し、前記中央フランジ、前記一対のウェブ及び前記一対の側部フランジによって区画されるところのハット型断面形状を付与し、
    次いで、前記二段階切替え型の位置がハット型断面成形位置から突片曲げ成形位置に切り替わるまで前記一次成形用固定型を前記一次成形用可動型で更に押圧することにより、前記金属板材の第1成形部の一対の突片部が前記各側部フランジに対してほぼ直角に曲げられてなる前記一次成形品を得る
    ことを特徴とする請求項2に記載の熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法。
  4. 前記第2の熱間プレス成形工程で用いられる第2のプレス型機構は、
    前記一次成形品のうちの開放断面形状が付与された第1成形部を保持するための二次成形用固定型と、
    前記二次成形用固定型によって保持された一次成形品のうちの第2成形部を曲げ倒すべく、前記二次成形用固定型を幅方向に横切るようにスライド可能に設けられた二次成形用可動型とを備えることを特徴とする請求項1,2又は3に記載の熱間プレスによる閉断面形状品の製造方法。
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