JP4827940B2 - 受信回路、通信端末、及び通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、受信回路、この受信回路を備えた通信端末、及びこの通信端末を備えた通信システムに関する。
地球温暖化やエネルギー資源の枯渇などの問題やコスト削減の観点から、消費電力の削減が非常に重要となっている。設備システムにおいても、使用していない場合は電源をOFFにするといった省電力化が必要となってきている。特に電池で駆動する機器は、電池寿命とも関わってくるため、省電力化は重要な課題となっている。
ところで、例えば無線通信などで不定期にデータを受信する通信システムがある。このような通信システムにおいて、いつ送信されるか分からない信号を受信するために受信端末を常時受信可能な状態にしておくものがある。しかし、受信端末を常時受信可能な状態で待機させておくと、待機時の消費電力がかさんでしまう。
これに対し、受信端末を間欠的に起動させて受信端末が起動しているときに送信端末が信号を送信する通信システムがある。これにより待機時の消費電力を低減させることができるが、送信端末の送信タイミングは受信端末の状態に依存することになってしまう。
また一方で、受信端末には、受信した信号のレベルを一定時間毎に検出するために、同期用のクロックが必要となる。該クロックを生成するために、クロックを発振する素子と、発振したクロックを受信した信号に同期させる素子が必要となる。正確に同期したクロックを生成するための技術として、PLL(Phase Locked Loop:位相同期回路)が知られている。PLLを用いれば、周波数精度の高い出力を得たり、高精度にクロック同期を行ったりすることができる。しかし一般的に、PLLは消費電力が高く、高機能であるがゆえに高価である。
低消費電力で情報を復調するための技術として、「同期信号が所定パターンで配置されている同期フレームと、複数のスロットから構成され、情報に応じて所定スロットにパルス信号が配置されている情報フレームと、を備える受信信号から該同期信号を検出する同期信号検出手段と、前記同期信号検出手段による同期信号の検出に応答して前記情報フレームの先頭スロットが入力されるタイミングに第1のクロック信号を出力するクロック信号出力手段と、前記第1のクロック信号を所定期間遅延させて前記情報フレームの各スロットが入力されるタイミング毎に遅延クロック信号を出力する第1の遅延手段と、前記クロック信号出力手段により出力された第1のクロック信号と前記遅延手段より出力された遅延クロック信号とのタイミングに合わせてパルス信号の有無を判別することにより、前記パルス信号が配置された前記所定スロットを検出するスロット検出手段と、前記スロット検出手段により検出された所定スロットに応じて前記情報を復調する復調手段と、を備え」た復調装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−320086号公報(請求項1、図1)
上記特許文献1の技術によれば、PLLのような高機能かつ高い消費電力の素子を使わずに、受信信号へのクロック同期を行っており、消費電力の低減を図っている。
しかし、特許文献1の技術では、常に受信端末やクロック信号出力手段を動作させるため、消費電力がその分高くなってしまう。
また、受信端末の状態に依存することなく、送信端末が任意のタイミングで信号を送信できることが望ましい。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたもので、消費電力を低減することのできる受信回路、通信端末、及び通信システムを提供するものである。
本発明に係る受信回路は、立ち上がりエッジを起動エッジとし、立ち下がりエッジをクロック同期エッジとする1つの起動・同期パルス、及びデータ列を有するパルス列を用いた第1信号を受信する信号受信回路と、前記信号受信回路が受信した前記第1信号を復調する復調回路と、前記復調回路への電源供給を開始又は停止する電源制御回路とを備え、前記復調回路は、クロック信号を生成するクロック発生器と、前記クロック発生器が生成したクロック信号を前記第1信号に同期させる同期回路と、前記第1信号に同期させた前記クロック信号に合わせて前記データ列を格納する記憶部とを備え、前記電源制御回路は、前記信号受信回路が前記起動エッジを検出すると前記復調回路への電源供給を開始するものである。
本発明に係る受信回路は、第1信号を受信して前記起動信号を検出した後、復調回路への電源供給を開始する。このため、復調回路へ供給する電力を低減させることができ、省電力化を図ることができる。
実施の形態1に係る通信システムを示す構成図である。 実施の形態1に係る無線信号の構成図である。 実施の形態1に係る無線信号の搬送波を示す図である。 実施の形態1に係る無線信号処理の動作を示すフローチャートである。 実施の形態1に係る無線信号処理のタイムチャートである。 実施の形態1に係る無線信号の他の構成を示す図である。 実施の形態2に係る通信システムを示す構成図である。 実施の形態2に係る第2無線信号の構成図である。 実施の形態2に係る親端末の無線信号の送信処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る子端末の送受信処理を示すフローチャートである。 実施の形態2に係る親端末の第2無線信号の受信処理を示すフローチャートである。 実施の形態3に係る通信システムを示す構成図である。 実施の形態3に係る起動要求信号及びデータ信号の構成図である。 実施の形態3に係る起動要求信号受信の信号処理を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るグループIDによる端末識別を説明する図である。 実施の形態3における宛先アドレスによる端末識別を説明する図である。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態1に係る通信システム1の構成を示す構成図である。通信システム1は、1又は複数の親端末101と、1又は複数の子端末100により構成される。なお、本実施の形態1では、パルスを用いた無線信号を送受信する通信システムを例に説明する。
親端末101は、無線信号を送信する親端末送信回路103と、親端末送信回路103に対して無線信号の送信指示を行う親端末処理装置105とを備え、無線信号を送信するためのアンテナ107が設けられている。親端末処理装置105は、例えばCPUで構成される。
子端末100は、無線信号を受信する子端末受信回路102と、受信した無線信号に基づいて所定の処理を行う子端末処理装置104とを備え、無線信号を受信するためのアンテナ106が設けられている。子端末処理装置104は、例えばCPUで構成される。なお、本発明のデータ処理部は、子端末処理装置104に相当する。
子端末100の子端末受信回路102は、無線信号を受信する信号受信回路301と、受信した無線信号を復調する復調回路303と、復調回路303への電源供給を制御する電源制御回路302とを備える。
信号受信回路301は、無線信号を受信し、該無線信号から搬送波を取り除いてベースバンド信号を抽出する回路であり、例えば受動素子による検波回路などを利用して構成する。信号受信回路301は、常時受信可能な状態であり、かつ、低消費電力で動作する。
電源制御回路302は、スイッチ311のON/OFF状態を制御することにより、電池などの電源310から復調回路303への電源供給の開始/停止を切り換える。電源制御回路302は、例えばRSフリップフロップを用いて構成することができる。ここで、RSフリップフロップは、セット端子に信号を入力すると”1”を記憶し、リセット端子に信号を入力すると“0”を記憶する1ビット記憶素子である。なお、電源制御回路302の動作については後述する。
復調回路303は、クロック発生器307と、分周器306と、記憶部308と、同期回路304と、タイマ回路305とを備え、信号受信回路301が受信した無線信号を復調するものである。
クロック発生器307は、復調回路303が処理を行うタイミングを示すクロック信号を生成する回路である。クロック発生器307は、起動後、発振を開始し、所定時間経過すると該発振が安定するものである。クロック発生器307は、例えば、水晶振動子などから構成される。
分周器306は、クロック発生器307が生成したクロック信号を分周し、無線信号の周波数に下げる回路である。分周器306により分周されたクロック信号は、復調回路303の処理タイミングとして、他の回路へ供給される。分周器306は、例えば、カウンタ回路などから構成される。
なお、本実施の形態1において、本発明のクロック発生器は、クロック発生器307及び分周器306に相当する。
同期回路304は、分周器306が生成した信号を、信号受信回路301が受信した信号に同期させる回路である。同期回路304は、無線信号に含まれる所定のパルス(後述するクロック同期パルス202)を検出すると、分周器306にリセット信号を送信する。このリセット信号を受信した分周器306は、動作をリセットした後、分周したクロック信号の生成を継続することとなるが、動作については後述する。
記憶部308は、信号受信回路301が検出した無線信号のレベルを格納する。記憶部308は、例えば、Dフリップフロップを用いることができる。
タイマ回路305は、復調回路303が起動した後、分周器306が生成したクロック信号に基づいて時間を計測し、所定時間経過後に電源制御回路302及び同期回路304に信号を送信する回路である。タイマ回路305は、例えば、カウンタ回路により構成することができる。なお、本発明の計時手段は、タイマ回路305に相当する。
このように構成された通信システム1は、親端末101が無線信号を送信し、子端末100が親端末101により送信された無線信号を受信するものである。
なお、本実施の形態1において、本発明の第1信号は無線信号に相当する。
次に、親端末101から子端末100へ送信される無線信号の構成を説明する。
図2(A)は無線信号のデータ構成を、図2(B)は無線信号のパルス配列を示す図である。
図2(A)において、無線信号は、復調回路303を起動するための起動パルス201と、クロック信号と同期するためのクロック同期パルス202と、データなどの情報であるデータパルス列203で構成される。
また、図2(B)において、起動パルス201及びクロック同期パルス202は、それぞれ1つのパルスで構成される。ただし、起動パルス201とクロック同期パルス202の間隔は、起動パルス201によって起動したクロックが安定状態になるまでの十分な間隔とする。また、クロック同期パルス及びデータパルス列203は同じ周期タイミングで構成される。
図3は、親端末101と子端末100との間で通信される無線信号の概略図であり、図3(A)は搬送波を、図3(B)はベースバンド信号によって変調された搬送波を示す。搬送波は、変調して、映像、音響、データなどの情報を送り、それを復調することにより情報を得るための信号である。ベースバンド信号は、変調前の信号であり、情報を示す信号である。搬送波には、例えば、429MHz、 ベースバンド信号には100Hzの周波数を用いることができるが、これらの周波数に限られるものではない。
親端末101は、ベースバンド信号により搬送波を変調し、変調後の搬送波を無線信号として送信する。無線信号を受信した子端末100は、変調された搬送波からベースバンド信号を抽出する。
次に、子端末100が無線信号を受信した際の信号処理動作を説明する。
図4は、子端末100の信号処理動作を示すフローチャートである。以下、図4に基づき、動作を説明する。
なお、動作開始前において、復調回路303への電源供給は停止された状態であるものとする。
(S001)
信号受信回路301は、搬送波を受信すると、起動パルス201、クロック同期パルス202、データパルス列203を抽出する。
(S002)
起動パルス201を検出すると、電源制御回路302は、復調回路303への電源供給を開始する。ここで、電源制御回路302をRSフリップフロップを用いて構成した場合には、最初に起動パルス201を受信すると、RSフリップフロップのセット端子に信号が入力され、該RSフリップフロップに“1”が記憶されて“1”が出力される。RSフリップフロップの出力が“1”の場合に、復調回路303へ電源供給を開始する。
復調回路303への電源供給が開始されることにより、クロック発生器307が起動し、クロックの生成を開始する。また、タイマ回路305も計時を開始する。
(S003)
同期回路304は、クロック同期パルス202を検出すると分周器306に信号を送信し、この信号を受信した分周器306は、クロック同期を行う。
例えば、同期回路304をRSフリップフロップで構成し、分周器306をカウンタ回路で構成する場合、同期回路304のRSフリップフロップの出力が”1”であれば、分周器306のカウンタ回路にリセット信号を送信する。リセット信号を受信した分周器306は、カウンタ回路をリセットした後、分周したクロック信号を生成する。データパルス列203はクロック同期パルス202と同じ周期タイミングであるため、リセット後の分周器306が生成するクロック信号はデータパルス列203と同じ周期タイミングとなる。このようにすることで、無線信号とクロック信号の同期をとることができる。
(S004)
記憶部308は、分周器306により供給されたクロック信号に合わせて、データパルス列203を格納する。
(S005)
子端末処理装置104は、記憶部308に格納された情報に基づき、例えばデータ更新やセンシングなどの必要な処理を行う。
(S006)
タイマ回路305は、起動してから所定時間を計時すると電源制御回路302へ電源供給を停止させるための信号を送信するので、この信号を受信した電源制御回路302は、復調回路303への電源供給を停止する。
電源制御回路302をRSフリップフロップで構成する場合には、タイマ回路305からの信号を受信すると、RSフリップフロップのリセット端子に信号が入力され、該RSフリップフロップに“0”が記憶され、”0”が出力される。RSフリップフロップの出力が“0”の場合に、復調回路303への電源供給を停止する。
図5は、無線信号を受信した際の子端末受信回路102を構成する各回路のタイムチャートである。ここでは、電源制御回路302及び同期回路304をRSフリップフロップで構成し、分周器306及びタイマ回路305をカウンタ回路で構成した場合の例を示す。
まず、無線信号の起動パルス201を受信した電源制御回路302は”high”レベルとなる。これにより、復調回路303への電源供給が開始され、復調回路303が起動する。
起動された復調回路303内のクロック発生器307は、起動してから所定時間が経過すると安定したクロック信号の供給を開始する。
クロック発生器307がクロック信号を供給し始めると、分周器306も動作を開始する。
無線信号のクロック同期パルス202を受信した同期回路304は、”high”レベルになり、分周器306にリセット信号を送信する。
分周器306はこのリセット信号を受信すると、自身のカウンタをリセットした後、動作を続ける。この後の分周器306のカウンタのサイクルが、クロック信号のタイミングとなり、分周器306により生成されるクロック信号は無線信号と同期する。クロック同期パルス202とデータパルス列203のパルス周期は同じであるので、記憶部308は分周器306が生成するクロック信号に合わせて無線信号を格納することで、無線信号を正しく取得することができる。
復調回路303内のタイマ回路305は、起動後、所定時間経過すると、電源制御回路302及び同期回路304に信号を送信する。
電源制御回路302及び同期回路304は、タイマ回路305から信号を受信すると、”low”レベルへ移行する。
電源制御回路302は、”low”レベルになると、復調回路303への電源供給を停止する。したがって、クロック発生器307及び分周器306のレベルは”low”になる。
以上のように本実施の形態1に係る子端末受信回路102によれば、無線信号を受信したときのみ復調回路303への電源供給を行うようにした。このため、無線信号を受信していないときにおける復調回路303の消費電力の削減を図ることができる。また、クロック発生器307を信号受信毎に起動するので、消費電力の削減を図ることができる。
また、同期回路304を用いてクロック同期を行うようにしたので、PLLなどの複雑な同期回路を使わずに設計することができる。このため、消費電力を削減することができるとともに、製造コストの削減を図ることができる。
また、タイマ回路305により所定時間計測し、電源制御回路302が復調回路303への電源供給を開始してから所定時間経過すると復調回路303への電源供給を停止するようにした。このため、ノイズなどによる誤動作で復調回路303への電源供給が開始された場合でも、所定時間経過後は復調回路303への電源供給を停止することができる。したがって、誤動作による無駄な消費電力を削減することができる。
また、信号受信回路301は常に無線信号を受信可能であるので、送信側の親端末101は子端末100の状態を確認する必要なく、任意のタイミングで無線信号を送信することができる。このため、送信側の親端末101と受信側の子端末100との間で通信接続のための同期通信などを行う必要もなく、消費電力の増加を防ぐことができる。
また、1つの無線信号(起動パルス201、クロック同期パルス202、データパルス列203)毎に、無線信号と復調回路303のクロック同期を行うので、通信の信頼性を向上させることができる。
なお、本実施の形態1では、無線信号を、復調回路303を起動するための起動パルス201と、信号と同期するためのクロック同期パルス202と、データなどの情報を示すデータパルス列203で構成した。
しかし、図6に示すように、起動パルスとクロック同期パルスを1つのパルスとして実現した起動・同期パルスを用いてもよい。この場合、起動・同期パルスの立ち上がりエッジを起動エッジとし、立ち下がりエッジをクロック同期エッジとする。そして、電源制御回路302及び同期回路304がそれぞれを判別することで、実施の形態1で述べたのと同様の動作が可能となる。このように、起動パルスとクロック同期パルスを1つのパルスとして実現することで、送信側の端末が送信するパルス数を減らすことができる。
また、本実施の形態1では、タイマ回路305からの停止信号を受信すると、電源制御回路302は復調回路303への電源供給を停止するようにしたが、他の方法で電源供給を停止することもできる。すなわち、子端末処理装置104は信号処理を終了すると、電源制御回路302に処理が終了したことを示す信号を送信する。そして、電源制御回路302はこの信号を受信すると、復調回路303への電源供給を停止する。このようにすることで、受信処理に要する時間の間だけ復調回路303を起動させることができるので、消費電力を削減することができる。
実施の形態2.
前述の実施の形態1では親端末から子端末へ一方向に無線信号を送信する場合の例を示した。本実施の形態2では、親端末から子端末へ無線信号を送信するとともに、子端末から親端末へ無線信号を送信する場合の実施の形態を説明する。なお、前述の実施の形態1と同様又は相当する構成要素には同一の符号を付し、実施の形態1との相違点を中心に説明する。
図7は、本実施の形態2に係る通信システム1Aの構成を示す図である。通信システム1Aは、1又は複数の親端末101Aと、1又は複数の子端末100Aにより構成される。
親端末101Aは、無線信号を送信する親端末送信回路103と、第2無線信号を受信する親端末受信回路402と、第2無線信号の処理を行う親端末処理装置105Aと、クロック発生器403と、分周器404とを備える。また、第2無線信号を受信するためのアンテナ406が設けられている。
クロック発生器403は、前述の実施の形態1で子端末100に設けたクロック発生器307と同様、各回路が処理を行うタイミングを示すクロック信号を生成する回路である。
分周器404は、クロック発生器403が生成したクロック信号を分周し、無線信号及び第2無線信号の周波数に下げる回路である。分周器404により分周されたクロック信号は、親端末送信回路103及び親端末受信回路402の処理タイミングとして、両回路に供給される。
親端末処理装置105Aは、親端末送信回路103に対して無線信号の送信指示を行うとともに、親端末受信回路402が受信した第2無線信号の処理を行う。
親端末送信回路103は、親端末処理装置105Aから無線信号の送信指示を受け取ると、分周器404から供給されたクロック信号のタイミングに合わせて、無線信号を子端末100Aに送信する。
親端末受信回路402は、分周器404から供給されたクロック信号のタイミングに合わせて、子端末100Aにより送信された第2無線信号を受信し、親端末処理装置105Aに受信した無線信号を送信する回路である。
子端末100Aは、無線信号を受信する子端末受信回路102と、第2無線信号を送信する子端末送信回路401と、子端末処理装置104Aとを備え、第2無線信号を送信するためのアンテナ405が設けられている。
子端末送信回路401は、子端末処理装置104からの送信指示により、親端末101Aへ第2無線信号を送信する回路である。
子端末処理装置104Aは、子端末送信回路401に対して第2無線信号の送信指示を行うとともに、子端末受信回路102が受信した無線信号の処理を行う。
分周器306Aは、クロック発生器307が生成したクロック信号を分周し、無線信号の周波数に下げる回路であるが、前述の実施の形態1と異なり、生成したクロックを子端末送信回路401にも供給する。
このように構成された通信システム1Aは、親端末101Aが無線信号を送信し、子端末100Aがその無線信号を受信するとともに、子端末100Aが第2無線信号を送信し、親端末101Aがその第2無線信号を受信するものである。
なお、本実施の形態2において、本発明の第1信号は無線信号に、第2信号は第2無線信号にそれぞれ相当する。
親端末101Aから子端末100Aに送信される無線信号は、前述の実施の形態1で述べた無線信号と同様の構成である。
図8(A)は第2無線信号のデータ構成を、図8(B)は第2無線信号のパルス配列を示す図である。
図8(A)(B)において、第2無線信号は、データなどの情報であるデータパルス列203で構成される。
次に、上記のように構成された親端末101Aと子端末100Aとの間で、無線信号及び第2無線信号の送受信動作を説明する。親端末101Aによる無線信号の送信、子端末100Aによる無線信号の受信及び第2無線信号の送信、親端末101Aによる第2無線信号の受信、という一連の流れに沿って、動作を説明する。
図9は親端末101Aの無線信号送信時の信号処理動作、図10は子端末100Aの無線信号受信時及び第2無線信号送信時の信号処理動作、図11は親端末101Aの第2無線信号受信時の信号処理動作を示すフローチャートである。
(親端末101Aの無線信号の送信動作)
まず、図9を参照して、親端末101Aの無線信号の送信動作を説明する。
(S011)
親端末処理装置105が親端末送信回路103へ無線信号の送信指示を出す。
(S012)
親端末送信回路103は、分周器404により供給されるクロック信号を取得する。
(S013)
親端末送信回路103は、取得したクロック信号に合わせて、親端末処理装置105Aの指示により送信すべき無線信号を生成する。
(S014)
そして、生成した無線信号を子端末100Aに送信する。
(子端末100Aの無線信号の受信動作及び第2無線信号の送信動作)
次に、図10を参照して、子端末100Aの無線信号の受信動作及び第2無線信号の送信動作を説明する。
(S021)
子端末受信回路102の信号受信回路301は搬送波を受信すると、起動パルス201と、クロック同期パルス202と、データパルス列203を抽出する。
(S022)
起動パルス201を検出すると、電源制御回路302は、復調回路303への電源供給を開始する。復調回路303への電源供給が開始されることにより、クロック発生器307が起動し、クロックの生成を開始する。
また、タイマ回路305も計時を開始する。
(S023)
同期回路304は、クロック同期パルス202を検出すると、分周器306に信号を送信し、この信号を受信した分周器306は、クロック同期を行う。
(S024)
記憶部308は、分周器306により供給されたクロック信号に合わせて、データパルス列203を格納する。
(S025)
子端末処理装置104は、記憶部308に格納された情報に基づき、例えばデータ更新やセンシングなどの必要な処理を行う。
ここで、子端末処理装置104による処理の結果、親端末101Aに第2無線信号を送信する必要があるとする。
(S026)
子端末処理装置104は、子端末送信回路401に対して第2無線信号の送信指示を行う。
(S027)
子端末送信回路401は、子端末受信回路102内の分周器306Aが供給するクロック信号を受信する。
(S028)
そして、子端末送信回路401は分周器306により供給されたクロック信号に合わせて、第2無線信号を生成する。
(S029)
続けて、子端末送信回路401は、生成した第2無線信号を、親端末101A宛に送信する。したがって、子端末100Aの子端末受信回路102は、受信した無線信号と同期したクロック信号で動作し、同じクロック信号に合わせて第2無線信号を送信することとなる。
(S030)
タイマ回路305は、起動してから所定時間を計時すると電源制御回路302へ電源供給を停止させるための信号を送信するので、この信号を受信した電源制御回路302は、復調回路303への電源供給を停止する。
(親端末101Aの第2無線信号の受信動作)
次に、図11を参照して、親端末101Aが第2無線信号を受信したときの信号処理動作を説明する。
親端末受信回路402は、分周器404から供給されるクロック信号を受信する(S031)。そして、親端末受信回路402は、分周器404から供給されるクロック信号に合わせて、第2無線信号を受信し、親端末処理装置105Aへ送信する。すなわち、親端末101Aは分周器404が生成したクロック信号に合わせて無線信号を送信し、同じクロック信号に合わせて第2無線信号を受信することとなる(S032)。続けて、親端末処理装置105Aは、受信した第2無線信号にも基づいて必要な処理を行う(S033)。
以上のように本実施の形態2に係る子端末100Aの子端末受信回路102は、受信した無線信号と同期したクロック信号に合わせて動作し、同じクロック信号に合わせて第2無線信号を送信する。このため、子端末受信回路102と子端末送信回路401はクロック発生器307と分周器306Aを共用することができる。したがって、回路の簡潔化を図ることができる。
また、無線信号と第2無線信号のパルス間隔は同じとなるので、親端末101Aの親端末受信回路402は、親端末送信回路103が無線信号を送信するのと同じ周期で第2無線信号を受信することができる。このため、親端末送信回路103が無線信号の送信に用いる図示しない同期回路を、親端末受信回路402が共用することができる。したがって、親端末受信回路402の回路の簡潔化を図ることができ、製造コストを低減することができる。
実施の形態3.
図12は、実施の形態3に係る通信システム1Bの構成を示す図である。通信システム1Bは、1又は複数の親端末101Bと、1又は複数の子端末100Bにより構成される。なお、前述の実施の形態1、2と同様又は相当する構成要素には同一符号を付し、実施の形態1、2との相違点を中心に説明する。
図12において、親端末101Bは、起動要求信号を送信する親端末送信回路103と、親端末第2通信部502とを備え、データ信号を送受信するためのアンテナ505を備える。
親端末第2通信部502は、親端末送信回路103に起動要求信号の送信指示を出すと共に、データ信号の送受信を行うものである。
子端末100Bは、子端末受信回路102と、端末識別回路503と、子端末第2通信部501とを備え、データ信号を送受信するためのアンテナ504を備える。
子端末受信回路102は、実施の形態1で述べた子端末受信回路102と同様の構成であり、起動要求信号を受信すると、端末識別回路503に復調した信号を送信する回路である。
電源制御回路302Bは、前述の実施の形態1で述べた電源制御回路302と同様、復調回路303への電源供給を制御するとともに、スイッチ705のON/OFF状態を制御することにより電源704から端末識別回路503への電源供給を制御する。
端末識別回路503は、グループID格納部701と、自端末アドレス格納部702と、比較回路703とを備える。
グループID格納部701は、通信システム1B内における自端末の属するグループIDを格納するメモリである。メモリとしては、例えば、DIPスイッチやDフリップフロップを用いることができる。
自端末アドレス格納部702は、自端末のアドレスを格納するメモリである。メモリとしては、例えば、DIPスイッチやDフリップフロップを用いることができる。
比較回路703は、グループID格納部701が格納するグループIDと起動要求信号に含まれるグループID601を比較するとともに、自端末アドレス格納部702が格納する自端末アドレスと起動要求信号に含まれる宛先アドレス602を比較する。そして、何れかが一致した場合には子端末第2通信部501へ起動信号を送信し、両方とも不一致であれば子端末第2通信部501へ起動信号を送信しない。
子端末第2通信部501は、親端末第2通信部502との間でデータ信号の通信を行う。子端末第2通信部501における通信は、子端末受信回路102における通信に比べ、通信速度が速く、データの信頼性も高い高性能な通信である。しかし、その分、子端末第2通信部501における消費電力は、子端末受信回路102のそれと比べて大きくなっている。
子端末第2通信部501は、比較回路703により送信された起動信号を受信すると起動状態に遷移し、親端末第2通信部502との間でデータ信号の通信を行う。通信終了後は、子端末第2通信部501はスリープ状態に遷移する。
ここで、子端末第2通信部501が起動状態であるとは、例えば、マイコンの場合、クロックが高速で動作する状態であり、消費電力が大きい状態であることを示す。また、子端末第2通信部501がスリープ状態であるとは、例えば、マイコンの場合、クロックが停止していたり、クロックが低速で動作しているなど、周辺回路が停止している状態であり、起動状態と比較して著しく消費電力が小さい状態であることを示す。
本実施の形態3に係る通信システム1Bは、データの送受信を行う子端末100Bの子端末第2通信部501が、データの送受信を行わないときには低消費電力なスリープ状態を維持し、起動要求信号を受信したときのみ送受信可能な起動状態に遷移するものである。
なお、本実施の形態3では、本発明の第1信号は起動要求信号に相当する。
図13(A)は起動要求信号のデータ構成、図13(B)はデータ信号のデータ構成である。
図13(A)において、起動要求信号は、起動パルス201と、クロック同期パルス202と、データパルス列203で構成される。
さらに、データパルス列203は、グループID601と宛先アドレス602を示す情報を有する。
図13(B)において、データ信号は、宛先アドレス602と、実データを表すペイロード603とで構成される。
ここで、起動要求信号は429MHz、データ信号は2.4GHzの周波数を用いることができるが、これらの周波数に限られるものではなく他の周波数を用いてもよい。
(起動要求信号受信時の信号処理)
次に、子端末100Aが起動要求信号を受信してデータ信号を送信する際の信号処理動作を説明する。
図14は、子端末100Aの信号処理動作を示すフローチャートである。以下、図14に基づいて説明する。
なお、信号処理開始前の状態において、子端末100Bの復調回路303は電源供給が停止された状態であり、子端末第2通信部501は低消費電力のスリープ状態である。
(S041)
子端末受信回路102の信号受信回路301は、搬送波を受信すると、ベースバンド信号を抽出する。
(S042)
ベースバンド信号内の起動パルス201を検出すると、電源制御回路302は復調回路303及び端末識別回路503への電源供給を開始する。
復調回路303への電源供給が開始されることによりクロック発生器307が起動し、クロックの生成を開始する。
また、タイマ回路305も計時を開始する。
(S043)
同期回路304は、クロック同期パルス202を検出すると分周器306に信号を送信し、この信号を受信した分周器306は、クロック同期を行う。
(S044)
記憶部308は、分周器306により供給されたクロック信号に合わせて、データパルス列203を格納する。すなわち、記憶部308には、データパルス列203に含まれるグループID601と宛先アドレス602が格納される。
(S045)
比較回路703は、記憶部308に格納されたグループID601と、グループID格納部701に格納されたグループIDとを比較する。
(S046)
グループIDが一致しなかった場合、記憶部308に格納された宛先アドレス602と、自端末アドレス格納部702に格納された自端末アドレスとを比較する。
(S047)
グループIDあるいは宛先アドレスが一致した場合、送信された信号が自端末が属するグループ宛、あるいは自端末宛であるので、子端末100Bは子端末第2通信部501をスリープ状態から起動状態に遷移させる。起動状態となった子端末第2通信部501は、親端末第2通信部502から送信されるデータ信号を受信する。あるいは、親端末第2通信部502に対してデータ信号を送信する。
(S048)
タイマ回路305は起動してから所定時間を計時すると電源制御回路302へ電源供給を停止させるための信号を送信するので、この信号を受信した電源制御回路302は、復調回路303及び端末識別回路503への電源供給を停止する。
次に、通信システム1Bにおける、親端末101Bと子端末100Bとの間でのデータ通信の動作を説明する。
図15は、親端末101Bが、複数の子端末100Ba〜100Beとデータ通信を行う場合の説明図である。図15では、子端末100Ba、100Bb、100Bcが同じグループID「A」に属し、子端末100Bd、100Beが同じグループID「B」に属することを示している。すなわち、子端末100Ba〜100BeのグループID格納部701にはグループID「A」が、子端末100Bd、100BeのグループID格納部701にはグループID「B」が、それぞれ格納されている。
親端末101Bが、起動要求信号のグループID601に「A」を格納した起動要求信号を送信すると、子端末100Ba〜100Beはそれぞれ起動要求信号を受信する。
グループID「A」を持つ子端末100Ba〜100Bcは、起動要求信号のグループID601の値とグループID格納部701に格納しているグループIDとが一致するため、子端末第2通信部501をスリープ状態から起動状態に遷移させる。
グループID「B」を持つ子端末100Bd、100Beは、起動要求信号のグループID601の値とグループID格納部701に格納しているグループIDとが一致しないため、子端末第2通信部501をスリープ状態のまま維持する。
このように、親端末101Bは、グループ単位で子端末100Bに対して通信を行うことができる。
次に、親端末101Bが、特定のアドレスの子端末100Bとの間でデータ通信を行う場合の動作を説明する。
図16は、親端末101Bが、子端末100Baとの間でデータ通信を行う場合の説明図である。子端末100Baの自端末アドレス格納部702には、アドレス「a」が格納されている。
親端末101Bが、起動要求信号の宛先アドレス602に「a」を格納した起動要求信号を送信すると、子端末100Ba〜100Beはそれぞれ起動要求信号を受信する。
自端末アドレス「a」を持つ子端末100Baは、起動要求信号の宛先アドレス602の値と自端末アドレス格納部702に格納されたアドレス「a」とが一致するため、子端末第2通信部501をスリープ状態から起動状態に遷移させる。
自端末アドレス「a」を持たない子端末100Bb〜100Beは、起動要求信号の宛先アドレス602の値と自端末アドレス格納部702に格納されたアドレスとが一致しないため、子端末第2通信部501をスリープ状態のまま維持する。
このように、親端末101Bは、宛先の子端末100Bを指定して、データ通信を行うことができる。
以上のように本実施の形態3に係る子端末受信回路102は、起動要求信号を受信したときのみ復調回路303及び端末識別回路503への電源供給を行うようにした。さらに、受信した起動要求信号が、自端末宛である場合のみ子端末第2通信部501を起動状態とした。すなわち、起動要求信号の受信の有無及び起動要求信号の内容に応じて、必要な回路を段階的に動作させるようにした。このため、自端末宛でない通信の場合には起動要求信号の処理に必要な電力しか消費しないので、無駄な消費電力を削減することができる。
また、子端末受信回路102の信号受信回路301は常に無線信号を受信可能であるので、送信側の親端末101Bは子端末100Bの状態を確認する必要なく、任意のタイミングでデータ信号を送受信することができる。このため、送信側の親端末101と受信側の子端末100との間で通信接続のための同期通信などを行う必要もなく、消費電力の増加を防ぐことができる。
なお、本実施の形態3では、親端末101B、子端末100Bは、起動要求信号を送受信するアンテナ106、107とデータ信号を送受信するアンテナ504、505の2つのアンテナを備えているが、これらのアンテナを1つの共通アンテナとして構成してもよい。又は、データ信号を送受信するアンテナ504、505は、送信用のアンテナと受信用のアンテナとを別々に設けてもよい。本発明は、アンテナの構成によらず、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態3では、グループID601を用いて複数の子端末100B宛に信号を送信する場合を例に説明したが、グループIDを使わず、起動要求信号に複数の宛先アドレスを格納してもよい。また、通信システムに属する子端末すべてを宛先とする特別なグループID(同胞グループID)を取り決めておき、このグループIDを指定することによりすべての子端末を宛先としてもよい。このようにすることで、信号量を少なくすることができる。
また、本実施の形態3では、子端末100Bは、子端末受信回路102と、端末識別回路503と、子端末第2通信部501により構成し、起動要求信号に基づいて子端末第2通信部501がデータ信号の送受信を行う例を示した。
このほかに、子端末100Bを、子端末受信回路102と、端末識別回路503と、一又は複数のセンサにより構成することもできる。この場合、起動要求信号の宛先アドレス602で、各センサを示すアドレスを指定するようにし、子端末100Bは、起動要求信号で指定されたアドレスを持つセンサを駆動させる。このようにすることで、子端末100Bは、駆動が必要なセンサのみを起動させることができ、無駄な動作や処理がなくなるので低消費電力化を図ることができる。
また、本実施の形態3では、グループIDと自端末アドレスのいずれかが一致した場合には自端末宛であると判断したが、グループIDと自端末アドレスの両方が一致した場合のみ自端末宛であると判断してもよい。
なお、上記実施の形態1〜3では、電磁波を用いた無線による通信を例に説明したが、有線通信や、赤外線、光など他の通信媒体を用いた通信にも、本発明を適用することができ、同様に消費電力の低減を図ることができる。
また、本発明は、空気調和機器や照明システム、センサネットワークなどのシステムに応用することができる。例えば、空気調和機器の場合、空気調和機器の本体に実施の形態3における親端末101Bを備え、空気調和機器を操作するリモコンに実施の形態3における子端末100Bを備えることで、通信システムを構築することができる。このとき、実施の形態3で説明した動作により、空気調和機器がリモコンに温度情報の更新などのデータを送信する。リモコンの信号受信回路は常に受信可能状態であるので、空気調和機器は任意のタイミングでデータを送信することが可能となる。また、リモコンの第2通信部はデータ受信時以外にはスリープ状態となっている。これにより、リモコンの消費電力を低減し、リモコンの電池寿命を延ばすことができる。
また、空気調和機器が実施の形態3における子端末100Bを備え、空気調和機器を操作するリモコンが実施の形態3における親端末101Bを備えるシステムにも応用可能である。この場合、空気調和機器の子端末第2通信部501がデータを受信する場合を除き、常にスリープ状態となっている。したがって、空気調和機器の待機電力を削減することが可能となる。
また、空気調和機器が実施の形態3における子端末100Bと、親端末送信回路103と、を備え、空気調和機器を操作するリモコンが実施の形態3における子端末100Bと、親端末送信回路103と、を備えるシステムにも応用することができる。該システムでは、前記空気調和機器の子端末第2通信部501と、前記リモコンの子端末第2通信部501と、がデータ受信時以外はスリープ状態であるため、空気調和機器及びリモコンの消費電力を削減することができる。また、空気調和機器の信号受信回路301及びリモコンの信号受信回路301が常に起動要求信号を受信することが可能であるため、空気調和機器の親端末送信回路103及びリモコンの親端末送信回路103は任意のタイミングで起動要求信号を送信することができる。
また、照明システムに対しても、同様の構成に応用することができる。
また、センサネットワークにおいては、センサを制御する端末が実施の形態3における親端末101を備え、センサが実施の形態3における子端末100を備えるシステムに応用することができる。該システムでは、センサの子端末第2通信部501がデータ受信時以外はスリープ状態であるため、センサの消費電力を削減することができる。また、センサを制御する端末は、無線によるパラメータ設定やセンサデータの要求などを任意のタイミングで行うことができる。
1、1A、1B 通信システム、100、100A、100B 子端末、101、101A、101B 親端末、102 子端末受信回路、103 親端末送信回路、104、104A 子端末処理装置、105、105A 親端末処理装置、106 アンテナ、107 アンテナ、201 起動パルス、202 クロック同期パルス、203 データパルス列、301 信号受信回路、302、302B 電源制御回路、303 復調回路、304 同期回路、305 タイマ回路、306、306A 分周器、307 クロック発生器、308 記憶部、310 電源、311 スイッチ、401 子端末送信回路、402 親端末受信回路、403 クロック発生器、404 分周器、405 アンテナ、406 アンテナ、501 子端末第2通信部、502 親端末第2通信部、503 端末識別回路、601 グループID、602 宛先アドレス、603 ペイロード、701 グループID格納部、702 自端末アドレス格納部、703 比較回路、704 電源、705 スイッチ。

Claims (10)

  1. 立ち上がりエッジを起動エッジとし、立ち下がりエッジをクロック同期エッジとする1つの起動・同期パルス、及びデータ列を有するパルス列を用いた第1信号を受信する信号受信回路と、
    前記信号受信回路が受信した前記第1信号を復調する復調回路と、
    前記復調回路への電源供給を開始又は停止する電源制御回路とを備え、
    前記復調回路は、
    クロック信号を生成するクロック発生器と、
    前記クロック発生器が生成したクロック信号を前記第1信号に同期させる同期回路と、
    前記第1信号に同期させた前記クロック信号に合わせて前記データ列を格納する記憶部とを備え、
    前記電源制御回路は、前記信号受信回路が前記起動エッジを検出すると前記復調回路への電源供給を開始する
    ことを特徴とする受信回路。
  2. 前記復調回路は分周器を備え、
    前記起動・同期パルスとデータ列のパルス周期は同じ周期であり、
    前記同期回路は、前記信号受信回路が前記クロック同期エッジ検出すると、前記分周器にリセット信号を送信し、
    前記分周器は、前記リセット信号を受信すると、自身のカウンタをリセットした後、動作を続けることにより、前記第1信号と自身が生成するクロック信号を同期させる
    ことを特徴とする請求項1記載の受信回路。
  3. 前記復調回路への電源供給を開始してからの時間を計時する計時手段を備え、
    前記電源制御回路は、前記計時手段が所定時間を計時すると前記復調回路への電源供給を停止する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の受信回路。
  4. 前記記憶部に格納された前記データ列に基づく処理を行うデータ処理部が必要な処理を終了すると、前記電源制御回路は前記復調回路への電源供給を停止する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の受信回路。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか記載の受信回路と、
    前記受信回路の前記クロック信号のタイミングに合わせて第2信号を送信する送信回路とを備えた
    ことを特徴とする通信端末。
  6. 請求項1〜請求項のいずれか記載の受信回路と、
    受信した前記第1信号が自端末宛か否かを判断する端末識別回路と、
    他の通信端末とデータ信号の送受信を行うデータ通信部とを備え、
    前記第1信号が自端末宛であると判断された場合には、前記データ通信部は、スリープ状態から起動状態に遷移する
    ことを特徴とする通信端末。
  7. 前記端末識別回路は、受信した前記第1信号が自端末宛であると判断した場合には前記データ通信部に起動信号を送信し、
    前記データ通信部は、前記起動信号を受信するとスリープ状態から起動状態に遷移する
    ことを特徴とする請求項記載の通信端末。
  8. 前記第1信号のデータ列は宛先の通信端末を示す宛先アドレスを有し、
    前記通信端末は、自端末アドレスを格納する自端末アドレス格納部を備え、
    前記端末識別回路は、前記宛先アドレスと前記自端末アドレス記憶部に格納された自端末アドレスとを比較し、両者が一致した場合には前記第1信号が自端末宛であると判断する
    ことを特徴とする請求項又は請求項記載の通信端末。
  9. 前記第1信号のデータ列は宛先の通信端末が属するグループを示す宛先グループIDを有し、
    前記通信端末は、自端末が属するグループIDを格納する自端末グループID格納部を備え、
    前記端末識別回路は、前記宛先グループIDと前記自端末グループID記憶部に格納されたグループIDとを比較し、両者が一致した場合には前記第1信号が自端末宛であると判断する
    ことを特徴とする請求項又は請求項記載の通信端末。
  10. 少なくとも1台の請求項記載の通信端末と、
    少なくとも1台のデータ送受信を行う親通信端末とを有する通信システムであって、
    前記親通信端末は、
    クロック信号を生成する親端末クロック発生器と、
    前記親端末クロック発生器が生成するクロック信号に合わせて前記第1信号を送信する親端末送信回路と、
    前記親端末クロック発生器が生成するクロック信号に合わせて前記第2信号を受信する親端末受信回路とを備えた
    ことを特徴とする通信システム。
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