JP3051861B2 - 移動体識別装置 - Google Patents

移動体識別装置

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JP3051861B2
JP3051861B2 JP4349178A JP34917892A JP3051861B2 JP 3051861 B2 JP3051861 B2 JP 3051861B2 JP 4349178 A JP4349178 A JP 4349178A JP 34917892 A JP34917892 A JP 34917892A JP 3051861 B2 JP3051861 B2 JP 3051861B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は移動体識別装置に係り、
より詳しくは、質問器からの起動信号で起動しかつ質問
器からの搬送波(連続波、すなわちCW波)を記憶デー
タで変調して返送することによりデータ伝送する、車両
識別システムや物流管理システム等に用いられる移動体
識別装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固定側に設けた通信装置(質問器)と、
ダグと呼ばれる移動体側に設けた簡易な通信装置(応答
器)との間で通信を行う移動体通信システムが注目され
ており、例えば通信領域内に進入した移動体に取り付け
られている応答器又は人間が携帯する応答器に向けて質
問器より質問信号を送信し、応答器より返送される識別
信号により非接触で移動体または人間を認識する移動体
識別装置等の用途に使用されている。
【0003】かかる移動体識別装置においてデータ伝送
する場合には、従来、応答器に固有のIDコード(識別
符号)を記憶させておき、質問器から通信したい応答器
のIDコードを付したデータ要求信号を送信し、IDコ
ードが自身のIDコードと一致した応答器のみがデータ
を伝送するようにした、IDコードを利用した技術が知
られている(特開昭63−5286号公報及び特開平1
−314985号公報)。また、質問器が1ビット程度
の短い事前信号を送信し、この事前信号を受信した応答
器が同様の1ビット程度の短い応答信号を返送し、これ
により通信が成立した応答器に対し質問器がデータ要求
信号を送信してデータ伝送する、1ビット程度の信号を
利用した技術が提案されている(特開昭63−1397
8号公報)。さらに、応答器を動作状態にする信号に対
して応答器によって異る遅延時間を設定し、応答信号の
送出時間をこの遅延時間に応じて異ならせることにより
通信の衝突を防止する、遅延時間を利用する技術も提案
されている(特開平1−280274号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
IDコードを利用した従来技術では、応答器の数が多く
なって質問器の通信領域内に進入する応答器の順序が特
定できなくなると、事実上通信ができなくなる、という
問題がある。また、上記の1ビット程度の信号を利用し
た技術では、質問器の通信領域内に概ね同時に進入した
複数の応答器は各々概ね同時に起動応答信号を送信する
することになるが、起動応答信号は各々の応答器を識別
できるIDコードを含む必要があり、これは1ビットで
は不可能なためにある程度のデータ長が必要となり、こ
れの送信にはある程度の時間を要するために、概ね同時
に送信された起動応答信号が衝突し、質問器は起動応答
信号を識別できないため、データ通信ができない、とい
う問題がある。さらに、遅延時間を利用する技術では、
応答器の数が多くなると遅延時間が重複する応答器が同
時に通信領域内に存在する場合が発生し、この場合遅延
時間が応答器に固有の値(シリアル番号等を用いた値)
であるため、一度起動応答信号の衝突が発生した応答器
同士は常に衝突を続けることになり、正常通信ができな
くなる、という問題がある。また、遅延時間を応答器内
に有する乱数生成器で生成した乱数に基づいて変化させ
る方法では、応答器がその消費電力を低減するために通
信時以外はCPUへの電源供給を制限し、起動時に電源
供給をするものがほとんどであるため、各々の応答器が
同一の乱数生成アルゴリズムで乱数を生成している場
合、生成される乱数はいつも同じ値となってしまい一度
起動応答信号の衝突が発生した応答器同士では常に衝突
を続けることになり、これもまた正常通信ができなくな
る、という問題がある。
【0005】本発明は上記問題点を解決すべくなされた
もので、質問器の通信領域内に存在する識別符号を備え
た不特定・複数の応答器に対してもこれらを全て正しく
識別してデータ伝送すると共に、応答器の応答信号の衝
突の確率を低減させて通信を行うことができるようにし
た移動体識別装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、受信した起動応答信号に含まれる識別符号
を所定順序で記憶する記憶手段、起動信号及び記憶手段
に記憶した識別符号を送信する送信手段、及び応答器の
起動応答信号を遅延させる基準データとなる乱数を生成
する乱数生成手段を備え、生成した乱数を応答器に送信
する質問器と、起動信号を受信したときに送信された乱
数に基づいて返送タイミングをランダムに変化させて識
別符号を含む起動応答信号を返送する送信手段、及び通
信が正常に行われたときに一定時間起動応答信号の返送
を中止する返送中止手段を備えた複数の応答器と、を含
んで構成したものである。
【0007】
【作用】本発明の質問器は記憶手段と送信手段と乱数生
成手段とを備えており、応答器は送信手段と返送中止手
段と乱数の記憶手段とを備えている。質問器の送信手段
が起動信号を送信すると、応答器がこの起動信号を受信
し、応答器の送信手段は起動信号を受信したときに記憶
手段に記憶されている応答器の初期化時に質問器から送
信された乱数に基づき返送タイミングをランダムに変化
させて識別符号を含む起動応答信号を返送する。このよ
うに、返送タイミングがランダムに変化されて起動応答
信号が返送されるため、起動応答信号が衝突する確率が
低減され、また起動応答信号が衝突した場合であっても
その後衝突の確率を低減させて通信を行うことができ
る。質問器の記憶手段は受信した起動応答信号に含まれ
る識別符号を所定順序で記憶し、記憶手段の送信手段は
記憶手段に記憶した識別符号を送信する。また、返送中
止手段は、通信が正常に行われたときに一定時間起動応
答信号の返送を中止する。このように、識別符号を所定
順序で記憶すると共に正常に通信が行われたときに一定
時間起動応答信号の返送を中止することにより、質問器
の通信領域内に進入する応答器が特定できなくなった場
合においても不特定・複数の応答器を全て正しく識別し
てデータ伝送することができる。
【0008】〔課題を解決するためのその他の手段〕本
発明の移動体識別装置は上記応答器の起動応答信号の返
送タイミングをランダムに変化させるベースとなる乱数
が、使用に先立って実施される応答器の初期化時に質問
器より送信された乱数である構成とすることができる。
【0009】また本発明の移動体識別装置は、上記乱数
生成手段で生成される乱数が、その移動体識別装置で一
度に識別したい応答器の数を最大値とし、応答器に送信
される乱数列は、前記乱数を複数個連続させた構成とす
ることができる。
【0010】さらに、本発明の移動体識別装置は、上記
乱数生成手段で生成される乱数として、応答器の初期化
命令を質問器から送信するときの時刻データを用いる構
成とすることができる。
【0011】しかも、本発明の移動体識別装置は、上記
質問器より起動信号を送信する時の繰り返し周期が、一
つの応答器からの起動応答信号の送信所要時間と、一回
の起動信号送信で識別したい応答器の最大個数との積を
最小に時間間隔とする移動体識別装置の起動信号送信方
法に構成することができる。
【0012】本発明の移動体識別装置は上記構成に限る
ことなく、その他上記構成の適宜選択組合せの構成とす
ることができる。
【0013】上記構成からなる本発明の移動体識別装置
は前記または後記の作用・効果とほぼ同様の作用効果を
奏する。
【0014】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を詳細
に説明する。この実施例は、本発明をいわゆるタグ通信
システムに適用したもので、図1に示すように、固定側
に配置される質問器10と、生産ラインを移動する組立
部品や走行する自動車等の移動体に取り付けられる応答
器30とを備えている。
【0015】質問器10は、マイクロコンピュータを含
んで構成された信号処理回路12を備えている。信号処
理回路12は、図4に示す起動信号及び命令を含むデー
タ要求信号(通信要求信号)を送信する送信回路14
と、送信回路14に所定クロックを入力して信号送信速
度を変更するクロック発生回路16とに接続されてい
る。また、信号処理回路12には、応答器の初期化時に
応答器の固有の乱数を与えるための乱数を生成する乱数
生成回路60と、受信したIDコード(識別符号)を受
信した順に記憶する記憶回路36が接続されている。ク
ロック発生回路16は、送信回路14に接続されてい
る。送信回路14はミキサー18を介して送信アンテナ
22に接続されている。ミキサー18には所定周波数の
搬送波を発生する搬送波発生回路20が接続されてお
り、ミキサー18は送信回路から入力される信号と搬送
波発生回路20から入力される搬送波とをミックスし、
送信回路14から入力された信号で搬送波発生回路20
から入力された搬送波を変調する。また、送信アンテナ
22からはこのようにして変調された変調波が電波とし
て送信される。
【0016】搬送波発生回路20には、搬送波発生回路
20から搬送波を入力して送受信アンテナ26から無変
調の搬送波を送信すると共に、応答器30から変調され
て返送され送受信アンテナ26で受信された変調波から
IDコードを取り出す送受信回路24が接続されてい
る。この送受信回路24は信号処理回路12に接続され
ている。
【0017】応答器30は、送信アンテナ22から送信
された起動信号及びデータ要求信号で変調された変調波
を受信する受信アンテナ32を備えている。受信アンテ
ナ32は、受信アンテナ32で受信された変調波を検波
し、起動信号又はデータ要求信号を得る検波回路34に
接続されている。検波回路34は、起動信号受信回路3
8を介してスイッチ回路40に接続されると共に、デー
タ信号受信回路44を介してマイクロコンピュータを含
んで構成された信号処理回路46に接続されている。
【0018】起動信号受信回路38は、図2に示すよう
に、検波回路34で検波された低速の起動信号を増幅す
る増幅回路A1と、増幅回路A1の後段に接続されてい
るロジックレベルへの信号変換用の比較器C1とより構
成されており、比較器C1の出力端はスイッチ回路40
の制御端子P3に接続されている。なお、図2では増幅
回路A1の出力端を比較器C1を介して制御端子P3に
接続する例について説明したが、図2に破線で示すよう
に増幅回路A1を直接スイッチ回路40の制御端子P3
に接続してもよい。
【0019】また、データ信号受信回路44は、検波回
路34で検波された高速のデータ要求信号を増幅する増
幅回路A2と、増幅回路A2の後段に接続されているロ
ジックレベルへの信号変換用の比較器C2とより構成さ
れており、比較器C2は信号処理回路46に接続されて
いる。
【0020】増幅回路A1、A2への入力信号の周波数
と増幅回路A1、A2の周波数帯域及び利得(ゲイン)
との関係は、図3に示すように、起動信号受信回路38
に含まれる増幅回路A1では低速の起動信号の周波数を
カバーするだけの低い周波数帯域しか利得を得られない
構成であるが、データ信号受信回路44に含まれる増幅
回路A2は高速データの周波数をカバーする高い周波数
帯域まで所定の利得を持つ構成である。ここで、低速と
は起動信号がデータ要求信号の伝送速度よりも遅い場合
をいい、高速とはデータ要求信号の伝送速度が起動信号
の伝送速度よりも速い場合をいう。例えば、起動信号の
伝送速度が数Kbps以下で、データ要求信号の伝送速
度が数Kbpsを超える伝送速度の時、それぞれ起動信
号は低速、データ要求信号は高速という。また、周波数
が低いとは、低速の起動信号を歪なく送受信できる周波
数帯域(例えば、数十KHz以下の周波数帯域)である
ことをいい、周波数帯域が高いとは高速のデータ要求信
号を歪なく送受信できる周波数帯域(例えば、数十KH
zを越える周波数帯域)であることをいう。
【0021】上記起動信号受信回路38及びスイッチ回
路40には電池42が接続されており、常時電源が供給
されている。
【0022】信号処理回路46には、応答器を識別する
ためのIDコード等のデータを記憶した記憶回路48及
びIDコードを含むデータ要求信号を送信する送信回路
50と、スイッチ回路40とが接続されている。この記
憶回路48には、少なくとも乱数を記憶する記憶領域E
1とIDコードを記憶する記憶領域E2が設けられてい
る。送信回路50には送受信アンテナ52が接続されて
おり、この送信回路50は送受信アンテナ52で受信さ
れた無変調の搬送波を信号処理回路46からの起動応答
信号やデータ信号で変調して送受信アンテナ52を介し
て返送する。データ信号受信回路44、信号処理回路4
6、記憶回路48及び送信回路50は、スイッチ回路4
0を介して電池42に接続されているため、スイッチ回
路40がオンしたときのみこれらの回路に電源が供給さ
れる。またスイッチ回路40は、制御線で信号処理回路
46に接続されており、通信が終了して一定時間経過
後、或いは質問器からの電源オフ命令を受信したとき、
信号処理回路からの制御信号でスイッチ回路40を作動
させ、データ信号受信回路44、信号処理回路46、記
憶回路48及び送信回路50への電源をオフする。
【0023】以下、図8に示すように、質問器10の通
信領域R内に各々移動物体に取り付けられた5つの応答
器(1)〜(5)が存在する場合を例にとって、信号処
理回路12、46の通信制御ルーチンを説明しながら本
実施例の作用を説明する。図5は、質問器10の信号処
理回路12のメインルーチンを示すもので、ステップ1
00において送信タイミングか否かを判断し、送信タイ
ミングの時には、ステップ102において記憶回路36
にIDコードが記憶されているか否かを判断する。ID
コードが記憶されていないときは、最初の通信であるた
め、ステップ104において制御信号によってクロック
発生回路16の出力クロックを所定の低周波数に設定
し、送信回路14へ起動信号を出力する。起動信号は、
クロック発生回路16からのクロックに同期した図4に
示すパルス状起動信号としてミキサー18に入力され
る。ミキサー18は、搬送波発生回路20で発生された
所定周波数の搬送波を起動信号で変調した変調波を送信
アンテナ22から電波として送信する。
【0024】信号処理回路12は、送信アンテナ22か
ら変調波を送信した後、ステップ106において制御信
号により送受信回路24を作動させ搬送波発生回路20
で発生された搬送波を変調することなく起動信号に連続
させて送受信アンテナ26から送信させる。次のステッ
プ114では、記憶回路36に記憶されている記憶した
時点から所定時間経過したIDコードの消去処理を行な
い(起動信号で変調された変調波を送信するときには記
憶回路36にはIDコードは記憶されていないのでこの
消去処理は実行されない)、ステップ100に戻る。こ
のようにして、質問器10は低周波の起動信号で変調さ
れた変調波とこの変調波に連続する無変調の搬送波と
を、送信タイミングで定まる一定周期で繰り返し送信す
る。なお、本実施例では送信アンテナ22から送信する
変調波の搬送波と送受信アンテナ26から送信する無変
調の搬送波とを同一の周波数としたが、異なる周波数の
搬送波を発生する搬送波発生装置を2個用い、各々周波
数が異なる搬送波を用いてもよい。
【0025】図8に示したように各々移動体に取り付け
られた応答器(1)〜(5)が質問器10の通信領域R
内に存在しているため、応答器(1)〜(5)の受信ア
ンテナ32によって送信アンテナ22から送信された変
調波が受信される。この変調波は応答器(1)〜(5)
各検波回路34によって検波され、起動信号受信回路3
8とデータ信号受信回路44とに入力される。これによ
って起動信号受信回路38は、スイッチ回路40をオン
し、データ信号受信回路44、信号処理回路46、記憶
回路48及び送信回路50に電源を供給する。この電源
の供給によって応答器(1)〜(5)の各信号処理回路
46は図7に示すメインルーチンを実行する。各応答器
(1)〜(5)のメインルーチンは同一であるので、以
下では1つの応答器のメインルーチンについて説明す
る。ここでは乱数値を時刻データとし、質問器の通信領
域R内で一度に識別できる応答器の最大数を10個とし
た場合を例に説明する。この場合、乱数としては0〜9
の10個の1桁の数字となる。ステップ126において
受信した信号が起動信号であるか否かを判断する。起動
信号であると判断された時には、ステップ128におい
て最初に受信した起動信号であるか否かを判断する。最
初に受信した起動信号の時には、ステップ130におい
て記憶回路48に記憶されている初期化時に質問器から
送信された乱数列である時刻データを表す数字の最上位
の桁の数字を乱数として読み出し、ステップ134にお
いてこの乱数を利用して遅延時間を演算する。すなわ
ち、初期化時の時刻データの数字が、例えば24時間表
示で15時46分38秒ならば1−5−4−6−3−8
の数字の最上位桁の数字1を乱数として読み出し、最上
位の桁の数字1を利用して以下の式に従って起動時の遅
延時間T1 を演算する。 T1 =1×(t0 +α)・・・(1) ただし、t0 は返送時間、すなわち後述する起動応答信
号のパルス幅であり、αは定数である。
【0026】次のステップ136では、記憶回路48に
記憶されている応答器30を特定するIDコード(図1
1に示した例ではABC1239)を読み出し、ステッ
プ138において起動信号の終了時点、すなわち起動信
号の立ち下がりから遅延時間T1 が経過したか否かを判
断し、遅延時間T1 経過した時にステップ140におい
てIDコードを含む起動応答信号を送信回路50に入力
することにより、送受信アンテナ52に受信された無変
調の搬送波を起動応答信号で変調することにより搬送波
を送信する。図12はこの起動応答信号の例を示すもの
であり、この起動応答信号は、同期コード、スタートコ
ードSTX、IDコード、チェックコード及びエンドコ
ードETXを順に配列させて全長が返送時間t0 になる
ように構成されている。これにより、起動信号が受信さ
れると図10に示すタイミングで起動応答信号が送信さ
れる。なお、図10では応答器(1)が最初に起動応答
信号を送信する例を示した。
【0027】質問器10は、送受信アンテナ26によっ
て応答器30からの起動応答信号による変調波を受信
し、送受信回路24を介して起動応答信号を信号処理回
路12に取り込む。この起動応答信号が信号処理回路1
2に入力されることによって図6に示す割込みルーチン
が起動され、ステップ120において起動応答信号に含
まれているIDコードが既に記憶手段36に記憶されて
いるか否かを判断する。受信したIDコードが記憶され
ている場合には記憶することなくそのまま図5のメイン
ルーチンへリターンし、受信されたIDコードが記憶さ
れていないときにはステップ122において記憶手段3
6の記憶エリアに受信した順にIDコードを記憶する。
なお、記憶手段36には、図10に示す時間t2の間に
受信したIDコードの全てが記憶される。上記の例では
通信領域R内に応答器(1)〜(5)が存在しているた
め、時間t2の間に応答器(1)〜(5)からの起動応
答信号の全てが受信されれば、応答器(1)〜(5)の
IDコードの全てが受信した順に記憶されることにな
る。図9は、記憶手段36の記憶状態を示したものであ
り、応答器(1)、応答器(4)・・・応答器(2)の
順に起動応答信号を受信し、この順にIDコードを記憶
した状態を示している。したがって、最初に受信した応
答器(1)のIDコードの最初の桁は先頭アドレスAs
に記憶され、最後に受信した応答器(2)のIDコード
の末尾の桁は末尾アドレスAeに記憶されることにな
る。
【0028】起動信号を送信した後図5のステップ10
0で送信タイミングであると判断されるとステップ10
2においてIDコードが記憶されているか否かが判断さ
れ、IDコードが記憶されているとステップ108にお
いて先頭アドレスAs側からIDコードを読み出し、ス
テップ110において読み出したIDコードの次に記憶
されているIDコードの最初の桁が先頭アドレスAsに
位置しかつ読み出したIDコードの末尾の桁が末尾アド
レスAeに位置するように、記憶されているIDコード
をシフトする。次のステップ112では、クロック発生
回路16へ制御信号を出力してクロック発生回路16の
出力クロックを所定の高い周波数に設定し、読み出した
IDコードを含むデータ要求信号を送信回路14に出力
する。データ要求信号は、高い周波数のクロック出力に
同期した図4に示すパルス状のデータ要求信号としてミ
キサー18に入力され、送信アンテナ22から搬送波発
生回路20からの搬送波をデータ要求信号で変調した電
波として送信される。
【0029】次のステップ106では上記と同様にして
送受信アンテナ26から無変調の搬送波を送信し、ステ
ップ114において記憶手段36に記憶した時点から所
定時間経過しているIDコードの消去処理を行ってステ
ップ100へ戻る。
【0030】ステップ112の処理により送信アンテナ
22から送信された搬送波をデータ要求信号で変調した
電波は応答器30の受信アンテナ32で受信され検波回
路34で検波されデータ信号受信回路44に入力され
る。データ信号受信回路44は、検波回路34からのデ
ータ要求信号を信号処理回路46に入力し、信号処理回
路46は図7のステップ126において起動信号か否か
を判断する。この場合データ要求信号であるためステッ
プ126からステップ142へ進み、受信したデータ要
求信号に含まれているIDコードが記憶回路48に記憶
されているIDコードと一致するか否かを判断すると共
に、IDコードが一致したときにどのようなデータ要求
信号であるかを判断し、データ要求に応じた処理を実行
する。すなわち、データ要求が書き込む要求であるとき
には、データ部分を記憶回路48へ記憶し、読み出しデ
ータである場合には記憶回路48の所定アドレスより必
要なデータを読み出して送信回路50及び送受信アンテ
ナ52を介してデータ信号を送信する。次のステップ1
44では、誤り検出符号等を用いて通信が正常に行われ
たか否かを判断する。通信が正常に行われた場合にはス
テップ144において一定時間通信を停止させることに
より、質問器からの起動信号を受信しても一定時間は起
動応答信号を返送しないようにする。このように正常に
通信が行われた後一定時間は起動応答信号を返送しない
ようにしているため、質問器の通信領域内に多数の応答
器が存在する場合においても、多数の起動応答信号が返
送されることによる起動応答信号同士の衝突の確率を低
減することができる。
【0031】上記のステップ102でIDコードが記憶
されていると判断された時にステップ112においてデ
ータ要求信号が送信回路14に出力されるため、記憶回
路36に記憶されたIDコードの全ての送信が終了さ
れ、ステップ100で送信タイミングと判断されたとき
に、上記で説明したように起動信号で変調された変調波
と無変調の搬送波とが再度送信される。
【0032】一方、起動応答信号が他の応答器の起動応
答信号と衝突した場合、質問器10は衝突の発生したタ
イミングで送信されてくる応答器からの起動応答信号を
正しく受信できないため、記憶手段36へは衝突した応
答器のIDコードは記憶されない。したがって、質問箱
からの起動信号に対する応答器の起動応答信号を受信す
るタイミングt2 の間に衝突することなく起動応答信号
が受信できた応答器のIDコードのみが受信順に記憶手
段36に記憶される。記憶手段36に記憶された全ての
IDコードの応答器との通信が終了し全てのIDコード
の消去を行った後、ステップ102においてIDコード
が記憶されていないと判断され、ステップ104におい
て上記と同様にして再度起動信号が送信される。この起
動信号は応答器30の受信アンテナ32で受信されて検
波回路34、データ信号受信回路44を経て信号処理回
路46に入力されるが、応答器30は既に起動応答信号
を返送したにも拘らず再度起動信号を受信したため、ス
テップ128において最初の起動信号の受信でないと判
断し、ステップ132において記憶回路48の記憶領域
E1に記憶されている乱数列(ここでは初期化時の時刻
データの各数字を乱数として用いた例で示している)の
最上位から第2位の桁の数字を乱数として読み出し、ス
テップ134においてこの乱数を利用して遅延時間を演
算する。すなわち、初期化時の時刻データの数字が、上
記のように24時間表示で15時46分38秒ならば1
−5−4−6−3−8の数字の最上位から第2位の桁の
数字5を乱数として読み出し、以下の(2)式に従って
起動時の遅延時間T2 を演算する。 T2 =5×(t0 +α)・・・(2) なお、3回目以降の遅延時間T3 〜T6 は下記のように
なる。 T3 =4×(t0 +α) T4 =6×(t0 +α) T5 =3×(t0 +α) T6 =8×(t0 +α)・・・(3) なお、遅延時間T3 〜T6 における4、6、3、8は、
上記の数字の最上位から第3位、第4位、第5位、最下
位の桁の数字を各々示している。また、この時の遅延時
間T2 〜T6 は図10に示すように起動信号の終了時
点、すなわち立ち下がりを基準とした時間である。ここ
では乱数の読み出しを乱数列の記憶領域E1の最上位か
ら行ったがこれに何等縛られるものではなく、最下位或
いはその応答器に固有の桁から順に読み出してもかまわ
ない。
【0033】以上説明したように本実施例によれば、乱
数を用いて起動応答信号を返送タイミングをランダムに
変化させると共に応答器からのIDコードを受信した順
に記憶しかつ記憶したIDコードを持つ応答器すべてと
通信を行った後に再度質問器から起動信号を送信するよ
うに構成し、かつ応答器は正常に通信が行われた後一定
時間起動応答信号の送信を中止しているため、質問器の
通信領域内に不特定・複数の応答器が存在していても全
ての応答器が識別され、通信が衝突する確率を減少させ
て正しくデータ通信を行うことができる。
【0034】また、交通分野における自動課金システム
に本実施例を適用する場合には、1つの質問器の通信領
域内に同時に存在する応答器の数はせいぜい数個程度で
ある。従って、数個の応答器が識別でき通信できればよ
い。このため、一回の起動信号送信で識別できる応答器
のの最大個数を10個とし、0〜9までの10種類の数
字を各乱数とした6つの乱数で構成される初期化時刻と
いう個々の応答器で異なる簡便な値を乱数列として用い
ても、6回以上連続して起動応答信号が衝突する確率は
10-5 から10-6程度以下にすることができる。さら
に、初期化時刻はそれぞれの応答器で値が異なるため、
予め意識して個々の応答器に異なるコードを与える必要
はない。
【0035】ここで、記憶領域E1 に記憶される乱数列
は、応答器の使用に先立つ初期化時に質問器から送信さ
れたものであるが、その生成方法について説明する。各
々の乱数は、応答器を初期化し、それに対するIDコー
ドや乱数列を書き込む命令を送信するときに質問器10
内の乱数生成回路60により生成される。乱数生成回路
では、質問器の通信領域R内に同時の存在する可能性が
ある応答器の最大個数−1を最大値とする値を表現でき
る桁数を最小単位とし、それを複数個並べたものとする
(例えば、通信領域Rに最大12個の応答器が1度に存
在する可能性があれば、12−1=11の11を最大と
する00〜11の12個の数字で構成される2桁の乱数
を複数個、例えば6個ならば12桁の数字列を乱数列と
する。この時生成される2桁の乱数は00〜99までの
数字とし、その数字のmod12をとることで乱数の最
大値を11としてもよい)。乱数生成回路60として
は、例えば、その乱数値として図11に示すような各々
2桁の時、分、秒データを生成するものであってもよい
し、一般に乱数生成に用いられる疑似乱数生成回路であ
ってもよい。また、一度に識別したい応答器の最大個数
を最大値とするために質問器10内でmod操作を行っ
たが、応答器30内で行ってもよい。
【0036】また、起動信号に続く質問器10からの無
変調波の送信時間、すなわち質問器10の通信領域R内
に応答器30が存在しないときの起動信号の送信周期
は、1回の起動信号で最大N個の応答器の識別をしたい
きには、一つの応答器の起動応答信号の送信時間が図1
2に示すようにt0 とすると、図10に示すように、少
なくともN個の起動応答信号が受信できる時間t0 ×N
よりも長くした時間t2だけ接続される。
【0037】なお、上記実施例において送信回路14と
クロック発生回路16との機能の全部または一部を信号
処理回路12のソフトウエアで処理してもよく、また応
答器30の記憶回路48としてRAMを使用する場合に
は、電池42からRAMに常時電源を供給しておく。ま
た、初期化時刻の最上位桁の数字から順に乱数として用
いたが、最下位桁の数字から順に乱数として用いてもよ
く、ランダムに選択して乱数として用いてもよい。さら
に、初期化時刻から乱数を求めたが、乱数発生器を用い
てもよい。さらに、受信したIDコードを先頭アドレス
から末尾アドレスにかけて順に記憶する例について説明
したがランダムに記憶してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、送
信タイミングをランダムに変化させて起動応答信号を返
送すると共に、受信した起動応答信号に含まれる識別符
号を所定順序で記憶し、正常に通信が終了したときに通
信を所定時間停止しているため、質問器の通信領域内に
不特定・複数の応答器が存在していても、これらを全て
正しく認識してデータ伝送すると共に、応答器より少な
い数の質問器で乱数を生成しているので、より簡易な構
成で応答器の起動応答信号が衝突する確率を低減させて
通信を行うことができる、という効果が得られます。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の実施例を示す質問器と応答器と
のブロック図である。
【図2】図2は図1の起動信号受信回路とデータ信号受
信回路とを示すブロック図である。
【図3】図3は増幅回路入力周波数と周波数帯域及び利
得との関係を示す線図である。
【図4】図4は起動信号とデータ要求信号との波形を示
す線図である。
【図5】図5は質問器の信号処理回路のメインルーチン
を示す流れ図である。
【図6】図6は質問器の信号処理回路の起動応答信号受
信時に割り込まれる割込みルーチンを示す流れ図であ
る。
【図7】図7は応答器の信号処理回路のメインルーチン
を示す流れ図である。
【図8】図8は質問器と質問器の通信領域内に存在する
複数の応答器との関係を示す線図である。
【図9】図9は質問器の記憶回路のIDコード記憶状態
を示す線図である。
【図10】図10は質問器から送信される起動信号と応
答器から送信される起動応答信号とのタイミングを示す
波形図である。
【図11】図11は応答器の記憶回路に記憶されている
データの状態を示す線図である。
【図12】図12は起動応答信号を示す説明図である。
【符号の説明】
10 質問器 12 信号処理回路 14 送信回路 16 クロック発生回路 18 ミキサー 20 搬送波発生回路 22 送信アンテナ 24 送受信回路 26 送受信アンテナ 30 応答器 32 受信アンテナ 34 検波回路 36 記憶回路 38 起動信号受信回路 40 スイッチ回路 42 電池 44 データ信号受信回路 46 信号処理回路 48 記憶回路 50 送信回路 52 送受信アンテナ 60 乱数生成回路 E1 乱数記憶領域 E2 IDコード記憶領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI H04B 7/26 H04B 7/26 R (72)発明者 石川 爽一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (72)発明者 奥田 武彦 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−232488(JP,A) 特開 平2−260926(JP,A) 特開 平3−128534(JP,A) 特開 昭61−29780(JP,A) 特開 昭61−165676(JP,A) 特開 昭62−21086(JP,A) 特開 平3−276083(JP,A) 特開 平1−314986(JP,A) 実開 平4−18382(JP,U) 実開 昭63−174082(JP,U) 実開 平2−36279(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01S 13/74 - 13/84 B65G 1/137 G07C 11/00 G08G 1/017 H04B 7/26

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信した起動応答信号に含まれる識別符
    号を所定順序で記憶する記憶手段、起動信号及び記憶手
    段に記憶した識別符号を送信する送信手段、及び応答器
    の起動応答信号を遅延させる基準データとなる乱数を生
    成する乱数生成手段を備え、生成した乱数を応答器に送
    信する質問器と、起動信号 を受信したときに送信された乱数に基づいて
    送タイミングをランダムに変化させて識別符号を含む起
    動応答信号を返送する送信手段、及び通信が正常に行わ
    れたときに一定時間起動応答信号の返送を中止する返送
    中止手段を備えた複数の応答器と、を含む移動体識別装
    置。
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