JP4826798B2 - 映像符号化システム、方法及びプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、映像符号化システムに関し、特にカメラデバイスからの映像を入力とする符号化システムに関する。
パーソナルコンピュータ(PC)や携帯情報端末(PDA)、携帯電話機等の端末技術と、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や無線LAN(Local Area Network)、第3世代携帯電話網といったネットワーク技術の進歩により、映像音声等のストリーミングメディアを組み合わせたコミュニケーション手段が広く普及している。
映像符号化システムの一例が特許文献1に記載されている。この映像符号化システムでは、ビデオカメラから取得した映像信号をエンコーダで圧縮し、パケット化した後に、UDP(User Datagram Protocol)を用いて再生側端末に向けて送出する処理が行われる。
この種の映像符号化システムは、カメラ装置、映像符号化装置、パケット化装置および送信装置から構成される。以下に、その動作を簡単に説明する。
まず、カメラ装置の設定を行う。カメラ装置は、例えばデジタルビデオカメラやビデオキャプチャカードであり、画像サイズ、画像形式、フレームレートなどの設定が行われる。
カメラ装置の設定を行った後、映像のキャプチャを開始する。キャプチャ開始が指示されると、カメラ装置は、定期的に撮像を行って映像フレームのデジタル化処理を実施する。カメラ装置は、設定されたフレームレートで映像信号を出力する。カメラ装置から出力された映像信号は、映像符号化装置に供給される。
映像符号化装置は、画質やビットレート等の設定が予め行われており、カメラ装置から供給された映像信号に対して圧縮符号化の処理を実行する。圧縮符号化された映像信号は、ビットストリームとして映像符号化装置から出力される。映像符号化装置から出力されたビットストリームは、パケット化装置に供給される。
パケット化装置は、映像符号化装置から供給されたビットストリームを伝送メディアに適したサイズに分割してパケット化する。パケット化されたビデオデータは、送信装置に供給される。送信装置は、パケット化装置から供給されたビデオデータを、ネットワークを介して再生側端末に向けて送出する。
特開2005-277950号公報(第38頁、図5)
カメラ装置には様々な機種があり、出力可能なフレームレートには差異がある。また、PCを用いて映像符号化システムを構築する場合には、Windows OSのデバイスドライバアーキテクチャであるWDM(Windows Driver Model)やDirectShow等の汎用的なデバイス制御手段が提供されているため、USBバス接続のWebカメラなどの安価なカメラ装置が用いられることが多い。しかし、Webカメラの種類によっては、数種類のフレームレートにしか対応していないものも存在する。
また、カメラ装置によっては、ファームウェアやデバイスドライバなどの映像取得処理を行うソフトウェアでフレームレートの管理をしていないものがある。そのようなカメラ装置では、出力フレームレートを設定しても、指定通りのフレームレートで映像が出力されない場合もある。
カメラ装置が希望のフレームレートに対応していない場合や、カメラ装置が設定と異なるフレームレートで映像信号を出力した場合には、カメラ装置が出力する映像信号のフレームレートが、映像符号化装置が要求するフレームレートと異なる、といった状態が発生する。映像符号化装置では、一般に、単位時間当たりの出力符号量を制御する機構があり、その制御のために映像の入力時間情報を要求する。このため、符号化の設定と異なるフレームレートで映像信号が入力された場合は、符号化処理の動作に支障を来たし、伝送路の容量を超えた過大なビットストリームが出力され、パケットロスによる画質劣化が発生する、といった問題を生じる。
また、カメラ装置から指定通りのフレームレートで映像信号が出力されず、入力映像信号のフレームレートに異常が発生した場合に、そのことをユーザやアプリケーションプログラムに通知するようになっていないため、ユーザは、フレームレートの異常の発生を把握することができない、という問題もある。これは、映像符号化システム及びカメラ操作フレームワークが正常なカメラをターゲットとしているために、フレームレートの監視機能と通知機能を持っていないことによる。
本発明の目的は、上記問題を解決し、入力映像データのフレームレートを映像符号化に適したフレームレートに変換することのできる映像符号化システムを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、入力映像データのフレームレートの異常をユーザに通知することのできる映像符号化システムを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の映像符号化システムは、
入力映像データのフレームレートを指定されたフレームレートに変換するフレームレート調整部と、
前記フレームレート調整部で前記指定されたフレームレートへの変換が施された映像データを符号化する映像符号化部と、を有し、
前記フレームレート調整部は、前記入力映像データがフレーム単位に格納されるフレームバッファを備え、前記入力映像データのフレームレートによって決まるタイミングとは独立した、前記指定されたフレームレートによって決まるタイミングで、前記フレームバッファに格納された映像データを読み出す、ことを特徴とする。
上記の構成によれば、フレームレート調整部において、フレームバッファにおける映像データの書き込みおよび読み出しがそれぞれ独立したタイミングで実行されるので、例えば、入力映像データのフレームレートが指定フレームレートより低い場合は、フレームの複製が行われ、反対に、入力映像データのフレームレートが指定フレームレートより高い場合は、フレームの破棄が行われる。これにより、入力映像データのフレームレートが指定フレームレートに変換される。このように、映像符号化部が要求するフレームレート(指定フレームレート)とは異なるフレームレートでカメラ装置から映像データが入力された場合は、フレームレート調整部が、入力映像データのフレームレートを指定フレームレートに変換するので、映像符号化部には、常に、指定フレームレートで映像データが供給される。よって、映像符号化部の設定パラメータの変更は必要なく、また、符号化処理が停止する、といった不具合も生じない。
上記映像符号化システムにおいて、
前記フレームバッファは、
1フレーム分の映像データが格納される映像データ領域と、
前記映像データ領域に格納された映像データのフレーム番号が格納されるフレーム番号領域と、を有し、
前記フレームレート調整部は、
前記入力映像データが当該フレームレート調整部に供給される度にカウント値が1つインクリメントされる入力フレームカウンタと、
前記入力映像データを、該映像データのフレームレートによって決まるタイミングで前記映像データ領域に書き込むとともに、該映像データのフレーム番号として前記入力フレームカウンタのカウント値を前記フレーム番号領域に書き込む映像入力部と、
前記指定されたフレームレートによって決まるタイミングで、前記映像データ領域に書き込まれた映像データおよび前記フレーム番号領域に書き込まれたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出すデータ取得部と、
前記データ取得部が前記映像データ領域に格納された映像データおよび前記フレーム番号領域に格納されたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出すと、該読み出したフレーム番号を、次回の前記データ取得部による読み出しが行われるまで保持する出力フレームカウンタと、
前記データ取得部が読み出した映像データについて、前記データ取得部が今回読み出した当該映像データのフレーム番号と、前記出力フレームカウンタに保持されている、前記データ取得部が前回読み出した映像データのフレーム番号との差に基づいて、フレームの破棄または複製が実施されたか否かを判定するフレーム破棄複製判定部と、
前記フレーム破棄複製判定部で前記フレームの破棄または複製が施された後のデータであると判断された場合に、その旨を示すイベント情報を外部に通知するイベント通知部と、をさらに有していてもよい。
上記の場合、前記映像入力部が前記フレームバッファ上の映像データを更新する前に、前記データ取得部が再度映像データを取得した場合は、前記フレーム破棄複製判定部は、前記フレームの複製が施されたと判定し、前記データ取得部が前記フレームバッファから映像データを取得する前に、前記映像入力部が前記フレームバッファ上の映像データを更新した場合は、前記フレーム破棄複製判定部は、前記フレームの破棄が施されたと判定してもよい。
上記の構成によれば、映像符号化部が要求するフレームレート(指定フレームレート)とは異なるフレームレートでカメラ装置から映像データが入力され、フレームレート調整部にて、フレームの破棄または複製が行なわれると、フレーム破棄複製判定部にて、そのフレームの破棄または複製の実行が検知され、イベント通知部が、そのことを示すイベント情報を外部に通知する。このイベント情報の通知により、ユーザは、入力映像データのフレームレートの異常を把握することが可能である。
本発明によれば、入力映像データのフレームレートに関わらず、指定フレームレートで映像データを映像符号化部に供給することができる。よって、映像符号化部における符号化処理の動作に支障を来たすことがなく、伝送路の容量を超えた過大なビットストリームの出力やパケットロスによる画質劣化を抑制することができる。
また、カメラ装置側のフレームレートが指定フレームレートと異なる場合や、カメラ装置が指定通りのフレームレートで映像データを出力しなかった場合は、フレームの破棄または複製が行われたことを示すイベント情報が通知されるので、ユーザは、その通知されたイベント情報に基づいて、フレームレートの異常を把握することができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
本発明は、フレームレート調整処理において、フレームバッファにおける映像データの書き込み及び読み出しのタイミングを独立させることで、フレームの破棄や複製を実現し、それにより入力映像データのフレームレートを指定フレームレートに変換する点、フレームの破棄や複製の実施を検知して外部に通知する点を特徴とする。以下、実施例にて詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例である映像符号化システムの主要部を示すブロック図である。
図1を参照すると、映像符号化システム100は、カメラデバイスを接続したコンピュータシステム上で動作する映像符号化システムであって、その主要部は、映像取得部101、フレームレート調整部102、映像符号化部103、パケット化部104、送信部105から構成される。コンピュータシステムは、プログラムやデータなどを蓄積する記憶装置、キーボードやマウスなどの入力装置、CRTやLCDなどの表示装置、外部との通信を行うモデムなどの通信装置、プリンタなどの出力装置および入力装置からの入力を受け付けて通信装置、出力装置、表示装置の動作を制御する制御装置から構成されている。ユーザは、入力装置を通じて、映像符号化システムを起動させたり、映像符号化システムを動作させるのに必要な指示や設定を行ったりする。
映像取得部101は、カメラデバイスからの映像データ(動画像)の取得を行う機能ブロックである。映像取得部101は、映像データをカメラデバイスから取得してフレーム単位で出力する機能を備えている。映像フレームのフォーマットは、通常、YUVビットマップ形式であるが、これに代えてRGBビットマップ形式を用いても良い。YUVビットマップ形式は、輝度信号(Y)と、輝度信号と赤色成分の差(U)、輝度信号と青色成分の差(V)の3つの情報で色を表す形式である。
また、カメラデバイスとしては、USBやIEEE1394などの外部バスに接続されたデジタルカメラデバイスやNTSC形式のアナログビデオカメラ等が利用可能である。アナログビデオカメラを使用する場合は、同軸ケーブル等の映像伝送ケーブルでビデオキャプチャカードに接続する必要がある。
映像取得開始が指示された場合、映像取得部101は、事前に指定された映像サイズ(縦ピクセル数、横ピクセル数)、映像フォーマット、フレームレートに従い、自律的に動画像の取得を開始する。映像取得部101が出力した映像データは、フレームレート調整部102に渡される。
フレームレート調整部102は、映像取得部101から入力される映像データのフレームレートを監視し、そのフレームレートと指定されたフレームレートの差異を検出して調整する機能ブロックである。フレームレート調整部102でフレームレート調整が施された映像データは、映像符号化部103に渡される。
映像符号化部103は、フレームレート調整部102から入力されたフレームレート調整後の映像データに対して、圧縮符号化を実施してビットストリームに変換する機能ブロックである。圧縮符号化方式としては、MPEG−4やH.264等の動画像を圧縮するためのフレーム内、フレーム間符号化方式を利用することができる。
映像符号化部103へ設定するパラメータは、入力映像のフレームレートとビットレートである。映像符号化部103は、出力ビットストリームを指定ビットレート以下に抑えるための、量子化スケール制御を実施して、入力映像データの符号化処理を実施する。符号化方式としては、MotionJPEGなどのフレーム内符号化のみ行う静止画用圧縮技術を応用した方式を用いることができる。映像符号化部103の出力ビットストリームは、パケット化部104に渡される。
パケット化部104は、映像符号化部103から出力されたビットストリームを伝送メディアごとに最適なサイズに分割し、ヘッダを付加する機能ブロックである。映像配信におけるパケット化処理では、通常、IETF RFC3550で規定された、RTP(RealTime Transport Protocol)が用いられる。RTPは、ヘッダにペイロードの種類、シーケンス番号、送信者識別子、時刻情報と言ったリアルタイムストリーミングに必要な情報を付加することが可能である。より詳細なパケット分割方式及びヘッダの定義は、映像符号化形式ごとに規格化されている。MPEG−4形式の映像を伝送する場合、IETF RFC3640によるRTPパケット分割方法を、H.264形式ではIETF RFC3984を、MotionJPEG形式ではIETF RFC2435をそれぞれ用いることができる。パケット化部104でRTPパケットに分割された映像ストリームは、送信部105に渡される。
送信部105は、パケット化部104からのRTPパケットに分割された映像ストリームをIPネットワーク経由で映像復号システムに伝送する機能ブロックである。RTPパケットは、UDP/IPプロトコルとソケットを用いて伝送される。
次に、フレームレート調整部102の詳細な内部構成について説明する。
図2は、フレームレート調整部102の具体的な構成を示すブロック図である。図2を参照すると、フレームレート調整部102は、映像入力部201、入力フレームカウンタ202、フレームバッファ203、データ取得部204、タイマ205、出力フレームカウンタ206、フレーム破棄複製判定部207、イベント通知部208、映像出力部209から構成される。
ユーザは、映像符号化システム100に対する配信開始指示の前に、映像取得部101に映像の縦横のピクセル数、映像フォーマット、フレームレートを指定する。映像取得部101に対して設定したフレームレート設定は、フレームレート調整部102と映像符号化部103にも適用される。この設定値に基づいて、フレームレート調整部102では、フレームバッファ203における書き込みや読み出しのタイミングやタイマ205のインターバルが設定される。
映像入力部201は、映像取得部101の映像データの出力タイミング(これは、カメラデバイスから入力される映像データのフレームレートによって決まる)で呼び出される。映像入力部201は、映像取得部101から受け取った映像データを入力フレームカウンタ202から取得したフレーム番号と共にフレームバッファ203に書き込む処理を行う。
入力フレームカウンタ202は、フレームレート調整部102内に入力された映像データのフレームの数をカウントするものであって、映像データが入力される度にカウント値が1つインクリメントされる。入力フレームカウンタ202は、そのカウント値Lがフレーム番号として保持される。カウント値Lの初期値は1とし、映像入力部201から要求されたときに内部で保持しているカウンタ値Lを映像入力部201に渡す。
フレームバッファ203は、1映像フレームを保存する領域である映像データ領域と、入力フレーム番号を保存する領域とを持つメモリである。図3に、フレームバッファ203のメモリ領域を模式的に示す。この例では、フレームバッファ203は、フレーム番号領域501、映像データ領域502および同期フラグ503からなるメモリ領域を有する。
映像入力部201は、フレーム単位に入力された映像データを映像データ領域502に、フレーム番号をフレーム番号領域501に上書きする。フレームバッファ203は、上書きされるまでは、同じデータを保持する。同期フラグ503は、フレーム番号領域501と映像データ領域502へのアクセスを排他制御するためのものである。映像入力部201が、フレームバッファ203を操作する際に、同期フラグ503を有効化することで、データ取得部204のフレームバッファ203に対する操作を待機させることが可能になる。反対に、データ取得部204が、フレームバッファ203を操作する際に、同期フラグ503を有効化することで、映像入力部201のフレームバッファ203に対する操作を待機させることが可能になる。
データ取得部204は、映像データ領域502から映像データを、フレーム番号領域501からフレーム番号をコピーして取り出す処理を行う。データ取得部204によるデータ取得は、タイマ205によって定期的に指示され、フレームバッファ203への書き込みタイミング(映像入力タイミング)とは独立したタイミングで実施される。データ取得部204は、フレームバッファ203からの映像データの読み出し処理を行う前に、バッファの排他制御を実施するため、同期フラグ503を有効にしてロックをかける。その後、データ取得部204は、フレーム番号領域501および映像データ領域502からフレーム番号および映像データを取得する。フレーム番号および映像データの取得が完了した後、データ取得部204は、同期フラグ503を無効にしてロックを解除する。
フレームレート調整部102をソフトウェアとして実装する場合は、データ取得部204を映像取得部101とは別のプロセスやスレッドとして動作させ、同期フラグ503をミューテックスやセマフォといった同期オブジェクトとして実現する。
タイマ205は、データ取得部204におけるデータ取得処理を実施するタイミングを決定するインターバルタイマである。タイマ間隔は、ユーザにより指定されるフレームレートにより決定される。
出力フレームカウンタ206は、データ取得部204がフレームバッファ203から取得した映像データのフレーム番号を、データ取得部204による次回の読み出しまで保持する。
フレーム破棄複製判定部207は、データ取得部204が取得した映像データについて、データ取得部204が取得したフレーム番号Mと出力フレームカウンタ206が保持するフレーム番号(データ取得部204が前回取得したフレーム番号)の差を計算し、その差に基づいてフレームの破棄、複製が実施されたかを判別する処理を行う。前回取り出したフレーム番号と今回取得したフレーム番号の差が1である場合、フレーム破棄複製判定部207は、フレームが正常に取得されていると判定する。前回取り出したフレーム番号と今回取得したフレーム番号の差が1でない場合は、フレーム破棄複製判定部207は、フレームの破棄または複製が実施されていると判定する。具体的には、前回取り出したフレーム番号と今回取得したフレーム番号の差が0の場合は、フレームの複製が実施されたと判定する。前回取り出したフレーム番号と今回取得したフレーム番号の差が2以上である場合は、フレームの破棄が実施されたと判定する。
イベント通知部208は、フレーム破棄複製判定部207でフレームの破棄または複製の実施がなされたことが検知された場合に、ユーザにその旨を通知する処理を実施する。イベント通知の手段として、メッセージ送出、パケットの送出、コールバック関数呼び出し等を用い、ユーザに対してエラーメッセージの表示もしくは警告音を再生する。
映像出力部209は、データ取得部204から供給される映像データを映像符号化部103に供給する。
次に、映像符号化システムの動作について説明する。
(映像フレーム入力処理)
図4は、フレームレート調整部102にて行われる映像フレーム入力処理を示すフローチャートである。以下、図1、図2および図4を参照して映像フレーム入力処理を具体的に説明する。
まず、配信開始指示によって入力フレームカウンタ202のカウント値Lが1に初期化される(ステップS301)。その後、映像入力部201は、映像取得部101から映像データが入力されるまで待機する(ステップS302)。
映像データが映像入力部201に供給されると、映像入力部201は、データ取得部204によってフレームバッファ203の同期フラグ503が有効化されていないかを調べる(ステップS303)。同期フラグ503が有効化されている場合は、フレームバッファ203がデータ取得部204によってロックされているため、映像入力部201は、同期フラグ503が無効化されるまで待機する。
フレームバッファ203の同期フラグ503が無効化されたことを確認した後、映像入力部201は、映像入力処理に伴うフレームバッファ203に対するアクセスに先立ち、フレームバッファ203をロックするため、同期フラグ503を有効化する(ステップS304)。これにより、フレームバッファ203が映像入力部201によってロックされる。
フレームバッファ203をロックした後、映像入力部201は、入力フレームカウンタ202から取得したカウンタ値Lをフレームバッファ203のフレーム番号領域に上書きするとともに、供給された映像データをフレームバッファ203の映像データ領域に上書する(ステップS305、S306)。
続いて、映像入力部201は、映像入力処理のためロックしていたフレームバッファ203の同期フラグ503を無効化する(ステップS307)。これにより、フレームバッファ203はアンロックの状態となる。
フレームバッファ203をアンロックとした後、映像入力部201は、入力フレームカウンタ202のカウント値Lに1を加算する(ステップS308)。そして、映像入力部201は、配信終了指示がなされたか否かを判断する(ステップS309)。配信終了指示がない場合は、ステップS302に戻り、次回の映像データ入力まで待機する。
(映像フレーム出力処理)
図5は、フレームレート調整部102にて行われる映像フレーム出力処理を示すフローチャートである。以下、図1、図2および図5を参照して映像フレーム出力処理を具体的に説明する。
配信開始指示によって出力フレームカウンタ206のカウント値(フレーム番号N)を0に初期化する(ステップS401)。タイマ205は、ユーザからの要求フレームレートで設定されたインターバルでイベントを発行する。データ取得部204は、タイマ205からイベントが発行されるまで待機する(ステップS402)。
タイマ205からイベントが発行されて待機が解除されると、データ取得部204は、映像入力部201によってフレームバッファ203の同期フラグ503が有効化されていないかを調べる(ステップS403)。同期フラグ503が有効化されている場合は、フレームバッファ203が映像入力部201によってロックされているため、データ取得部204は、同期フラグ503が無効化されるまで待機する。
フレームバッファ203の同期フラグ503が無効化されたことを確認した後、データ取得部204は、映像フレーム出力処理に伴うアクセスに先立ち、フレームバッファ203をロックするため、同期フラグ503を有効化する(ステップ404)。これにより、フレームバッファ203がデータ取得部204によってロックされる。
フレームバッファ203をロックした後、データ取得部204は、フレームバッファ203のフレーム番号領域からフレーム番号を読み出し(ステップS405)、フレームバッファ203の映像データ領域から映像データを読み出す(ステップS406)。以下の説明において、このフレーム番号領域から読み出したフレーム番号をフレーム番号Mとする。
続いて、データ取得部204は、映像フレーム出力処理のためロックしていたフレームバッファ203をアンロックするため、同期フラグ503を無効化する(ステップS407)。
フレームバッファ203をアンロックした後、データ取得部204は、フレームバッファ203からの映像データの取得が初回の映像取得であるか否かを判断する(ステップS408)。初回の映像取得である場合は、データ取得部204は、出力フレームカウンタ206のカウント値(フレーム番号N)にM−1を代入する(ステップS409)。その後、ステップS410に移行する。初回の映像取得でない場合は、ステップS409の処理は行わずに、ステップS410に移行する。
ステップS410で、フレーム破棄複製判定部207は、データ取得部204で取得したフレーム番号M(今回取得したフレーム番号)と出力フレームカウンタ206に保持されているフレーム番号N(前回取得したフレーム番号または初回時のフレーム番号)の差Xを計算する(ステップS410)。
フレーム番号差Xが0である場合は、フレーム破棄複製判定部207は、フレームバッファ203に格納された映像データが複製された(フレーム複製が実施された)、と判断する(ステップS411、S412)。フレーム複製とは、映像入力部201がフレームバッファ203上の映像データを更新する前に、データ取得部204が再度映像データを取得することを意味する。これにより、フレーム入出力のタイミング差を1回のフレーム複製で調整したことになる。ユーザが指定したフレームレートに比べ、映像取得部101が出力するフレームレートが小さい場合にこのフレーム複製が実行される。
フレーム番号差Xが2以上になった場合は、フレーム破棄複製判定部207は、フレームバッファ203に格納された映像データが破棄された(フレーム破棄が実施された)、と判断する(ステップS411、S413)。フレーム破棄とは、データ取得部204がフレームバッファ203から映像データを取得する前に、映像入力部201がフレームバッファ203上の映像データを更新することを意味する。これにより、フレーム入出力のタイミング差をフレーム破棄を行うことで調整したことになる。ユーザが指定したフレームレートに比べ、映像取得部101が出力するフレームレートが大きい場合に、このフレーム破棄が実行される。なお、破棄されたフレーム数は、X−1で求めることができる。この破棄フレーム数はイベント通知によってユーザに通知することができる。
フレーム番号差Xが1である場合は、フレーム破棄複製判定部207は、フレームバッファ203に格納された映像データが破棄または複製されることなくそのまま出力された、と判断する(ステップS411、S414)。この状態は、映像取得部101が出力するフレームレートとユーザが要求するフレームレートが同一であった場合に該当する。
ステップS412でフレーム複製がなされたと判断した場合、または、ステップS413でフレーム破棄がなされたと判断した場合は、イベント通知部208が、ユーザに対してその旨を示すイベント通知を行う(ステップS415)。イベント通知の手法としては、アラーム音、メッセージ音の再生、モニタ上へのメッセージの表示などがある。このイベント通知により、ユーザは、要求したフレームレートでカメラが動作せず、破棄や複製を行って映像配信を実施している状態にあることを認識する。
データ取得部204で取得した映像データは、映像出力部209によって映像符号化部103に渡される(ステップS416)。また、データ取得部204は、出力フレームカウンタ206のカウント値(出力フレームフレーム番号N)を取得したフレームの番号Mによって更新する(ステップS417)。
カウント値の更新後、データ取得部204は、配信終了指示がなされたか否かを判断する(ステップS418)。配信終了指示がない場合は、ステップS402に戻り、タイマ205が次回イベントを発生するまで待機する。
本実施例の映像符号化システムによれば、フレームレート調整部102において、フレームバッファ203における映像データの書き込みおよび読み出しがそれぞれ独立したタイミングで実行されるので、例えば、入力映像データのフレームレートが指定フレームレートより低い場合は、フレームの複製が行われ、反対に、入力映像データのフレームレートが指定フレームレートより高い場合は、フレームの破棄が行われる。これにより、入力映像データのフレームレートが指定フレームレートに変換される。このように、映像符号化部103が要求するフレームレート(指定フレームレート)とは異なるフレームレートでカメラデバイスから映像データが入力された場合は、フレームレート調整部102が、入力映像データのフレームレートを指定フレームレートに変換するので、映像符号化部103には、常に、指定フレームレートで映像データが供給される。よって、映像符号化部103の設定パラメータの変更は必要なく、また、符号化処理が停止する、といった不具合も生じない。また、伝送路の容量を超えた過大なビットストリームが出力されて、パケットロスによる画質劣化が発生する、といった不具合の発生も抑制される。
加えて、本実施例の映像符号化システムを利用する上で、カメラデバイスの選択の幅を広げることができる。
さらに、映像符号化部103が要求するフレームレート(指定フレームレート)とは異なるフレームレートでカメラデバイスから映像データが入力され、フレームレート調整部103にて、フレームの破棄または複製が行なわれると、フレーム破棄複製判定部207にて、そのフレームの破棄または複製の実行が検知され、イベント通知部208が、そのことを示すイベント情報を外部に通知する。このイベント情報の通知により、ユーザは、入力映像データのフレームレートの異常を把握することが可能である。
一般的に、MPEG−4やH.264等を用いるシステムでは、フレームレートを含む映像符号化パラメータを切り替える場合に、映像符号化部のリセットが必要になる。このリセット処理により、一時的に映像の配信が停止する。また、映像復号システム側では、配信再開後は、IピクチャやIDRピクチャを受信するまで、映像のデコードが開始できない。このため、通常は、カメラを切り替えた場合に、映像再生が途絶する区間が発生する。ここでは、そのような映像配信停止に伴う問題をも解決することのできる映像符号化システムについて説明する。
図6は、本発明の第2の実施例である映像符号化システムの主要部を示すブロック図である。
図6を参照すると、映像符号化システム600は、カメラデバイスを接続したコンピュータシステム上で動作する映像符号化システムであって、その主要部は、複数の映像取得部601〜603、カメラ選択部604、フレームレート調整部102、映像符号化部103、パケット化部104、送信部105から構成される。この映像符号化システム600は、第1の実施例の映像符号化システム100の機能に加えて、複数の映像取得部から選択的に映像データを取得するカメラ選択機能を備えており、ユーザからの指示により映像取得部を切り替えることが可能である。
映像取得部601は、毎秒3フレームの動画を取得する能力を備える。映像取得部602は、毎秒17フレームの動画を取得する能力を備える。映像取得部603は、毎秒30フレームの動画を取得する能力を備える。なお、映像取得部の個数とフレームレートは、これに限定されるものではなく、適宜に変更することができる。
映像取得部601、602、603はそれぞれ、カメラ選択部604を介してフレームレート調整部102に接続されている。カメラ選択部604は、映像取得部601、602、603のうち、ユーザによって選択された映像取得部から出力された映像フレームをフレームレート調整部102に出力する切り替え機能を有する。カメラ選択部604は、選択されていない映像取得部の映像フレームを破棄する。ユーザは、コンピュータシステムの入力装置を通じて、映像取得部601、602、603のうちから所望の映像取得部を選択することができる。
フレームレート調整部102は、カメラ選択部604から供給される映像フレームに対してフレームレートの調整処理を実施する。ユーザは、映像符号化部103での符号化の対象となる映像データのフレームレートの値を任意に設定することが可能であるが、ここでは、フレームレートの設定値は毎秒15フレームとする。ユーザによって設定されたフレームレート値は、フレームレート調整部102および映像符号化部103に供給される。
フレームレート調整部102によるフレームレート調整処理では、カメラ選択部604から供給される映像フレームと独立したタイミングで、映像フレームの破棄や複製が行われる。このフレームレート調整処理は、基本的には、第1の実施例で説明した映像フレーム入力処理(図4)および映像フレーム出力処理(図5)と同様であるが、映像取得部601が選択されている場合は、映像フレームの複製が行われ、映像取得部602または映像取得部603が選択されている場合は、映像フレームの破棄が行われる。これにより、カメラ選択部604から供給された映像データのフレームレートを、指定されたフレームレート(毎秒15フレーム)に変換することができる。
映像符号化部103は、フレームレート調整部102で指定のフレームレートに変換された映像データを圧縮符号化し、ビットストリームに変換する処理を行う。圧縮符号化方式としては前述のMPEG−4やH.264などを用いる。
映像符号化部103に入力される映像フレームは、カメラ装置の切り替えに関係なく、毎秒15フレームのフレームレートに調整されているため、リセットの必要がない。よって、映像符号化部103は、符号化処理を正常に実施することができる。
パケット化部104は、映像符号化部103から出力されたビットストリームを伝送メディアに応じた最適なサイズに分割する。パケット化処理は、映像符号化形式と伝送メディアの種類によって決まる。MPEG−4形式の映像を伝送する場合は、IETF RFC3640によるRTPパケット分割方法を、H.264形式の映像を伝送する場合は、IETF RFC3984を、それぞれ用いるのが一般的である。
送信部105は、RTPパケットに分割された映像ストリームをIPネットワーク経由で映像復号システムに伝送する機能を持つ。RTPパケットは、UDP/IPプロトコルとソケットインターフェイスを用いて送出される。
本実施例の映像符号化システム600によれば、フレームレート調整部102が、カメラ切り替えに関係なく、指定されたフレームレート(例えば、毎秒15フレーム)で映像を出力するため、映像符号化部103にて、映像符号化パラメータを変更する必要がない。したがって、映像符号化システム600では、カメラ切り替えに関係なく、指定されたフレームレート(毎秒15フレーム)の映像の符号化を継続して行うことができる。その結果、映像復号システムでは、カメラ切り替えが行われた場合でも、遅延なく切り替わった映像を継続して再生することができる。
図7は、本発明の第3の実施例である映像符号化システムの主要部を示すブロック図である。
図7を参照すると、映像符号化システム700は、カメラデバイスを接続したコンピュータシステム上で動作する映像符号化システムであって、その主要部は、映像取得部101、フレームレート調整部701、映像符号化部103、パケット化部104、送信部105から構成される。この映像符号化システム700は、第1の実施例の映像符号化システム100の機能に加えて、フレームレート調整を実施した際のイベント通知を、ユーザに対してだけでなく、映像復号システム側に送出する映像データに合成する機能を備える。
映像取得部101は、動画像の取得を行う機能ブロックであり、映像データをフレーム単位で出力する機能を備えている。使用するカメラデバイスは、デジタルカメラデバイスやアナログビデオカメラビデオキャプチャカードである。映像取得開始が指示された場合、映像取得部101は、事前に指定された映像サイズ(縦ピクセル数、横ピクセル数)、映像フォーマット、フレームレートに従い、自律的に動画像の取得を開始する。映像取得部101が出力した映像データは、フレームレート調整部701に渡される。
フレームレート調整部701は、映像取得部101から入力される映像データのフレームレートを指定されたフレームレートになるように調整するとともに、フレームレート調整時のフレームの破棄または複製を示すイベント通知を映像配信システム700及び映像復号システムを利用するユーザに通知する機能を持つ機能ブロックである。
映像符号化部103は、フレームレート調整部701からフレームレート調整が施された映像データを受け取り、該映像データを圧縮符号化してビットストリームに変換する機能ブロックである。圧縮符号化方式としては、MPEG−4、H.264、MotionJPEG等が利用される。
パケット化部104は、映像符号化部103から出力されたビットストリームを伝送メディアごとに最適なサイズに分割し、ヘッダを付加する機能を持つ。パケット化処理は、映像符号化形式と伝送メディアの種類によって規格化されている。IPネットワークを用いてMPEG−4、H.264、MotionJPEG形式の映像を伝送する場合、それぞれIETF RFC3640、3984、2435形式によるRTPパケット分割方法を用いる。
送信部105は、RTPパケットに分割された映像ストリームをIPネットワーク経由で映像復号システムに伝送する機能を持つ。RTPパケットは、UDP/IPプロトコルとソケットを用いて伝送される。
次に、フレームレート調整部701の詳細な内部構成について説明する。
図8は、フレームレート調整部701の構成を示すブロック図である。図8を参照すると、フレームレート調整部701は、映像入力部201、入力フレームカウンタ202、フレームバッファ203、データ取得部204、タイマ205、出力フレームカウンタ206、フレーム破棄複製判定部207、イベント通知部208、メッセージ画像合成部801、映像出力部209から構成される。
フレームレート調整部701の動作において、映像フレームの破棄や複製が実施したかを判別する処理までは第1の実施例と同じである。以下に、フレームレート調整部701の処理の詳細について、映像フレームの破棄複製判定処理の後の動作を説明する。
フレーム破棄複製判定部207は、データ取得部204がフレームバッファ203のフレーム番号領域501から取得したフレーム番号Mと出力フレームカウンタ206が保持するフレーム番号Nの差を計算し、フレームの破棄、複製が実施されたかを判別する処理を行う。
前回取り出したフレーム番号と今回取得したフレーム番号の差が1である場合は、フレームは正常に取得されていることを示す。両フレーム差が0の場合は、フレームの複製が実施されていることを示す。両フレーム差が2以上である場合は、フレームの破棄が実施されていることを示す。
フレーム破棄複製判定部207でフレームの破棄または複製が発生したと判定された場合は、イベント通知部208は、ユーザにその旨を通知する処理を実施する。また、イベント通知部208は、フレーム破棄複製判定部207での判定結果(正常、破棄、複製)をメッセージ画像合成部801に供給する。イベント通知の手段としては、ネットワークへのパケット送出、コールバック関数呼び出し等によって実現する。ネットワークへのパケット送出により、外部端末に対してイベントを通知することが可能となる。イベント通知を受け取ったシステムは、エラーメッセージの表示もしくは警告音の再生によってユーザにフレームの破棄複製が発生したことを知らせる。
データ取得部204がフレーム番号領域502から取得した映像データは、メッセージ画像合成部801に渡される。同時に、その映像データに関する判定結果(正常、破棄、複製)がイベント通知部208からメッセージ画像合成部801へ通知される。
データ取得部204から供給される映像データが、正常に取得された映像データである場合、メッセージ画像合成部801は、その映像データをそのまま映像出力部209に供給する。データ取得部204から供給される映像データが、破棄または複製が実施された映像データである場合、メッセージ画像合成部801は、その映像データに、破棄または複製が実施されたことを示す情報を付与したメッセージ付き映像データを映像出力部209に供給する。
映像出力部209は、メッセージ画像合成部801から供給される映像データまたはメッセージ付き映像データを映像符号化部103に供給する。
次に、メッセージ画像合成部801の構成を具体的に説明する。
図9は、メッセージ合成部801の構成を示すブロック図である。図9を参照すると、メッセージ画像合成部801は、映像入力部901、映像出力部902、映像フレームバッファ903および画像合成部905から構成される。
映像入力部901の入力には、データ取得部204から出力された映像データが供給される。映像入力部901は、データ取得部204から出力された映像データを画像合成部905に供給する。画像合成部905には、イベント通知部208からのイベント通知904が供給されている。イベント通知904は、データ取得部204が取得した映像データに関する判定結果(正常、破棄、複製)を示す。
映像入力部901から供給される映像データが正常に取得されたものであることを示すイベント通知904が、イベント通知部208から画像合成部905に供給された場合は、画像合成部905は、画像合成処理を行わずに、映像入力部901から供給された映像データをそのまま映像出力部209に出力する。
映像入力部901から供給される映像データが映像フレームの破棄または複製が実施された後の映像データである旨を示すイベント通知904が、イベント通知部208から画像合成部905に供給された場合は、画像合成部905は、フレームバッファ903上で、フレームレート異常を示すイベント図形906を生成するとともに、そのイベント図形906と映像入力部901から供給された映像データを合成する。そして、画像合成部905は、合成した映像データを映像出力部902に供給する。
イベント図形906は、例えば文字列、図形、画像などから構成される。なお、イベント図形906は、あらかじめフレームバッファ903上に保持したり、イベント内容に合わせて逐次生成したりすることができる。また、イベント図形906は、必ずしも入力映像データに合成せず、別のプロトコルで伝送し、映像復号システム側で表示しても良い。
本実施例の映像符号化システム700によれば、フレームレート調整部701によってフレームレート調整が実施された場合に、入力映像に対する画像合成を実施することで、映像符号化システム700を利用するユーザだけでなく、映像復号システムで映像を見るユーザに対してもフレームレート調整の実施を通知することが可能となる。
以上説明した各実施例の映像符号化システムにおいて、各構成(機能ブロック)における動作は、プログラムしたがってコンピュータがそれら機能ブロックに対応する動作を実行することで実現すること可能である。プログラムは、予めコンピュータシステムにインストールされていても、CD−ROMやDVDに代表される記録媒体に格納されて供給されてもよい。また、プログラムは、インターネットに代表されるネットワークを通じて提供されてもよい。
本発明は、映像録画システム、映像監視システム等のカメラデバイスから映像フレームデータを取得して符号化するシステム全般に適用することができる。また、カメラデバイス以外の映像入力手段に対しても、利用可能である。
本発明の第1の実施例である映像符号化システムの主要部を示すブロック図である。 図1に示すフレームレート調整部の具体的な構成を示すブロック図である。 図2に示すフレームバッファのメモリ領域を示す模式図である。 図1に示すフレームレート調整部にて行われる映像フレーム入力処理を示すフローチャートである。 図1に示すフレームレート調整部にて行われる映像フレーム出力処理を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施例である映像符号化システムの主要部を示すブロック図である。 本発明の第3の実施例である映像符号化システムの主要部を示すブロック図である。 図7に示すフレームレート調整部の構成を示すブロック図である。 図8に示すメッセージ合成部の構成を示すブロック図である。
符号の説明
100 映像符号化システム
101 映像取得部
102 フレームレート調整部
103 映像符号化部
104 パケット化部
105 送信部
201 映像入力部
202 入力フレームカウンタ
203 フレームバッファ
204 データ取得部
205 タイマ
206 出力フレームカウンタ
207 フレーム破棄複製判定部
208 イベント通知部
209 映像出力部

Claims (8)

  1. 入力映像データのフレームレートを指定されたフレームレートに変換するフレームレート調整部と、
    前記フレームレート調整部で前記指定されたフレームレートへの変換が施された映像データを符号化する映像符号化部と、を有し、
    前記フレームレート調整部は、前記入力映像データがフレーム単位に格納されるフレームバッファを備え、前記入力映像データのフレームレートによって決まるタイミングとは独立した、前記指定されたフレームレートによって決まるタイミングで、前記フレームバッファに格納された映像データを読み出す映像符号化システムであって、
    前記フレームバッファは、
    1フレーム分の映像データが格納される映像データ領域と、
    前記映像データ領域に格納された映像データのフレーム番号が格納されるフレーム番号領域と、を有し、
    前記フレームレート調整部は、
    前記入力映像データが当該フレームレート調整部に供給される度にカウント値が1つインクリメントされる入力フレームカウンタと、
    前記入力映像データを、該映像データのフレームレートによって決まるタイミングで前記映像データ領域に書き込むとともに、該映像データのフレーム番号として前記入力フレームカウンタのカウント値を前記フレーム番号領域に書き込む映像入力部と、
    前記指定されたフレームレートによって決まるタイミングで、前記映像データ領域に書き込まれた映像データおよび前記フレーム番号領域に書き込まれたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出すデータ取得部と、
    前記データ取得部が前記映像データ領域に格納された映像データおよび前記フレーム番号領域に格納されたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出すと、該読み出したフレーム番号を、次回の前記データ取得部による読み出しが行われるまで保持する出力フレームカウンタと、
    前記データ取得部が読み出した映像データについて、前記データ取得部が今回読み出した当該映像データのフレーム番号と、前記出力フレームカウンタに保持されている、前記データ取得部が前回読み出した映像データのフレーム番号との差に基づいて、フレームの破棄または複製が実施されたか否かを判定するフレーム破棄複製判定部と、
    前記フレーム破棄複製判定部で前記フレームの破棄または複製が施された後のデータであると判断された場合に、その旨を示すイベント情報を外部に通知するイベント通知部と、をさらに有し、
    前記映像入力部が前記フレームバッファ上の映像データを更新する前に、前記データ取得部が再度映像データを取得した場合は、前記フレーム破棄複製判定部は、前記フレームの複製が施されたと判定し、
    前記データ取得部が前記フレームバッファから映像データを取得する前に、前記映像入力部が前記フレームバッファ上の映像データを更新した場合は、前記フレーム破棄複製判定部は、前記フレームの破棄が施されたと判定する、映像符号化システム。
  2. 外部カメラデバイスから映像データを取得し、該取得した映像データを前記入力映像データとして前記フレームレート調整部に供給する映像取得部を、さらに有する請求項1に記載の映像符号化システム。
  3. 外部カメラデバイスから映像データを取得する複数の映像取得部と、
    前記複数の映像取得部のいずれかを選択し、該選択した映像取得部が取得した映像データを前記入力映像データとして前記フレームレート調整部に供給する選択部と、をさらに有する、請求項1に記載の映像符号化システム。
  4. 前記フレームバッファは、前記映像データ領域およびフレーム番号領域へのアクセスを排他制御するための同期フラグを有し、
    前記映像入力部は、前記同期フラグの状態を調べ、前記同期フラグが無効化されている場合は、前記同期フラグを有効化して、前記映像データ領域およびフレーム番号領域の更新を行い、その後、前記同期フラグを無効化し、前記同期フラグが有効化されている場合は、無効化されるまで待機し、
    前記データ取得部は、前記同期フラグの状態を調べ、前記同期フラグが無効化されている場合は、前記同期フラグを有効化して、前記映像データ領域に書き込まれた映像データおよび前記フレーム番号領域に書き込まれたフレーム番号を読み出し、その後、前記同期フラグを無効化し、前記同期フラグが有効化されている場合は、無効化されるまで待機する、請求項1から3のいずれか1項に記載の映像符号化システム。
  5. 前記フレームレート調整部は、前記指定されたフレームレートに基づいて、前記フレームバッファからの映像データの読み出しタイミングを決定するタイマを、さらに有し、
    前記データ取得部が、前記タイマで決定した読み出しタイミングで、前記映像データ領域に書き込まれた映像データおよび前記フレーム番号領域に書き込まれたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出す、請求項1から4のいずれか1項に記載の映像符号化システム。
  6. 前記フレームレート調整部は、前記データ取得部が読み出した映像データのうち、前記イベント通知部によるイベント情報の通知がなされた映像データについて、該映像データと該イベント情報を示す画像データを合成する画像合成部をさらに有し、
    前記映像符号化部は、前記画像合成部で合成された映像データを符号化する、請求項1から4のいずれか1項に記載の映像符号化システム。
  7. 入力映像データをフレーム単位にフレームバッファに格納し、該入力映像データのフレームレートによって決まるタイミングとは独立した、指定されたフレームレートによって決まるタイミングで、前記フレームバッファに格納された映像データを読み出すことで、前記入力映像データのフレームレートを前記指定されたフレームレートに変換するフレームレート調整ステップと、
    前記フレームレート調整ステップで前記指定されたフレームレートへの変換が施された映像データを符号化する映像符号化ステップと、を有し、
    前記フレームレート調整ステップは、
    前記入力映像データが供給される度に入力フレームカウンタのカウント値を1つインクリメントする第1のステップと、
    前記入力映像データを、該映像データのフレームレートによって決まるタイミングで前記フレームバッファの映像データ領域に書き込むとともに、該映像データのフレーム番号として前記入力フレームカウンタのカウント値を前記フレームバッファのフレーム番号領域に書き込む第2のステップと、
    前記指定されたフレームレートによって決まるタイミングで、前記映像データ領域に書き込まれた映像データおよび前記フレーム番号領域に書き込まれたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出す第3のステップと、
    前記映像データ領域に格納された映像データおよび前記フレーム番号領域に格納されたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出すと、該読み出したフレーム番号を、次回の読み出しが行われるまで出力フレームカウンタで保持する第4のステップと、
    前記映像データ領域から読み出した映像データについて、今回取得した当該映像データのフレーム番号と、前記出力フレームカウンタに保持されている、前回取得した映像データのフレーム番号との差に基づいて、フレームの破棄または複製が実施されたか否かを判定する第5のステップと、
    前記フレームの破棄または複製が実施されたと判断した場合に、その旨を示すイベント情報を外部に通知する第6のステップと、を含み、
    前記第5のステップは、前記フレームバッファ上の映像データが更新される前に、前記フレームバッファから再度映像データを取得した場合は、前記フレームの複製が施されたと判定し、前記フレームバッファから映像データを取得する前に、前記フレームバッファ上の映像データを更新した場合は、前記フレームの破棄が施されたと判定するステップを含む、映像符号化方法。
  8. 入力映像データをフレーム単位にフレームバッファに格納し、該入力映像データのフレームレートによって決まるタイミングとは独立した、指定されたフレームレートによって決まるタイミングで、前記フレームバッファに格納された映像データを読み出すことで、前記入力映像データのフレームレートを前記指定されたフレームレートに変換するフレームレート調整処理と、
    前記フレームレート調整処理で前記指定されたフレームレートへの変換が施された映像データを符号化する映像符号化処理と、をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記フレームレート調整処理
    前記入力映像データが前記映像データ領域に書き込まれる度に入力フレームカウンタのカウント値を1つインクリメントする第1の処理と、
    前記入力映像データを、該映像データのフレームレートによって決まるタイミングで前記フレームバッファの映像データ領域に書き込むとともに、該映像データのフレーム番号として前記入力フレームカウンタのカウント値を前記フレームバッファのフレーム番号領域に書き込む第2の処理と、
    前記指定されたフレームレートによって決まるタイミングで、前記映像データ領域に書き込まれた映像データおよび前記フレーム番号領域に書き込まれたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出す第3の処理と、
    前記映像データ領域に格納された映像データおよび前記フレーム番号領域に格納されたフレーム番号を前記フレームバッファから読み出すと、該読み出したフレーム番号を、次回の読み出しが行われるまで出力フレームカウンタで保持する第4の処理と、
    前記映像データ領域から読み出した映像データについて、今回取得した映像データのフレーム番号と、前記出力フレームカウンタに保持されている、前回取得した映像データのフレーム番号との差に基づいて、フレームの破棄または複製が実施されたか否かを判定する第5の処理と、
    前記フレームの破棄または複製が実施されたと判断した場合に、その旨を示すイベント情報を外部に通知する第6の処理と、を含み、
    前記第5の処理は、前記フレームバッファ上の映像データが更新される前に、前記フレームバッファから再度映像データを取得した場合は、前記フレームの複製が施されたと判定し、前記フレームバッファから映像データを取得する前に、前記フレームバッファ上の映像データを更新した場合は、前記フレームの破棄が施されたと判定する処理を含む、プログラム。
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