JP4826648B2 - 記録再生装置、記録装置および記録再生方法 - Google Patents
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Description
上記とは別に、最近圧縮技術の進歩により、例えば、MPEG4のH.264方式では、従来のMPEG2で、HD品質が25Mbps必要なところを、例えば、8Mbpsでも十分なHD品質が得られる。それと同時にSD品質が、2.5Mbps程度でもかなり品質の良いものになってきている。また、地上波デジタル放送が一般的になってきた場合、数チャンネルの放送を同時に記録することも考えられ、これら複数のコンテンツを一つのディスクに記録するケースも考えられる。こうなると、記録された複数のコンテンツをそれぞれユーザが独自に編集するケースも考えられる。または、家庭用ビデオカメラの場合、高圧縮技術と、ディスクの多層化が行われると、一枚あたりの記録時間が多くなると同時に、一つのディスクに非常に多くのシーンが記録されることになり、自分が記録した映像を後から編集する作業は一般的に行われるようになる。
しかしながら、多チャンネルの記録を多層記録媒体に行った後に編集を行った場合、ディスク上のいろいろな場所及び、色々な層に層間ジャンプを行いながら光ピックが移動し、編集作業を行うことになるため、元々質量が大きく、その分移動に時間の掛かる光ピックで、多層記録媒体で編集作業を行うには、容易ではない。特に、ユーザがコンテンツを編集するとき、その編集方法によっては、光ピック移動に時間が掛かり、編集後のリアルタイム再生が出来なくなるケースも考えられる。カメラ用途では、編集は頻繁に行われる為、上記問題は致命的であった。
図1は本発明の一実施例である多層媒体記録再生装置1(図中の破線内を示す)の概略構成である。
画像または音声情報変換手段2は、Video IN等の外部アナログ信号を、例えばMPEG方式(MPEG2,MPEG4,H.264等の方式)で圧縮エンコード処理して画像または音声情報をデジタルデータに変換、またはデジタルデータをデコード処理してアナログ信号に変換等を行ない、Video OUT等の外部アナログ端子よりモニター等へ出力する。家庭用ビデオカメラの場合には図示しないが、レンズ等の撮影手段から撮影素子であるCCDからのアナログ信号を例えばMPEG方式で圧縮エンコード処理して画像または音声情報をデジタルデータに変換、またはデジタルデータをデコード処理してアナログ信号に変換等を行ない、LCD等のモニター等へ出力する。
画像または音声データ変換手段3は、デジタル変換された映像または音声データを、記録媒体例えば、HDDまたは光ディスク上に記録するデータに変換する手段であり、ディスク装置に応じたECC付加、変復調等の処理を行う。地上波デジタルチューナーからの信号はすでにデジタル変換されているので、そのまま上記、画像または音声データ変換手段3に入力される。HDDに記録する場合には、前記映像または音声情報が、著作権等により記録制限された情報の場合、10の暗号付加/解読手段で、それに応じた暗号処理を施し、HDD記録再生手段11を通し、磁気ヘッド12を通し、ハードディスク13に記録する。光ディスクへの記録の場合には、前記映像または音声情報が、著作権等により記録制限された情報の場合、5の暗号付加/解読手段で、それに応じた暗号処理を施し、光ディスクの記録再生手段6を通し、光ヘッド7を通し、光ディスク8に記録する。これら全体を制御するのは14のコントローラである。
規格で決められるディスクの最低の再生スピード:R1(Mbps)
一回の層間ジャンプに掛かる時間:J1(秒)
必要層間ジャンプ数:N
i番目のシーク時間:Si(秒)
再生時に使われるバッファの容量:A(Mbit)
とした場合、
A>R1(J1×N+ΣSi)
上記条件を超える場合には、2層にまたがったデータを1層に記録しなおす。上記は、ある容量の再生バッファAまで再生データがたまった時に、そのたまった再生データが吐き出されて再生バッファにデータがなくなる前に、ディスクから再生データを読み出す為の条件を示している。ここで、Σは、1回目のシークからあるn回目のシークまでのそれぞれのシーク時間S1、S2、・・・Snの総和を示す。また、Nはその間に発生した層間ジャンプ数であり、必ずしもn=Nではない。また、R1は規格で決められた再生の最低スピードであるが、実際の装置ではこれより速いスピードで再生しても構わない。またAは再生時に使われる装置のバッファメモリ容量であるが、この容量が大きければ、上記条件は殆どの場合クリアできるが、バッファ量が大きい場合には、それだけ装置のコストアップになる為、適度の容量にする必要がある。この為、編集の方法により、小さな記録単位で消去、分割など行った場合には、上記条件を満足できない場合が発生する。従って、上記条件をクリアできるように、分割された情報を再配置する必要が発生する。次に、その方法について記載する。
3・・映像または音声データ変換手段、 4・・記憶手段、
5・・光ディスクの暗号付加/解読手段、 6・・光ディスクの記録再生手段、
7・・光ヘッド、 8・・光ディスク、 9・・ハードディスク上のデータ消去手段、
10・・ハードディスクの暗号付加/解読手段、
11・・ハードディスクの記録再生手段、
12・・磁気ヘッド、 13・・ハードディスク、 14・・コントローラ、
21・・多層光ディスクの第1記録層、 22・・多層光ディスクの第2記録層、
23・・あるRゾーンで第1記録層の編集で残す箇所A、
24・・あるRゾーンで第2記録層の編集で残す箇所B
25・・あるRゾーンで第1記録層の編集で消去する箇所A、
26・・あるRゾーンで第2記録層の編集で消去する箇所B、
27・・光ヘッド。
Claims (4)
- 外部からの映像または音声情報を書き換え可能な光ディスクに記録するための映像または音声データに変換する情報変換手段と、前記光ディスク上に前記映像または音声データを記録する記録手段と,該光ディスク上の前記映像または音声データを再生する再生手段と、を有する記録再生装置において、
該光ディスクは少なくとも2層以上の記録層を持ち、前記映像または音声データを、該光ディスク上の2層以上にまたがり記録した後、それぞれの層に記録された前記映像または音声データの一部を消去したときに、消去せずに残した映像または音声データの一部を記録される層の数が減るように移動することを特徴とした記録再生装置。 - 請求項1記載の記録再生装置において、前記消去せずに残した前記映像または音声データの一部を移動するとき、その移動は、データの消去した部分へ移動することを特徴とした記録再生装置。
- 請求項1記載の記録再生装置において、前記消去せずに残した前記映像または音声データの一部を移動するとき、その移動は、データの消去があったどちらか一方の層へ移動することを特徴とした記録再生装置。
- 外部からの映像または音声情報を書き換え可能な光ディスクに記録するための映像または音声データに変換する情報変換手段と、前記光ディスク上に前記映像または音声データを記録する記録手段と,該光ディスク上の前記映像または音声データを再生する再生手段と、を有する記録再生装置において、
該光ディスクは少なくとも2層以上の記録層を持ち、前記映像または音声データを、該光ディスク上の2層以上にまたがり記録した後、それぞれの層に記録された前記映像または音声データの一部を消去したときに、消去せずに残した映像または音声データの一部を、再生する場合に発生するそれぞれの層へ移動する際の層間ジャンプの発生数が少なくなるように移動することを特徴とした記録再生装置。
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