JP4825826B2 - 名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法 - Google Patents

名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4825826B2
JP4825826B2 JP2008036728A JP2008036728A JP4825826B2 JP 4825826 B2 JP4825826 B2 JP 4825826B2 JP 2008036728 A JP2008036728 A JP 2008036728A JP 2008036728 A JP2008036728 A JP 2008036728A JP 4825826 B2 JP4825826 B2 JP 4825826B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
name resolution
identifier
domain
unit
domain identifier
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008036728A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2009194883A (ja
Inventor
純生 宮崎
農 丁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone West Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone West Corp
Priority to JP2008036728A priority Critical patent/JP4825826B2/ja
Publication of JP2009194883A publication Critical patent/JP2009194883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4825826B2 publication Critical patent/JP4825826B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

本発明は、DNSによる名前解決要求を行う名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法に関する。
従来、コンピュータネットワーク上で通信を行う際、通信装置が通信する他の通信装置のアドレスを特定する方法として、DNS(Domain Name System)による名前解決を行う方法がある。このようなDNSは、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)ネットワークにおける標準的な名前解決の仕組みとしてRFC(Request for Comments)1034(非特許文献1)、RFC1035(非特許文献2)に規定され、広く利用されている。
このようなDNSにおいては、名前解決装置(DNSサーバ)が、特定のドメインに帰属する名前解決情報と、そのドメインのサブドメインの名前解決情報を管理する。ここで、サブドメインの名前解決情報は他の名前解決装置にその管理を委任しても良く、このように階層化された複数の名前解決装置が、分散型データベースシステムとして機能してDNSが実現される。ここで、名前解決装置による名前解決情報の管理単位、管理領域をゾーンという。
また、DNSを採用するネットワーク同士は、異なるネットワークのドメイン名を階層化して連結したドメイン名によって名前解決を一連の処理とすることが可能である。例えば、ある名前解決装置がゾーン管理を行うドメインAのネットワークに、他の名前解決装置がゾーン管理を行うドメインBのネットワークを接続する場合、ドメインAのサブドメインとしてドメインBを連結した階層ドメイン識別子「ドメインB.ドメインA」によって、ドメインAに属するドメインBを表現できる。
例えば、図7は、ドメインの階層構造と名前解決装置が管理するゾーンの一例を示す図である。名前解決装置1200−1は、ドメイン「abc.com」を管理領域(ゾーン)とし、ドメイン「isp.abc.com」の管理を名前解決装置1200−2に委任している。名前解決装置1200−2は、ドメイン「isp.abc.com」と、そのサブドメイン「jp」と、サブドメイン「org」と、サブドメイン「net」と、サブドメイン「com」との名前解決情報を管理している。また、名前解決装置1200−1は、サブドメイン「group.abc.com」の管理を名前解決装置1200−3に委任している。
RFC1034、[online]、[平成19年12月11日検索]、インターネットURL:http://www.ietf.org/rfc/rfc1034.txt?number=1034 RFC1035、[online]、[平成19年12月11日検索]、インターネットURL:http://www.ietf.org/rfc/rfc1035.txt?number=1035
しかしながら、上述のように、特定のドメインに帰属する名前解決情報は特定の名前解決装置によって管理されるために、その名前解決装置が管理するドメインに属する名前解決情報が大量になる場合でも、名前解決装置を分割することはできず、名前解決情報の記憶領域の負荷や、名前解決要求に応答して名前解決結果を送信する名前解決処理の負荷を分散させることはできない。このため、特に大規模なネットワークのゾーンを管理する名前解決装置は、大量の名前解決を管理することとなり、名前解決装置のハードウェア資源の圧迫、処理速度の低下、管理の複雑化などを招くと考えられる。
例えば、上述の図7の例のように、ドメイン「isp.abc.com」の下層にサブドメイン「jp」が連結されるとき、サブドメイン「jp」に帰属する名前解決情報が増えた場合には、例えばサブドメイン「www1」のドメインを管理する名前解決装置をサブドメイン「jp」の下層に増設することができる。そして、増設した名前解決装置にサブドメイン「www1.jp.isp.abc.com」の管理を委任すれば、サブドメイン「jp」のゾーン管理を行う名前解決装置の管理負担を分散させることができる。
一方、ドメイン「isp.abc.com」に帰属する名前解決情報が増えた場合、ドメイン「isp.abc.com」にサブドメイン「z」を増設して負荷を分散することも可能であるが、この場合、「isp.abc.com」に帰属する全てのサブドメインのドメイン名に「z」を付加する必要が生じる(「jp.z.isp.abc.com」、「com.z.isp.abc.com」など)。このように、ドメイン「isp.abc.com」にサブドメイン「z」を増設すると、その影響がドメイン「isp.abc.com」の下層である全てのサブドメインに及ぶ。また、その全てのサブドメインを利用する全ての通信端末が送信する名前解決対象を変更する必要が生じるために、「isp.abc.com」などの上位層ドメインへのサブドメインの増設は避けることが望ましい。
このため、特定のゾーンに「.」を含まない大量のドメインが登録される場合には、そのゾーンを管理する名前解決装置のハードウェア能力を向上させることによって大量のドメインの名前解決処理の安定化を図ることになるが、ハードウェア能力の向上による名前解決能力には限界がある。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、大量の名前解決情報を管理する名前解決装置の処理負担を、通信装置が送信する名前解決対象を変更することなく、分散させるための名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法を提供する。
上述した課題を解決するために、本発明は、それぞれが異なるゾーンを管理し、複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を受信した場合、名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子に対応するアドレスを応答する複数の名前解決装置に接続された名前解決要求装置であって、複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を生成する名前解決要求部と、名前解決要求部が生成した名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれるか否かを判定する識別子判定部と、識別子判定部が、階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれると判定した場合、階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子のうち、階層ドメイン識別子の名前解決を行う名前解決装置の選択の際に参照されるドメイン識別子を、変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子に変換する識別子変換部と、識別子変換部が変換した階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を対応する名前解決装置に送信する送信部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を送信する通信装置と、それぞれが異なるゾーンを管理し、名前解決要求を受信した場合、名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子に対応するアドレスを応答する複数の名前解決装置とに接続される名前解決中継装置であって、通信装置から名前解決要求を受信する受信部と、受信部が受信した名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子を読み出し、読み出した階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれるか否かを判定する識別子判定部と、識別子判定部が、階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれると判定した場合、階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子のうち、階層ドメイン識別子の名前解決を行う名前解決装置の選択の際に参照されるドメイン識別子を、変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子に変換する識別子変換部と、識別子変換部が変換した階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を対応する名前解決装置に送信する名前解決中継部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明は、上述の名前解決中継装置が、予め定められるゾーン変更対象の識別子と、変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子とを対応付けて予め記憶する対応識別子記憶部をさらに備え、識別子判定部は、対応識別子記憶部に記憶される予め定められるゾーン変更対象の識別子を読み出し、読み出したゾーン変更対象の識別子に基づいて、判定を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上述の名前解決中継部は、名前解決装置に送信する名前解決要求に応答して、名前解決装置から名前解決結果を受信し、名前解決中継部が受信する名前解決結果を、通信装置に送信する名前解決結果送信部をさらに備えることを特徴とする
また、本発明は、それぞれが異なるゾーンを管理し、複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を受信した場合、名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子に対応するアドレスを応答する複数の名前解決装置に接続された通信装置の名前解決方法であって、名前解決要求部が、複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を生成するステップと、識別子判定部が、名前解決要求部によって生成された名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子を読み出し、読み出した階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれるか否かを判定するステップと、識別子変換部が、識別子判定部によって、階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれると判定された場合、階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子のうち、階層ドメイン識別子の名前解決を行う名前解決装置の選択の際に参照されるドメイン識別子を、変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子に変換するステップと、信部が、識別子変換部が変換した階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を対応する名前解決装置に送信するステップと、を備えることを特徴とする。
以上説明したように、本発明によれば、名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子のサブドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれる場合に、階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子のうち、階層ドメイン識別子の名前解決を行う名前解決装置の選択の際に参照されるドメイン識別子を、変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子に変換し、変換した階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を対応する名前解決装置に送信するようにしたので、階層ドメイン識別子のサブドメイン識別子に含まれる識別子によって、その名前解決要求を送信する名前解決装置を変更することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明による名前解決中継装置を用いた名前解決システムにより管理されるゾーンの概念を示す図である。本実施形態では、ドメイン「abc.com」のゾーン管理を行う名前解決装置200−4と、ドメイン「abc.com」のサブドメイン「isp.abc.com」のゾーン管理を行う名前解決装置200−1と、ドメイン「abc.com」のサブドメイン「isp2.abc.com」のゾーン管理を行う名前解決装置200−2と、ドメイン「abc.com」のサブドメイン「group.abc.com」のゾーン管理を行う名前解決装置200−3とによって、階層化されたドメインが形成される。
ここで、名前解決装置200−1は、ドメイン「isp.abc.com」に対するサブドメイン「jp」およびサブドメイン「org」をゾーン管理し、名前解決装置200−2は、同じくドメイン「isp.abc.com」に対するサブドメイン「net」およびサブドメイン「com」をゾーン管理している。このようなゾーンの範囲は、例えば、名前解決装置200の記憶領域に記憶するゾーンファイルなどに記憶する定められたドメインの範囲によって定められる。
次に、図1で説明したドメイン階層を示す階層ドメイン識別子の名前解決を行う実施形態を説明する。図2は、本実施形態による名前解決システムの構成を示すブロック図である。本実施形態による名前解決システムは、名前解決中継装置100と、名前解決装置200−1と、名前解決装置200−2(以下、説明において、いずれかひとつを代表して示す場合には、名前解決装置200とする)と、名前解決情報キャッシュ装置400と、回線終端装置500−1、回線終端装置500−2(以下、説明において、いずれかひとつを代表して示す場合には、回線終端装置500とする)と、情報端末600−1、情報端末600−2(以下、説明において、いずれかひとつを代表して示す場合には、情報端末600とする)と、を備えている。なお、名前解決装置200、回線終端装置500、情報端末600は、それぞれ2台を例として説明するが、それぞれを3台以上とする構成を適用しても良い。
情報端末600は、回線終端装置500を介して接続される名前解決中継装置100を介して、名前解決装置200に名前解決要求を行う。
情報端末600−1は、ユーザに利用されるコンピュータ端末であり、入力部、出力部、制御部、演算部、記憶部を備えている。情報端末600−1には、予め契約した通信サービスの提供事業者から、その事業者のネットワークを利用することを示す識別子が付与され、ユーザによって入力され、記憶される。ここで、情報端末600−1に付与される識別子は、「user@youro.ne.jp」である。「user」は、情報端末600−1を利用するユーザの識別子であり、「youro.ne.jp」は、そのユーザに提供される通信サービスのネットワーク識別子である。情報端末600−1は、具体的には、PC(パーソナルコンピュータ)、PDA(Personal Digital Assistant)などが適用される。
情報端末600−2は、情報端末600−1と同様の構成であり、サービス提供事業者から付与された識別子は、「user@miyazaki.com」である。
回線終端装置500−1は、回線を介して名前解決中継装置100と情報端末600−1とを接続する装置であり、名前解決要求送信部501−1を備えている。回線終端装置500−1には、回線終端装置500−1が接続される回線の種別を示す回線識別子「eX」と、回線終端装置500−1が設置される地域を示す地域識別子「osaka」と、その回線により提供されるサービスの種別を示すサービス識別子「isp」と、ネットワークの管理ドメインを示す管理識別子である「abc.com」との接続識別子が予め記憶されている。
回線終端装置500−1の名前解決要求送信部501−1は、電源が投入された場合、または情報端末600−1からネットワーク接続要求を受けた場合などに、例えば接続するゲートウェイ装置のアドレスを特定するために、情報端末600−1に記憶されたネットワーク識別子「youro.ne.jp」に含まれるそれぞれのラベル(識別子)の冒頭に、そのラベルの文字数を示す2桁の数字を付加し、ドット「.」を削除して連結し変換したドメイン識別子「05youro02ne02jp」を生成して1ラベル化する。そして、回線終端装置500−1は、生成したドメイン識別子と、予め記憶した接続識別子をドット「.」で連結して階層構造化した、図3に示すような階層ドメイン識別子「05youro02ne02jp.eX.osaka.isp.abc.com」を生成する。名前解決要求送信部501−1は、生成された階層ドメイン識別子を名前解決対象として、名前解決情報キャッシュ装置400に名前解決要求を送信する。ここで生成する階層ドメイン識別子は、FQDNである。FQDNとは、完全修飾ドメイン名であり、DNS(Domain Name System)における名前空間において、ホスト名からTLD(Top Level Domain)まで完全に記述されたドメイン名である。DNSにおいて、このようなFQDNは、その対応するアドレスを一意に特定するように構成される。
回線終端装置500−2は、回線を介して名前解決中継装置100と情報端末600−2とを接続する装置であり、回線終端装置500−1と同様に、回線ドメインを示す回線識別子「eX」と、地域ドメインを示す地域識別子「osaka」と、サービスドメインを示すサービス識別子「isp」と、ネットワーク管理ドメインを示す管理識別子「abc.com」とが、接続識別子として予め記憶されている。回線終端装置500−2の名前解決要求送信部501−2は、接続するゲートウェイ装置700のアドレスを特定するために名前解決要求を生成する際には、回線終端装置500−1と同様の規則によって、階層ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp.abc.com」を名前解決対象とする名前解決要求を行う。
名前解決情報キャッシュ装置400は、名前解決に関する情報を一時的に記憶するキャッシュを行う。すなわち、名前解決情報キャッシュ装置400は、回線終端装置500から送信される名前解決対象の階層ドメイン識別子と、名前解決中継装置100から送信される名前解決結果に含まれるアドレスとを対応付けて自装置の記憶領域に記憶し、回線終端装置500から受信する名前解決要求に含まれる名前解決対象の階層ドメイン識別子に対応するアドレスが、自装置の記憶領域に記憶されている場合には、そのアドレスを読出し、名前解決中継装置100への名前解決要求の送信を行わずに、回線終端装置500に名前解決結果を送信する。一方、名前解決情報キャッシュ装置400は、自装置の記憶領域に、名前解決対象の階層ドメイン識別子に対応するアドレスが記憶されていない場合には、名前解決情報キャッシュ装置400に名前解決要求を転送する。また、名前解決情報キャッシュ装置400が自装置の記憶領域に格納する階層ドメイン識別子とアドレスとの対応情報は、予め定められた一定期間が経過すると、削除する。
名前解決中継装置100は、回線終端装置500と名前解決装置200との名前解決通信を中継し、名前解決中継通信部101と、識別子変換部102と、識別子判定部103と、名前解決結果送信部104と、セッション管理部105と、名前解決要求受信部106と、対応識別子記憶部107とを備えている。
名前解決要求受信部106は、回線終端装置500から送信される名前解決要求を受信する。
対応識別子記憶部107は、予め定められた複数のサブドメイン識別子毎に、そのサブドメイン識別子と、その上位層となるドメインのドメイン識別子とを対応付けた対応情報をゾーン変更対象の識別子として記憶する。図4は、対応識別子記憶部107が記憶する対応情報のデータ例を示す図である。本実施形態では、対応識別子記憶部107は、ネットワーク識別子に含まれるTLDを示す識別子と、その上位層ドメインであるサービス識別子とを対応付けて記憶する。
ここで、TLDとは、IANA(Internet Assigned Numbers Authority)によって定義されたTLDである。ここで、IANAとは、DNSにおけるドメイン名とアドレスとを管理する団体であり、TLDは、IANAによって、最上位のドメインを示すドメイン名として定められたドメイン名である。TLDとしては、例えば、「com」、「net」などのgTLD(ジェネリックTLD)や、「aero」、「coop」などのsTLD(スポンサー付きTLD)や、「uk」、「jp」などのccTLD(国別コードTLD)や、「int」などのiTLD(国際TLD)や、その他「gov」などの特殊用途のTLDなどが定められている。
ここでは、図1に示したように、ドメイン「net」は、サービスドメインである上位層ドメイン「isp2」にサブドメインとして帰属するので、ドメイン識別子「net」は、ドメイン識別子「isp2」に対応付けられる。また、ドメイン「com」は、同様に上位層ドメイン「isp2」にサブドメインとして帰属するので、ドメイン識別子「com」は、ドメイン識別子「isp2」に対応付けられる。また、ドメイン「jp」および「org」は、上位層ドメイン「isp」にサブドメインとして帰属し、この帰属は、図7に示した従来の構成と同様であり、後に述べる識別子の変換を行う必要がないため、対応情報は記憶しない。
識別子判定部103は、名前解決要求受信部106が受信する名前解決要求の名前解決対象を示す階層ドメイン識別子に含まれる識別子のうち、ユーザに入力されたネットワーク識別子に含まれるTLDに対応する上位層ドメインのサービス識別子が、対応識別子記憶部107に記憶されているか否かを判定し、判定結果を出力する。ここで、識別子判定部103は、ネットワーク識別子のうちDNSにおいてTLDに定められた識別子をキーとして、そのTLDに対応する上位層ドメインの識別子が対応識別子記憶部107に記憶されているか否かを判定する。
識別子変換部102は、識別子判定部103が出力する判定結果が、TLDに対応する上位層ドメイン識別子が対応識別子記憶部107に記憶されていることを示す場合に、対応識別子記憶部107から上位層ドメイン識別子としてのサービス識別子を読み出し、名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子のうち、サービス識別子を、対応識別子記憶部107から読み出したサービス識別子に変換する。
例えば、名前解決中継装置100は、回線終端装置500−2から、名前解決対象の階層ドメイン識別子を「08miyazaki03com.eX.osaka.isp.abc.com」とする名前解決要求を受信した場合には、識別子判定部103が、ネットワーク識別子「08miyazaki03com」のTLDが「com」であり、対応する上位層ドメイン識別子が対応識別子記憶部107に記憶されていると判定する。そして、識別子変換部102は、対応識別子記憶部107から、TLD「com」に対応する上位層ドメイン識別子「isp2」を読み出し、名前解決対象の階層ドメイン識別子のうち、サービスドメインの種別を示すサービス識別子「isp」を、対応識別子記憶部107から読み出したサービス識別子「isp2」に変換し、階層ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp2.abc.com」を生成する。
セッション管理部105は、回線終端装置500から名前解決要求を受信すると、その名前解決のセッション管理を行う。セッション管理部105は、例えば、名前解決要求であるDNSメッセージのsrcIP、srcPort、FQDN、クエリID、権威セクション、追加セクションなどのセッション情報を、記憶領域に登録し、記憶する。また、セッション管理部105は、名前解決中継装置100が、名前解決要求に対する名前解決結果を回線終端装置500に送信する際には、記憶領域に記憶したセッション情報を削除する。
名前解決中継通信部101は、回線終端装置500から受信する名前解決要求を、名前解決装置200に送信する。また、名前解決装置200は、送信した名前解決要求に対応する名前解決結果を受信し、回線終端装置500に送信する。ここで、名前解決中継通信部101は、回線終端装置500または名前解決装置200と行う名前解決通信のセッションを保持するなどの処理を行う。
名前解決結果送信部104は、名前解決中継通信部101が名前解決装置200から受信する名前解決結果を、回線終端装置500に転送する。
名前解決装置200−1は、階層ドメイン識別子を名前解決対象とする名前解決要求を受信し、受信した名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子に対応するアドレスを応答し、名前解決情報記憶部201−1と、名前解決部202−1とを備えている。
名前解決情報記憶部201−1は、自装置で管理するドメイン識別子と、そのドメイン識別子に対応するアドレスとを対応付けた名前解決情報を予め記憶する。本実施形態では、名前解決情報記憶部201−1は、ドメイン「isp.abc.com」に帰属するネットワーク識別子であって、ネットワーク識別子のTLDが「jp」または「org」であるドメイン識別子とアドレスとを記憶する。名前解決情報記憶部201−1は、例えば、ドメイン識別子「05youro02ne02jp.eX.osaka.isp.abc.com」に対応するアドレス「1234::1」を記憶している。
名前解決部202−1は、名前解決対象ドメインを含む名前解決要求を受信すると、名前解決情報記憶部201から、受信した名前解決要求に含まれる名前解決対象ドメインに対応付けられたアドレスを名前解決情報記憶部201−1から読み出し、読み出したアドレスと、名前解決対象ドメインとを対応付けた情報を含む名前解決結果を、名前解決要求の送信元に送信する。名前解決装置200−1は、このように、名前解決情報記憶部201−1に記憶された名前解決情報を範囲として、名前解決部202−1によって名前解決の応答を行い、ゾーンを管理する。
名前解決装置200−2は、名前解決装置200−1と同様の構成であり、名前解決情報記憶部201−2と名前解決部202−2とを備えているが、名前解決情報記憶部201−2は、ドメイン「isp2.abc.com」に帰属するネットワーク識別子であって、ネットワーク識別子のTLDが「com」または「net」であるドメイン識別子とアドレスとを記憶する。名前解決情報記憶部201−2は、例えば、ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp2.abc.com」に対応するアドレス「1234::2」を記憶している。
<第1の動作例>
次に、図5を参照して、本実施形態による名前解決中継装置100が、回線終端装置500−1と名前解決装置200−1との間の名前解決に関する通信を中継する動作例を説明する。
まず、情報端末600−1に、ユーザから、ネットワークへの接続要求が入力されると、回線終端装置500−1は、情報端末600−1に記憶されたネットワーク識別子を、定められた規則によりラベル化してドメイン識別子「05youro02ne02jp」を生成し、このラベルに、回線終端装置500−1に記憶された回線識別子「eX」と、地域識別子「osaka」と、サービス識別子「isp」と、管理識別子「abc.com」とを、ドット「.」で連結した階層ドメイン識別子「05youro02ne02jp.eX.osaka.isp.abc.com」を生成する。
そして、回線終端装置500−1の名前解決要求送信部501−1は、生成した階層ドメイン識別子を名前解決対象とする名前解決要求を、名前解決中継装置100に送信する(ステップS1)。そして、名前解決中継装置100の名前解決要求受信部106が、回線終端装置500−1から送信される名前解決要求を受信すると、識別子判定部103が、名前解決要求の名前解決対象ドメインに含まれるネットワーク識別子のTLDに対応する上位層ドメイン識別子が、対応識別子記憶部107に記憶されているか否かを判定する(ステップS2)。
識別子判定部103によって、名前解決要求の名前解決対象ドメインに含まれるネットワーク識別子のTLDに対応する上位層ドメイン識別子が、対応識別子記憶部107に記憶されていないと判定されると、セッション管理部105は、名前解決要求のセッション登録を行い(ステップS3)、名前解決装置200−1に名前解決要求を送信する(ステップS4)。名前解決装置200−1は、名前解決中継装置100の名前解決中継通信部101から送信される名前解決要求を受信すると、名前解決情報記憶部201−1から、名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子「05youro02ne02jp.eX.osaka.isp.abc.com」に対応するアドレス「1234::1」を読み出す(ステップS5)。
名前解決装置200−1は、名前解決要求に対する応答として、名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子とステップS5で読み出したアドレスとを含む名前解決結果を、名前解決中継装置100に送信する(ステップS6)。名前解決中継通信部101は、名前解決装置200から送信される名前解決結果を受信すると、セッション管理部105は、ステップS3で登録したセッションを削除する。そして、名前解決結果送信部104は、ステップS6で名前解決中継通信部101が受信した名前解決結果を、回線終端装置500−1に送信する(ステップS8)。回線終端装置500−1は、名前解決中継装置100から送信される名前解決結果を受信すると、受信した名前解決結果に含まれるアドレスを宛先とする通信を開始する。
このように、回線終端装置500−1は、名前解決要求に対する名前解決結果を受信することができる。
<第2の動作例>
次に、図6を参照して、本実施形態による名前解決中継装置100が、回線終端装置500−2と名前解決装置200−2との名前解決を中継する動作例を説明する。
情報端末600−2に、ユーザから、ネットワークへの接続要求が入力されると、回線終端装置500−2は、情報端末600−2に記憶されたネットワーク識別子を、定められた規則によりラベル化してドメイン識別子「08miyazaki03com」を生成し、このラベルに、回線終端装置500−2に記憶された回線識別子「eX」と、地域識別子「osaka」と、サービス識別子「isp」と、管理識別子「abc.com」とを、ドット「.」で連結した階層ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp.abc.com」を生成する。
そして、回線終端装置500−2の名前解決要求送信部501−2は、生成した階層ドメイン識別子を名前解決対象とする名前解決要求を、名前解決中継装置100に送信する(ステップS1)。そして、名前解決中継装置100の名前解決要求受信部106が、回線終端装置500−2から送信される名前解決要求を受信すると、識別子判定部103が、名前解決要求の名前解決対象ドメインに含まれるネットワーク識別子のTLDに対応する上位層ドメイン識別子が、対応識別子記憶部107に記憶されているか否かを判定する(ステップS12)。
識別子判定部103によって、名前解決対象の階層ドメイン識別子に含まれるネットワーク識別子のTLDに対応する上位層ドメイン識別子が、対応識別子記憶部107に記憶されていると判定されると、セッション管理部105は、名前解決のセッション登録を行い(ステップS13)、識別子判定部103は、名前解決要求を識別子変換部102に転送する(ステップS14)。識別子変換部102は、名前解決対象の階層ドメイン識別子に含まれるネットワーク識別子のTLD「com」に対応する上位層ドメイン識別子「isp2」を対応識別子記憶部107から読出し、名前解決要求の名前解決対象である階層ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp.abc.com」の、サービス識別子「isp」を、対応識別子記憶部107から読み出したサービス識別子「isp2」に変換する(ステップS15)。
そして、名前解決中継通信部101は、ステップS15で変換した階層ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp2.abc.com」を名前解決対象とする名前解決要求を、名前解決装置200−2に送信する(ステップS16)。名前解決装置200−2は、名前解決中継装置100の名前解決中継通信部101から送信される名前解決要求を受信すると、名前解決情報記憶部201−2から、名前解決要求の名前解決対象である階層ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp2.abc.com」に対応するアドレス「1234::2」を読み出す(ステップS18)。
そして、名前解決装置200−2は、名前解決要求に対する応答として、名前解決要求に含まれる階層ドメイン識別子とステップS18で読み出したアドレスとを含む名前解決結果を、名前解決中継装置100に送信する(ステップS19)。名前解決中継通信部101は、名前解決装置200−2から送信される名前解決結果を受信すると、ステップS13で登録したセッションを削除する(ステップS19)。また、名前解決中継装置100は、名前解決結果に含まれる階層ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp2.abc.com」を、ステップS15で識別子変換する前の階層ドメイン識別子「08miyazaki03com.eX.osaka.isp.abc.com」に戻す(ステップS20)。そして、名前解決結果送信部104は、名前解決中継通信部101が受信した名前解決結果を、回線終端装置500−2に送信する(ステップS21)。回線終端装置500−2は、名前解決中継装置100から送信される名前解決結果を受信すると、受信した名前解決結果に含まれるアドレスを宛先とする通信を開始する。
このように、回線終端装置500−2は、名前解決要求に対する名前解決結果を受信することができる。
なお、上述の動作例では、対応識別子記憶部107は、ネットワーク識別子のTLDとサービス識別子とを対応付けて記憶することとしたが、下位層ドメインの識別子に対して上位層ドメインの識別子を対応付けるのであれば、ネットワーク識別子のTLDとサービス識別子とに限るものではない。
また、上述の例では、名前解決中継装置100と、名前解決装置200とは、それぞれ単一の装置として説明したが、ネットワーク環境、ドメイン内の端末数、名前解決情報のレコード数などを考慮して、最適な構成として良い。
また、本実施形態では、回線終端装置500の名前解決要求送信部501が、ネットワーク識別子(例えば、「youro.ne.jp」)を特定の規則に従って1ラベル化する(例えば、「05youro02ne02jp」)例について説明したが、このような1ラベル化を行わない場合にも本発明を適用できる。これにより、特定のゾーン管理を行う名前解決装置に登録される名前解決情報が大量になった場合に、複数台の名前解決装置を用意し、それぞれの名前解決装置に分散して名前解決情報を登録して管理することが可能である。例えば、ホスト名として「srv001」から「srv999」までの999種のドメインのゾーン管理を行う名前解決装置がある場合、そのドメインに含まれる名前解決情報が大量に増加した場合には、「srv001」から「srv500」までと、「srv501」から「srv999」までとにゾーン管理を分散させ、異なる名前解決装置によって名前解決情報を管理することが可能となる。
また、本実施形態では、名前解決装置200の名前解決情報記憶部201には、「1234::1」のような、IPv6によるアドレスを記憶する例を説明したが、名前解決情報記憶部201が記憶するアドレスは、IPv4アドレスでも良いし、IPv6アドレスとIPv6アドレスとの双方でも良い。
また、本実施形態において説明した各装置、各機能部は、物理的に上述のように配置する必要はなく、本システムの実施者は、本サービスのユーザ数、本サービスの保守体制、管理者の既存のハードウェア資源などを考慮して柔軟に構成することができる。
また、名前解決中継通信部101と、識別子変換部102と、識別子判定部103と、
セッション管理部105と、対応識別子記憶部107との機能部は、回線終端装置500に備えるように構成しても良いが、それぞれの回線終端装置500は、ユーザの家庭などに設置されているため、本実施形態のように、名前解決中継装置100に備えるように構成すると、より管理コストが低く本発明を実施することができると考えられる。
また、本実施形態では、ドメイン「jp」およびドメイン「org」と、ドメイン「net」およびドメイン「com」とでゾーンを分割することとしたが、ゾーンを3以上に分割し、例えば「isp3.abc.com」のゾーン管理を行う名前解決装置に管理を委任するようにしても良い。
このように、本発明によれば、大量の名前解決情報を管理する名前解決装置の処理負担を、通信装置が送信する名前解決対象を変更することなく、分散させるための名前解決中継装置を提供することができる。
なお、本発明における処理部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより名前解決を行ってもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)を備えたWWWシステムも含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムが送信された場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリ(RAM)のように、一定時間プログラムを保持しているものも含むものとする。
また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
本発明の一実施形態による名前解決システムのゾーン分割の概要を示す図である。 本発明の一実施形態による名前解決システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による回線終端装置が送信する名前解決要求に含まれる名前解決対象ドメイン識別子を示す図である。 本発明の一実施形態による対応識別子記憶部に記憶されるデータ例を示す図である。 本発明の一実施形態による名前解決システムの動作例を示すシーケンス図である。 本発明の一実施形態による名前解決システムの動作例を示すシーケンス図である。 従来技術によるゾーン分割の概要を示す図である。
符号の説明
100 名前解決中継装置
101 名前解決中継通信部
102 識別子変換部
103 識別子判定部
104 名前解決結果送信部
105 セッション管理部
106 名前解決要求受信部
107 対応識別子記憶部
200 名前解決装置
201 名前解決情報記憶部
202 名前解決部
300 名前解決情報管理装置
400 名前解決情報キャッシュ装置
500 回線終端装置
501 名前解決要求送信部
600 情報端末
1200 名前解決装置

Claims (5)

  1. それぞれが異なるゾーンを管理し、複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を受信した場合、前記名前解決要求に含まれる前記階層ドメイン識別子に対応するアドレスを応答する複数の名前解決装置に接続された名前解決要求装置であって、
    複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を生成する名前解決要求部と、
    前記名前解決要求部が生成した前記名前解決要求に含まれる前記階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれるか否かを判定する識別子判定部と、
    前記識別子判定部が、前記階層ドメイン識別子に含まれる前記ドメイン識別子に、前記予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれると判定した場合、前記階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子のうち、前記階層ドメイン識別子の名前解決を行う名前解決装置の選択の際に参照されるドメイン識別子を、変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子に変換する識別子変換部と、
    前記識別子変換部が変換した前記階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を対応する前記名前解決装置に送信する送信部と、
    を備えることを特徴とする名前解決要求装置。
  2. 複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を送信する通信装置と、それぞれが異なるゾーンを管理し、前記名前解決要求を受信した場合、前記名前解決要求に含まれる前記階層ドメイン識別子に対応するアドレスを応答する複数の名前解決装置とに接続される名前解決中継装置であって、
    前記通信装置から前記名前解決要求を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した前記名前解決要求に含まれる前記階層ドメイン識別子を読み出し、読み出した前記階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれるか否かを判定する識別子判定部と、
    前記識別子判定部が、前記階層ドメイン識別子に含まれる前記ドメイン識別子に、前記予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれると判定した場合、前記階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子のうち、前記階層ドメイン識別子の名前解決を行う名前解決装置の選択の際に参照されるドメイン識別子を、変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子に変換する識別子変換部と、
    前記識別子変換部が変換した前記階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を対応する前記名前解決装置に送信する名前解決中継部と、
    を備えることを特徴とする名前解決中継装置。
  3. 前記予め定められるゾーン変更対象の識別子と、前記変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子とを対応付けて予め記憶する対応識別子記憶部をさらに備え、
    前記識別子判定部は、前記対応識別子記憶部に記憶される前記予め定められるゾーン変更対象の識別子を読み出し、読み出したゾーン変更対象の識別子に基づいて、前記判定を行う
    ことを特徴とする請求項2に記載の名前解決中継装置。
  4. 前記名前解決中継部は、前記名前解決装置に送信する名前解決要求に応答して、前記名前解決装置から名前解決結果を受信し、
    前記名前解決中継部が受信する前記名前解決結果を、前記通信装置に送信する名前解決結果送信部をさらに備える
    ことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれか1項に記載の名前解決中継装置。
  5. それぞれが異なるゾーンを管理し、複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を受信した場合、前記名前解決要求に含まれる前記階層ドメイン識別子に対応するアドレスを応答する複数の名前解決装置に接続された通信装置の名前解決方法であって、
    名前解決要求部が、複数のドメイン識別子からなる階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を生成するステップと、
    識別子判定部が、前記名前解決要求部によって生成された前記名前解決要求に含まれる前記階層ドメイン識別子を読み出し、読み出した前記階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子に、予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれるか否かを判定するステップと、
    識別子変換部が、前記識別子判定部によって、前記階層ドメイン識別子に含まれる前記ドメイン識別子に、前記予め定められるゾーン変更対象の識別子が含まれると判定された場合、前記階層ドメイン識別子に含まれるドメイン識別子のうち、前記階層ドメイン識別子の名前解決を行う名前解決装置の選択の際に参照されるドメイン識別子を、変更先のゾーンを管理する名前解決装置に対応するドメイン識別子に変換するステップと、
    送信部が、前記識別子変換部が変換した前記階層ドメイン識別子を含む名前解決要求を対応する前記名前解決装置に送信するステップと、
    を備えることを特徴とする名前解決方法。
JP2008036728A 2008-02-18 2008-02-18 名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法 Active JP4825826B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008036728A JP4825826B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008036728A JP4825826B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2009194883A JP2009194883A (ja) 2009-08-27
JP4825826B2 true JP4825826B2 (ja) 2011-11-30

Family

ID=41076439

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008036728A Active JP4825826B2 (ja) 2008-02-18 2008-02-18 名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4825826B2 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3170491B2 (ja) * 1999-03-29 2001-05-28 松下電送システム株式会社 画像通信装置及びサーバ装置並びに能力交換方法
JP2005333374A (ja) * 2004-05-19 2005-12-02 Toshiba Corp ネットワーク検索システム、情報検索方法、ブリッジ装置及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2009194883A (ja) 2009-08-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5249233B2 (ja) Imsサービスの柔軟なアドレスの解決の方式
JP4271988B2 (ja) パケット通信装置
US11606388B2 (en) Method for minimizing the risk and exposure duration of improper or hijacked DNS records
EP2465247B1 (en) Method for correlating nameserver ipv6 and ipv4 addresses
JP4234482B2 (ja) 動的dns登録方法、ドメイン名解決方法、代理サーバ、及びアドレス変換装置
US20060218289A1 (en) Systems and methods of registering and utilizing domain names
US20060095585A1 (en) System and method for establishing communication between a client and a server in a heterogenous ip network
JP2003244184A (ja) ドメインネームの管理方法及びこれに適した装置
EP1405495A2 (en) Method and apparatus for resolving an entity identifier into an internet address using a domain name system (dns) server
Blanchet Finding the Authoritative Registration Data (RDAP) Service
EP2070299B1 (en) Address resolution in a communication system
JP3692107B2 (ja) 名前解決装置及び名前解決方法
JP4825826B2 (ja) 名前解決要求装置、名前解決中継装置、名前解決方法
EP1728370B1 (en) Transmission of communication between data transmission networks
US20220086124A1 (en) Processing data
WO2005093999A1 (en) Systems and methods of registering and utilizing domain names
JP4825827B2 (ja) 名前解決システム、名前解決中継装置、通信装置、名前解決方法
Hughes DNS
JP2008206081A (ja) マルチホーミング通信システムに用いられるデータ中継装置およびデータ中継方法
KR20050104103A (ko) 사설 네트워크를 기반으로 하는 단말간의 일대일 통신시스템 및 그 방법
KR100994764B1 (ko) 도메인 네임 웹 관리방법
Belkner et al. 10-Domain Name System
EP1856882B1 (en) Transferability of a network address
Blanchet RFC 7484: Finding the Authoritative Registration Data (RDAP) Service
Spleiß et al. Naming, Assigning and Registering Identifiers in a Locator/Identifier-Split Internet Architecture

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20100115

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110427

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110531

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110729

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110912

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4825826

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250