JP4825593B2 - 切削境界面検知装置および路面切削機制御装置ならびにこれらを備えた路面切削車両 - Google Patents

切削境界面検知装置および路面切削機制御装置ならびにこれらを備えた路面切削車両 Download PDF

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Description

本発明は、コンクリートなどからなる路盤上に形成されたアスファルト舗装などの表層のみを切削除去し、路盤を出す作業(以下、適宜「路盤出し作業」という)に際して、その路盤の切削境界面を正確に検知するための切削境界面検知装置および路面切削機制御装置ならびにこれらを備えた路面切削車両に関するものである。
従来、道路や橋梁路面などのアスファルト舗装は、車両の走行によってわだち掘れやひび割れなどの劣化が次第に生ずるため、例えば夜間などの交通量の少ない時間帯を利用して定期的にあるいは随時その修繕工事が行われている。
このアスファルト舗装の修繕は、ロードカッターなどと称される専用の路面切削車両によって古いアスファルトの表層部分を切削除去した後、その切削面上に新しいアスファルトなどの表層を再舗装する方法(いわゆる切削オーバーレイ)が一般的に多く採用されている。
そして、このようなアスファルト舗装の切削除去作業に用いられている路面切削車両は、例えば、以下の特許文献1などに示すような構造をした路面切削車両が用いられている。
この路面切削車両は、自ら路上を走行しながら路面表層を切削削除するものであり、例えば、図5に示すように前輪1が左右に各々1輪、後輪2が左右に各々2輪を有する車体3の下側に路面切削機(カッター部)4を昇降自在に取り付け、この路面切削機4によってアスファルト舗装路面を削り取ると共に、削り取った切削廃材を車体3前方に延びる搬送コンベア5によって所定の場所に搬送するようになっている。
すなわち、この路面切削機4は、車体3の幅方向に延びるカッタードラム6の表面に多数のカッタービット7(図1参照)を設けると共にその周囲を金属板などからなるカッターフレーム8で覆ったものであり、このカッタードラム6を油圧によって回転駆動させると共に、左右の昇降用油圧シリンダ9によって路面に対して昇降させることでその表面に設けられたカッタービット7によってその路面表層部のアスファルト舗装を任意の厚さで削り取ることができるようになっている。
そして、この路面切削機4で削り取った切削屑をこの路面切削機4から車両進行方向前方に延びる無端ベルト式の搬送コンベア5によってこの路面切削車両と随行するダンプトラック10の荷台などに投下して連続的に搬送するようにしている。
また、以下の特許文献2〜4などに示すような路面切削自動制御装置を備え、この路面切削自動制御装置によって予め切削深さ、切削範囲、横断勾配などを設定すれば、所望する内容の切削作業を自動的に行うことを可能とした路面切削車両も用いられている。
また、特許文献5に示すような路面切削車両では、図16に示すようにカッターフレーム8の側部にサイドカバー8aをこのカッターフレーム8に対して昇降自在に設けると共にそのサイドカバー8aの前後下部に、掘削領域縁部の路面に沿って転動する回転体8b、8bを設けておき、このカッターフレーム8に対するサイドカバー8aの昇降高さをレベルセンサなどによって検知することで路面の切削深さの情報を検出している。この検出情報により、正確にカッタードラム6の突き出し深さの制御を行うことができ、例えば、路面表面に凹凸があっても、路面表面からの切削深さを常に一定とする自動制御(いわゆる「ならい制御」)装置とすることも可能となっている。
図示するようにこのサイドカバー8aの上端にはワイヤロープ11の一端が連結されており、このワイヤロープ11は、図17に示すようにカッターフレーム8に設けられたシーブ12,13,14を経てカッターフレーム8に昇降自在に支持された昇降部材15のシーブ16に掛けられ、かつ他端がこれに固定された螺子ロッド17と、これに螺合したネット18とにより、前記車体3側に支持されている。このワイヤロープ11は、昇降部材15の重量により張力が負荷されていて、サイドカバー8aの昇降に応じて昇降部材15が昇降するようになっている。
そして、この昇降部材15にはカッターフレーム8に設けられたレベルセンサ19の検出子19aが接しており、昇降部材15の高さ位置を検出することによりサイドカバー8aの高さ位置を読み取ることができるようになっている。
特開平11−50415号公報 特開昭64−62505号公報 特開平3−172404号公報 特開平3−275802号公報 特公平7−15849号公報
ところで、高速道路や橋梁などの高架路線は、図6に示すように橋脚などと一体化したコンクリート製の路盤C上に所定厚でアスファルト製の表層Aを敷き詰めた2重構造になっており、その表層Aの修繕作業は、通常そのアスファルト表層Aを一旦全部切削除去してコンクリート路盤Cを露出させた(路盤出し作業)後、そのコンクリート路盤C上に新たなアスファルトを敷き詰めるようにしている。なお、図6に示すようにこのアスファルト製の表層Aとコンクリート路盤C間に防水性に優れた材料からなる遮水層Bが設けられている場合は、この遮水層Bもそのアスファルト製の表層Aと共に一旦全部切削除去してからアスファルト製の表層Aと共に新たにそのコンクリート路盤C上に敷き詰めるようにしている。
そのため、前述したような路面切削車両を用いてこのような路盤出し作業をするに際しては、そのコンクリート製の路盤Cをできるだけ削り取らないように注意して作業を行わなければならない。
しかしながら、このコンクリート路盤Cを削り取ることなくアスファルト表層Aのみを切削除去するためには多くの作業経験が必要であり、熟練したオペレータでなければその作業ができないといった問題点があった。
すなわち、熟練したオペレータが前述したような路面切削車両を用いて路盤出し作業を行った場合、図7に示すようにアスファルト表層Aのみ、あるいは遮水層Bが設けられている場合は、アスファルト表層Aと遮水層Bのみを安定して切削してコンクリート路盤Cの境界面をきれいに露出させることができるが、未熟なオペレータが同様の路盤出し作業を行った場合、例えば図8に示すようにアスファルト表層Aだけでなくコンクリート路盤Cまで大きく削りすぎたり、あるいは切削深さが浅すぎてアスファルト表層Aの一部、または遮水層Bが設けられている場合はその遮水層Bの一部がそのまま残ってしまうといった不都合がある。
一方、前述したような路面切削自動制御装置を用いて、アスファルト表層Aの厚さ(深さ)が一定の場合には一定の深さで自動切削が行われるためアスファルト表層Aのみ、あるいはアスファルト表層Aと遮水層Bのみを切削除去することは可能であるが、例えば図9に示すようにコンクリート路盤C側に元々凹凸があってアスファルト表層Aの厚さ(深さ)が一定でないような場合には、切削深さが一定であるにもかかわらず、未熟なオペレータが行った場合と同様にコンクリート路盤Cまで大きく削りすぎたり、あるいは切削深さが浅すぎてアスファルト表層Aや遮水層Bの一部が残ってしまうといった不都合が発生する。
そこで、本発明はこのような課題を有効に解決するために案出されたものであり、その目的は、未熟なオペレータであっても路盤出し作業を容易かつ確実に行うことができる新規な切削境界面検知装置および路面切削機制御装置ならびにこれらを備えた路面切削車両を提供するものである。
従来、熟練したオペレータの手動操作によるこの路盤出し作業は、例えば、図11に示すように路面切削車両(の操作部)に触れているオペレータがその路面切削時に路面切削機4から発生する振動を体感し、その切削振動のごく僅かな変化によってコンクリート路盤Cの検知を行っている。
すなわち、図12および図13に示すようにアスファルトからなる表層Aとコンクリート製の路盤Cとはその硬度や材質などが異なることから路面切削機(カッター部)4による切削時の振動も僅かに異なる。そして、熟練したオペレータは多くの経験の積み重ねることによってこの振動の差を感知することができ、それによって路盤Cの検知を行っている(いわゆる職人技)。
このため、未熟なオペレータなどへの技術伝授もなかなか行われ難く、その路盤出し作業は限られた熟練オペレータしか行えないのが現状である。
そこで、前記課題を解決するために請求項1に記載の切削境界面検知装置は、
路盤上に表層を有する路面を路面切削機で切削するに際して当該路面切削機が前記路盤に到達したことを検知する切削境界面検知装置であって、
前記路面切削機が前記路面を切削するときに発生する振動加速度を検知する振動加速度検知手段と、当該振動加速度検知手段で検知される振動加速度を連続的にあるいは随時取得してその振動周波数の特性を分析する周波数特性分析手段と、予め前記路面切削機による前記路面の切削振動の周波数特性を登録した周波数特性登録手段と、前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性と当該周波数特性登録手段に登録された周波数特性とを比較し、その比較結果に基づいて前記路面切削機が前記路盤に到達したか否かを判定する路盤検知判定手段と、当該路盤検知判定手段による判定結果を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項2に記載の切削境界面検知装置は、
請求項1に記載の切削境界面検知装置において、前記周波数特性登録手段は、前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性のうち、任意の周波数特性を選択して登録する周波数特性登録スイッチをさらに備えたことを特徴とするものである。
また、請求項3に記載の路面切削機制御装置は、
路面を切削する路面切削機を制御する装置であって、当該路面切削機を昇降する昇降手段と、前記請求項1または2に記載の切削境界面検知装置の路盤検知判定手段による判定結果に基づいて前記昇降手段を制御する昇降制御手段と、を有することを特徴とするものである。
また、請求項4に記載の路面切削車両は、
自走可能な車体に、
路盤上に表層を有する路面を切削する路面切削機と、当該路面切削機が前記路面を切削するときに発生する振動加速度を検知する振動加速度検知手段と、当該振動加速度検知手段で検知される振動加速度を連続的にあるいは随時取得してその振動周波数の特性を分析する周波数特性分析手段と、予め前記路面切削機による前記路面の切削振動の周波数特性を登録した周波数特性登録手段と、前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性と当該周波数特性登録手段に登録された周波数特性とを比較し、その比較結果に基づいて前記路面切削機が前記路盤に到達したか否かを判定する路盤検知判定手段と、当該路盤検知判定手段による判定結果を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項5に記載の路面切削車両は、
自走可能な車体に、
路盤上に表層を有する路面を切削する路面切削機と、当該路面切削機を昇降する昇降手段と、当該路面切削機が前記路面を切削するときに発生する振動加速度を検知する振動加速度検知手段と、当該振動加速度検知手段で検知される振動加速度を連続的にあるいは随時取得してその振動周波数の特性を分析する周波数特性分析手段と、予め前記路面切削機による前記路面の切削振動の周波数特性を登録した周波数特性登録手段と、前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性と当該周波数特性登録手段に登録された周波数特性とを比較し、その比較結果に基づいて前記路面切削機が前記路盤に到達したか否かを判定する路盤検知判定手段と、前記切削境界面検知装置の路盤検知判定手段による判定結果に基づいて前記昇降手段を制御する昇降制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
また、請求項6に記載の路面切削車両は、
請求項5に記載の路面切削車両において、前記路盤検知判定手段による判定結果を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とするものである。
また、請求項7に記載の路面切削車両は、
請求項4〜6のいずれか1項に記載の路面切削車両において、前記周波数特性登録手段は、前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性のうち、任意の周波数特性を選択して登録する周波数特性登録スイッチを有することを特徴とするものである。
請求項1の切削境界面検知装置によれば、振動加速度検知手段が路盤上に表層を有する路面を路面切削機で切削するときに発生する振動加速度を検知し、周波数特性分析手段がその振動加速度を連続的にあるいは随時取得してその振動周波数の特性を分析する。そして、路盤検知判定手段がこの周波数特性分析手段で分析された周波数特性と周波数特性登録手段に登録された周波数特性とを比較してその比較結果に基づいて前記路面切削機が前記路盤に到達したか否かを判定し、報知手段がその判定結果を例えば音声や光などによってオペレータに報知することになる。
これによって、未熟なオペレータであってもその路面を路面切削機で切削した際にその路面切削機が路盤境界面に到達したことを正確に把握することができる。
また、請求項2の切削境界面検知装置によれば、前記周波数特性登録手段に登録されていない特殊な周波数特性も適宜に追加登録することができるため、その特殊な周波数特性を有する路盤に対しても切削状態か否かを確実に判断できる。
また、請求項3の路面切削機制御装置によれば、昇降制御手段が前記切削境界面検知装置の路盤検知判定手段による判定結果に基づいて、前記路面切削機を昇降する昇降手段を制御することになる。
これによって、自動的に最適な切削深さ調整が実現できるため、前述したように路盤自体に凹凸があった場合でも路面表層のみを切削除去して良質な路盤出し作業を実施することができる。
また、請求項4の路面切削車両は、すなわち自走可能な車体に、路盤上に表層を有する路面を切削する路面切削機と、請求項1の切削境界面検知装置を備えたため、請求項1と同様に未熟なオペレータであってもその路面を路面切削機で切削した際にその路面切削機が路盤境界面に到達したことを迅速かつ正確に把握することが可能となり、良質な路盤出し作業を実施することができる。
また、請求項5に記載の路面切削車両は、すなわち自走可能な車体に、路盤上に表層を有する路面を切削する路面切削機と、請求項1および2の切削境界面検知装置と請求項3の路面切削機制御装置を備えたため、請求項3と同様に自動的に最適な切削深さ調整が可能となり、路盤自体に凹凸があった場合でも路面表層のみを切削除去して良質な路盤出し作業を実施することができる。
また、請求項6に記載の路面切削車両は、請求項5に記載の路面切削車両に、前記路盤検知判定手段による判定結果を報知する報知手段をさらに備えたことから、未熟なオペレータが手動によってその路面切削深さ調整作業をした場合あっても容易に最適な路盤出し作業を実施することができる。
また、請求項7の路面切削車両によれば、請求項2と同様に特殊な周波数特性を有する路盤に対しても切削状態か否かを確実に判断できるため、最適な路盤出し作業を容易に実施することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を添付図面を参照しながら詳述する。
図1および図2は、本発明に係る路面切削車両(ロードカッター)100の実施の一形態を示したものである。なお、特に図示および以下に説明のない部分は、図5などに示したような従来の路面切削車両と同様な構成となっている。
図示するようにこの路面切削車両(ロードカッター)100は、コンクリート製の路盤C上に遮水材からなる遮水層Bを含むアスファルト舗装からなる表層Aを形成した路面を切削するための路面切削機4と、この路面切削機4の切削振動を検知する振動センサSと、この振動センサSからの入力信号を処理する信号処理部20と、この信号処理部20の処理結果に応じて所定の警報を行う警報器30と、同じくこの信号処理部20の処理結果に応じてこの路面切削機4の切削深さなどを調整する切削機制御部40と、この切削機制御部40によって制御されるアクチュエータ50とから主に構成されている。
先ず、この路面切削機4は、従来と同様に車体の幅方向に延びるカッタードラム6の表面に多数のカッタービット7が設けられていると共にその周囲が金属板などからなるカッターフレーム8で覆われた構造となっている。そして、このカッタードラム6を油圧ポンプからの圧油を受けて油圧シリンダ9などからなるアクチュエータ50によって路面に対して昇降させると共に図中矢印に示すように回転駆動させることで、その表面に設けられた多数のカッタービット7がその路面表層Aのアスファルト舗装を任意の厚さで削り取ることができるようになっている。
また、振動センサSは、この路面切削機4のカッターフレーム8上に固定ボルトや接着剤などによって一体的に固定されており、カッタードラム6からカッターフレーム8に直接伝わってきた切削振動加速度を常時あるいは随時検出してその検出信号を電気信号として信号処理部20に入力するようになっている。
この信号処理部20は、図2に示すように信号増幅器22と、周波数分析器24と、周波数特性登録器26と、周波数特性比較器28とから主に構成されており、振動センサSで検出された信号を入力し、その入力信号に基づいてその路面切削機4がコンクリート製の路盤Cに達したか(切削したか)否かを迅速に判断するようになっている。
すなわち、先ずこの信号増幅器22は、振動センサSで検出された加速度信号を入力して増幅してから周波数分析器24に入力するようになっている。
そして、この周波数分析器24は、この信号増幅器22で増幅された入力波形を構成している信号に含まれている成分を周波数別の大きさとして調べた後、その処理結果を周波数特性登録器26および周波数特性比較器28に入力するようになっている。
具体的には、この周波数分析器24は、A/D変換器やDSP(デジタル信号処理専用プロセッサ)などを備え、実時間の複合波形であるアナログ信号を公知のA/D変換方式によって量子化してデジタル信号に変換した後、そのデジタル信号をDFT(Discrete Fourier Transformer:離散フーリエ変換)やFFT(Fast Fourier Transformer:高速フーリエ変換)などの公知のフーリエ変換処理によって周波数成分(正弦波)に分解して図4に示すように、どのような周波数の正弦波がどれくらいの大きさで含まれているかをグラフ化した周波数スペクトルを生成し、この周波数スペクトルを周波数特性比較器28および周波数特性登録器26側にそれぞれ入力するようになっている。
周波数特性登録器26は、例えば、HDD(ハードデスクドライブ)や半導体メモリなどのようなデジタルデータの読み出し・書き込み自在な記憶装置などから構成されており、このようにして得られた過去の周波数特性(周波数スペクトル)をデータとして登録すると共に、周波数特性比較器28の要求に応じて既に登録している過去の周波数スペクトルを呼び出して周波数特性比較器28に提供するようになっている。
また、この周波数特性登録器26には、周波数特性登録スイッチ60が設けられており、オペレータなどの操作などによって前記周波数分析器24で得られた所定の周波数特性を任意に登録(記録)できるようになっている。
すなわち、この周波数特性登録器26は、予め典型的ないくつかの周波数特性データが登録されている他、オペレータがこの周波数特性登録スイッチ60を操作することによって登録されていない新たな周波数特性データを登録可能となっている。つまり、この路面切削機4で切削される路面の表層Aおよび遮水層Bは必ずしもアスファルトなどであるとは限られず、コンクリートなどの場合もあり、また、同じアスファルト舗装の場合であってもその地域などによってはそのアスファルトに混入される骨材の成分や種類が異なるため、その周波数特性も様々であるからである。さらに、同様に路盤Cもコンクリート以外の場合もあるのみならず、同じコンクリートであってもその成分や構造の違い(例えば、単なる鉄筋入りコンクリートやプレストレスコンクリートなど)によりその周波数特性も大きく異なるため、このような特殊な成分や構造のコンクリート路盤Cを用いた路面切削時の周波数特性についても適宜、新規・追加登録可能となっている。
そして、周波数特性比較器28は、この周波数特性登録器26に登録されている周波数特性(周波数スペクトル)のなかから、前記周波数分析器24で分析された周波数特性(周波数スペクトル)と最も近似する周波数特性(周波数スペクトル)を呼び出してきて両者を比較する共にその近似度を判断し、その近似度に基づいて路盤Cの検知を判断し、その判断結果を警報器30および切削機制御部40側に出力するようになっている。
なお、この周波数特性比較器28は、CPUやROM、RAMなどのハードウェアと専用の判断プログラムとからなるコンピュータシステムなどで実現可能であり、このようなコンピュータシステムを用いてこの周波数特性比較器28を実現した場合は、この周波数特性比較器28によって前述した信号増幅器22や周波数分析器24、周波数特性登録器26の機能も同時に実現することが可能である。
また、警報器30は、例えばブザーやランプ、メータ、ディスプレイなどから構成されており、周波数特性比較器28による判断結果を音声や光などによって常時または随時オペレータに報知するようになっている。
切削機制御部40は、前述したような路面切削自動制御装置に相当するものであり、既存の位置センサからの位置情報とオペレータまたはコンピュータからの指示に基づいてアクチュエータ50などを制御することによって、特に、路面切削機4の切削深さ(昇降高さ)をリアルタイムで調整する機能を提供するようになっている。
このアクチュエータ50としては、油圧ポンプから圧油を供給されて駆動される油圧シリンダ9等により構成される。
なお、この切削機制御部40は、オペレータによる手動によって切削深さを制御する場合は、この切削機制御部40へスイッチにより指示がいき、制御される。
次に、このような構成をした本発明の路面切削車両100の作用のうち、特に前述した信号処理部20の処理の流れを図3のフローチャートを主に参照しながら説明する。
図示するようにこの信号処理部20は、先ず最初のステップS100において振動センサSで検知された振動加速度を信号増幅器22に連続して入力し、入力された振動加速度信号を所定時間単位に区切って増幅処理する。なお、この振動センサSから入力される信号が十分に大きな値であれば、この信号増幅器22による信号の増幅処理は省略することも可能である。
次にこのようにして所定時間単位の振動加速度信号が入力されたならば、次のステップS102に移行し、周波数分析器24によって前述したようにその入力された振動加速度信号から測定波形を求めると共に周波数分析してその測定値に基づく周波数特性(周波数スペクトル)を生成する。
図4(1)は、このようにして得られた周波数特性(周波数スペクトル)のうち、アスファルト表層Aおよび遮水層Bのみを切削したときの周波数特性の一例を示したものであり、基本波成分aの他に2次〜4次の高調波成分b〜dが一定の周波数ごとに発生している点が典型的な特徴である。
これに対し、図4(2)は、このようにして得られた周波数特性(周波数スペクトル)のうち、アスファルト表層Aおよび遮水層Bのみならず、その下層のコンクリート路盤Cまでも切削したときの周波数特性の一例(登録された周波数特性)を示したものであり、アスファルト表層Aのみを切削したときの典型波成分a〜dに加えてコンクリート路盤C切削時の周波数成分e〜gが見られる点が典型的な特徴である。
その後、このようにして実測値に基づく周波数特性(測定周波数特性)が得られたならば次のステップS104に移行し、周波数特性比較器28によってこの測定周波数特性と、前述した周波数特性登録器26から呼び出してきた登録周波数特性とを比較し、次の判断ステップS106においてそれらの特性が一致するか否かを判断する。
図4(1)および(2)の例でいえば、例えば、アスファルト表層Aおよび遮水層Bのみを切削したときの典型波成分a〜dに加えてコンクリート路盤C切削時の周波数成分e〜gの全てあるいはいずれか1つが見られたならば、特性が一致していると判断し、また、これらの周波数成分e〜gのいずれも見られない場合、あるいは一部のみが見られる場合は、特性が一致していないと判断する。
この判断処理の結果、特性が一致していないと判断したとき(No)、路面切削機4がコンクリート路盤Cに達していない(切削していない)とみなして、そのまま処理を終了することになるが、特性が一致していると判断したとき(Yes)は、路面切削機4がコンクリート路盤Cに達している(切削している)とみなして、次のステップS108に移行して警報器30および切削制御器40に対してその旨の信号を出力して最初のステップS100に戻り、同様の処理を繰り返すことになる。
そして、この周波数特性比較器28からの信号を受信した警報器30は音声や光によってその旨を報知すると共に、同じくその旨の信号を受信した切削制御部40は、アクチュエータ50(油圧シリンダ9)を制御して路面切削機4を上昇させるなどしてその切削深さを浅くすることになる。
なお、この路面切削機4の制御をオペレータが手動で行っている場合は、そのオペレータがこの警報器30による警報に基づいてアクチュエータ50(油圧シリンダ9)を操作してその切削深さを調整することになる。
また、前述したように、表層Aおよび遮水層Bや路盤Cの種類、成分などによってはその周波数特性が図4(2)に示したような典型例とは異なるため、このようなケースは、オペレータが周波数特性登録スイッチ60を操作して新たな周波数特性データとして周波数特性登録器26に登録しておけば、そのデータベースが充実し、信頼性の高い判断を行うことが可能となる。
例えば、図4(3)は、アスファルト表層Aおよび遮水層Bの成分は同じであるがその下層のコンクリート路盤Cの成分や構造が異なっている路面を切削したときに得られた周波数特性(周波数スペクトル)の他の例を示したものである。図示するようにこの例ではアスファルト表層Aおよび遮水層B切削時の周波数成分a〜d以外に他の周波数成分h〜jがみられるが、その発生周波数成分h〜jが典型例の周波数成分(e〜g)と比べて一定範囲以内であれば測定誤差として判断することができるが、一定範囲以上ずれている場合は、その路盤Cは周波数特性登録器26に登録されていない違い種類の路盤Cであると判断して、その周波数成分h〜jを有する周波数特性を別のサンプルとして周波数特性登録器26に新規登録することになる。また、表層Aおよび遮水層Bの種類が異なれば、周波数成分a〜dに代わる別の周波数成分が見られるため、この場合も別のサンプルとして周波数特性登録器26に新規登録することになる。
このように本発明の路面切削車両は、路面切削機4で路面を切削するときに発生する振動加速度を取得してその振動周波数の特性を分析し、分析された周波数特性と予め登録された周波数特性とを比較してその比較結果に基づいて路面切削機4が路盤Cに到達したか否かを判定し、その判定結果を音声や光などによってオペレータに報知するようにしたため、未熟なオペレータであってもその路面切削機4が路盤C(の境界面)に到達したことを迅速かつ正確に把握することが可能となる。
これによって、未熟なオペレータが手動で操作する場合や前述したように路盤C自体に凹凸があった場合でも図7や図10などに示すように路面表層Aおよび遮水層Bのみを確実に切削除去できるため、常に良質な路盤出し作業を実施することが可能となる。
なお、本実施の形態では、路面の表層Aとしてアスファルト、路盤Cとしてコンクリートを用いた例で説明したがこの組み合わせに限定されるものでないことはいうまでもなく、例えば、表層Aとしてコンクリートやプラスチック、ゴムなどの樹脂、木材などの他の材料で構成したり、路盤Cを砂利や石材、防水材などを構成したり、あるいは表層Aとは異なる成分のアスファルトやプラスチック、ゴムなどの樹脂、木材などの他の材料で構成したり、鉄筋入りコンクリートやプレストレスコンクリートなどの特殊な構造をした場合でも同様に適用可能であることは勿論である。また、路盤C上に直接アスファルト製の表層Aを敷き詰めて遮水層Bを省略した構成であっても良い。
ところで、前記実施の形態は、原則としてカッタードラム6と路盤Cが常に水平状態に位置しているのを前提として説明したものであるが、実際の路面の状況によっては図14および図15に示すようにカッタードラム6と路盤Cとがずれている場合があり、このようなケースでは、カッタードラム6の一部(左右端)が路盤Cに到達しているだけで他の領域では表層Aまたは遮水層Bが依然残ったままとなる。
図14のケースは、カッタードラム6が水平状態になっているのに対して路面aが傾斜してしまっているケースであり、また図15のケースは、これとは反対に路面aが水平状態になっているのに対してカッタードラム6が傾斜してしまっているケースであり、このような状態でカッタードラム6を降下させて切削を行うと図示するようにカッタードラム6の一部のみが路盤Cに到達しまい、他の領域では表層Aまたは遮水層Bが依然残ったままとなる。
このような両ケースの場合には、カッタードラム6の左右両側の振動を検知する振動センサSをカッターフレーム8の左右に取り付けて、それぞれ振動センサSからの振動信号により、車体3両側の油圧シリンダ9(a)、9(b)を別々に制御する装置を設けることにより、路面切削機4の左右いずれか一方が、路盤C(の境界面)に達したならば、図14及び図15に示すようにその側の油圧シリンダ9(a)は、それ以上路盤C側に伸長しないように制御し、また、他方の油圧シリンダ9(b)はさらに路盤C側に達するまで伸長するように制御することで、カッタードラム6と路盤Cとがずれている場合であっても路盤C表面に沿って表層Aまたは遮水層Bの切削残しなく、かつ切削し過ぎることなく切削することが可能となる。
また、前記課題を解決するための手段の欄に記載した請求項1および2の発明である「切削境界面検知装置」は、本実施の形態に係る図2の二点破線S1で括った「振動センサS」、「信号処理部20」、「警報器30」に対応するものである。
そして、この請求項1および2に記載した「振動加速度検知手段」、「周波数特性分析手段」、「周波数特性登録手段」、「路盤検知判定手段」、「報知手段」、「周波数特性登録スイッチ」は、それぞれ本実施の形態に係る「振動センサS」、「周波数分析器24」、「周波数特性登録26」、「周波数特性比較器28」、「警報器30」、「周波数特性登録スイッチ60」に対応するものである。
また、前記課題を解決するための手段の欄に記載した請求項3の発明である「路面切削機制御装置」は、本実施の形態に係る図2の二点破線S2で括った「切削機制御部40」、「アクチュエータ50」に対応するものである。
そして、この請求項3に記載した「昇降手段」および「昇降制御手段」はそれぞれ本実施の形態に係る「アクチュエータ50」および「切削機制御部40」に対応するものである。
また、前記課題を解決するための手段の欄に記載した請求項4〜7の発明である「路面切削車両」は、本実施の形態に係る「路面切削車両100」に対応するものである。
また、前記課題を解決するための手段の欄に記載した請求項1〜7でいう「表層」とは、前述したように路盤C上に遮水層Bなどを介してアスファルト製の表層Aを設けた場合は、この遮水層Bなどをも含む概念である。
本発明に係る路面切削車両(ロードカッター)の実施の一形態を示す説明図である。 本発明に係る路面切削車両の実施の一形態を示すブロック図である。 信号処理部の処理の流れを示すフローチャート図である。 周波数分析された周波数特性(周波数スペクトル)の典型例を示す図である。 従来の路面切削車両の構成および作用を示す全体側面図である。 路盤上に表層を有する路面のオーバーレイ工程を示す概念図である。 熟練したオペレータによる、路盤上に表層を有する路面の表層のみを切削除去する状態を示した概念図である。 未熟なオペレータによる、路盤上に表層を有する路面の表層のみを切削除去する状態を示した概念図である。 路盤自体に凹凸がある路面を路面切削自動制御装置を用いて切削除去する状態を示した概念図である。 本発明によって路盤自体に凹凸がある路面を切削除去する状態を示した概念図である。 路面切削車両をオペレータが手動によって操作した際の状態を示す概念図である。 路面切削機によって路面表層のみを切削している状態を示す概念図である。 路面切削機によって路盤までも切削している状態を示す概念図である。 路面切削機と路面とが互いにずれた状態で切削している状態を示す概念図である。 路面切削機と路面とが互いにずれた状態で切削している状態を示す概念図である。 路面切削車両の切削深さ検出機構の一例を示す側面図である。 図16中A−A線矢視図である。
符号の説明
100…路面切削装置
4…路面切削機
20…信号処理部
22…信号増幅器
24…周波数分析器(周波数特性分析手段)
26…周波数特性登録器(周波数特性登録)
28…周波数特性比較器(路盤検知判定手段)
30…警報器(報知手段)
40…切削機制御部(昇降制御手段)
50…アクチュエータ(昇降手段)
60…周波数特性登録スイッチ
A…表層
B…遮水層
C…路盤
S…振動センサ(振動検知手段)
S1…切削境界面検知装置
S2…路面切削機制御装置

Claims (7)

  1. 路盤上に表層を有する路面を路面切削機で切削するに際して当該路面切削機が前記路盤に到達したことを検知する切削境界面検知装置であって、
    前記路面切削機が前記路面を切削するときに発生する振動加速度を検知する振動加速度検知手段と、
    当該振動加速度検知手段で検知される振動加速度を連続的にあるいは随時取得してその振動周波数の特性を分析する周波数特性分析手段と、
    予め前記路面切削機による前記路面の切削振動の周波数特性を登録した周波数特性登録手段と、
    前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性と当該周波数特性登録手段に登録された周波数特性とを比較し、その比較結果に基づいて前記路面切削機が前記路盤に到達したか否かを判定する路盤検知判定手段と、
    当該路盤検知判定手段による判定結果を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする切削境界面検知装置。
  2. 請求項1に記載の切削境界面検知装置において、
    前記周波数特性登録手段は、前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性のうち、任意の周波数特性を選択して登録する周波数特性登録スイッチを有することを特徴とする切削境界面検知装置。
  3. 路面を切削する路面切削機を制御する装置であって、
    当該路面切削機を昇降する昇降手段と、
    前記請求項1または2に記載の切削境界面検知装置の路盤検知判定手段による判定結果に基づいて前記昇降手段を制御する昇降制御手段と、を有することを特徴とする路面切削機制御装置。
  4. 自走可能な車体に、
    路盤上に表層を有する路面を切削する路面切削機と、
    当該路面切削機が前記路面を切削するときに発生する振動加速度を検知する振動加速度検知手段と、
    当該振動加速度検知手段で検知される振動加速度を連続的にあるいは随時取得してその振動周波数の特性を分析する周波数特性分析手段と、
    予め前記路面切削機による前記路面の切削振動の周波数特性を登録した周波数特性登録手段と、
    前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性と当該周波数特性登録手段に登録された周波数特性とを比較し、その比較結果に基づいて前記路面切削機が前記路盤に到達したか否かを判定する路盤検知判定手段と、
    当該路盤検知判定手段による判定結果を報知する報知手段と、を備えたことを特徴とする路面切削車両。
  5. 自走可能な車体に、
    路盤上に表層を有する路面を切削する路面切削機と、
    当該路面切削機を昇降する昇降手段と、
    当該路面切削機が前記路面を切削するときに発生する振動加速度を検知する振動加速度検知手段と、
    当該振動加速度検知手段で検知される振動加速度を連続的にあるいは随時取得してその振動周波数の特性を分析する周波数特性分析手段と、
    予め前記路面切削機による前記路面の切削振動の周波数特性を登録した周波数特性登録手段と、
    前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性と当該周波数特性登録手段に登録された周波数特性とを比較し、その比較結果に基づいて前記路面切削機が前記路盤に到達したか否かを判定する路盤検知判定手段と、
    前記切削境界面検知装置の路盤検知判定手段による判定結果に基づいて前記昇降手段を制御する昇降制御手段と、を備えたことを特徴とする路面切削車両。
  6. 請求項5に記載の路面切削車両において、
    前記路盤検知判定手段による判定結果を報知する報知手段をさらに備えたことを特徴とする路面切削車両。
  7. 請求項4〜6のいずれか1項に記載の路面切削車両において、
    前記周波数特性登録手段は、前記周波数特性分析手段で分析された周波数特性のうち、任意の周波数特性を選択して登録する周波数特性登録スイッチを有することを特徴とする路面切削車両。
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