JP4825352B2 - Hair conditioning composition - Google Patents
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分類】
本発明は毛髪化粧料に関し、さらに詳しくは、毛髪に対する優れたコンディショニング効果を有し、べたつきのない、使用感の良好な毛髪化粧料、すなわち毛髪コンディショニング組成物に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
近年、ヘアケアへの意識の高まりから、シャンプーやヘアリンス、ヘアトリートメント、ヘアスタイリング剤などの毛髪化粧料には、使用後の毛髪になめらかでしっとりした感触を付与したり、べたつきのないサラサラ感やゴワツキのないしなやかな感触を付与するなど、毛髪への高いコンディショニング効果が望まれている。従来、毛髪へのコンディショニング効果を高める目的で、毛髪化粧料に流動パラフィン、エステル油、グリセライドなどの油剤を配合したり、カチオン化セルロースなどのカチオン性ポリマーやシリコーン誘導体を配合したり、また、アルキルポリアルキレングリコールエーテルを応用したもの（特開平４−２３０６１４）やパーフルオロポリエーテルを配合したもの（特開平４−２４７０１４）等が提案されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、油剤を配合したものはコンディショニング効果を向上させることはできるが、毛髪に油っぽさや重さが残り、満足の行くものではなかった。カチオン性ポリマーは毛髪への吸着性は高いが、長期にわたって使用するとべたつきやゴワツキが生じるなどの欠点があった。また、低粘度シリコーン油は毛髪へのサラサラ感やなめらかさの付与には優れているが、しっとり感やしなやかさの付与が十分でない。高重合シリコーンやアミノ変性シリコーンなどはなめらかさの付与には優れるが、長期使用すると毛髪への蓄積性があり、毛髪に硬さやきしみが生ずるなど、十分満足のいくものではなかった。したがって、上記欠点を克服した毛髪化粧料の開発が望まれていた。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
かかる実状において、本発明者らは上記課題を解決するために鋭意研究を行なった結果、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物を含有する毛髪コンディショニング組成物が、上記課題を解決することを見出し、本発明を完成するに至った。
【０００５】
すなわち、本発明は、炭素数８〜１８のアルキル基を含有する部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物、並びに炭化水素油、エステル油、トリグリセライド及びラノリン油脂から選ばれた油剤を含有することを特徴とするＷ／Ｏ型又はＯ／Ｗ型乳化毛髪コンディショニング組成物である。
【０００６】
【発明の実施の形態】
以下、本発明について詳述する。本発明に使用される部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物とは、オルガノハイドロジェンポリシロキサンと脂肪族不飽和基含有化合物とを付加重合させたものであり、特開平４−２７２９３２号公報、特開平５−１４０３２０号公報等に記載されているものを例示することができる。
【０００７】
部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物としては、下記一般式（１）
Ｒ1 aＲ2 bＨcＳｉＯ(4-a-b-c)/2 …（１）
｛式中、Ｒ1は同種又は異種の炭素数１〜１８の非置換、又は置換のアルキル基、アリール基、アラルキル基又はハロゲン化炭化水素基、Ｒ2は一般式ＣnＨ2nＯ（Ｃ2Ｈ4Ｏ）d（Ｃ3Ｈ6Ｏ）eＲ3〔ここにＲ3は水素原子又は炭素数１〜１０の飽和脂肪族炭化水素基もしくは−（ＣＯ）−Ｒ4（Ｒ4は炭素数１〜５の飽和脂肪族炭化水素基）で示される基、ｄは２〜２００の整数、ｅは０〜２００の整数、ｄ＋ｅは３〜２００の整数、ｎは２〜６をそれぞれ示す〕で示されるポリオキシアルキレン基、ａは１．０≦ａ≦２．５、ｂは０．００１≦ｂ≦１．０、ｃは０．００１≦ｃ≦１．０をそれぞれ示す｝で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサンおよび／または一般式（２）
Ｒ1 fＨgＳｉＯ(4-f-g)/2 …（２）
（式中、Ｒ1は上記と同じ、ｆは１．０≦ｆ≦３．０、ｇは０．００１≦ｇ≦１．５をそれぞれ示す）で表わされるオルガノハイドロジェンポリシロキサンと、一般式（イ）
ＣmＨ2m-1Ｏ（Ｃ2Ｈ4Ｏ）h（Ｃ3Ｈ6Ｏ）iＣmＨ2m-1 …（イ）
（式中、ｈは２〜２００の整数、ｉは０〜２００の整数、ｈ＋ｉは３〜２００の整数、ｍは２〜６をそれぞれ示す）で表わされるポリオキシアルキレンおよび／または一般式（ロ）
Ｒ1 jＲ5 kＳｉＯ(4-j-k)/2 …（ロ）
（式中、Ｒ1は前記に同じ、Ｒ5は末端に脂肪族不飽和基を有する炭素数２〜１０の１価炭化水素基、ｊは１．０≦ｊ≦３．０、ｋは０．００１≦ｋ≦１．５をそれぞれ示す）で表わされるオルガノポリシロキサンとの組合せにおいて、上記一般式（１）および／または一般式（イ）で表わされる成分を必須成分とする重合物が好ましい。
【０００８】
本発明の毛髪コンディショニング組成物は、上記部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物を用いることにより、使用後の毛髪がべたつかず、サラサラ感の付与ができると共に、なめらかでしっとりした感触を付与することができ、まとまりの良い、指通りの良好な髪にすることができる。また、ヘアスタイリング剤等において毛髪固定用ポリマーを用いた場合にはゴワツキを抑え、しなやかで風合いの良い髪にすると共に、フレーキングを抑制することができる。これらのコンディショニング効果に加え、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物を用いた毛髪コンディショニング組成物は塗布時に油剤のみを用いた時のような重さ（抵抗感）をもたず、のびの軽い感触を有するため、優れた使用感、使用性（使い易さ）を有する。
【０００９】
本発明において部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物は１種または２種以上を単独でまたは組み合せて用いることができ、その配合量は全組成中０．０１〜５０質量％（以下、単に「％」で示す）が好ましく、０．１〜３０％がより好ましい。この範囲の配合量において、本発明のより高い効果を得ることができる。
【００１０】
本発明の毛髪コンディショニング組成物においては、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物にさらに炭化水素油やエステル油、トリグリセライドなど非シリコーン性の油剤を加えることにより、上記効果に加えて毛髪の光沢、エモリエント効果、まとまりの良さなどにおいてより好ましい効果を得ることができる。特に、部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物において炭素数８〜１８のアルキル基を含有するもの、とりわけ上記Ｒ1が炭素数８〜１８のアルキル基であるものは非シリコーン油との親和性、相溶性がより良好であり、従ってこのような部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物を用いると、毛髪コンディショニング組成物の系中により多くの非シリコーン油を配合することが容易となって両者の併用による高い効果を得ることができる。
【００１１】
ここにおいて、非シリコーン油はシリコーン系以外の油剤であれば特に限定されず、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パーセリン油等の炭化水素油、２−エチルヘキサン酸セチル、２−エチルヘキサン酸イソステアリル、２−エチルヘキサン酸ステアリル、モノ２−エチルヘキサン酸エチレングリコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソプロピル、ジカプリン酸ネオペンチルグリコール、ジカプリン酸プロピレングリコール、ジペンタエリトリット脂肪酸エステル等のエステル油、トリ２−エチルヘキサン酸グリセリル、トリイソステアリン酸グリセリル等のトリグリセライド、還元ラノリン、液状ラノリン等のラノリン油脂、オリーブ油、ホホバ油、カメリア油等の天然油脂等を例示することができる。本発明の毛髪コンディショニング組成物においては、特に炭化水素油、エステル油、トリグリセライドおよびラノリン油脂が毛髪の光沢、エモリエント効果等を得る上で好ましい。
【００１２】
本発明において非シリコーン油は１種または２種以上を組み合せて用いることができ、その配合量は全組成中０．０１〜８０％が好ましく、０．４〜３７％がより好ましい。
【００１３】
本発明の毛髪コンディショニング組成物には、前記成分に加え、本発明の効果を妨げない範囲で通常の毛髪化粧料に使用される成分、例えば洗浄剤や乳化剤、可溶化剤、毛髪感触改良剤としてアニオン性、カチオン性、非イオン性または両性の界面活性剤、被膜形成剤、毛髪固定用ポリマー、毛髪感触改良用ポリマー、増粘剤、エアゾールの噴射剤、保湿剤、低級アルコール、紫外線吸収剤、防腐剤、抗菌剤、香料、酸化防止剤、ｐＨ調整剤、キレート剤、清涼剤、毛髪活性成分（細胞賦活剤、抗炎症剤、血行促進剤、頭皮収斂剤、抗脂漏剤等）、ビタミン類、核酸、ホルモン、包接化合物等を添加することができる。
【００１４】
本発明の毛髪コンディショニング組成物は、他の成分との併用や容器の機構により、液状、乳液状、クリーム状、ゲル状、ムース状、ミスト状等、種々の形態にて実施することができ、ヘアコンディショナー、ヘアトリートメント、ヘアリンス、シャンプー、ヘアスプレー、ヘアスタイリングムース、ヘアセッティングジェル、ヘアカラー、ヘアパック、ヘアクリーム、ヘアローション、ヘア用フレグランス等、種々の毛髪化粧料において実施することができる。
【００１５】
本発明の毛髪コンディショニング組成物は、通常の化粧料を製造する方法にて製造することができ、特にその製法は限定されない。
【００１６】
【実施例】
以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更に詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例により何等限定されるものではない。また、実施例および比較例中の％は特に断わらないかぎり、質量％を示す。
【００１７】
〔製造例１〕
部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物[１]
反応器中に、平均組成式（３）
【化１】
【００１８】
〔製造例２〕
部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物[２]
反応器中に、平均組成式（４）
【化２】
【００１９】
〔製造例３〕
部分架橋型ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン重合物[３]
反応器中に、平均組成式（５）
【化３】
【００２０】
実施例１〜２および比較例１〜４ ヘアクリーム
表１に示す組成でヘアクリームを調製し、使用テストを実施して、使用感、使用性について下記の方法に従って評価を行なった。
（評価方法）
女性２０名の専門パネルに市販のシャンプーおよびリンスで洗髪してもらい、乾燥後ヘアクリームを塗布し、塗布時ののびの軽さ、べたつきのなさ、髪のまとまり具合、髪のなめらかさ、しっとり感および髪の光沢について以下の基準で評価を行なってもらい、その評点の平均点で判定した。
［評価基準］
５点：非常に良好
４点：良好
３点：普通
２点：やや不良
１点：不良
［判定］
◎：平均点４．５以上
○：平均点３．５以上４．５未満
△：平均点２．５以上３．５未満
×：平均点２．５未満
得られた結果を表１に併せて示す。
【００２１】
【表１】
＊２：ＫＦ６０１７（信越化学工業社製）
＊３：シュガーワックスＳ−１０（クローダ社製）
＊４：ＫＳＧ−１６（信越化学工業社製）
＊５：ＳＭ８７０４Ｃ（東レ・ダウコーニング社製）
＊６：ＢＹ２２−０５０Ａ（東レ・ダウコーニング社製）
＊７：ポリマーＪＲ−４００（ユニオンカーバイド社製）
【００２２】
（製法）
Ａ：成分（１）〜（１０）を均一に混合溶解する。
Ｂ：成分（１１）〜（１６）および成分（１８）を均一に混合溶解する。
Ｃ：８０℃でＡにＢを添加して乳化後、成分（１７）を添加後冷却し、ヘアクリームを得た。
【００２３】
表１の結果から明らかなように、本発明のヘアクリームは塗布時ののびの軽さ、べたつきのなさ、髪のまとまり具合、なめらかさ、しっとり感および髪の光沢の全ての項目において、極めて優れた効果を示すものであることが実証された。これに対し、比較例１〜４では全ての項目を満足するものは得られなかった。
【００２４】
実施例３〜４および比較例５、６ 整髪料
表２に示す組成で整髪料を調製し、使用テストを実施して、使用感、使用性について下記の方法に従って評価、判定を行なった。
（評価方法）
女性２０名の専門パネルに市販のシャンプーおよびリンスで洗髪してもらい、乾燥後、整髪料を塗布し、塗布時のべたつきのなさ、整髪力、毛髪の風合い（ごわつきのなさ、しなやかさ）、なめらかさ、しっとり感、フレーキングのなさについて、実施例１〜２と同じ評価基準および同じ判定基準を用いて評価してもらい、判定を行った。結果を表２に併記する。
【００２５】
【表２】
＊２：ＫＦ６０１７（信越化学工業社製）
＊８：ＰＶＰ／ＶＡ−７３５（ＧＡＦ社製）配合量は純分の量を示す。
＊９：ＨＣポリマー１ＮＳ（大阪有機化学工業社製）配合量は純分の量を示す。
【００２６】
（製法）
Ａ：成分（１）〜（５）を均一に混合する。
Ｂ：Ａと成分（６）〜（１２）を均一に混合し、整髪料を得た。
【００２７】
表２の結果から明らかなように、本発明の整髪料は塗布時のべたつきのなさ、整髪力、毛髪の風合い、なめらかさ、しっとり感、フレーキングのなさにおいて、極めて優れた効果を示すものであることが実証された。一方、比較例５、６では全ての項目を満足するものは得られなかった。
【００２８】
実施例５ ヘアコンデショナー
（成分） （％）
１．トリ２−エチルヘキサン酸グリセリル ３．０
２．メチルフェニルポリシロキサン １．０
３．ジメチルポリシロキサン（１０ｍｍ2／ｓ） ２．０
４．部分架橋型ポリエーテル変性 オルガノ
ポリシロキサン重合物（製造例３） ２．０
５．ステアリルアルコール １．５
６．ベヘニルアルコール ０．５
７．塩化ステアリルトリメチルアンモニウム １．０
８．１，３−ブチレングリコール ７．０
９．カチオン化セルロース ０．２
１０．防腐剤 適量
１１．精製水 残量
１２．香料 適量
【００２９】
（製造方法）
Ａ：成分（１）〜（６）を均一に溶解混合する。
Ｂ：成分（７）〜（１１）を均一に溶解混合する。
Ｃ：８０℃でＢにＡを加えながら乳化後、成分（１２）を添加して混合し、ヘアコンディショナーを得た。
【００３０】
本発明のヘアコンデショナーは、毛髪の風合いに優れ、べたつかずなめらかな仕上がりで、光沢、髪のまとまりにも優れたものであった。
【００３１】
参考例１ コンデショニングシャンプー
（成分） （％）
１．ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(2E.O.) ２０．０
２．ラウリルジメチルアミノ酢酸ベタイン ５．０
３．ラウリン酸ジエタノールアミド ３．０
４．ヒドロキシエチルセルロース ０．２
５．部分架橋型ポリエーテル変性 オルガノ
ポリシロキサン重合物（製造例１） ０．１
６．流動パラフィン ０．４
７．防腐剤 適量
８．精製水 残量
９．香料 適量
【００３２】
（製造方法）成分（１）〜（９）を均一に混合し、コンデショニングシャンプーを得た。
【００３３】
このコンデショニングシャンプーは、洗髪後の髪のまとまり具合い、なめらかさ、しっとり感、光沢に優れた効果を示すものであった。
【００３４】
実施例６ キューティクル保護クリーム
（成分） （％）
１．部分架橋型ポリエーテル変性 オルガノ
ポリシロキサン重合物（製造例２） １０．０
２．流動パラフィン ２０．０
３．２−エチルヘキサン酸セチル １５．０
４．還元ラノリン ２．０
５．アクリレートシリコーン・デカメチルシクロ
ペンタシロキサン溶液（＊１０） １０．０
６．メチルフェニルポリシロキサン ３．０
７．カルボメチルセルロース ０．５
８．トリエタノールアミン ０．１
９．プロピレングリコール １０．０
１０．防腐剤 適量
１１．精製水 残量
１２．香料 適量
＊１０：ＫＰ５４５（信越化学工業社製）
【００３５】
（製造方法）
Ａ：成分（１）〜（６）を均一に混合する。
Ｂ：成分（７）〜（１１）を均一に混合する。
Ｃ：ＡにＢを添加しながら混合し、分散する。
Ｄ：Ｃに成分（１２）を加えて均一に混合し、キューティクル保護クリームを得た。
【００３６】
痛んで枝毛となった毛髪をコーティングする本発明のキューティクル保護クリームは、しっとりとして毛髪のまとまりが良好で、しかもべたつかず、指通りも極めて優れたものであった。
【００３７】
参考例２ キューティクル保護ジェル
（成分） （％）
１．部分架橋型ポリエーテル変性 オルガノ
ポリシロキサン重合物（製造例１） ３０．０
２．ジメチルポリシロキサン（６ｍｍ2/ｓ） ３０．０
３．デカメチルシクロペンタシロキサン ２０．０
４．シリコーン球状粉体（＊１１) ５．０
５．防腐剤 適量
６．エタノール １０．０
７．精製水 残量
８．香料 適量
＊１１：ＫＳＰ−１００（信越化学工業社製）
【００３８】
（製造方法）
Ａ：成分（１）〜（４）を均一に混合する。
Ｂ：成分（５）〜（８）を均一に混合する。
Ｃ：室温下でＡにＢを徐々に添加しながら均一に混合し、キューティクル保護ジェルを得た。
【００３９】
痛んで枝毛となった毛髪をコーティングするこのキューティクル保護ジェルは、毛髪のまとまりが良好で、しかもべたつかず、指通りも極めて優れたものであった。
【００４０】
【発明の効果】
本発明の毛髪コンディショニング組成物は、べたつかず、サラサラ感を付与すると共に、使用後の毛髪になめらかでしっとりした感触を付与し、まとまりの良い髪にすることができる。また、ヘアスタイリング剤等ではゴワツキを抑え、しなやかで風合いの良い髪にすると共に、フレーキングを抑制することができる。これらの優れた毛髪コンディショニング効果に加え、のびの軽い感触を有するため、優れた使用感や使用性を有し、毛髪コンディショニング組成物として優れた品質を有する。[0001]
[Technical classification to which the invention belongs]
The present invention relates to a hair cosmetic, and more particularly to a hair cosmetic that has an excellent conditioning effect on hair, is non-sticky, and has a good feeling of use , that is, a hair conditioning composition .
[0002]
[Prior art]
In recent years, due to the growing awareness of hair care, hair cosmetics such as shampoos, hair rinses, hair treatments, and hair styling agents have been given a smooth and moist feel to the hair after use, and there is no stickiness, smoothness or harshness. High conditioning effects on the hair are desired, such as providing a gentle touch. Conventionally, for the purpose of enhancing the conditioning effect on hair, oils such as liquid paraffin, ester oil, and glyceride are blended into hair cosmetics, cationic polymers such as cationized cellulose and silicone derivatives are blended, and alkyl Proposals have been made of polyalkylene glycol ethers (JP-A-4-230614) and perfluoropolyethers (JP-A-4-247014).
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, the formulation containing the oil can improve the conditioning effect, but the oiliness and weight remain in the hair, which is not satisfactory. Although the cationic polymer has high adsorptivity to hair, it has drawbacks such as stickiness and roughness when used over a long period of time. Moreover, although low viscosity silicone oil is excellent in imparting smoothness and smoothness to the hair, it is not sufficient to impart moistness and flexibility. Highly polymerized silicones and amino-modified silicones are excellent in imparting smoothness, but they are not satisfactory because they have a property of accumulating in hair when used for a long period of time. Therefore, it has been desired to develop a hair cosmetic that overcomes the above disadvantages.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
In such a situation, the present inventors have conducted extensive research to solve the above problems, and as a result, a hair conditioning composition containing a partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer solves the above problems. The headline and the present invention were completed.
[0005]
That is, the present invention contains a partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer containing an alkyl group having 8 to 18 carbon atoms , and an oil agent selected from hydrocarbon oil, ester oil, triglyceride and lanolin oil. W / O type or O / W type emulsified hair conditioning composition characterized by the above.
[0006]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, the present invention will be described in detail. The partially cross-linked polyether-modified organopolysiloxane polymer used in the present invention is an addition-polymerized organohydrogenpolysiloxane and an aliphatic unsaturated group-containing compound, and is disclosed in JP-A-4-272932. Examples described in JP-A-5-140320 and the like can be exemplified.
[0007]
As the partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer, the following general formula (1)
R 1 a R 2 b HcSiO (4-abc) / 2 (1)
{In the formula, R 1 is the same or different, unsubstituted or substituted alkyl group, aryl group, aralkyl group or halogenated hydrocarbon group having 1 to 18 carbon atoms; R 2 is a general formula C n H 2n O (C 2 H 4 O) d (C 3 H 6 O) e R 3 [wherein R 3 is a hydrogen atom, a saturated aliphatic hydrocarbon group having 1 to 10 carbon atoms, or — (CO) —R 4 (R 4 is carbon A group represented by a saturated aliphatic hydrocarbon group of 1 to 5, d is an integer of 2 to 200, e is an integer of 0 to 200, d + e is an integer of 3 to 200, and n is 2 to 6, respectively. A is represented by 1.0 ≦ a ≦ 2.5, b is 0.001 ≦ b ≦ 1.0, and c is 0.001 ≦ c ≦ 1.0. Organohydrogenpolysiloxane and / or general formula (2)
R 1 f H g SiO (4-fg) / 2 (2)
(Wherein R 1 is the same as above, f is 1.0 ≦ f ≦ 3.0, g is 0.001 ≦ g ≦ 1.5, respectively), and a general formula (I)
C m H 2m-1 O (C 2 H 4 O) h (C 3 H 6 O) i C m H 2m-1 (i)
(Wherein h represents an integer of 2 to 200, i represents an integer of 0 to 200, h + i represents an integer of 3 to 200, and m represents 2 to 6, respectively) and / or a general formula (B )
R 1 j R 5 k SiO (4-jk) / 2 (B)
(Wherein R 1 is the same as above, R 5 is a monovalent hydrocarbon group having 2 to 10 carbon atoms having an aliphatic unsaturated group at the end, j is 1.0 ≦ j ≦ 3.0, and k is 0) In the combination with the organopolysiloxane represented by .001 ≦ k ≦ 1.5), a polymer having the component represented by the general formula (1) and / or the general formula (A) as an essential component is preferable. .
[0008]
The hair conditioning composition of the present invention uses the above partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer, so that the hair after use is non-sticky and can give a smooth feeling and give a smooth and moist feel. Can be well-coordinated and finger-good hair. Further, when a hair fixing polymer is used in a hair styling agent or the like, it is possible to suppress fluffiness, to make the hair supple and textured, and to suppress flaking. In addition to these conditioning effects, hair conditioning compositions using partially cross-linked polyether-modified organopolysiloxane polymers do not have the same weight (resistance) as when using only an oil agent during application. Since it has a light touch, it has excellent usability and usability (ease of use).
[0009]
In the present invention, the partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer can be used alone or in combination of two or more thereof, and the blending amount thereof is 0.01 to 50% by mass (hereinafter, simply referred to as “total composition”). (Shown by “%”) is preferable, and 0.1 to 30% is more preferable. When the amount is within this range, the higher effect of the present invention can be obtained.
[0010]
In the hair conditioning composition of the present invention, by adding a non-silicone oil such as hydrocarbon oil, ester oil, triglyceride to the partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer, in addition to the above effects, the gloss of the hair In addition, more favorable effects can be obtained in the emollient effect, good unity, and the like. In particular, a partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer containing an alkyl group having 8 to 18 carbon atoms, particularly one in which R 1 is an alkyl group having 8 to 18 carbon atoms has an affinity for non-silicone oil. Therefore, when such a partially crosslinked polyether-modified organopolysiloxane polymer is used, it is easy to incorporate more non-silicone oil into the hair conditioning composition system. Thus, a high effect can be obtained by the combined use of both.
[0011]
Here, the non-silicone oil is not particularly limited as long as it is an oil agent other than a silicone-based oil, hydrocarbon oil such as liquid paraffin, squalane, petrolatum, perserine oil, cetyl 2-ethylhexanoate, isostearyl 2-ethylhexanoate, Stearyl 2-ethylhexanoate, ethylene glycol mono 2-ethylhexanoate, isopropyl myristate, isopropyl palmitate, isocetyl isostearate, isostearyl isostearate, isopropyl isostearate, neopentyl glycol dicaprate, propylene glycol dicaprate, dipenta Ester oils such as erythritol fatty acid esters, triglycerides such as glyceryl tri-2-ethylhexanoate and glyceryl triisostearate, lanos such as reduced lanolin and liquid lanolin Down fats, olive oil, jojoba oil, may be exemplified natural fats like Camellia oil. In the hair conditioning composition of the present invention, hydrocarbon oils, ester oils, triglycerides and lanolin oils and fats are particularly preferable for obtaining hair gloss, emollient effect and the like.
[0012]
In the present invention, the non-silicone oil can be used alone or in combination of two or more, and the blending amount thereof is preferably 0.01 to 80%, more preferably 0.4 to 37% in the total composition.
[0013]
The hair conditioning composition of the present invention includes, in addition to the above-mentioned components, components that are used in normal hair cosmetics within a range that does not interfere with the effects of the present invention, such as cleaning agents, emulsifiers, solubilizers, and hair feel improvers. Anionic, cationic, nonionic or amphoteric surfactants, film forming agents, hair fixative polymers, hair feel improving polymers, thickeners, aerosol propellants, moisturizers, lower alcohols, UV absorbers, Preservatives, antibacterial agents, fragrances, antioxidants, pH adjusters, chelating agents, refreshing agents, hair active ingredients (cell activators, anti-inflammatory agents, blood circulation promoters, scalp astringents, antiseborrheic agents, etc.), vitamins , Nucleic acids, hormones, inclusion compounds and the like can be added.
[0014]
The hair conditioning composition of the present invention can be implemented in various forms such as liquid, emulsion, cream, gel, mousse, mist, etc., depending on the combination with other components and the mechanism of the container, It can be applied to various hair cosmetics such as hair conditioner, hair treatment, hair rinse, shampoo, hair spray, hair styling mousse, hair setting gel, hair color, hair pack, hair cream, hair lotion, hair fragrance and the like.
[0015]
The hair conditioning composition of this invention can be manufactured with the method of manufacturing a normal cosmetics, and the manufacturing method in particular is not limited.
[0016]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example and a comparative example are given and this invention is demonstrated in more detail, this invention is not limited at all by these Examples. Moreover, unless otherwise indicated,% in an Example and a comparative example shows the mass%.
[0017]
[Production Example 1]
Partially cross-linked polyether-modified organopolysiloxane polymer [1]
In the reactor, the average composition formula (3)
[Chemical 1]
[0018]
[Production Example 2]
Partially cross-linked polyether-modified organopolysiloxane polymer [2]
In the reactor, the average composition formula (4)
[Chemical 2]
[0019]
[Production Example 3]
Partially cross-linked polyether-modified organopolysiloxane polymer [3]
In the reactor, the average composition formula (5)
[Chemical 3]
[0020]
Examples 1 to 2 and Comparative Examples 1 to 4 Hair creams Hair creams were prepared with the compositions shown in Table 1, usage tests were performed, and the feeling of use and usability were evaluated according to the following methods.
(Evaluation methods)
We have a professional panel of 20 women wash their hair with a commercially available shampoo and rinse, apply hair cream after drying, lightness at the time of application, non-stickiness, hair cohesion, smoothness of hair, moist feeling The hair gloss was evaluated based on the following criteria, and the average score was determined.
[Evaluation criteria]
5 points: very good 4 points: good 3 points: normal 2 points: slightly bad 1 point: bad [determination]
◎: Average score 4.5 or more ○: Average score 3.5 or more and less than 4.5 △: Average score 2.5 or more and less than 3.5 ×: Results obtained are shown in Table 1 together with Table 1 Show.
[0021]
[Table 1]
* 2: KF6017 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 3: Sugar wax S-10 (Croda)
* 4: KSG-16 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 5: SM8704C (Toray Dow Corning)
* 6: BY22-050A (manufactured by Dow Corning Toray)
* 7: Polymer JR-400 (Union Carbide)
[0022]
(Manufacturing method)
A: Components (1) to (10) are uniformly mixed and dissolved.
B: Components (11) to (16) and component (18) are uniformly mixed and dissolved.
C: B was added to A at 80 ° C. to emulsify, and then component (17) was added and cooled to obtain a hair cream.
[0023]
As is apparent from the results in Table 1, the hair cream of the present invention is extremely excellent in all the items of lightness of spreading at the time of application, non-stickiness, hair cohesion, smoothness, moist feeling, and hair gloss. It was proved to show the effect. On the other hand, in Comparative Examples 1-4, what satisfy | filled all the items was not obtained.
[0024]
Examples 3 to 4 and Comparative Examples 5 and 6 Hair preparations Hair preparations were prepared with the compositions shown in Table 2, a use test was performed, and the feeling of use and usability were evaluated and determined according to the following methods.
(Evaluation methods)
A professional panel of 20 women wash their hair with a commercially available shampoo and rinse, and after drying, apply a hairdressing agent. The moist feeling and the lack of flaking were evaluated using the same evaluation criteria and the same criteria as in Examples 1-2 . The results are also shown in Table 2.
[0025]
[Table 2]
* 2: KF6017 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
* 8: The amount of PVP / VA-735 (manufactured by GAF) is a pure amount.
* 9: HC polymer 1NS (produced by Osaka Organic Chemical Industry Co., Ltd.) is a pure amount.
[0026]
(Manufacturing method)
A: Components (1) to (5) are mixed uniformly.
B: A and ingredients (6) to (12) were mixed uniformly to obtain a hair styling agent.
[0027]
As is apparent from the results in Table 2, the hair styling composition of the present invention exhibits extremely excellent effects in the non-stickiness at the time of application, hair styling power, hair texture, smoothness, moist feeling, and no flaking. It was proved to be. On the other hand, in Comparative Examples 5 and 6, those satisfying all items were not obtained.
[0028]
Example 5 Hair Conditioner (Ingredient) (%)
1. Glyceryl tri-2-ethylhexanoate 3.0
2. Methylphenylpolysiloxane 1.0
3. Dimethylpolysiloxane (10 mm 2 / s) 2.0
4). Partially cross-linked polyether-modified organo polysiloxane polymer (Production Example 3) 2.0
5). Stearyl alcohol 1.5
6). Behenyl alcohol 0.5
7). Stearyltrimethylammonium chloride 1.0
8.1,3-Butylene glycol 7.0
9. Cationized cellulose 0.2
10. Preservative appropriate amount11. Purified water remaining amount 12. Perfume appropriate amount [0029]
(Production method)
A: Components (1) to (6) are uniformly dissolved and mixed.
B: Components (7) to (11) are uniformly dissolved and mixed.
C: After emulsification while adding A to B at 80 ° C., component (12) was added and mixed to obtain a hair conditioner.
[0030]
The hair conditioner of the present invention was excellent in the texture of the hair, had a smooth finish without stickiness, and was excellent in gloss and hair texture.
[0031]
Reference Example 1 Conditioning shampoo (component) (%)
1. Sodium polyoxyethylene lauryl ether sulfate (2E.O.) 20.0
2. Lauryldimethylaminoacetic acid betaine 5.0
3. Lauric acid diethanolamide 3.0
4). Hydroxyethyl cellulose 0.2
5). Partially cross-linked polyether-modified organo polysiloxane polymer (Production Example 1) 0.1
6). Liquid paraffin 0.4
7). Preservative appropriate amount 8. Purified water remaining 9. Perfume appropriate amount [0032]
(Production Method) Components (1) to (9) were mixed uniformly to obtain a conditioning shampoo.
[0033]
This conditioning shampoo exhibited excellent effects on the texture, smoothness, moistness and gloss of the hair after washing.
[0034]
Example 6 Cuticle Protection Cream (Ingredient) (%)
1. Partially cross-linked polyether-modified organo polysiloxane polymer (Production Example 2) 10.0
2. Liquid paraffin 20.0
3.2 Cetyl 2-ethylhexanoate 15.0
4). Reduced lanolin 2.0
5). Acrylate silicone / decamethylcyclopentasiloxane solution (* 10) 10.0
6). Methylphenylpolysiloxane 3.0
7). Carbomethylcellulose 0.5
8). Triethanolamine 0.1
9. Propylene glycol 10.0
10. Preservative appropriate amount11. Purified water remaining amount 12. Perfume appropriate amount * 10: KP545 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
[0035]
(Production method)
A: Components (1) to (6) are mixed uniformly.
B: Components (7) to (11) are mixed uniformly.
C: While adding B to A, mix and disperse.
D: Component (12) was added to C and mixed uniformly to obtain a cuticle protective cream.
[0036]
The cuticle protective cream of the present invention, which coats hair that has become sore and split, was moist and well-organized, non-sticky, and very good for fingers.
[0037]
Reference example 2 Cuticle protection gel (component) (%)
1. Partially cross-linked polyether-modified organo polysiloxane polymer (Production Example 1) 30.0
2. Dimethylpolysiloxane (6mm 2 / s) 30.0
3. Decamethylcyclopentasiloxane 20.0
4). Silicone spherical powder (* 11) 5.0
5). Preservative appropriate amount 6. Ethanol 10.0
7). Purified water remaining amount 8. Perfume appropriate amount * 11: KSP-100 (manufactured by Shin-Etsu Chemical Co., Ltd.)
[0038]
(Production method)
A: Components (1) to (4) are mixed uniformly.
B: Components (5) to (8) are mixed uniformly.
C: The mixture was uniformly mixed while gradually adding B to A at room temperature to obtain a cuticle protective gel.
[0039]
This cuticle protective gel that coats the hair that became painful and split ends had good hair unitiness, non-stickiness, and extremely good fingering.
[0040]
【The invention's effect】
The hair conditioning composition of the present invention is non-sticky and gives a smooth feeling, and also gives a smooth and moist feel to the hair after use, and makes it possible to obtain a coherent hair. In addition, hair styling agents and the like can suppress fluffiness, make the hair supple and textured, and suppress flaking. In addition to these excellent hair conditioning effects, since it has a light and light touch, it has excellent usability and usability, and has excellent quality as a hair conditioning composition .
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