JP4825296B2 - 有機エレクトロルミネッセント素子 - Google Patents

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本発明は、平面光源や表示素子に利用される有機エレクトロルミネッセント素子(以下、有機EL素子)に関するものである。
発光層が有機化合物から構成される有機エレクトロルミネッセント素子(以下、有機EL素子)は、低電圧駆動の大面積表示素子を実現するものとして注目されている。Tangらは素子の高効率化のため、キャリア輸送性の異なる有機化合物を積層し、正孔と電子がそれぞれ陽極、陰極よりバランスよく注入される構造とし、しかも有機層の膜厚が2000オングストローム以下とすることで、10V以下の印加電圧で1000cd/m2と外部量子効率1%の実用化に十分な高輝度、高効率を得ることに成功した(非特許文献1(Appl. Phys. Lett., 51, 913(1987)))。この高効率素子において、Tangらは基本的に絶縁物とみなされる有機化合物に対して、金属電極から電子を注入する際に問題となるエネルギー障壁を低下させるため、仕事関数の小さいMg(マグネシウム)を使用した。その際、Mgは酸化しやすく、不安定であるのと、有機表面への接着性に乏しいので比較的安定で、しかも有機表面に密着性の良いAg(銀)と共蒸着により合金化して用いた。
凸版印刷株式会社のグループ(非特許文献2(第51回応用物理学会学術講演会、講演予稿集28a−PB−4、p.1040))およびパイオニア株式会社のグループ(非特許文献3(第54回応用物理学会学術講演会、講演予稿集29p−ZC−15、p.1127))は、Mgより更に仕事関数の小さいLi(リチウム)を用いAl(アルミニウム)と合金化する事により安定化させ陰極として用いることにより、Mg合金を用いた素子より低い駆動電圧と高い発光輝度を達成している。また、本発明者らは有機化合物層上にLiを単独で10オングストローム程度に極めて薄く蒸着し、その上から銀を積層した二層型陰極が低駆動電圧の実現に有効であることを報告している(非特許文献4(IEEE Trans. Electron Devices., 40, 1342(1993)))。
最近ではUNIAX社のPeiらが、ポリマー発光層全体にLi塩を均一にドーピングし、駆動電圧を低下する事に成功している(非特許文献5(Science, 269, 1086(1995)))。これは電圧印加によってポリマー発光層中に均一分散したLi塩を解離させ、陰極と陽極近傍にそれぞれLiイオンと対イオンを分布させることにより電極近傍のポリマー分子をin situでドーピングするものである。この場合、陰極近傍のポリマーは電子供与性(ドナー)ドーパントであるLiによって還元されたラジカルアニオン状態で存在するため、陰極からの電子注入障壁はLiドーピングしない場合より極めて低くなる。
さらに最近になって、イーストマン−コダック社のHungらはフッ化リチウム(LiF)や酸化マグネシウム(MgO)などの誘電体を極めて薄く(5〜10オングストローム)電子輸送性有機化合物層と陰極との間に挿入することにより、陰極からの電子注入障壁を低下させ低電圧駆動を実現している。この二層型陰極を有する素子では、誘電体が陰極と有機化合物層の間に存在することにより、誘電体に接する有機化合物のエネルギー準位(バンド構造)が変化し、陰極からの電子注入が容易になると解釈されている(非特許文献6(Appl. Phys. Lett., 70, 152 (1997)))。
Appl. Phys. Lett., 51, 913 (1987) 第51回応用物理学会学術講演会、講演予稿集28a−PB−4、p.1040 第54回応用物理学会学術講演会、講演予稿集 29p−ZC−15 、p.1127 IEEE Trans. Electron Devices., 40, 1342 (1993) Science, 269, 1086 (1995) Appl. Phys. Lett., 70, 152 (1997)
しかしながら、MgやLiの合金電極においても電極の酸化等による素子劣化が起こる上、配線材料としての機能を考慮しなければならないので、合金電極では電極材料選択において制限を受ける。本発明者らの二層型陰極では、Li層の厚みが20オングストローム以上では陰極機能しないうえ(非特許文献4)、極めて薄い10オングストローム程度のLiの蒸着は膜厚制御が困難であり素子作製の再現性に問題がある。また、Peiらの発光層中に塩を添加して電界にて解離させるin situドーピング法では、解離したイオンの電極近傍までの移動時間が律速となり、素子応答速度が著しく遅くなる欠点がある。Hungらの二層型陰極においても最適な誘電体層膜厚が5オングストロームと極めて薄いため、有機化合物上へ均一な膜厚を有する誘電体超薄膜層を作製しにくい欠点がある。
本発明は、以上の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は陰極から有機化合物層への電子注入におけるエネルギー障壁を低下させることにより、陰極材料の仕事関数に関わらず低駆動電圧を実現することを目的とする。本発明の他の目的は、Alの様な従来より配線材として一般に用いられてきた安価で安定な金属を陰極材料として単独で用いた場合でも、上述の合金を電極として用いた場合と同様、若しくはそれ以上の特性を発現しうる素子を提供することである。
本発明の有機エレクトロルミネッセント素子は、陽極電極と前記陽極電極に対向する陰極電極との間に、有機化合物から構成される少なくとも一層の発光層を有する有機エレクトロルミネッセント素子において、前記有機化合物のLUMOを低下させる効果のある金属塩でドーピングした有機化合物層を金属ドーピング層として有し、金属ドーピング層を陰極電極に接触させ、金属塩が、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を含み、金属塩と金属ドーピング層が共蒸着で蒸着され、ドーピング層における陰極電極に接する部分には、電子注入のための有機分子が存在していることを特徴としている。

以上の如く、本発明の有機EL素子は、金属酸化物と金属塩の少なくとも一方によってドーピングした有機化合物層(金属ドーピング層)を陰極電極との界面に設けることによって、駆動電圧が低く、高効率、高輝度発光素子の作製を可能にした。したがって、本発明の有機EL素子は、実用性が高く、表示素子や光源としての有効利用を期待できる。
本発明の有機EL素子の積層構造例を示す模式断面図である。 本発明の有機EL素子の陰極部分を示す説明図である。 従来の有機EL素子の陰極部分を示す説明図である。
図1は、本発明による有機EL素子の一実施形態を示す模式図である。ガラス基板(透明基板)1上には、順に、陽極電極を構成する透明電極2、正孔輸送性を有する正孔輸送層3、発光層4、金属ドーピング層5および陰極となる背面電極6を積層してなっている。これらの要素(層)のうち、ガラス基板(透明基板)1、透明電極2、正孔輸送層3、発光層4、および陰極電極6は周知の要素であり、金属ドーピング層5が本発明で提案した要素(層)である。有機EL素子の具体的な積層構成としては、この他、陽極/発光層/金属ドーピング層/陰極、陽極/正孔輸送層/発光層/金属ドーピング層/陰極、陽極/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/金属ドーピング層/陰極、陽極/正孔注入層/発光層/金属ドーピング層/陰極、陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/金属ドーピング層/陰極、陽極/正孔注入層/正孔輸送層/発光層/電子輸送層/金属ドーピング層/陰極、などが挙げられるが、本発明による有機EL素子は、金属ドーピング層5を陰極電極6との界面に有するものであればいかなる素子構成であっても良い。
図2は、陰極電極6と有機発光層4との間に電子輸送層8が存在し、この電子輸送層8と陰極電極6の界面に金属ドーピング層5が設けられている例を示している。金属ドーピング層5は、有機化合物中に誘電体である金属酸化物や金属塩がドーパントとして存在しており、このため、ドーパントに接する有機分子のバンド構造が変化し、LUMO準位が下がる。この結果、陰極からの電子注入が容易になる。
図3は、比較のために、Hungらの提案した従来の有機EL素子の陰極界面部分を示している。この例は誘電体薄膜層9を陰極電極6と電子輸送層8との界面に有する場合であるが、この素子では誘電体に接する陰極界面近傍の有機化合物のバンド構造が変化し、電子が注入される有機化合物の最低空準位(LUMO)が低下し、陰極からの電子注入が容易になると言われてきたが、本発明による有機EL素子では、図3の従来の陰極界面構造に比較して、さらに陰極からの電子注入が容易となり、駆動電圧を低下させることができる。
有機EL素子では陰極から基本的に絶縁物である有機化合物層への電子注入過程は、陰極表面での有機化合物の還元、すなわちラジカルアニオン状態の形成である(Phys. Rev. Lett., 14, 229 (1965))。これはすなわち有機化合物の最低空準位(LUMO)への電子注入である。したがって、LUMO準位の低い有機化合物ほど陰極から電子が注入しやすい。本発明の素子においては、予め有機化合物のLUMOを低下させる効果のある金属酸化物あるいは金属塩を陰極に接触する有機化合物層中にドーピングする事により、陰極電極からの電子注入に際するエネルギー障壁を低下させることができる。金属ドーピング層5は、このように金属酸化物あるいは金属塩からなるドーパント物質をドーピングした有機化合物層である。金属ドーピングした有機化合物は先に述べたようにLUMO準位が低くなるので、陰極からの電子注入エネルギー障壁が小さく、従来の有機EL素子と比べて駆動電圧を低下できる。しかも陰極には一般に配線材として用いられている安定なAlのような金属を使用できる。
ドーパントはホストとなる有機化合物の電子エネルギー準位を変化させ、LUMO準位を低下させることのできるLi等のアルカリ金属、Mg等のアルカリ土類金属、あるいは稀土類金属を含む遷移金属の金属酸化物や金属塩であれば特に限定はないが、金属酸化物の場合は、LiO、NaO、KO、RbO、CsO、MgO、CaOなど、金属塩の場合はLiF、NaF、KF、RbF、CsF、MgF、CaF、SrF、BaF、LiCl、NaCl、KCl、RbCl、CsCl、MgCl、CaCl、SrCl、BaClなどを好適に用いることができる。
金属ドーピング層5のドーパント濃度は特に限定されないが、0.1〜99重量%であることが好ましい。0.1重量%未満では、ドーパントの濃度が低すぎドーピングの効果が小さく、99重量%を超えると、膜中のドーパント濃度が高過ぎ、陰極近傍で電子が注入されるべき有機化合物濃度が逆に低すぎるので、ドーピングの効果が下がる。また、この金属ドーピング層の厚みは、特に限定されないが10オングストローム〜2000オングストロームが好ましい。10オングストローム未満では、金属ドーピング層の膜厚が薄すぎ、均一な膜が得られにいうえ、電子が注入されるべきLUMO準位の下がった有機分子の量が少なすぎる。また、2000オングストロームを超えると有機層全体の膜厚が厚すぎ、逆に駆動電圧の上昇を招くので好ましくない。
上記金属ドーピング層5の成膜法は、いかなる薄膜形成法であってもよく、たとえば蒸着法やスパッタ法が使用できる。また、溶液からの塗布で薄膜形成が可能な場合には、スピンコーティング法やディップコーティング法などの溶液からの塗布法が使用できる。この場合、ドーピングされる有機化合物とドーパントを不活性なポリマー中に分散して用いても良い。
発光層、電子輸送層、金属ドーピング層として使用できる有機化合物としては、特に限定はないが、p−テルフェニルやクアテルフェニルなどの多環化合物およびそれらの誘導体、ナフタレン、テトラセン、ピレン、コロネン、クリセン、アントラセン、ジフェニルアントラセン、ナフタセン、フェナントレンなどの縮合多環炭化水素化合物及びそれらの誘導体、フェナントロリン、バソフェナントロリン、フェナントリジン、アクリジン、キノリン、キノキサリン、フェナジンなどの縮合複素環化合物およびそれらの誘導体や。フルオロセイン、ペリレン、フタロペリレン、ナフタロペリレン、ペリノン、フタロペリノン、ナフタロペリノン、ジフェニルブタジエン、テトラフェニルブタジエン、オキサジアゾール、アルダジン、ビスベンゾキサゾリン、ビススチリル、ピラジン、シクロペンタジエン、オキシン、アミノキノリン、イミン、ジフェニルエチレン、ビニルアントラセン、ジアミノカルバゾール、ピラン、チオピラン、ポリメチン、メロシアニン、キナクリドン、ルブレン等およびそれらの誘導体などを挙げることができる。
また、特開昭63−295695号公報、特開平8−22557号公報、特開平8−81472号公報、特開平5−9470号公報、特開平5−17764号公報に開示されている金属キレート錯体化合物、特に金属キレート化オキサノイド化合物では、トリス(8−キノリノラト)アルミニウム、ビス(8−キノリノラト)マグネシウム、ビス[ベンゾ(f)−8−キノリノラト]亜鉛、ビス(2−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム、トリス(8−キノリノラト)インジウム、トリス(5−メチル−8−キノリノラト)アルミニウム、8−キノリノラトリチウム、トリス(5−クロロ−8−キノリノラト)ガリウム、ビス(5−クロロ−8−キノリノラト)カルシウムなどの8−キノリノラトあるいはその誘導体を配位子として少なくとも一つ有する金属錯体が好適に使用される。
特開平5−202011号公報、特開平7−179394号公報、特開平7−278124号公報、特開平7−228579号公報に開示されているオキサジアゾール類、特開平7−157473号公報に開示されているトリアジン類、特開平6−203963号公報に開示されているスチルベン誘導体およびジスチリルアリーレン誘導体、特開平6−132080号公報や特開平6−88072号公報に開示されているスチリル誘導体、特開平6−100857号公報や特開平6−207170号公報に開示されているジオレフィン誘導体も発光層、電子輸送層、金属ドーピング層として好ましい。
さらに、ベンゾオキサゾール系、ベンゾチアゾール系、ベンゾイミダゾール系などの蛍光増白剤も使用でき、例えば、特開昭59−194393号公報に開示されているものが挙げられる。その代表例としては、2,5−ビス(5,7−ジ−t−ベンチル−2−ベンゾオキサゾリル)−1,3,4−チアゾール、4,4’−ビス(5,7−t−ペンチル−2−ベンゾオキサゾリル)スチルベン、4,4’−ビス[5,7−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリル]スチルベン、2,5−ビス(5.7−ジ−t−ペンチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、2,5−ビス[5−(α,α−ジメチルベンジル)−2−ベンゾオキサゾリル]チオフェン、2,5−ビス[5,7−ジ−(2−メチル−2−ブチル)−2−ベンゾオキサゾリル]−3,4−ジフェニルチオフェン、2,5−ビス(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)チオフェン、4,4’−ビス(2−ベンゾオキサゾリル)ビフェニル、5−メチル−2−{2−[4−(5−メチル−2−ベンゾオキサゾリル)フェニル]ビニル}ベンゾオキサゾール、2−[2−(4−クロロフェニル)ビニル]ナフト(1,2−d)オキサゾールなどのベンゾオキサゾール系、2,2’−(p−フェニレンジピニレン)−ビスベンゾチアゾールなどのベンゾチアゾール系、2−{2−[4−(2−ベンゾイミダゾリル)フェニル〕ビニル}ベンゾイミダゾール、2−[2−(4−カルボキシフェニル)ビニル]ベンゾイミダゾールなどのベンゾイミダゾール系などの蛍光増白剤が挙げられる。
ジスチリルベンゼン系化合物としては、例えば欧州特許第0373582号明細書に開始されているものを用いることができる。その代表例としては、1,4−ビス(2−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(3−メチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(4−メチルスチリル)ベンゼン、ジスチリルベンゼン、1,4−ビス(2−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(3−エチルスチリル)ベンゼン、1,4−ビス(2−メチルスチリル)−2−メチルベンゼン、1,4−ビス(2−メチルスチリル)−2−エチルベンゼンなどが挙げられる。
また、特開平2−252793号公報に開示されているジスチリルピラジン誘導体も発光層、電子輸送層、金属ドーピング層として用いることができる。その代表例としては、2,5−ビス(4−メチルスチリル)ピラジン、2,5−ビス(4−エチルスチリル)ピラジン、2,5−ビス[2−(1−ナフチル)ビニル]ピラジン、2,5−ビス(4−メトキシスチリル)ピラジン、2,5−ビス[2−(4−ビフェニル)ビニル]ピラジン、2,5−ビス[2−(1−ピレニル)ビニル]ピラジンなどが挙げられる。
その他、欧州特許第388768号明細書や特開平3−231970号公報に開示されているジメチリディン誘導体を発光層、電子輸送層、金属ドーピング層の材料として用いることもできる。その代表例としては、1,4−フェニレンジメチリディン、4,4’−フェニレンジメチリディン、2,5−キシリレンジメチリディン、2,6−ナフチレンジメチリディン、1,4−ビフェニレンジメチリディン、1,4−p−テレフェニレンジメチリディン、9,10−アントラセンジイルジメチリディン、4,4’−(2,2−ジ−t−ブチルフェニルビニル)ビフェニル、4,4’−(2,2−ジフェニルビニル)ビフェニル、など、及びこれらの誘導体や、特開平6−49079号公報、特開平6−293778号公報に開示されているシラナミン誘導体、特開平6−279322号公報、特開平6−279323号公報に開示されている多官能スチリル化合物、特開平6−107648号公報や特開平6−92947号公報に開示されているオキサジアゾール誘導体、特開平6−206865号公報に開示されているアントラセン化合物、特開平6−145146号公報に開示されているオキシネイト誘導体、特開平4−96990号公報に開示されているテトラフェニルブタジエン化合物、特開平3−296595号公報に開示されている有機三官能化合物、さらには、特開平2−191694号公報に開示されているクマリン誘導体、特開平2−196885号公報に開示されているペリレン誘導体、特開平2−255789号に開示されているナフタレン誘導体、特開平2−289676号及び特開平2−88689号公報に開示されているフタロペリノン誘導体、特開平2−250292号公報に開示されているスチリルアミン誘導体などが挙げられる。さらに、従来有機EL素子の作製に使用されている公知のものを適宜用いることができる。
正孔注入層、正孔輸送層、正孔輸送性発光層として使用されるアリールアミン化合物類としては、特に限定はないが、特開平6−25659号公報、特開平6−203963号公報、特開平6−215874号公報、特開平7−145116号公報、特開平7−224012号公報、特開平7−157473号公報、特開平8−48656号公報、特開平7−126226号公報、特開平7−188130号公報、特開平8−40995号公報、特開平8−40996号公報、特開平8−40997号公報、特開平7−126225号公報、特開平7−101911号公報、特開平7−97355号公報に開示されているアリールアミン化合物類が好ましく、例えば、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノフェニル、N,N’−ジフェニル−N,N’−ジ(3−メチルフェニル)−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2−ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)プロパン、N,N,N’,N’−テトラ−p−トリル−4,4’−ジアミノビフェニル、ビス(4−ジ−p−トリルアミノフェニル)フェニルメタン、N,N’−ジフェニル−N,N’−ジ(4−メトキシフェニル)−4,4’−ジアミノビフェニル、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ビス(ジフェニルアミノ)クオードリフェニル、4−N,N−ジフェニルアミノ−(2−ジフェニルビニル)ベンゼン、3−メトキシ−4’−N,N−ジフェニルアミノスチルベンゼン、N−フェニルカルバゾール、1,1−ビス(4−ジ−p−トリアミノフェニル)−シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ジ−p−トリアミノフェニル)−4−フェニルシクロヘキサン、ビス(4−ジメチルアミノ−2−メチルフェニル)−フェニルメタン、N,N,N−トリ(p−トリル)アミン、4−(ジ−p−トリルアミノ)−4’−[4(ジ−p−トリルアミノ)スチリル]スチルベン、N,N,N’,N’−テトラ−p−トリル−4,4’−ジアミノ−ビフェニル、N,N,N’,N’−テトラフェニル−4,4’−ジアミノ−ビフェニルN−フェニルカルバゾール、4,4’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、4,4’’−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]p−ターフェニル、4,4’−ビス[N−(2−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、4,4’−ビス[N−(3−アセナフテニル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、1,5−ビス[N−(1−ナフチル)−N−フェニル−アミノ]ナフタレン、4,4’−ビス[N−(9−アントリル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、4,4’’−ビス[N−(1−アントリル)−N−フェニル−アミノ]p−ターフェニル、4,4’−ビス[N−(2−フェナントリル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、4,4’−ビス[N−(8−フルオランテニル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、4,4’−ビス[N−(2−ピレニル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、4,4’−ビス[N−(2−ペリレニル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、4,4’−ビス[N−(1−コロネニル)−N−フェニル−アミノ]ビフェニル、2,6−ビス(ジ−p−トリルアミノ)ナフタレン、2,6−ビス[ジ−(1−ナフチル)アミノ]ナフタレン、2,6−ビス[N−(1−ナフチル)−N−(2−ナフチル)アミノ]ナフタレン、4.4’’−ビス[N,N−ジ(2−ナフチル)アミノ]ターフェニル、4.4’−ビス{N−フェニル−N−[4−(1−ナフチル)フェニル]アミノ}ビフェニル、4,4’−ビス[N−フェニル−N−(2−ピレニル)−アミノ]ビフェニル、2,6−ビス[N,N−ジ(2−ナフチル)アミノ]フルオレン、4,’’−ビス(N,N−ジ−p−トリルアミノ)ターフェニル、ビス(N−1−ナフチル)(N−2−ナフチル)アミンなどがある。さらに、従来有機EL素子の作製に使用されている公知のものを適宜用いることができる。
さらに、正孔注入層、正孔輸送層、正孔輸送性発光層として、上述の有機化合物をポリマー中に分散したものや、ポリマー化したものも使用できる。ポリパラフェニレンビニレンやその誘導体などのいわゆるπ共役ポリマー、ポリ(N−ビニルカルバゾール)に代表されるホール輸送性非共役ポリマー、ポリシラン類のシグマ共役ポリマーも用いることができる。
ITO電極上に形成する正孔注入層としては、特に限定はないが、銅フタロシアニンなどの金属フタロシアニン類および無金属フタロシアニン類、カーボン膜、ポリアニリンなどの導電性ポリマーが好適に使用できる。さらに、前述のアリールアミン類に酸化剤としてルイス酸を作用させ、ラジカルカチオンを形成させて正孔注入層として用いることもできる。
陰極電極には、空気中で安定に使用できる金属であれば限定はないが、特に配線電極として一般に広く使用されているアルミニウムが好ましい。
[実施例]
以下に実施例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれにより限定されるものではない。なお、有機化合物および金属の蒸着には、真空機工社製VPC−400真空蒸着機を使用した。膜厚の測定はスローン社製DekTak3ST触針式段差計を用いた。素子の特性評価には、菊水PBX40−2.5直流電源、岩通VOAC−7510マルチメーター、トプコンBM−8輝度計を使用した。素子のITOを陽極、Alを陰極として直流電圧を0.5V/2秒あるいは1V/2秒の割合でステップ状に印加し、電圧上昇1秒後の輝度および電流値を測定した。また、ELスペクトルは浜松ホトニクスPMA−10オプチカルマルチチャンネルアナライザーを使用して定電流駆動し測定した。
実施例1
図1の積層構成の有機EL素子に本発明を適用したものである。ガラス基板1上に、陽極透明電極2として、シート抵抗15Ω/□のITO(インジウム−スズ酸化物、旭硝子社製電子ビーム蒸着品)がコートされている。その上に正孔輸送性を有する下記式1:

Figure 0004825296
で表されるαNPDを10−6torr下で、3オングストローム/秒の蒸着速度で400オングストロームの厚さに成膜し、正孔輸送層3を形成した。
次に、前記正孔輸送層3の上に、発光層4として緑色発光を有する下記式2:

Figure 0004825296
で表されるトリス(8−キノリノラト)アルミニウム錯体層(以下「Alq」という)4を3と同じ条件で600オングストロームの厚さに真空蒸着して形成した。次に、前記発光層4の上に金属ドーピング層5として、AlqとLiFをLiFが2重量%となるように各々の蒸着速度を調整して100オングストローム成膜した。最後に、前記金属ドーピング層5の上に陰極となる背面電極6としてAlを蒸着速度15オングストローム/秒で1000オングストローム蒸着した。発光領域は縦0.5cm、横0.5cmの正方形状とした。前記の有機EL素子において、陽極電極であるITOと陰極電極であるAl6との間に、直流電圧を印加し、発光層Alq4からの緑色発光の輝度を測定した。この素子からは15000cd/m2の高輝度を13Vにおいて示した。このときの電流密度は440mA/cm2であった。
比較例1
実施例1と同じく、ITO上にまず正孔輸送層としてαNPDを400オングストロームの厚さに成膜し、その上に、発光層としてAlqを3と同じ条件で600オングストロームの厚さに真空蒸着して形成した。そして、Alqの上から陰極としてAlを2000オングストローム蒸着した。この素子では15Vで最高6700cd/m2の輝度しか与えず、輝度の向上と駆動電圧を下げるのに金属ドーピング層5が有効であることがわかる。
比較例2
実施例1と同条件で、ITO上にまず正孔輸送層としてαNPDを400オングストロームの厚さに成膜し、その上に、Alqを500オングストローム蒸着した後に、LiFのみを100オングストロームの厚さに真空蒸着して形成し、その上から陰極としてAlを2000オングストローム蒸着した。この素子では電流が全く注入されず、素子からの発光が観測されなかった。これはLiFのみ100オングストローム挿入したのではLiF層が完全な絶縁体層であるため、陰極からの電子注入が行われなかったと思われる。したがって、LiFが100オングストロームの場合には陰極に接する部分には電子注入のために有機分子が必要であることを示している。
実施例2
厚さ1mmの石英ガラス上に、AlqとLiFをLiFが2重量%となるように各々の蒸着速度を調整して1000オングストローム成膜した。また、Alqのみを蒸着して1000オングストローム成膜した試料も作製した。これらの可視紫外吸収スペクトルにおいて、Alqのみを蒸着した膜ではキノリン環による吸収が400nm付近に見られたが、LiFをドーピングしたAlq膜ではこのようなキノリン環による強い吸収が375nmに見られた。これはLiFがAlq分子の近傍に存在することでAlq分子のエネルギー準位が変化していることを表している。
実施例3
ITO上に、正孔輸送層3としてαNPDを400オングストローム、発光層4としてAlqを600オングストローム真空蒸着した後、Alqと酸化リチウム(LiO)を金属ドーピング層5としてLiO濃度が3重量%となるよう100オングストロームの厚みに共蒸着した。その上から、陰極電極6として、Alを1000オングストローム蒸着し素子を作製した。この素子は印加電圧13Vで最高輝度16000cd/m2と電流密度480mA/cm2を与え、実施例1と同じく、低い駆動電圧で高輝度を与えた。
比較例3
実施例1と同条件で、ITO上にまず正孔輸送層としてαNPDを400オングストロームの厚さに成膜し、その上に、Alqを600オングストローム蒸着した後に、LiOのみを100オングストロームの厚さに真空蒸着して形成し、その上から陰極としてAlを2000オングストローム蒸着した。この素子では電流が全く注入されず、発光は観測されなかった。これはLiOのみ100オングストローム挿入したのではLiO層が完全な絶縁体層であるため、陰極からの電子注入が行われなかったと思われる。したがって、金属ドーピング層には電子注入のために有機化合物との共蒸着が必要不可欠であることを示している。
実施例4
ITO上に、正孔輸送層3としてαNPDを400オングストローム、発光層4としてAlqを500オングストローム真空蒸着した後、バソフェナントロリンとLiOを金属ドーピング層5としてLiOが3重量%となるように100オングストロームの厚みに共蒸着した。その上から、陰極電極6としてAlを1000オングストローム蒸着し素子を作製した。この素子は印加電圧13Vで最高輝度21000cd/m2、電流密度630mA/cm2を与え、実施例1と同じく、低い駆動電圧で高輝度を与えた。
1 透明基板
2 陽極透明電極
4 発光層
5 金属ドーピング層
6 陰極電極

Claims (4)

  1. 陽極電極と前記陽極電極に対向する陰極電極との間に、
    有機化合物から構成される少なくとも一層の発光層を有する有機エレクトロルミネッセント素子において、
    前記有機化合物のLUMOを低下させる効果のある金属塩でドーピングした有機化合物層を金属ドーピング層として有し、
    前記金属ドーピング層を前記陰極電極に接触させ、
    前記金属塩が、アルカリ金属またはアルカリ土類金属を含み、
    前記金属塩と前記金属ドーピング層が共蒸着で蒸着され、前記金属ドーピング層における前記陰極電極に接する部分には、電子注入のための有機分子が存在していることを特徴とする有機エレクトロルミネッセント素子。
  2. 請求項1に記載の有機エレクトロルミネッセント素子において、金属ドーピング層の金属酸化物または金属塩の濃度が、0.1〜99重量%である有機エレクトロルミネッセント素子。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の有機エレクトロルミネッセント素子において、金属ドーピ ング層の厚さが、10オングストローム〜2000オングストロームである有機エレクトロルミネッセント素子。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の有機エレクトロルミネッセント素子におい て、陰極構成材料の少なくとも一つがアルミニウムである有機エレクトロルミネッセント素子。
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