JP4823016B2 - 遊技機における遊技盤判別構造 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技機における遊技盤判別構造に関し、更に詳細には、遊技盤が着脱可能に配設された本体枠に対して、遊技盤と少なくとも一部が前後に重なる位置関係で開閉部材を開閉可能に組み付けるよう構成された遊技機における遊技盤判別構造に関するものである。
例えば遊技機の代表例の一つであるパチンコ機は、パチンコ球(遊技球)が流下可能な遊技領域を画成した遊技盤に、該遊技領域を流下するパチンコ球が入賞可能な始動入賞装置や特別入賞装置を配設すると共に、各種図柄を変動表示して所要の遊技演出を行なう図柄表示装置(遊技部品)等を配設するよう構成されている。そして、本体枠としての中枠に形成した遊技盤収容枠部に前記遊技盤を着脱可能に配設して、該遊技盤の入賞装置や図柄表示装置等の各種遊技部品を、中枠に設けた各種制御装置に対して電気的に接続することで、制御装置の制御に基づいて各部品を動作させて所要の遊技を行ない得るようになっている。また、前記中枠の前面側には、前枠(開閉部材)が開閉可能に設けられて、前記遊技盤の遊技領域を透視保護している。
このようなパチンコ機にあっては、前記遊技盤および中枠(これらに組み付けられる部品・装置を含む。以下同じ)が一定の組合わせで使用されることを前提として、パチンコ機全体が所定基準に適合するかにつき公的機関により検査され、この検査に合格したものに限り遊技に供することが許可される。従って、遊技盤の個々は所定基準に適合するとしても、検査対象とは異なる組合わせで遊技盤と中枠とを組み付けたパチンコ機は全体として正式な検査・承認を受けていないことから、このようなパチンコ機が遊技に供されるのは好ましくない。そこで、遊技盤を特定の中枠にのみ設置し得るよう構成する技術として、例えば特許文献1に開示されるものが知られている。すなわち、特許文献1に記載のパチンコ機では、遊技盤側に嵌合突部または嵌合凹部を形成すると共に、中枠側には遊技盤に形成した嵌合突部または嵌合凹部と嵌合する嵌合凹部または嵌合突部を形成して、遊技盤の嵌合部(嵌合突部または嵌合凹部)と、中枠の嵌合部(嵌合凹部または嵌合突部)とが一致する場合にのみ組み合わせ得るようになっている。
特開平5−184717号公報
ところで、中枠の基本構成をそのままに、外観上のデザインを変更する、所謂マイナーチェンジの場合であっても、パチンコ機全体が所定基準に適合するかにつき公的機関の検査を受ける必要がある。すなわち、一般にマイナーチェンジの場合には中枠を交換しないから、マイナーチェンジの前後の中枠に対して遊技盤が互換性を有し、遊技盤を共用することが可能となる。このような遊技盤の互換性を許容すると、パチンコ機は全体として正式な検査・承認を受けていない状態で遊技に供される可能性があることから、デザイン変更前後における遊技盤の互換性をなくして、常に一定の組合わせで遊技盤が中枠に取り付けられることが求められる。ここで特許文献1に記載のパチンコ機のように、中枠側に嵌合突部や嵌合凹部を直接形成する構成では、デザイン変更前後における遊技盤の互換性をなくすためには、中枠および遊技盤に形成する嵌合突部および嵌合凹部の形成位置を変更する必要がある。すなわち、中枠および遊技盤に対して相互に嵌合可能な嵌合突部および嵌合凹部を形成する構成では、前述したマイナーチェンジのように中枠の構成の変更を必要としない場合であっても中枠自体を変更しなければならず、コストが嵩む問題がある。また、異なるデザイン毎に中枠を準備するため、多種類の中枠を保管・管理しなければならず、保管場所の確保や維持費の増大に繋がる。
そこで、本発明は、本体枠を変更することなく特定の遊技盤のみを設置して遊技に供し得る遊技機における遊技盤判別構造を提供することを目的とする。
前記課題を克服し、所期の目的を達成するために、本願の請求項1に係る遊技機における遊技盤判別構造は、
遊技球が流下可能な遊技領域(46)および遊技球が流下不能な非遊技領域(47)を有し、該遊技領域(46)内に、遊技球の流下方向に変化を与える複数の遊技釘や遊技球が入賞可能な入賞装置(51,52,53)、電気的に作動制御される遊技部品(50,54)を設けた遊技盤(18)と、前記遊技盤(18)を着脱可能に収容する遊技盤収容枠部(20)を備える本体枠(12)と、前記本体枠(12)に設けられ、前記遊技盤収容枠部(20)に収容した遊技盤(18)の遊技領域(46)へ向けて遊技球を発射する打球発射機構部と、前記本体枠(12)に設けられ、前記遊技盤(18)の入賞装置(51,52,53)への遊技球の入賞に基づいて賞球を払出す賞球払出機構部と、前記遊技盤(18)の遊技部品(50,54)を作動制御する電気的制御装置(56)と、前記本体枠(12)にヒンジ部(33)を介して開閉可能に配設され、少なくとも一部が前記遊技盤(18)の非遊技領域(47)と前後に重なる開閉部材(13)とを備えた遊技機において、
前記遊技盤(18)の非遊技領域(47)に合成樹脂製の飾り部材(60)を配設して、前記開閉部材(13)における前記ヒンジ部(33)から離間する端部側であって飾り部材(60)と前後に重なる位置に第1嵌合部(35)を形成すると共に、当該飾り部材(60)における前記ヒンジ部(33)から離間する端部側に第2嵌合部(65)を形成して、
前記第1嵌合部(35)は、前記開閉部材(13)に開口側から奥側に行くにつれて窄むよう凹設された第1嵌合凹部(37)と、該開閉部材(13)から先端が窄むように突出する第1嵌合突部(36)とを有し、
前記第2嵌合部(65)は、前記飾り部材(60)に先端が窄むように突設されて前記第1嵌合凹部(37)に嵌合可能な第2嵌合突部(67)と、飾り部材(60)に開口端から奥側に行くにつれて窄むよう凹設されて前記第1嵌合突部(36)に嵌合可能な第2嵌合凹部(66)とを有し、
前記開閉部材(13)に形成された前記第1嵌合部(36)と嵌合する位置および形状で前記第2嵌合部(66)が形成されると共に、前記開閉部材(13)に形成された前記第1嵌合凹部(37)と嵌合する位置および形状で前記第2嵌合突部(67)が形成された遊技盤(18)を前記遊技盤収容枠部(20)に収容した場合には、第1嵌合部(36)が第2嵌合部(66)に嵌合すると共に第1嵌合凹部(37)が第2嵌合突部(67)に嵌合することで前記本体枠(12)に対する開閉部材(13)の閉成を許容し、
前記開閉部材(13)に形成された前記第1嵌合部(36)と嵌合する位置および形状で前記第2嵌合部(66)が形成されていない遊技盤(18)を前記遊技盤収容枠部(20)に収容した場合、および前記開閉部材(13)に形成された前記第1嵌合凹部(37)と嵌合する位置および形状で前記第2嵌合突部(67)が形成されていない遊技盤(18)を前記遊技盤収容枠部(20)に収容した場合には、第1嵌合部(36)および第1嵌合凹部(37)が第2嵌合部(66)および第2嵌合突部(67)に嵌合しないことで前記本体枠(12)に対する開閉部材(13)の閉成を阻止するよう構成したことを特徴とする。
請求項1に係る遊技機における遊技盤判別構造では、遊技盤収容枠部に収容した遊技盤の第2嵌合部と、開閉部材の第1嵌合部の位置および形状とが一致しない場合には、開閉部材を本体枠に対して閉成することができない。すなわち、遊技盤の第2嵌合部および開閉部材の第1嵌合部の形成位置や形状を変更するだけで本体枠毎に設置し得る遊技盤を制限でき、本体枠に対して特定の遊技盤のみを設置して遊技に供することが可能となる。また、開閉部材を交換するだけで本体枠に設置可能な遊技盤を変更できるから、大幅な変更を必要とせず、コストの低減を図り得る。更に、前記第2嵌合部を遊技盤の非遊技領域に配設した飾り部材に設けることで、第2嵌合部が遊技に影響を及ぼすことはない。また更に、飾り部材は合成樹脂製であるから、第2嵌合部を容易に形成することができる。
また、前記第1および第2嵌合部を、前記本体枠に対して開閉部材を開閉自在に支持するヒンジ部から離間する端部側に設けることで、該第1および第2嵌合部の形成位置における回転半径を大きくできるから、開閉部材の開閉時に第1嵌合部と第2嵌合部とをスムーズに嵌合および嵌合離脱させることができる。また、ヒンジ部から離間する端部側に第1および第2嵌合部が位置するから、開閉部材のスムーズな開閉動作に要する両嵌合部間のクリアランスを小さくすることができる。従って、遊技盤の見栄えを損なうことはない。
更に、前記第1および第2嵌合部として、1組の嵌合凹部および嵌合突部を夫々設け、第1および第2嵌合部における各対応の嵌合凹部と嵌合突部とが嵌合するよう構成することで、本体枠に対応していない遊技盤が設置されている場合には開閉部材の閉成をより確実に阻止できるから、本体枠に適合する特定の遊技盤以外の遊技盤を設置した状態で遊技に供されるのを防止できる。また、開閉部材に嵌合突部を設けることで、該嵌合突部に対応する嵌合凹部を有しないフラットな遊技盤を遊技盤収容枠部に設置した場合であっても開閉部材が閉成されるのを確実に防止できるから、一定の組合わせで構成された遊技機のみを遊技に供することが可能となる。同様に、遊技盤に嵌合突部を設けることで、該嵌合突部に対応する嵌合凹部を有しないフラットな開閉部材が設けられている本体枠の遊技盤収容枠部に対して遊技盤を設置したとしても、開閉部材が閉成されるのを確実に防止できるから、一定の組合わせで構成された遊技機のみを遊技に供することが可能となる。
請求項2に係る遊技機における遊技盤判別構造は、請求項1に係る発明について、前記飾り部材(60)に、前記開閉部材(13)に配設された照明装置(39)からの配線(40)に設けた第1接続部(40a)を着脱可能な第1被接続部(72)と、前記電気的制御装置(56)からの配線(57)に設けた第2接続部(57a)を着脱可能な第2被接続部(73)とを備える中継接続部(70)を設け、
前記第1接続部(40a)と接続可能な形状で前記第1被接続部(72)が形成されると共に、前記第2接続部(57a)と接続可能な形状で前記第2被接続部(73)が形成された前記中継接続部(70)を備えた遊技盤(18)を前記遊技盤収容枠部(20)に収容した場合には、第1被接続部(72)および第1接続部(40a)を接続すると共に第2被接続部(73)および第2接続部(57a)を接続して前記照明装置(39)による正常な遊技を許容し、
前記第1接続部(40a)と接続不能な形状で前記第1被接続部(72)が形成された前記中継接続部(70)を備えた遊技盤(18)を前記遊技盤収容枠部(20)に収容した場合、および前記第2接続部(57a)と接続不能な形状で前記第2被接続部(73)が形成された前記中継接続部(70)を備えた遊技盤(18)を前記遊技盤収容枠部(20)に収容した場合には、前記照明装置(39)と前記電気的制御装置(56)との接続を阻止して照明装置(39)による正常な遊技を不能とするよう構成されたことを要旨とする。
このように、照明装置からの配線の第1接続部と第1被接続部の形状、および電気的制御装置からの配線の第2接続部と第2被接続部の形状の夫々が、相互に接続可能な形状で形成されている場合に限って、開閉部材の照明装置の適正な照明による演出を行ない得る。
請求項3に係る遊技機における遊技盤の判別構造は、請求項2記載の発明について、前記中継接続部(70)は、前記遊技盤収容枠部(20)へ遊技盤(18)を設置した際に、遊技盤(18)における前記ヒンジ部(33)側に位置するよう設けられたことを要旨とする。
このように、開閉部材を枢支するヒンジ部側に中継接続部が位置するよう構成したことで、照明装置からの配線の長さを必要最小限にできる。すなわち、開閉部材の照明装置と中継接続部とを接続する配線の取り回しが容易になり、遊技盤の設置作業および第1接続部と第1被接続部との接続の可否の判定作業を簡単になし得る。
本発明によれば、本体枠を変更することなく本体枠毎に設置し得る遊技盤が制限されるから、特定の遊技盤を遊技盤収容枠部に設置した遊技機を遊技に供することが可能となる。
本発明に係る遊技機における遊技盤判別構造につき好適な実施例を挙げて、添付図面を参照しながら、以下詳細に説明する。なお実施例では、遊技機として、パチンコ球を遊技媒体として使用する一般的なパチンコ機を例にして説明する。なお、以下の説明において、「前」、「後」、「左」、「右」とは、図1に示すように中枠12に対して前枠13を閉成したパチンコ機10を正面から見た状態を基準として指称するものとする。
実施例に係るパチンコ機10の概略構成について、図1または図3を参照して説明する。パチンコ機10は、遊技店に設けられた「島」とも称される設置枠台(図示せず)に固定される外枠11と、該外枠11に対して着脱および開閉可能に枢支された中枠(本体枠)12と、該中枠12に着脱交換可能に取り付けられて所要の遊技領域46が画成される遊技盤18と、ヒンジ機構33を介して中枠12の前面側に着脱および開閉可能に枢支され、中枠12に配設した遊技盤18を透視保護する透明板14を備えた前枠(開閉部材)13とを備えている。前記前枠13には、前記透明板14の下方位置にパチンコ球を貯留可能な上球皿15が組み付けられており、前枠13の開閉に合わせて該上球皿15が一体的に開閉するようになっている。また、前記中枠12の前側における前記前枠13の下方には、パチンコ球を貯留可能な下球皿16を形成した球皿部材17が着脱および開閉可能に組み付けられている。なお、前記中枠12における球皿部材17の右方位置には、操作ハンドル19が設けられており、該操作ハンドル19を操作することで、中枠12に配設した打球発射機構部90が作動して上球皿15のパチンコ球を遊技盤18へ向けて打ち出すよう構成されている。
(中枠について)
ここで、前記中枠12は、図3に示すように、上側縁をなす上枠部12aと、下側縁をなし、前記打球発射機構部90等を設置する設置部材として機能する下枠部12bと、左側縁をなす左枠部12c(図4参照)と、右側縁をなす右枠部12dとから略矩形状に形成されて、全体が前記外枠11の開口領域に整合する大きさに構成される。ここで、前記各枠部12a,12b,12c,12dにより画成された前後に開口する開口領域が、前記遊技盤18を設置する遊技盤収容枠部20として機能する。なお、前記打球発射機構部90とは、前記下枠部12bに配設される発射レール90aと、前記上球皿15の裏側に配設されてパチンコ球を1個ずつ発射レールへ送出す球送り装置90bと、前記操作ハンドル19の操作により作動し、作動により発射レール90a上のパチンコ球を遊技盤の遊技領域46へ向けて打ち出す打球部(図示せず)とから構成されている。
また、前記中枠12の裏側には、図2に示すように、前記遊技盤収容枠部20と対応する位置を開口させた機構セット盤25が配設されており、該機構セット盤25の上部位置に、パチンコ球を貯留可能な球タンク21や、該球タンク21に貯留したパチンコ球を一列に整列するタンクレール22が設けられている。また、前記機構セット盤25における前記ヒンジ機構33側(図2では右側)の端部には、上下に延在する球払出機構部92が設けられている。ここで、前記球払出機構部92は、前記タンクレール22に連通する第1球流通路23と、該第1球流通路23の下端に連通する球払出装置93と、該球払出装置93および前記上下の球皿15,16に連通する第2球流通路24とから構成されており、球払出装置93の作動により前記球タンク21からタンクレール22に供給されたパチンコ球を、上下の球皿15,16に給出するようになっている。
なお、図3に示すように、前記上下の枠部12a,12bにおける遊技盤収容枠部20に臨む右側部には、回転により前記遊技盤18の対応する上下端部を保持または保持解除する回転式の第1保持具30,30が設けられると共に、前記左枠部12cにおける遊技盤収容枠部20に臨む部位には、前記遊技盤18の左端部を支持する第2保持具31,31が上下に離間する位置に配設されている。そして、前記遊技盤収容枠部20に対して遊技盤18を前側から臨ませて、該遊技盤18の左端部を前記第2保持具31,31で保持した状態で、遊技盤の上下の右端部を前記第1保持具30,30で保持することで、該遊技盤収容枠部20に遊技盤18が収容保持されるようになっている。一方、遊技盤収容枠部20から遊技盤18を取り出すに際しては、中枠12の前側から前記第1保持具30,30を操作して遊技盤18の保持を解除した後に、該遊技盤18を前側に取り出して第2保持具31,31から離間させることで行なわれる。すなわち、実施例では、遊技盤収容枠部20に対して遊技盤18を中枠12の前側から着脱し得るよう構成されている。
(前枠について)
前記前枠13は、全体が合成樹脂成形されて、図3または図4に示すように、前記中枠12の左側部に配置されたヒンジ機構33を介して開閉自在に枢支されると共に、該前枠13に形成した開口部13a(図1参照)に臨むよう前記透明板14が組み付けられて、前枠13を閉成した際に遊技盤収容枠部20に設置した遊技盤18の遊技領域46を前面側から視認し得るよう構成される。ここで、前記中枠12に対して前枠13を閉成した状態では、該前枠13の下部(上球皿15の形成部位に対応する位置)が中枠12の下枠部12bに対向すると共に、前記開口部13aの下縁が下枠部12bより上方に位置するよう構成されて、前枠13の下部位置が前記遊技盤収容枠部20に収容した遊技盤18と前後の関係で重なるようになっている。
(第1嵌合部について)
また、図5に示すように、前記前枠13の下部位置における遊技盤18(具体的には後述する非遊技領域47の飾り部材60)と前後に重なる部位には、第1嵌合部35としての第1嵌合突部36が遊技盤18側に突出形成されると共に、該第1嵌合部35としての第1嵌合凹部37が凹設されている。実施例では、前記第1嵌合突部36および第1嵌合凹部37の夫々は、前記ヒンジ機構33から離間した端部側(すなわち前枠13の右側)に位置すると共に、第1嵌合凹部37より第1嵌合突部36が右側に位置するよう形成してある。なお、本発明において、ヒンジ機構33から離間した端部側とは、遊技盤18においてヒンジ機構33から離間する半分の領域を含む概念で用いるものとする。
また、前記第1嵌合突部36は略四角錐状に突出され、第1嵌合凹部37は略矩形状を呈する開口端から奥側に行くにつれて窄むよう凹設されている。ここで、前記第1嵌合突部36の突出寸法は、前枠13と遊技盤18の飾り部材60との離間寸法より大きく設定されている(図7(b)参照)。すなわち、前記前枠13の閉成時に前記第1嵌合突部36と対応する位置に、該第1嵌合突部36と嵌合する形状で凹部(後述する第2嵌合凹部66)が遊技盤18(飾り部材60)に形成されている場合に限り、前枠13を中枠12に対して完全に閉成し得るようになっている。ここで、「対応する位置」とは、第2嵌合凹部66が形成されていない場合に第1嵌合突部36が当接する位置を指し、「嵌合する形状」とは、第2嵌合凹部66の開口形状および内部形状が、第1嵌合突部36と整合する形状だけでなく、第1嵌合突部36の外郭形状より大きく形成されて第1嵌合突部36が挿入される形状を含むものである。
また、前記前枠13には、LED等の発光体を実装した発光体基板と、該発光体基板から導出した中継用配線が接続された中継端子板(何れも図示せず)とを備えた照明装置39が配設されている。そして、前記照明装置39に接続した第1の配線40が、前記遊技盤18に配設されるランプ制御装置(制御装置)56(図2参照)に電気的に接続されて、該ランプ制御装置56の制御に基づいて照明装置39の発光体が点灯・点滅等するようになっている。なお、前記照明装置39の前側は光透過性のランプカバー41で被覆してある(図1または図4参照)。
(遊技盤について)
前記遊技盤18の前面(すなわち盤面)には、図3に示すように、略円形状に湾曲形成された外レール44と、該外レール44の内側左部に離間して配置される円弧状の内レール45とからなる案内レール43が配設されており、該案内レール43の内側にパチンコ球が流下する遊技領域46が画成されると共に、該案内レール43の外側に非遊技領域47が画成されている。そして、前記遊技盤18における遊技領域46内に、各種図柄等を変動表示可能な図柄表示装置50や、パチンコ球の入賞により図柄表示装置50での図柄変動ゲームを開始する始動入賞装置51、図柄変動ゲームの結果として大当りの発生(例えば同一図柄の3つ揃い等)により開放する特別入賞装置52、その他の一般入賞装置53や電飾装置54等の遊技用部品が配置される。そして、実施例のパチンコ機10は、前記中枠12に配設した打球発射機構部90から発射されたパチンコ球が案内レール43に沿って遊技領域46内に打ち出され、該遊技領域46内を流下するパチンコ球が始動入賞装置51に入賞することで図柄表示装置50において図柄変動ゲームが開始されて所定の遊技が行なわれるようになっている。
ここで、前記図柄表示装置50は、図4に示すように、液晶表示装置と、該液晶表示装置を制御する表示制御装置(何れも図示せず)とをケース体50aに収容して構成されて、該ケース体50aが前記遊技盤18の裏面に設けた枠状の取付部材55に着脱可能に取り付けられる。前記ケース体50aの後面には、前記前枠13に設けた前記照明装置39や、前記遊技盤18に設けた前記電飾装置54に電気的に接続されるランプ制御装置56が取り付けられており、該ランプ制御装置56の制御に基づいて、照明装置39および電飾装置54の夫々が点灯等するようになっている。なお、前記照明装置39に電気的に接続される第2の配線57は前記ランプ制御装置56の左後端部から導出されている。なお、前記遊技盤18における左上方の隅部は所定範囲に亘って切り欠かれて、前後に開口する挿通部18aが形成されている(図4、図8または図9参照)。
また、図3に示すように、前記遊技盤18に画成された前記非遊技領域47には、所要の装飾が施された合成樹脂製の飾り部材60が配設される。ここで、前記飾り部材60の裏側には、一体成形されたボス(図示せず)が後方へ突出するよう複数箇所に突設されており、遊技盤18に形成した嵌合孔(図示せず)に各ボスを圧入することで、飾り部材60が遊技盤18の所定位置に取り付けられるようになっている。なお、実施例では、前記コーナー飾り部材60は、遊技盤18の右上部から右下部に亘って位置するよう一体形成された第1コーナー部材61と、遊技盤18の左上部から左下部に亘って位置するよう一体形成された第2コーナー部材62とから構成されて、第1および第2コーナー部材61,62により前記非遊技領域47の略全域を覆うようになっている。
(第2嵌合部について)
図6に示すように、前記第1コーナー部材61の下端部(すなわち遊技盤18におけるヒンジ機構33から離間する端部側)には、第2嵌合部65としての第2嵌合凹部66が凹設されると共に、該第2嵌合部65としての第2嵌合突部67が前方へ突出形成されている。すなわち、前記第2嵌合凹部66および第2嵌合突部67の夫々は、前記遊技盤収容枠部20に遊技盤18を収容した状態において、前記中枠12に対して閉成した前枠13と前後に重なる位置に設けられている。また実施例では、前記該第2嵌合凹部66および第2嵌合突部67の夫々は、遊技盤18を遊技盤収容枠部20に収容した状態において、第2嵌合突部67より第2嵌合凹部66が右側(ヒンジ機構33から離間する端部側)に位置するよう形成してある。そして、前記第2嵌合凹部66は略矩形状を呈する開口端から奥側に行くにつれて窄むよう凹設され、第2嵌合突部67は略四角錐状に突出されている。また、前記第2嵌合突部67の突出寸法は、遊技盤18(飾り部材60)と前枠13との離間寸法より大きく設定されている(図7(b)参照)。
すなわち、前枠13の閉成時に第2嵌合突部67と対応する位置に、該第2嵌合突部67と嵌合する形状で前記前枠13に第1嵌合凹部37が形成されている場合に限り、前枠13を中枠12に対して完全に閉成し得るようになっている。ここで、「対応する位置」とは、第1嵌合凹部37が形成されていない場合に第2嵌合突部67が当接する位置を指し、「嵌合する形状」とは、第1嵌合凹部37の開口形状および内部形状が、第2嵌合突部67と整合する形状だけでなく、第2嵌合突部67の外郭形状より大きく形成されて第2嵌合突部67が挿入される形状をも含むものである。
(中継接続部について)
また、前記第2コーナー部材62における前記遊技盤18に形成した前記挿通部18aに対応する位置には、図8〜図10に示すように、前記前枠13の照明装置39に接続した第1の配線40と、前記ランプ制御装置56に接続した第2の配線57とを接続する中継接続部70を設けてある。前記中継接続部70は、前記第2コーナー部材62の前面から後方に向けて凹む設置部74に、中継基板71を着脱可能に配設して構成される。ここで、前記中継基板71は、図8、図10または図11に示すように略矩形板状に形成されて、左上部に切欠71aが形成されている。そして、前記中継基板71の前面左側位置に第1コネクタ差込口(第1被接続部)72が取り付けられ、裏面右側位置に第2コネクタ差込口(第2被接続部)73が取り付けられている。そして、前記第1コネクタ差込口72に対して前記第1の配線40の先端部に取り付けた第1コネクタ(第1接続部)40aを接続し、第2コネクタ差込口73に対して第2の配線57の先端部に取り付けた第2コネクタ(第2接続部)57aを接続することで、前記照明装置39とランプ制御装置56とが電気的に接続されるようになっている。
前記設置部74は、図10に示すように、前方に開口するよう前記第2コーナー部材62に凹設されると共に前後に貫通する挿通孔75(図12参照)が形成されている。ここで、前記設置部74は、前方開口形状が前記中継基板71に略整合するよう左上部に内側に突出する突出部74aが形成されており、設置部74に中継基板71配設した際に、中継基板71の切欠71aと突出部74aとが対応するようになっている。また、前記設置部74における前記挿通孔75の右側位置には、前記中継基板71の右端部を挿脱可能な係合部76が形成されると共に、該設置部74における挿通孔75の左側位置には、該中継基板71の左端部に係合可能な係合フック77が弾性変形可能に形成されている。すなわち、前記中継基板71の右端部を係合部76に挿入して係合させた状態で、中継基板71の左端部に係合フック77を係合させることで、中継基板71を設置部74に保持し得るようになっている。このとき、中継基板71に設けた第2コネクタ差込口73は、前記挿通孔75を介して第2コーナー部材62の裏側へ露出すると共に、挿通部18aを介して遊技盤18の裏側へ露出する。
また、前記第2コーナー部材62の左側部における前記設置部74(中継接続部70)に対応する位置には、切欠部78(図8または図10参照)が形成されており、該切欠部78を介して設置部74が左方向に開口するよう構成されている。そして、前記中枠12の左枠部12cと第2コーナー部材62との間に画成される空間79(図9参照)に、前記中継接続部70が連通している。すなわち、前記中継接続部70の前側を後述するカバー部材83で被覆した状態では、前枠13からの第1の配線40は、前記切欠部78を介して前記設置部74に導入され、前記前枠13を中枠12に対して閉成した状態では、前記空間79に第1の配線40が収容されるよう構成される。
なお、図8に示すように、前記第2コーナー部材62における設置部74の上部位置には、左右方向に所要間隔離間する位置に前側に向けて突出する一対の支持片81,81が形成されて、両支持片81,81の前端部を連結する軸部81aに前記カバー部材83が軸支される。また、第2コーナー部材62における前記設置部74の下部を画成する部位には、係合孔80を形成してある。
図3または図8に示すように、前記カバー部材83は、前記中継接続部70の略全体を被覆する平板状に形成されて、該カバー部材83により中継接続部70を遊技者側から視認し得ないようにしている。なお、前記カバー部材83の前面は、前記第2コーナー部材62の前面に合わせた意匠形状に形成されて、該カバー部材83で中継接続部70を被覆した際に、飾り部材60の全体を統一感のある意匠として違和感を生じ難くしている。また、前記カバー部材83の裏面における右上方位置には、前記第2コーナー部材62に形成した軸部81aに枢支される支持部84が形成されると共に、前記カバー部材83の下端部には、上下方向に弾性変形可能で、前記第2コーナー部材62の係合孔80に係脱自在に係合し得る弾性片85が形成されている。すなわち、前記カバー部材83は、前記軸部81aを中心に回動し得ると共に、前記弾性片85が前記係合孔80に係合することで、前記設置部74(中継接続部70)を閉成する状態でカバー部材83の回動を規制し得るよう構成される。そして、この状態で弾性片85を上方に弾性変形することにより、弾性片85と係合孔80との係合が解除されて、カバー部材83を回動して前記設置部74(中継接続部70)を開放し得るようになっている。
次に、実施例のパチンコ機10において、中枠12の遊技盤収容枠部20に収容された遊技盤18の判別につき説明する。
(前枠13の第1嵌合部35および遊技盤18の第2嵌合部65による判別について)
前記前枠13の下部位置における遊技盤18の非遊技領域47と前後に重なる部位には、第1嵌合突部36を遊技盤18側に突出形成すると共に、第1嵌合凹部37を凹設してある。また、前記遊技盤18の第1コーナー部材61には、第2嵌合凹部66を凹設すると共に、第2嵌合突部67を突出形成してある。ここで、実施例では、前記第1嵌合突部36と第2嵌合突部67の突出寸法を、前枠13と遊技盤18の第1コーナー部材61との離間距離より大きく設定してある。従って、図7に示すように、前記前枠13を中枠12に対して閉成した際に、遊技盤18における前記第1嵌合突部36と対応する位置に該第1嵌合突部36と嵌合する凹部が形成されていない場合、および前枠13における前記第2嵌合突部67と対応する位置に該第2嵌合突部67と嵌合する凹部が形成されていない場合には、前枠13を閉成することができない。
例えば図7(c)に示すように、遊技盤18において、前記前枠13の第1嵌合突部36と対応する位置に第2嵌合凹部66が形成されていない場合には、前枠13を閉成するに際して第1嵌合突部36が遊技盤18(第1コーナー部材61)に接触し、前枠13が完全に閉成されるのは阻止される。同様に、遊技盤18の第2嵌合突部67と対応する位置に第1嵌合凹部37が形成されていない場合には、前枠13を閉成するに際して第2嵌合突部67が前枠13に接触して、前枠13が完全に閉成されるのは阻止される。
また、前記遊技盤18において前記第1嵌合突部36に対応する位置に前記第2嵌合凹部66が形成されていたとしても、図7(d)に示すように、該第1嵌合突部36と第2嵌合凹部66とが相互に嵌合不能な形状に形成される場合は、前枠13を閉成するに際して第1嵌合突部36が第2嵌合凹部66に嵌合せず、前枠13が完全に閉成されるのは阻止される。ここで、前記第1嵌合突部36と相互に嵌合可能な位置および形状で前記第2嵌合凹部66が形成され、前記第2嵌合突部67に対応する位置に前記第1嵌合凹部37が形成されていたとしても、該第2嵌合突部67と第1嵌合凹部37とが相互に嵌合不能な形状に形成される場合は、前枠13を閉成するに際して第2嵌合突部67が第1嵌合凹部37に嵌合せず、前枠13が完全に閉成されるのは阻止される。
すなわち、前記前枠13に形成した第1嵌合部35(第1嵌合突部36および第1嵌合凹部37)と、前記中枠12の遊技盤収容枠部20に収容した遊技盤18の第2嵌合部65(第2嵌合凹部66および第2嵌合突部67)とが、相互に嵌合する位置および形状で形成されている場合(図7(a)参照)に限って、前枠13を中枠12に対して閉成することができる(図7(b)参照)。従って、中枠の基本構成をそのままに、外観上のデザインを変更する、所謂マイナーチェンジ等により変更される前後の前枠13毎に、前記第1嵌合部35(第1嵌合突部36および第1嵌合凹部37)の形成位置および形状を変更すると共に、この前枠13の変更に対応して遊技盤18に形成する第2嵌合部65(第2嵌合凹部66および第2嵌合突部67)の形成位置および形状も変更することで、中枠12に組み付けた前枠13に応じて遊技盤収容枠部20に収容可能な遊技盤18が特定される。換言すると、前枠13における第1嵌合部35の形成位置や形状を変更するだけで、中枠12に支持した前枠13の種類に応じた遊技盤18が中枠12の遊技盤収容枠部20に収容されているか否かを判別でき、中枠12に対して特定の遊技盤18のみを設置した場合に限り、パチンコ機10として遊技に供することが可能となる。
このように、前枠13における第1嵌合部35(第1嵌合突部36および第1嵌合凹部37)の形成位置および形状を変更すると共に、この前枠13の変更に対応して遊技盤18に形成する第2嵌合部65(第2嵌合凹部66および第2嵌合突部67)の形成位置および形状も変更することで、中枠12に配設した前枠13と、遊技盤収容枠部20に収容した遊技盤18との組合わせが適正か否かを判別できるから、異なるデザインのパチンコ機10間における遊技盤18の互換性をなくし、公的機関の検査を受けた適正な組合わせで中枠12、前枠13および遊技盤18を組み付けた場合に限って遊技に供することができる。
また、所謂マイナーチェンジのように、中枠の基本構成をそのままに外観上のデザインを変更するには、前枠13に関しては必然的に変更する必要があることから、該前枠13を変更する毎に第1嵌合部35(第1嵌合突部36および第1嵌合凹部37)の形成位置や形状を変更するだけで中枠12に設置可能な遊技盤18を変更できる(遊技盤18の互換性をなくすことができる)から、中枠12の変更等の余計なコストの低減を図り得る。更に、所謂マイナーチェンジに際して中枠12を変更する必要がないから、デザイン毎に中枠12を保管・管理する必要もなく、保管場所の確保が容易になると共に保管に要する維持費を抑制することができる。そして、実施例では、前記第2嵌合部65(第2嵌合凹部66や第2嵌合突部67)を、遊技盤18の非遊技領域47に配設した第1コーナー部材61に設けるようにしたから、該第2嵌合部65が遊技領域46を流下するパチンコ球に接触して遊技に影響を及ぼすことはない。また、合成樹脂製の第1コーナー部材61に第2嵌合部65(第2嵌合凹部66や第2嵌合突部67)を設けるようにしたことで、該第2嵌合部65を容易に形成し得る。また、前記第1コーナー部材61は、遊技盤18の非遊技領域47に設けられる程度の小さな部材のため、前枠13における第1嵌合部35の形成位置や形状に応じて第2嵌合部65を形成した多種類の第1コーナー部材61を用意したとしても、当該第1コーナー部材61の保管に際して大きなスペースを確保する必要がない。ここで、遊技盤18に第1コーナー部材61を組み付けるに際しては、多種類用意した第1コーナー部材61から、前枠13に設けられた第1嵌合部35と形成位置および形状が対応する第2嵌合部65を設けた第1コーナー部材61を選択して、該第1コーナー部材61に一体成形した各ボスを遊技盤18に形成した嵌合孔に圧入するだけで、前枠13に形成された第1嵌合部35に応じた第1コーナー部材61を遊技盤18に簡単に取り付けることができ、組み付け作業の効率向上が図られる。
また、実施例では、前記第1および第2嵌合部35,65を、前記中枠12に対して前枠13を開閉自在に支持するヒンジ機構33から離間する端部側に設けるようにしたから、該第1嵌合部35の形成位置における回転半径が大きくなる。すなわち、前枠13の開閉動作時に、第1嵌合突部36と第2嵌合凹部66および第1嵌合凹部37と第2嵌合突部67の夫々が干渉し難くなり、対応する嵌合突部36,67と嵌合凹部37,66とをスムーズに嵌合および嵌合離脱させることができる。特に、実施例では、第1および第2嵌合突部36,67の夫々を略四角錐状に突出形成してあるから、前枠13の開閉時に各嵌合突部36,67が対応する嵌合凹部37,66に容易に挿脱され、嵌合突部36,67が前枠13や第1コーナー部材61に接触し難い。また、ヒンジ機構33から離間する端部側に第1および第2嵌合部35,65が位置することで、前枠13の開閉動作に要する両嵌合部35,65間のクリアランス(すなわち第1嵌合凹部37および第2嵌合凹部66の開口寸法)を小さくすることができる。従って、遊技盤18の見栄えを損なうことはない。
(コネクタおよびコネクタ差込口による判別について)
また、前記遊技盤18の非遊技領域47に配設した第2コーナー部材62に中継接続部70を設けて、該中継接続部70における中継基板71の前面に設けた第1コネクタ差込口72に、前記前枠13の照明装置39からの第1の配線40に取り付けた第1コネクタ40aを接続すると共に、中継基板71の裏面に設けた第2コネクタ差込口73に、前記遊技盤18のランプ制御装置56からの第2の配線57に取り付けた第2コネクタ57aを接続するよう構成してある。すなわち、図11(a)に示すように、前記第1コネクタ40aを第1コネクタ差込口72に接続し得ると共に、前記第2コネクタ57aを第2コネクタ差込口73接続し得る場合に、前記照明装置39とランプ制御装置56とが電気的に接続され(図11(b)参照)、照明装置39の照明による正常な演出が可能となる。
これに対して、図11(c)に示すように、前記第1の配線40の第1コネクタ40aと第1コネクタ差込口72の形状が異なる場合には、該第1コネクタ40aを第1コネクタ差込口72に接続することができない。すなわち、前記前枠13の照明装置39を遊技盤18のランプ制御装置56に電気的に接続し得ないから、前枠13に設けた照明装置39を点灯・点滅等することができず、照明による正常な演出が不能となる。同様に、前記第2の配線57の第2コネクタ57aと第2コネクタ差込口73の形状が異なる場合にも、該第2コネクタ57aを第2コネクタ差込口73に接続することができないから、前記前枠13の照明装置39が遊技盤18のランプ制御装置56に電気的に接続されず、前枠13に設けた照明装置39の照明による正常な演出が不能となる。
このように、前記第1の配線40の第1コネクタ40aと第1コネクタ差込口72の形状、および前記第2の配線57の第2コネクタ57aと第2コネクタ差込口73の形状の夫々が、相互に接続可能な形状で形成されている場合に限って、前枠13の照明装置39の適正な照明による演出を行ない得る。従って、所謂マイナーチェンジ等により変更される前後の前枠13毎に、第1の配線40に設ける第1コネクタ40aの形状を変更すると共に、この変更に対応して遊技盤18の中継基板71(中継接続部70)に設ける第1コネクタ差込口72の形状も変更することで、中枠12に組み付けた前枠13に応じて遊技盤収容枠部20に収容可能な遊技盤18が特定される。換言すると、前枠13から導出される第1の配線40の第1コネクタ40aを変更するだけで、中枠12に配設した前枠13の種類に応じた遊技盤18が中枠12の遊技盤収容枠部20に収容されているか否かを判別でき、中枠12に対して特定の遊技盤18を設置した場合に限り、パチンコ機10として遊技に供することが可能となる。
特に、実施例のように前記中枠12の遊技盤収容枠部20に対して遊技盤18を前側から着脱する構成とした場合には、前枠13の変更に応じて、前記第1コネクタ40aと第1コネクタ差込口72の形状を変更することで、遊技盤収容枠部20に対して遊技盤18を取り付けた際に、第1コネクタ40aと第1コネクタ差込口72との接続の可否を確認すれば、適正な遊技盤18が遊技盤収容枠部20に設置されているか否かを短時間で容易に判別することができ、作業効率の向上が図られる利点がある。
また、前述のように第1コネクタ40aと第1コネクタ差込口72の形状、あるいは第2コネクタ57aと第2コネクタ差込口73の形状の少なくとも一方の形状を変更するだけで中枠12に設置可能な遊技盤18を特定できるから、中枠12の変更等の余計なコストの低減を図り得る。更に、所謂マイナーチェンジに際して中枠12を変更する必要がないから、デザイン毎に中枠12を保管・管理する必要もなく、保管場所の確保が容易になると共に保管に要する維持費を抑制することができる。そして、実施例では、前記中継接続部70を遊技盤18の非遊技領域47に配設した第2コーナー部材62に設けるようにしたから、該中継接続部70が遊技領域46を流下するパチンコ球に接触する等の不具合は防止され、遊技に影響を及ぼすことはない。また、合成樹脂製の第2コーナー部材62に中継接続部70を設けるようにしたことで、該中継接続部70を容易に形成し得る。
また、遊技盤収容枠部20へ遊技盤18を設置した際に、前枠13を枢支するヒンジ機構33側に中継接続部70が位置するよう構成したことで、第1の配線40の長さを必要最小限にできる。すなわち、前枠13の照明装置39と中継接続部70とを接続する第1の配線40の取り回しが容易になり、遊技盤18の設置作業および第1コネクタ40aと第1コネクタ差込口72との接続の可否の判定作業を簡単になし得る。また、第1の配線40が短くなることで、前枠13の開閉時における第1の配線40の噛み込みを防止でき、該配線40の断線等による不具合を回避し得る。
(設置部74の開口形状と中継基板71の外郭形状)
また、実施例では、前記中継基板71の左上部を切り欠くよう形成すると共に、遊技盤18の中継接続部70における設置部74を、該中継基板71に略整合する形状で前方に開口するよう形成してある。このように、前記中継基板71の外郭形状と、前記設置部74の開口形状とが整合する場合には、該設置部74に対して中継基板71を設置すると共に、中継基板71の第1コネクタ差込口72および第2コネクタ差込口73に各対応のコネクタ40a,57aを接続することで、前記発光体基板とランプ制御装置56とが電気的に接続され、前記照明装置39の照明による正常な演出が可能となる。一方、前記中継基板71の外郭形状と、前記設置部74の開口形状とが整合しない場合には、該設置部74に対する中継基板71の設置が阻止される(図12参照)。すなわち、前記設置部74(中継接続部70)への中継基板71の設置を阻止することで、作業者に対して組み付け異常を認識させることができる。
すなわち、所謂マイナーチェンジ等による前枠13の変更に応じて、中継接続部70における設置部74の開口形状を変更すると共に、前記中継基板71の外郭形状も変更し、前記中枠12および前枠13の組合わせに応じて中継基板71および設置部74の形状を特定することで、形状の異なる設置部74へ中継基板71が取り付けられるのを防止できる。
すなわち、中継基板71を取り付け得る設置部74(すなわち遊技盤18)が、中枠12および前枠13の組合わせ毎に異なるから、特定の中枠12および前枠13の組合わせに適合する中継基板71が、この特定の組合わせと異なる中枠12用の遊技盤18の設置部74に対して誤って取り付けられるのを防止し得る。換言すれば、異なるデザインのパチンコ機10間における遊技盤18の互換性をなくして、公的機関の検査を受けた適正な組合わせで中枠12、前枠13および遊技盤18を組み付けた場合に限ってパチンコ機10として遊技に供することがより確実に可能となる。
ここで、前記設置部74は合成樹脂製の第2コーナー部材62に設けられるから、マイナーチェンジ等による前枠13の変更に応じて設置部74の形状を容易に形成し得る。また、前述と同様に、中枠12に変更を加える必要がないから、コストや中枠12の保管・管理等に要する負担の増加を招来することはない。また、前記第2コーナー部材62は、遊技盤18の非遊技領域47に設けられる程度の小さな部材のため、中継基板71の形状に応じて設置部74を形成した多種類の第2コーナー部材62を用意したとしても、当該第2コーナー部材62の保管に際して大きなスペースを確保する必要がない。ここで、遊技盤18に第2コーナー部材62を組み付けるに際しては、多種類用意した第2コーナー部材62から、中枠12および前枠13の組合わせに応じた中継基板71を設置可能な設置部74を設けた第2コーナー部材62を選択して、該第2コーナー部材62に一体成形した各ボスを遊技盤18に形成した嵌合孔に圧入するだけで、中枠12および前枠13の組合わせに応じた第2コーナー部材62を遊技盤18に簡単に取り付けることができ、組み付け作業の効率向上が図られる。
〔変更例〕
なお、本発明に係る遊技機における遊技盤判別構造としては、実施例のものに限られず種々の変更が可能である。例えば、実施例では、開閉部材の第1嵌合部を第1嵌合突部と第1嵌合凹部から構成し、遊技盤(飾り部材)の第2嵌合部を第2嵌合凹部と第2嵌合突部から構成するよう構成したが、これに限られるものではない。すなわち、適宜数の嵌合突部および嵌合凹部を第1嵌合部および第2嵌合部として、第1嵌合部と第2嵌合部とが相互に嵌合する場合に限り本体枠に対する開閉部材の閉成を許容する一方、第1嵌合部と第2嵌合部とが相互に嵌合しない場合には本体枠に対する開閉部材の閉成を阻止するようにしてもよい。すなわち、第1嵌合部および第2嵌合部における嵌合突部および嵌合凹部の数および組合わせは、マイナーチェンジ等による開閉部材の変更に応じて適宜変更するようにすればよい。
この場合に、開閉部材側に嵌合突部を設けた場合には、該嵌合突部に対応する嵌合凹部を有しないフラットな遊技盤が遊技盤収容枠部に設置された場合であっても開閉部材が閉成されるのを防止できる利点がある。一方、遊技盤側に嵌合突部を設けた場合には、該嵌合突部に対応する嵌合凹部を有しないフラットな開閉部材が本体枠に設けられている場合であっても開閉部材が閉成されるのを防止できる利点がある。
また実施例1では、第1および第2嵌合突部を略四角錐状に突出すると共に、第1および第2嵌合凹部を略矩形状を呈する開口端から奥側に行くにつれて窄むよう凹設したが、これに限定されるものではなく、これら嵌合突部を柱状に形成すると共に、嵌合凹部の形状を対応する形状に形成してもよく、またこれら嵌合突部および嵌合凹部の夫々をその他任意の形状となるよう形成することができる。
実施例では、前記第1嵌合部(第1嵌合突部および第1嵌合凹部)を開閉部材の下部に形成するようにしたが、該開閉部材において、遊技盤に設けた非遊技領域(飾り部材)と前後に重なる位置であれば任意の位置に形成することができ、また同様に第2嵌合部(第2嵌合凹部および第2嵌合突部)についても、遊技盤の非遊技領域(飾り部材)において、開閉部材と前後に重なる位置であれば任意の位置に形成することができる。
また、実施例では、本体枠としての中枠に開閉可能に組み付けた前枠を開閉部材として示したが、これに限られるものではなく、遊技機を構成する本体としての本体枠に対して開閉可能に組み付けた各種部材(例えば本体枠に球皿を開閉可能に組み付けた場合の球皿)を開閉部材とすることができる。ここで、開閉部材として球皿を採用した場合には、球皿の裏側において遊技盤の非遊技領域(飾り部材)と前後に重なる上部位置に、第1嵌合部が形成される。
また、実施例では、第1被接続部および第2被接続部を設けた基板と、該基板を設置する設置部とから構成された中継接続部を飾り部材に設けるようにしたが、飾り部材に対して被接続部を直接取り付けて中継接続部を構成することも可能である。また、実施例では、開閉部材に設けた照明装置を中継接続部に接続するよう構成したが、該開閉部材にスピーカ等の音声出力装置を配設し、照明装置および音声出力装置の夫々を、中継接続部を介して本体枠または遊技盤の裏側に設けた制御装置に接続するようにしてもよい。
また、実施例では中継接続部の設置部に対して遊技盤の前側から基板を着脱し得る例を示したが、これに限らず、遊技盤の後側から設置部に基板を着脱するよう構成することも可能である。
また、実施例では、開閉部材側の第1接続部および遊技盤側の第1被接続部を変更することで、遊技盤収容枠部に収容した遊技盤を判別するよう構成したが、これに限らず、第2接続部および第2被接続部を変更することで遊技盤収容枠部に収容した遊技盤を判別することも可能である。すなわち、遊技盤側の第2被接続部に接続される制御装置が本体枠に設置されている場合には、所謂マイナーチェンジ等により変更される前後の開閉部材毎に、第2接続部の形状を変更すると共に、この変更に対応して中継接続部の第2被接続部の形状も変更することで、本体枠に組み付けた開閉部材に応じて遊技盤収容枠部に収容可能な遊技盤が特定される。また、本体枠および開閉部材の組合わせに応じて(所謂マイナーチェンジ等の場合に変更前後の開閉部材毎に応じて)、第1接続部の形状と第1被接続部の形状、および第2接続部の形状と第2被接続部の形状の組合わせの両方を変更した場合には、一方の接続部と被接続部の形状を変更する場合に較べて、適正な遊技盤が遊技盤収容枠部に設置されているか否かをより確実に判別することが可能となる。
実施例では、(A)開閉部材の第1嵌合部と遊技盤の第2嵌合部とを利用した遊技盤の判別、(B)開閉部材や制御装置の接続部と遊技盤における中継接続部の被接続部とを利用した遊技盤の判別、を組み合わせた遊技機における遊技盤の判別構造を例示したが、(A)に係る遊技機における遊技盤の判別構造のみを利用しても、本体枠を変更することなく特定の遊技盤のみを設置して遊技に供することが可能となる。
なお、実施例では、遊技機としてのパチンコ機に配設される遊技盤を判別する構造を示したが、これに限られるものではなく、アレンジボール機等であってもよい。すなわち、本発明の遊技機における遊技盤判別構造は、遊技球が流下可能な遊技領域および遊技球が流下不能な非遊技領域を有し、該遊技領域内に、遊技球の流下方向に変化を与える複数の遊技釘や遊技球が入賞可能な入賞装置、電気的に作動制御される遊技部品を設けた遊技盤と、前記遊技盤を着脱可能に収容する遊技盤収容枠部を備える本体枠と、前記本体枠に設けられ、前記遊技盤収容枠部に収容した遊技盤の遊技領域へ向けて遊技球を発射する打球発射機構部と、前記本体枠に設けられ、前記遊技盤の入賞装置への遊技球の入賞に基づいて賞球を払出す賞球払出機構部と、前記遊技盤の遊技部品を作動制御する電気的制御装置と、前記本体枠に開閉可能に配設され、少なくとも一部が前記遊技盤の非遊技領域と前後に重なる開閉部材とを備えた遊技機であれば、何れの遊技機に対しても好適に適用することが可能である。
本発明の実施例に係るパチンコ機を示す正面図である。 実施例に係るパチンコ機を示す背面図である。 実施例に係るパチンコ機を、前枠および上球皿を開放した状態で示す正面図である。 実施例に係るパチンコ機を示す平面図であって、中枠を一部横断して示す。 実施例に係る前枠における上球皿の形成部分を拡大して背面から見た状態で示す斜視図である。 実施例に係る第1コーナー部材の下端を拡大して示す斜視図である。 実施例に係る第1嵌合部と第2嵌合部との嵌合状態を示す概略説明図であって、(a)は第1嵌合部と第2嵌合部とが嵌合し得る位置および形状で形成されている状態を示し、(b)は(a)に示す状態で前枠を中枠に対して閉成した状態を示し、(c)は第1嵌合部と第2嵌合部との形成位置が異なる場合を示し、(d)は遊技盤に第1嵌合突部と嵌合しない形状で第2嵌合凹部が形成されている場合を示す。 実施例に係る第2コーナー部材を遊技盤に取り付けた状態で、該遊技盤を縦断すると共に、該第2コーナー部材の中継接続部を分解して示す斜視図である。 実施例に係る前枠を開放した状態で示すパチンコ機の横断平面図である。 実施例に係る中継接続部を示す正面図である。 実施例に係る中継基板に対する前枠の第1コネクタおよびランプ制御装置の第2コネクタを接続する状態を示す概略説明図であって、(a)は中継基板の第1および第2コネクタ差込口の夫々と第1および第2コネクタの形状が接続可能な場合を示し、(b)は(a)に示す状態から各コネクタを対応のコネクタ差込口に接続した状態を示し、(c)は中継基板の第1コネクタ差込口と第1コネクタの形状が接続不能な場合を示す。 実施例に係る中継接続部の設置部と、該設置部に設置する中継基板との関係を示す説明図である。
符号の説明
12 中枠(本体枠)
13 前枠(開閉部材)
18 遊技盤
20 遊技盤収容枠部
33 ヒンジ機構(ヒンジ部)
35 第1嵌合突部
36 第1嵌合凹部
39 照明装置
40 第1の配線(配線)
40a 第1コネクタ(第1接続部)
50 図柄表示装置(遊技部品)
51 始動入賞装置(入賞装置)
52 特別入賞装置(入賞装置)
53 一般入賞装置(入賞装置)
54 電飾装置(遊技部品)
56 ランプ制御装置(電気的制御装置)
57 第2の配線(配線)
57a 第2コネクタ(第2接続部)
60 飾り部材
65 第2嵌合部
66 第2嵌合凹部
67 第2嵌合突部
70 中継接続部
72 第1コネクタ差込口(第1被接続部)
73 第2コネクタ差込口(第2被接続部)
90 打球発射機構部
92 球払出機構部

Claims (3)

  1. 遊技球が流下可能な遊技領域および遊技球が流下不能な非遊技領域を有し、該遊技領域内に、遊技球の流下方向に変化を与える複数の遊技釘や遊技球が入賞可能な入賞装置、電気的に作動制御される遊技部品を設けた遊技盤と、前記遊技盤を着脱可能に収容する遊技盤収容枠部を備える本体枠と、前記本体枠に設けられ、前記遊技盤収容枠部に収容した遊技盤の遊技領域へ向けて遊技球を発射する打球発射機構部と、前記本体枠に設けられ、前記遊技盤の入賞装置への遊技球の入賞に基づいて賞球を払出す賞球払出機構部と、前記遊技盤の遊技部品を作動制御する電気的制御装置と、前記本体枠にヒンジ部を介して開閉可能に配設され、少なくとも一部が前記遊技盤の非遊技領域と前後に重なる開閉部材とを備えた遊技機において、
    前記遊技盤の非遊技領域に合成樹脂製の飾り部材を配設して、前記開閉部材における前記ヒンジ部から離間する端部側であって飾り部材と前後に重なる位置に第1嵌合部を形成すると共に、当該飾り部材における前記ヒンジ部から離間する端部側に第2嵌合部を形成して、
    前記第1嵌合部は、前記開閉部材に開口端から奥側に行くにつれて窄むよう凹設された第1嵌合凹部と、該開閉部材から先端が窄むように突出する第1嵌合突部とを有し、
    前記第2嵌合部は、前記飾り部材に先端が窄むように突設されて前記第1嵌合凹部に嵌合可能な第2嵌合突部と、飾り部材に開口端から奥側に行くにつれて窄むよう凹設されて前記第1嵌合突部に嵌合可能な第2嵌合凹部とを有し、
    前記開閉部材に形成された前記第1嵌合部と嵌合する位置および形状で前記第2嵌合部が形成されると共に、前記開閉部材に形成された前記第1嵌合凹部と嵌合する位置および形状で前記第2嵌合突部が形成された遊技盤を前記遊技盤収容枠部に収容した場合には、第1嵌合部が第2嵌合部に嵌合すると共に第1嵌合凹部が第2嵌合突部に嵌合することで前記本体枠に対する開閉部材の閉成を許容し、
    前記開閉部材に形成された前記第1嵌合部と嵌合する位置および形状で前記第2嵌合部が形成されていない遊技盤を前記遊技盤収容枠部に収容した場合、および前記開閉部材に形成された前記第1嵌合凹部と嵌合する位置および形状で前記第2嵌合突部が形成されていない遊技盤を前記遊技盤収容枠部に収容した場合には、第1嵌合および第1嵌合凹部が第2嵌合および第2嵌合突部に嵌合しないことで前記本体枠に対する開閉部材の閉成を阻害するよう構成した
    ことを特徴とする遊技機における遊技盤判別構造。
  2. 前記飾り部材に、前記開閉部材に配設された照明装置からの配線に設けた第1接続部を着脱可能な第1被接続部と、前記電気的制御装置からの配線に設けた第2接続部を着脱可能な第2被接続部とを備える中継接続部を設け、
    前記第1接続部と接続可能な形状で前記第1被接続部が形成されると共に、前記第2接続部と接続可能な形状で前記第2被接続部が形成された前記中継接続部を備えた遊技盤を前記遊技盤収容枠部に収容した場合には、第1被接続部および第1接続部を接続すると共に第2被接続部および第2接続部を接続して前記照明装置による正常な遊技を許容し、
    前記第1接続部と接続不能な形状で前記第1被接続部が形成された前記中継接続部を備えた遊技盤を前記遊技盤収容枠部に収容した場合、および前記第2接続部と接続不能な形状で前記第2被接続部が形成された前記中継接続部を備えた遊技盤を前記遊技盤収容枠部に収容した場合には、前記照明装置と前記電気的制御装置との接続を阻止して照明装置による正常な遊技を不能とするよう構成された請求項1記載の遊技機における遊技盤判別構造。
  3. 前記中継接続部は、前記遊技盤収容枠部へ遊技盤を設置した際に、遊技盤における前記ヒンジ部側に位置するよう設けられた請求項2記載の遊技機における遊技盤判別構造。
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