JP4820800B2 - 画像符号化方法、画像符号化装置、及び画像符号化プログラム - Google Patents
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Description
H.264では、イントラ予測及び可変形状動き補償の導入に伴い、従来の標準化方式と比べて、予測モードの種類が増加している。このため、一定の主観画質を保持しつつ、符号量を削減するには、適切な予測モードを選択する必要がある。H.264の参照ソフトウェアJMでは、次式(1)に示すR−Dコストを最小化する予測モードを選択している(非特許文献1参照)。
前述した通り、参照ソフトウェアJMで用いられている主観画質の尺度は、二乗誤差である。しかしながら、この二乗誤差は、必ずしも、主観的な画質劣化を反映した歪み量ではない。例えば、高周波数成分の変化は、低周波成分の変化に比べて、視覚的には、検知されにくい。しかしながら、こうした視覚特性を利用していない符号化器(例えば、参照ソフトウェアJM)には、符号量の効率的な削減に関して、改良の余地が残る。
K.P.Lim and G.Sullivan and T.Wiegand, Text Description of Joint Model Reference Encoding Methods and Decoding Concealment Methods. Joint Video Team (JVT) of ISO/IEC MPEG and ITU-T VCEG, JVT-R95, Jan., 2006. http://ftp3.itu.ch/av-arch/jvt-site/2006-01-Bangkok/JVT-R095.zip
本発明の原理について説明する。本発明では、ブロック歪みを考慮した歪み尺度を導入し、符号化パラメータの設定に用いるコスト関数において、ブロック歪みを考慮した符号化パラメータを設定する。具体的には、同歪み尺度の計算時に、隣接ブロックとの不連続性に対しても、周波数分析を行い、隣接ブロックとの不連続性を歪み尺度の計算時に反映させる。そこで、ブロック内の波形とあわせて、隣接ブロック間の不連続性も考慮した周波数分析を行い、コントラスト感度関数に基づき歪み量に対する重み付けを行う。
上述した重み付けの係数の算出において、入力となるのは、変換行列と変移量である。なお、以下では、縦幅Hの画像を視距離rHにおいて観測する場合を考える。rを視距離パラメータと呼ぶ。
ゼロパディング方法1:
上記数式(16)によるフーリエ係数を次式(17)に示す。
図1は、本発明の第1実施形態によるモード選択装置の構成を示すブロック図である。図において、変移量記憶部300は、推定変移量を記憶する。初期モード設定部301は、初期モードを設定する。モード記憶部302は、初期設定されたモードを記憶するとともに、適宜、後述するモード設定部316により設定されたモードを記憶(更新)する。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、モード選択による例であったが、本第2実施形態では、量子化パラメータを選択するようになっている。
301 初期モード設定部
302 モード記憶部
303 符号量算出部
304 符号量記憶部
305 重み付き歪み量算出部
306 重み付き歪み量記憶部
307 未定乗数算出部
308 未定乗数記憶部
309 コスト算出部
310 コスト記憶部
311 最小コスト判定部
312 最小コスト記憶部
313 最適モード更新部
314 最適モード記憶部
315 最終モード判定部
316 最適モード出力部
401 変換係数正規化部
402 正規化変換係数記憶部
403 変換係数復号部
404 復号変換係数記憶部
407 感度係数乗算部
408 変移量記憶部
409 感度係数算出部
410 感度係数記憶部
411 歪み量記憶部
412 歪み量和算出部
601 変換係数記憶部
602 変換行列サイズ記憶部
603 基底画像算出部
604 基底画像記憶部
605 修正基底画像算出部
606 修正基底画像記憶部
607 コントラスト感度関数記憶部
608 乗算部
609 加算部
Claims (5)
- 画像信号、あるいは、フレーム内予測及びフレーム間予測により得られた予測誤差信号に対して、変換符号化、量子化による情報圧縮を行う画像符号化方法において、
歪み量、符号量、未定乗数からなるラグランジェのコスト関数に基づいて、動画像符号化における動き補償ブロックサイズ、インター予測モード、量子化パラメータ、静止画像符号化における量子化パラメータ、イントラ予測モード等の符号化パラメータを決定する際、ブロック内の空間周波数成分、及び隣接ブロック間の不連続性に関する空間周波数成分を計測するステップと、
さらに、ブロック内の時間周波数成分、及び隣接ブロック間の不連続性に関する時間周波数成分を推定するステップと、
前記空間周波数成分及び前記時間周波数成分の成分毎に、視覚感度関数に基づいて、重要度を算出するステップと、
前記重要度に基づいて、周波数毎に重み付けされた二乗誤差として得られる歪み量を用いて符号量との加重和としてコスト関数を設定するステップと、
前記コスト関数を最小化するモードを選択するステップと、
を含むことを特徴とする画像符号化方法。 - ブロック内の空間周波数成分を計測する際、符号化に用いる直交変換の基底画像に対して、水平・垂直方向のサンプル数が各々、2倍になるように、零値を加えた修正基底画像を生成するステップと、
前記修正基底画像に対して、離散フーリエ変換係数を計算することで、ブロック内の空間周波数成分及び隣接ブロック間の不連続性に関する空間周波数成分を算出するステップと
を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の画像符号化方法。 - 画像信号、あるいは、フレーム内予測及びフレーム間予測により得られた予測誤差信号に対して、変換符号化、量子化による情報圧縮を行う画像符号化装置において、
歪み量、符号量、未定乗数からなるラグランジェのコスト関数に基づいて、動画像符号化における動き補償ブロックサイズ、インター予測モード、量子化パラメータ、静止画像符号化における量子化パラメータ、イントラ予測モード等の符号化パラメータを決定する際、ブロック内の空間周波数成分、及び隣接ブロック間の不連続性に関する空間周波数成分を計測する空間周波数成分計測手段と、
さらに、ブロック内の時間周波数成分、及び隣接ブロック間の不連続性に関する時間周波数成分を推定する時間周波数成分推定手段と、
前記空間周波数成分及び前記時間周波数成分の成分毎に、視覚感度関数に基づいて、重要度を算出する重要度算出手段と、
前記重要度に基づいて、周波数毎に重み付けされた二乗誤差として得られる歪み量を用いて符号量との加重和としてコスト関数を設定するコスト関数設定手段と、
前記コスト関数を最小化するモードを選択するモード選択手段と、
を備えることを特徴とする画像符号化装置。 - 前記空間周波数計測手段は、
ブロック内の空間周波数成分を測定する際、符号化に用いる直交変換の基底画像に対して、水平・垂直方向のサンプル数が各々、2倍になるように、零値を加えた修正基底画像を生成する修正基底画像生成手段と、
前記修正基底画像に対して、離散フーリエ変換係数を計算することで、ブロック内の空間周波数成分及び隣接ブロック間の不連続性に関する空間周波数成分を算出する空間周波数成分算出手段と
を備えることを特徴とする請求項3に記載の画像符号化装置。 - 画像信号、あるいは、フレーム内予測及びフレーム間予測により得られた予測誤差信号に対して、変換符号化、量子化による情報圧縮を行う画像符号化装置を制御するコンピュータに、
歪み量、符号量、未定乗数からなるラグランジェのコスト関数に基づいて、動画像符号化における動き補償ブロックサイズ、インター予測モード、量子化パラメータ、静止画像符号化における量子化パラメータ、イントラ予測モード等の符号化パラメータを決定する際、ブロック内の空間周波数成分、及び隣接ブロック間の不連続性に関する空間周波数成分を計測するステップと、
さらに、ブロック内の時間周波数成分、及び隣接ブロック間の不連続性に関する時間周波数成分を推定するステップと、
前記空間周波数成分及び前記時間周波数成分の成分毎に、視覚感度関数に基づいて、重要度を算出するステップと、
前記重要度に基づいて、周波数毎に重み付けされた二乗誤差として得られる歪み量を用いて符号量との加重和としてコスト関数を設定するステップと、
前記コスト関数を最小化するモードを選択するステップと、
を実行させることを特徴とする画像符号化プログラム。
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