JP4819842B2 - 合成開口光偏向素子 - Google Patents
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Description
ここで、ΦはKTN偏向器に入射可能なビーム径であり、θは最大偏向半角である。KTN偏向器に正負両極性で電圧印加する場合には,偏向可能な全角度は2θである。パラメータ“Φtanθ”は解像点数を示す指標である。KTN偏向器の出射端から距離fの位置に、焦点距離fの凸レンズを置いたとする。KTN偏向器から出射したコリメート光は、出射端から2fの位置で集光されることになるが、そのスポットサイズは、波長をλとして概ね2λf/Φで表され、集光点は2f tanθが移動範囲となる。すなわち、移動範囲をスポット径で割った値、Φtanθ/λが、解像点数を表すことになる。λは必要な波長が用途によって変わるが、波長に依存しないΦtanθをKTN偏向器に関わる指標として採用している。
図2は、本実施形態に係る光偏向器の側面図である。図2において、符号20は、KTN21、樹脂25、およびKTN22によって形成された合成開口を有する光偏向器である。KTN21の厚さ方向に垂直な第1の面には、電極23aが形成されており、該第1の面に対向する第2の面には電極23bが形成されている。KTN22の厚さ方向に垂直な第1の面には、電極24aが形成されており、該第1の面に対向する第2の面には電極24bが形成されている。KTN21の厚さl3とKTN22の厚さl4とは等しい。
図5(a)において、符号51は、光偏向器20からの出射光27a、27bをレンズ28によって集光した光の強度プロファイルである。符号52は、比較のためのものであり、光偏向器20と同一の厚さで単一のKTNから出射した光(出射光27a、27bと同一の波長)をレンズ28によって集光したとして計算した強度プロファイルである。強度プロファイル51には、メインピーク53、およびサイドロープ54が見られるが、レンズ28の後にピンホールを配置するなどすることにより、サイドロープ54は簡単に除去することができる。
第1の実施形態では、電極が形成されたKTN等の電気光学結晶を並列に電気接続を行う形態について説明した。しかしながら、本発明では、電気光学結晶に対する電極の配置の仕方、電気接続の仕方は本質ではない。本発明では、スポットサイズを大きくするために、電気光学結晶を衝立として機能する材料を挟むことによって、厚さをかせぐことが重要であり、かつ出射光の強度分布の真ん中の部分では強度をほぼゼロにし、該強度分布を左右対称にすることが重要となる。従って、電気接続は並列に限らず、直列に接続しても、あるいは電気光学結晶毎に外部電源を接続するようにしても良い。
第1および第2の実施形態では、電気光学結晶の数が2個の場合の光デバイスの例について説明したが、電気光学結晶の数は2個に限定されるものではなく、総数が2個以上の偶数個であればいずれの個数であっても良い。
図15は、本実施形態に係る、二次元偏向を行うための光偏向器の構成を示す模式図である。図15では、光を偏向する領域として、図11に示した光偏向器110を用いるが、本実施形態では光偏向器110を2つ用いるので、該2つを区別するために便宜上、光偏向器110を、光偏向器110aおよび光偏向器110bとして記載する。
21、22、91、92、113、115 KTN
23a、23b、24a、24b、93a、93b、94a、94b、114a、114b、116a、116b 電極
25、95、111、112 樹脂
26、97 入射光
27a、27b 出射光
56 ピンホール
28 レンズ
96、117、118 電気配線
101 金属
161、163a、163b、165a、165b 衝立として機能する材料
162a、162b、164a、164b、166a、166b 電気光学結晶
Claims (8)
- 入射面から光を入射して、該入射面と対向する面である出射面から光を出射する光デバイスであって、
電気光学効果を有する第1の電気光学結晶であって、該第1の電気光学結晶の厚さ方向と垂直な第1の面に第1の電極が形成され、該第1の面と対向する第2の面に第2の電極が形成された第1の電気光学結晶と、
電気光学効果を有する第2の電気光学結晶であって、該第2の電気光学結晶の厚さ方向と垂直な第1の面に第3の電極が形成され、該第1の面と対向する第2の面に第4の電極が形成された第2の電気光学結晶と、
前記第1の電気光学結晶と前記第2の電気光学結晶との間に設けられた、前記光デバイスの動作波長の入射光を前記光デバイスの出射面から出射しない部材であって、前記第1の電極および第2の電極の一方と、前記第3の電極および第4の電極の一方との間に設けられた部材とを備え、
光デバイスの入射面および出射面は、前記第1および第2の電気光学結晶と前記部材とにおける厚さ方向と平行であり、
前記出射面における前記厚さ方向を軸とした出射光の強度分布が、中心部分において略ゼロであり、かつ左右対称となるよう、前記入射光の中心が前記部材の前記厚さ方向の中心と一致することを特徴とする光デバイス。 - 前記第1の電気光学結晶と第2の電気光学結晶の厚さは等しいことを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
- 前記第1の電極および第2の電極が形成された第1の電気光学結晶と、前記第3の電極および第4の電極が形成された第2の電気光学結晶とは、並列または直列に電気接続されていることを特徴とする請求項1に記載の光デバイス。
- 入射面から光を入射して、該入射面と対向する面である出射面から光を出射する光デバイスであって、
対向する2つの面にそれぞれ電極が形成された2M個(Mは自然数)の電気光学結晶と、
前記光デバイスの出射面から、該出射面と対向する入射面から入射した光を出射しない、2M−1個の部材とを備え、
前記電気光学結晶の厚さ方向に沿って、2M−1個の前記部材のうち1個の部材の上面に2M個の前記電気光学結晶のうちの第1の電気光学結晶が設けられ、前記1個の部材の下面に2M個の前記電気光学結晶の第2の電気光学結晶が設けられ、
前記第1の電気光学結晶および前記第2の電気光学結晶を起点として、前記1個の部材の上下方向に、前記部材と前記電気光学結晶の順に前記部材と前記電気光学結晶とが設けられ、
前記1個の部材から前記上方向に沿ったk番目(kはM−1以下の自然数)の部材の厚さと前記1個の部材の下方向に沿ったk番目の部材の厚さとが等しく、
前記第1の電気光学結晶から前記上方向に沿ったk番目の電気光学結晶の厚さと前記第2の電気光学結晶から前記下方向に沿ったk番目の電気光学結晶の厚さとが等しく、
光デバイスの入射面および出射面は、前記電気光学結晶と前記部材とにおける厚さ方向と平行であり、
前記出射面における前記厚さ方向を軸とした出射光の強度分布が、中心部分において略ゼロであり、かつ左右対称となるよう、前記入射光の中心が前記部材の前記厚さ方向の中心と一致することを特徴とする光デバイス。 - 2M個の前記電気光学結晶の電極が並列または直列に電気接続されていることを特徴とする請求項4に記載の光デバイス。
- 入射面から光を入射して、該入射面と対向する面である出射面から光を出射する光デバイスであって、
電気光学効果を有する第1の電気光学結晶であって、第1の電気光学結晶の厚さ方向と垂直な第1の面に第1の電極が形成された第1の電気光学結晶と、
電気光学効果を有する第2の電気光学結晶であって、第2の電気光学結晶の厚さ方向と垂直な第2の面に第2の電極が形成された第2の電気光学結晶と、
前記第1の電気光学結晶と前記第2の電気光学結晶との間に設けられ、前記第1の電極および前記第2の電極と対向する電極として機能する金属であって、前記光デバイスの動作波長の入射光を前記光デバイスの出射面から出射しないような処理を施された金属とを備え、
光デバイスの入射面および出射面は、前記第1および第2の電気光学結晶と前記金属とにおける厚さ方向と平行であり、
前記出射面における前記厚さ方向を軸とした出射光の強度分布が、中心部分において略ゼロであり、かつ左右対称となるよう、前記入射光の中心が前記金属の前記厚さ方向の中心と一致することを特徴とする光デバイス。 - 前記電気光学結晶は、KTa1-xNbxO3(0<x<1)、またはK1-yLiyTa1-xNbxO3(0<x<1、0<y<1)であることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の光デバイス。
- 半波長板の前後に請求項1乃至7のいずれかに記載の光デバイスを電気光学結晶の軸が直交するように配置したことを特徴とする2次元型光偏向器。
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