JP4818953B2 - 電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、一度表示を行うと同内容の表示を継続するための電力を要しない、例えば、電子ペーパー等の表示デバイスを実装した携帯電話機等の電子機器に関する。
電子ペーパーは、一度表示を行うとその表示を維持するための電力を必要しない表示デバイスとして最近注目されている。既に、駅構内の広告等で一部電子ペーパーが実用化されている。電子ペーパーは、紙のように柔軟で読みやすく、低価格であることを特徴とする新しい表示デバイスである。
また、情報は随時書き換えが可能なうえ、一度表示すれば電力を必要とすることなく内容が保存される。厚さは、紙に近くおおよそ200ミクロン〜300ミクロンと非常に薄く、紙のように柔軟性に富む。
構造は比較的単純であり、2枚のプラスチックの間にコピー機等に使用されている帯電トナーを封じ込め、数ボルト〜数10ボルト程度の電圧を印加し、その結果、プラスチックの内側面では帯電トナーの吸着/離着が起こり、情報が書き込まれる仕組みになっている。
また、ひとつの画素をRGBに3分割し、あるいはCMYの3層を上下に積層することでカラー表示も可能である。このような画像形成技術は、In−Plane型電気泳動方式と称されているが、他にもいくつかの画像形成技術が知られている。
一方、携帯電話機の多様化に伴い、携帯電話機筐体の表面に様々なデザインが施され、ファッションとして認識しているユーザも多い。
このユーザニーズにこたえるため、電池パックカバーを複数用意し、これらを交換することで外観デザインを変更する、着せ替えタイプの携帯電話機が出現するようになった(例えば、特許文献1参照)。
更に、使い勝手を良くするため、筐体に上記した電子ペーパーを実装し、ユーザの嗜好に基づく画像を表示することで筐体デザインを変更する等の提案もなされている(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−143280号公報 特開2005−210320号公報
ところで、上記した携帯電話機は、小型化、低廉価を最重要設計事項としており、このため、小型部品の積極的採用や不要部品の削除等が行われる。例えば、携帯電話機には、時計表示や、不測の事態が発生した場合のバックアップ用に、主電源のバッテリ(電池パック)とは別の補助電池が内蔵されているが、この補助電池も例外ではない。
このため、携帯電話機使用中に主電源として実装される電池パックが機器本体から離脱された場合、処理途中のデータあるいは重要なデータが破壊されることがある。このため、注意喚起を行うシールを貼付し、あるいはLCD(Liquid Crystal Display Device)等の表示デバイスに注意喚起のメッセージを表示することが考えられる。
しかしながら、前者はシール貼付の手間を有するとともに携帯電話機としての見映えが悪くなり、また、後者は、電池パックが取り外されてLCDに電力が供給されなくなった場合に注意喚起のメッセージも表示されなくなるといった問題が発生する。したがって、電池パックが無意味に離脱されることがないように対策を講じる必要がある。
本発明は上記した課題を解決するためになされたものであり、注意喚起のためのシール貼付を不要とし、仮に電池パックが離脱されても注意喚起のための表示を継続できる電子機器を提供することを目的とする。
上記した課題を解決するために本発明の電子機器は、画像が表示され、当該表示された画像に対して消去もしくは上書き処理がなされるまで前記画像の表示を継続するとともに、前記画像の表示を継続する電力が不要な表示手段と、自機に対して着脱可能であり、装着時に当該自機に対して電力を供給する電源手段と、前記電源手段を覆うとともに、自機に対して着脱可能な電源筐体と、前記筐体の自機への着脱状態を検知する検知手段と、前記検知手段による検知結果に基づき、前記筐体が離脱されている場合、前記表示手段に対して前記電源手段に関する情報を表示する制御手段と、を備えたものである。
また、本発明の電子機器において、前記表示手段は、前記制御手段による制御にしたがい、前記電源手段が自機から離脱された場合の警告を含む前記電源手段に関する情報を表示するように構成してもよい。
また、本発明の電子機器において、前記制御手段は、前記電源手段に関する情報を前記表示手段に強調表示するように構成してもよい。
また、本発明の電子機器において、前記表示手段は、前記電源手段を覆う筐体を視認可能な方向から視認可能な任意の位置に実装される。
本発明によれば、注意喚起のためのシール貼付を不要とし、仮に、電池パックが離脱されても注意喚起のための表示を継続できる電子機器を提供することができる。
図1は、本発明の実施の形態に係る電子機器としての携帯電話機1の外観を開状態で示す正面図であり、図2は、携帯電話機1の外観を開状態で示す視点が側方寄りの斜視図であり、図3(a)は、携帯電話機1の外観を状態で示す正面図であり、図3(b)は、携帯電話機1の外観を状態で示す背面図である。
携帯電話機1は、いわゆる折り畳み式の筐体構造になっており、開状態と閉状態との間で互いに回動自在に連結された受話筐体2、および送話筐体3とを備えている。
受話筐体2および送話筐体3は、それぞれの端部が回動の中心となる連結部4により連結されることにより携帯電話機1として全体の筐体を形成する。
受話筐体2および送話筐体3は、それぞれ概ね薄型直方体状に形成されており、閉状態では互いに重ね合わされ、一方の筐体側から他方の筐体側を見たときに互いの輪郭が略一致するようになっている。
また、受話筐体2は、閉状態で送話筐体3に対向する面側の正面側ケース6と、その背面側の背面側ケース7と、背面側ケース7の背面側に取り付けられるパネル8とを備えている。受話筐体2の閉状態で送話筐体3に対向する正面S1は正面側ケース6により構成され、その反対側の背面S2は背面側ケース7およびパネル8により構成されている。
正面側ケース6、背面側ケース7およびパネル8は、例えば、非導電性の樹脂によりそれぞれ成形されている。
受話筐体2の正面S1には、通話用のスピーカ(不図示)の放音孔12が開口している。受話筐体2には、正面S1に映像や文字を表示するメイン表示部13(表示モニタ)と、背面S2に映像や文字を表示するサブ表示部14(図3(a))とが設けられている。
すなわち、閉状態にて隠れる位置にメイン表示部13が、閉状態にしても隠れない位置にサブ表示部14がそれぞれ設けられている。メイン表示部13、およびサブ表示部14は、例えば、LCD表示装置や、有機EL(Electro-Luminescence)表示装置などの表示デバイスにより構成される。
なお、パネル8は透光性を有しており、サブ表示部14の保護カバーを兼ねている。さらに、パネル8の内側には背面S2側を撮影方向とするカメラ20が配されている。
送話筐体3は、閉状態で受話筐体2に対向する面側の正面側ケース9と、その背面側の背面側ケース10と、背面側ケース10の背面側に被せられる蓋体11とを備えている。送話筐体3の閉状態で受話筐体2に対向する正面S3は正面側ケース9により構成され、その反対側の背面S4は背面側ケース10および蓋体11により構成されている。
正面側ケース9、背面側ケース10および蓋体11は、たとえば非導電性の樹脂によりそれぞれ成形されている。
また、送話筐体3内部には不図示のガイドに沿って電源手段としての電池パック60が内蔵されており、当該電池パック60は、電源筐体としての電池パックカバー70により覆われている。
電池パックカバー70には、その周端部にラッチ71が設けられており、電池パック60の装着時にラッチ71に対向する送話筐体3内部のガイド位置に形成された不図示の溝と係合することで電池パック60が離脱することを防いでいる。
なお、図3(b)に矢印Aで示す方向に力を加え、ラッチ71を解除することによって電池パックカバー70が開き、電池パック60を取り出すことができる。また、上記したラッチ71と係合する溝の近傍には検知手段としてのマイクロスイッチ72が実装されており、このマイクロスイッチ72により、電池パックカバー70の装着/離脱を検出できるようになっている。
上記した電池パック電池パックカバー70の近傍の蓋体11表面に、電子ペーパー(以降では便宜上、ケーシング表示パネル80という)が実装されている。電子ペーパーは上記したように一度表示を行うとその表示を維持するための電力を必要しない表示デバイスであり、電池パック60の装着時、例えば、「電源ON中の電池パックの取り外しはデータが失われる可能性があります」といった注意喚起のための警告メッセージが表示される。
このように、ケーシング表示パネル80は、画像が表示され、当該表示された画像に対して消去もしくは上書き処理がなされるまで画像の表示を継続するとともに、画像の表示を継続する電力が不要な表示手段、として用いられる。
一方、送話筐体3の正面S3には通話用のマイクロフォン(不図示)の集音孔16が開口し、背面S4では報知用スピーカ(不図示)に放音孔17が外側へ向けて閉口している。送話筐体3には、正面S3に露出する各種キーを含む操作部18が設けられている。
各種キーは、たとえばダイヤルキー18a、カーソルキー18b、ファンクションキー18c、決定キー18dである。また、送話筐体3には、背面S2側を撮影方向とするカメラ20、背面S4側を送受信方向とする赤外線信用の赤外線通信部21が設けられている。
連結部4は、受話筐体2の端部に切り欠き部27が、送話筐体3の端部に突出部28が形成され、切り吹き部27に突出部28が嵌合されて互いに回動自在に軸支され、構成されている。
切り欠き部27および突出部28は、例えば、回転軸方向(図1の紙面左右方向)の幅が受話筐体2および送話筐体3の幅の半分程度の大きさに形成され、受話筐体2および送話補筐体3の幅方向の中央に形成されている。突出部28は、送話筐体3の正面S3から、閉状態において受話筐体2と対向する方向へ、受話筐体2の厚みと同程度の高さで突出している。
図4は、本発明の実施の形態にかかわる電子機器の信号処理系の構成の一例を示すブロック図である。ここでも電子機器として携帯電話機1が例示されている。
携帯端末装置1は、図4に示されるように、第1の筐体としての受話筐体2と、第2の筐体としての送話筐体3とから成り、受話筐体2と送話筐体3とは、上記したように機械的には連結部4(ヒンジ機構)を介して接続され、電気的には第1のケーブルとしてのメインケーブル43と、第2のケーブルとしてのカメラケーブル44とにより接続される。
これらメインケーブル43、およびカメラケーブル44は、ともに細線同軸ケーブルにより構成され、ともに切り欠き部27から突出部28内へ挿通するヒンジ軸受け内を通って送話筐体内と受話筐体内とを連結している。
細線同軸ケーブルは、同軸ケーブルの中でも比較的径が小さいものであり、たとえば、直径1mm以下である。最近では、直径0.3mm以下のものも知られ、FPCに比べて耐ノイズ性が高く、配線性および屈曲性に優れている。
受話筐体2には、第1の表示部としてのメイン表示部13と、第2の表示部としてのサブ表示部14と、カメラ20と、スピーカ50とが実装される。また、メイン表示部13と、サブ表示部14は、表示デバイスとしてLCDが実装される。
一方、送話筐体3は、回路基板30と、TVアンテナ31と、送受信アンテナ35と、マイク42と、電池パック60と、ケーシング表示パネル80とにより構成される。回路基板30上には、TVチューナ32と、画像復号部33と、画像表示制御部34と、通信処理部36と、音声処理部37と、主制御部38と、キー入力処理部39と、メモリ40(主記憶部)と、スイッチ回路41と、ケーシングパネル表示制御部45とが実装される。
主制御部38は、例えば、CPU(不図示)により構成され、CPUがメモリ40に記録されたプログラムを逐次読み出し実行することにより、TVチューナ32、映像復号部33、画像表示制御部34、通信処理部36、音声処理部37、キー入力処理部39、ケーシングパネル表示制御部45等の各種周辺LSIを制御する。
主制御部38は、受話筐体2と送話筐体3が開状態にあるときは画像表示制御部34による画像表示をメイン表示部13にて行わせ、閉状態を検出すると、テレビ放送の録画中を除き、画像表示制御部34による画像の表示をメイン表示部13からサブ表示部14へ切り替える。また、主制御部38は、後述するように電池パックカバー70が装着されている場合はケーシングパネル表示制御部45を起動して上記した警告メッセージを表示する。ケーシングパネル表示制御部45とケーシング表示パネル80についての詳細は後述する。
TVチューナ32は、TVアンテナ31を介して受信される、たとえば、地上波デジタル放送波を中間周波数信号に変換して復調し、さらに、復調して得られる信号を、映像信号成分と音声信号成分に分離し、映像復号部33、音声処理部37のそれぞれに供給する。音声処理部37は、入力される音声信号成分から音声信号を生成し、メインケーブル43経由で受話筐体2のスピーカ50へ出力する。
また、映像復号部33は、入力される映像信号成分を復号化し、共通バス100を介して画像表示制御部34へ出力する。画像表示制御部34は、映像復号部33により出力される復号信号を所定のフォーマットにしたがう画像データに変換し、メインケーブル43を経由して受話筐体2のメイン表示部13に出力する。
また、画像表示制御部34は、カメラ20により撮影され生成される撮像データをカメラケーブル44、共通バス100経由で取得し、所定のフォーマットに従う画像データに変換し、メインケーブル43経由で受話筐体2のメイン表示部13もしくはサブ表示部14へ出力する。
一方、通信処理部36は高周波回路を含み、電波を用いた無線通信を行うために、マイク42を介して入力され音声処理部37で処理された音声データを変調して送受信アンテナ35を介し送信する。通信処理部36はまた、送受信アンテナ35を介して受信した信号を復調して音声処理部37経由で受話筐体2のスピーカ50に出力する。
キー入力処理部39は、操作部18に配置された各種キーからその入力情報を取得し、主制御部38へ引き渡す。なお、配置される各種キーの中にはTV放送の録画を指示する録画キーも含まれる。また各種キーの中にはメインケーブル43経由で受話筐体2側にも配されていてもよい。さらに側面に配されるサイドキーも含まれる。
メモリ40には、主制御部38が実行するプログラムや、当該プログラムが参照するテーブル、あるいは作業領域として使用するデータ(表示データも含む)のそれぞれが格納される記憶領域が割り付けられている。
メモリ40は、具体的には、不揮発性の記憶デバイス(不揮発性半導体メモリ、ハードディスク装置、光ディスク装置など)やランダムアクセス可能な記憶デバイス(例えばSRAM、DRAM)などによって構成されるものとする。
ケーシングパネル表示制御部45は、送話筐体3背面の蓋体11に実装されたケーシング表示パネル80に表示される表示画面の表示制御を行うものである。ケーシング表示制御部45は、当該ケーシングパネル表示制御部45とともに、制御手段を構成する主制御部38から送られてくる表示制御命令に従い、メモリ40に格納されている表示画像データに基づいてケーシング表示パネル80への画像(ここでは警告メッセージ)を表示させる。
すなわち、主制御部38とケーシングパネル表示制御部45とは協働することにより、「検知手段による検知結果に基づき、電源筐体が離脱されている場合、表示手段に対して電源手段に関する情報を表示する制御手段」として機能する。詳細は、後述する図6のフローチャートを参照しながら説明する。
図5は、本発明の実施の形態にかかわる電子機器にて使用されるケーシング表示パネル80の断面構造を示す図であり、図5の(a)は白黒のケーシング表示パネル、図5の(b)はカラーのケーシング表示パネルの断面構造を示す図である。
ケーシング表示パネル80は、いわゆる電子ペーパーと呼ばれるもので構成され、ここでは、図3(b)に示す送話筐体3背面の蓋体11上に貼り付けられているものとする。白黒のケーシング表示パネル80は、図5の(a)に示されるように、透明下基材層801、画像記録層802、透明上基材層803、保護層804の4層構造となっている。
透明下基材層801の上部、すなわち携帯電話機1の蓋体外側には、下格子電極が設けられており、透明上基材層803の下部、すなわち携帯電話機1の蓋体内部側には、上格子電極が設けられている。上記した下格子電極は、携帯電話機1の横方向に平行に延びる多数の電線で構成されており、各電線の端部は、ケーシングパネル表示制御部45に接続された信号端子に接続されている。
また、上格子電極は、携帯電話機1の縦方向に平行に延びる多数の電線で構成されており、各電線の端部も同様にケーシングパネル表示制御部45に接続された各信号端子に接続されている。このように、下格子電極および上格子電極は、ケーシング表示パネル80の全ての表示領域にわたり、その電極が延びる方向が互いに直交するように配置されている。
そして、ケーシングパネル表示制御部45から適切なON/OFFタイミングの電気信号を入力することで、表示領域の任意の領域における下格子電極の電線と上格子電極の電線との間の電位差を制御することができる。
画像記録層802としては、下格子電極と上格子電極との間に印加される電位差によってその領域の可視状態を制御することが可能であって、ケーシングパネル表示制御部45から電気信号の入力がなくなっても、その可視状態が維持されるものを利用することができる。例えば、透明なマイクロカプセル内に多数の白色粒子及び黒色粒子を封入し、これを下格子電極の電線と上格子電極の電線とが互いに交差する全ての画素点に配置したものを、画像記録層802として用いることができる。この場合、各マイクロカプセル内の白色粒子と黒色粒子は互いに逆極性に帯電している。
ここでは、白色粒子として負極性帯電物質を用い、黒色粒子として正極性帯物質を用いる。したがって、ケーシングパネル表示制御部45から電気信号を入力して、ある画素点における下格子電極の電位を負極性とし、上格子電極の電位を正極性とした場合、その画素点のマイクロカプセル内では白色粒子が上格子電極側へ電気泳動し、黒色粒子が下格子電極側へ電気泳動する。
その結果、この画素点を携帯電話機1の外部から見たとき、その画素点は白色に見える。逆に、下格子電極の電位を正極性とし、上格子電極の電位を負極性とした場合の画素点は、黒色に見える。
上記した表示制御を全ての表示領域に渡って行うことで所望のモノクロ画像を表示させることができる。また、各マイクロカプセル内の黒色粒子と白色粒子の配置は、ケーシングパネル表示制御部45からの電気信号入力がなくなっても維持される。したがって、ケーシング表示パネル80は、一旦表示した画像については無給電状態であってもそのままの画像表示を維持することができる。また、ケーシングパネル表示制御部45から入力される電気信号に応じて、多階調のモノクロ画像は勿論のこと、ブリンク、点滅等の強調表示を行なうこともできる。
また、カラー画像を表示させることも可能である。すなわち、図5の(b)に示されるように、透明上基材層803と保護層804との間にカラーフィルタ層805を設ければよい。このカラーフィルタ層805として、R、G、Bの3色のフィルタを用いた場合、下格子電極の電線と上格子電極の電線とが互いに交差する領域のうち、互いに隣接する3つの領域を1つの画素として取り扱う。そして、この3つの領域にそれぞれR、G、Bのフィルタ部分が対向するように、カラーフィルタ層を設ける。これにより、例えば、画素を赤色とする場合には、Rフィルタ部分に対向するマイクロカプセルについては白色粒子が上格子電極側へ電気泳動し、Gフィルタ部分およびBフィルタ部分に対向するマイクロカプセルについては黒色粒子が上格子電極側へ電気泳動するような電気信号を入力すればよい。
図6は、本発明の実施の形態に係る電子機器の動作を示すフローチャートであり、具体的にはケーシング表示パネル80(電子ペーパー)の表示制御にかかわる部分のみを抽出して示してある。
図6のフローチャートにおいて、主制御部38は、携帯電話機1の送話筐体3の背面の電池パックカバー70近傍に埋め込まれたマイクロスイッチ72のON/OFFを常時監視しており、電池パックカバー70の動きをイベントとして取得する(ステップS601)。ここで、例えば、ユーザがラッチ72を解除して電池パックカバー70を取り外す行為を行なった場合、主制御部38は、マイクロスイッチ72がOFF状態からON状態に遷移することによりイベント発生とみなし、その種別を判定する(ステップS602)。
ここで、イベント種別が電池パックカバー70の離脱と判定された場合(ステップS602“外す”)、主制御部38は、ケーシングパネル表示制御部45に対し、メモリ40から警告メッセージ「電源ON中の電池パックの取り外しはデータが失われる可能性があります」を読み出して転送する。これを受けたケーシングパネル表示制御部45は、当該警告メッセージをケーシング表示パネル80へ供給し、適切なON/OFFタイミングの電気信号を入力することで、表示領域の任意の領域における下格子電極の電線と上格子電極の電線との間の電位差を制御して警告メッセージを表示する(ステップS603)。
なお、警告メッセージとしては、他に、「長時間電池パックを取り外すとデータが失われる可能性があります」も用意される。選択は任意である。このようにケーシング表示パネル80に表示される情報には、電池パック60が携帯電話機1から離脱された場合の警告を含むことが好ましい。
一方、イベント種別が電池パックカバー70の装着と判定された場合(ステップS602“付ける”)、主制御部38は、ケーシングパネル表示制御部45に対し、表示中の警告メッセージを消去するデータを転送し、これを受けたケーシングパネル表示制御部45は、当該警告メッセージの消去データをケーシング表示パネル80へ供給し、適切なON/OFFタイミングの電気信号を入力することで、表示領域の任意の領域における下格子電極の電線と上格子電極の電線との間の電位差を制御して警告メッセージを消去する(ステップS604)。
上記したように、電子ペーパーは、一旦表示が行われると、消去もしくは表示内容の更新を行なわない限り、一旦表示された警告メッセージが継続して表示されるため、ユーザに対し、継続的に注意喚起を行なうことができ、また、その間、電力が不要となるため省電力化を実現できる。したがって、従来のように注意書きが記述されたシールの貼付が不要となり、電子機器としての外観の美観を損なうことがない。また、警告表示を行う場合、点滅や反転、諧調やカラーといった強調表示を行うことでユーザに対し一層の注意喚起が可能になる。
なお、警告表示を行わない場合、電子ペーパーは、メイン表示部13、サブ表示部14同様、通常の表示デバイスとしても使用できるため、使い勝手が向上する。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、主制御部38がメモリ40から読み出した警告メッセージをケーシングパネル表示制御部45に対して転送し、ケーシングパネル表示制御部45がケーシング表示パネル80を駆動して警告メッセージを表示する構成としたが、不図示のバスを介して主制御部38とケーシングパネル表示制御部45とが共通に接続される構成とすることで、主制御部38はケーシングパネル表示制御部45に対して表示制御命令を発行するだけとし、以降は、ケーシングパネル表示制御部45がメモリ40から警告メッセージを読み出してケーシング表示パネル80に転送し、ケーシング表示パネル80を駆動制御してもよい。この場合、主制御部38は、表示データの転送処理から解放されるためスループットの向上がはかれる。
また、上記した本発明の実施の形態では、回路基板30の中にケーシングパネル表示制御部45を含むものとして説明したが、ケーシング表示パネル80が表示メモリと表示ドライバとを内蔵する場合、ケーシングパネル表示制御部45は不要となり、主制御部38がケーシング表示パネル80を直接制御することができる。
なお、上記した本発明の実施の形態によれば、画像が表示され、当該表示された画像に対して消去もしくは上書き処理がなされるまで画像の表示を継続するとともに、画像の表示を継続する電力が不要な表示手段として電子ペーパーを例示したが、電子ペーパーに限らず、電子ペーパーのように内容書き換えが可能で、表示を維持するのに電力を不要とするデバイスであれば代替が可能である。
また、ケーシング表示パネル80は、送話筐体3の背面に貼付して実装されるものとして説明したが、実装の形態、および実装箇所については特に制限されるものでなく、電池パック60を覆う電池パックカバー70を視認可能な方向から視認可能な任意の箇所に、また、埋め込む等、任意の実装形態にて搭載してよい。また、ケーシング表示パネル80は、送話筐体3に設けられている場合に限定されず、受話筐体2、又は受話筐体2及び送話筐体3に設けられているとしても良い。
また、上記した本発明の実施の形態によれば、電子機器として携帯電話機1のみ例示したが、携帯電話機1に限らず、PDA(Personal Digital Assistants)、やゲーム機等にも同様に適用が可能である。また、本発明の電子機器が持つ各構成ブロックの機能は、全てをハードウェアによって実現しても、あるいはその少なくとも一部をソフトウェアで実現してもよい。例えば、主制御部38における処理や、映像復号部36、音声処理部37におけるデータ処理は、1または複数のプログラムによりコンピュータ上で実現してもよく、また、その少なくとも一部をハードウェアで実現してもよい。
本発明の実施の形態に係る電子機器の外観を開状態で示した正面図である。 本発明の実施の形態にかかわる電子機器の外観を開状態で示す視点が側方寄りの斜視図である。 本発明の実施の形態にかかわる電子機器の外観を閉状態で示す正面図および背面図である。 本発明の実施の形態にかかわる電子機器の信号処理系の構成の一例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかわる電子機器で使用されるケーシング表示パネルの断面構造を示す図である。 本発明の実施の形態に係る電子機器の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1…携帯電話機、2…受話筐体、3…送話筐体、38…主制御部(制御手段)、45…ケーシングパネル表示制御部(制御手段)、60…電池パック(電源手段)、70…電池パックカバー(電源筐体)、71…ラッチ、72…マイクロスイッチ(検知手段)、80…ケーシング表示パネル(電子ペーパー、表示手段)。

Claims (4)

  1. 画像が表示され、当該表示された画像に対して消去もしくは上書き処理がなされるまで前記画像の表示を継続するとともに、前記画像の表示を継続する電力が不要な表示手段と、
    自機に対して着脱可能であり、装着時に当該自機に対して電力を供給する電源手段と、
    前記電源手段を覆うとともに、自機に対して着脱可能な電源筐体と、
    前記電源筐体の自機への着脱状態を検知する検知手段と、
    前記検知手段による検知結果に基づき、前記電源筐体が離脱されている場合、前記表示手段に対して前記電源手段に関する情報を表示する制御手段と、
    を備えたことを特徴とする電子機器。
  2. 前記表示手段は、
    前記制御手段による制御にしたがい、前記電源手段が自機から離脱された場合の警告を含む前記電源手段に関する情報を表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記制御手段は、
    前記電源手段に関する情報を前記表示手段に強調表示する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電子機器。
  4. 前記表示手段は、
    前記電源手段を覆う筐体を視認可能な方向から視認可能な任意の位置に実装される
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電子機器。
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